JP2548410Y2 - 食器洗浄機のラック偏倚防止機構 - Google Patents

食器洗浄機のラック偏倚防止機構

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JP2548410Y2
JP2548410Y2 JP1989087302U JP8730289U JP2548410Y2 JP 2548410 Y2 JP2548410 Y2 JP 2548410Y2 JP 1989087302 U JP1989087302 U JP 1989087302U JP 8730289 U JP8730289 U JP 8730289U JP 2548410 Y2 JP2548410 Y2 JP 2548410Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、食器洗浄後のラックを、アームを水平揺
動させることにより搬入方向と90°交差する方向へ送り
出すよう構成した食器洗浄機において、前記ラックを正
常な姿勢で送り出し得る偏倚防止機構に関するものであ
る。
従来技術 飲食に供されて汚れた多量の皿、茶碗、コップ等の食
器群を自動的に洗浄する食器洗浄機が、主として喫茶店
やレストラン等の厨房に設置され、業務上好適に使用さ
れている。この食器洗浄機の基本構造を一例として述べ
れば、洗浄液体の噴射反力により水平回転するノズルを
上下に備えた洗浄槽と、この洗浄槽を覆って内部に洗浄
室を画成する箱状ケーシングと、洗浄液体を前記ノズル
に圧力供給するポンプとからなり、前記洗浄室に被洗浄
食器を収容したラックを収納し得るようになっている。
ラックを洗浄室に収納し、また洗浄終了後のラックを洗
浄室から取出すための構造として、前記ケーシングの
前部に開閉扉を設けたドア式と、該洗浄室を上方から
ケーシングにより被蓋し、このケーシングを昇降させる
ことにより洗浄槽上部へのラックの挿入・取出しを可能
とした昇降開閉式とがある。
何れのタイプでも、洗浄に際しては、要洗浄食器を収
容したラックを洗浄室に搬入した後、上下の回転ノズル
から高温の洗浄液をラック中の食器に噴射して所要時間
の本洗いを行ない、次いで同ノズルから熱湯を該食器に
噴射して所要時間のすすぎ洗いを行なって食器洗浄を完
了する。
ところで、従来の食器洗浄機では、洗浄すべき食器を
収容したラックを機内に搬入する作業および洗浄後のラ
ックを機外に搬出する作業には、何れも人手を要してい
る。通常の喫茶店やレストラン等の規模では、食器洗浄
量もさほど多くないのでこれでも差支えないが、大宴会
場を有するホテルや大規模のドライブイン等における厨
房では、これが無視し得ない問題となっている。
すなわち、前述の大規模飲食設備において、一度に大
量の要洗浄食器が生じた場合に、1人の作業者でラック
の搬入・搬出に対処するのは、作業量・作業時間の点で
過重労働を強いることとなり、また洗浄機の稼働率も低
下する欠点がある。そこでこのような場合、ラックの搬
入作業と搬出作業とを2人の作業者で分担し合うのが一
般的であるが、このときは人件費が嵩む欠点が指摘され
る。
そこで、大規模飲食設備向けの洗浄機として、例えば
実開昭62-7970号公報に開示される如く、無端の搬送ベ
ルトに要洗浄食器を載置し、該ベルトの上下に設けたシ
ャワー管により、ベルトの運行に伴い前記食器を洗浄す
る連続洗浄装置が提案されている。
考案が解決しようとする課題 前述のベルト式洗浄装置では、確かに大量の食器を洗
浄することはできるが、その洗浄時間は食器がシャワー
帯域を通過している間に限られるので、洗浄およびすす
ぎ共に充分でない難点がある。また、充分な洗浄および
すすぎを得ようとすると、必然的に食器搬送ベルトを長
大にせざるを得ず、厨房内に長いスペースを必要とする
ことになる。
そこで、これに対処する1つの提案が、本件出願人に
より、発明「食器洗浄装置」として出願されている。先
の出願に係る食器洗浄装置は、ラック搬入装置、食器洗
浄機、リフター装置およびワゴンを、食器洗浄機を中心
に鍵形または直列に配設したものである。この構成に係
る食器洗浄装置によれば、バッチ式の食器洗浄機により
食器の洗浄およびすすぎを行なうので、食器の洗浄を充
分になし得ると共に、要洗浄食器を収容したラックの食
器洗浄機に対する搬入および搬出を自動で行なうことが
できるので、省力化を達成し得る。殊に、鍵形に配設し
た食器洗浄装置は、限られた挟い厨房に配置する場合
に、コーナー部に沿って設置し得るので、スペースの有
効利用を図り得て好適である。
前記鍵形に配設した食器洗浄装置では、洗浄後のラッ
クをラック搬入装置の搬入ラインと90°交差する方向へ
送り出す必要があり、食器洗浄機の壁面と対向する一側
部にラック送り出し機構が配設されている。また、食器
洗浄機と壁面との離間間隔を短くするために、前記送り
出し機構として、アームを所要角度だけ水平に揺動させ
る構成が採用されている。しかし、アームにより押され
るラックは、必然的にアームの揺動方向と反対方向の回
動力を受けて水平に「こじられ」、送り出し姿勢がずれ
てしまう(偏倚)ことが予想される。この結果、ラック
を食器洗浄機の下流側に配設したリフター装置に送り込
めなくなり、ラックの自動搬出に支障を来たす問題が生
じ、これを如何にして防止するか、が解決課題となって
いた。
考案の目的 この考案は、前述した揺動式のラック送り出し機構を
備えた食器洗浄機に内在している前記問題点に鑑み、こ
れを好適に解決するべく提案されたものであって、ラッ
クの「こじり」を防止し得る簡易な構成に係るラック偏
倚防止機構を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成する
ため本考案は、被洗浄食器を収容したラックを収納可能
な洗浄槽と、この洗浄槽を上方から開閉自在に被蓋する
ケーシングと、前記洗浄槽に位置するラックを、その搬
入方向と交差する方向に向けて送り出す水平揺動可能な
アームとからなる食器洗浄において、 前記洗浄槽におけるラックの搬入側の水平側面に形成
した所要寸法の切欠と、 この切欠に水平に配設した枢軸を介して垂線に対し前
後へ僅かに回動自在に軸支され、常にはその上端部に折
曲形成した当接部を前記水平側面より上方に突出させる
と共に、前記ラックの搬入に際し前記当接部を切欠中に
臨ませて、該ラックの搬入を許容する位置規制部材と、 前記洗浄槽における位置規制部材の配設側と対向する
側の上縁部に突設されて、ラックを搬入方向と交差する
送り出し方向と平行に延在するガイドとからなり、 前記位置規制部材は、前記ケーシングが洗浄槽を被蓋
した際に、該ケーシングの下端が該位置規制部材に当接
して前記当接部の上方突出状態を保持して、前記ラック
を前記ガイドとの間で定位置決めすると共に、該ケーシ
ングを開放して前記アームにより該ラックを送り出す際
に、前記当接部と該ガイドとの間でラックを横方向に位
置規制した状態で移動させるよう構成したことを特徴と
する。
実施例 次に、本考案に係る食器洗浄機のラック偏倚防止機構
につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しなが
ら説明する。第1図は、本願の好適な実施例に係るラッ
ク偏倚防止機構を採用した食器洗浄機を、後述するラッ
ク搬入装置、リフター装置およびワゴンと鍵形に組合わ
せた状態の全体構成を概略的に示す斜視図である。
(ラック搬入装置について) 第1図に示すように、後述する食器洗浄機10の前面側
には、その洗浄槽11における定まった洗浄位置にまでラ
ック14を搬入させるためのラック搬入装置24が配置され
ている。このラック搬入装置24は、洗浄を要する食器13
を収容したラック14を載置可能なテーブル状の水平基台
25から基本的に構成され、食器洗浄機10を中心としてラ
ック14の流れを考察するときは、上流側に位置している
ことになる。前記基台25は、その上面レベルを、前記洗
浄槽11のラック受入れレベルと一致させて、該基台25に
載置したラック14を下流側に位置する食器洗浄機10に円
滑に搬入し得るよう設定されている。
前記基台25には、適宜の駆動機構29が配設され、この
駆動機構29に基台25の僅か上方に配設したプッシャー32
が取付けられ、このプッシャー32は駆動機構29の往復駆
動に伴い、基台25の僅か上方を水平に進退移動する。従
って、基台25に載置されたラック14は、プッシャー32の
前進移動により食器洗浄機10に送り込まれる。なお、プ
ッシャー32には、食器洗浄機10に指向して水平に突出す
る突部32aが形成され、この突部32aにより、第3図
(c)に示す如く、ラック14を食器洗浄機10におけるケ
ーシング12の下降に支障を来すことのない洗浄定位置ま
で搬入し得るよう構成されている。
(食器洗浄機について) 第1図に示す食器洗浄機10は、上方に全面開放する矩
形状の洗浄槽11と、該洗浄槽11を上方から被蓋可能で昇
降自在な箱状ケーシング12とを基本的に備え、該ケーシ
ング12は洗浄槽11を被蓋した状態で、内部に洗浄室が画
成されるようになっている。この食器洗浄機の構造自体
は、業務用洗浄機として一般的なものであって、上下の
関係で水平に対向し合う回転ノズル15,15(下方のノズ
ル15のみ図示する)、洗浄液やすすぎ水を圧力噴射する
ポンプその他貯湯タンク等の諸部材(何れも図示せず)
が配設されている。なお、洗浄槽11には、使用に供され
て洗浄を要する食器13を収容したラック14が、下部ノズ
ル15の真上の定位置に載置可能になっている。
前記ケーシング12は、洗浄槽11の背面側に直立配置し
た一対のガイドレール73,73に沿って昇降可能に支持さ
れている。また洗浄槽11の背面側に、ケーシング12の昇
降機構(図示せず)が配設され、該昇降機構の正逆駆動
によりケーシング12が昇降して洗浄槽11の開放および閉
成(被蓋)がなされる。
前記洗浄槽11の上縁には、第2図に示す如く、後述す
るリフター装置37の配置側と対向する一側および背面側
に、所定高さだけ上方に突出するガイド84,85が配設さ
れる。側部においてラック14の搬入方向と平行に延在す
るガイド84は、前記ラック搬入装置24により搬入される
ラック14を、正しい姿勢で当該洗浄槽11の洗浄位置まで
案内するべく機能する。また、背面部においてラック14
の搬出方向と平行に延在するガイド85は、後述するラッ
ク送り出し機構により送り出されるラック14を、規制部
材23(後述)と共に正しい姿勢で搬出させるよう案内す
るべく機能する。
(ラック送り出し機構について) 後述する如く、第1図に示す食器洗浄装置では、前記
ラック搬入装置24の搬入ラインと交差する位置関係をも
って、食器洗浄機10にリフター装置37が隣接配置され、
全体として鍵形のユニット配列(右曲りでも左曲りでも
よい)となるものである。このために、食器洗浄機10に
は、該洗浄機10で洗浄の終了した食器ラック14を、ラッ
ク搬入装置24と交差する方向に位置するリフター装置37
に向け送り出す機構が配設されている。従って、この機
構につき以下説明する。
殊に第2図に拡大的に示す如く、食器洗浄機10におけ
る洗浄槽11の一側に、モータ21が、その出力軸21aを上
方に指向させて配設され、該出力軸21aにラック押し出
し用アーム22の一端が固定されている。すなわち前記モ
ータ21を駆動して、アーム22を所定方向(第2図の例で
は時計方向)に水平揺動させれば、洗浄槽11の真上に載
置されているラック14は、該アーム22により洗浄機10か
ら押し出されるものである(第5図参照)。このように
機能させるべくアーム22の長さは、該アーム22を揺動さ
せて洗浄槽11の真上にまで到来させた際に、アーム開放
端がラック14を所要距離だけリフター装置37側に押し出
し得る寸法に設定される。なおアーム開放端には、ラッ
ク14の円滑な送り出しのため、ローラ22aを枢着してお
くのが好ましい。
(ラック偏倚防止機構について) 前記洗浄槽11には、第2図および第3図に示すよう
に、ラック14が押し出される方向と平行な前面縁部(ラ
ック14の搬入側)に、ラック位置規制用の規制部材23が
配設されている。すなわち、ラック送り出し機構は前述
のアーム揺動式であるので、洗浄槽11の真上に位置する
ラック14は、前記アーム22により押圧される際に、必然
的に反時計方向の回動力を受けて水平に「こじられ」
(アームが時計回りの場合)、下流側のリフター装置37
での送り出し姿勢がずれてしまう(偏倚)ことが予想さ
れる。このような場合に、前記規制部材23を設けておく
ことにより、前述の如くアーム22が揺動してラック14を
押し出す際に、該ラック14の側部が規制部材23に当接し
て、移動姿勢の偏倚が規制される。
前記洗浄槽11の前面縁部に所要寸法の切欠11aが形成
され、この切欠11aに、第3図に示す如く、側面におい
て状に形成された規制部材23が、その折曲部に配設し
た枢軸23aを介して回動自在に枢支され、垂線に対し前
後に僅かに回動可能となっている。この規制部材23の前
記ガイド85を指向する水平部23bの開放端は、下方に折
曲されてラック14の側面に当接する当接部23cが形成さ
れている。また、垂直部23dの下端に重り86が配設さ
れ、当該規制部材23は、常には前記当接部23cを洗浄槽1
1の切欠11aから上方に突出するよう設定してある。
すなわち、前記ラック14がラック搬入装置24から洗浄
槽11に移載される際には、第3図(b)に示す如く、該
ラック14に接触した規制部材23は反時計方向に多少回動
して逃げるために円滑な送り込みが達成される。なお、
規制部材23は、食器洗浄機10とラック搬入装置24との間
に位置することになるが、該規制部材23はラック搬入装
置24によるラック14の搬入に支障を来すことのないレベ
ルに設けられることは勿論である。また、規制部材23
は、第4図に示す如く、ラック14が洗浄槽11の洗浄定位
置に搬入された際に、その当接部23cがラック14の外側
に位置すると共に、前記ケーシング12が下降して洗浄槽
11を被蓋した際に、該ケーシング12の下端が垂直部23d
に当接するよう位置決めされている。
前記ラック14が洗浄槽11の洗浄定位置まで搬入され
て、該ラック14が規制部材23の上方から離れると、前記
垂直部23dに配設した重り86により当該規制部材23は自
動的に時計方向に回動し、第3図(c)に示す如く、当
接部23cが洗浄槽11の上縁面から上方に突出する。な
お、規制部材23は、重り86の作用下に回動復帰するよう
設定されているが、例えば枢軸23aの回転が円滑でなく
なる等の事態が生じた場合、ラック14が搬入されても規
制部材23が回動しなくなることが想定される。この場合
は、前記ケーシング12を下降させた際に、第4図に示す
ように、該ケーシング12の下端縁が規制部材23の垂直部
23dに当接するので、規制部材23を強制的に時計方向に
回動させることができる。従って、洗浄後のラック14を
送り出すときには、該ラック14は前記ガイド85と規制部
材23の当接部23cとにより横方向への移動が規制され
る。
(リフター装置について) 第1図に示す如く、前記ラック搬入装置24の搬入ライ
ンと交差する位置関係で、食器洗浄機10と隣接する位置
に、洗浄の完了した前記ラック14を食器洗浄機10から搬
出すると共に、該ラック14を後述するワゴン67に段積み
するリフター装置37が設置されている。このリフター装
置37の本体を構成する枠体40の内部には、該枠体40に配
設した昇降機構44を介して昇降移動する搬送体42が配設
される。また、搬送体42に昇降架台51が配設され、この
昇降架台51に、食器洗浄機10から前記ラック送り出し機
構を介して送り出されたラックを引き出してリフター装
置37に移載すると共に、当該リフター装置37のラック14
を後述するワゴン67に搬出する積込み装置(図示せず)
が設けられている。
(ワゴンについて) 前記リフター装置37の食器洗浄機10を挟んで反対側
に、第1図に示す如く、複数(実施例では4個)のキャ
スター71を介して移動自在に構成したワゴン67が着脱自
在にセットされる。このワゴン67には、ラック14の搬入
方向と平行なL字形状の棚段部材70,70が、ラック14を
載置し得る寸法だけ離間して対向的に配設され、この対
をなす棚段部材70,70は、上下方向に所定間隔離間して
複数組(実施例では4組)配設されている。
実施例の作用 次に、食器洗浄機のラック偏倚防止機構の作用につ
き、以下説明する。先ず、使用に供されて汚れた食器13
は、大きめの残飯類を排除した後、ラック14に伏せた状
態で所要数だけ収納する。この食器13を収容したラック
14を、第3図(a)に示す如く、ラック搬入装置24の基
台25上に載置する。このとき、食器洗浄機10におけるケ
ーシング12は定位置まで上昇して停止し、洗浄槽11を開
放してラック搬入を待機している(第1図参照)。次い
で、食器洗浄装置の始動ボタン(図示せず)を押すと、
搬入装置24の駆動機構29が正転方向に駆動され、前記プ
ッシャー32が食器洗浄機10に向かって前進移動する。
プッシャー32により押し出されたラック14が洗浄槽11
の前面縁に到ると、第3図(b)に示す如く、ラック14
の先端が前記規制部材23の水平部23bに当接してこれを
反時計方向に回動し、ラック14の円滑な送り込みが達成
される。ラック14が洗浄槽11の洗浄定位置まで搬入され
て、該ラック14が規制部材23の上方から離れると、前記
垂直部23dに配設した重り86の作用によって、当該規制
部材23は時計方向に回動し、第3図(c)に示す如く、
当接部23cが洗浄槽11の切欠11aから上方に突出してラッ
ク14の外側に臨む。
ラック14の搬入が完了すると、前記駆動機構29が逆転
駆動されてプッシャー32が原待機位置まで後退して停止
される。またプッシャー32が後退すると、前記食器洗浄
機10に配設した昇降機構が始動して、前記ケーシング12
を下降させることにより洗浄槽11を被蓋し、第4図に示
す如く、洗浄槽上方に位置するラック14を囲繞する。こ
のとき、規制部材23の当接部23cが切欠11aから突出して
いない場合、規制部材23をケーシング12の下端縁により
強制的に回動付勢し、当接部23cを切欠11aから突出させ
ることができる。ケーシング12の被蓋を、適宜の検知手
段が検知すると、食器洗浄機10での洗浄が開始され、所
定時間後に食器13の洗浄・すすぎが完了すると、前記昇
降機構が逆転駆動されてケーシング12を上昇させる。
次いで、食器洗浄機10の側部に配設したラック送り出
し機構におけるモータ21が始動し、前記アーム22を水平
揺動させると、第5図に示すように、ラック14は搬入方
向と略90°交差する方向へ押し出される。このとき、ラ
ック14は前記ガイド85および規制部材23により横方向へ
の移動が規制されているので、該ラック14はガイド85に
沿って前記リフター装置37に向けて正しい姿勢で送り込
まれる。
リフター装置37に送り出されたラック14は、以後は昇
降架台51に配設した積込み装置を介して食器洗浄機10か
ら完全に引き出されて当該昇降架台51への移載がなされ
る。そしてラック14の移載が完了すると、前記リフター
装置37の昇降機構44が駆動され、搬送体42を上昇移動さ
せる。搬送体42が前記ワゴン67に配設した適宜位置の棚
段部材70,70の正面で停止制御されると、前記積込み装
置が再始動され、ラック14が棚段部材70,70に積込まれ
る。
考案の効果 以上に述べた如く、本考案に係る食器洗浄機のラック
偏倚防止機構によれば、アームを揺動させることにより
ラックの送り出しを行なう際に、該ラックにアームの揺
動方向と反対方向の回動力が加えられても、規制部材に
よりラックの「こじり」を有効に防止することができ
る。従って、ラックを正しい姿勢で送り出すことがで
き、常にラックの自動搬出を達成し得る。また、食器洗
浄機へのラックの搬入に支障を来すことがなく、しかも
構造は極めて簡単であるので、製造コストを低廉になし
得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係るラック偏倚防止機構を採用した食
器洗浄機と各ユニットを鍵形に配設した食器洗浄装置の
全体構成を示す概略斜視図、第2図は食器洗浄機に配設
したラックの位置規制部材、ラックの押し出し用のモー
タおよびアームを示す概略斜視図、第3図(a)〜
(c)はラックをラック搬入装置から食器洗浄機に搬入
する状態を経時的に示す要部側面図、第4図は食器洗浄
機の洗浄槽に搬入したラックをケーシングで囲繞した状
態を示す要部縦断面図、第5図は食器洗浄機からラック
をアームにより送り出す状態を示す食器洗浄機の横断平
面図である。 10……食器洗浄機、11……洗浄槽 12……ケーシング、13……食器 14……ラック、22……アーム 23……規制部材、85……ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−11522(JP,A) 特開 昭63−79629(JP,A) 実開 昭57−86166(JP,U) 実開 昭58−91361(JP,U) 実開 昭55−50622(JP,U) 実開 昭49−4463(JP,U) 実開 昭51−139975(JP,U) 実開 昭56−162232(JP,U) 実開 昭55−46500(JP,U) 実開 昭55−15571(JP,U) 実開 昭62−126137(JP,U) 実開 昭50−55355(JP,U) 実開 昭56−91560(JP,U) 実開 昭52−46485(JP,U) 実開 昭61−191303(JP,U) 実開 平2−63776(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被洗浄食器(13)を収容したラック(14)
    を収納可能な洗浄槽(11)と、この洗浄槽(11)を上方
    から開閉自在に被蓋するケーシング(12)と、前記洗浄
    槽(11)に位置するラック(14)を、その搬入方向と交
    差する方向に向けて送り出す水平揺動可能なアーム(2
    2)とからなる食器洗浄機において、 前記洗浄槽(11)におけるラック(14)の搬入側の水平
    側面に形成した所要寸法の切欠(11a)と、 この切欠(11a)に水平に配設した枢軸(23a)を介して
    垂線に対し前後へ僅かに回動自在に軸支され、常にはそ
    の上端部に折曲形成した当接部(23c)を前記水平側面
    より上方に突出させると共に、前記ラック(14)の搬入
    に際し前記当接部(23c)を切欠(11a)中に臨ませて、
    該ラック(14)の搬入を許容する位置規制部材(23)
    と、 前記洗浄槽(11)における位置規制部材(23)の配設側
    と対向する側の上縁部に突設されて、ラック(14)を搬
    入方向と交差する送り出し方向と平行に延在するガイド
    (85)とからなり、 前記位置規制部材(23)は、前記ケーシング(12)が洗
    浄槽(11)を被蓋した際に、該ケーシング(12)の下端
    が該位置規制部材(23)に当接して前記当接部(23c)
    の上方突出状態を保持して、前記ラック(14)を前記ガ
    イド(85)との間で定位置決めすると共に、該ケーシン
    グ(12)を開放して前記アーム(22)により該ラック
    (14)を送り出す際に、前記当接部(23c)と該ガイド
    (85)との間でラック(14)を横方向に位置規制した状
    態で移動させるよう構成した ことを特徴とする食器洗浄機のラック偏倚防止機構。
JP1989087302U 1989-07-24 1989-07-24 食器洗浄機のラック偏倚防止機構 Expired - Lifetime JP2548410Y2 (ja)

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