JP2538285Y2 - ラック搬入装置 - Google Patents

ラック搬入装置

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JP2538285Y2
JP2538285Y2 JP1990024779U JP2477990U JP2538285Y2 JP 2538285 Y2 JP2538285 Y2 JP 2538285Y2 JP 1990024779 U JP1990024779 U JP 1990024779U JP 2477990 U JP2477990 U JP 2477990U JP 2538285 Y2 JP2538285 Y2 JP 2538285Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、洗浄槽を上方から開閉自在に被蓋するケ
ーシングを備える食器洗浄機の洗浄定位置に、食器収容
ラックを確実に搬入し得るようにして、食器洗浄機の円
滑な運転を達成し得るラック搬入装置に関するものであ
る。
従来技術 飲食に供された多量の皿、茶碗、コップ等の食器群を
自動的に洗浄する食器洗浄機が、主として喫茶店やレス
トラン等の厨房に設置され、業務上好適に使用されてい
る。この食器洗浄機は、例えば、洗浄液体の噴射反力に
より水平回転するノズルを上下に備えた洗浄槽と、この
洗浄槽を覆って内部に洗浄室を画成する箱状ケーシング
と、洗浄液体を前記ノズルに圧力供給するポンプとから
基本的に構成され、前記洗浄室に食器収容ラックを収納
した後、洗浄運転がなされる。
また、前記ラックを洗浄室に収納し、また洗浄終了後
のラックを洗浄室から取出す構造としては、 ケーシングの前部に開閉扉を設けたタイプと、 洗浄室を上方からケーシングで昇降自在に被蓋し、洗
浄槽の上部からラックの挿入・取出しを可能としたタイ
プとに大別される。
何れのタイプでも、予め残飯類を排除した使用済食器
をラックに収容し、このラックを洗浄室に搬入した後洗
浄機の稼動を開始する。これにより、上下の回転ノズル
から高温の洗浄液をラック中の食器に噴射して本洗いを
行ない、次いで同ノズルから熱湯を該食器に噴射してす
すぎ洗いを行なう。
ところで、従来の食器洗浄機では、洗浄すべき食器を
収容したラックを機内に搬入する作業および洗浄後のラ
ッックを機外に搬出する作業には、何れも人手を要して
いる。通常の喫茶店やレストラン等の規模では、食器洗
浄量もさほど多くないのでこれでも差支えないが、大宴
会場を有するホテルや大規模のドライブイン等における
厨房では、これが無視し得ない問題となっている。
すなわち、前述の大規模飲食設備において、一度に大
量の要洗浄食器が生じた場合に、1人の作業者でラック
の搬入・搬出に対処するのは、作業量・作業時間の点で
過重労働を強いることとなり、また洗浄機の稼動率も低
下する欠点がある。従ってこのような場合、ラックの搬
入作業と搬出作業とを2人の作業者で一般に分担し合う
が、このときは人件費が嵩む欠点が指摘される。
そこで、大規模飲食設備向けの洗浄機として、例えば
実開昭62−7970号公報に開示される如く、無端の搬送ベ
ルトに要洗浄食器を載置し、該ベルトの上下に設けたシ
ャワー管により、ベルトの運行に伴い前記食器を洗浄す
る連続洗浄装置が提案されている。
前述のベルト式洗浄装置では、確かに大量の食器を洗
浄処理することはできるが、その洗浄時間は食器がシャ
ワー帯域を通過している間に限られるので、洗浄および
すすぎ共に充分でない難点がある。また、充分な洗浄お
よびすすぎを得ようとすると、食器搬送ベルトの運行速
度を低く抑えたり、ベルト全長を長くしたりする工夫が
必要となり、洗浄に多くの時間を要したり、厨房内に長
尺なスペースを必要とする等の欠点を生ずる。
そこで、本件出願人は食器の効率的な洗浄を行なうと
共に、省力化を達成し得る食器洗浄装置につき鋭意開発
を行ない、その基本構成に関して、特願平1−178777号
に係る発明「食器洗浄装置」として特許出願を行なっ
た。この食器洗浄装置は、食器洗浄機、リフター装置お
よびワゴンが直列に配設され、食器洗浄機へ搬入された
ラックに収容した食器の洗浄→洗浄機からのラック搬出
→ワゴンへのラック段積みを全自動で行なうことができ
る。
考案が解決しようとする課題 前記食器洗浄装置における食器洗浄機は、前述した如
く、洗浄室を上方からケーシングにより被蓋して密閉す
る構成となっている。この場合において、ラックは洗浄
機の定位置まで搬入される必要がある。仮に該ラックが
定位置まで搬入されず、僅かでも機外にラックの一部が
突出していると、ケーシングの下降時に両者が干渉し
て、食器洗浄機の洗浄運転をなし得なくなる。また、食
器を満載した重いラックを、人手で食器洗浄機に搬入す
るのは、作業者に過重な労働を強いることになる。そこ
で、ラックを如何にして食器洗浄機の洗浄定位置まで、
人手に頼らず確実に搬入するか、が新たな解決課題とな
っている。
考案の目的 この考案は、前述した昇降開閉式の食器洗浄機を配設
した食器洗浄装置に内在する前記課題に鑑み、これを好
適に解決するべく提案されたものであって、ラックを食
器洗浄機の洗浄定位置まで確実に自動搬入し得る手段を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成する
ため本考案は、水平基台に載置した食器収容ラックを、
上方に開放する洗浄槽を備える食器洗浄機に搬入するラ
ック搬入装置において、 前記基台の片側に配設され、ラック搬送方向と平行に
延在するガイドレールと、 このガイドレールに摺動自在に配設され、適宜の駆動
機構により駆動されてガイドレールに沿って往復移動す
る支持体と、 この支持体に回動自在に枢支されて、前記基台に設け
たラック載置部の上方に所定長さだけ水平に延在し、該
支持体と共にラック載置部の上方を往復移動するプッシ
ャーと、 前記基台のラック載置部に対しては水平な状態で前記
ガイドレールの延在方向に延在し、かつガイドレールと
平行なラック搬送方向に対しては偏倚するよう配設さ
れ、前記プッシャーに回転自在に枢支したフォロワが摺
動自在に係合される案内部材とからなり、 前記支持体がガイドレールに沿って往路移動するのに
伴い、前記フォロワが案内部材に倣いつつ案内されて、
ラック載置部の上方に延在しているプッシャーが、ラッ
ク搬送方向への進入角度を次第に小さくして行くよう構
成したことを特徴とする。
実施例 次に、本考案に係るラック搬入装置につき、好適な実
施例を挙げて、添付図面を参照しながら説明する。第1
図は、実施例に係るラック搬入装置を、後述する食器洗
浄機、リフター装置およびワゴンと組合わせた食器洗浄
装置の全体構成を概略的に示す斜視図である。なお、本
考案に係るラック搬入装置の理解を容易にするため、食
器洗浄装置の各ユニットにつき個別に説明する。
(ラック搬入装置について) 第1図に示すように、後述する食器洗浄機10の一側に
は、その洗浄槽12における定まった洗浄位置にまでラッ
ク14を搬入させるためのラック搬入装置16が配置されて
いる。このラック搬入装置16は、洗浄を要する食器15を
収容したラック14を載置可能なテーブル状の水平基台18
から基本的に構成され、食器洗浄機10を中心としてラッ
ク14の流れを考察するときは、上流側に位置しているこ
とになる。前記基台18は、ラック14が載置されるラック
載置部18aの上面レベルを、第5図に示すように、前記
洗浄槽12のラック受入れレベルと一致させると共に、下
流側に位置する食器洗浄機10に向けラック14を搬入させ
る機構を備えている。
なお、ラック載置部18aの上面には、第1図に示す如
く、ラック搬送方向と交差する方向にラック14の幅寸法
と略同一距離だけ離間して、一対の立上がり部38,38が
ラック搬送方向と平行に形成されている。この立上がり
部38,38は、ラック14を食器洗浄機10に搬入する際に、
該ラック14の姿勢がずれて偏倚するのを防止するべく機
能する。また、後述する駆動機構40に近接する側の立上
がり部38は、プッシャー42(後述)を支持する機能も兼
ねる。
第2図に示す如く、前記基台18の長手方向に沿う一側
に支持板44が平行に配設され、この支持板44にプッシャ
ー42を駆動する駆動機構40が設置される。支持板44の長
手方向両端には、保持板46,48が対向的に立設されると
共に、ラック載置部18aから離間する端縁部に背面板50
が配設されている。また背面板50に、駆動機構40を被覆
するようにカバー部材52が配設され、ラック14や食器15
に付着する水滴等の飛沫が駆動機構40に入り込むの防止
するよう構成されている。なお、このカバー部材52のラ
ック載置部18aを指向する面には、ラック搬送方向に沿
って開口52aが形成され、前記プッシャー42の第1アー
ム部42aは該開口52aを介してラック載置部18aの上方に
延出している。
前記支持板44のラック搬送方向上流側の端部に、減速
機(図示せず)を備えたモータ54が倒立状態で配置さ
れ、このモータ54の下部は、前記保持板46および背面板
50に配設した平面L字型のカバー56により囲繞されてい
る。減速機の出力軸58は、第3図に示す如く、カバー56
から前記ラック載置部18a方向に突出し、この突出端部
にスプロケット60が配設されている。また、支持板44に
おけるラック搬送方向下流側の保持板48にスプロケット
(図示せず)が回転自在に枢支され、このスプロケット
と前記スプロケット60との間に、無端チェン64が巻掛け
られる。従って、前記モータ54を正逆方向に駆動すれ
ば、無端チェン64はラック搬送方向に沿って往復走行す
る。
なお、ラック載置部18aを水洗いする際に、この水が
前記開口52aからカバー部材52内に浸入することがある
が、前記プッシャー42の駆動機構(モータ54やチェン64
等)は、開口52aよりも上方に配設されているので、該
水が付着することがない。従って、駆動機構に防水対策
を施す必要がないので、コストを低減し得る利点があ
る。
前記両保持板46,48間には、第3図に示す如く、支持
板44の上面から所定高さだけ上方位置に、図示形状のガ
イドレール66が架設され、このガイドレール66に支持体
68が複数のローラ70を介して摺動自在に配設される。ま
た、支持体68の上面に連結板72が配設され、この連結板
72が前記無端チェン64の適宜個所に取付けられている。
すなわち、当該支持体68は、チェン64の往復走行に伴っ
て、ガイドレール66に沿って往復移動する。
前記支持体68の下面には、第3図に示す如く、前記ラ
ック載置部18aに載置したラック14を食器洗浄機10に向
けて送り出すプッシャー42が、枢支ピン74を介して回転
自在に枢支されている。このプッシャー42は図示する如
く板部材からなり、枢支点を基準として一方に延在する
第1アーム部42aは、前記カバー部材52の開口52aから所
定長さだけ延出して、ラック載置部18aの僅か上方に臨
んでいる。この第1アーム部42aの開放端にローラ80が
枢着され、ラック14の円滑な送り出しをなし得るように
なっている。なお、第1アーム部42aは、その下面を前
記立上がり部38の上端縁に当接して、プッシャー42の移
動に際して第1アーム部42aの姿勢が安定するよう設定
されている。
また、プッシャー42における枢支点を基準として第1
アーム部42aと反対方向に延在する第2アーム部42bに
は、その下面にフォロワ76が回転自在に枢支されてい
る。このフォロワ76は、第3図に示す如く、前記支持板
44に配設した断面形状のガイド78における長溝78a内
に摺動自在に臨んで、前記支持体68がガイドレール66に
沿って移動するのに伴い、該フォロワ76が長溝78a内を
摺動するよう構成されている。
前記ガイド78は、第4図に示す如く、ラック搬入方向
上流側から下流側に向かうにつれて、ラック載置部18a
に近接する(ラック搬送方向に対して偏倚する)ように
配設されている。すなわち、前記支持体68が往復移動す
るに際し、プッシャー42における支持体68との枢支部は
ラック搬送方向と平行に移動するのに対し、フォロワ76
を配設した第2アーム部42bはラック載置部18aに近接・
離間移動する。これにより、第4図に示す如く、支持体
68の往路移動時には、第2アーム部42bがラック載置部1
8aに近接移動する結果、ラック載置部18aの上方に延在
している第1アーム部42aが、ラック搬送方向への進入
角度を次第に小さくして行く。従って、第5図(b)に
示す如く、ラック載置部18aに載置されたラック14を、
食器洗浄機10におけるケーシング22の下降に支障を来す
ことのない洗浄定位置まで搬入することができる。
また、ラック14の搬入を待機しているプッシャー42の
第1アーム部42aは、第4図に実線で示す如く、ラック
搬送方向と交差する方向に略平行になっている。従っ
て、ラック搬入装置16における基台18の長さ寸法(ラッ
ク搬送方向の寸法)を短かく設定することができ、これ
により食器洗浄装置全体をコンパクトにし得る。
なお前記実施例の変形例として、例えば、プッシャー
42を支持体68への枢支点を基準として平面逆く字形状に
形成すると共に、ガイド78を第4図に示す実施例とは逆
に、ラック搬入方向上流側から下流側に向かうにつれ
て、ラック載置部18aから離間するよう配設する構成も
採用し得る。この場合において、ラック載置部18aから
離間する第2アーム部42bに配設したフォロワ76を、ガ
イド78の長溝78a内に臨ませる。そして、支持体68をガ
イドレール66に沿って往路移動させれば、プッシャー42
における第1アーム部42aは、前記実施例と同様にラッ
ク搬送方向への進入角度を次第に小さくして行く。
前記基台18の適所には、支持体68の移動軌跡に臨ませ
て、一対の検知手段82,82(例えば近接スイッチ等)が
長手方向に所定間隔離間して配設されている。すなわ
ち、下流側の検知手段82は、前記モータ54を正転駆動
(無端チェン64の往路走行)してプッシャー42を前進さ
せ、ラック14を食器洗浄機10に搬入した際に、支持体68
を検出して前記モータ54の回転方向を逆転させるべく機
能する(第5図(b)参照)。また上流側の検知手段82
は、モータ54の逆転(無端チェン64の復路走行)により
プッシャー42が所定の待機位置まで後退した時点で、支
持体68を検出してモータ54を停止させるべく機能する
(第5図(a)参照)。
(食器洗浄機について) 第1図に示す食器洗浄機10は、上方に全面開放する矩
形状の洗浄槽12と、該洗浄槽12を上方から被蓋可能な昇
降自在な箱状ケーシング22とを基本的に備え、該ケーシ
ング22は洗浄槽12を被蓋した状態で、内部に洗浄室が画
成されるようになっている。この食器洗浄機の構造自体
は、業務用洗浄機として一般的なものであって、上下の
関係で水平に対向し合う回転ノズル、洗浄液やすすぎ水
を圧力噴射するポンプその他貯湯タンク等の諸部材(何
れも図示せず)が配設されている。なお、洗浄槽12に
は、使用に供されて洗浄を要する食器を収容したラック
14が、下部ノズルの真上の定位置に載置可能になってい
る。
前記ケーシング22は、食器洗浄機10に内蔵の上昇機構
(図示せず)により、食器洗浄が完了した際に自動的に
上昇して洗浄槽12を開放するよう構成される。また、該
ケーシング22の下降(洗浄槽12の被蓋)は、後述するリ
フター装置26に配設した下降手段27により行なわれる。
なお、食器洗浄機10のラック搬入側(ラック搬入装置
16が配設される側)に、ラック搬入装置16の基台18上面
(ラック載置部18a)から所定高さだけ上方に臨む規制
板57が配設されている(第1図および第5図参照)。こ
の規制板57は、リフター装置26への搬入やワゴン24の段
積みに支障を来たす大型の食器15を収容したラック14
が、食器洗浄機10に搬入されるのを阻止して、食器洗浄
の連続運転が中断されるのを未然に防止するべく機能す
る。
(リフター装置について) 第1図に示す如く、前記食器洗浄機10の一側部(前記
ラック搬入装置16の配設側と反対側)には、洗浄の完了
した前記ラック14を食器洗浄機10から搬出すると共に、
該ラック14を後述するワゴン24に段積みするリフター装
置26が設置されている。このリフター装置26は、第1図
に示す如く、支持骨格をなす枠体28の内部に、該枠体28
に沿って水平に昇降可能な搬送体30が配設されている。
また、前記枠体28には、ラック14の搬入および搬出に支
障を来すことのない位置に、前記搬送体30の昇降機構
(図示せず)が配設され、搬送体30は該昇降機構を介し
て枠体28に沿って昇降移動するよう構成されている。
なお、搬送体30は、適宜の検知手段(図示せず)を介
して、所要レベル(搬送体30に載置されたラック14をワ
ゴン24の棚段部材34へ搬入させ得る位置)で位置決め停
止されるよう構成されている。また、搬送体30には昇降
架台36が配設され、この昇降架台36に、食器洗浄機10か
らラック14を引き出してリフター装置26に移載すると共
に、当該リフター装置26のラック14を前記ワゴン24に搬
出する積込み装置(図示せず)が設けられている。
前記リフター装置26の背面側(第1図において)に
は、適宜の駆動機構(図示せず)が配設され、この駆動
機構に、食器洗浄機10の配置側に延出すると共に、上昇
待機する前記ケーシング22の上部に臨む下降手段27が配
設される。そして、駆動機構を下降駆動すれば、下降手
段27の下降移動によりケーシング22が強制下降される。
(ワゴンについて) 前記リフター装置26の食器洗浄機10を挟む反対側に、
第1図に示す如く、複数のキャスター84を介して移動自
在に構成したワゴン24が着脱自在にセットされる。この
ワゴン24には、ラック14の搬入方向と平行なL字形状の
棚段部材34,34が、ラック14を載置し得る寸法だけ離間
して対向的に配設され、この対をなす棚段部材34,34
は、上下方向に所定間隔離間して複数組(実施例では4
組)配設されている。
(別実施例について) 第6図は、本考案に係るラック搬入装置の別の実施例
を示すものである。第1図に示す例では、前記プッシャ
ー42の支持体68への枢支点を基準として、相互に離間す
る方向に第1アーム部42aと第2アーム部42bとを形成し
たが、この実施例では前記枢支点を基準として両アーム
部42a,42bを同一方向に形成した。
すなわち、図面に示す如く、前記ガイドレール66に配
設した支持体68の下面に、板部材からなるプッシャー42
の長手方向一端が枢支ピン74を介して回転自在に枢支さ
れている。このプッシャー42は、支持体68との枢支点を
基準として、該枢支点から所定長さ延在して前記カバー
部材52の内方に臨む第2アーム部42bと、該第2アーム
部42bに連なって、ラック載置部18aの上方に所定長さ延
出する第1アーム部42aとから構成される。そして、第
2アーム部42bの下面に、フォロワ76が回転自在に枢支
されている。
また、第2アーム部42aの下方には、ラック搬入方向
上流側から下流側に向かうにつれて、ラック載置部18a
から離間するようにガイド78が配設され、このガイド78
の長溝78a内に前記フォロワ76が摺動自在に臨んでい
る。すなわち、前記支持体68が往路移動するに際し、プ
ッシャー42における支持体68との枢支部はラック搬送方
向と平行に移動するのに対し、フォロワ76を配設した第
2アーム部42bはラック載置部18aから離間移動する。こ
れにより、第6図に示す如く、ラック載置部18aの上方
に延在している第1アーム部42aが、ラック搬送方向へ
の進入角度が次第に小さくなるよう偏位する。従って、
ラック載置部18aに載置されたラック14を、食器洗浄機1
0におけるケーシング22の下降に支障を来すことのない
洗浄定位置まで搬入することができる。
なお第6図に示す実施例において、例えば、プッシャ
ー42を平面逆く字形状に形成すると共に、その折曲部に
フォロワ76を配設する。そして、ラック搬入方向上流側
から下流側に向かうにつれて、ラック載置部18aに近接
するよう配設したガイド78に、フォロワ76を係合するよ
う構成することにより、ラック載置部18aの上方に延在
する第1アーム部42aに前述したと同様な動作を与える
ことができる。
実施例の作用 次に、実施例に係るラック搬入装置の作用につき説明
する。先ず、使用に供されて汚れた食器15は、大きめの
残飯類を排除した後、ラック14に伏せた状態で所要数だ
け収納する。この食器15を収容したラック14を、第5図
(a)に示す如く、ラック搬入装置16のラック載置部18
a上に載置する。このとき、前記プッシャー42は、ラッ
ク14を挟んで食器洗浄機10と反対側の待機位置で停止し
ている。また、食器洗浄機10におけるケーシング22は定
位置まで上昇して停止し、洗浄槽12を開放してラック搬
入を待機している。
次いで、食器洗浄装置の始動ボタン(図示せず)を押
すと、搬入装置16のモータ54が正転方向に駆動され、前
記無端チェン64を介して支持体68およびプッシャー42が
食器洗浄機10に向かって前進移動する。これにより、ラ
ック14はラック載置部18a上を前進し、食器洗浄機10の
洗浄槽12上に搬入される(第5図(b)参照)。このと
き、プッシャー42の第2アーム部42bに枢支したフォロ
ワ76が、前記ガイド78の長溝78aに沿って移動すること
により、当該プッシャー42の第1アーム部42aが、第4
図に示す如く、食器洗浄機10に向かって進入角度を次第
に小さくするよう偏位する。すなわち、プッシャー42の
第1アーム部42aが、食器洗浄機10と搬入装置16との境
界を越えて洗浄槽12側に入り込む。従って、ラック14を
食器洗浄機10の洗浄定位置まで確実に送り込むことがで
きる。なお、プッシャー42は、チェン・スプロケットに
より移動されるので、食器15を満載した重量のあるラッ
ク14を押し出す際にスリップすることがなく、ラック14
の円滑な搬送を達成し得る。
前記プッシャー42が所定位置まで前進すると、前記支
持体68の定位置到来を下流側の検知手段82が検出し、モ
ータ54を逆転させる。そしてプッシャー42が原待機位置
まで後退すると、支持体68の定位置到来が上流側の検知
手段82により検出され、モータ54の回転が停止される。
またプッシャー42が後退すると、前記食器洗浄機10のケ
ーシング22が下降して洗浄槽12を被蓋し、洗浄槽上方に
位置するラック14を囲繞する。このときには、前記プッ
シャー42はケーシング22の下降領域から完全に退避して
いるので、プッシャー42とケーシング22とが干渉するこ
とはない。従って、食器洗浄機10の運転が中断すること
によって生ずる食器洗浄処理の遅滞を防ぎ、多量の食器
群の効率的な洗浄を達成し得る。
前記ケーシング22の被蓋を、適宜の検知手段が検知す
ると、食器洗浄機10での洗浄が開始され、所定時間後に
食器15の洗浄・すすぎが完了すると、ケーシング22を上
昇させる。なお、食器洗浄機10により食器15の洗浄が行
なわれている間に、次回洗浄予定のラック14を、ラック
搬入装置16のラック載置部18aに載置することができ
る。
次いで、次回のラック14をプッシャー42を介して食器
洗浄機10に強制搬入することにより、洗浄後のラック14
はリフター装置26の所定位置まで押し出される。このラ
ック14は、前記昇降架台36に配設した積込み装置(図示
せず)を介して食器洗浄機10から完全に引き出され、当
該昇降架台36への移載がなされる。更に、ラック14が昇
降架台36に移載されると、前記搬送体30が昇降移動し
て、前記ワゴン24の所要位置の棚段部材34,34の前面で
位置決め停止される。次いで前記積込み装置が再始動さ
れ、ラック14は昇降架台36からワゴン24の棚段部材34,3
4に積込まれる。そして、搬送体30が所期の待機位置に
戻って停止することにより、1サイクルが終了する。こ
のようにしてワゴン24に、所要数(実施例では4個)の
ラック14が順次積込まれる。
考案の効果 本考案に係るラック搬入装置によれば、基台に載置し
た食器収容ラックを、食器洗浄機におけるケーシングの
昇降に支障を来すことのない洗浄定位置まで、人手を介
することなく確実に自動搬入することができる。すなわ
ち、食器洗浄機に搬入されたラックにケーシングが衝突
するおそれがなく、食器洗浄機の効率的な運転が達成さ
れる。また、重量のあるラックを搬入する作業を自動化
し、省力化を達成し得る。更に、プッシャーは無端チェ
ンにより移動されるものであるから、食器を満載した重
量のあるラックでも円滑にこれを搬送し得る利点も有す
る。
前記プッシャーがラック搬入を待機している状態で
は、基台上に大きなスペースを取らないので、該基台の
長さ寸法を短かくして、省スペースを達成し得る。ま
た、プッシャーの駆動機構に防水加工を施す必要がな
く、製造コストを低廉に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に係るラック搬入装置を組込んだ食器
洗浄装置の全体構成を示す概略斜視図、第2図は、第1
図に示すラック搬入装置をカバー部材を取外した状態で
示す概略斜視図、第3図は、ラック搬入装置を第2図の
III−III線方向で示す断面図、第4図は、ラック搬入装
置を第2図のIV−IV線方向で示す断面図、第5図
(a),(b)は、食器収容ラックをラック搬入装置に
より食器洗浄機の洗浄定位置に搬入する状態を経時的に
示す説明図、第6図は、本考案に係るラック搬入装置の
別の実施例を示す断面図である。 10…食器洗浄機、12…洗浄槽 14…食器収容ラック、18…水平基台 18a…ラック載置部、42…プッシャー 42a…第1アーム部、42b…第2アーム部 54…モータ、64…無端チェン 66…ガイドレール、68…支持体 76…フォロワ、78…ガイド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−181648(JP,A) 特開 平1−299106(JP,A) 実開 昭55−15571(JP,U) 実開 昭50−55355(JP,U) 実開 昭62−126137(JP,U) 実開 平2−63776(JP,U) 実公 昭56−14272(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平基台(18)に載置した食器収容ラック
    (14)を、上方に開放する洗浄槽(12)を備える食器洗
    浄機(10)に搬入するラック搬入装置において、 前記基台(18)の片側に配設され、ラック搬送方向と平
    行に延在するガイドレール(66)と、 このガイドレール(66)に摺動自在に配設され、適宜の
    駆動機構(54,64)により駆動されてガイドレール(6
    6)に沿って往復移動する支持体(68)と、 この支持体(68)に回動自在に枢支されて、前記基台
    (18)に設けたラック載置部(18a)の上方に所定長さ
    だけ水平に延在し、該支持体(68)と共にラック載置部
    (18a)の上方を往復移動するプッシャー(42)と、 前記基台(18)のラック載置部(18a)に対しては水平
    な状態で前記ガイドレール(66)の延在方向に延在し、
    かつガイドレール(66)と平行なラック搬送方向に対し
    ては偏倚するよう配設され、前記プッシャー(42)に回
    転自在に枢支したフォロワ(76)が摺動自在に係合され
    る案内部材(78)とからなり、 前記支持体(68)がガイドレール(66)に沿って往路移
    動するのに伴い、前記フォロワ(76)が案内部材(78)
    に倣いつつ案内されて、ラック載置部(18a)の上方に
    延在しているプッシャー(42)が、ラック搬送方向への
    進入角度を次第に小さくして行くよう構成した ことを特徴とするラック搬入装置。
  2. 【請求項2】前記プッシャー(42)は、支持体(68)へ
    の枢支点を基準として、ラック載置部(18a)の上方に
    延在する第1アーム部(42a)と、反対方向に延在する
    第2アーム部(42b)とから構成され、 前記フォロワ(76)は、第2アーム部(42b)に回転自
    在に枢支される ことを特徴とする請求項1記載のラック搬入装置。
  3. 【請求項3】前記プッシャー(42)は、ラック載置部
    (18a)の上方に延在する第1アーム部(42a)と、前記
    支持体(68)への枢支点と第1アーム部(42a)との間
    に延在する第2アーム部(42b)とから構成され、 前記フォロワ(76)は、第2アーム部(42b)に回転自
    在に枢支される ことを特徴とする請求項1記載のラック搬入装置。
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JPS586773Y2 (ja) * 1978-07-18 1983-02-05 三共株式会社 運搬車
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