JP3092876B2 - 食器の洗浄方法及びこれに使用する食器かご - Google Patents

食器の洗浄方法及びこれに使用する食器かご

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数の人々が同
時に食事をする場所での、食器類の洗浄を一度に使用し
た食器を清潔に洗浄しようとする洗浄システムに関する
ものであり、更に詳しくは、使用した食器を食器かごに
挿入して、少しも人手に触れることなく洗浄を行い、清
潔、安全な洗浄を行う食器の洗浄方法及びこれに使用す
る食器かごに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食器の洗浄機に関しては、単槽内
に食器類を収納して洗浄を行うものから、いくつかの槽
をベルトコンベアーに乗せて洗浄を行おうとするものま
で色々なものが発明、考案されている。
【0003】例えば特許公告公報にあっては特公昭58
-52654号公報の浸漬槽を付帯する洗浄機、或いは
特公昭47-49309号公報の自動浸漬装置とか、特
許公開公報にあっては、特開平3-18339号公報の
食器類の洗浄装置、特開昭62-122625号公報の
洗浄装置、特開昭60-234628号公報の容器洗浄
装置、又、バスケットの吊り下げに関しても、特開昭5
0-663号公報の自動洗浄装置におけるバスケット搬
送装置等があった。
【0004】実用新案にあっても、実用新案公報にあっ
ては、実公平3-10932号公報の自動洗浄機、又、
実公昭63-32691号公報の自動食器洗浄機の搬送
装置、或いは実公昭59-2758号公報の浸漬槽を付
帯する洗浄機等があり、実開平2-112251号公報
の吊り下げ式食器洗い機、又、実開昭51-12126
7号公報の自動洗浄装置の被洗浄物運搬装置があり、食
器かごにおいても、実開平3-10847号公報の食器
洗浄機のラック構造等の出願がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のもので
は、単に一つの槽の中に食器を収納して洗浄を行おうと
するものは、一度に多人数の食器を扱うことはまづ困難
であって、しかも一槽にて全てを行うことは動作の上で
も完全とは言い難かった。また、ベルトコンベアーの上
に食器等を乗せて洗浄を行うものにあっては、食器かご
の中に入れて搬入された食器等を作業員が一枚づつベル
トコンベアーの上に乗せるという作業を伴うものであ
り、その作業が煩雑であるだけでなく、数多くの作業員
を必要とするものであった。加えて、食器を裏返しにし
た状態で一枚づつベルトコンベアーの上に乗せることか
ら、ベルトコンベアーが単位面積当たり搬送することの
できる食器の枚数に制限があり、このため、洗浄機の単
位面積当たりの処理量が制限されたものであった。
【0006】従来例を列挙すれば次のとおりである。ベ
ルトコンベアー式、或いは2槽以上にて構成されるもの
も、例えば特公昭58-52654号公報にあっては回
転するローラコンベアーで搬送し、別に付帯するサブタ
ンクを浸漬槽として有して熱湯にてすすぎを行うもので
あり、特公昭47-49309号公報にあっては洗浄物
をハンガーに吊るして浸漬しようとするもの、特開平3
-18339号公報にあっては、洗い落とされた残菜を
自動的に機外に排出し得る残滓処理手段を目的とするも
のであり、特開昭62-122625号公報にあっては
食器、スプーン等を搬入口から傾斜するコンベアーによ
って吊るすなり置くなりしてコンベアーの上部にて洗浄
しようとするものであり、特開昭60-234628号
公報にあっては第2浸漬槽の下部にジェット洗浄部及び
第1浸漬槽の洗浄液をジェット洗浄部に配設するもので
ある。
【0007】特開昭50-663号公報にあっては、チ
ェーンで駆動搬送されるハンガーに一本で吊るして搬送
途中にて洗浄を行うものである。実用新案公報にあって
は、実公平3-10932号公報にあっては前段と後段
の2つのコンベアーの上にのせて洗浄をしようとするも
の、実公昭63-32691号公報にあっては、洗浄装
置は2部分であって、コンベアーが網目状態のものであ
り、実公昭59-2758号公報にあっては洗浄部に浸
漬槽を別に単に付帯せしめたものである。実開平2-1
12251号公報にあっては、洗浄機構を吊り下げその
両側面に食器出し入れの扉を設けたもの、実開昭51-
12167号公報は自動洗浄機の被洗浄物の運搬に関す
るものである。更に食器かごについても、実開平3−1
0847号公報にあっては、かごは網でなくラックで底
部より多数の支持ピンがつきでているものであって、食
器の挿入が難しく、しかも支持ピンの折損の事故も起き
易かった。
【0008】そこで、本発明の目的は、食器かごの中に
入れて運び込まれた食器を洗浄機の中に移し換える作業
の軽減を図り、ひいては、これに従事する作業員の数を
削減することのできる食器の洗浄方法及びこれに使用す
る食器かごを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題を達成
すべく、本発明の食器の洗浄方法にあっては、多人数で
食事をする場所で、使用済みの食器が立設した状態で且
つ隣接の食器と重ならない状態で食器かごの中に収容さ
れる食器収容工程と、該食器収容工程で前記食器を収容
した食器かごを、食器を洗浄する場所に搬入する搬入工
程と、前記食器を洗浄する場所に運び込まれた前記食器
かごを、該食器かごの中の食器に少しも手を触れること
なく、該食器かごの中の食器と一緒に洗浄する食器洗浄
工程とを有する構成を採用してある。
【0010】また、本発明の食器の洗浄方法を実施する
ための食器かごとして、丸棒にて金網状に構成された食
器かごであって、該食器かごの中に立設した状態で収容
した食器の上部を支えるのに充分な位置に、前記食器か
ごの底部の複数の丸棒と平行に丸棒が配置すると共に、
前記食器かごの相対する面に、食器洗浄機のコンベアの
吊手を嵌入する空間を有することを特徴とする食器かご
であるのが好ましい。
【0011】
【作用効果】洗浄する場所に搬入された多人数の食器を
収容した食器かごを、その中の食器に手を触れることな
く、食器と一緒に食器かごを洗浄することから、運び込
まれた食器を洗浄機の中に移し換える作業を大幅に軽減
することができ、また、これに従事する作業員の数を削
減することのできる。加えて、食器かごのセットから最
後の自動搬出まで作業員が食器に一切手を触れることな
く洗浄が行えるので安全にして清潔に洗浄ができる。
又、本発明の食器かごによれば、食器の重なりが食器か
ごの内部に於いて起こらないので、本発明の方法を実施
するのに好都合である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。第1図はノズル部分1部省略の自動
洗浄機の概念図である。図面に記載された如く本発明の
自動洗浄機1は浸透槽2、洗浄槽3、すすぎ槽4、仕上
げ槽5の4槽が縦方向に構成されて、その目的により作
業を行い、一体として洗浄を完結するものである。
【0013】自動洗浄機1は、その装置の上部入り口部
より進行方向に向かって進行して、上方向に折れ曲がっ
て入り口に戻るコンベアー6にて構成され、コンベアー
6は、コンベアー6の屈曲する部分、例えば、装置の入
り口、出口部分及び浸透槽の上部の屈曲部分はスプロケ
ット7にて折れ曲がっている。多人数が食事をする場所
で使用した食器を挿入した食器かご8を、その中の食器
に少しも触れることなく装置の入り口部分に運ぶと、装
置の入り口部分の浸透槽2の上部のベルトコンベアー6
に自動的に懸架され、装置の出口付近において自動的に
解除されて槽外に搬出される。
【0014】第2図は浸透槽の構成及び状態説明図であ
る。浸透槽2は自動洗浄機1の前部にあって、槽の入り
口部分にて食器16の収納されている食器かご8を自動
的に懸吊した後に、浸透槽2の内部に食器かご8を複数
回数、槽内の水中より上げ下げして食器16を浸透洗浄
し、浸透槽2の最終段階に於いて、装置の上部より複数
個、複数列のシャワーノズル9より水を噴出せしめてシ
ャワー洗浄して、次の洗浄槽3に送出する。シャワーノ
ズルの方向は、他の槽にあっても同様であるが、洗浄の
目的を有効に達成するための角度をもった方向となって
いる。
【0015】また、浸透槽2は、循環ポンプ10にて、
食器かご8の進行方向と逆流するように吐出口11と排
水口12でオーバーフローで排出される。また、浸透槽
2は、槽外のブロアー13より空気を送り、槽内の底部
に設置された気泡板14より気泡を発生して食器16に
付着した汚れを剥離せしめて、パイプの先端に取り付け
られた複数個、複数列のシャワーノズル9にて所定の方
向に水を噴出して汚れを除去せしめる。この浸透槽に於
いては食器16の洗浄の第一段階であるために、固形の
汚れ等が剥離することも多いので循環ポンプは汚物カッ
ター式のものである。
【0016】次の洗浄槽3においては、槽外のポンプに
て、熱源により水温を高めに保った温水を循環ポンプ1
5にて複数個、複数列のノズル17にて温水を圧力をも
って噴出せしめて、食器かご8の食器16を洗浄する。
洗浄は下側、左右両側、及び上側の四方から行われる。
この洗浄槽3にて使用される温水は洗剤入りであって、
洗浄効果を高める。この槽にあっても、余剰の水はオー
バーフローにて排出される。
【0017】第3図は洗浄槽3のシャワーノズル17よ
りの噴射状態説明図である。シャワーノズルの前方の楕
円形はシャワーノズルよりの噴射の状態を示す。第4図
はシャワーノズル17と食器16との関係位置を示す説
明図である。何れもパイブ18の先端に複数個、複数列
のシャワーノズル17が設置されて温水を噴出する。こ
の場合のその方向は所定の方向である。この洗浄槽にお
いて、食器かご8の食器16は温水にて四方からシャワ
ーノズルより充分に洗浄されて、次のすすぎ槽に送られ
る。
【0018】すすぎ槽は洗浄槽と同様に熱源にて水を高
めに保って循環ポンプ15にて、複数個、複数列のパイ
プ18よりこのパイプ18の先端に取付けられたシャワ
ーノズル17が所定の方向に向けられ、下側、左右の両
側、上側から温水が噴出されるのは洗浄槽と同一であ
る。すすぎ槽の槽内には仕上げ槽のための温水を供給す
るために、槽内にコイルがあってこの部分を通過する温
水は、熱源直結であるために仕上げ槽の温水は温度減少
なしで供給するためのものである。すすぎ槽にあっても
余剰の温水はオーバーフローされて洗浄槽に戻される。
【0019】仕上げ槽5は、自動洗浄機1の最終段階で
あって、この槽の端部において、食器かご5はコンベア
ー6より自動的に、食器かご8を解除して装置の外に搬
出する。仕上げ槽5は、前述の如く、すすぎ槽にてのコ
イルにて数度程度温度を上昇せられた温水が槽内の上部
より複数個、複数列のシャワーノズル17より所定の方
向に噴出して、食器かご8を洗浄して自動搬出する。こ
の仕上げ槽の温水は、最後の仕上げ工程でもあるので、
その温度はすすぎ槽にて間接コイルで温度上昇せしめら
れ、かなりの高温となっている。
【0020】また、使用される食器かご8にあっては、
使用される金網はSUS(ステンレスJIS規格)で直
径3mmのもので構成されている。金網め食器かご8の構
成は第5図の構成説明図にて示す如く、食器16の収納
に充分であればよいので、図に示す如く簡単な金網であ
る。
【0021】しかし、その対向面の上部にあっては、コ
ンベアー6に自動装着及び解除する際にコンベアー6よ
りの吊手19が挿入、脱出するための空間部20が設け
られている。食器16を収納するためには、食器かご8
の底部に平行に配置した丸棒が食器16の厚さに対し
て、多少のゆとり、例えば5mm〜20mm程度の寸法に横
設している。食器かご8の高さ方向においても、第6図
の食器かごと丸棒との位置関係説明図に示す如く、食器
16の高さよりも僅かに低めの位置に底部の丸棒と同様
の太さのものが、底の丸棒と同じ方向に、同じ個数が横
設されている。
【0022】自動洗浄機1は以上のような構成であるの
で、これを使用するときには次の如くなる。自動洗浄機
1は、食器16を複数個収納した食器かご8を自動洗浄
機1の始め部分にてコンベアー6に自動装着して槽内に
浮き沈みを、コンベアー6の上下に従って行い、且つ槽
内の気泡にても洗浄されて槽の端部に於いて、上方より
シャワー洗浄がノズルにより行われるのである。
【0023】このシャワー洗浄は通常は2本のSUSの
パイプ18により水が供給されるのであるが、パイプの
先端部分に一本について10本のノズルが装置されてい
る。パイプの太さは直径が約20mm位で、噴出の圧力は
通例は、1.4Kg/cm2程度のものが多用さている。ノズル
の方向は夫々の所定の方向であって、例えば3列構成の
ものにあっては前方より30°、35°、40°等目的
に沿った角度となっている。この槽は最初の洗浄槽であ
るために剥離した汚物の固形物はカッター付きの循環ポ
ンプにて粉砕されることになる。尚、オーバーフローは
2ケ所で排水の能力は31リットル/min位の能力のも
のが通例である。
【0024】次の洗浄槽3にあっては、下側、左右両
側、及び上側の4方から行われるが、動作としては、下
側及び左右両側のノズルにて洗浄し、上側ノズルにて洗
い流すことになる。パイプ18は同じくSUSのパイプ
であって、大きさは通例は15A〜20Aであって、6
0mm〜100mm位の間隔にて3本構成が多用されてい
る。パイプの先端にピッチが50mm〜60mmにて10本
のノズルが装置されているのが通例である。噴出の圧力
は4.0Kg/cm2〜4.5Kg/cm2程度である。使用される水はア
ルカリ洗剤入りのものが多用され、槽にあっては余剰の
水はオーバーフローにて排出される。
【0025】すすぎ槽4にあっては、お湯にて洗浄が行
われ熱源としてはガス、電気、蒸気のいずれであってよ
く、温度は75℃〜85℃位に保たれる。噴出するシャ
ワーノズルの配列は洗浄槽3と同じであるが、その圧力
は食器面に対して2.0Kg/cm2〜2.5Kg/cm2程度であって、
下側、左右両側及び上面よりすすぎを行い、次の仕上げ
槽に送る。槽の余剰のお湯はオーバーフローして洗浄槽
に戻している。尚、すすぎ槽4の内部にはコイルが装置
されていて、このコイルにて温度を5℃〜10℃あげて
仕上げ槽のお湯の温度の上昇を行う。すすぎ槽4にて余
剰のお湯はオーバーブローして洗浄槽3に戻される。
【0026】仕上げ槽5の仕上げノズルの湯は、前述の
如く熱源直結ノズルで行われる温度減少を解消する為に
すすぎ槽4内にコイルが通されて温度が上げられてい
る。使用されるパイプは通例は2本であって、前記同様
のノズルが同じく10本装置されているのが通例であっ
て、噴出の圧力は1.0Kg/cm2位である。使用されるポン
プは揚程14.2m、水量50リットル/min程度のものが
多用されている。
【0027】食器かご8にあっては、食器かご8の底部
に食器8が略、垂直に立設し、安定した状態に置かれ、
隣接との重なりが防がれて洗浄できるように構成されて
いれば、特に構成、材質等は問わない。尚、浸透槽2の
前に予備槽30を設けることもある。予備槽は自動洗浄
機1に縦方向にも横方向にも設置できる。
【0028】予備槽30は予備槽30の上に食器かご8
を置いて例えばローラーコンベアー21の上で移動して
浸透槽2の入り口付近にて、自動洗浄機1の上部のコン
ベアー6に装着せしめることもできる。又、予備槽30
の浸透槽2の全体で接続して予備槽30の槽内の底部付
近に食器かご8を降ろし、槽の底部から浸透槽2の入り
口付近までローラーコンベアー32を設置して、槽内移
動として浸透槽2の内部入り口付近にて、コンベアー6
に自動装着せしめることもできる。
【0029】この場合は両槽にまたがって水があること
になる。また自動洗浄機1は仕上げ槽5の末端部に食器
かご8の搬出を容易にするために、ローラーコンベアー
32が取付けられていることが多いが、更に取り出しを
容易にするために、自動洗浄機1の末端部に取り出し台
を設けて、仕上げ槽5の末端のローラーコンベアー32
を取り出し台31まで少しく延長して、仕上げ槽5より
更に多少傾斜して取り出すようにすれば更に便利であ
る。第7図は予備槽、取り出し台を含めた作業工程説明
概念図、第8図は水の流れの状態説明図を示す。
【0030】第9図は自動洗浄機1に使用される吊手部
の説明図である。自動洗浄機1にあっては、槽の上部に
設置されているコンベアー6は一対が2つの並列のスプ
ロケット7にて支持されている。吊手19は説明図にて
解る如く、軸22はその円筒体23を嵌入していて、軸
22の両端がチェーンに支えられてコンベアー6となっ
て回転している。軸22は2条あって、各々の軸22が
吊手19を介して食器かご8を支えている。
【0031】円筒体23の略中央部の下側には、短い円
柱部24があって、その下部の結合部25は回動自在に
円柱部24に嵌入しており、しかも係合部25の下端は
可動自在の先端部が折れ曲がっている吊り部26となっ
ている。吊り部26は可動自在であるので、左右の吊り
部26がコンベアー6の進行につれて移動して、吊り部
26の折れ曲がり部が食器かご8の左右の空間部に挿入
されて、自動装着されることになる。
【0032】吊り部26は結合部25に於いて可動自在
であるので、コンベアー6が回転して上側に移動したと
きに、食器かご8が解除されて吊手19のみであるので
自重にてチェーンの上に置かれることになる。自動装着
及び解除の方法としては、例えば簡単には第10図のレ
ール説明図に示す如く自動洗浄機1の入り口付近に於い
て、吊手19が接触して動いているが、レール27は自
動洗浄機1の入り口部28付近に於いて図に示す如く内
側に屈曲しているので、吊手19の吊り部26は結合部
に於いて可動自在の為に、互いに吊手の間隔を狭めて、
食器かご8の空間部に挿入される。
【0033】一方では、自動洗浄機1の出口部29付近
にては、レール27の間隔が広くなるように屈曲してい
るので、吊手19の吊り部26の間隔は広げられて、食
器かご8の空間部より脱却することになる。ここに述べ
られた自動脱着装置は一例であって本発明の目的に適う
ものであればその方法は問わない。このことは、本発明
に使用されている材料や仕様にあっても、同様である。
【0034】上記の自動洗浄機1によれば、4槽の構成
にて、各槽がその目的に従って、その機能が充分に発揮
されるために、多人数の食器洗浄機にあって、完全な洗
浄化を行うことができる。又、使用した食器を食器かご
の中に挿入して搬入された食器かごのセットから最後の
自動搬出まで調理員が食器に一切手を触れる事なく洗浄
が行えるので安全にして清潔に洗浄ができる。又、食器
の乾燥も食器の重なりが、かごの内部に於いて起こらな
いので消毒にも適している。4槽の構成であるが、目的
により予備槽等の応用動作が極めて簡単に行えるので、
適応の場合が非常に広くなり、便利に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノズル部分一部省略の自動洗浄機の概
念図。
【図2】本発明の浸透槽の構成及び状態説明図。
【図3】本発明のノズル及び噴出状態説明図。
【図4】本発明の装置内でノズルと食器との位置関係説
明図。
【図5】本発明の食器かごの構成説明図。
【図6】食器かごと使用される丸棒との位置関係説明
図。
【図7】自動洗浄機の作業工程説明概念図。
【図8】自動洗浄機に於ける水の流れ状態の説明図。
【図9】自動吊り上げ装置の吊手部の説明図。
【図10】自動装着及び解除部のレール部説明図。
【符号の説明】
1 自動洗浄機 3 洗浄槽 8 食器かご 16 食器 19 コンベアーの吊手 20 空間部
フロントページの続き (72)発明者 榎本 勇 埼玉県浦和市栄和3丁目15番31号日興調 理機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭64−55871(JP,U) 実開 昭59−30838(JP,U) 実公 昭46−31820(JP,Y2) 実公 昭49−16194(JP,Y2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多人数で食事をする場所で、使用済みの
    食器が立設した状態で且つ隣接の食器と重ならない状態
    で食器かごの中に収容される食器収容工程と、 該食器収容工程で前記食器を収容した食器かごを、食器
    を洗浄する場所に搬入する搬入工程と、 前記食器を洗浄する場所に運び込まれた前記食器かご
    を、該食器かごの中の食器に少しも手を触れることな
    く、該食器かごの中の食器と一緒に洗浄する食器洗浄工
    程とを有する食器の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記食器収容工程で、前記使用済みの食
    器がほぼ垂直に立設した状態で収容される、請求項1に
    記載の食器の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記食器洗浄工程が、前記食器かごの中
    の食器に向けて洗浄液を噴射する工程を含む、請求項1
    又は2に記載の食器洗浄方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の食
    器洗浄方法を実施するのに使用する、丸棒にて金網状に
    構成された食器かごであって、 該食器かごの中に立設した状態で収容した食器の上部を
    支えるのに充分な位置に、前記食器かごの底部の複数の
    丸棒と平行に丸棒が配置すると共に、 前記食器かごの相対する面に、食器洗浄機のコンベアの
    吊手を嵌入する空間を有することを特徴とする食器か
    ご。
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