JP2508328Y2 - リフタ―装置のワゴン装着ガイド - Google Patents

リフタ―装置のワゴン装着ガイド

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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ラックが段積みされるワゴンを着脱自在
に装着可能なリフター装置において、前記ワゴンをリフ
ター装置に円滑に装着および取外し得るワゴン装着ガイ
ドに関するものである。
従来技術 飲食に供された多量の皿、茶碗、コップ等の食器群を
自動的に洗浄する食器洗浄機が、主として喫茶店やレス
トラン等の厨房に設置され、業務上好適に使用されてい
る。この食器洗浄機の基本構造を一例として述べれば、
洗浄液体の噴射反力により水平回転するノズルを上下に
備えた洗浄槽と、この洗浄槽を覆って内部に洗浄室を画
成する箱状ケーシングと、洗浄液体を前記ノズルに圧力
供給するポンプとからなり、前記洗浄室に食器収容ラッ
クを収納することにより洗浄運転がなされる。前記ラッ
クを洗浄室に収納し、また洗浄終了後のラックを洗浄室
から取出すための構造は、前記ケーシングの前部に開
閉扉を設けたドア式と、該洗浄室を上方からケーシン
グにより被蓋し、このケーシングを昇降させることによ
り洗浄槽上部へのラックの挿入・取出しを可能とした昇
降開閉式とに大別される。
何れのタイプでも、洗浄に際しては、予め残飯類を排
除した要洗浄食器を収容したラックを洗浄室に搬入した
後、上下の回転ノズルから高温の洗浄液をラック中の食
器に噴射して所要時間の本洗いを行ない、次いで同ノズ
ルら熱湯を該食器に噴射して所要時間のすすぎ洗いを行
なって食器洗浄を完了する。
ところで、従来の食器洗浄機では、洗浄すべき食器を
収容したラックを機内に搬入する作業および洗浄後のラ
ックを機外に搬出する作業には、何れも人手を要してい
る。通常の喫茶店やレストラン等の規模では、食器洗浄
量もさほど多くないのでこれでも差支えないが、大宴会
場を有するホテルや大規模のドライブイン等における厨
房では、これが無視し得ない問題となっている。
すなわち、前述の大規模飲食設備において、一度に大
量の要洗浄食器が生じた場合に、1人の作業者でラック
の搬入・搬出に対処するのは、作業量・作業時間の点で
過重労働を強いることとなり、また洗浄機の稼働率も低
下する欠点がある。従ってこのような場合、ラックの搬
入作業と搬出作業とを2人の作業者で一般に分担し合う
が、このときは人件費が嵩む欠点が指摘される。
そこで、大規模飲食設備向けの洗浄機として、例えば
実開昭62−7970号公報に開示される如く、無端の搬送ベ
ルトに要洗浄食器を載置し、該ベルトの上下に設けたシ
ャワー管により、ベルトの運行に伴い前記食器を洗浄す
る連続洗浄装置が提案されている。
考案が解決しようとする課題 前述のベルト式洗浄装置では、確かに大量の食器を洗
浄処理することはできるが、その洗浄時間は食器がシャ
ワー帯域を通過している間に限られるので、洗浄および
すすぎ共に充分でない難点がある。また、充分な洗浄お
よびすすぎを得ようとすると、食器搬送ベルトの運行速
度を低く抑えたり、ベルト全長を長くしたりする工夫が
必要となり、洗浄に多くの時間を要したり、厨房内に長
尺なスペースを必要とする等の欠点を生ずる。
そこで、本件出願人は食器の効率的な洗浄を行なうと
共に、省力化を達成し得る食器洗浄装置につき鋭意開発
を行ない、その基本構成に関して発明「食器洗浄装置」
の特許出願を行なった。この食器洗浄装置は、ラック搬
入装置、食器洗浄機、リフター装置およびワゴンが鍵形
または直列に配設され、食器洗浄機へのラックの搬入→
食器洗浄→洗浄機からのラック搬出→ワゴンへのラック
段積みを全自動で行なうことができる。
前記リフター装置は、該リフター装置の支持骨格をな
す枠体の内部に搬送体を昇降可能に備えている。そし
て、リフター装置のラック搬出側に着脱自在に配備した
ワゴンに、搬送体に位置するラックを積込み装置を介し
て積込むよう構成されている。なお、このときラックを
搬送体の昇降に支障を来すことのないワゴン中の定位置
まで、完全に押し込む必要がある。ここでラックの押し
込み機構としては、第2図および第3図を参照して後述
する如く、搬送体の一端部に、ワゴンに向け突出すると
共に下方へ傾斜する送り出し部(例えばテーパ)を形成
することが提案される。そして、前記積込み装置により
ワゴンに向け搬出されたラックの後端部に、上昇作動を
開始した前記搬送体のテーパを当接させると共に該上昇
を継続することによって、該ラックはワゴン中の定位置
に完全に押し込まれる。
しかし前記テーパがリフター装置からワゴン装着側に
突出している結果として、ワゴンを該リフター装置に装
着するときや取外す際に、ワゴンのフレームがテーパに
引掛かって、円滑な装着および取外しを行なうことがで
きない。また、テーパを変形させたり破損することも懸
念される。そこで、ワゴンのリフター装置への装着およ
び取外しに際し、如何にしてワゴンがテーパに干渉する
のを防止するか、が新たな解決課題となっている。
考案の目的 この考案は、前述したワゴンを着脱自在に装着可能な
リフター装置に内在している前記問題点に鑑み、これを
好適に解決するべく提案されたものであって、ワゴンの
リフター装置への装着および取外しを円滑に行ない得る
手段を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成する
ため本考案は、複数の支柱で構成されると共にラック搬
送方向と交差する方向に対向する支柱はラックの搬出を
許容する間隔で離間するよう設定された支持骨格をなす
枠体と、この枠体のラック搬出側で対向する支柱に対向
的に配設され、ラックの搬入を許容する間隔で離間する
一対の垂直部からなるフレームを備えたワゴンを、前記
垂直部を支柱に対向した状態に着脱自在に係合保持する
ワゴン固定手段と、前記枠体の内部に配設されて、適宜
の昇降機構により水平姿勢で段階的に昇降される搬送体
と、前記枠体に装着したワゴンを指向する搬送体の端部
に形成され、該ワゴンに向けて前記枠体より外方に突出
すると共に下方に傾斜する送り出し部とからなり、搬送
体の上昇に伴いその送り出し部を、該搬送体からワゴン
へ移載されたラックの後部に当接させ、ラックをワゴン
中の定位置に完全に押し込むよう構成したリフター装置
において、 前記枠体におけるワゴン装着側の両支柱間に、前記送
り出し部より外方に水平に延出するガイド板を配設し、 前記ガイド板のラック搬送方向と交差する長手方向の
前面両端縁部で、かつ前記送り出し部の長手方向の突出
領域より側方に外れた部位に、前面端縁部から対応する
支柱に向かうにつれて所要角度で枠体側に後退するテー
パを夫々形成し、 前記ワゴンにおけるフレームの一方の垂直部を、前記
ガイド板の前面端縁部に当接させつつ対応する支柱に向
けて近接移動させると共に、他方の垂直部を対応する支
柱に向けて近接移動させて、前記ワゴン固定手段で両垂
直部を係合保持して枠体にワゴンを装着したり、前記ワ
ゴン固定手段から取外した垂直部をガイド板の前面端縁
部に沿って支柱から離間させて枠体からワゴンを取外す
ことにより、ワゴンのフレームが前記搬送体の送り出し
部と干渉することなくワゴンの枠体への装着および取外
しを行ない得るよう構成したことを特徴とする。
実施例 次に、本考案に係るリフター装置のワゴン装置ガイド
につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しなが
ら説明する。第1図は、実施例に係るワゴン装着ガイド
を採用したリフター装置を、後述するラック搬入装置、
食器洗浄機およびワゴンと組合わせた食器洗浄装置の全
体構成を概略的に示す斜視図である。なお、本考案に係
るワゴン装着ガイドの理解を容易にするため、食器洗浄
装置の各ユニットにつき個別に説明する。
(ラック搬入装置について) 第1図に示すように、後述する食器洗浄機10の前面側
には、その洗浄槽11中の定位置までラック14の搬入を行
なうラック搬入装置24が配置されている。このラック搬
入装置24は、被洗浄食器13を収容したラック14を載置可
能なテーブル状の水平基台25から基本的に構成される。
また前記基台25は、その上面レベルを洗浄槽11のラック
受入れレベルと一致させて、該基台25に載置したラック
14を下流側に位置する食器洗浄機10に円滑に搬入し得る
よう設定されている。
前記基台25には、適宜の駆動機構29が配設され、この
駆動機構29に基台25の僅か上方に配設したプッシャー32
が取付けられ、このプッシャー32は駆動機構29の往復駆
動に伴い、基台25の僅か上方を水平に進退移動する。す
なわち基台25に載置したラック14は、プッシャー32の前
進移動により食器洗浄機10の洗浄槽11に送り込まれる。
(食器洗浄機について) 第1図に示す食器洗浄機10は、上方に全面開放する矩
形状の洗浄槽11と、該洗浄槽11を上方から被蓋可能な昇
降自在な箱状ケーシング12とを基本的に備え、該ケーシ
ング12は洗浄槽11を被蓋した状態で、内部に洗浄室が画
成されるようになっている。この食器洗浄機の構造自体
は、業務用洗浄機として一般的なものであって、上下の
関係で水平に対向し合う回転ノズル15,15(下方のノズ
ル15のみ図示する)、洗浄液やすすぎ水を圧力噴射する
ポンプその他貯湯タンク等の諸部材(何れも図示せず)
が配設されている。なお、洗浄槽11には、使用に供され
て洗浄を要する食器13を収容したラック14が、下部ノズ
ル15の真上の定位置に載置可能になっている。
前記ケーシング12は、洗浄槽11の背面側に直立配置し
た一対のガイドレール(図示せず)に沿って昇降可能に
支持されている。また洗浄槽11の背面側に、ケーシング
12の昇降機構(図示せず)が配設され、該昇降機構の正
逆駆動によりケーシング12が昇降して洗浄槽11の開放お
よび閉成(被蓋)がなされる。
(ラック送り出し機構について) 後述する如く、第1図に示す食器洗浄装置では、前記
ラック搬入装置24の搬入ラインと交差する位置関係をも
って、食器洗浄機10にリフター装置37が隣接配置され、
全体として鍵形のユニット配列(実施例では左曲り)と
なるものである。このために、食器洗浄機10で洗浄の終
了した食器ラック14を、ラック搬入装置24と交差する方
向に位置するリフター装置37に向け送り出す機構が必要
とされる。従って、この機構につき以下説明する。
第1図に示す如く、食器洗浄機10における洗浄槽11の
一側に、モータ21が、その出力軸21aを上方に指向させ
て配設され、該出力軸21aにラック押し出し用アーム22
の一端が固定されている。すなわち前記モータ21を駆動
して、アーム22を所定方向に水平揺動させれば、洗浄槽
11の真上に載置されているラック14は、該アーム22によ
り洗浄機10から押し出されるものである。このように機
能させるべくアーム22の長さは、該アーム22を揺動させ
て洗浄槽1の真上にまで到来させた際に、アーム開放端
がラック14を所要距離だけリフター装置37側に押し出し
得る寸法に設定される。なおアーム開放端には、ラック
14の円滑な送り出しのため、ローラ22aを枢着しておく
のが好ましい。
前記洗浄槽11には、第2図に示すように、ラック14が
押し出される方向と平行な前面縁部に、ラック位置規制
用の規制部材23が配設され、ラック14がアーム22により
押圧された際に生ずる「こじり」を防止して、該ラック
14を下流側のリフター装置37に正しい姿勢で送り出し得
るよう構成されている。なお規制部材23は、食器洗浄機
10とラック搬入装置24との間に位置することになるが、
該規制部材23はラック搬入装置24によるラック14の搬入
に支障を来すことのないレベルに設けられる。
(リフター装置について) 第1図および第2図に示す如く、前記食器洗浄機10の
一側部(前記モータ21の配設側と反対側)には、洗浄の
完了した前記ラック14を食器洗浄機10から搬出すると共
に、該ラック14を後述するワゴン67に段積みするリフタ
ー装置37が設置されている。このリフター装置37は、矩
形状の支持枠部材39,39の各隅部を4本の支柱38の上下
端部で接続してなる枠体40を基本的に備え、この枠体40
の内部に、4本の支柱38に沿って水平に昇降可能な搬送
体42が配設されている。また、前記枠体40におけるラッ
ク搬出方向と交差する一側部には、前記搬送体42の昇降
機構44が配設され、搬送体42は該昇降機構44を介して枠
体40に沿って昇降移動するよう構成されている。なお枠
体40におけるラック搬送方向と交差する方向に対向する
支柱38,38の離間間隔は、ラック14の搬出入を許容する
寸法に設定されている。
前記搬送体42には昇降架台51が配設され、この昇降架
台51に、食器洗浄機10からラック14を引き出してリフタ
ー装置37に移載すると共に、当該リフター装置37のラッ
ク14を後述するワゴン67に搬出する積込み装置(図示せ
ず)が設けられている。この昇降架台51は、内部に設け
た積込み装置を囲繞すると共に、ラック14が載置される
カバー52,54を有している。
例えば第2図に示す如く、昇降架台51の中央部に矩形
状の中央カバー52が着脱可能に配設され、該中央カバー
52の両側に、側部カバー54,54が配設されている。この
側部カバー54,54には、ラック搬入方向に沿って平行に
延在するガイド54a,54aが立設され、前記ラック14は両
ガイド54a,54aに沿って移動する。
第2図および第3図に示す如く、前記カバー54,54に
おける出口側の端部には、前記枠体40に脱着可能に装着
される後述のワゴン67の方向に突出すると共に、突出方
向に下方傾斜する送り出し部としてのテーパ54b,54bが
形成されている。このテーパ54bは、ラック14のワゴン6
7への積込みが終了した搬送体42が上昇した際に、ワゴ
ン67に積込んだラック14の後端部に当接して、該ラック
14を更にワゴン側に押し込むべく機能するものである。
これにより、ワゴン67に積込まれたラック14の後端部
が、昇降移動する搬送体42と衝突するのが防止される。
(ワゴンの固定手段とワゴン装着ガイドについて) 前記枠体40における食器洗浄機10と反対側で対向する
支柱38,38には、ワゴン67をリフター装置37に位置決め
固定するワゴン固定手段としての位置決め部材63と固定
片64とが対向的に配設されている。第2図に示す如く、
一方の支柱38に配設した位置決め部材63は、支柱38から
外方へ延出すると共に、該支柱38に沿って所定長さに亘
って延在している。位置決め部材63の延出部63aは、第
4図に示す如き形状に折曲形成され、ワゴン67における
フレーム69(後述)の垂直部69aが嵌合されるよう構成
してある。なお、ワゴン67がリフター装置37に装着され
ていない状態で食器洗浄装置が稼働されるのを防止する
ために、当該位置決め部材63に検知手段を配設し、ワゴ
ン67が装着されているのを確認し得るようにすることが
推奨される。
また他方の支柱38に配設した固定片64は、前記フレー
ム69における一方の垂直部69aを位置決め部材63に嵌合
した状態で、他方の垂直部69aに弾性的に嵌合され、こ
れによりワゴン67はリフター装置37に安定的に装着され
る(第4図(c)参照)。なお、ワゴン67を取外す場合
は、先ず前記固定片64を外方へ押し広げ、該固定片63か
ら垂直部69aを取外すことにより行なわれる。
第2図に示す如く、ワゴン67の固定手段が配設された
両支柱38,38間に位置する下方の支持部材39には、枠体4
0に装着されるワゴン67の方向に水平に延出すると共
に、該支持部材39の長手方向(ラック搬送方向と交差す
る方向)に沿って延在するガイド板65が配設される。こ
のガイド板65の延出寸法(枠体40から水平外方への延出
寸法)は、第4図に示す如く、前記側部カバー54におけ
るテーパ54bの枠体40から水平方向への突出寸法よりも
大きく設定されている。また、ガイド板65の両支柱38,3
8に近接する前端部には、相互に離間する方向に向かう
につれて前面端縁部から支持部材39側に後退するテーパ
65a,65aが付してある。なお、テーパ65a,65aは、第4図
(a)から明らかな如く、平面において前記側部カバー
54におけるテーパ54bの突出部よりも長手方向の側方に
外れて位置している。
すなわち、前記ワゴン67をリフター装置37に装着する
際と、リフター装置37から取外す際に、当該ワゴン67を
ガイド板65に当接した状態で移動させることにより、ワ
ゴン67がテーパ54bに引掛かるのを防止することができ
る。また、ガイド板65の長さ寸法は、後述するワゴン67
のフレーム69における両垂直部69a,69aの離間距離より
も短かく設定され、ワゴン67をリフター装置37の装着し
た際に、ガイド板65はフレーム69の内方に臨むよう構成
されている。
(ワゴンについて) 前記ラック14が段積みされるワゴン67は、第1図およ
び第2図に示す如く、矩形状に形成した底板68の上面
に、ラック14の搬入方向に所定間隔離間して逆U字状の
フレーム69,69が立設されている。フレーム69における
両垂直部69a,69aの離間寸法は、前記枠体40におけるワ
ゴン装着側の支柱38,38の離間寸法と略同一に設定して
ある。従って、前記リフター装置37と対向する側のフレ
ーム69の垂直部69a,69aを、第4図(c)に示す如く、
支柱38,38と対向した状態でリフター装置37の位置決め
部材63と固定片64とに嵌合することにより、当該ワゴン
67はリフター装置37に装着される。
前記両フレーム69,69の各垂直部69a,69aには、ラック
14の搬入方向と平行なL字形状の棚段部材70,70が対向
的に配設され、この対をなす棚段部材70,70は、フレー
ム69,69の上下方向に所定間隔離間して複数組(実施例
では4組)配設されている。また、底板68の底面に4個
のキャスター71が配設され、当該ワゴン67は移動自在に
なっている。なお、前記底板68の縁部には、上方に突出
する堰材72が配設され、ワゴン67に段積みしたラック14
から滴下する水滴を貯留し得るよう構成してある。
実施例の作用 次に、実施例に係るリフター装置のワゴン装着ガイド
の作用につき説明する。使用に供されて汚れた食器13を
第1図に示す食器洗浄装置により処理する場合、該食器
洗浄装置を稼働するのに先立ち、前記リフター装置37に
空のワゴン67を装着する。
すなわち、図示しない貯蔵場所から搬送してきたワゴ
ン67におけるフレーム69の一方の垂直部69aを、第4図
(a)に示す如く、前記ガイド板65の前面端縁部に当接
させる。次いで、ワゴン67をガイド板65に沿って移動さ
せると、垂直部69aはガイド板65のテーパ65aに案内され
て、第4図(b)に示す如く、前記位置決め部材63に嵌
合される。この状態で、他方の垂直部69aを枠体40に近
接移動させれば、第4図(c)に示す如く、該垂直部69
aが前記固定片64に弾性的に嵌合し、これにより当該ワ
ゴン67のリフター装置67への装着が完了する。
前記ガイド板65の前面端縁部は、前記側部カバー54の
テーパ54bよりも外方に位置しているので、該垂直部69a
がテーパ54bに引掛かるのを防止し得る。すなわち、テ
ーパ54bにワゴン67のフレーム69が引掛かることなく、
円滑な装着を達成することができる。
ワゴン67をリフター装置37に装着した状態で、食器洗
浄装置の始動ボタン(図示せず)を押すと、第1図に示
す如く、ラック搬入装置24の基台25上に載置された食器
収容ラック14は、搬入装置24の駆動機構29を介してケー
シング12を開放している食器洗浄機10の洗浄槽11上に搬
入される。そして、食器洗浄機10での洗浄が開始され、
所定時間後に食器13の洗浄・すすぎが完了すると、前記
ケーシング12を開放させる。
次いで、食器洗浄機10の側部に配設したラック送り出
し機構におけるモータ21が始動し、前記アーム22を水平
揺動させると、ラック14は搬入方向と略90°交差する方
向へ押し出される。前記アーム22によりリフター装置37
の所定位置まで押し出されたラック14は、前記昇降架台
51に配設した積込み装置(図示せず)を介して食器洗浄
機10から完全に引き出され、当該昇降架台51への移載が
なされる。更に、ラック14が昇降架台51に移載される
と、リフター装置37に配設した昇降機構44により搬送体
42が昇降移動し、前記ワゴン67の所要位置の棚段部材7
0,70の前面で位置決め停止される。次いで前記積込み装
置が再始動され、ラック14は昇降架台51からワゴン67の
棚段部材70,70に積込まれる(第3図参照)。
なおラック14の搬出位置から搬送体42を更に上昇させ
ることにより、前記側部カバー54,54の出口側に形成し
たテーパ54b,54bがラック14の後端部に当接し、これを
ワゴン67側に押し込む。これによりラック14を、完全に
ワゴン67の棚段部材70,70に積込むことができる。そし
て、搬送体42が所期の待機位置に戻って停止することに
より、1サイクルが終了する。このようにしてワゴン67
に、所要数(実施例では4個)のラック14が順次積込ま
れる。
前記ワゴン67の全ての棚段部材70,70にラック14が積
込まれたら、該ワゴン67をリフター装置37から取外して
貯蔵場所に移動させると共に、新たなワゴン67を装着す
る必要がある。該ワゴン67をリフター装置37から取外す
場合は、先ず、前記固定片64を外方に押し広げ、該固定
片64に嵌合されていたフレーム69の垂直部69aを引き出
す。そして、ワゴン67全体をリフター装置37から離間さ
せれば、当該ワゴン67の取外しは完了する。このとき、
前記位置決め部材63に嵌合されていた垂直部69aは、前
記ガイド板65のテーパ65aに案内されつつ移動するの
で、該垂直部69aが前記側部カバー54のテーパ54bに引掛
かることなく円滑な取外しを行ない得る。
考案の効果 以上に述べた如く、本考案に係るリフター装置のワゴ
ン装着ガイドによれば、リフター装置の支持骨格をなす
枠体に、搬送体に形成した送り出し部よりも外方に突出
するガイド板を配設し、このガイド板に沿ってワゴンの
装着および取外しを行なうよう構成してある。従って、
ワゴンのフレームが前記送り出し部に引掛かるのを防止
することができ、これにより送り出し部の変形や破損を
未然に防止して、円滑な装着および取外しを達成し得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係るワゴン装着ガイドを採用したリフ
ター装置を備えた食器洗浄装置の全体構成を示す概略斜
視図、第2図は第1図に示すリフター装置からワゴンを
取外した状態で示す食器洗浄装置の概略斜視図、第3図
はリフター装置およびワゴンの要部を縦断して示す説明
図、第4図(a)〜(c)はリフター装置にワゴンを装
着する状態を経時的に示す説明図である。 14……ラック、38……支柱 40……枠体、42……搬送体 44……昇降機構、54b……テーパ(送り出し部) 63……位置決め部材(ワゴン固定手段)、64……固定片
(ワゴン固定手段) 65……ガイド板、65a……テーパ 67……ワゴン、69……フレーム 69a……垂直部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の支柱(38)で構成されると共にラッ
    ク搬送方向と交差する方向に対向する支柱(38,38)は
    ラック(14)の搬出を許容する間隔で離間するよう設定
    された支持骨格をなす枠体(40)と、この枠体(40)の
    ラック搬出側で対向する支柱(38,38)に対向的に配設
    され、ラック(14)の搬入を許容する間隔で離間する一
    対の垂直部(69a,69a)からなるフレーム(69)を備え
    たワゴン(67)を、前記垂直部(69a,69a)を支柱(38,
    38)に対向した状態に着脱自在に係合保持するワゴン固
    定手段(63,64)と、前記枠体(40)の内部に配設され
    て、適宜の昇降機構(44)により水平姿勢で段階的に昇
    降される搬送体(42)と、前記枠体(40)に装着したワ
    ゴン(67)を指向する搬送体(42)の端部に形成され、
    該ワゴン(67)に向けて前記枠体(40)より外方に突出
    すると共に下方に傾斜する送り出し部(54b)とからな
    り、搬送体(42)の上昇に伴いその送り出し部(54b)
    を、該搬送体(42)からワゴン(67)へ移載されたラッ
    ク(14)の後部に当接させ、ラック(14)をワゴン(6
    7)中の定位置に完全に押し込むよう構成したリフター
    装置において、 前記枠体(40)におけるワゴン装着側の両支柱(38,3
    8)間に、前記送り出し部(54b)より外方に水平に延出
    するガイド板(65)を配設し、 前記ガイド板(65)のラック搬送方向と交差する長手方
    向の前面両端縁部で、かつ前記送り出し部(54b)の長
    手方向の突出領域より側方に外れた部位に、前面端縁部
    から対応する支柱(38)に向かうにつれて所要角度で枠
    体(40)側に後退するテーパ(65a)を夫々形成し、 前記ワゴン(67)におけるフレーム(69)の一方の垂直
    部(69a)を、前記ガイド板(65)の前面端縁部に当接
    させつつ対応する支柱(38)に向けて近接移動させると
    共に、他方の垂直部(69a)を対応する支柱(38)に向
    けて近接移動させて、前記ワゴン固定手段(63,64)で
    両垂直部(69a,69a)を係合保持して枠体(40)にワゴ
    ン(67)を装着したり、前記ワゴン固定手段(63,64)
    から取外した垂直部(69a)をガイド板(65)の前面端
    縁部に沿って支柱(38)から離間させて枠体(40)から
    ワゴン(67)を取外すことにより、ワゴン(67)のフレ
    ーム(69)が前記搬送体(42)の送り出し部(54b)と
    干渉することなくワゴン(67)の枠体(40)への装着お
    よび取外しを行ない得るよう構成した ことを特徴とするリフター装置のワゴン装着ガイド。
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