JPH0986613A - 保管装置 - Google Patents

保管装置

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JPH0986613A
JPH0986613A JP24406795A JP24406795A JPH0986613A JP H0986613 A JPH0986613 A JP H0986613A JP 24406795 A JP24406795 A JP 24406795A JP 24406795 A JP24406795 A JP 24406795A JP H0986613 A JPH0986613 A JP H0986613A
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JP
Japan
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elevating
storage
lateral
lifting
storage device
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JP24406795A
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English (en)
Inventor
Makoto Tanaka
田中  誠
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の複雑化を招くことなく、しかも、昇降
作動や物品の移載作動を円滑に行うことができるもので
ありながら、昇降台の長尺化を可能にして、物品の収納
容量の増大を図ることが可能となる保管装置を提供す
る。 【解決手段】 上下方向並びに横方向に並列する状態
で、物品Cを収納する複数の収納部1が設けられた収納
棚2A,2Bの前後方向外方側に、この収納棚2A,2
Bの横幅とほぼ同じか又はそれよりも長い、横長の昇降
台5が昇降操作手段により昇降操作自在に備えられ、こ
の昇降台5に、各収納部1に対して物品Cを出し入れす
る物品移載装置が電動モータにより横方向に移動操作自
在に備えられている保管装置において、昇降操作手段
は、垂下状態に支持され、その垂下される下端部が、昇
降台5の長手方向両端部から長手方向中間側寄りの箇所
に夫々連結される複数の側部索条体30a,30bと、
各側部索条体30a,30bを長手方向に移動操作させ
る電動モータM1とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向並びに横
方向に並列する状態で、物品を収納する複数の収納部が
設けられた収納棚の前後方向側脇に、この収納棚の横幅
とほぼ同じか又はそれよりも長い、横長の昇降台が昇降
操作手段により昇降操作自在に備えられ、この昇降台
に、前記各収納部に対して前記物品を出し入れする物品
移載装置が横移動操作手段により横方向に移動操作自在
に備えられている保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記保管装置において従来では、例え
ば、図9に示すように、複数の前記索条体30a,30
bを、前記昇降台5における横幅方向両端部に夫々連結
して、昇降台5の横幅方向両端部のみを支持して、昇降
駆動手段としての電動モータM1により各索条体30
a,30bを上下方向に移動操作させて、昇降台5を昇
降操作するように構成したものがあった(例えば、本出
願人による特願平6−224530号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の保管装置に
おいては、横方向に並列する状態で設けられる複数の収
納部に対して物品の移載作動を行えるようにするため
に、前記昇降台の横幅方向が長尺状に設けられることに
なるが、上記従来構造においては、このように長尺状の
昇降台の長手方向両端部のみを支持する構成であるか
ら、次のような不利な点があった。
【0004】例えば、収納部の個数を多くさせて収納容
量を多くさせる為に、昇降台の横幅寸法が長尺化させる
場合においては、昇降台の横幅寸法が長くなり、昇降台
自身の重量が大になると共に、長尺化に伴って剛性が低
下してしまうので、このような場合において、上記従来
構造を採用すると、昇降台の自重や物品移載装置の荷重
等によって横幅方向中央部において下方に撓み変形する
等のおそれがあり、昇降台の耐久性が低下したり、昇降
台の昇降作動や物品移載装置による移載作動等が円滑に
行えなくなる等の不利があった。
【0005】そこで、このような不利を回避する方法と
して、昇降台における横幅方向(長手方向)両端部の夫
々に連結される側部索条体とは別に、昇降台の横幅方向
中間部に連結される中間索条体を設け、これらの各索条
体を夫々その長手方向に移動操作させて、昇降台を昇降
操作させる構成が考えられるが、このような構成におい
ては、索条体の数が多くなって構造が複雑になる不利が
あった。
【0006】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、合理的構成により、構造の複雑化
を招くことなく、しかも、昇降作動や物品の移載作動を
円滑に行うことができるものでありながら、昇降台の長
尺化を可能にして、物品の収納容量の増大を図ることが
可能となる保管装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、昇降台を昇降操作するための昇降操作手段
が、垂下状態に支持され、その垂下される下端部が、前
記昇降台の長手方向両端部から長手方向中間側寄りの箇
所に夫々連結される複数の側部索条体と、前記各側部索
条体を上下方向に移動操作させる昇降駆動手段とを備え
て構成されているから、昇降台の長手方向の幅を大きく
させた場合であっても、各側部索条体が連結される箇所
は、昇降台の長手方向両端部から長手方向中間側寄りの
箇所であるから、それらの各連結箇所、つまり、各側部
索条体により昇降台を支持する両側箇所の間の距離は、
昇降台の長手方向の幅よりも短いものになる。
【0008】従って、各連結箇所の間の距離を、昇降台
の自重と物品移載装置等の重量を考慮して、撓み変形し
ない程度の長さに設定することで、中間部分に連結され
る索条体を設けて構造の複雑化を招くことなく、昇降作
動や物品移載作動を円滑な状態に維持できるものとな
る。しかも、物品移載装置が横移動できる距離は、昇降
台の長手方向の幅とほぼ同じ長尺に設定することが可能
であるから、それだけ、収納棚の横幅、即ち、物品の収
納容量を多くすることができる。
【0009】請求項2に記載の特徴構成によれば、前記
昇降台を、前後方向並びに横方向への移動を阻止しなが
ら、昇降作動を許容すべく案内する案内機構が設けら
れ、この案内機構が、前後方向視における昇降台の上下
方向の傾斜を規制するように構成されているから、垂下
姿勢の側部索条体にて支持される昇降台が、案内機構に
よって、前後方向並びに横方向への移動が阻止されて円
滑に昇降作動が行われることになる。しかも、物品移載
装置が、例えば、昇降台における前記側部索条体との連
結箇所よりも外端側に移動して、その重量に起因して、
昇降台が前後方向視において上下方向に傾斜するような
力が働いたとしても、案内機構にてその傾斜が有効に規
制されるので、昇降台の傾斜により物品の移載作動が阻
害されるといった不利を回避できる。
【0010】請求項3に記載の特徴構成によれば、収納
棚における前後両側部の夫々に、各収納部を構成するた
めの複数の支柱が、横方向に適宜間隔をあけて設けら
れ、各側部索条体が、収納棚の横方向両端部から中央側
寄りの箇所に設置された支柱に対して、前後方向に重複
する状態で配置されているから、昇降台の昇降作動に伴
って、索条体が前後方向に揺れ動いた場合であっても、
支柱に対して前後方向に重複しているので、収納部に収
納される物品に誤って接触するおそれが少なく、例え
ば、接触することで物品が正規の収納位置から位置ずれ
して、物品移載装置による移載作動が円滑に行えなくな
るおそれが少ないものになる。
【0011】請求項4に記載の特徴構成によれば、各側
部索条体が、昇降台の長手方向両端部から長手方向中間
側寄りの箇所において、昇降台の前後幅方向両側部の夫
々に連結されているから、昇降台が長手方向のみならず
前後幅方向に対しても常に上下方向の傾斜を抑制して安
定した姿勢が維持された状態で、昇降作動を行えるもの
となる。
【0012】請求項5に記載の特徴構成によれば、各側
部索条体が、複数の案内体により両端側が垂下する状態
で案内支持され、各側部索条体の他端側に、昇降台の昇
降用通過領域の長手方向外方側の昇降領域において、昇
降台の昇降操作に伴って、昇降台と背反的に昇降するバ
ランスウエイトが連結されているので、昇降台の長手方
向外方側の空き領域を有効利用してバランスウエイトを
配置することで、前後方向外方側に設ける場合に較べ
て、装置全体をコンパクトに構成できると共に、昇降台
や物品移載装置等の荷重がバランスウエイトにより支持
される構成となり、昇降駆動手段の駆動力をそれだけ小
さいものに抑制できて、昇降駆動手段を簡単な構成で済
ませることができる。
【0013】請求項6に記載の特徴構成によれば、昇降
操作手段が、垂下状態に支持されると共に、垂下される
下端部が昇降台の長手方向中間部に連結され、且つ、昇
降駆動手段により長手方向に移動操作される中間側索条
体を備えて構成されているから、例えば、昇降台の横幅
方向の長さを更に長尺化させて、前記各側部索条体の夫
々の連結箇所の間の距離が大きくなる場合であっても、
昇降台の長手方向中間部が中間側索条体にて支持される
ので、前記各側部索条体の夫々の連結箇所の中間部分で
の撓み変形等を有効に抑制できることになる。その結
果、昇降作動や物品移載作動を円滑に行える状態を維持
しながらも、更に、収納容量を多くさせることが可能と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施例を図面に基いて説明
する。図2に、物品の一例としてのコンテナCを、収納
棚に備えられた複数の収納部のうちのいずれかの収納部
に収納させることができると共に、所定の収納棚に収納
されるコンテナCを取り出すことができるようにした本
発明に係る保管装置が示されている。尚、コンテナCに
は、例えば、複数種の小型部品等が区分けされる状態で
積載される。
【0015】この保管装置には、上下方向並びに横方向
に並列する状態で、物品を収納する複数の収納部1が設
けられた収納棚2A,2Bが、前後に所定間隔を隔てて
一対備えられ、前方側に位置する収納棚2Aの下部側の
一部を利用して、複数の物品搬出入用の作業部3が横方
向に並設された物品搬出入部4が設けられている。
【0016】又、各収納棚2A,2Bの前後中間部に、
それらと同幅又はほぼ同幅の昇降台5が、昇降操作手段
によって収納棚2A,2Bの上下高さのほぼ全域にわた
って昇降操作自在に備えられ、昇降台5には昇降台5の
横方向ほぼ全域にわたって横移動する移動体6が備えら
れ、更に、この移動体6には、物品搬出入部における前
記各作業部3と、前記各収納棚2A,2Bにおける前記
各収納部1との間において、コンテナCを移載させる物
品移載装置7が設けられている。
【0017】前記各収納棚2A,2Bは、夫々、前後両
側部の夫々に、各収納部を構成するための複数の支柱
が、横方向に適宜間隔をあけて設けられている。つま
り、前後両側において横方向両端部及びそれらの間に適
宜間隔をあけて3本の支柱が設けられ、合計10本の支
柱8が備えられ、前部側に位置する5本の支柱8、並び
に、後部側に位置する5本の支柱8の夫々にわたって上
下方向に所定間隔をあけて複数の横フレーム9が架設連
結されている。そして、同レベルに位置する前後横フレ
ーム9にわたって、前記コンテナCを載置収納するため
の多数の係止部材10が所定間隔をあけて前後方向に沿
って架設連結され、上下方向並びに横方向に並列する状
態で複数のコンテナCの収納部1が構成されている。
【0018】前記係止部材10は、コンテナCの横方向
両側部を載置支持すると共に、横移動を阻止するように
断面略L字状に形成され、昇降台側の載置面の端縁部
は、下方側斜め方向に屈曲させた案内部10aに構成さ
れ、コンテナCの移載が円滑に行えるように構成されて
いる。又、前後収納棚2A,2Bは、各支柱8の上端部
において横杆11により前後に所定間隔をあけた状態で
連結されている。
【0019】前記物品搬出入部4は、前部側の収納棚2
Aの下部側において、収納部1の上下複数段に相当する
箇所を横方向全幅にわたって利用する状態で設けられ、
コンテナCの搬出入作業を行うための作業部3が、横方
向に並列する状態で複数設けられている。各作業部3に
は、収納部1の下方側に位置する状態で、作業者が搬出
入作業を行い易くなるように、ほぼ作業者の腰の位置に
相当する高さに、コンテナCを載置する作業台12が設
けられている。尚、物品搬出入部4として、このように
横方向全幅にわたって設けられるものに限らず、例え
ば、一部の作業部3のみを利用する場合のように、横方
向の一部の領域にのみ設けられる構成としてもよい。
又、この作業台12の上方には、搬出入作業用の作業空
間が確保されており、各作業空間は、複数の作業部3の
作業空間が一連に連なって開放状態になるように構成さ
れ、コンテナCの搬出入作業が他物の邪魔にならない状
態で広い空間にて行い易い構成となっている。尚、物品
搬出入部4における前記支柱に相当する位置には補強用
の縦壁13が設けられ、複数の作業部毎に作業空間が仕
切られる構成となっている。
【0020】図3に示すように、作業部3におけるコン
テナ載置空間の上方側の内奥側に、下方にコンテナCの
移動用の空間をあけた状態で、仕切り壁27が形成され
ており、作業空間と昇降台5の昇降空間との間を仕切る
ことで、作業上の安全性を確保している。又、この仕切
り壁27の下方側部位の作業空間に臨む位置には、各作
業部3に対応する状態で、各別に、搬出入作業が終了し
た後に、後述するように、後処理を実行させるために操
作される指令操作具としての作業完了スイッチ28が備
えられている。
【0021】図4、図5に示すように、前記物品移載装
置7が支持される移動体6は、昇降台5に対して上方へ
の浮き上がりを阻止する状態で横移動案内されるように
構成されている。そして、昇降台5における両端部の夫
々に前後軸芯周りで回転自在に支承されたプーリ51,
51に巻回された駆動ベルト52の両端部が移動体6に
連結され、一方のプーリ51を電動モータM2(横移動
操作手段の一例)によって回転駆動することで、駆動ベ
ルト52が長手方向に移動操作され、それに伴って、移
動体6が横移動操作されるように構成されている。
【0022】尚、移動体6には、昇降台5の横側面に摺
接しながら転動する回動ローラの回動量に基づいて横移
動量を検出するロータリーエンコーダが備えられ、且
つ、適宜位置に設けられた遮蔽板により仕切られること
で、移動体6の横移動停止位置を判別するための透過型
の光電センサが備えられている。
【0023】物品移載装置7は、詳述はしないが、収納
部1あるいは作業部3に載置されているコンテナCを当
該装置7上に係止移動させる引き込み動作と、当該装置
上に載置されているコンテナCを収納部1あるいは作業
部3に向けて係止移動させる押し出し動作等を実行する
ように構成されている。
【0024】次に、昇降台5の昇降操作手段について説
明する。図1〜図5に示すように、前記各収納棚2A,
2B夫々の横方向両端部から長手方向中間側寄りの箇所
及び横一側における昇降台5側に位置する支柱8の上部
箇所に夫々前後一対づつ、前後軸芯周りで回転自在に支
承された合計6個のプーリ形状の巻掛け案内体29a,
29b,29cが回転自在に支持されている。そして、
両端部が前記巻掛け案内体により垂下状態に支持される
4本の連結ワイヤ30a,30b(側部索条体の一例)
が設けられ、各連結ワイヤ30a,30bの夫々の一端
側が、昇降台5の横方向両端部から長手方向中間側寄り
の箇所に夫々連結されている。又、各連結ワイヤ30
a,30bの他端側が、昇降台5の昇降用通路の横一側
に形成されたウエイト用昇降用通路に沿って昇降自在な
バランスウエイト32に連結され、バランスウエイト側
の各巻掛け案内体29aを電動モータM1(昇降操作手
段の一例)により正逆転駆動することで、各連結ワイヤ
30a,30bを上下方向に正逆移動操作させて、昇降
台5を昇降操作するように構成されている。このように
1個の電動モータM1にて4本の連結ワイヤ30a,3
0bを移動操作するようになっている。
【0025】前記各連結ワイヤ30a,30bは、物品
移載装置7の横移動を阻害しないように、物品移載装置
7の移動通路の前後外方側において垂下支持されるよう
に支持アーム5Aを介して、前後幅方向両側部におい
て、昇降台5に連結されると共に、前後方向視で、横方
向途中部において昇降台5側に配置される支柱8に対し
て前後方向に重複する状態となるように、垂下状態に支
持されている。このようにして、物品移載装置7による
各収納部1に対する移載作動を阻害しない箇所に配置さ
れる。
【0026】前記バランスウエイト32を昇降自在にガ
イドする前後一対のガイドレール33が設けられ、各ガ
イドレール33は、断面コの字型に形成され、複数のブ
ラケット34を介して前後の収納棚2A,2Bにおける
支柱8に取付け支持されている。バランスウエイト側の
被案内部は、図示はしないが、ガイドレール33の内面
に摺接しながら転動する前後軸芯周りで回動する転動ロ
ーラにより横方向の移動が阻止され、横方向軸芯周りで
回動する転動ローラにより前後方向の移動が阻止される
状態で円滑に昇降移動できるように構成されている。
【0027】このように、吊り下げ式昇降機構を合理的
に構成することで、昇降台5の昇降用経路を迂回する状
態で、且つ、外方への突出を極力少なくした状態で、コ
ンパクトな形状にバランスウエイト32を収めることが
できるように構成されている。
【0028】そして、昇降台5を、前後方向並びに横方
向への移動を阻止しながら、昇降作動を許容すべく案内
する案内機構40が設けられている。つまり、図5及び
図6に示すように、物品搬出入部4が設けられた収納棚
2Aとは反対側(後方側)の収納棚2Bにおける横方向
一端部に位置する支柱8に複数のブラケット38を介し
て取付けられた矩形状の棒体からなる昇降ガイド39が
鉛直方向に配置されている。又、昇降台5の一端に取付
け固定された支持ブラケット41に、前後軸芯周りで回
転自在に支承された一対の転動ローラ42により上下2
箇所において昇降ガイド39の横方向両側面を挟持して
横方向の相対移動を阻止するよう構成すると共に、前記
支持ブラケット41に、横軸芯周りで回転自在に支承さ
れた一対の転動ローラ43により上下2箇所において昇
降ガイド39の前後方向両側面を挟持して前後方向の相
対移動を阻止するように構成され、前後方向並びに横移
動の移動を阻止しながら円滑な昇降作動を行えるよう
に、前記案内機構40が構成されている。
【0029】尚、この案内機構40が設けられる箇所と
反対側の昇降台5の横一側部においては、前記昇降ガイ
ド39と同様の昇降ガイド39と、この昇降ガイド39
の前後方向両側面を挟持した状態で転動する転動ローラ
43とが設けられ、昇降台5の前後方向の相対移動を阻
止するように構成されている。
【0030】前記案内機構40は、上述したように構成
される結果、例えば、図4に示すように、移動体6が昇
降台5の横一側端部、つまり、前記連結ワイヤ30a,
30bにより連結支持される箇所よりも外方側に位置し
て、その重量により昇降台5が前後方向視で上下に傾斜
するような力が作用した場合であっても、昇降台5の上
下方向の傾斜を規制するように機能するように構成され
ている。
【0031】尚、前記支持ブラケット41には、昇降台
5の昇降作動に伴って昇降ガイド39に摺接転動する回
動ローラ44の回動量に基づいて昇降移動量を検出する
ロータリーエンコーダ45が備えられている。又、支持
ブラケット41配設部の反対側には、適宜位置に設けら
れた遮蔽板46により仕切られることで、昇降台5の昇
降停止位置を判別するための透過型の光電センサ47が
備えられている。
【0032】前記物品搬出入部4の一部を利用して、昇
降台5の昇降作動、移動体6の横移動作動並びに物品移
載装置7の移載作動を制御する制御部73が備えられて
いる。この制御部73は、各作業台12とほぼ同一レベ
ルとなるように、略箱型の支持体74により支持されて
いる。前記制御部73としては、物品搬出入部4の一部
を利用する構成に代えて、物品搬出入部4の外方側に設
けられる構成や、あるいは、保管装置の外部に別置き状
態で設置される構成等、種々の構成に変更して実施して
もよい。
【0033】次に、制御部73による制御動作について
簡単に説明する。制御部73には、操作パネル76及び
表示部77が設けられ、作業者は所定の操作により、
「入庫モード」、「出庫モード」等の作業モードを選択
する。例えば、コンテナC内に部品を入庫する場合、操
作パネル76にて「入庫モード」を指定して、対応する
コンテナCが収納される収納部1と、作業すべき作業部
3とを指定すると、以下のように制御部73が搬送作動
制御を実行することになる。
【0034】操作パネル76での操作に基づいて、制御
部73は、昇降用電動モータM1を駆動させて、指定さ
れた収納部1の高さに相当する昇降位置まで昇降台5を
昇降させ、又、横移動用電動モータM2を駆動させて移
動体6を、該当する収納部1に相当する位置まで横移動
させる。このとき、該当する位置まで昇降したか否か
は、昇降用のロータリーエンコーダ45及び光電センサ
47にて検知され、該当する位置まで横移動したか否か
は、移動体6に備えられたロータリーエンコーダ及び光
電センサにて検知される。
【0035】そして、上述したような物品移載装置7に
よる移載作業により、コンテナCを物品移載装置7上に
移載させた後、指定された作業部に向けて、上述した制
御と同様にして、昇降台5を昇降させ、移動体6を横移
動させる。その後、物品移載装置7によって、該装置7
上に載置されているコンテナCを、指定された作業部3
の作業台上に移載させて、コンテナの搬出が終了する。
【0036】そして、入庫作業が終了すると、作業者は
前記作業完了スイッチ28を操作する。作業完了スイッ
チ28が操作されると、制御部73は、上述の制御と同
様にして、コンテナCを作業部3から所定の収納部1に
まで搬送させてコンテナCの搬入作業が終了する。
【0037】〔別実施形態〕 (1)前記昇降台の横幅寸法が更に長尺に設定される場
合等においては、図7に示すように、前記昇降台5に対
する昇降操作手段として、前記各側部索条体30a.3
0bとは別に、垂下状態に支持されると共に、垂下され
る下端部が昇降台5の長手方向中間部に連結され、且
つ、電動モータM1により上下方向に移動操作される中
間側索条体としての中間側連結ワイヤ30cを備えて構
成されるものであってもよい。
【0038】このように構成すると、前記各側部索条体
30a,30bの連結箇所の距離Lが長くなっても、中
間部索条体30cにより昇降台5の中間部での撓みを抑
制できるものとなる。
【0039】(2)前記収納棚2A,2Bは、前記昇降
台5の横方向(長手方向)の幅とほぼ同じ横幅に設けら
れる構成に代えて、それよりも幅狭に設けられる構成と
してもよく、又、前記物品搬出入部は、前記収納棚の一
部を利用して設けられ、前後方向に物品を搬出入させる
構成に代えて、横方向端部より搬出入させる構成として
もよい。例えば、図8に示すように、収納棚2A,2B
の横幅を昇降台5の横幅よりも幅狭に構成して、バラン
スウエイト配設側は、昇降台5の端部と収納棚2A,2
Bの端部とがほぼ同じ位置になり、反対側は、連結ワイ
ヤ30bと昇降台5との連結箇所に相当する箇所が、収
納棚2A,2Bの端部になるように構成し、昇降台5が
収納棚から横方向外方に突出する領域において物品搬出
入部4が設けられる構成としてもよい。又、この実施形
態においては、制御部73が物品搬出入部4に配置され
る構成となる。
【0040】前記物品搬出入部が、収納棚の横方向両側
に夫々設けられる構成としてもよい。又、収納棚が昇降
台の前後いずれかに1つだけ設けられるものでもよい。
【0041】(3)前記バランスウエイトを設けずに、
前記各連結ワイヤ(索条体)を、例えば、対応する夫々
の巻掛け案内体を、昇降駆動手段によって同期状態で回
転駆動して、巻き取り動作と繰り出し動作とを交互に実
行して、上下方向に移動操作させるように構成してもよ
い。
【0042】(4)上記実施形態では、索条体としての
ワイヤがプーリ形状の巻掛け案内体に巻回案内される構
成を例示したが、このような構成に代えて、索条体とし
てチェーンがスプロケット形式の巻掛け案内体に巻回案
内される構成としてもよい。
【0043】(5)前記昇降台の支持構造としては、昇
降台の前後幅方向両側に夫々、各別に索条体が連結され
る構成に代えて、一本の索条体にて、移動体の通過経路
を迂回するアーチ状又は門型の連結具を介して、昇降台
の前後幅方向両側を支持する構成としてもよい。
【0044】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降台の昇降支持構造を示す斜視図
【図2】保管装置の斜視図
【図3】保管装置の一部縦断側面図
【図4】昇降台の正面図
【図5】昇降台の平面図
【図6】案内機構の側面図
【図7】別実施形態の昇降台の昇降支持構造を示す斜視
【図8】別実施形態の保管装置の斜視図
【図9】従来の昇降台の昇降支持構造を示す斜視図
【符号の説明】
1 収納部 2A,2B 収納棚 5 昇降台 7 物品移載装置 8 支柱 29a,29b,29c 案内体 30a,30b 側部索条体 30c 中間部索条体 32 バランスウエイト 40 案内機構 C 物品 M1 昇降駆動手段 M2 横移動操作手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向並びに横方向に並列する状態
    で、物品(C)を収納する複数の収納部(1)が設けら
    れた収納棚(2A),(2B)の前後方向側脇に、この
    収納棚(2A),(2B)の横幅とほぼ同じか又はそれ
    よりも長い、横長の昇降台(5)が昇降操作手段により
    昇降操作自在に備えられ、 この昇降台(5)に、前記各収納部(1)に対して前記
    物品(C)を出し入れする物品移載装置(7)が横移動
    操作手段(M2)により横方向に移動操作自在に備えら
    れている保管装置であって、 前記昇降操作手段は、 垂下状態に支持され、その垂下される下端部が、前記昇
    降台(5)の長手方向両端部から長手方向中間側寄りの
    箇所に夫々連結される複数の側部索条体(30a),
    (30b)と、 前記各側部索条体(30a),(30b)を上下方向に
    移動操作させる昇降駆動手段(M1)とを備えて構成さ
    れている保管装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降台(5)を、前後方向並びに横
    方向への移動を阻止しながら、昇降作動を許容すべく案
    内する案内機構(40)が設けられ、 この案内機構(40)は、前後方向視における前記昇降
    台(5)の上下方向の傾斜を規制するように構成されて
    いる請求項1記載の保管装置。
  3. 【請求項3】 前記収納棚(2A),(2B)における
    前後両側部の夫々に、前記各収納部(1)を構成するた
    めの複数の支柱(8)が、横方向に適宜間隔をあけて設
    けられ、 前記各側部索条体(30a),(30b)が、前記収納
    棚(2A),(2B)の横方向両端部から中央側寄りの
    箇所に設置された前記支柱(8),(8)に対して、前
    後方向に重複する状態で配置されている請求項1又は2
    記載の保管装置。
  4. 【請求項4】 前記各側部索条体(30a),(30
    b)が、 前記昇降台(5)の長手方向両端部から長手方向中間側
    寄りの箇所において、該昇降台(5)の前後幅方向両側
    部の夫々に連結されている請求項1、2又は3記載の保
    管装置。
  5. 【請求項5】 前記各側部索条体(30a),(30
    b)が、複数の案内体(29a),(29b),(29
    c)により両端側が垂下する状態で案内支持され、 前記各側部索条体(30a),(30b)の他端側に、 前記昇降台(5)の昇降用通過領域の長手方向外方側の
    昇降領域において、前記昇降台(5)の昇降操作に伴っ
    て、前記昇降台(5)と背反的に昇降するバランスウエ
    イト(32)が連結されている請求項1、2、3又は4
    記載の保管装置。
  6. 【請求項6】 前記昇降操作手段が、 垂下状態に支持されると共に、垂下される下端部が前記
    昇降台(5)の長手方向中間部に連結され、且つ、前記
    昇降駆動手段(M1)により上下方向に移動操作される
    中間側索条体(30c)を備えて構成されている請求項
    1、2、3、4又は5記載の保管装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11116010A (ja) * 1997-10-09 1999-04-27 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd 物流倉庫搬送装置

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