JP2020093077A - 洗浄システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ワゴンが有する複数の棚部の全てに被洗浄物を確実に収容することが可能になる、洗浄システムを提供する。【解決手段】洗浄システム1は、被洗浄物を収容する棚部53A,53B,53C,53Dが鉛直方向に沿って複数配列されたワゴン6と、食器洗浄機から搬出されてくる被洗浄物を受け取る搬入位置P1と棚部に被洗浄物を搬出する搬出位置との間を鉛直方向に移動可能に設けられたリフト41とリフトを駆動する駆動部42cとを有するリフト装置5と、複数の棚部のそれぞれに対応して設けられると共に棚部に収容されている被洗浄物の有無を検知する第3センサ47A,47B,47C,47Dと、第3センサにおける検知結果に基づいて判定される空き状態の棚部に被洗浄物を移載するようにリフト装置を制御するコントローラ12と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、洗浄システムに関する。
従来の洗浄システムとして、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の洗浄システムは、食器等の被洗浄物が収容されたラック(以後、被洗浄物と称する。)を洗浄機に搬送する搬送装置と、搬送装置によって搬送された被洗浄物を洗浄する洗浄機と、洗浄機から搬出された被洗浄物をワゴンに移載するリフト装置と、被洗浄物を収容する複数の棚部が上下方向に配列されているワゴンと、を備えている。
上記のリフト装置には、棚部に被洗浄物が収容されているか否かを検知する検知部が設けられている。リフト装置に被洗浄物が搬入されると、リフト装置はワゴンの上方に移動し、上方から下方に向かって棚部に被洗浄物が収容されているか否かを検知しながら移動する。リフト装置は、被洗浄物が収容されていない棚部を検知すると当該棚部に被洗浄物を搬出する。リフト装置は、このように上方の棚部から順番に被洗浄物を収容していき、一番下の棚部に被洗浄物を収容したときに、ワゴンが満載になったと判定する。ワゴンが満載になると、以降のリフト装置における被洗浄物の受け入れを中断すると共に、ワゴンが満載であることを作業者に報知する。
実開平4−10844号公報
しかしながら、上記従来の洗浄システムでは、ワゴンの棚部の何れかから被洗浄物が取り出されたとしても、その事象を認識することができない。したがって、棚部に空きが発生したとしても、リフト装置における被洗浄物の受け入れの中断を解除することができず、ワゴンが有する複数の棚部の全てに被洗浄物を収容することができない場合があった。
本発明は、ワゴンが有する複数の棚部の全てに被洗浄物を確実に収容することが可能になる、洗浄システムを提供することを目的とする。
本発明に係る洗浄システムは、被洗浄物を搬送する搬送装置と、搬送装置によって搬送されてくる被洗浄物を洗浄する洗浄機と、被洗浄物を収容する棚部が鉛直方向に沿って複数配列されたワゴンと、洗浄機から搬出されてくる被洗浄物を受け取る搬入位置と棚部に被洗浄物を搬出する搬出位置との間を鉛直方向に移動可能に設けられたリフト部と、リフト部を駆動する駆動部と、を有するリフト装置と、複数の棚部のそれぞれに対応して設けられると共に棚部に収容されている被洗浄物の有無を検知する第1検知部と、第1検知部における検知結果に基づいて判定される空き状態の棚部に被洗浄物を移載するようにリフト装置を制御する制御装置と、を備える。
この構成の洗浄システムでは、ワゴンが有する複数の棚部のそれぞれに対応して、棚部における収容の有無を検知する第1検知部が備えられる。これにより、制御装置は、複数の棚部におけるそれぞれの収容状況の把握が可能になるので、最新の棚部の空き状態に基づいて、棚部に被洗浄物を移載させることができる。この結果、ワゴンが有する複数の棚部の全てに被洗浄物を確実に収容することが可能になる。
本発明に係る洗浄システムでは、リフト装置は、フレームと、リフト部の上方においてフレームに固定される天板部と、リフト部の下方においてフレームに固定される底板部と含んで構成される筐体を有し、搬入位置よりも鉛直方向上方に配置される棚部に対応する第1検知部は、天板部に設けられ、搬入位置よりも鉛直方向下方に配置される棚部に対応する第1検知部は、底板部に設けられており、制御装置は、リフト部が搬入位置にて移動を停止している間の検知結果に基づいて空き状態を判定してもよい。この構成の洗浄システムでは、搬入位置よりも鉛直方向上方に配置される棚部に対応する第1検知部が天板部に設けられ、搬入位置よりも鉛直方向下方に配置される棚部に対応する第1検知部が底板部に設けられることによって、リフト部が搬入位置に位置するときに第1検知部と被洗浄物の間にリフト部が介在する状態を無くすることができる。これにより、リフト部が搬入位置に位置するときの第1検知部による被洗浄物の検知を確実なものとすることができる。
本発明に係る洗浄システムでは、リフト装置は、フレームを含んで構成される筐体を有し、第1検知部は、複数の棚部のそれぞれに隣接するフレームに設けられ、制御装置は、リフト部が搬入位置にて移動を停止している間の検知結果に基づいて空き状態を判定してもよい。この構成の洗浄システムでは、複数の棚部のそれぞれに隣接するようにフレームに第1検知部が設けられるので、棚部に近い位置での被洗浄物の検知が可能となる。これにより、リフト部が搬入位置に位置するときの第1検知部による被洗浄物の検知を確実なものとすることができる。
本発明に係る洗浄システムでは、ワゴンにおける棚部は、被洗浄物を鉛直方向下方から支持する支持部材によって構成されており、第1検知部は、複数の棚部のそれぞれを構成する支持部材に設けられていてもよい。この洗浄システムでは、棚部を構成する部材の一部に第1検知部が設けられるので、棚部に位置する被洗浄物の有無をより確実に検知することができる。
本発明に係る洗浄システムでは、鉛直方向に移動するリフト部を検知する第2検知部を更に備え、制御装置は、上方から下方への移動、又は下方から上方への移動のうち、予め定められた一方の方向へ移動するリフト部の第2検知部による検知に基づいて、リフト部を搬入位置に停止させてもよい。ここで、第2検知部によるリフト部の検知に基づいてリフトを停止させる制御では、第2検知部によって検知されてからリフト部が実際に停止するまでは時間差がある。したがって、上方から下方に移動するリフト部の停止位置は、第2検知部によって検知された位置から少し下方にずれる。同様に、下方から上方に移動するリフト部の停止位置は、第2検知部によって検知された位置から少し上方にずれる。このため、リフト部の停止位置にばらつきが生じる。本実施形態では、リフト部を搬入位置に停止させる場合には、その前のリフト部の動きを、上方から下方への移動、又は下方から上方への移動の一方に統一しているので、リフト部の停止位置のばらつきを低減できる。
本発明に係る洗浄システムでは、リフト部は、被洗浄物を洗浄機側からワゴン側へ被洗浄物を搬送する搬送部と、搬送部への被洗浄物の搬入を検知する第3検知部と、を有し、制御装置は、第3検知部による被洗浄物の検知に基づいて、搬送部の作動を開始させてもよい。この構成の洗浄システムでは、被搬送物が第3検知部によって検知されれば、搬送部の作動が開始され、リフト部に確実に被洗浄物が搬入されるようになる。これにより、作業者が被洗浄物を押し出すことによってリフト部に被洗浄物を搬入する作業がなくせるので、作業者の作業負担を軽減させることができる。
本発明に係る洗浄システムでは、搬送部は、被洗浄物を搬送する一対の搬送ベルトと、一対の搬送ベルトのそれぞれが巻き掛けられる第1プーリ及び第2プーリと、搬送ベルトを駆動する搬送駆動部と、第1プーリを回転可能に支持する第1支持部と、第2プーリを回転可能に支持する第2支持部と、第1プーリ、第2プーリ、及び搬送駆動部が載置される本体部と、を有し、一対の搬送ベルトのそれぞれが巻き掛けられる二つの第1プーリは、連結軸によって互いに連結されており、搬送駆動部は、連結軸に駆動力を伝達し、一対の搬送ベルトのそれぞれが巻き掛けられる二つの第2プーリは、それぞれ独立して回転するように設けられており、第2支持部は、調整ねじを調整することによって搬送ベルトの搬送方向に沿ってスライド可能に設けられていてもよい。この構成の洗浄システムでは、ねじを回す簡易な操作によって搬送ベルトが巻き付けられる一方のプーリ(第2プーリ)の位置を調整できるので、容易に搬送ベルトの張力を調整することができる。また、調整ねじによって位置調整が可能な第2プーリは、それぞれ独立した状態となっているので、互いに連結されている第1プーリと比べて簡単にプーリの位置を調整することができる。
本発明に係る洗浄システムでは、リフト部は、棚部に収容されている被洗浄物の有無を検知する第4検知部を有し、制御装置は、第1検知部及び第4検知部における検知結果に基づいて判定される空き状態の棚部に被洗浄物を移載するようにリフト装置を制御してもよい。この構成の洗浄システムでは、それぞれの棚部に収容されている被洗浄物の有無を検知する第1検知部の故障等により、被洗浄物の有無を正しく検知できない場合であっても、第4検知部によって移載しようとする棚部に被洗浄物があることが検知されれば、当該棚部への移載を止めることが可能となる。これにより、被洗浄物が配置された棚部に、新たな被洗浄物を誤って移載することにより、棚部に配置された被洗浄物を押し出してしまうような事象を回避できる。
本発明に係る洗浄システムでは、リフト部は、リフト部に載置された被洗浄物の重量を検知する重量検知部を有し、制御装置は、重量が重たい被洗浄物ほど下方に配置された棚部に移載されるようにリフト装置を制御してもよい。この構成の洗浄システムでは、相対的に重い被洗浄物は下方の棚部、相対的に軽い被洗浄物は上方の棚部に配置される。これにより、作業者がワゴンから被洗浄物を取り出すときの作業負担を軽減することができる。
本発明に係る洗浄システムでは、制御装置は、第1検知部によって検知された空き状態の棚部のうち、鉛直方向に空き状態が連続する空き棚部群を探索し、空き棚部群が検知されたときは、当該空き棚部群における最上方の棚部から優先的に被洗浄物を移載し、空き棚部群が検知されなかったときは、最上方の空き状態の棚部から優先的に被洗浄物を移載してもよい。この構成の洗浄システムでは、移載しようとする棚部の下方の棚部に被洗浄物が収容されている可能性を低くすることができる。これにより、洗浄直後に被洗浄物から滴る洗浄水によって、先にワゴンに収容されている被洗浄物が濡れる可能性を低減できる。
本発明に係る洗浄システムでは、制御装置は、空き棚部群が複数検知されたときは、最上方の空き棚部群における最上方の棚部から優先的に被洗浄物を移載してもよい。この構成の洗浄システムでは、空き棚部群が複数検知された場合であっても、洗浄直後に被洗浄物から滴る洗浄水によって、先にワゴンに収容されている被洗浄物が濡れる可能性を低減できる。
本発明に係る洗浄システムでは、ワゴンにおける棚部は、直上の天面又は直上の棚部との距離である棚間距離を有しており、ワゴンは、棚間距離が複数種類となるように棚部が配置されており、リフト装置は、リフト部が鉛直方向における所定位置に位置するときに、リフト部によって搬送される被洗浄物の高さを検知する高さ検知部を有し、制御装置は、高さ検知部によって検知された被洗浄物の高さに応じた棚間距離を有する棚部に被洗浄物を移載するようにリフト装置を制御してもよい。この構成の洗浄システムでは、ワゴンの棚部が不等ピッチに配置されているので、被洗浄物の高さに合わせて効率的にワゴンに被洗浄物を収容することができる。また、被洗浄物の高さは、高さ検知部によって検知されるので、リフト装置は、被洗浄物の高さに応じた適切な棚部に収容することができる。
本発明に係る洗浄システムでは、リフト装置は、リフト部の移動範囲の下方に配置された水受部を有し、水受部は、上方から平面視した場合に、リフト部から洗浄機側及びワゴン側に突出していてもよい。この構成の洗浄システムでは、リフト部の下方に水受部が配置されるので、リフト部から滴る水を受け取ることができる。これにより、リフト装置の外部に水が漏れ出すことを防止することができる。更に、この構成の洗浄システムでは、水受部がリフト部から洗浄機側及びワゴン側に突出しているので、洗浄機とリフト装置との連結部及びワゴンとリフト装置との連結部から滴る水も受け取ることができる。これにより、より確実にリフト装置の外部に水が漏れ出すことを防止できる。
本発明に係る洗浄システムでは、リフト装置は、駆動部の動力をリフト部に伝達する複数の伝達部と、複数の伝達部のそれぞれにおいて破断を検知する複数の破断検知部と、複数の破断検知部のそれぞれを取り付ける取付部と、を有してもよい。この構成の洗浄機システムでは、複数の伝達部によってリフト装置が接続されているので、リフト装置が落下する可能性を低減することができる。更に、本発明に係る洗浄システムでは、複数の伝達部のそれぞれに対して破断検知部が備えられているので、例えば、一方の伝達部が破断した場合に、リフト装置の動作を停止させる等の処置を講じることができる。更に、本発明係る洗浄システムでは、破断検知部の取付部が破断検知部の数に応じてそれぞれ設けられているので、それぞれの伝達部のたるみ等を考慮した適切な位置に破断検知部を配置することができる。
本発明に係る洗浄システムでは、リフト装置は、フレームとフレームに固定されるパネルとを含んで形成される筐体であって、リフト部を収容する筐体を更に有し、第1検知部は、柔軟性かつ断熱性を有する材料により形成されたカバーによって覆われると共に、パネルによってフレームに押さえつけられるようにして取り付けられてもよい。この構成の洗浄システムでは、第1検知部がカバーによって外部から遮蔽されるので、結露環境下においても第1検知部が結露することを抑制できる。この結果、第1検知部における誤検知の発生を低減できる。また、カバーが柔軟性のある材料によってフレームに押さえ付ける構成としたので、組み付け時にねじ又はテープ等が不要となり、組立性に優れる。
本発明によれば、ワゴンが有する複数の棚部の全てに被洗浄物を確実に収容することが可能になる。
図1は、一実施形態に係る洗浄システムを示す斜視図である。 図2は、キャリーテーブルの正面図である。 図3は、食器洗浄機の概略構成を示す断面図である。 図4は、リフト装置を食器洗浄機側から見た側面図である。 図5は、リフト装置をワゴン側から見た側面図である。 図6は、ワゴンを示す斜視図である。 図7は、洗浄システムの機能ブロック図である。 図8は、リフト装置の概略構成を示した斜視図である。 図9は、変形例1に係る第8センサのフレームへの取付方法を示す図である。 図10は、変形例1に係る第9センサのフレームへの取付方法を示す図である。 図11は、変形例3に係る洗浄システムの概略構成を示した図である。 図12は、変形例4に係る洗浄システムの概略構成を示した図である。 図13は、変形例5に係る洗浄システムの制御内容を示したフローチャートである。 図14は、変形例6に係る洗浄システムの概略構成を示した図である。 図15(A)は、変形例7に係るドレンパンを示す斜視図、図15(B)は、変形例7に係るドレンパンを示す正面図である。 図16(A)は、変形例8に係る第1駆動機構の平面図、図16(B)は変形例8に係る第1駆動機構の正面図である。 図17は、変形例9に係る搬送部を一部拡大して示した斜視図である。 図18は、変形例9に係る搬送部の全体を示した斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。以下の説明においては、図1で規定する方向(上下方向、前後方向、左右方向)を説明に用いる。
図1に示されるように、洗浄システム1は、浸漬槽2と、キャリーテーブル(搬送装置)3と、食器洗浄機(洗浄機)4と、リフト装置5と、ワゴン6と、を備えている。洗浄システム1では、浸漬槽2、キャリーテーブル3、食器洗浄機4、リフト装置5及びワゴン6が、左右方向に一列に配置されている。本実施形態の洗浄システム1では、食器(被洗浄物)Dが収容される食器ラックLが右側から左側に向かって移動するように、右側から順番に、キャリーテーブル(搬送装置)3、食器洗浄機(洗浄機)4、リフト装置5及びワゴン6が配置されている。
浸漬槽2は、食器Dが浸漬される水を貯留する。浸漬槽2では、食器Dの予備洗浄(付着物の除去等)が行われる。浸漬槽2において水に浸漬された食器Dは、キャリーテーブル3に載置されている食器ラックLに収容される。食器ラックLは、皿や茶碗等の食器Dが並べられる格子状の部材である。
キャリーテーブル3は、浸漬槽2の左隣りに、浸漬槽2に隣接して配置されている。キャリーテーブル3は、食器ラックLを食器洗浄機4に搬送する。図1及び図2に示されるように、キャリーテーブル3は、基台10と、搬送機構11と、コントローラ(制御装置)12と、第1センサ16と、を有している。
基台10は、食器ラックLが載置されるテーブルである。基台10は、食器ラックLが載置される載置面10aを有している。載置面10aの高さ位置は、食器洗浄機4のラックレール25(後述)と同じ高さに設定されている。載置面10aの下方には、複数の食器ラックLを収納可能なスペースSが設けられている。第1センサ16は、載置面10aに載置された食器ラックLを検知する。第1センサ16の例は、モーションセンサである。第1センサ16は、検知結果をコントローラ12へ送出する。
搬送機構11は、食器ラックLを基台10上で移動させる。搬送機構11は、アーム13と、アーム13を移動させる搬送機構11と、を備えている。搬送機構11は、図示しない支持部と、チェーンと、スプロケットと、モータ等の駆動部と、を有している。搬送機構11は、ハウジング14に収容されている。ハウジング14は、基台10の後方に配置されており、基台10の載置面10aよりも上方に突出して設けられている。
アーム13は、食器ラックLを押圧する部材であって、載置面10a上を回動可能となるように、搬送機構11に支持されている。支持部は、チェーンに平行に配置されたガイドレールに沿って左右方向に移動可能に設けられると共に、チェーンの一部に固定的に連結されている。チェーンは、二つのスプロケットに巻回されている。駆動部は、例えばギアモータである。駆動部の回転軸には、一方のスプロケットが軸支されている。
アーム13は、平面視において載置面10aに重複する進出領域と、載置面10aから退避した退避領域との間で移動可能に設けられており、食器ラックLの押し出しをしないときには、退避領域に退避されている。アーム13は、駆動部によって駆動されるスプロケット及びチェーンに連動することによって左右方向に移動する。アーム13は、食器ラックLを搬送するときに、ハウジング14内から載置面10a上に進出し、待機状態においてはハウジング14内に退避する。より詳細には、アーム13は、第1センサ16によって載置面10aに食器ラックLが検知されたタイミング、又は、操作部15においてスタートボタンB1が押下されたタイミングで載置面10a上に進出する。
アーム13は、食器ラックLの浸漬槽2側の端部(搬送方向の右側の端部)に当接して、食器洗浄機4に向けて食器ラックLを押し出す。アーム13は、食器ラックLを食器洗浄機4に搬送すると(すなわち、食器ラックLを押し出す押出位置に到達すると)、ハウジング14の内部の退避領域の一部である待機位置に戻る。
コントローラ12は、キャリーテーブル3の動作全般を制御する。コントローラ12は、例えば、ハウジング14内に収容されている。コントローラ12は、食器洗浄機4のコントローラ35(後述)と通信可能に接続されている。また、コントローラ12は、リフト装置5を制御する。なお、コントローラ12におけるリフト装置5の制御の詳細は後段にて詳述する。
図1及び図2に示されるように、操作部18は、ハウジング14を形成するパネルの一部に配置されている。操作部15には、搬送機構11の動作を開始させるスタートボタンB1、及び、搬送機構11の動作を停止させる停止ボタンB2等が配置されている。
図1に示されるように、食器洗浄機4は、キャリーテーブル3の左隣りに、キャリーテーブル3に隣接して配置されている。食器洗浄機4は、食器ラックLに収容されている食器Dを洗浄する。図1及び図3に示されるように、食器洗浄機4は、ステンレス製のパネルで覆われた洗浄機本体20を有している。洗浄機本体20は、洗浄室21が形成された上側部分20Aと、機械室22が形成された下側部分20Bとに仕切られている。
洗浄機本体20の上側部分20Aには、洗浄室21の開閉を行うための箱型のドア23が設けられている。ドア23は、前部23A及び側部23B,23Cを含んで構成されている。ドア23は、洗浄室21を開閉可能であると共に、上下方向に移動自在に設けられている。ドア23は、前部23Aの前方において水平方向に延在するハンドル24Aによって上下動する。ドア23は、上下方向において最下高さ位置に位置して、洗浄室21を閉じる閉位置(図3に示す位置)と、上下方向において最高高さ位置に位置して、洗浄室21を開く開位置(図1に示す位置)と、の間で移動する。
ハンドル24Aの両端には、左右一対の回動アーム24B,24Bの先端が固定されている。回動アーム24B,24Bは、ドア23の側部23B,23Cに沿って斜めに配置されている。回動アーム24B,24Bには、ドア23の側部23B,23Cに沿って配置されたリンク部24Cの一端が回動自在に連結され、リンク部24Cの他端は、軸ピンを介してドア23に連結されており、ハンドル24Aの回動運動に対してドア23が上下運動可能となっている。
洗浄室21内には、ラックレール25が着脱自在に配置されている。キャリーテーブル3から搬出された食器ラックLは、ラックレール25上に載置される。洗浄室21の上部には、放射状に延びる3本のアームからなる上側洗浄ノズル26Aと、2本のアームからなる上側すすぎノズル27Aとがそれぞれ回転自在に配置されている。同様に、洗浄室21の下部には、放射状に延びる3本のアームからなる下側洗浄ノズル26Bと、2本のアームからなる下側すすぎノズル27Bとがそれぞれ回転自在に配置されている。食器ラックLに並べられた食器Dは、上側洗浄ノズル26A及び下側洗浄ノズル26Bによって上下から洗浄水が噴射され、上側すすぎノズル27A及び下側すすぎノズル27Bによって上下からすすぎ水が噴射される。
洗浄水タンク28には、洗浄水吸込口を介して洗浄ポンプ29が接続されている。洗浄ポンプ29の吐出口には、洗浄水吐出管30が接続されている。洗浄水吐出管30は、第1洗浄水吐出管30Aと第2洗浄水吐出管30Bとに分岐して、第1洗浄水吐出管30Aは上側洗浄ノズル26Aに接続され、第2洗浄水吐出管30Bは下側洗浄ノズル26Bに接続されている。
機械室22内には、外部から給水管(図示せず)を介してすすぎ水が供給されるすすぎ水タンク31が配置されている。すすぎ水タンク31には、すすぎ水吸込管32を介してすすぎポンプ33が接続されている。すすぎポンプ33の吐出口には、すすぎ水吐出管34が接続されている。すすぎ水吐出管34は、第1すすぎ水吐出管34Aと第2すすぎ水吐出管34Bとに分岐して、第1すすぎ水吐出管34Aは上側すすぎノズル27Aに接続され、第2すすぎ水吐出管34Bは下側すすぎノズル27Bに接続されている。第1すすぎ水吐出管34Aは、第1洗浄水吐出管30A内に配置されている。すなわち、第1洗浄水吐出管30A及び第1すすぎ水吐出管34Aは、二重管構造を成している。
機械室22内には、食器洗浄機4の動作全般を制御するコントローラ35が内蔵された電装ボックス(図示せず)などが収容されている。コントローラ35は、洗浄が終了したことを示す終了信号を、キャリーテーブル3のコントローラ12に出力する。
食器洗浄機4は、熱交換ユニット36を備えている。熱交換ユニット36は、洗浄機本体20の洗浄室21から排出された水蒸気を凝縮して、水蒸気の包含量が減少した空気を外部に排出する。
図1に示されるように、リフト装置5は、食器洗浄機4の左隣りに、食器洗浄機4に隣接して配置されている。リフト装置5は、食器洗浄機4から搬出された食器ラックLを、ワゴン6の所定位置に移載する。図4及び図5に示されるように、リフト装置5は、筐体40と、リフト(リフト部)41と、第1駆動機構42と、第2センサ(第3検知部)43と、第3センサ(第1検知部)47A,47B,47C,47Dと、第4センサ44と、第5センサ(第2検知部)49と、第2駆動機構7と、を備えている。
筐体40は、フレーム40aと、一対の第1側部40b,40bと、一対の開口部40c,40cと、第2側部40dと、天板部40eと、底板部40fと、を備えている。一対の第1側部40b,40bは、フレーム40aに固定されると共に前後方向において互いに対向して配置される。第1側部40b,40bは、ステンレス鋼等から形成されるパネル部材である。開口部40c,40cは、左右方向の両側に形成される。第2側部40dは、フレーム40aに固定されると共に食器洗浄機4側の開口部40cの上側の一部を覆う。天板部40eは、フレーム40aに固定されると共にリフト41の上方を覆う。第1側部40b,40bは、ステンレス鋼等から形成されるパネル部材である。底板部40fは、フレーム40aに固定されると共にリフト41の下方を覆う。
リフト41は、食器ラックLを食器洗浄機4側からワゴン6側へ搬送する搬送部41aを有している。リフト41は、食器洗浄機4による洗浄が完了した際、食器洗浄機4のラックレール25(図4参照)と同じ高さ位置(以後、「搬入位置P1」と称する。)で待機している。搬送部41aは、食器ラックLをワゴン6に搬出するベルト(搬送部)41b,41bと、ベルト41b,41bを駆動する駆動部41cと、第2センサ43と、を有している。
ベルト41b,41bは、食器ラックLの幅方向両端を下方から支持して搬送する。駆動部42cは、ベルト41b,41bを駆動する。駆動部42cの動作は、キャリーテーブル3のコントローラ12によって制御される。第2センサ43は、リフト41への食器ラックLの搬入を検知する。第2センサ43は、例えば、ベルト41bとベルト41bの間に配置されている。第2センサ43の例は、反射型の光電センサである。リフト41は、食器洗浄機4から食器ラックLが搬出されて、食器ラックLの一部がリフト41上に位置したことが第2センサ43によって検知されると、ベルト41b,41bを作動させて食器ラックLを取り入れる。リフト41への食器ラックLの取り入れが完了すると、ベルト41b,41bの作動が停止する。ベルト41b,41bの停止のタイミングは、例えば、リミットスイッチ等を設けることで取得することができる。
リフト41は、第1駆動機構42によって、上下方向に移動する。第1駆動機構42は、チェーン42a、一対のスプロケット42b,42b、及び駆動部42cを主に含んで構成されている。駆動部42cは、例えば、ギアモータである。駆動部42cは、例えば、リフト装置5の上部に配置されている。駆動部42cの動作は、キャリーテーブル3のコントローラ12によって制御される。一方のスプロケット42bには、駆動部42cの出力軸が接続されている。リフト41は、スプロケット42bの回転に応じて、チェーン42aを介して従動して回転する。チェーン42aは、一対のスプロケット42b,42bに掛け渡されている。
リフト41は、食器洗浄機4から搬出された食器ラックLを鉛直方向における搬入位置P1にて受け取り、ワゴン6において食器ラックLが収容されていない棚部53(53A,53B,53C,53D)の何れかに食器ラックLを移載する。リフト41は、ベルト41b,41bを作動させて、食器ラックLをワゴン6に送り出す。
第3センサ47A,47B,47C,47Dは、ワゴン6の4つ(複数)の棚部53A,53B,53C,53Dのそれぞれにおける空き状況を判定するために用いられる。すなわち、第3センサ47A,47B,47C,47Dは、後段にて詳述するワゴン6の4つの棚部53A,53B,53C,53Dのそれぞれに対応して設けられると共に棚部53A,53B,53C,53Dに収容される食器ラックLの有無を検知する。第3センサ47A,47B,47C,47Dの例は、反射型の光電センサである。
第3センサ47Aは、棚部53A(棚部53Aに収容された食器ラックL)に向けて検出光が出射されるように配置されている。第3センサ47B,47C,47Dについても、対応する棚部53B,53C,53Dに向けて検出光が出射されるように配置されている。なお、第3センサ47A,47B,47C,47Dの検知範囲は、食器ラックL以外の物体を検知しないように適宜設定又は性能が選択される。上述した搬入位置P1よりも鉛直方向上方に配置される棚部53A,53Bに対応する第3センサ47A,47Bは、天板部40eに設けられている。搬入位置P1よりも鉛直方向下方に配置される棚部53C,53Dに対応する第3センサ47C,47Dは、底板部40fに設けられている。
図7に示されるように、コントローラ12は、第3センサ47A,47B,47C,47Dにおける検知結果に基づいて、棚部53A,53B,53C,53Dの空き状態を判定する。コントローラ12は、リフト41が搬入位置P1にて移動を停止している間の検知結果に基づいて、棚部53A,53B,53C,53Dの空き状態を判定する。コントローラ12は、第3センサ47A,47B,47C,47Dにおける検知結果に基づいて判定される空き状態の棚部53A,53B,53C,53Dの何れかに食器ラックLを移載するようにリフト41を制御する。本実施形態では、棚部53A,53B,53C,53Dにおいて複数の空き状態が検知されると、コントローラ12は、上方の棚部から順番(優先的)に食器ラックLを搬入する。
リフト41には、第4センサ(第4検知部)44が更に設けられている。第4センサ44は、リフト41のワゴン6側の端部に配置されている。第4センサ44の例は、反射型の光電センサである。第4センサ44は、ワゴン6における食器ラックLの移載先に食器ラックLが収容されているか否かを検知する。リフト41は、第4センサ44において移載先に食器ラックLが検知されなかった場合に、移載先に食器ラックLを移載する。
コントローラ12は、食器ラックLを収容した棚部53A,53B,53C,53Dを記憶する。また、全ての棚部53A,53B,53C,53Dに食器ラックLを収容した場合、コントローラ12は、図示しない表示部に、ワゴン6が満載状態であることを報知させる。そして、リフト装置5は、食器洗浄機4からの食器ラックLの受け入れを中断し、棚部53A,53B,53C,53Dの何れかが空き状態になった場合、受け入れを再開する。
第5センサ49は、鉛直方向に移動するリフト41を検知する。第5センサ49は、棚部53Bと棚部53Cとの間、かつ搬入位置P1近傍に設けられる。第5センサ49の例は、近接センサである。本実施形態のリフト装置5は、第5センサ49によるリフト41の検知に基づいて鉛直方向に移動するリフト41を搬入位置P1に停止させる制御を実行している。このような制御において、コントローラ12は、上方から下方への移動、又は下方から上方への移動のうち、予め定められた一方の方向へ移動するリフト41の第5センサ49による検知に基づいて、リフト41を搬入位置P1に停止させる。
第2駆動機構7は、食器洗浄機4のドア23を閉位置及び開位置に駆動させる。第2駆動機構7は、駆動モータ60と、一対のスプロケット(図示せず)と、チェーン(図示せず)と、スライダ63と、連結部材64と、を有している。第2駆動機構7は、リフト装置5の背面側に設けられている。
駆動モータ60は、例えば、ギアモータである。駆動モータ60は、例えば、リフト装置5の上部に配置されている。駆動モータ60の動作は、キャリーテーブル3のコントローラ12によって制御される。スプロケットには、駆動モータ60の出力軸が接続されている。スプロケットは、スプロケットの回転に応じて、チェーンを介して従動して回転する。チェーンは、一対のスプロケットに掛け渡されている。
スライダ63は、チェーンに接続されている。スライダ63は、チェーンの移動に応じて上下方向に移動する。スライダ63は、上下方向に沿って延在しているガイドレール65に接続されており、ガイドレール65に沿って移動する。スライダ63の移動範囲には、第6センサ66(図5参照)及び第7センサ67が設けられている。第6センサ66は、食器洗浄機4のドア23が開位置に到達したときに、スライダ63を検知する位置に配置されている。第6センサ66は、検知結果をキャリーテーブル3のコントローラ12に出力する。第7センサ67は、第6センサ66よりも下方に配置されている。第7センサ67は、食器洗浄機4のドア23が閉位置に到達したときに、スライダ63を検知する位置に配置されている。第7センサ67は、検知結果をキャリーテーブル3のコントローラ12に出力する。
連結部材64は、スライダ63とドア23とを連結している。連結部材64は、前後方向に沿って延在している。連結部材64の一端部は、スライダ63に固定されており、連結部材64の他端部は、軸ピン(図示せず)を介してドア23に連結されている。連結部材64には、支持部材(図示せず)が設けられている。支持部材は、連結部材64とドア23の下端部とに接続されており、ドア23が上昇するときにドア23を下方から支持する。
図1に示されるように、ワゴン6は、リフト装置5の左隣りに、リフト装置5に隣接して配置されている。ワゴン6は、複数(本実施形態では4個)の食器ラックLを収納可能である。ワゴン6は、リフト装置5によって食器ラックLが収容される。ワゴン6は、リフト装置5に着脱可能に設けられている。
図6に示されるように、ワゴン6は、互いに対向して配置されている一対の側部50a,50bと、一対の側部50a,50bの上端部に設けられている上部51と、一対の側部50a,50bの下端部に設けられている底部52と、を有している。ワゴン6は、一対の側部50a,50b、上部51及び底部52によって、食器ラックLを収容する収容空間が形成されている。ワゴン6は、一対の側部50a,50bの対向方向に直交する水平方向の両側が開口している。
一対の側部50a,50bのそれぞれの内面には、互いに対向する位置に、一対の支持部材153,153が設けられている。一対の支持部材153,153は、食器ラックLを支持する。一対の支持部材153,153は、ワゴン6において食器ラックLを収容する棚部53A,53B,53C,53Dを構成している。支持部材153,153は、鉛直方向において所定の間隔をあけて4つ(複数)配列されている。
一方の側部50aの外面には、作業者によって把持可能な操作ハンドル54a,54bが設けられている。底部52には、ワゴン6がリフト装置5から取り外されたときにワゴン6を移動自在とする4個のローラ55a,55b,55c,55dと、ワゴン6がリフト装置5に取り付けられたときにワゴン6を設置(固定)する設置機構56a,56bと、が設けられている。
続いて、洗浄システム1の動作について説明する。作業者は、浸漬槽2において食器Dの予備洗浄を行い、食器ラックLに食器Dを収容する。作業者は、食器ラックLに食器Dを収容すると、食器ラックLを食器洗浄機4側に押し出す。食器洗浄機4側に押し出された食器ラックLは、第1センサ16によって検知される。コントローラ12は、第1センサ16によって食器ラックLが検知されたとき、搬送機構11を制御して、アーム13による食器ラックLの搬送を開始させる。
なお、本実施形態の洗浄システム1では、作業者によってスタートボタンB1を押下された場合も、コントローラ12は、搬送機構11を制御して、アーム13による食器ラックLの搬送を開始させる。
キャリーテーブル3は、アーム13によって、食器ラックLを食器洗浄機4側に移動させる。これにより、食器ラックLが食器洗浄機4に搬出される。コントローラ12は、アーム13が押出位置に到達すると、所定時間後に、第2駆動機構7の駆動モータ60を作動させる。これにより、食器洗浄機4のドア23が閉められてドア23が閉位置に位置する。食器洗浄機4は、ドア23が閉位置となると、洗浄動作を開始する。食器洗浄機4は、洗浄動作が終了すると、終了信号をコントローラ12に出力する。コントローラ12は、終了信号を受け取ると、第2駆動機構7の駆動モータ60を作動させる、これにより、食器洗浄機4のドア23が開けられてドア23が開位置に位置する。
食器洗浄機4のドア23が開位置となると、キャリーテーブル3によって新たな食器ラックLが食器洗浄機4に搬入される。これにより、洗浄後の食器ラックLは、新たな食器ラックLによってリフト装置5に押し出されて、リフト装置5のリフト41に搬出される。
搬入位置P1にて待機しているリフト41への食器ラックLの搬入が第2センサ43によって検知されると、ベルト41b,41bが作動する。ベルト41b,41bは、食器ラックLをリフト41に完全に取り入れるまで作動する。コントローラ12は、第3センサ47A,47B,47C,47Dにおける検知結果に基づいて、棚部53A,53B,53C,53Dの空き状態を判定する。本実施形態では、コントローラ12は、リフト41が搬入位置P1にて移動を停止している間の検知結果に基づいて、棚部53A,53B,53C,53Dの空き状態を判定している。
リフト41は、第3センサ47A,47B,47C,47Dにおける検知結果に基づいて判定される空き状態の棚部53A,53B,53C,53Dの何れかに食器ラックLを移載するために、鉛直方向に移動する。本実施形態では、コントローラ12によって棚部53A,53B,53C,53Dに複数の空き状態が検知された場合、リフト41は、上方の棚部から順番(優先的)に食器ラックLを搬入する。
リフト41は、鉛直方向に移動して、空き状態の棚部の前(搬出位置)に移動する。ここで、第4センサ44によって食器ラックLが検知されなければ、ベルト41b,41bを作動させて、食器ラックLをワゴン6に送り出す。第4センサ44によって食器ラックLが検知された場合には、その旨を作業者に報知してもよいし、コントローラ12によって他に空き状態の棚部があると判定されている場合には、当該棚部に移動して、上述の動作を繰り返してもよい。
リフト41は、棚部に被洗浄物を搬出した後、次の食器ラックLが搬出されて来るのを待つために搬入位置P1へ移動する。搬入位置P1よりも上方の棚部53A,53Bの何れか一方に食器ラックLを搬出したリフト41は、搬入位置P1に向かって下方に移動する。リフト41は、搬入位置P1の近傍に設けられた第5センサ49によってリフト41が検知された時点で駆動部の駆動を停止する。一方、搬入位置P1よりも下方の棚部53C,53Dの何れか一方に食器ラックLを搬出したリフト41は、搬入位置P1に向かって上方に移動し、搬入位置P1を通り越した地点で停止する(例えば、1秒程度)。その後、リフト41は、搬入位置P1に向かって下方に移動する。リフト41は、第5センサ49によってリフト41が検知された時点で駆動部の駆動を停止する。
以上説明したように、本実施形態に係る洗浄システム1は、ワゴン6が有する複数の棚部53A,53B,53C,53Dのそれぞれに対応して、棚部53A,53B,53C,53Dにおける収容の有無を検知する第3センサ47A,47B,47C,47Dが備えられる。これにより、コントローラ12は、複数の棚部53A,53B,53C,53Dにおけるそれぞれの収容状況の把握が可能になるので、最新の棚部53A,53B,53C,53Dの空き状態に基づいて、棚部53A,53B,53C,53Dに食器ラックLを移載させることができる。この結果、ワゴン6が有する複数の棚部53A,53B,53C,53Dの全てに食器ラックLを確実に収容することが可能になる。
本実施形態に係る洗浄システム1では、搬入位置P1よりも鉛直方向上方に配置される棚部53A,53Bに対応する第3センサ47A,47Bが天板部40eに設けられ、搬入位置P1よりも鉛直方向下方に配置される棚部53C,53Dに対応する第3センサ47C,47Dが底板部40fに設けられることによって、リフト41が搬入位置P1に位置するときに第3センサ47A,47B,47C,47Dと食器ラックLの間にリフト41が介在する状態を無くすることができる。これにより、リフト41が搬入位置P1に位置するときの第3センサ47A,47B,47C,47Dによる食器ラックLの検知を確実なものとすることができる。また、この構成では、ワゴン6にセンサを設置する必要がないので、電気部品等の配備を省略でき、ワゴン6の構成を簡略化できる。
本実施形態に係る洗浄システム1では、コントローラ12は、上方から下方への移動、又は下方から上方への移動のうち、予め定められた一方の方向へ移動するリフト41の第5センサ49による検知に基づいて、リフト41を搬入位置P1に停止させている。すなわち、本実施形態では、リフト41を搬入位置P1に停止させる場合には、その前のリフト41の動きを、上方から下方への移動、又は下方から上方への移動の一方に統一しているので、リフト41の搬入位置P1のばらつきを低減できる。
上記実施形態の洗浄システム1では、後続する食器ラックLがある場合には、キャリーテーブル3から食器洗浄機4に搬入される食器ラックLによって、食器洗浄機4にあった食器ラックLは押し出されるようにリフト装置5に搬出されてくる。ところが、後続する食器ラックLが無い場合には、後続の食器ラックLによる押し出しがないので、作業者が食器ラックLを押し出すことによってリフト装置5に搬入させる必要がある。本実施形態に係る洗浄システム1では、コントローラ12は、第2センサ43による食器ラックLの検知に基づいて、ベルト41b,41bの作動が開始される。これにより、後続する食器ラックLが無い場合であっても、作業者が食器ラックLを押し出すことによってリフト装置5に食器ラックLを搬入する作業がなくせるので、作業者の作業負担を軽減させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
<変形例1>
上記実施形態の洗浄システム1では、4つの棚部53A,53B,53C,53Dのそれぞれにおける空き状況を判定するために用いられる第3センサ47A,47B,47C,47Dが、リフト装置5の天板部40e又は底板部40fに設けられている例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、図4及び図7に示されるように、第3センサ47A,47B,47C,47Dに代えて、複数の棚部53A,53B,53C,53Dのそれぞれに隣接するフレーム40aに新たな第8センサ(第1検知部)48A,48B,48C,48Dを設けてもよい。第8センサ48A,48B,48C,48Dの例は、反射型の光電センサである。第8センサ48A,48B,48C,48Dのそれぞれは、例えば、リフト装置5のフレーム40aの内部に設けられ、フレーム40aに形成された角穴40ac等から検出光を出射させてもよい。角穴40acには、透明の樹脂板等が取り付けられてもよい。
変形例1に係る洗浄システム1では、4つの棚部53A,53B,53C,53Dのそれぞれに隣接するように第8センサ48A,48B,48C,48Dが設けられるので、棚部53A,53B,53C,53Dに近い位置での食器ラックLの検知が可能となる。これにより、リフト41が搬入位置P1に位置するときの第8センサ48A,48B,48C,48Dによる食器ラックLの検知を確実なものとすることができる。
更に詳細には、第8センサ48A,48B,48C,48Dが設けられる上記のフレーム40aは、図8〜図10に示されるように、いわゆるチャンネル鋼(溝形鋼)により形成されている。図9に示されるように、フレーム40aは、ウェブ40aaとウェブ40aaの端部から立設する一対のフランジ40ab,40abとを有している。第8センサ48A,48B,48C,48Dのそれぞれは、柔軟性かつ断熱性を有する材料により形成されたカバー40hによって覆われると共に、パネル状の第1側部40bによってフレーム40aのウェブ40aaに押さえつけられるようにして取り付けられる。すなわち、第8センサ48A,48B,48C,48Dのそれぞれは、ウェブ40aaと一対のフランジ40ab,40abとカバー40hとによって周囲が遮蔽される。なお、第8センサ48A,48B,48C,48Dのそれぞれは、ねじ又はテープによって固定しなくてもよい。カバー40hは、コの字(U字状)を有しており、例えば、発泡ポリエチレン又は発泡スチロールにより形成されている。
また、リフト装置5には、食器洗浄機4の洗浄室21の前方の開口に位置する障害物を検出する第9センサ71を備えてもよい。第9センサ71は、障害物を検出すると、検出信号をコントローラ12に出力する。コントローラ12は、第9センサ71において障害物が検出された場合、駆動機構7の駆動モータ60の作動を停止させる。コントローラ12は、ドア23が移動していないときに第9センサ71から検出信号を受け取った場合には、駆動モータ60を作動させない(駆動モータ60を停止させたままの状態とする)。コントローラ12は、ドア23の移動中(駆動モータ60の作動中)に第9センサ71から検出信号を受け取った場合には、駆動モータ60の作動を停止させる。このような構成により、食器洗浄機4のドア23に食器ラックL又は作業者の手が挟まることを回避できる。図10に示されるように、第9センサ71も、第8センサ48A,48B,48C,48Dと同様に、柔軟性かつ断熱性を有する材料により形成されたカバー40hによって覆われると共に、パネル状の第1側部40bによってフレーム40aのウェブ40aaに押さえつけられるようにして取り付けられる。
上記のフレーム40aは、従来、パネル状の第1側部40bに覆われるのみで、外部との遮蔽物が無い状態であったため、フレーム40aの中に配置される第8センサ48A,48B,48C,48D及び第9センサ71は、結露しやすい状況にあった。変形例1のリフト装置5では、第8センサ48A,48B,48C,48D及び第9センサ71が、上記のようなカバー40hによってフレーム40aに固定される構成では、結露環境下においても、第8センサ48A,48B,48C,48D、第9センサ71及び透明樹脂板が結露することを抑制できるので、それぞれのセンサの誤検知の発生を低減できる。また、カバー40hが柔軟性のある材料によってフレーム40aに押さえ付ける構成としたので、組み付け時にねじ又はテープ等が不要となり、組立性に優れる。なお、組立性の面で劣るが、フレーム40aは、ステンレス鋼等の板金加工品により形成してもよい。
<変形例2>
また、第3センサ47A,47B,47C,47Dに代えて、図6に示されるように、複数の棚部53A,53B,53C,53Dのそれぞれを構成する支持部材153に、4つの棚部53A,53B,53C,53Dのそれぞれにおける空き状況を判定するためのスイッチ(第1検知部)57A,57B,57C,57Dを設けてもよい。スイッチ57A,57B,57C,57Dの例は、リミットスイッチ又はマイクロスイッチである。スイッチ57A,57B,57C,57Dは、左右方向における支持部材153の中心部に設けられてもよい。スイッチ57A,57B,57C,57Dに代えて、光電センサを設けてもよい。変形例2では、スイッチ57A,57B,57C,57Dとコントローラ12とを接続するため、キャリーテーブル3とリフト装置5とが電気的に接続される。
変形例2に係る洗浄システム1では、棚部53A,53B,53C,53Dを構成する部材の一部にスイッチ57A,57B,57C,57Dが設けられるので、棚部53A,53B,53C,53Dに収容されている食器ラックLの有無をより確実に検知することができる。
<変形例3>
変形例3に係るリフト装置5は、上記変形例1のリフト装置5の第8センサ48A,48B,48C,48D、又は変形例3のリフト装置5のスイッチ57A,57B,57C,57Dに加え、図11に示されるように、棚部53に収容されている食器ラックLの有無を検知する上述の第4センサ(第4検知部)44を備えている。なお、各棚部53において食器ラックLを検知する第8センサ48A,48B,48C,48D、又はスイッチ57A,57B,57C,57Dの代わりに、重量センサ、超音波センサを設けてもよい。第4センサ44は、リフト41に設けられている。
第4センサ44の例には、光電センサ及び超音波センサ等の非接触センサが含まれる。第4センサ44は、食器ラックLを検出すると、検出信号をコントローラ12に出力する。コントローラ12は、第8センサ48A,48B,48C,48D及び第4センサ44における検知結果に基づいて判定される空き状態の棚部53に食器ラックLを移載するようにリフト装置5を制御する。
より詳細には、コントローラ12は、第8センサ48A,48B,48C,48Dの検知結果に基づいて、食器ラックLが収容されていない棚部53(移載しようとする棚部53)の高さ位置までリフト41を移動させる。このとき、コントローラ12は、食器ラックLが収容されていない棚部53の中でも上方の棚部53から優先的に食器ラックLを移載するようにリフト41を移動させる。コントローラ12は、第4センサ44の検知結果に基づいて、移載しようとする棚部53に食器ラックLが収容されていないことを確認すると、当該棚部53に食器ラックLを移載するようにリフト装置5を制御する。
なお、コントローラ12は、第4センサ44の検知結果に基づいて、移載しようとする棚部53に食器ラックLが収容されていないことを確認すると、他の空き状態の棚部53にリフト41を移動させる。コントローラ12は、各棚部53において食器ラックLを検知するセンサと、リフト41に配置されたセンサとの間で検知結果に違いが生じた場合、記憶部等に記憶したり、ランプを点灯させたりして、作業者に報知してもよい。
変形例3に係る洗浄システム1では、それぞれの棚部53に収容されている食器ラックLの有無を検知する第8センサ48A,48B,48C,48D等の故障等により、食器ラックLの有無を正しく検知できない場合であっても、リフト41に設けられた第4センサ44によって移載しようとする棚部53に食器ラックLがあることが検知されれば、当該棚部53への移載を止めることが可能となる。これにより、食器ラックLが配置された棚部53に、新たな食器ラックLを誤って移載することにより、棚部53に配置された食器ラックLを押し出してしまうような事象を回避できる。
<変形例4>
変形例4に係るリフト装置5は、上記変形例1のリフト装置5の第8センサ48A,48B,48C,48D、又は変形例3のリフト装置5のスイッチ57A,57B,57C,57Dに加え、図12に示されるように、リフト41に載置される食器ラックLの重量を検知する重量センサ(重量検知部)73を備えている。なお、各棚部53において食器ラックLを検知する第8センサ48A,48B,48C,48D、又はスイッチ57A,57B,57C,57Dの代わりに、重量センサ、超音波センサを設けてもよい。重量センサ73は、リフト41に設けられている。
重量センサ73の例には、ロードセル等のセンサが含まれる。重量センサ73は、食器ラックLの重量を検出すると、検出した重量をコントローラ12に出力する。コントローラ12は、重量が重たい食器ラックLほど、下方に配置された棚部53に移載されるように、リフト装置5を制御する。より詳細には、基準値よりも重たい食器ラックLを予め定められた下方の棚部53に移載し、基準値以下の軽い食器ラックLを予め定められた上方の棚部53に移載するようにリフト装置5を制御する。
変形例3に係る洗浄システム1では、相対的に重い食器ラックLは下方の棚部53、相対的に軽い食器ラックLは上方の棚部53に配置されるので、作業者がワゴン6から食器ラックLを取り出すときの作業負担を軽減することができる。
<変形例5>
変形例5の洗浄システム1は、上記実施形態、変形例1〜変形例4の構成において、下記に示す特徴的な制御を実行するコントローラ12を有している。すなわち、コントローラ12は、第3センサ47A,47B,47C,47D、第8センサ48A,48B,48C,48D、又はスイッチ57A,57B,57C,57D等によって検知された空き状態の棚部53のうち、鉛直方向に空き状態が連続する空き棚部群を探索し、空き棚部群が複数検知されたときは、最上方の空き棚部群における最上方の棚部53から優先的に食器ラックLを移載し、空き棚部群が一つ検知されたときは、当該空き棚部群における最上方の棚部53から優先的に食器ラックLを移載し、空き棚部群が検知されなかったときは、最上方の空き状態の棚部53から優先的に食器ラックLを移載する。
更に詳細には、図13に示されるように、コントローラ12は、第3センサ47A,47B,47C,47D等の検知結果に基づいて、空き状態の棚部53が鉛直方向に二つ以上連続する空き棚群が存在するか否かを探索する(ステップS1)。ここで、ワゴン6に空き棚群がないと判定されたときには(S1:NO)、ワゴン6の中で最も上方にある空き状態の棚部53に食器ラックLを移載するようにリフト装置5を制御する(ステップS2)。一方、ワゴン6に空き棚群があると判定されたときには(S1:YES)、コントローラ12は、空き棚群が複数あるか否かを探索する(ステップS3)。
ここで、ワゴン6に複数の空き棚群がないと判定されたときには(S3:NO)、一つの空き棚群において、最も上方にある空き状態の棚部53に食器ラックLを移載するようにリフト装置5を制御する(ステップS4)。一方、ワゴン6に複数の空き棚群があると判定されたときには(S3:YES)、コントローラ12は、最上方の空き棚群の中で最も上方にある空き状態の棚部53に食器ラックLを移載するようにリフト装置5を制御する(ステップS5)。これにより、変形例5に係る特徴的なコントローラにおける一連の動作を終了する。
ワゴン6における上方の棚部53から優先的に食器ラックLを移載する構成の洗浄システム1では、収容した食器ラックLから滴る水によって下方の棚部53に収容された食器ラックLに収容された食器Dが濡れてしまう不具合を低減することができる。しかしながら、上方の棚部53から食器ラックLが取り出された場合には、取り出された棚部53に優先的に食器ラックLが収容されるようになる。この場合、収容される棚部53の下方の棚部53には食器ラックLが収容されているので、食器ラックLから滴る水によって下方の食器ラックLに収容された食器Dを濡らしてしまう。
そこで、変形例5の洗浄システム1では、コントローラ12が上記のような制御を実行するので、比較的上方において食器ラックLが取り出された棚部53への食器ラックLの収容が行われないようにしている。すなわち、変形例5のコントローラ12は、棚部53から食器ラックLを取り出した場合、その下方に食器ラックLが収容されているような状況においては、当該取り出された棚部53へ食器ラックLを収容させる優先順位を下げるように、リフト装置5を制御している。このような制御により、食器洗浄機4による洗浄直後に食器ラックLから滴る洗浄水によって、先にワゴン6に収容されている食器ラックLに収容された食器Dが濡れる可能性を低減できる。
<変形例6>
変形例6の洗浄システム1は、上記実施形態、変形例1〜変形例4の構成において、ワゴン6における棚部53は、図14に示されるように、直上の上部(天面)51又は直上の棚部53との距離である棚間距離Pを有している。そして、ワゴン6は、棚間距離Pが短い第1間隔PLに設定されている棚部53と、第1間隔PLよりも長い第2間隔PMに設定されている棚部53と、第2間隔PMよりも長い第3間隔PHに設定されている棚部53とを有している。すなわち、ワゴン6は、棚間距離Pとして、第1間隔PL、第2間隔PM及び第3間隔PH(PL<PM<PH)の3種類が設定されている。
リフト装置5は、リフト41が上記搬入位置P1(鉛直方向における所定位置)に位置するときに、リフト41によって搬送される食器ラックL(又は食器ラックLに収容された食器D)の高さを検知する高さ検知部を有している。変形例6における高さ検知部は、第1高さH1を有しているか否かを検知する第11センサ(第1高さ検知部)74と、第1高さH1よりも高い第2高さH2を有しているか否かを検知する第12センサ(第2高さ検知部)75と、を有している。第11センサ74及び第12センサ75の例には、光電センサ及び超音波センサ等の非接触センサが含まれる。コントローラ12は、高さ検知部によって検知された食器ラックL(又は食器ラックLに収容された食器D)の高さに応じた棚間距離Pを有する棚部53に食器ラックLを移載するようにリフト装置5を制御する。
変形例6のコントローラ12は、第11センサ74及び第12センサ75によって食器ラックLが検知されたとき、第3間隔PHを有する棚部53に食器ラックLを移載し、第11センサ74のみによって食器ラックLが検知されたとき、第2間隔PMを有する棚部53に食器ラックLを移載し、第11センサ74及び第12センサ75の両方によって食器ラックLが検知されなかったとき、第1間隔PLを有する棚部53に食器ラックLを移載するようにリフト装置5を制御する。
ワゴン6において棚部53を等間隔に設ける場合、洗浄システム1において洗浄する可能性がある食器D等の高さに基づいて棚間距離Pが設定される。しかしながら、小さい食器又は背の低いカップ等をまとめて洗浄する場合には、棚間距離Pに無駄が生じ、多くの食器ラックLを収容できないという問題がある。
変形例6のワゴン6は、棚間距離Pが不等ピッチとなるように棚部53が設けられているので、食器ラックLに収容された食器D等の高さに合わせて、効率的にワゴン6に食器ラックLを収容することができる。場合によっては、鉛直方向に配列可能な棚部53の数を増やすことが可能となる。また、食器ラックLに収容された食器D等の高さは、第11センサ74及び第12センサ75によって検知されるので、リフト装置5は、食器ラックLの高さに応じた適切な棚部53に収容することができる。
なお、高さ検知部におけるセンサの数は、ワゴン6における棚間距離P及び棚間距離Pの種類に応じて適宜設定される。また、食器ラックLに収容された食器Dの高さを取得する構成は、複数のセンサを配置する構成だけでなく、高さを実測可能な一つのセンサを配置する構成としてもよい。
<変形例7>
リフト装置5は、上記実施形態、及び変形例1〜6の構成に加えて、図15(A)及び図15(B)に示されるように、リフト41の移動範囲の下方に配置されたドレンパン(水受部)80を有していてもよい。ドレンパン80は、平板部と平板部の外縁から立設する壁部を有しており、上方から滴る水を受け取ると共に貯留することが可能な部材である。
ドレンパン80は、上方から平面視した場合に、リフト41から食器洗浄機4側及びワゴン6側に突出している、ドレンパン80は、第1ドレンパン81、第2ドレンパン82、及び第3ドレンパン83の3つの部材からなる。すなわち、ドレンパン80は、3つの部材に分割が可能である。第1ドレンパン81は、食器洗浄機4側に突出する突出部81aを有している。第3ドレンパン83は、ワゴン6側に突出する突出部83aを有している。各ドレンパン81,82,83は、底板部40f又はフレーム40aにねじ等によって固定され得る。なお、ドレンパン80は、一体構造であってもよいし、底板部40f又はフレーム40aから取り外し可能に設けられてもよい。
変形例7に係る洗浄システム1では、リフト41の下方にドレンパン80が配置されるので、リフト41から滴る水を受け取ることができる。これにより、リフト装置5の外部(床等)に水が漏れ出すことを防止することができる。更に、この洗浄システム1では、ドレンパン80がリフト41から洗浄機4側及びワゴン6側に突出しているので、食器洗浄機4とリフト装置5との連結部及びワゴン6とリフト装置5との連結部から滴る水も受け取ることができる。これにより、より確実にリフト装置5の外部に水が漏れ出すことを防止できる。
<変形例8>
リフト装置5は、上記実施形態、及び変形例1〜7の構成に加えて、図16(A)及び図16(B)に示されるように、駆動部42cの動力をリフト41に伝達する一対(複数)の動力伝達チェーン(伝達部)42d,42dと、一対の動力伝達チェーン42d,42dのそれぞれにおいて破断を検知する一対の破断検知センサ(破断検知部)42e、42eと、一対の破断検知センサのそれぞれを取り付ける取付部42f,42fと、を有している。一対の動力伝達チェーン42d,42dは、リフト41を上下方向に移動させるチェーン42aが巻き掛けられるスプロケット42bの回転軸42gに接続されている。
変形例8に係る洗浄システム1では、一対の動力伝達チェーン42d,42dによってリフト41を上下方向に移動させる部材に接続されているので、リフト41が落下する可能性を低減することができる。更に、変形例8に係る洗浄システム1では、複数の動力伝達チェーン42d,42dのそれぞれに対して破断検知センサ42e、42eが備えられているので、例えば、一方の動力伝達チェーン42dが破断した場合に、リフト41の動作を停止させたり、報知したりする等の処置を講じることができる。更に、変形例8に係る洗浄システム1では、破断検知センサ42eの取付部42fが破断検知センサ42eの数に応じてそれぞれ設けられているので、それぞれの動力伝達チェーン42dのたるみ等を考慮した適切な位置に破断検知センサ42eを配置することができる。
<変形例9>
リフト装置5は、上記実施形態、及び変形例1〜8の構成に加えて、図17及び図18に示されるように、下記に示す特徴的な搬送部41aを有している。すなわち、搬送部41aは、食器ラックLを搬送する一対のベルト(搬送ベルト)41b,41bと、一対のベルト41b,41bのそれぞれが巻き掛けられる第1プーリ41d及び第2プーリ41gと、ベルト41b,41bを駆動する駆動部(搬送駆動部)41cと、第1プーリ41dを回転可能に支持する第1支持部41ddと、第2プーリ41gを回転可能に支持する第2支持部41hと、第1支持部41dd、第2支持部41h、及び駆動部41cが載置される本体部41jと、を有している。一対のベルト41b、41bのそれぞれが巻き掛けられる二つの第1プーリ41d,41dは、連結軸41eによって互いに連結されており、駆動部41cは、連結軸41eに駆動力を伝達する。一対のベルト41b、41bのそれぞれが巻き掛けられる二つの第2プーリ41g、41gは、それぞれ独立して回転するように設けられている。第2支持部41hは、調整ねじ41iを調整することによってベルト41bの搬送方向に沿ってスライド可能に設けられている。
このようなベルト41bによる搬送システムでは、ベルト41bの張力を適切に維持する必要がある。ベルト41bにおける張力の調整は、ベルト41bが巻き掛けられるプーリ(例えば、第2プーリ41g)を引っ張ることによってベルト41bに張力を付与し、第2プーリ41gを支持する第2支持部41hをねじ等によって本体部41jに固定することによって実施されていた。ところが、第2支持部41hをねじ等によって本体部41jに固定した後で、ベルト41bの張力が不足していた場合には、再度上記の作業を繰り返す必要があり、作業者にとって手間がかかる作業であった。
変形例9に係る洗浄システム1では、第2支持部41fが移動できる程度にねじによって仮止めし、その状態で調整ねじ41iを回すことによって、第2支持部41fの位置を調整することができる。すなわち、調整ねじ41iを回す簡易な操作によってベルト41bが巻き付けられる第2プーリ41gの位置を調整できるので、容易にベルト41bの張力を調整することができる。作業者は、張力の調整後、第2支持部41fを本止めする。また、調整ねじ41iによって位置調整が可能な第2プーリ41gは、それぞれ独立した状態となっている(連結軸によって互いに連結されていない)ので、より簡単に第2プーリ41gの位置を調整することができる。
<その他の変形例>
上記実施形態及び変形例では、上方の棚部53A,53B,53C,53Dから優先的に食器ラックLを収容する例を挙げて説明したが、例えば、下方の棚部53A,53B,53C,53Dから順番に収容したり、搬入位置P1に近い位置の棚部53A,53B,53C,53Dから順番に収容したりしてもよい。また、これらの優先順位を作業者が選択できる構成としてもよい。
上記実施形態及び変形例では、洗浄システム1がワゴン6を1台備えている形態を一例に説明した。しかし、洗浄システム1は、複数台のワゴン6を備えていてもよい。
上記実施形態及び変形例では、キャリーテーブル3を制御するコントローラ12がキャリーテーブル3のハウジング17の内部に配置される例を挙げて説明したが、食器洗浄機4、リフト装置5、又はワゴン6の何れかに配置される構成であってもよい。
1…洗浄システム、3…キャリーテーブル(搬送装置)、4…食器洗浄機(洗浄機)、5…リフト装置、6…ワゴン、12…コントローラ(制御装置)、42e…破断検知センサ(破断検知部)、43…第2センサ(第3検知部)、44…第4センサ(第4検知部)、47A,47B,47C,47D…第3センサ(第1検知部)、48A,48B,48C,48D…第8センサ(第1検知部)、49…第5センサ(第2検知部)、57A,57B,57C,57D…スイッチ(第1検知部)、73…重量センサ(重量検知部)、74…第11センサ(第1高さ検知部)、75…第12センサ(第2高さ検知部)、153…支持部材、D…食器、L…食器ラック、P1…搬入位置。

Claims (15)

  1. 被洗浄物を搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置によって搬送されてくる前記被洗浄物を洗浄する洗浄機と、
    前記被洗浄物を収容する棚部が鉛直方向に沿って複数配列されたワゴンと、
    前記洗浄機から搬出されてくる前記被洗浄物を受け取る搬入位置と前記棚部に前記被洗浄物を搬出する搬出位置との間を鉛直方向に移動可能に設けられたリフト部と、前記リフト部を駆動する駆動部と、を有するリフト装置と、
    複数の前記棚部のそれぞれに対応して設けられると共に前記棚部に収容されている前記被洗浄物の有無を検知する第1検知部と、
    前記第1検知部における検知結果に基づいて判定される空き状態の前記棚部に前記被洗浄物を移載するように前記リフト装置を制御する制御装置と、を備える、洗浄システム。
  2. 前記リフト装置は、フレームと、前記リフト部の上方において前記フレームに固定される天板部と、前記リフト部の下方において前記フレームに固定される底板部と含んで構成される筐体を有し、
    前記搬入位置よりも鉛直方向上方に配置される前記棚部に対応する前記第1検知部は、前記天板部に設けられ、
    前記搬入位置よりも鉛直方向下方に配置される前記棚部に対応する前記第1検知部は、前記底板部に設けられており、
    前記制御装置は、前記リフト部が前記搬入位置にて移動を停止している間の前記検知結果に基づいて前記空き状態を判定する、請求項1記載の洗浄システム。
  3. 前記リフト装置は、フレームを含んで構成される筐体を有し、
    前記第1検知部は、複数の前記棚部のそれぞれに隣接する前記フレームに設けられ、
    前記制御装置は、前記リフト部が前記搬入位置にて移動を停止している間の前記検知結果に基づいて前記空き状態を判定する、請求項1記載の洗浄システム。
  4. 前記ワゴンにおける棚部は、前記被洗浄物を鉛直方向下方から支持する支持部材によって構成されており、
    前記第1検知部は、複数の前記棚部のそれぞれを構成する前記支持部材に設けられている、請求項1記載の洗浄システム。
  5. 前記鉛直方向に移動する前記リフト部を検知する第2検知部を更に備え、
    前記制御装置は、上方から下方への移動、又は下方から上方への移動のうち、予め定められた一方の方向へ移動する前記リフト部の前記第2検知部による検知に基づいて、前記リフト部を前記搬入位置に停止させる、請求項1〜4の何れか一項記載の洗浄システム。
  6. 前記リフト部は、
    前記被洗浄物を前記洗浄機側から前記ワゴン側へ前記被洗浄物を搬送する搬送部と、
    前記搬送部への前記被洗浄物の搬入を検知する第3検知部と、を有し、
    前記制御装置は、前記第3検知部による前記被洗浄物の検知に基づいて、前記搬送部の搬送を開始させる、請求項1〜5の何れか一項記載の洗浄システム。
  7. 前記搬送部は、
    前記被洗浄物を搬送する一対の搬送ベルトと、
    前記一対の搬送ベルトのそれぞれが巻き掛けられる第1プーリ及び第2プーリと、
    前記搬送ベルトを駆動する搬送駆動部と、
    前記第1プーリを回転可能に支持する第1支持部と、
    前記第2プーリを回転可能に支持する第2支持部と、
    前記第1支持部、前記第2支持部、及び前記搬送駆動部が載置される本体部と、を有し、
    前記一対の搬送ベルトのそれぞれが巻き掛けられる二つの前記第1プーリは、連結軸によって互いに連結されており、
    前記搬送駆動部は、前記連結軸に駆動力を伝達し、
    前記一対の搬送ベルトのそれぞれが巻き掛けられる二つの前記第2プーリは、それぞれ独立して回転するように設けられており、
    前記第2支持部は、調整ねじを調整することによって前記搬送ベルトの搬送方向に沿ってスライド可能に設けられている、請求項6記載の洗浄システム。
  8. 前記リフト部は、
    前記棚部に収容されている前記被洗浄物の有無を検知する第4検知部を有し、
    前記制御装置は、前記第1検知部及び前記第4検知部における検知結果に基づいて判定される空き状態の前記棚部に前記被洗浄物を移載するように前記リフト装置を制御する、請求項1〜7の何れか一項記載の洗浄システム。
  9. 前記リフト部は、
    前記リフト部に載置された前記被洗浄物の重量を検知する重量検知部を有し、
    前記制御装置は、前記重量が重たい前記被洗浄物ほど下方に配置された前記棚部に移載されるように前記リフト装置を制御する、請求項1〜8の何れか一項記載の洗浄システム。
  10. 前記制御装置は、前記第1検知部によって検知された空き状態の前記棚部のうち、鉛直方向に前記空き状態が連続する空き棚部群を探索し、前記空き棚部群が検知されたときは、当該前記空き棚部群における最上方の前記棚部から優先的に前記被洗浄物を移載し、前記空き棚部群が検知されなかったときは、最上方の空き状態の前記棚部から優先的に前記被洗浄物を移載ように前記リフト装置を制御する、請求項1〜8の何れか一項記載の洗浄システム。
  11. 前記制御装置は、前記空き棚部群が複数検知されたときは、最上方の前記空き棚部群における最上方の前記棚部から優先的に前記被洗浄物を移載ように前記リフト装置を制御する、請求項10記載の洗浄システム。
  12. 前記ワゴンにおける前記棚部は、直上の天面又は直上の前記棚部との距離である棚間距離を有しており、
    前記ワゴンは、前記棚間距離が複数種類となるように前記棚部が配置されており、
    前記リフト装置は、
    前記リフト部が鉛直方向における所定位置に位置するときに、前記リフト部によって搬送される前記被洗浄物の高さを検知する高さ検知部を有し、
    前記制御装置は、前記高さ検知部によって検知された前記被洗浄物の高さに応じた前記棚間距離を有する前記棚部に前記被洗浄物を移載するように前記リフト装置を制御する、請求項1〜8の何れか一項記載の洗浄システム。
  13. 前記リフト装置は、
    前記リフト部の移動範囲の下方に配置された水受部を有し、
    前記水受部は、上方から平面視した場合に、前記リフト部から前記洗浄機側及び前記ワゴン側に突出している、請求項1〜12の何れか一項記載の洗浄システム。
  14. 前記リフト装置は、
    前記駆動部の動力を前記リフト部に伝達する複数の伝達部と、
    複数の前記伝達部のそれぞれにおいて破断を検知する複数の破断検知部と、
    複数の前記破断検知部のそれぞれを取り付ける取付部と、
    を有する、請求項1〜13の何れか一項記載の洗浄システム。
  15. 前記リフト装置は、
    フレームと前記フレームに固定されるパネルとを含んで形成される筐体であって、前記リフト部を収容する前記筐体を更に有し、
    前記第1検知部は、柔軟性かつ断熱性を有する材料により形成されたカバーによって覆われると共に、前記パネルによって前記フレームに押さえつけられるようにして取り付けられている、請求項1〜14の何れか一項記載の洗浄システム。
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