JPH0885606A - 保管装置 - Google Patents

保管装置

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Publication number
JPH0885606A
JPH0885606A JP22452994A JP22452994A JPH0885606A JP H0885606 A JPH0885606 A JP H0885606A JP 22452994 A JP22452994 A JP 22452994A JP 22452994 A JP22452994 A JP 22452994A JP H0885606 A JPH0885606 A JP H0885606A
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JP
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lateral
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article
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JP22452994A
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English (en)
Inventor
Yasushi Hagisu
保志 萩巣
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合理的な配置構成をとることができて、省ス
ペース化が図れるものでありながら、且つ、作業性を低
下させることなく、コンパクトな形状に収めることが可
能となる保管装置を提供する。 【構成】 物品Cを収納する複数の収納部1が上下方向
並びに横幅方向に並列する状態で設けられた収納棚2A
の上下方向の一部に、複数の物品搬出入用の作業部3が
棚横幅方向に並設され、指定された作業部3と指定され
た収納部1との間で物品Cを搬送させる物品搬送装置
と、それを制御する制御部73が備えられている保管装
置において、各作業部3の横側で、且つ、収納棚2Aの
横側両端よりも横幅方向内方側の位置に、物品搬送装置
の配設空間と、前方側の装置外方空間とが連なる状態で
出入り用の開口が形成され、制御部73を支持する支持
体74が、開口に挿入される設定位置と、装置前方外方
に向けて抜き出される突出位置とにわたって出退自在に
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を収納する複数の
収納部が上下方向並びに横幅方向に並列する状態で設け
られた収納棚の上下方向の一部に、複数の物品搬出入用
の作業部が棚横幅方向に並設され、前記複数の作業部の
うち指定された作業部と、前記各収納部のうちの指定さ
れた収納部との間で、前記物品を搬送させる物品搬送装
置が設けられ、前記物品搬送装置の搬送作動を制御する
制御手段が備えられている保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の保管装置は、例えば、工場等に
設置され、製造等に使用される複数の部品を保管管理す
る等の目的に使用される場合があるが、工場等において
は、設置スペースを少なくするために、例えば縦壁に沿
わせる状態で設置されることがあり、装置の横側に、別
の保管装置や他の物が設置される場合がある。
【0003】そこで、従来では、例えば特公平2−23
441号公報に示されるように、収納棚の横方向一側
に、物品搬送装置の点検等のメンテナンス作業を行うこ
とができるメンテナンス用空間が形成され、このメンテ
ナンス用空間の装置前面側に出入口が形成されるように
構成されたものがあり、搬出入用の作業部と同じ側に出
入口を設けることで、上述したような配置構成であって
も、作業が行われる複数の部位を同一面とすることで、
余計な作業用スペースをとることなく、コンパクトの配
置させることができるようにしたものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
においては、メンテナンス用空間が収納棚の横側に設け
られる構成であるから、その空間が設けられる分だけ、
装置全体の横幅が収納棚の横幅よりも大きくなり、装置
が大型化してしまう不利があった。本発明は、このよう
な点に着目してなされたものであり、その目的は、合理
的な配置構成をとることができて、省スペース化が図れ
るものでありながら、且つ、作業性を低下させることな
く、コンパクトな形状に収めることが可能となる保管装
置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
物品を収納する複数の収納部が上下方向並びに横幅方向
に並列する状態で設けられた収納棚の上下方向の一部
に、複数の物品搬出入用の作業部が棚横幅方向に並設さ
れ、前記複数の作業部のうち指定された作業部と、前記
各収納部のうちの指定された収納部との間で、前記物品
を搬送させる物品搬送装置が設けられ、前記物品搬送装
置の搬送作動を制御する制御手段が備えられている保管
装置において、前記各作業部の横側であって、且つ、前
記収納棚の横側両端よりも横幅方向内方側の位置に、前
記物品搬送装置の配設空間と、前方側の装置外方空間と
が連なる状態で出入り用の開口が形成され、前記制御手
段を支持する支持体が、前記開口に挿入される設定位置
と、装置前方外方に向けて抜き出される突出位置とにわ
たって出退自在に構成されている点にある。
【0006】第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記支持体は、前
記収納棚の横幅方向ほぼ全幅にわたって横架されて前記
収納部を構成する横フレームを、迂回する状態で、前記
抜き出し状態から前記設定位置に移動可能となるよう
に、後部開放状の凹部が形成されている点にある。
【0007】第3発明の特徴構成は、第1又は第2発明
の実施に好適な構成を特定するものであって、前記支持
体は、前記横フレームに接当して、前記設定位置に位置
規制されるように構成されている点にある。
【0008】第4発明の特徴構成は、第1、第2又は第
3発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前
記支持体は、移動用車輪が備えられ、装置接地面に対し
て移動自在に構成されている点にある。
【0009】第5発明の特徴構成は、第1、第2、第3
又は第4発明の実施に好適な構成を特定するものであっ
て、前記設定位置において前記支持体の移動を阻止する
作用状態と、前記支持体の移動を許容する非作用状態と
に切り換え自在な移動ロック手段が備えられている点に
ある。
【0010】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、通常の作業状態
においては、制御手段を支持する支持体は、作業部の横
側に設けられた開口に挿入させて設定位置に位置する状
態に設けられる。その状態においては、制御手段が、物
品の搬出入作業が行われる作業部の横側の近くに位置す
るので、指令操作等が容易に行える。
【0011】そして、物品搬送装置の修理点検等のメン
テナンス作業が行われる場合には、支持体が前方外方側
に抜き出される。そうすると、その抜き出された箇所に
は、物品搬送装置の配設空間と、前方側の装置外方空間
とが連なる状態で出入り用の開口が形成されているか
ら、装置前方側からこの開口を通って物品搬送装置の配
設空間に入り込むことができ、メンテナンス作業を行う
ことができる。
【0012】しかも、制御手段を支持する支持体が挿入
される開口は、収納棚の横側両端よりも横幅方向内方側
の位置で、且つ、装置前方側に開放される状態で設けら
れるので、装置の横側部位や後方側に、余計な作業用の
空間を設ける必要がなく、しかも、装置全体の横幅を収
納棚の横幅とほぼ同じ幅内に収めることができる。
【0013】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。支持体
は、収納部を構成する部材である横フレームを迂回する
状態で挿入可能となり、収納部の数を減少させることな
く、支持体を出退自在に構成できることになる。
【0014】第3発明の特徴構成によれば、第1又は第
2発明の特徴構成による作用に加えて次の作用がある。
横フレームを有効利用して、支持体を設定位置に位置規
制させることができる。
【0015】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用が
ある。支持体は移動用車輪によって、装置接地面に対し
て移動できる構成であるから、支持体を出退移動自在に
案内する案内具等が不要で、装置が接地される床面等に
特別な加工を施す必要がない。
【0016】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による作用に加えて次
の作用がある。支持体は、設定位置において移動ロック
手段により移動が阻止されるので、通常作業中に不測に
移動することが防止され、移動ロック手段を非作用状態
に切り換えることで、外方への抜き出しが可能になる。
【0017】
【発明の効果】第1発明の特徴構成によれば、作業部の
横側位置を利用して制御手段を合理的に配備すること
で、メンテナンス用の作業部位と、搬出入用の作業部位
とが共に装置前方側の同じ側に位置させることで、例え
ば、縦壁に沿わせて設置する場合等において、極力、限
られたスペース内に設置することが可能となり、しか
も、装置の横幅寸法を収納棚の横幅にほぼ等しいコンパ
クトな形状に収めることが可能となった。
【0018】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。収納部の
数を減少させることがなく、物品の収納容量が確保され
ることになる。
【0019】第3発明の特徴構成によれば、第1又は第
2発明の特徴構成による効果に加えて次の効果がある。
収納部を構成する部材を利用して、支持体の位置規制を
行うことができ、専用の規制部材等を設ける必要がな
く、構成が簡素化できる。
【0020】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による効果に加えて次の効果が
ある。装置が設置される床面等に特別な加工を施す必要
がなく、設置作業が簡単に行える。
【0021】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による効果に加えて次
の効果がある。通常作業中に支持体が不測に移動するこ
とがなく、作業上の安全性を確保できる。
【0022】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図4
に、物品の一例としてのコンテナCを、収納棚に備えら
れた複数の収納部のうちのいずれかの収納部に収納させ
ることができると共に、所定の収納棚に収納されるコン
テナCを取り出すことができるようにした本発明に係る
保管装置が示されている。尚、コンテナCには、例え
ば、小型部品等が品種別に積載される。
【0023】この保管装置には、上下方向並びに横方向
に並列する状態で、物品を収納する複数の収納部1が設
けられた収納棚2A,2Bが、前後に所定間隔を隔てて
一対備えられ、前方側に位置する収納棚2Aの下部側の
一部を利用して、複数の物品搬出入用の作業部3が横方
向に並設された物品搬出入部4が設けられている。又、
各収納棚2A,2Bの前後中間部に、それらと同幅又は
ほぼ同幅の昇降台5が、収納棚2A,2Bの上下高さの
ほぼ全域にわたって昇降操作自在に備えられ、昇降台5
には昇降台5の横方向ほぼ全域にわたって横移動する移
動体6が備えられ、更に、この移動体6には、物品搬出
入部における前記各作業部3と、前記各収納棚2A,2
Bにおける前記各収納部1との間において、コンテナC
を移載させる物品移載装置7が設けられている。
【0024】前記各収納棚2A,2Bは、夫々、横方向
両端部及び横方向中間部の夫々において前後両側に、合
計6本の支柱8が備えられ、前部側に位置する3本の支
柱8、並びに、後部側に位置する3本の支柱8の夫々に
わたって上下方向に所定間隔をあけて複数の横フレーム
9が架設連結されている。そして、同レベルに位置する
前後横フレーム9にわたって、前記コンテナCを載置収
納するための多数の係止部材10が所定間隔をあけて前
後方向に沿って架設連結され、上下方向並びに横方向に
並列する状態で複数のコンテナCの収納部1が構成され
ている。
【0025】前記係止部材10は、コンテナCの横方向
両側部を載置支持すると共に、横移動を阻止するように
断面略L字状に形成され、昇降台側の載置面の端縁部
は、下方側斜め方向に屈曲させた案内部10aに構成さ
れ、コンテナCの移載が円滑に行えるように構成されて
いる。又、前後収納棚2A,2Bは、各支柱8の上端部
において横杆11により前後に所定間隔をあけた状態で
連結されている。
【0026】前記物品搬出入部4は、前部側の収納棚2
Aの下部側において、収納部1の上下複数段に相当する
箇所を横方向全幅にわたって利用する状態で設けられ、
コンテナCの搬出入作業を行うための作業部3が、横方
向に並列する状態で複数設けられている。各作業部3に
は、収納部1の下方側に位置する状態で、作業者が搬出
入作業を行い易くなるように、ほぼ作業者の腰の位置に
相当する高さに、コンテナCを載置する作業台12が設
けられている。尚、作業台の下方側の空間には、1段分
の収納部が横方向に並列する状態で設けられている。
【0027】又、この作業台12の上方には、搬出入作
業用の作業空間が確保されており、各作業空間は、複数
の作業部3の作業空間が一連に連なって開放状態になる
ように構成され、コンテナCの搬出入作業が他物の邪魔
にならない状態で広い空間にて行い易い構成となってい
る。尚、物品搬出入部4の中央部(中央の支柱に対応す
る箇所)には、仕切壁13が設けられている。
【0028】図5に示すように、作業部3におけるコン
テナ載置空間の上方側の内奥側に仕切り壁27が形成さ
れており、作業空間と昇降台5の昇降空間との間を仕切
ることで、作業上の安全性を確保している。又、この仕
切り壁27の下方側部位には、各作業部3に対応して、
各別に、搬出入作業が終了した後に、後述するように、
後処理を実行させるために操作される作業完了スイッチ
28が備えられている。
【0029】次に、昇降台5の昇降操作構造について説
明する。図6、図7に示すように、この昇降台5の横方
向両側部の上方箇所に位置する4個の案内ドラム29
a,29bによって、両端部が垂下状態に支持される4
本の連結ワイヤ30a,30bの夫々の一端側が、昇降
台5の横方向両端に前後向き姿勢で備えられた角筒状の
支持具31夫々の前後両側部に、夫々連結されている。
又、各連結ワイヤ30a,30bの他端側が、昇降台5
の昇降用通路の横一側に形成されたウエイト用昇降用通
路に沿って昇降自在なバランスウエイト32に連結さ
れ、バランスウエイト側の各案内ドラム29aを電動モ
ータM1により正逆転駆動することで、各連結ワイヤ3
0a,30bを長手方向に正逆移動操作させて、昇降台
5を昇降操作するように構成されている。
【0030】尚、昇降台5に対してウエイト用昇降経路
側の箇所に連結される連結ワイヤ30aが、ウエイト用
昇降経路側の箇所の上方に位置する2個の案内ドラム2
9aの外周部の上方側半周に巻回される状態、つまり、
単に上方から引っ掛けた状態で支持され、ウエイト用昇
降経路側と反対側箇所に連結される連結ワイヤ30b
が、ウエイト用昇降経路側の箇所の上方に位置する各案
内ドラム29a及びそれとは反対側箇所に位置する各案
内ドラム29bに対して、夫々の各案内ドラム29a,
29bが内周側となるループ形状に巻回される状態、つ
まり、各案内ドラム29a,29bを1本のドラムと見
なして巻回させた状態で支持されている。
【0031】前記各案内ドラム29a,29bは、上述
したように巻回することで、確実に電動モータM1の駆
動力が各連結ワイヤ30a,30bに伝わるように駆動
側案内ドラム29aとの巻付角度を充分確保すると共
に、駆動側案内ドラム29aに1周巻回する場合に比較
して、連結ワイヤ30bの捩じれが生じるおそれを極力
少なくするようにしている。
【0032】前記バランスウエイト32を昇降自在にガ
イドする前後一対のガイドレール33が設けられ、各ガ
イドレール33は、断面コの字型に形成され、複数のブ
ラケット34を介して前後の収納棚2A,2Bにおける
支柱8に取付け支持されている。バランスウエイト側の
被案内部は、図示はしないが、ガイドレール33の内面
に摺接しながら転動する前後軸芯周りで回動する転動ロ
ーラにより横方向の移動が阻止され、横方向軸芯周りで
回動する転動ローラにより前後方向の移動が阻止される
状態で円滑に昇降移動できるように構成されている。
【0033】このように、吊り下げ式昇降機構を合理的
に構成することで、昇降台5の昇降用経路を迂回する状
態で、且つ、外方への突出を極力少なくした状態で、コ
ンパクトな形状に収めることができるように構成されて
いる。
【0034】そして、物品搬出入部4が設けられた収納
棚2Aとは反対側(後方側)の収納棚2Bにおける横方
向両端部に位置する各支柱8に複数のブラケット38を
介して取付けられた矩形状の棒体からなる昇降ガイド3
9により、昇降台5に備えられた被案内部40を、水平
方向の移動を阻止する状態で昇降自在に案内するように
構成されている。昇降台5側の被案内部40は、図8に
示すように、前記各支持具31,31の後方端に取付け
固定された支持ブラケット41に、前後軸芯周りで回転
自在に支承された一対の転動ローラ42により上下2箇
所において昇降ガイド39の横方向両側面を挟持して横
方向の相対移動を阻止するよう構成すると共に、前記支
持ブラケット41に、横軸芯周りで回転自在に支承され
た一対の転動ローラ43により上下2箇所において昇降
ガイド39の前後方向両側面を挟持して前後方向の相対
移動を阻止するように構成され、水平方向の移動を阻止
しながら円滑な昇降作動を行えるように構成されてい
る。
【0035】尚、前記支持ブラケット41には、図示は
しないが、昇降台5の昇降作動に伴って昇降ガイド39
に摺接転動する回動ローラの回動量に基づいて昇降移動
量を検出するロータリーエンコーダが備えられている。
又、支持具31における支持ブラケット41配設部の反
対側には、適宜位置に設けられた遮蔽板46により仕切
られることで、昇降台5の昇降停止位置を判別するため
の透過型の光電センサ47が備えられている。
【0036】次に移動体6の横移動操作構造について説
明する。図9、図10、図11に示すように、移動体6
は、昇降台5の前後両側部及び上部側を覆う状態で移動
体フレーム48が構成され、移動体フレーム48におけ
る左右の側部フレーム体48a,48bのうちの一方に
は、昇降台5の側部に横向き突出する状態で形成された
突条部5aを、横方向2箇所において、上下両側から挟
持する上下一対の挟持ローラ49,49が水平軸芯周り
で回転自在に支承されている。これらの挟持ローラ4
9,49により移動体6が上方への浮き上がりを阻止す
る状態で横移動案内されるように構成されている。又、
各側部フレーム体48a,48bの夫々には、移動方向
に沿う方向の前後2箇所において夫々、昇降台5の前後
方向両側から挟持する状態で摺接しながら転動する一対
の転動ローラ50が縦軸芯周りで回転自在に支承され、
円滑に移動案内されるように構成されている。
【0037】そして、昇降台5における両端部の夫々に
前後軸芯周りで回転自在に支承されたプーリ51,51
に巻回された駆動ベルト52の両端部が移動体フレーム
48に連結され、一方のプーリ51を電動モータM2に
よって回転駆動することで、駆動ベルト52が長手方向
に移動操作され、それに伴って、移動体6が横移動操作
されるように構成されている。
【0038】尚、一方の側部フレーム体48aには、昇
降台5の横側面に摺接しながら転動する回動ローラ53
の回動量に基づいて横移動量を検出するロータリーエン
コーダ54が備えられ、且つ、適宜位置に設けられた遮
蔽板55により仕切られることで、移動体6の横移動停
止位置を判別するための透過型の光電センサ56が備え
られている。
【0039】前記移動体6には、物品搬出入部4に対し
てコンテナCの移載を実行する際において、移載作業の
対象となる作業部3の近傍に作業者が存在するか否かを
検出する反射型光電式作業者存否センサ57が備えられ
ている。
【0040】次に物品移載装置7について説明する。図
9、図10、図11に示すように、コンテナCを載置し
た状態で前後に移動させる一対のベルトコンベア58,
58が、1個の電動モータM3により一体回動される状
態で備えられ、各ベルトコンベア58,58の中間部
に、コンテナCに係止して、前記収納部1あるいは前記
作業部3に載置される位置と、物品移載装置上に載置さ
れる位置とにわたって、コンテナCをスライド移動させ
る係止式搬送機構59が備えられている。この係止式搬
送機構59は、移動体フレーム48に備えられた4個の
縦向きガイドレール60によって、上下方向に昇降移動
自在に昇降移動体61が支持され、この昇降移動体61
上に、それに設けられたガイドレール62に沿って、相
対的に前後方向にスライド移動するスライド板63が備
えられている。更に、このスライド板63の上部側に
は、スライド板63に設けられたガイドレール64に沿
って、前後方向に相対的にスライド移動自在な係止具6
5が設けられている。この係止具65は、板体を略コの
字型に屈曲形成して、コンテナ係止部65aを構成する
両端折り曲げ部が上方に向いた姿勢で備えられている。
【0041】そして、前記昇降移動体61は、スライド
板63及び係止具65と共に、電動モータM4によって
偏芯カム66が回転操作されることによって、コンテナ
係止部65aがベルトコンベア58の載置面よりも下方
に位置する退避位置と、前記載置面よりも上方に突出す
る係止作用位置とにわたって昇降操作されるように構成
されている。
【0042】前記スライド板63の側部にはラックギア
67が形成され、このラックギア67に咬合うピニオン
ギア68が昇降移動体61に縦軸芯周りで回転自在に支
持され、このピニオンギア68を電動モータM5により
回転駆動することで、スライド板63が前後方向にスラ
イド移動するように構成されている。又、スライド板6
3のスライド移動方向両側部に、スプロケット69,7
0が支承され、係止具65のスライド移動方向一側と、
昇降移動体61の反対側箇所とにわたって、一方のスプ
ロケット69に巻回される状態でローラチェーン71が
巻回され、又、係止具65のスライド移動方向他側と、
昇降移動体61の反対側箇所とにわたって、他方のスプ
ロケット70に巻回される状態でローラチェーン72が
巻回されている。従って、スライド板63が前後方向い
ずれかにスライド移動されると、それに伴って、係止具
65がスライド板63に対して同方向に相対移動するこ
とになる。
【0043】上記構成の物品移載装置7によるコンテナ
Cの移載操作について説明する。係止具65が図10に
実線で示すホームポジションに待機する待機状態から、
電動モータM5を駆動させてスライド板63及び係止具
65を、収納部1あるいは物品搬出入部4に載置されて
いるコンテナCに向けて移動させる。コンテナ係止部6
5aがコンテナCの係合部kの下側に位置すると、昇降
移動体6を上昇させ、コンテナ係止部65aがコンテナ
Cの係合部kに係止する。その状態で、スライド板63
を反対方向に移動させ、コンテナCを物品移載装置上に
向けてスライド移動させる。このとき、各ベルトコンベ
ア58,58は、係止移動速度と同期させて回動駆動さ
れ、スライド移動に伴う摩擦抵抗が少ない状態で円滑に
移動されることになる。中央位置まで係止具65が移動
すると、昇降移動体6を下降させ、その後はベルトコン
ベア58,58により所定位置までコンテナCを移動さ
せる。
【0044】図2に示すように、物品搬出入部4の一部
を利用して、即ち、作業部3の横側であって、且つ、収
納棚2A,2Bの横側両端よりも横幅方向内方側の位置
に、昇降台5の昇降作動、移動体6の横移動作動並びに
物品移載装置7の移載作動を制御する制御手段としての
制御部73が備えられている。この制御部73は、各作
業台12とほぼ同一レベルとなるように、支持体74に
より支持されている。そして、この支持体74は、図1
に示すように、床面Fに対して移動自在に接地支持する
キャスター車輪75が設けられ、制御部73を支持した
状態のままで外方に抜き出し可能に構成されている。
【0045】前方側に位置するキャスター車輪75に
は、図3に示すように、車輪75aを遊転状態にして支
持体74の移動を許容する非作用状態と、車輪75aを
回動停止状態して支持体74の移動を阻止する作用状態
とに切り換え自在な移動ロック手段としての、ロック機
構Rが備えられている。このロック機構Rは、車輪75
aの横側に、小さな係止凹部80が周方向に沿って多数
形成され、この係止凹部80に係合して回動を阻止する
ロック具81が板バネ82に備えられ、操作ペダル83
によって回転カム84を回動操作することによって、ロ
ック非作用状態にバネ付勢されている板バネ82をロッ
ク作用状態に切り換えることができるように構成されて
いる。
【0046】支持体74を装置内方側に挿入する通常作
業位置(設定位置)に移動させた状態で、ロック機構R
により車輪75aの移動を阻止するようにして、通常作
業状態では不測に支持体74が移動しないように固定で
きる。又、物品移載装置7等のメンテナンス作業の際に
は、ロックを解除して、支持体を前方外方に移動させる
ことができる。
【0047】前記支持体74は、側面視略E字形に形成
され、上下中間に支持部74aには、電源装置D等が載
置支持されている。又、その下方側には、収納部1を構
成する部材である横フレーム9を迂回する状態で出退自
在になるように、後部開放状の凹部74bが形成されて
いる。又、各作業台12を支持するための上方側の横フ
レーム9は、支持体74が配備される部分には設けられ
ていず、横側他方側から片持ち状に延設される構成とな
っている。
【0048】図1に示すように、前記支持体74及び制
御部73が設置される箇所には、支持体が外方に抜き出
された状態において、昇降台5や物品移載装置7等の物
品搬送装置の配設空間と、前方側の装置外方空間とが連
なる状態で作業者が出入りすることができる開口Kが形
成されることになる。従って、作業者は、メンテナンス
作業を行う際には、支持体74を抜き出して、前記開口
Kを通って内部の前記配設空間に入り、昇降台5や物品
移載装置7のメンテナンス作業を容易に行えるようにな
っている。
【0049】次に、制御部73による制御動作について
簡単に説明する。制御部73には、操作パネル76及び
表示部77が設けられ、作業者は所定の操作により、作
業モードを選択する。つまり、「入庫モード」、「出庫
モード」、「ピッキング出庫モード」、「補充入庫」の
うちいずれかを指示する。尚、ピッキング出庫とは、小
出し出庫を実行するモードであり、補充入庫とはコンテ
ナC内に積載される部品を補充する際に用いられるが詳
細な説明は略す。
【0050】例えば、収納部1に部品を入庫する場合、
操作パネル76にて「入庫モード」を指定して、部品番
号と、作業すべき作業部3とを指定すると、制御部73
は、昇降用電動モータM1を駆動して該当する収納部1
に相当する昇降位置まで昇降台5を昇降させ、又、横移
動用電動モータM2を駆動して移動体6を、所定の収納
部1に相当する位置まで横移動させる。このとき、該当
する位置まで昇降したか否かは、ロータリーエンコーダ
45及び光電センサ47にて検知され、該当する位置ま
で横移動したか否かは、ロータリーエンコーダ54及び
光電センサ56にて検知される。
【0051】そして、上述したような物品移載装置7に
よる移載作業により、コンテナCを移載して、以下、同
様にして、物品移載装置7を指定された作業部3に移動
し、作業台12上にコンテナCを移載させる。
【0052】部品入庫作業が終了し、作業者により作業
完了スイッチ28が操作されると、作業上のコンテナC
を所定の収納部1に収納させて作業を終了する。前記作
業完了スイッチ28は、ランプが内蔵されており、昇降
台5の昇降作動、移動体6の横移動作動が実行されてい
る間は、ランプが点灯して、装置が稼働している状態を
表示し、スイッチ28が操作されると、ランプが消灯す
るようになっている。尚、図2に示される79は、緊急
停止用の停止スイッチであり、この停止スイッチ79を
操作すると、昇降台5の昇降作動や物品移載装置7の移
載作動等が停止される。
【0053】〔別実施例〕 (1)上記実施例では、前記支持体に、収納部を構成す
る横フレームを迂回する後方開放状の凹部が形成される
構成としたが、前記横フレームを作業部の端縁部にて縦
フレームで支持させ、支持体の通過部分には横フレーム
が存在しないように構成してもよい。
【0054】(2)上記実施例では、支持体が横フレー
ムに接当して設定位置で位置規制される構成としたが、
横フレームに代えて、専用の接当規制具を設ける構成と
してもよい。
【0055】(3)上記実施例では、支持体の移動を阻
止する構成として、車輪の回動を阻止するロック機構を
例示したが、このような構成に代えて、接地面側に移動
を阻止する車輪止めを設ける構成としてもよく、支持体
を位置規制する規制部材を設ける構成としてもよい。
【0056】(4)上記実施例では、支持体が車輪によ
って移動する構成としたが、接地面側に移動案内するレ
ールやローラコンベア等を設ける構成としてもよい。
【0057】(5)上記実施例では、制御部が、各作業
部の横一側端に設けられる構成としたが、各作業部の中
間位置に設けられる構成としてもよい。
【0058】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御部配設部の縦断側面図
【図2】制御部配設部の正面図
【図3】キャスター輪の断面図
【図4】保管装置の一部切欠斜視図
【図5】作業部の縦断側面図
【図6】昇降台の支持構造を示す斜視図
【図7】昇降台の正面図
【図8】昇降台の平面図
【図9】物品移載装置の正面図
【図10】物品移載装置の側面図
【図11】物品移載装置の平面図
【符号の説明】
1 収納部 2A,2B 収納棚 3 作業部 9 横フレーム 73 制御手段 74 支持体 74b 凹部 75a 車輪 C 物品 K 開口 R 移動ロック手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品(C)を収納する複数の収納部
    (1)が上下方向並びに横幅方向に並列する状態で設け
    られた収納棚(2A),(2B)の上下方向の一部に、
    複数の物品搬出入用の作業部(3)が棚横幅方向に並設
    され、 前記複数の作業部(3)のうち指定された作業部(3)
    と、前記各収納部(1)のうちの指定された収納部
    (1)との間で、前記物品(C)を搬送させる物品搬送
    装置が設けられ、 前記物品搬送装置の搬送作動を制御する制御手段(7
    3)が備えられている保管装置であって、 前記各作業部(3)の横側であって、且つ、前記収納棚
    (2A),(2B)の横側両端よりも横幅方向内方側の
    位置に、前記物品搬送装置の配設空間と、前方側の装置
    外方空間とが連なる状態で出入り用の開口(K)が形成
    され、 前記制御手段(73)を支持する支持体(74)が、前
    記開口(K)に挿入される設定位置と、装置前方外方に
    向けて抜き出される突出位置とにわたって出退自在に構
    成されている保管装置。
  2. 【請求項2】 前記支持体(74)は、 前記収納棚(2A),(2B)の横幅方向ほぼ全幅にわ
    たって横架されて前記収納部(1)を構成する横フレー
    ム(9)を、迂回する状態で、前記抜き出し状態から前
    記設定位置に移動可能となるように、後部開放状の凹部
    (74b)が形成されている請求項1記載の保管装置。
  3. 【請求項3】 前記支持体(74)は、前記横フレーム
    (9)に接当して、前記設定位置に位置規制されるよう
    に構成されている請求項2記載の保管装置。
  4. 【請求項4】 前記支持体(74)は、 移動用車輪(75a)が備えられ、装置接地面に対して
    移動自在に構成されている請求項1、2又は3記載の保
    管装置。
  5. 【請求項5】 前記設定位置において前記支持体(7
    4)の移動を阻止する作用状態と、前記支持体(74)
    の移動を許容する非作用状態とに切り換え自在な移動ロ
    ック手段(R)が備えられている請求項1、2、3又は
    4記載の保管装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100849417B1 (ko) * 2001-02-21 2008-07-31 가부시키가이샤 다이후쿠 물품취급설비
DE112022000752T5 (de) 2021-03-26 2023-11-23 Sanden Retail Systems Corporation Hebevorrichtung zum Anheben und Absenken von Gegenständen

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KR100849417B1 (ko) * 2001-02-21 2008-07-31 가부시키가이샤 다이후쿠 물품취급설비
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