JPH0885607A - 保管装置 - Google Patents

保管装置

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JPH0885607A
JPH0885607A JP22194794A JP22194794A JPH0885607A JP H0885607 A JPH0885607 A JP H0885607A JP 22194794 A JP22194794 A JP 22194794A JP 22194794 A JP22194794 A JP 22194794A JP H0885607 A JPH0885607 A JP H0885607A
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JP
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JP22194794A
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Inventor
Makoto Tanaka
田中  誠
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品移載対象である作業部に、他物が存在し
ているか否を確実に検出して、その後の安全対策を講じ
ることが可能となるものでありながら、装置全体の構成
を簡素化させることが可能となる保管装置を提供する。 【構成】 物品Cを収納する複数の収納部1が設けられ
た収納棚2Aの一部に、複数の物品搬出入用の作業部3
が並設された物品搬出入部4が設けられ、複数の作業部
3のうち指定された作業部3まで横移動して、各収納部
1から搬送された物品Cを、当該作業部3に移載させる
物品移載装置7が設けられている保管装置において、物
品移載装置7の移載対象となる作業部3の近くに他物が
存在するか否かを検出する存否センサ57が、物品移載
装置7と一体的に移動するように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を収納する複数の
収納部が設けられた収納棚の一部に、複数の物品搬出入
用の作業部が並設された物品搬出入部が設けられ、前記
複数の作業部のうち指定された作業部まで横移動して、
前記各収納部から搬送された前記物品を、当該作業部に
移載させる物品移載装置が設けられている保管装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記保管装置において、従来では、例え
ば、複数の各作業部の各々に、各別に当該作業部の近く
に作業者等の他物が存在しているか否かを検出する他物
存否検出手段が設けられ、この他物存否検出手段により
他物の存在が検出されると、物品移載装置の作動を停止
させる等の安全対策が講じられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
成においては、複数の作業部毎に、上記他物存否検出手
段が設けられることから、複数の他物存否検出手段を備
える必要があり、部品点数が増加すると共に、物品移載
を指定された作業部と、他物存否検出手段により他物の
存在が検出された作業部とが合致するか否かを判別する
手段が必要となる等、構成が複雑になる不利があった。
本発明は、このような点に着目してなされたものであ
り、その目的は、物品移載対象である作業部に、他物が
存在しているか否を確実に検出して、その後の安全対策
を講じることが可能となるものでありながら、装置全体
の構成を簡素化させることが可能となる保管装置を提供
する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
物品を収納する複数の収納部が設けられた収納棚の一部
に、複数の物品搬出入用の作業部が並設された物品搬出
入部が設けられ、前記複数の作業部のうち指定された作
業部まで横移動して、前記各収納部から搬送された前記
物品を、当該作業部に移載させる物品移載装置が設けら
れている保管装置において、前記物品移載装置の移載対
象となる前記作業部の近くに他物が存在するか否かを検
出する他物存否検出手段が、前記物品移載装置と一体的
に移動するように設けられている点にある。
【0005】第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記物品移載装置
の作動を制御する制御手段が備えられ、、前記制御手段
は、前記他物存否検出手段によって、前記作業部の近く
に他物が存在することが検出されると、前記物品移載装
置による当該作業部への物品移載作動を停止させるよう
に構成されている点にある。
【0006】第3発明の特徴構成は、第1又は第2発明
の実施に好適な構成を特定するものであって、前記制御
手段は、前記他物存否検出手段による検出結果に基づい
て、他物が、前記作業部における作業台の外端縁よりも
内奥側に入り込んでいることが検出されると、前記物品
移載装置による当該作業部への物品移載作動を停止さ
せ、他物が、前記外端縁よりも外方側であって、前記外
端縁よりも設定距離以内に存在していることが検出され
ると、前記物品移載装置による当該作業部への物品移載
作動を、通常作動速度よりも低速で実行させるように構
成されている点にある。
【0007】第4発明の特徴構成は、第1、第2又は第
3発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前
記他物存否検出手段が、前記物品移載装置に載置される
前記物品の上方側であって、移載方向と直交する方向の
幅のほぼ中央位置に備えられている点にある。
【0008】第5発明の特徴構成は、第1、第2、第3
又は第4発明の実施に好適な構成を特定するものであっ
て、前記他物存否検出手段により、前記作業部の近くに
他物が存在していることが検出されると、警報作動する
警報手段が備えられている点にある。
【0009】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、収納部から指定
された作業部に物品を移載させる物品移載装置と一体的
に移動する状態で、前記他物存否検出手段が設けられる
から、物品移載装置による移載作動が行われる直前にお
いては、この他物存否検出手段は、常に、物品移載装置
の移載対象となる作業部の近くに位置することになる。
【0010】従って、物品移載装置と一体的に移動する
他物存否検出手段によって、物品移載装置による物品移
載対象となる作業部の近くに他物が存在するか否かを確
実に検出することが可能となる。
【0011】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。物品移載
装置の移載対象となる作業部の近くに他物が存在してい
ることが検出されると、物品移載装置による当該作業部
への物品移載作動が停止されるのである。
【0012】従って、前記作業部の近くに、例えば作業
者の身体や、他の物体等の他物が存在してような場合
に、誤って、物品移載装置による当該作業部に対する物
品移載作動が実行されることが無い。
【0013】第3発明の特徴構成によれば、第1又は第
2発明の特徴構成による作用に加えて次の作用がある。
上述したような他物が、前記作業台の外端縁よりも内奥
側に入り込んでいることが検出されると、物品移載装置
による当該作業部への物品移載作動が停止されるので、
誤って、物品移載作動によって物品が前記作業台上に移
載され、移載される物品と他物とが衝突する等の不利を
未然に回避できる。
【0014】又、上述したような他物が、前記作業台の
外端縁よりも外方側であって、その外端縁よりも設定距
離以内に存在していること検出されると、物品移載装置
による当該作業部への物品移載作動を、通常作動速度よ
りも低速で実行させるのである。つまり、物品移載作動
によって直接、物品と衝突するおそれは少ないが、作業
部に近接した箇所に他物が存在しており、作業台の上方
側に入り込むおそれがあるような場合には、ゆっくりと
移載作動を行うことで、作業能率の低下を防止しなが
ら、極力、衝突等による損傷を回避させるのである。
【0015】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用が
ある。他物存否検出手段は、物品移載装置に載置される
物品の上方側であって、移載方向と直交する方向の幅の
ほぼ中央位置に備えられるので、他物存否検出手段が1
個であっても、作業部における物品移載領域の幅方向中
央位置を中心として、有効に他物の存否が検出できるこ
とになる。
【0016】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による作用に加えて次
の作用がある。前記作業部の近くに他物が存在している
ことが検出されると、警報手段が警報作動するので、作
業者がそのことをすぐに認識でき、作業者自身が他物で
あるときは、当該作業部から離間したり、他物が物体で
あるときは、その他物を作業部から取り除く等の対応を
とることができる。
【0017】
【発明の効果】第1発明の特徴構成によれば、他物存否
検出手段を合理的に配置することによって、前記作業部
の近くに他物が存在するか否かを確実に検出でき、その
後の安全対策を講じることができるものでありながら、
各作業部毎に他物存否検出手段を備える場合に比較し
て、少ない個数の他物存否検出手段で済ませることがで
き、装置全体の構成を簡素化させることが可能となっ
た。
【0018】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。他物や移
載対象である物品等が損傷する等のおそれを未然に回避
できる。
【0019】第3発明の特徴構成によれば、第1又は第
2発明の特徴構成による効果に加えて次の効果がある。
他物の存在状況によって、物品移載装置の作動制御状態
を切り換えることで、極力、他物や移載対象である物品
等が衝突により損傷する等のおそれを未然に回避させな
がら、作業能率が低下するのを防止できるものとなっ
た。
【0020】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による効果に加えて次の効果が
ある。他物の存否を有効に検出できるものでありなが
ら、他物存否検出手段を1個で済ませることができ、構
造が簡素化できる。
【0021】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による効果に加えて次
の効果がある。前記作業部の近くに他物が存在している
ことが検出された場合に、素早く安全対策を講じること
が可能となる。
【0022】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図2
に、物品の一例としてのコンテナCを、収納棚に備えら
れた複数の収納部のうちのいずれかの収納部に収納させ
ることができると共に、所定の収納棚に収納されるコン
テナCを取り出すことができるようにした本発明に係る
保管装置が示されている。尚、コンテナCには、例え
ば、小型部品等が品種別に積載される。
【0023】この保管装置には、上下方向並びに横方向
に並列する状態で、物品を収納する複数の収納部1が設
けられた収納棚2A,2Bが、前後に所定間隔を隔てて
一対備えられ、前方側に位置する収納棚2Aの下部側の
一部を利用して、複数の物品搬出入用の作業部3が横方
向に並設された物品搬出入部4が設けられている。又、
各収納棚2A,2Bの前後中間部に、それらと同幅又は
ほぼ同幅の昇降台5が、収納棚2A,2Bの上下高さの
ほぼ全域にわたって昇降操作自在に備えられ、昇降台5
には昇降台5の横方向ほぼ全域にわたって横移動する移
動体6が備えられ、更に、この移動体6には、物品搬出
入部における前記各作業部3と、前記各収納棚2A,2
Bにおける前記各収納部1との間において、コンテナC
を移載させる物品移載装置7が設けられている。
【0024】前記各収納棚2A,2Bは、夫々、横方向
両端部及び横方向中間部の夫々において前後両側に、合
計6本の支柱8が備えられ、前部側に位置する3本の支
柱8、並びに、後部側に位置する3本の支柱8の夫々に
わたって上下方向に所定間隔をあけて複数の横フレーム
9が架設連結されている。そして、同レベルに位置する
前後横フレーム9にわたって、前記コンテナCを載置収
納するための多数の係止部材10が所定間隔をあけて前
後方向に沿って架設連結され、上下方向並びに横方向に
並列する状態で複数のコンテナCの収納部1が構成され
ている。
【0025】前記係止部材10は、コンテナCの横方向
両側部を載置支持すると共に、横移動を阻止するように
断面略L字状に形成され、昇降台側の載置面の端縁部
は、下方側斜め方向に屈曲させた案内部10aに構成さ
れ、コンテナCの移載が円滑に行えるように構成されて
いる。又、前後収納棚2A,2Bは、各支柱8の上端部
において横杆11により前後に所定間隔をあけた状態で
連結されている。
【0026】前記物品搬出入部4は、前部側の収納棚2
Aの下部側において、収納部1の上下複数段に相当する
箇所を横方向全幅にわたって利用する状態で設けられ、
コンテナCの搬出入作業を行うための作業部3が、横方
向に並列する状態で複数設けられている。各作業部3に
は、収納部1の下方側に位置する状態で、作業者が搬出
入作業を行い易くなるように、ほぼ作業者の腰の位置に
相当する高さに、コンテナCを載置する作業台12が設
けられている。又、この作業台12の上方には、搬出入
作業用の作業空間が確保されており、各作業空間は、複
数の作業部3の作業空間が一連に連なって開放状態にな
るように構成され、コンテナCの搬出入作業が他物の邪
魔にならない状態で広い空間にて行い易い構成となって
いる。尚、物品搬出入部4の中央部(中央の支柱に対応
する箇所)には、仕切壁13が設けられている。
【0027】図1に示すように、作業部3におけるコン
テナ載置空間の上方側の内奥側に仕切り壁27が形成さ
れており、作業空間と昇降台5の昇降空間との間を仕切
ることで、作業上の安全性を確保している。又、この仕
切り壁27の下方側部位には、各作業部3に対応して、
各別に、搬出入作業が終了した後に、後述するように、
後処理を実行させるために操作される作業完了スイッチ
28が備えられている。
【0028】次に、昇降台5の昇降操作構造について説
明する。図3に示すように、この昇降台5の横方向両側
部の上方箇所に位置する4個の案内ドラム29a,29
bによって、両端部が垂下状態に支持される4本の連結
ワイヤ30a,30bの夫々の一端側が、昇降台5の横
方向両端に前後向き姿勢で備えられた角筒状の支持具3
1夫々の前後両側部に、夫々連結されている。又、各連
結ワイヤ30a,30bの他端側が、昇降台5の昇降用
通路の横一側に形成されたウエイト用昇降用通路に沿っ
て昇降自在なバランスウエイト32に連結され、バラン
スウエイト側の各案内ドラム29aを電動モータM1に
より正逆転駆動することで、各連結ワイヤ30a,30
bを長手方向に正逆移動操作させて、昇降台5を昇降操
作するように構成されている。
【0029】尚、昇降台5に対してウエイト用昇降経路
側の箇所に連結される連結ワイヤ30aが、ウエイト用
昇降経路側の箇所の上方に位置する2個の案内ドラム2
9aの外周部の上方側半周に巻回される状態、つまり、
単に上方から引っかけた状態で支持され、ウエイト用昇
降経路側と反対側箇所に連結される連結ワイヤ30b
が、ウエイト用昇降経路側の箇所の上方に位置する各案
内ドラム29a及びそれとは反対側箇所に位置する各案
内ドラム29bに対して、夫々の各案内ドラム29a,
29bが内周側となるループ形状に巻回される状態、つ
まり、各案内ドラム29a,29bを1本のドラムと見
なして巻回される状態で支持されている。
【0030】前記各案内ドラム29a,29bは、上述
したように巻回することで、確実に電動モータM1の駆
動力が各連結ワイヤ30a,30bに伝わるように駆動
側案内ドラム29aとの巻付角度を充分確保すると共
に、駆動側案内ドラム29aに1周巻回する場合に比較
して、連結ワイヤ30bの捩じれが生じるおそれを極力
少なくするようにしている。
【0031】図5に示すように、前記バランスウエイト
32を昇降自在にガイドする前後一対のガイドレール3
3が設けられ、各ガイドレール33は、断面コの字型に
形成され、複数のブラケット34を介して前後の収納棚
2A,2Bにおける支柱8に取付け支持されている。バ
ランスウエイト側の被案内部は、図示はしないが、ガイ
ドレール33の内面に摺接しながら転動する前後軸芯周
りで回動する転動ローラ及び横方向軸芯周りで回動する
転動ローラにより前後方向並びに横方向の移動が阻止さ
れる状態で円滑に昇降移動できるように構成されてい
る。
【0032】このように、吊り下げ式昇降機構を合理的
に構成することで、昇降台5の昇降用経路を迂回する状
態で、且つ、外方への突出を極力少なくした状態で、コ
ンパクトな形状に収めることができるように構成されて
いる。
【0033】そして、物品搬出入部4が設けられた収納
棚2Aとは反対側(後方側)の収納棚2Bにおける横方
向両端部に位置する各支柱8に複数のブラケット38を
介して取付けられた矩形状の棒体からなる昇降ガイド3
9により、昇降台5に備えられた被案内部40を、水平
方向の移動を阻止する状態で昇降自在に案内するように
構成されている。昇降台5側の被案内部40は、図5に
示すように、前記各支持具31,31の後方端に取付け
固定された支持ブラケット41に、前後軸芯周りで回転
自在に支承された一対の転動ローラ42により昇降ガイ
ド39の横方向両側面を挟持して横方向の相対移動を阻
止するよう構成すると共に、前記支持ブラケット41
に、横軸芯周りで回転自在に支承された一対の転動ロー
ラ43により昇降ガイド39の前後方向両側面を挟持し
て前後方向の相対移動を阻止するように構成され、水平
方向の移動を阻止しながら円滑な昇降作動を行えるよう
に構成されている。
【0034】尚、前記支持ブラケット41には、図示は
しないが、昇降台5の昇降作動に伴って昇降ガイド39
に摺接転動する回動ローラの回動量に基づいて昇降移動
量を検出するロータリーエンコーダが備えられている。
又、支持具31における支持ブラケット41配設部の反
対側には、適宜位置に設けられた遮蔽板46により仕切
られることで、昇降台5の昇降停止位置を判別するため
の透過型の光電センサ47が備えられている。
【0035】次に移動体6の横移動操作構造について説
明する。図6、図7、図8に示すように、移動体6は、
昇降台5の前後両側部及び上部側を覆う状態で移動体フ
レーム48が構成され、移動体フレーム48における左
右の側部フレーム体48a,48bのうちの一方には、
昇降台5の側部に横向き突出する状態で形成された突条
部5aを、横方向2箇所において、上下両側から挟持す
る上下一対の挟持ローラ49,49が水平軸芯周りで回
転自在に支承されている。これらの挟持ローラ49,4
9により移動体6が上方への浮き上がりを阻止する状態
で横移動案内されるように構成されている。又、各側部
フレーム体48a,48bの夫々には、移動方向に沿う
方向の前後2箇所において夫々、昇降台5の前後方向両
側から挟持する状態で摺接しながら転動する一対の転動
ローラ50が縦軸芯周りで回転自在に支承され、円滑に
移動案内されるように構成されている。
【0036】そして、図5に示すように、昇降台5にお
ける両端部の夫々に前後軸芯周りで回転自在に支承され
たプーリ51,51に巻回された駆動ベルト52の両端
部が移動体フレーム48に連結され、一方のプーリ51
を電動モータM2によって回転駆動することで、駆動ベ
ルト52が長手方向に移動操作され、それに伴って、移
動体6が横移動操作されるように構成されている。
【0037】尚、一方の側部フレーム体48aには、昇
降台5の横側面に摺接しながら転動する回動ローラ53
の回動量に基づいて横移動量を検出するロータリーエン
コーダ54が備えられ、且つ、適宜位置に設けられた遮
蔽板55により仕切られることで、移動体6の横移動停
止位置を判別するための透過型の光電センサ56が備え
られている。
【0038】前記移動体6には、物品搬出入部4に対し
てコンテナCの移載を実行する際において、移載作業の
対象となる作業部3の近傍に作業者が存在するか否かを
検出する反射型光電式作業者存否センサ57(他物存否
検出手段の一例)が備えられている。この作業存否セン
サ57は、作業部3側に向けて光を発信し、他物にて反
射した光が受信され、発信から受信までの経過時間によ
り他物までの距離を判別するように構成されている。従
って、判別された距離が、作業部3の近くの位置に相当
するときは、他物が存在していることが検出できること
になる。前記作業者存否センサ57は、移動体フレーム
48の横側部から立設したアーム48cにより支持さ
れ、物品移載装置7に載置されるコンテナCの上方側で
あって、移載方向と直交する方向の幅のほぼ中央位置に
備えられている。このようにして、作業部3のほぼ横幅
方向中央に位置して、コンテナCの移載領域に他物が存
在しているか否かを1個のセンサにて有効に検出できる
ように構成されている。
【0039】次に物品移載装置7について説明する。図
6、図7、図8に示すように、コンテナCを載置した状
態で前後に移動させる一対のベルトコンベア58,58
が、1個の電動モータM3により一体回動される状態で
備えられ、各ベルトコンベア58,58の中間部に、コ
ンテナCに係止して、前記収納部1あるいは前記作業部
3に載置される位置と、物品移載装置上に載置される位
置とにわたって、コンテナCをスライド移動させる係止
式搬送機構59が備えられている。この係止式搬送機構
59は、移動体フレーム48に備えられた4個の縦向き
ガイドレール60によって、上下方向に昇降移動自在に
昇降移動体61が支持され、この昇降移動体61上に、
それに設けられたガイドレール62に沿って、相対的に
前後方向にスライド移動するスライド板63が備えられ
ている。更に、このスライド板63の上部側には、スラ
イド板63に設けられたガイドレール64に沿って、前
後方向に相対的にスライド移動自在な係止具65が設け
られている。この係止具65は、板体を略コの字型に屈
曲形成して、コンテナ係止部65aを構成する両端折り
曲げ部が上方に向いた姿勢で備えられている。
【0040】そして、前記昇降移動体61は、スライド
板63及び係止具65と共に、電動モータM4によって
偏芯カム66が回転操作されることによって、コンテナ
係止部65aがベルトコンベア58の載置面よりも下方
に位置する退避位置と、前記載置面よりも上方に突出す
る係止作用位置とにわたって昇降操作されるように構成
されている。
【0041】前記スライド板63の側部にはラックギア
67が形成され、このラックギア67に咬合うピニオン
ギア68が昇降移動体61に縦軸芯周りで回転自在に支
持され、このピニオンギア68を電動モータM5により
回転駆動することで、スライド板63が前後方向にスラ
イド移動するように構成されている。又、スライド板6
3のスライド移動方向両側部に、スプロケット69,7
0が支承され、係止具65のスライド移動方向一側と、
昇降移動体61の反対側箇所とにわたって、一方のスプ
ロケット69に巻回される状態でローラチェーン71が
巻回され、又、係止具65のスライド移動方向他側と、
昇降移動体61の反対側箇所とにわたって、他方のスプ
ロケット70に巻回される状態でローラチェーン72が
巻回されている。従って、スライド板63が前後方向い
ずれかにスライド移動されると、それに伴って、係止具
65がスライド板63に対して同方向に相対移動するこ
とになる。
【0042】上記構成の物品移載装置7によるコンテナ
Cの移載操作について説明する。係止具65が図7に実
線で示すホームポジションに待機する待機状態から、電
動モータM5を駆動させてスライド板63及び係止具6
5を、収納部1あるいは物品搬出入部4に載置されてい
るコンテナCに向けて移動させる。コンテナ係止部65
aがコンテナCの係合部kの下側に位置すると、昇降移
動体61を上昇させ、コンテナ係止部65aがコンテナ
Cの係合部kに係止する。その状態で、スライド板63
を反対方向に移動させ、コンテナCを物品移載装置上に
向けてスライド移動させる。このとき、各ベルトコンベ
ア58,58は、係止移動速度と同期させて回動駆動さ
れ、スライド移動に伴う摩擦抵抗が少ない状態で円滑に
移動されることになる。中央位置まで係止具65が移動
すると、昇降移動体61を下降させ、その後はベルトコ
ンベア58,58により所定位置までコンテナCを移動
させる。
【0043】図9に示すように、物品搬出入部4の一部
を利用して、昇降台5の昇降作動、移動体6の横移動作
動並びに物品移載装置7の移載作動を制御する制御手段
としての制御部73が備えられている。この制御部73
は、各作業台12とほぼ同一レベルとなるように、略箱
型の支持体74により支持されている。
【0044】次に、制御部73による制御動作について
簡単に説明する。制御部73には、操作パネル76及び
表示部77が設けられ、作業者は所定の操作により、作
業モードを選択する。つまり、「入庫モード」、「出庫
モード」、「ピッキング出庫モード」、「補充入庫」の
うちいずれかを指示する。尚、ピッキング出庫とは、小
出し出庫を実行するモードであり、補充入庫とはコンテ
ナC内に部品を補充する際に用いられるが詳細な説明は
略す。
【0045】例えば、収納部1内に部品を入庫する場
合、操作パネル76にて「入庫モード」を指定して、部
品番号と、作業すべき作業部3とを指定すると、制御部
73は、空いている収納部1を捜し、昇降用電動モータ
M1を駆動して該当する収納部1に相当する昇降位置ま
で昇降台5を昇降させる。このとき、該当する位置まで
昇降したか否かは、前記ロータリーエンコーダ及び光電
センサ47にて検知される。又、横移動用電動モータM
2を駆動して移動体6を、所定の収納部1に相当する位
置まで横移動させる。該当する位置に至ったか否かは、
ロータリーエンコーダ54及び光電センサ56にて検知
される。
【0046】そして、上述したような物品移載装置7に
よる移載作業により、コンテナCを移載して、以下、同
様にして、物品移載装置7を指定された作業部3に移動
し、作業台12上にコンテナCを移載させる。
【0047】前記制御部73は、コンテナCを作業台1
2に移載させる際に、作業者存否センサ57により作業
空間内、つまり、作業台12の外端縁よりも内方側に作
業者が入り込んでいることが検出された場合には、物品
移載装置7による物品移載作動を停止させるように制御
する。又、作業台12の外端縁よりも外方側であって、
外端縁よりも設定距離L(例えば、約60cm)以内の
範囲に作業者が存在しているが検出された場合は、物品
移載装置7が、作業速度が通常作業速度よりも低速でゆ
っくりと物品移載作動を実行するように制御する。作業
者の存在が感知されないとき、即ち、検出距離が作業台
12の外端縁から外方側に設定距離以上離れているとき
は、物品移載装置7が、通常作業速度で物品移載作動を
実行させるように制御する。
【0048】部品入庫作業が終了し、作業者により作業
完了スイッチ28が操作されると、作業上のコンテナC
を所定の収納部1に収納させて作業を終了する。前記作
業完了スイッチ28は、ランプが内蔵されており、昇降
台5の昇降作動、移動体6の横移動作動が実行されてい
る間は、ランプが点灯して、装置が稼働している状態を
表示し、スイッチ28が操作されると、ランプが消灯す
るようになっている。
【0049】〔別実施例〕 (1)上記実施例では、他物存否検出手段として、反射
型光電センサを用いたが、これに代えて、超音波を発信
してから他物で反射した超音波が受信されるまでの時間
により他物までの距離を判別し、その判別結果により、
他物存否検出を実行する超音波式センサを用いてもよ
く、又、作業者の体温による温度変化を検出するセンサ
等各種の検出手段を用いることができる。
【0050】(2)上記実施例では、作業部に他物が存
在していることが検出されると、物品移載装置の移載作
動を停止させるだけの構成としたが、移載作動を停止さ
せると共に、警報手段の一例としての警報ブサーにて警
報音を鳴らすか、又は、警報手段の他の例としての警報
ランプを点灯させ、あるいはそれらの両方にて、作業者
に注意を促すようにしてもよい。
【0051】(3)上記実施例では、他物存否検出手段
を1個だけ備える構成としたが、2〜3個程度並列させ
て設けるようにしてもよい。
【0052】(4)上記実施例では、収納される物品と
して、小型部品を積載するコンテナの場合を例示した
が、所定の形状を有する単一の製品を物品として収納す
る場合であってもよく、物品の構成は限定されない。
【0053】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業部の縦断側面図
【図2】保管装置の一部切欠斜視図
【図3】昇降台の支持構造を示す斜視図
【図4】昇降台の正面図
【図5】昇降台の平面図
【図6】物品移載装置の正面図
【図7】物品移載装置の側面図
【図8】物品移載装置の平面図
【図9】制御部配設部の正面図
【符号の説明】
1 収納部 2A,2B 収納棚 3 作業部 4 物品搬出入部 7 物品移載装置 12 作業台 57 他物存否検出手段 73 制御手段 C 物品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品(C)を収納する複数の収納部
    (1)が設けられた収納棚(2A),(2B)の一部
    に、複数の物品搬出入用の作業部(3)が並設された物
    品搬出入部(4)が設けられ、 前記複数の作業部(3)のうち指定された作業部(3)
    まで横移動して、前記各収納部(1)から搬送された前
    記物品(C)を、当該作業部(3)に移載させる物品移
    載装置(7)が設けられている保管装置であって、 前記物品移載装置(7)の移載対象となる前記作業部
    (3)の近くに他物が存在するか否かを検出する他物存
    否検出手段(57)が、前記物品移載装置(7)と一体
    的に移動するように設けられている保管装置。
  2. 【請求項2】 前記物品移載装置(7)の作動を制御す
    る制御手段(73)が備えられ、、 前記制御手段(73)は、前記他物存否検出手段(5
    7)によって、前記作業部(3)の近くに他物が存在す
    ることが検出されると、前記物品移載装置(7)による
    当該作業部(3)への物品移載作動を停止させるように
    構成されている請求項1記載の保管装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段(73)は、 前記他物存否検出手段(57)による検出結果に基づい
    て、 他物が、前記作業部(3)における作業台(12)の外
    端縁よりも内奥側に入り込んでいることが検出される
    と、前記物品移載装置(7)による当該作業部(3)へ
    の物品移載動作を停止させ、 他物が、前記外端縁よりも外方側であって、前記外端縁
    よりも設定距離以内に存在していることが検出される
    と、前記物品移載装置(7)による当該作業部(3)へ
    の物品移載動作を、通常動作速度よりも低速で実行させ
    るように構成されている請求項1又は2記載の保管装
    置。
  4. 【請求項4】 前記他物存否検出手段(57)が、前記
    物品移載装置(7)に載置される前記物品(C)の上方
    側であって、移載方向と直交する方向の幅のほぼ中央位
    置に備えられている請求項1、2又は3記載の保管装
    置。
  5. 【請求項5】 前記他物存否検出手段(57)により、
    前記作業部(3)の近くに他物が存在していることが検
    出されると、警報作動する警報手段が備えられている請
    求項1、2、3又は4記載の保管装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11116010A (ja) * 1997-10-09 1999-04-27 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd 物流倉庫搬送装置
JP2020117351A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 株式会社ダイフク 物品搬送設備
JP2021134076A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 村田機械株式会社 搬送システム

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