JPH0699007B2 - リフター装置のラック送り込み方法 - Google Patents

リフター装置のラック送り込み方法

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JPH0699007B2
JPH0699007B2 JP6066090A JP6066090A JPH0699007B2 JP H0699007 B2 JPH0699007 B2 JP H0699007B2 JP 6066090 A JP6066090 A JP 6066090A JP 6066090 A JP6066090 A JP 6066090A JP H0699007 B2 JPH0699007 B2 JP H0699007B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、下流側のワゴンに設けたラック受容部に、
食器収容ラックを積込む構成に係るリフター装置におい
て、ラックをワゴンの定位置まで確実に送り込み得るラ
ック送り込み方法に関するものである。
従来技術 飲食に供された多量の血、茶碗、コップ等の食器群を自
動的に洗浄する食器洗浄機が、主として喫茶店やレスト
ラン等の厨房に設置され、業務上好適に使用されてい
る。この食器洗浄機は、例えば、洗浄液体の噴射反力に
より水平回転するノズルを上下に備えた洗浄槽と、この
洗浄槽を覆って内部に洗浄室を画成する箱状ケーシング
と、洗浄液体を前記ノズルに圧力供給するポンプとから
基本的に構成され、前記洗浄室に食器収納ラックを収納
した後、洗浄運転がなされる。
また、前記ラックを洗浄室に収納し、また洗浄終了後の
ラックを洗浄室から取出す構造としては、 ケーシンの前部に開閉扉を設けたタイプと、 洗浄室を上方からケーシングで昇降自在に被蓋し、洗
浄槽の上部からラックの挿入・取出しを可能としたタイ
プとに大別される。
何れのタイプでも、予め残飯類を排除した使用済食器を
ラックに収容し、このラックを洗浄室に搬入した後洗浄
機の稼働を開始する。これにより、上下の回転ノズルか
ら高温の洗浄液をラック中の食器に噴射して本洗いを行
ない、次いで同ノズルから熱湯を該食器に噴射してすす
ぎ洗いを行なう。
ところで、従来の食器洗浄機では、洗浄すべき食器を収
容したラックを機内に搬入する作業および洗浄後のラッ
クを機外に搬出する作業には、何れも人手を要してい
る。通常の喫茶店やレストラン等の規模では、食器洗浄
量もさほど多くないのでこれでも差支えないが、大宴会
場を有するホテルや大規模のドライブイン等における厨
房では、これが無視し得ない問題となっている。
すなわち、前述の大規模飲食設備において、一度に大量
の要洗浄食器が生じた場合に、1人の作業者でラックの
搬入・搬出に対処するのは、作業量・作業時間の点で過
重労働を強いることとなり、また洗浄機の稼動率も低下
する欠点がある。従ってこのような場合、ラックの搬入
作業と搬出作業とを2人の作業者で一般に分担し合う
が、このときは人件費が嵩む欠点が指摘される。
そこで、大規模飲食設備向けの洗浄機として、例えば実
開昭62−7970号公報に開示される如く、無端の搬送ベル
トに要洗浄食器を載置し、該ベルトの上下に設けたシャ
ワー管により、ベルトの運行に伴い前記食器を洗浄する
連続洗浄装置が提案されている。
前述のベルト式洗浄装置では、確かに大量の食器を洗浄
処理することはできるが、その洗浄時間は食器がシャワ
ー帯域を通過している間に限られるので、洗浄およびす
すぎ共に充分でない難点がある。また、充分な洗浄およ
びすすぎを得ようとすると、食器搬送ベルトの運行速度
を低く抑えたり、ベルト全長を長くしたりする工夫が必
要となり、洗浄に多くの時間を要したり、厨房内に長尺
なスペースを必要とする等の欠点を生ずる。
そこで、本件出願人は食器の効率的な洗浄を行なうと共
に、省力化を達成し得る食器洗浄装置につき鋭意開発を
行ない、その基本構成に関して、特願平1−178777号に
係る発明「食器洗浄装置」として特許出願を行なった。
この食器洗浄装置は、食器洗浄機、リフター装置および
ワゴンが直列に配設され、食器洗浄機への搬入されたラ
ックに収容した食器→洗浄機からのラック搬出→ワゴン
へのラック段積みを全自動で行なうことができる。
本発明の内容と関係するので、主要な構成につき簡単に
説明すると、前記リフター装置は、支持骨格をなす枠体
の内部に、食器収容ラックを載置して枠体に沿いつつ昇
降駆動される搬送体を備えている。この搬送体には、食
器洗浄機で洗浄の完了したラックを該搬送体に引き込む
と共に、該ラックをリフター装置に連結されるワゴンの
ラック受容部に向けて送り出す積込み装置が配設されて
いる。
発明が解決しようとする課題 前記積込み装置は、搬送体が昇降移動する関係から枠体
の内部に納まる寸方に設定されている。このため、該積
込み装置によるラックのワゴンへの送り込みが終了した
時点で、ラックの後端部が枠体内に残っている場合が予
想される。この状態で搬送体が昇降移動すると、該搬送
体がラックの後部に衝突し、収容食器を破損したり、搬
送体の昇降機構に過負荷が加わるおそれがある。そこ
で、食器収容ラックを如何にして搬送体の昇降に支障を
来すことのないワゴンの定位置まで送り込むか、が解決
課題となっている。
発明の目的 この発明は、前記リフター装置に内在している前記課題
に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであ
って、食器収容ラックをワゴンの定位置まで確実に送り
込み得るラック送り込み方法を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するた
め本発明は、枠体の内部に水平姿勢を保持して段階的に
昇降・停止される搬送体を備え、該搬送体に載置した食
器収容ラックを、前記枠体に連結されるワゴンのラック
受容部に向け搬出するリフター装置において、 複数の突起が表面に所要間隔で形成されると共に前記搬
送体に設けたベルトを走行させて、該突起とラックの底
部または後端との係合作用下に、該ラックの大部分を前
記ラック受容部中に送り込む工程と、 前記ラックの大部分がラック受容部中に送り込まれたタ
イミングをもって、前記ベルト走行させつつ、前記搬送
体をラック搬出レベルより所要量だけ上昇させることに
より、前記突起とラックの後端との係合作用下に該ラッ
クを更に押し込む工程と、 前記搬送体の上昇過程において、ワゴン側に突出し次第
に下方傾斜するように該搬送体に設けた送り出し部を、
前記ラックの後端部に当接させることにより、前記突起
から離脱した該ラックを水平方向に更に変位させて、こ
れをワゴン中の定位置に完全に押し込む工程とからなる
ことを特徴とする。
実施例 次に、本発明に係るリフター装置のラック送り込み方法
につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しなが
ら説明する。第1図は、ラック送り込み方法が実施され
るリフター装置の要部概略斜視図、第2図は、第1図に
示すリフター装置を、後述するラック搬入装置、食器洗
浄機およびワゴンと組合わせた食器洗浄装置の全体構成
を概略的に示す斜視図である。
(ラック搬入装置について) 第2図に示すように、後述する食器洗浄機10の一側に
は、その洗浄槽12中の定位置までラック14の搬入を行な
うフック搬入装置16が配置されている。このラック搬入
装置16は、被洗浄食器15を収容したラック14を載置可能
なテーブル状の水平基台18から基本的に構成される。ま
た前記基台18は、その上面レベルを洗浄槽12のラック受
入れレベルと一致させて、該基台18に載置したラック14
を下流側に位置する食器洗浄機10に円滑に搬入し得るよ
う設定されている。
前記基台18には、適宜の駆動機構(図示せず)が配設さ
れ、この駆動機構に基台18の僅か上方に配設したプッシ
ャー20が取付けられ、このプッシャー20は駆動機構の往
復駆動に伴い、基台18の僅か上方を水平に進退移動す
る。すなわち基台18に載置したラック14は、プッシャー
20の前進移動により食器洗浄機10の洗浄槽12に送り込ま
れる(第5図(a),(b)参照)。
(食器洗浄機について) 第2図に示す食器洗浄機10は、上方に全面開放する矩形
状の洗浄槽12と、該洗浄槽12を上方から被蓋可能な昇降
自在な箱状ケーシング22とを基本的に備え、該ケーシグ
22は洗浄槽12を被蓋した状態で、内部に洗浄室が画成さ
れるようになっている。この食器洗浄機の構造自体は、
業務用洗浄機として一般的なものであって、上下の関係
で水平に対向し合う回転ノズル、洗浄液やすすぎ水を圧
力噴射するポンプその他貯湯タンク等の諸部材(何れも
図示せず)が配設されている。なお、洗浄槽12には、使
用に供されて洗浄を要する食器15を収容したラック14
が、下部ノズルの真上の定位置に載置可能になってい
る。
前記ケーシング22は、食器洗浄機10に内蔵の上昇機構
(図示せず)により、食器洗浄が完了した際に自動的に
上昇して洗浄槽12を開放するよう構成される。また、該
ケーシング22の下降(洗浄槽12の被蓋)は、後述するリ
フター装置26に配設した下降手段27により行なわれる。
なお、食器洗浄後のラック14は、第5図(a),(b)
に示す如く、ラック搬入装置16により次回のラック14を
食器洗浄機10に強制搬入することにより、該洗浄機10か
らリフター装置26に押し出される。
なお、食器洗浄機10のラック搬入側(ラック搬入装置16
が配設される側)に、ラック搬入装置16の基台18上面か
ら所定高さだけ上方に臨む規制板56を配設し、リフター
装置26による搬入・搬出またはワゴン24に段積みするの
に支障を来たすような、所定寸法以上の食器15を収容し
たラック14の搬入を阻止するようにしてある。
(リフター装置について) 第2図に示す如く、前記食器洗浄機10の一側部(前記ラ
ック搬入装置16の配設側と反対側)には、洗浄の完了し
た前記ラック14を食器洗浄機10から搬出すると供に、該
ラック14を後述するワゴン24に段積みするリフター装置
26が設置されている。このリフター装置26は、支持骨格
をなす枠体28の内部に、該枠体28に沿って水平に昇降可
能な搬送体30が配設されている。
前記搬送体30は、第1図に示す如く、正面形状の搬送
枠体38を備え、この枠体内部にラック14が収納されるよ
うになっている。また、前記枠体28におけるラック搬送
方向と交差する方向に対向する両側には、例えば無端チ
ェン‐スプロケット等から構成される昇降機構32が配設
され、この昇降機構32,32が搬送枠体38の対応する側部
に適宜の手段を介して連結される。しかるに、該昇降機
構32,32を同期的に昇降駆動することにより、搬送枠体3
8(搬送体30)は枠体28に沿いつつ昇降する。なお枠体2
8には、後述するワゴン24に配設した棚段部材34の配設
位置と対応する位置に検知片(図示せず)が配設され、
この検知片を搬送体30に配設した検知手段39(例えば磁
気形近接スイッチ等)が検知して、該搬送体30を位置決
め停止するよう構成されている。
(搬送体におけるラック積込み装置について) 前記搬送枠体38の内部には昇降架台36が配設され、この
昇降架台36に、食器洗浄機10からラック14を引き出して
リフター装置26に移載すると共に、当該リフター装置26
のラック14を後述するワゴン24に搬出する積込み装置40
が設けられている。昇降架台36は、内部に設けた積込み
装置40を囲繞すると共に、ラック14が載置されるカバー
42,44,44を有している。例えば第1図および第3図に示
すように、昇降架台36の中央部に矩形状の中央カバー42
が着脱可能に配設され、該中央カバー42の両側に、側部
カバー44,44が配設されている。
側部カバー44における中央カバー42から離間する端縁部
には、上方に突出するガイド44aが一体的に形成され、
対向し合う両ガイド44a,44aの離間寸法は、洗浄終了後
のラック14が通過し得る値に設定されている。また、側
部カバー44のラック搬送方向両端部には、第1図に示す
如く、中央カバー42と対向する側に所定長さの切欠部44
c,44cが形成され、積込み装置40における歯付きベルト5
0(後述)の上部は、この切欠部44c,44cを介して側部カ
バー44の上面に延在するよう構成してある。
前記搬送枠体38の一側部には、第1図および第3図に示
す如く、ラック出口側の端部近傍に検知手段46が配設さ
れ、その検知片46aを側部カバー44の上方で、かつラッ
ク14の搬入経路に臨ませている。この検知手段46は、食
器洗浄機10から押し出されたラック14が搬送体30に積込
まれたのを検出して、該積込み装置40を停止させるべく
機能する。また、搬送体30に載置されたラック14をワゴ
ン24に積込むに際し、ラック14がワゴン24の所定位置ま
で積込まれたのを確認して、前記昇降機構32を始動する
べく機能する。
すなわち、食器洗浄機10からラック14を引き出してリフ
ター装置26に移載すると共に、当該リフター装置26のラ
ック14を後述するワゴン24に搬出する積込み装置40は、
例えば以下の如く運転制御される。先ず積込み装置40
は前記ラック搬入装置16の始動と同時に始動し、食器洗
浄機10から次回のラック14の強制搬入により押し出され
たラック14を搬送体30に引き込み、このラック14が検知
手段46を作動した時点で停止制御される(第5図
(a),(b)参照)。また、ラック14をワゴン24に
おける所要の棚段部材34,34(後述)に積込むべく搬送
体30が昇降して所要とレベルで停止したときに、該積込
み装置40が始動し、搬送体30に載置したラック14をワゴ
ン24に向けて送り出す(第5図(d)参照)。そして、
該ラック14が検知手段46から離間して、後述する如く、
ラック14の「だめ押し」のために搬送体30が所定高さ上
昇した時点で、積込み装置40は停止制御される。
前記昇降架台36の内部には、第4図に示す如く、積込み
装置40を構成する駆動軸47と従動軸48とが、長手方向に
所定間隔離間して回転自在に枢支されている。第1図に
示す如く、前記側部カバー44に形成した切欠部44c,44c
の下方には、駆動軸47および従動軸48に夫々固定した歯
付きプーリ49,49が位置し、各列をなす歯付きプーリ49,
49間に歯付きベルト50が巻掛けられている。また駆動軸
47にスプロケット51が固定され、このスプロケット51と
昇降架台36内に配設したモータ52の出力軸に固定したス
プロケット53との間に、無端チェン54が巻掛けられてい
る。従って、モータ52を所定方向に回転させることによ
り、前記一対の歯付きベルト50,50は所定方向に走行す
る。
各ベルト50の上部は、側部カバー44の切欠部44c,44cか
らカバー44上端に延出し、ベルト50の裏面(歯部が形成
される側)をカバー44に摺接させつつ走行する。また、
ベルト50の表面には、走行方向に所定間隔離間して複数
の突起55が一体的に形成されている。すなわち、歯付き
ベルト50に突設した突起55は、第5図(b)および第5
図(d)に示す如く、ラック14の凹凸底部に係合して、
食器洗浄機10から搬出されたラック14の搬送体30への引
き込みと、搬送体30に移載されたラック14の前記ワゴン
24への送り出しとを行なうべく機能する。
前記中央カバー42における出口側の端部に、第1図およ
び第4図に示す如く、前記枠体28からワゴン24に向けて
膨出すると共に、膨出方向に向け次第に下方へ湾曲する
ラウンド42aが形成してある。また、前記側部カバー44,
44の出口側の端部には、前記枠体28からワゴン24に向け
て突出すると共に、突出方向に向け次第に下方へ傾斜す
るテーパ44b,44bが形成されている。従って、前記積込
み装置40によるラック14の搬出が終了した後、搬送体30
を搬出レベルよりも上昇させれば、第5図(e)に示す
如く、搬送枠体38内に臨んでいるラック14の後端部に、
ラウンド42aおよびテーパ44bが下方から当接する。これ
により、ラック14はラウンド42aおよびテーパ44bに沿っ
てワゴン24の定位置(ラック14が搬送体30に干渉しない
位置)まで押し出され、ラック14が積込まれた棚段部材
34前面を搬送体30が昇降しても、ラック14に搬送枠体38
が衝突するのを未然に防止し得る。
また、前記積込み装置40は、ラウンド42aおよびテーパ4
4bによるラック14の「だめ押し」を行なうに際し、前記
搬送体30が上昇している間は継続して稼動している。こ
れにより、第6図に示す如く、ラック14の後端に歯付き
ベルト50の突起55が当接し、ラック14の「だめ押し」が
補助される。
なお、搬送体30の待機位置より下方のレベルでラック14
のワゴン24へ積込みを行なう場合は、前記積込み装置40
により積込みが終了した後は、搬送体30を待機位置まで
上昇させることにより、ラウンド42aおよびテーパ44bに
よるラック14の「だめ押し」がなされる。また、前記ラ
ウンド42aおよびテーパ44bは、ワゴン24の棚段部材34
(後述)に干渉しない位置に設けられることは勿論であ
る。
前記リフター装置26の背面側(第2図において)には、
適宜の駆動機構(図示せず)が配設され、この駆動機構
に、食器洗浄機10の配置側に延出すると共に、上昇待機
する前記ケーシング22の上部に臨む下降手段27が配設さ
れる。そして、駆動機構を下降駆動すれば、下降手段27
の下降移動によりケーシング22が強制下降される。
(ワゴンについて) 前記リフター装置26の食器洗浄機10を挟む反対側に、第
2図に示す如く、複数のキャスター84を介して移動自在
に構成したワゴン24が着脱自在にセットされる。このワ
ゴン24には、ラック14の搬入方向と平行なL字形状の棚
段部材34,34が、ラック14を載置し得る寸法だけ離間し
て対向的に配設され、この対をなす棚段部材34,34は、
上下方向に所定間隔離間して複数組(実施例では4組)
配設されている。
実施例の作用 次に、リフター装置のラック送り込み方法につき、食器
洗浄機全体の動作との関係において説明する。先ず、使
用に供されて汚れた食器を収容したラック14を、ラック
搬入装置16の基台18上に載置する。このとき、食器洗浄
機10におけるケーシング22は定位置まで上昇して停止
し、洗浄槽12を開放してラック搬入を待機している(第
2図参照)。次いで、食器洗浄装置の始動ボタン(図示
せず)を押すと、搬入装置16の駆動機構が正転方向に駆
動され、前記プッシャー20が食器洗浄機10に向かって前
進移動して、ラック14は食器洗浄機10の洗浄槽12上に搬
入される。
ラック14が搬入されてプッシャー20が後退すると、前記
リフター装置26に配設した下降手段27が始動して、前記
ケーシング22を下降させることにより洗浄槽12を被蓋
し、洗浄槽上方に位置するラック14を囲繞する。このケ
ーシング22の被蓋を、適宜の検知手段が検知すると、食
器洗浄機10での洗浄が開始され、所定時間後に食器15の
洗浄・すすぎが完了すると、ケーシング22を洗浄機に内
蔵の昇降機構により上昇させる。
次いで、第5図(a)に示す如く、次回のラック14を食
器洗浄機10に強制搬入することにより、洗浄後のラック
14はリフター装置26の所定位置まで押し出される。ま
た、ラック搬入装置16の始動と同時に前記積込み装置40
が始動する。すなわち、積込み装置40の歯付きベルト5
0,50が走行して、該ベルト表面に突設した突起55,55を
ラック底部の凹凸部に係合させる。これによりラック14
は、第5図(b)に示す如く、食器洗浄機10から確実に
引き出され、昇降架台36への移載がなされる。そしてラ
ック14の先端が、出口側に配設した検知手段46を作動さ
せた時点で積込み装置40の駆動が停止され、ラック14の
搬送体30への移載が完了する。
なお、従来から使用されている汎用ラックの底部には凹
凸部が形成されている場合が殆どなので、実施例に係る
食器洗浄装置では、特殊な形状のラックを使用すること
なく、既存のラックをそのまま使用し得る。しかも、突
起55をラック底部の凹凸部に係合させるので、ラック14
に対して歯付きベルト50がスリップすることはなく、該
ラック14を確実に搬送し得る。
前記ラック14の移載が完了すると、前記昇降機構32,32
が所要方向に駆動され、搬送体30を上昇移動させる。そ
して、搬送体30が前記枠体28に配設した適宜位置の検知
片の配設位置まで到来すると、該検知片を搬送体30に配
設した検知手段39が検知して昇降機構32,32を停止させ
る(第5図(c)参照)。なお、この検知手段39により
停止制御される搬送体30は、該搬送体30における昇降架
台36と上面と、前記ワゴン24に配設した各棚段部材34,3
4の載置面とが同一レベルになるよう設定されている。
前記搬送体30が停止して積込み装置40が再び始動される
と、前記歯付きベルト50,50の突起55,55はラック14の凹
凸底部に係合しているので、該ラック14は、第5図
(d)に示す如く、歯付きベルト50,50の走行に伴いワ
ゴン24の棚段部材34,34に送り込まれる。そして、ラッ
ク14が前記検知手段46から離間すると、前記昇降機構3
2,32を始動して搬送体30を所定高さだけ上昇させる。
このときに、積込み装置40は引続き運転を継続している
ので、第6図(a),(b),(c)に示す如く、前記
ベルト50の走行に伴って突起50がラック14の後端部に当
接し、該ラック14をワゴン24に向けて徐々に送り出す。
そして、第6図(d)に示す如く、突起50がラック14の
後端から離間した後に、前記中央カバー42のラウンド42
aおよび側部カバー44,44のテーパ44b,44bが、ラック14
の後端部に下方から当接する。これにより、搬送体30の
上昇に伴いラック14はワゴン24側に押し込まれ、第5図
(e)に示す如く、該ラック14は完全にワゴン24の棚段
部材34,34に積込まれる。従って、ラック14が積込まれ
た棚段部材34の前面を搬送体30が昇降しても、前記搬送
枠体38がラック14に衝突するのを未然に防止し得る。
なお、搬送体30の待機位置よりも下方の棚段部材34,34
にラック14を積込む場合は、前述した如く、搬送体30を
棚段部材34,34の配設位置まで下降してラック14の積込
みを行なった後、この搬送体30の待機位置まで上昇させ
るだけで、前述したラック14の「だめ押し」が行なわれ
る。また、このときにも積込み装置40は所定時間だけ運
転を継続して、ラック14の「だめ押し」を補助する。し
かるに、搬送体30が所期の待機位置に戻って停止するこ
とにより、1サイクルが終了する。
発明の効果 以上に述べた如く、本発明に係るリフター装置のラック
送り込み方法によれば、リフター装置の搬送体に載置さ
れたラックを、ワゴンの定位置まで確実に送り出すこと
ができる。従って、ラックに搬送体が衝突することがな
く、食器の破損や昇降機構に過負荷が加わるのを未然に
防止し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るラック送り込み方法を好適に実
施し得るリフター装置の搬送体を示す要部概略斜視図、
第2図は、第1図に示すリフター装置を備えた食器洗浄
装置の全体構成を示す概略斜視図、第3図は、第1図に
示す搬送体の平面図、第4図は、第3図にIV−IV線で示
す搬送体の断面図、第5図(a)〜(e)は、リフター
装置に配設したラック積込み装置によりラックの搬入お
よび搬出を行なう状態を経時的に示す説明図、第6図
(a)〜(d)は、搬送体を上昇させつつ積込み装置を
稼動してラックの「だめ押し」を行なう状態を経時的に
示す説明図である。 14……ラック、24……ワゴン 28……枠体、30……搬送体 34……棚段部材、40……積込み装置 42a……ラウンド、50……歯付きベルト 55……突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体(28)の内部に水平姿勢を保持して段
    階的に昇降・停止される搬送体(30)を備え、該搬送体
    (30)に載置した食器収容ラック(14)を、前記枠体
    (28)に連結されるワゴン(24)のラック受容部(34,3
    4)に向け搬出するリフター装置において、 複数の突起(55)が表面に所要間隔で形成されると共に
    前記搬送体(30)に設けたベルト(50)を走行させて、
    該突起(55)とラック(14)の底部または後端との係合
    作用下に、該ラック(14)の大部分を前記ラック受容部
    (34,34)中に送り込む工程と、 前記ラック(14)の大部分がラック受容部(34,34)中
    に送り込まれたタイミングをもって、前記ベルト(50)
    は走行させつつ、前記搬送体(30)をラック搬出レベル
    より所要量だけ上昇させることにより、前記突起(55)
    とラック(14)の後端との係合作用下に該ラック(14)
    を更に押し込む工程と、 前記搬送体(30)の上昇過程において、ワゴン(24)側
    に突出し次第に下方傾斜するよう該搬送体(30)に設け
    た送り出し部(42a)を、前記ラック(14)の後端部に
    当接させることにより、前記突起(55)から離脱した該
    ラック(14)を水平方向に更に変位させて、これをワゴ
    ン(24)中の定位置に完全に押し込む工程とからなる ことを特徴とするリフター装置のラック送り込み方法。
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