JP2538284Y2 - リフター装置のワゴン装着構造 - Google Patents

リフター装置のワゴン装着構造

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JP2538284Y2
JP2538284Y2 JP1990024776U JP2477690U JP2538284Y2 JP 2538284 Y2 JP2538284 Y2 JP 2538284Y2 JP 1990024776 U JP1990024776 U JP 1990024776U JP 2477690 U JP2477690 U JP 2477690U JP 2538284 Y2 JP2538284 Y2 JP 2538284Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ラックが段積みされるワゴンを着脱自在
に装着可能なリフター装置において、前記ワゴンのリフ
ター装置に対する確実な装着を、長期に亘って維持し得
る装着構造に関するものである。
従来技術 飲食に供された多量の皿、茶碗、コップ等の食器群を
自動的に洗浄する食器洗浄機が、主として喫茶店やレス
トラン等の厨房に設置され、業務上好適に使用されてい
る。この食器洗浄機は、例えば、洗浄液体の噴射反力に
より水平回転するノズルを上下に備えた洗浄槽と、この
洗浄槽を覆って内部に洗浄室を画成する箱状ケーシング
と、洗浄液体を前記ノズルに圧力供給するポンプとから
基本的に構成され、前記洗浄室に食器収容ラックを収納
した後、洗浄運転がなされる。
また、前記ラックを洗浄室に収納し、また洗浄終了後
のラックを洗浄室から取出す構造としては、 ケーシングの前部に開閉扉を設けたタイプと、 洗浄室を上方からケーシングで昇降自在に被蓋し、洗
浄槽の上部からラックの挿入・取出しを可能としたタイ
プとに大別される。
何れのタイプでも、予め残飯類を排除した使用済食器
をラックに収容し、このラックを洗浄室に搬入した後洗
浄機の稼働を開始する。これにより、上下の回転ノズル
から高温の洗浄液をラック中の食器に噴射して本洗いを
行ない、次いで同ノズルから熱湯を該食器に噴射してす
すぎ洗いを行なう。
ところで、従来の食器洗浄機では、洗浄すべき食器を
収容したラックを機内に搬入する作業および洗浄後のラ
ッックを機外に搬出する作業には、何れも人手を要して
いる。通常の喫茶店やレストラン等の規模では、食器洗
浄量もさほど多くないのでこれでも差支えないが、大宴
会場を有するホテルや大規模のドライブイン等における
厨房では、これが無視し得ない問題となっている。
すなわち、前述の大規模飲食設備において、一度に大
量の要洗浄食器が生じた場合に、1人の作業者でラック
の搬入・搬出に対処するのは、作業量・作業時間の点で
過重労働を強いることとなり、また洗浄機の稼働率も低
下する欠点がある。従ってこのような場合、ラックの搬
入作業と搬出作業とを2人の作業者で一般に分担し合う
が、このときは人件費が嵩む欠点が指摘される。
そこで、体規模飲食設備向けの洗浄機として、例えば
実開昭62−7970号公報に開示される如く、無端の搬送ベ
ルトに要洗浄食器を載置し、該ベルトの上下に設けたシ
ャワー管により、ベルトの運行に伴い前記食器を洗浄す
る連続洗浄装置が提案されている。
前述のベルト式洗浄装置では、確かに大量の食器を洗
浄処理することはできるが、その洗浄時間は食器がシャ
ワー帯域を通過している間に限られるので、洗浄および
すすぎ共に充分でない難点がある。また、充分な洗浄お
よびすすぎを得ようとすると、食器搬送ベルトの運行速
度を低く抑えたり、ベルト全長を長くしたりする工夫が
必要となり、洗浄に多くの時間を要したり、厨房内に長
尺なスペースを必要とする等の欠点を生ずる。
そこで、本件出願人は食器の効率的な洗浄を行なうと
共に、省力化を達成し得る食器洗浄装置につき鋭意開発
を行ない、その基本構成に関して、特願平1−178777号
に係る発明「食器洗浄装置」として特許出願を行なっ
た。この食器洗浄装置は、食器洗浄機、リフター装置お
よびワゴンが直列に配設され、食器洗浄機へ搬入された
ラックに収容した食器の洗浄→洗浄機からのラック搬出
→ワゴンへのラック段積みを全自動で行なうことができ
る。
本考案の内容に関係するので、主要な構成につき簡単
に説明すると、前記リフター装置は、該リフター装置の
支持骨格をなす枠体の内部に搬送体を昇降可能に備えて
いる。そして、リフター装置のラック搬出側に着脱自在
に配備したワゴンに、搬送体に位置するラックを積込み
装置を介して積込むよう構成されている。ここで、前記
ワゴンには複数の棚段部材が上下方向に所定間隔離間し
て配設され、搬送体は各棚段部材にラックを搬入し得る
レベルで停止するよう構成されている。
考案が解決しようとする課題 この場合において、該搬送体に載置したラックを棚段
部材に円滑に積込むためには、ワゴンがラックの定位置
に確実に装着される必要がある。そこで、リフター装置
に所要形状に折曲形成した固定片を配設し、この固定片
自体の弾力によって、ワゴンを定位置に保持することが
提案される。
しかし、ワゴンの装着および取外しの際には、前記固
定片を撓める操作を繰り返すため、該固定片が経時的に
「へたり」を生じ、ワゴンを確実に保持し得なくなるこ
とが懸念される。そこで、リフター装置に対するワゴン
の確実な装着を、如何にして長期に亘って維持するか、
が新たな解決課題となっている。
考案の目的 この考案は、前述したワゴンを着脱自在に装着可能な
リフター装置に内在している前記問題点に鑑み、これを
好適に解決するべく提案されたものであって、ワゴンの
リフター装置への確実な装着を長期に亘って維持し得る
手段を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成する
ため本考案は、複数の支柱で構成した枠体の内部に、水
平姿勢を保持して段階的に昇降駆動される搬送体を備
え、所要レベルに停止させた搬送体に載置した食器収容
ラックを、前記枠体に脱着されるワゴンに設けたラック
受容部に向け搬出するリフター装置において、 前記枠体におけるワゴン装着側で食器収容ラックの搬
出方向と交差する方向に対向する一方の支柱に配設さ
れ、前記ワゴンのフレームを嵌合可能な位置決め部材
と、 前記一方の支柱とワゴン装着側で対向する他方の支柱
に回動自在に配設された固定部材と、 前記固定部材における他方の支柱からワゴン装着方向
に突出する端部の前記位置決め部材と対向する側に突設
され、前記ワゴンのフレームを保持する突起と、 前記リフター装置の固定部と前記固定部材との間に配
設され、該固定部材の突出端部を、前記突起に保持され
る前記フレームに弾性的に押圧付勢する弾性部材と、 前記固定部材の突起に形成され、前記突出端部の端部
方向に向かうにつれて前記位置決め部材から離間するテ
ーパ部とからなり、 前記ワゴンのフレームを枠体における他方の支柱に近
接させて装着する際に、該フレームがテーパ部に当接案
内されるよう構成されることを特徴とする。
実施例 次に、本考案に係るリフター装置のワゴン装着構造に
つき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら
説明する。第1図は、実施例に係るワゴン装着構造を採
用したリフター装置を、後述するラック搬入装置、食器
洗浄機およびワゴンと組合わせた食器洗浄装置の全体構
成を概略的に示す斜視図である。なお、本考案に係るワ
ゴン装着構造の理解を容易にするため、食器洗浄装置の
各ユニットにつき個別に説明する。
(ラック搬入装置について) 第1図に示すように、後述する食器洗浄機10の一側に
は、その洗浄槽12中の定位置までラック14の搬入を行な
うラック搬入装置16が配置されている。このラック搬入
装置16は、被洗浄食器(図示せず)を収容したラック14
を載置可能なテーブル状の水平基台18から基本的に構成
される。また前記基台18は、その上面レベルを洗浄槽12
のラック受入れレベルと一致させて、該基台18に載置し
たラック14を下流側に位置する食器洗浄機10に円滑に搬
入し得るよう設定されている。
前記基台18には、適宜の駆動機構(図示せず)が配設
され、この駆動機構に基台18の僅か上方に配設したプッ
シャー20が取付けられ、このプッシャー20は駆動機構の
往復駆動に伴い、基台18の僅か上方を水平に進退移動す
る。すなわち基台18に載置したラック14は、プッシャー
20の前進移動により食器洗浄機10の洗浄槽12に送り込ま
れる。
(食器洗浄機について) 第1図に示す食器洗浄機10は、上方に全面開放する矩
形状の洗浄槽12と、該洗浄槽12を上方から被蓋可能な昇
降自在な箱状ケーシング22とを基本的に備え、該ケーシ
ング22は洗浄槽12を被蓋した状態で、内部に洗浄室が画
成されるようになっている。この食器洗浄機の構造自体
は、業務用洗浄機として一般的なものであって、上下の
関係で水平に対向し合う回転ノズル、洗浄液やすすぎ水
を圧力噴射するポンプその他貯湯タンク等の諸部材(何
れも図示せず)が配設されている。なお、洗浄槽12に
は、使用に供されて洗浄を要する食器を収容したラック
14が、下部ノズルの真上の定位置に載置可能になってい
る。
前記ケーシング22は、食器洗浄機10に内蔵の上昇機構
(図示せず)により、食器洗浄が完了した際に自動的に
上昇して洗浄槽12を開放するよう構成される。また、該
ケーシング22の下降(洗浄槽12の被蓋)は、後述するリ
フター装置26に配設した下降手段27により行なわれる。
なお、食器洗浄機10のラック搬入側(ラック搬入装置
16が配設される側)に、ラック搬入装置16の基台18上面
から所定高さだけ上方に臨む規制板57が配設されている
(第1図参照)。この規制板57は、リフター装置26への
搬入やワゴン24の段積みに支障を来たす大型の食器15を
収容したラック14が、食器洗浄機10に搬入されるのを阻
止して、食器洗浄の連続運転が中断されるのを未然に防
止するべく機能する。
(リフター装置について) 第1図に示す如く、前記食器洗浄機10の一側部(前記
ラック搬入装置16の配設側と反対側)には、洗浄の完了
した前記ラック14を食器洗浄機10から搬出すると共に、
該ラック14を後述するワゴン24に段積みするリフター装
置26が設置されている。このリフター装置26は、第4図
に示す如く、矩形状に形成した一対の支持枠部材(図示
せず)の各隅部を4本の支柱29の上下端部で接続してな
る枠体28を基本的に備え、この枠体28の内部に、4本の
支柱29に沿って水平に昇降可能な搬送体30が配設されて
いる。また、前記枠体28には、ラック14の搬入および搬
出に支障を来すことのない位置に、前記搬送体30の昇降
機構(図示せず)が配設され、搬送体30は該昇降機構を
介して枠体28に沿って昇降移動するよう構成されてい
る。
なお、搬送体30は、適宜の検知手段(図示せず)を介
して、所要レベル(搬送体30に載置されたラック14をワ
ゴン24の棚段部材34へ搬入させ得る位置)で位置決め停
止されるよう構成されている。また、搬送体30には昇降
架台36が配設され、この昇降架台36に、食器洗浄機10か
らラック14を引き出してリフター装置26に移載すると共
に、当該リフター装置26のラック14を前記ワゴン24に搬
出する積込み装置(図示せず)が設けられている。
前記リフター装置26の背面側(第1図において)に
は、適宜の駆動機構(図示せず)が配設され、この駆動
機構に、食器洗浄機10の配置側に延出すると共に、上昇
待機する前記ケーシング22の上部に臨む下降手段27が配
設される。そして、駆動機構を下降駆動すれば、下降手
段27の下降移動によりケーシング22が強制下降される。
(ワゴン装着構造について) 前記枠体28における食器洗浄機10と反対側に位置する
支柱29,29には、ワゴン24をリフター装置26に位置決め
固定する位置決め部材38と固定板40とが対向的に配設さ
れている。すなわち、第1図に示す如く、一方の支柱29
には、上下方向に所定間隔離間して複数(実施例では2
個)の位置決め部材38,38が配設される。この位置決め
部材38は、第4図に示す如く、支柱29から外方へ延出す
ると共に、該延出部38aが他方の支柱29に向けて折曲さ
れて、ワゴン24におけるフレーム82(後述)の垂直部82
aが弾性的に嵌合されるよう構成してある(第4図
(b)参照)。
また他方の支柱29には、第2図および第3図に示す如
く、固定板40が蝶番42を介して回動自在に配設され、一
方の端部40aを支柱29から外方へ延出すると共に、他方
の端部40bをリフター装置26の内方に延出させている。
外方に突出する端部40aには、前記位置決め部材38と対
向する面に突起44が突設され、この突起44がワゴン24に
おけるフレーム82の垂直部82aを保持するべく機能す
る。なお、突起44は、第4図に示す如く、外方に向かう
につれて位置決め部材38から離間するテーパ部44aを備
え、このテーパ部44aがワゴン24を装着する際の案内と
して機能する。
前記固定板40が配設された支柱29と、該支柱29とラッ
ク搬送方向に対向する支柱29とに横材46が架設され、こ
の横材46の下面に、第3図に示すように、ブラケット48
を介して板ばね50が固定されている。板ばね50の固定板
40方向に延出する腕部50aは、図示形状に折曲されると
共に、固定板40の端部40bに弾性的に当接する。そし
て、該固定板40を、蝶番42を支点として時計方向(他方
の端部40aが位置決め部材38に近接する方向)に回動す
るよう構成されている。
すなわち、この固定板40は、第4図(b)に示す如
く、ワゴン24のフレーム82における一方の垂直部82aを
位置決め部材38に嵌合した状態で、他方の垂直部82aに
弾性的に嵌合され、これによりワゴン24はリフター装置
26に確実に装着される。なお、ワゴン24を取外す場合
は、先ず前記固定板40を板ばね50の弾力に抗して反時計
方向に回動して外方へ押し広げ、該固定板40から垂直部
82aを取外すことにより行なわれる。この場合に、固定
板40を板ばね50の弾力により垂直部82aに密着的に嵌合
するよう構成したので、ワゴン24の装着および取外しの
都度、固定板40を回動操作しても、当該固定板40が「へ
たる」ことがなく耐久性が向上する。従って、ワゴン24
をリフター装置26に常に確実に装着保持し得る。
(ワゴンについて) 前記ラック14が段積みされるワゴン24は、第1図およ
び第4図に示す如く、矩形状に形成した底板80の上面
に、ラック14の搬入方向に所定間隔離間して逆U字状の
フレーム82,82が立設されている。フレーム82における
両垂直部82a,82aの離間寸法は、前記枠体28におけるワ
ゴン装着側の支柱29,29の離間寸法と略同一に設定して
ある。従って、前記リフター装置26と対向する側のフレ
ーム82の垂直部82a,82aを、第4図(b)に示す如く、
リフター装置26の位置決め部材38と固定板40とに嵌合す
ることにより、当該ワゴン24はリフター装置26に装着さ
れる。
前記両フレーム82,82の各垂直部82a,82aには、ラック
14の搬入方向と平行なL字形状の棚段部材34,34が対向
的に配設され、この対をなす棚段部材34,34は、フレー
ム82,82の上下方向に所定間隔離間して複数組(実施例
では4組)配設されている。また、底板80の底面に4個
のキャスター84が配設され、当該ワゴン24は移動自在に
なっている。
実施例の作用 次に、実施例に係るリフター装置のワゴン装着構造の
作用につき説明する。使用に供されて汚れた食器を第1
図に示す食器洗浄装置により処理する場合、該食器洗浄
装置を稼働するのに先立ち、前記リフター装置26に空の
ワゴン24を装着する。
すなわち、図示しない貯蔵場所から搬送してきたワゴ
ン24におけるフレーム82の一方の垂直部82aを、第4図
(a)に示す如く、前記位置決め部材38に嵌合させる。
この状態で、他方の垂直部82aを枠体28に近接移動させ
れば、第4図(b)に示す如く、該垂直部82aが前記固
定板40における突起44のテーパ部44aに当接する。そし
て、垂直部82aを更に移動させると、固定板40は前記板
ばね50の弾力に抗して反時計方向に回動して外方に押し
広げられる。しかるに、垂直部82aがテーパ部44aから離
間すると、固定板40は板ばね50の弾力により時計方向に
回動し、突起44を介して該垂直部82aを確実に保持し
て、当該ワゴン24のリフター装置26への装着が完了す
る。
ワゴン24をリフター装置26に装着した状態で、食器洗
浄装置の始動ボタン(図示せず)を押すと、第1図に示
す如く、ラック搬入装置16の基台18上に載置された食器
収容ラック14は、搬入装置16のプッシャー20を介してケ
ーシング22を開放している食器洗浄機10の洗浄槽12上に
搬入される。そして、ケーシング22をリフター装置26に
配設した下降手段27により下降して洗浄槽12を被蓋する
と、食器洗浄機10での洗浄が開始され、所定時間後に食
器の洗浄・すすぎが完了して、前記ケーシング22を開放
させる。
次いで、次回のラック14を食器洗浄機10に強制搬入す
ることにより、洗浄後のラック14はリフター装置26の所
定位置まで押し出される。このラック14は、前記昇降架
台36に配設した積込み装置(図示せず)を介して食器洗
浄機10から完全に引き出され、当該昇降架台36への移載
がなされる。更に、ラック14が昇降架台36に移載される
と、前記搬送体30が昇降移動して、前記ワゴン24の所要
位置の棚段部材34,34の前面で位置決め停止される。次
いで前記積込み装置が再始動され、ラック14は昇降架台
36からワゴン24の棚段部材34,34に積込まれる。そし
て、搬送体30が所期の待機位置に戻って停止することに
より、1サイクルが終了する。このようにしてワゴン24
に、所要数(実施例では4個)のラック14が順次積込ま
れる。
前記ワゴン24の全ての棚段部材34,34にラック14が積
込まれたら、該ワゴン24をリフター装置26から取外して
貯蔵場所に移動させると共に、新たなワゴン24を装着す
る必要がある。該ワゴン24をリフター装置26から取外す
場合は、先ず、前記固定片40を板ばね50の弾力に抗して
外方に押し広げ、該固定片40に嵌合されていたフレーム
82の垂直部82aを引き出す。そして、ワゴン24全体をリ
フター装置26から離間させれば、当該ワゴン24の取外し
は完了する。
なお、実施例では弾性部材として板ばねを採用した場
合につき説明したが、本考案はこれに限定されるもので
なく、例えば圧縮ばねや捻りばね等を使用し得る。
考案の効果 以上に述べた如く、本考案に係るリフター装置のワゴ
ン装着構造によれば、ワゴンを定位置で保持する固定部
材を、別体として設けた弾性部材によりワゴンに弾性的
に嵌合させるよう構成してある。従って、リフター装置
に対するワゴンの装着および取外しを長期に亘って繰り
返しても、固定部材が「へたる」ことがなく、ワゴンを
リフター装置に常に確実に装着し得る。また、突起に形
成したテーパ部によりワゴンのフレームを当接案内する
ようにしたから、該テーパ部にワゴンのフレームを当接
すると、固定部材はフレームを受入れる方向に回動しつ
つ突起が嵌合する位置までワゴンのフレームが確実に案
内される。すなわち、ワゴンをリフター装置に装着する
に際し、作業者が手作業により固定部材をワゴンのフレ
ームを受入れる方向に回動させる必要はなく、作業者は
単にワゴンをリフター装置に向けて近接移動させるだけ
でワゴンの装着を行ない得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に係るワゴン装着構造を採用したリフ
ター装置を備えた食器洗浄装置の全体構成を示す概略斜
視図、第2図は、ワゴン装着構造における固定板の配設
部位を示す要部概略斜視図、第3図は、第2図の側面
図、第4図(a),(b)は、リフター装置にワゴンを
装着する状態を経時的に示す説明図である。 14…食器収容ラック、24…ワゴン 26…リフター装置、28…枠体 28…支柱、30…搬送体 34…棚段部材、38…位置決め部材 40…固定板、40a…端部 46…横材、50…板ばね 82…フレーム
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−33810(JP,U) 実開 昭60−33962(JP,U) 実開 昭61−177035(JP,U) 実開 昭62−126137(JP,U) 実開 昭50−55355(JP,U) 実開 昭55−15571(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の支柱(29)で構成した枠体(28)の
    内部に、水平姿勢を保持して段階的に昇降駆動される搬
    送体(30)を備え、所要レベルに停止させた搬送体(3
    0)に載置した食器収容ラック(14)を、前記枠体(2
    8)に脱着されるワゴン(24)に設けたラック受容部(3
    4,34)に向け搬出するリフター装置において、 前記枠体(28)におけるワゴン装着側で食器収容ラック
    (14)の搬出方向と交差する方向に対向する一方の支柱
    (29)に配設され、前記ワゴン(24)のフレーム(82)
    を嵌合可能な位置決め部材(38)と、 前記一方の支柱(29)とワゴン装着側で対向する他方の
    支柱(29)に回動自在に配設された固定部材(40)と、 前記固定部材(40)における他方の支柱(29)からワゴ
    ン装着方向に突出する端部(40a)の前記位置決め部材
    (38)と対向する側に突設され、前記ワゴン(24)のフ
    レーム(82)を保持する突起(44)と、 前記リフター装置(26)の固定部(46)と前記固定部材
    (40)との間に配設され、該固定部材(40)の突出端部
    (40a)を、前記突起(44)に保持される前記フレーム
    (82)に弾性的に押圧付勢する弾性部材(50)と、 前記固定部材(40)の突起(44)に形成され、前記突出
    端部(40a)の端部方向に向かうにつれて前記位置決め
    部材(38)から離間するテーパ部(44a)とからなり、 前記ワゴン(24)のフレーム(82)を枠体(28)におけ
    る他方の支柱(29)に近接させて装着する際に、該フレ
    ーム(82)がテーパ部(44a)に当接案内されるよう構
    成される ことを特徴とするリフター装置のワゴン装着構造。
JP1990024776U 1990-03-12 1990-03-12 リフター装置のワゴン装着構造 Expired - Lifetime JP2538284Y2 (ja)

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JPS5146831Y2 (ja) * 1973-09-14 1976-11-11
JPS586773Y2 (ja) * 1978-07-18 1983-02-05 三共株式会社 運搬車
JPS62126137U (ja) * 1986-12-06 1987-08-11

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