JP2566530B2 - コンテナ格納装置 - Google Patents

コンテナ格納装置

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JP2566530B2
JP2566530B2 JP6019849A JP1984994A JP2566530B2 JP 2566530 B2 JP2566530 B2 JP 2566530B2 JP 6019849 A JP6019849 A JP 6019849A JP 1984994 A JP1984994 A JP 1984994A JP 2566530 B2 JP2566530 B2 JP 2566530B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を収容したコンテ
ナを棚小間にその奥行方向に2個並べて格納するように
したコンテナ格納装置に関する。
【0002】
【従来技術】コンテナを棚小間に格納するコンテナ格納
装置においては、通常、棚小間へのコンテナの出し入れ
はフォークによって行われ、フォークをコンテナの底面
に差し込み持ち上げて出し入れする。従って棚小間内に
おいて、コンテナの底面と棚小間の下面との間にはフォ
ークを差し込めるだけの隙間を必要とし、またコンテナ
の上面と棚小間の上面との間にもコンテナを持ち上げる
だけの隙間を必要とし、さらに巾方向にも大きな隙間を
必要とする、特に奥行方向に2個のコンテナを格納する
場合には一層大きな隙間を必要とし、この結果、棚小間
の高さおよび巾が増す。これは所定の格納棚に設け得る
棚小間の段数および列数が減少することを意味する。
【0003】そこで、棚小間への搬出入をコンテナの底
面を摺動させて行うようにして、上記隙間を不要とした
コンテナ格納装置が特公昭61− 25602号公報に開示され
ている。
【0004】このコンテナ格納装置は、上下水平方向に
亘り多数の棚小間が設けられた立体棚の間口面に沿い形
成された通路にコンテナ搬送機を配設し、該搬送機によ
り棚小間へのコンテナの搬出入を行うようになされてい
る。
【0005】棚小間には2個のコンテナが棚奥行方向に
並べて格納されるが、各コンテナの両端面にそれぞれ取
手が設けられており、2個のコンテナは対向する端面の
取手どうしが係合し互いに連結された状態で棚小間に格
納される。
【0006】前記搬送機は、前記通路内を走行する台車
に設けられたマストと、このマストに取付けられた昇降
テーブルとからなり、コンテナは、棚小間および昇降テ
ーブルの支持面上を摺動しながら棚小間から昇降テーブ
ルへ、もしくは昇降テーブルから棚小間へ移載される。
このため、昇降テーブルに係合爪が往復動可能に設けら
れており、この係合爪をコンテナの前記取手に係合させ
て該コンテナを棚小間から昇降テーブル上に引き出し、
またこの係合爪によりコンテナを押して昇降テーブルか
ら棚小間へ移動させるようになっている。
【0007】棚小間の棚間口面側に格納されているコン
テナ(以下、間口面のコンテナと称する)を該棚小間か
ら搬出する場合には、このコンテナを前記係合爪により
昇降テーブル上に引き出すが、この時、奥に格納されて
いるコンテナ(以下、奥のコンテナと称する)もいっし
ょに引き出される。そして間口面のコンテナが昇降テー
ブル上に完全に引き出され、奥のコンテナが棚間口面に
臨む位置まで移動したところで、両コンテナ間の取手係
合を外し、間口面のコンテナだけを搬送機により搬送す
る。この間口面のコンテナをもとに戻す時には、上記の
ようにして棚間口面に臨んでいる奥のコンテナと昇降テ
ーブル上の間口面のコンテナとをそれぞれの取手を互い
に係合させて連結し、しかる後両コンテナを前記係合爪
により押して、棚小間のもとの格納位置に戻す。
【0008】
【解決しようとする課題】上記コンテナ格納装置におい
ては、間口面のコンテナを出し入れする度に、出し入れ
の必要がない奥のコンテナも同時に棚小間内において移
動させなければならないので、出し入れに大きな動力を
必要とし、また両コンテナ間の取手係合を外すという動
作が加わるので、操作が複雑になり、かつ出し入れ速度
が遅くなって時間を要する。
【0009】本発明は、このような不具合を解消したコ
ンテナ格納装置の改良に係り、物品を収納したコンテナ
を棚小間にその奥行方向に沿い2個並べて格納するよう
にし、該棚小間へのコンテナの搬出入を、昇降荷台を備
え棚間口面に沿って走行するコンテナ搬送機により行う
コンテナ格納装置において、前記棚小間および昇降荷台
には、前記コンテナを奥行方向に沿い往復摺動可能に支
持する支持部材がそれぞれ設けられ、前記コンテナの少
なくとも棚間口側端面に取手が上下に所要間隔を存して
2個設けられ、前記昇降荷台には、該昇降荷台上で収縮
した状態と前記棚小間の奥に格納されたコンテナまで達
する伸長状態との間で伸縮可能なアーム装置と、前記コ
ンテナの上下2個の取手のいずれかに選択的に係脱しう
るフックとからなる移載装置が設けられ、前記アーム装
置は、前記支持部材に対し平行して前記昇降荷台に装着
されたアーム支持部材と、該アーム支持部材に対しその
長手方向に沿い摺動して伸縮自在に設けられた摺動アー
ム部材とで構成され、前記フックは最先端摺動アーム部
材に往復可能に設けられたことを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明は前記したように構成されているの
で、棚小間の棚間口側へのコンテナの搬出を行うには、
前記フックをコンテナ端面の2個の取手の内の下方の取
手にフックを係合させて、該フックをアーム装置の最先
端摺動アーム部材上で往復させればよく、この際には、
棚小間の奥側コンテナとは無関係に行うことができ、し
かもコンテナの搬入には、前記動作と逆の順序の動作を
行えばよい。また棚小間の奥側へのコンテナの搬出を行
うには、棚小間の間口側コンテナを搬出してこれを適当
な場所に仮置した後、前記アーム装置を伸長状態にする
とともに、前記フックをコンテナ端面の2個の取手の内
の上方の取手にフックを係合させた後に、前記アーム装
置を収縮させて該コンテナを棚小間間口側に移動させ、
次に前記フックを上方の取手から外して、前記昇降荷台
を下降させた後、該フックを下方の取手に係合させてか
ら、該フックを後退させることにより、前記昇降荷台上
の支持部材上に前記コンテナを移載させればよく、しか
もコンテナの搬入には、前記動作と逆の順序の動作を行
えばよい。
【0011】このように本発明によれば、コンテナの搬
出入に際し、搬出入を必要とするコンテナのみを前記棚
小間および昇降荷台の支持部材上にて摺動させればよい
ので、所要動力が軽減させるのみならず、コンテナは常
に前記棚小間および昇降荷台の支持部材上に支持されて
いるので、前記移載装置には、コンテナ重量が加わら
ず、該移載装置の小型、軽量化が可能となる。
【0012】また本発明においては、前記アーム装置を
伸長させる場合に、前記上下2個の取手の内の上方の取
手に係合させたため、前記摺動アーム部材が、搬出入を
行う棚小間の下面より下方に突出することがなく、棚小
間上下間隔がコンテナの高さを僅かに上回る値に設定可
能となり、立体棚の収納効率が頗る高くなる。さらに本
発明では、アーム装置を収縮させることにより、コンテ
ナを昇降荷台上に移載した時の移載装置の全長をコンテ
ナ奥行き寸法にほぼ等しくすることができ、移載装置の
一部がコンテナから著しく張り出すことがないので、コ
ンテナ搬送機の通路巾をコンテナ奥行き寸法に近い巾に
して場所を有効に利用し、コンテナ収納効率を高めるこ
とができる。
【0013】さらに本発明を請求項2記載のように構成
することにより、前記アーム装置を単純な部材でもって
簡単に構成することができ、小型軽量化とコストダウン
を図ることができる。
【0014】さらにまた本発明を請求項3記載のように
構成することにより、前記アーム装置とフックとをそれ
ぞれ容易にかつ個別にしかも確実に動作させることがで
きる。
【0015】しかも本発明を請求項4記載のように構成
することにより、前記コンテナ搬送機を挟んで棚小間が
2個所配設された立体棚でも、該コンテナ搬送機が1台
で足り、立体棚の大型化に伴なうコストアップが未然に
阻止される。
【0016】また本発明を請求項5記載のように構成す
ることにより、棚小間の奥側へのコンテナ搬出入の際
に、前記昇降荷台上に棚小間の間口側コンテナを仮置き
することができ、奥側コンテナの搬出入作業の能率を向
上させることができる。
【0017】
【実 施 例】以下、本発明を図示の実施例について説
明する。
【0018】図1は本発明によるコンテナ格納装置1の
側面図である。このコンテナ格納装置1は、多数の棚小
間2を上下、水平両方向に配列した格納棚3を備え、こ
のような格納棚3が棚間口面4を対向させて配設されて
いる。そしてこれらの格納棚3の間に棚間口面4に沿っ
て延びる棚通路5が形成されている。
【0019】各棚小間2には、その底部両側に設けられ
たレール状の支持部材6上に載置して、2個のコンテナ
7,7が棚奥行方向に並べて格納される。コンテナ7は
図2に示すように直方体状をなし、両端部にそれぞれ上
下2個の取手8a,8bが突設されている。各取手8は
先端において下方へ屈曲している。
【0020】棚通路5の底部と頂部とにその長手方向に
指向して走行レール9とガイドレール10とが敷設され、
これらのレールに支持案内されてコンテナ搬送機11が棚
通路5内を走行する。
【0021】コンテナ搬送機11は、走行レール9上を走
行する走行台車12と、該走行台車12に鉛直に立設された
マスト13と、該マスト13に上下に昇降可能に取付けられ
た昇降荷台14とからなり、かつ走行台車12を走行させる
走行モータと昇降荷台14を昇降させるリフトモータ(い
ずれも図示していない)を内蔵している。
【0022】図3は昇降荷台14を図1のIII −III 線に
沿い矢印方向に見た概略側面図、図4はその下面図であ
る。15は基台で、一端に上方へ屈曲した直立部15aを有
し、該直立部15aが摺動部材16(図5)を介してマスト
13に上下に昇降可能に取付けられている。基台15上には
スプロケットホイール17が固設されている。
【0023】基台15にはまたスプロケットホイール17の
上方に旋回台18が旋回ベアリング19を介して回動自在に
設けられている。旋回台18には外方へ張り出させて旋回
駆動モータ20が設けられており、該モータ20の下方へ延
出した出力軸に前記スプロケットホイール17より小径の
スプロケットホイール21が装着されている。そしてこれ
ら両スプロケットホイール17、21にチェン22が掛渡され
ている。従って旋回駆動モータ20が作動すると、固定の
スプロケットホイール17にチェン22を介して係合してい
るスプロケットホイール21は、自転しながらスプロケッ
トホイール17のまわりを公転し、これにより旋回台18が
旋回する。
【0024】旋回台18には直線状に延びる左右1対のコ
ンテナ受け部23が設けられており、これらのコンテナ受
け部23にそれぞれコンテナ支持面24が形成されている。
そして両コンテナ受け部23の間に移載装置25が配設され
ている。
【0025】図5は格納されているコンテナ7を搬出し
ようとすると棚小間2と、搬出のため該棚小間位置に来
た昇降荷台14とを示す上面図である。棚小間2には前記
のように支持部材6上に載置されて2個のコンテナ7が
棚奥行方向に格納されているが、以下必要に応じ、棚間
口面4側に格納されているコンテナを7a、奥に格納さ
れているコンテナを7bとして両者を区別する。昇降荷
台14側の前記コンテナ支持面24は1対の支持部材6の延
長線上にそれぞれ位置し、コンテナ7は支持部材6およ
びコンテナ支持面24上を摺動して棚小間2から昇降荷台
14へ移される。
【0026】移載装置25は、旋回台18に固定されたアー
ム支持部材26と、該アーム支持部材26上を前後方向(図
5において左右方向)に摺動可能な第1摺動アーム部材
27と、該第1摺動アーム部材27上を同じく前後方向に摺
動可能な第2摺動アーム部材28とからなる伸縮可能なア
ーム装置29を有し、このアーム装置29上にさらにフック
30が前後に往復可能に設けられている。
【0027】図9はアーム装置29の構成を示す略図であ
る。同図に示すように、アーム支持部材26にアーム駆動
モータ31が設けられ、該モータ31の駆動軸に設けられた
駆動ピニオン32が、第1摺動アーム部材27の下面に前後
方向に延設されたラック33と係合している。第1摺動ア
ーム部材27にはその前端部および後端部にそれぞれスプ
ロケットホイール34a,34bが軸支され、これらのスプ
ロケットホイール34a,34bにそれぞれチェン35a,35
bが巻き掛けられている。チェン35aの一端は点aにお
いて第2摺動アーム部材28の後端部に、他端は点bにお
いてアーム支持部材26の後端部に固定されている。一
方、チェン35bの一端は点cにおいて第2摺動アーム部
材28の前端部に、他端は点dにおおいてアーム支持部材
26の前端部に固定されている。
【0028】従ってアーム駆動モータ31が矢印方向に回
転すると、駆動ピニオン32とラック33の係合関係により
第1摺動アーム部材27がアーム支持部材26上を摺動して
前方へ延出し、これと同時にチェン35a,35bに生ずる
牽引力により第2摺動アーム部材28が第1摺動アーム部
材27上を摺動してさらに前方へ延出し、アーム装置29は
伸長状態となる。なお、上記摺動を円滑に行わせるため
に、アーム支持部材26と第1摺動アーム部材27の間およ
び第1摺動アーム部材27と第2摺動アーム部材28の間に
それぞれローラ36a,36bを介在させてある(図7参
照)。
【0029】第2摺動アーム部材28の上面中央にガイド
レール37が突設されて前後方向に延び、このガイドレー
ル37にフック30が摺動自在に装着されている。図10に示
すように、第2摺動アーム部材28の後端部にフック駆動
モータ38が設けられ、その駆動軸に取付けられたスプロ
ケットホイール39aと、第2摺動アーム部材28の前端部
に軸支されたスプロケットホイール39bとの間に駆動チ
ェン40が掛け渡されている。前記フック30はこの駆動チ
ェン40に結着されており、従ってフック30はフック駆動
モータ38により駆動されて第2摺動アーム部材28上を前
後に移動する。
【0030】アーム装置29の収縮状態においては部材2
6, 27, 28は上下に重なり合い、コンテナ7の長さにほ
ぼ等しいコンテナ受け部23の長さ範囲内に大体納まる。
すなわち、昇降荷台14上に移載装置25を設けたために棚
通路5の巾を特に広げなければならないということはな
い。なお、図5において41はコンテナ受け部23の端部の
旋回軌跡円を示すが、旋回するすべての部材がその内部
に納まっているので、棚通路5の巾はこの旋回軌跡円41
の直径にほぼ等しい長さまで縮めることができる。
【0031】図5,6はコンテナ7aを棚小間2から昇
降荷台14上に引き出す時の状態を示すが、この時には先
ずアーム装置29を上記のように収縮させ、かつフック30
を第2摺動アーム部材28の前端に位置させた状態で、昇
降荷台14の高さをフック30の上縁が取手8bの下縁より
幾分低くなるように調整し、然る後アーム装置29を若干
伸長させるとともに昇降荷台14を若干上昇させて、フッ
ク30を取手8bに係合させる。この時支持部材6の上面
の高さとコンテナ支持面24の高さとは一致する。
【0032】次いでアーム装置29を収縮状態に戻すとと
もに、フック駆動モータ38を作動させてフック30を第2
摺動アーム部材28上において後退させれば、コンテナ7
aはその底面の両側部において支持部材6およびコンテ
ナ支持面24上を摺動しながらコンテナ支持面24側へ移
り、フック30が第2摺動アーム部材28の後端に達したと
ころで完全に昇降荷台14上に移載される。上記と逆の手
順でフック30によりコンテナ7aの端面を押しながら、
昇降荷台14上のコンテナ7aを棚小間2に移載すること
ができる。
【0033】コンテナ7aを棚小間2から取り出した
時、コンテナ7bはそのまま棚小間2の奥に残ってい
る。このコンテナ7bを搬出するには、前に取り出した
コンテナ7aは例えば空いている他の棚小間に仮置きし
ておき、フック30を第2摺動アーム部材28の前端に位置
させるとともに、昇降荷台14の高さをフック30が取手8
aと取手8bとの間に位置するような高さに調節する。
次いでフック30が第1摺動アーム部材27bの端面に突き
当るまでアーム装置29を伸長させ、前記コンテナ7aの
場合と同じ要領でフック30を取手8aに係合させる。図
7,図8はこの時の状態を示す。
【0034】図8に示すように、摺動アーム部材28, 27
は棚小間2内の比較的高い位置において棚小間2内に延
びて行くので、棚小間2の下部と干渉することはない。
さらに、図7に示すように、摺動アーム部材28, 27の巾
は棚小間2の巾より充分狭いので、これらが棚小間2の
側部と干渉することもない。従って棚小間2の高さ、巾
はコンテナ7bの高さ、巾とほぼ同じでよいので、棚小
間2の段数および列数を増してコンテナ保管効率を向上
させることができる。
【0035】図7,8の状態からアーム装置29を収縮さ
せるとコンテナ7bは支持部材6上を摺動して間口面に
臨む位置すなわち前にコンテナ7aが格納されていた位
置に達する。ここで昇降荷台14およびアーム装置29をそ
れぞれ僅かに下降ないし収縮させてフック30と取手8a
の係合を外す。このとき摺動アーム部材28, 27は棚小間
2から完全に離脱し、昇降荷台14をさらに下降させるこ
とがでるので、フック30の上縁が取手8bの下縁より幾
分低い位置まで昇降荷台14を下降させる。以後は、コン
テナ7aについて前述したのと同じ動作で、コンテナ7
bを棚小間2から昇降荷台14上に移載することができ
る。
【0036】コンテナ7a,7bを棚小間2に格納する
時には、上記と逆の順序で先ずコンテナ7bを奥に格納
した後、コンテナ7aを棚小間2の間口面側に移載して
もよいが、あるいはコンテナ7bを棚小間2の間口面側
に移載した後、続くコンテナ7aによってこれを棚小間
2の奥へ押し込んでもよい。後者の場合にはアーム装置
29は殆ど伸縮運動を行わず、主としてフック30のみによ
ってコンテナの格納が行われる。
【0037】上記コンテナ7a,7bの搬出入はコンピ
ュータ制御により所定のプログラムに従って自動的に行
われる。
【0038】以上、図において左側の棚小間2へのコン
テナ搬出入について説明したが、右側の棚小間2へのコ
ンテナ搬出入に際しては、旋回駆動モータ20により旋回
台18を 180°旋回させればよい。このようにすることに
よりアーム装置29の構成が容易になる。また、例えば左
側の棚小間2から取出したコンテナをそのまま右側の棚
小間2に格納することもできる。
【0039】図11は本発明の他の実施例を示す。本実施
例においては昇降荷台14上に前記旋回台18と同様な2個
の旋回台18A,18Bが設けられており、各旋回台18A,
18Bにそれぞれ前記と同様なコンテナ受け部23A,23
B、移載装置25A,25B等が設けられている。このコン
テナ搬送機11によれば、1台のコンテナ搬送機11で同時
に2個のコンテナ7を搬送できるのはもちろん、奥のコ
ンテナ7bを搬出する時、例えば間口面側のコンテナ7
aを一方の移載装置25Aによりコンテナ受け部23A上に
移載してそのままこの位置に仮置きし、次いで奥のコン
テナ7bを他方の移載装置25Bによりコンテナ受け部23
B上に移載できる等、作業効率が向上する。
【0040】前記実施例におけるコンテナ7の各端面に
は、下向きに屈曲した上下2個の取手8a,8bが設け
られているが、断面T字状の1個の取手をコンテナ7の
各端面に設けてもよい。この場合にはフック30も上下に
突出する係合爪を有する断面T字状のものとし、コンテ
ナ7bを棚小間2の奥から棚間口面まで引き出す時には
取手にフックを上方から係合させ、棚間口面に臨むコン
テナを昇降荷台14上に移載する時には取手にフックを下
方から係合させるようにする。その他、本発明の範囲内
において幾多の変形が可能なことは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、コンテナを棚小間にそ
の奥行方向に2個並べて格納するようにし、収納効率を
高めたコンテナ格納装置において、コンテナの棚小間か
らの搬出および棚小間への搬入に要する動力を軽減し、
特に棚間口面側のコンテナの搬出入に際し搬出入動作を
高速化して所要時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンテナ格納装置の側面図であ
る。
【図2】コンテナの斜視図である。
【図3】昇降荷台の概略側面図である。
【図4】昇降荷台の概略下面図である。
【図5】間口面側のコンテナ移載時における棚小間と昇
降荷台の上面図である。
【図6】間口面側のコンテナ移載時における棚小間と昇
降荷台の概略側面図である。
【図7】奥のコンテナ移載時における図5と同様な上面
図である。
【図8】奥のコンテナ移載時における図6と同様な概略
側面図である。
【図9】アーム装置の構成を示す略図である。
【図10】フックおよびその駆動機構の構成を示す略図
である。
【図11】本発明の他の実施例を示す図7と同様な上面
図である。
【符号の説明】
1…コンテナ格納装置、2…棚小間、3…格納棚、4…
棚間口面、5…棚通路、6…支持部材、7…コンテナ、
8…取手、9…走行レール、10…ガイドレール、11…コ
ンテナ搬送機、12…走行台車、13…マスト、14…昇降荷
台、15…基台、16…摺動部材、17…スプロケットホイー
ル、18…旋回台、19…旋回ベアリング、20…旋回駆動モ
ータ、21…スプロケットホイール、22…チェン、23…コ
ンテナ受け部、24…コンテナ支持面、25…移載装置、26
…アーム支持部材、27…第1摺動アーム部材、28…第2
摺動アーム部材、29…アーム装置、30…フック、31…ア
ーム駆動モータ、32…駆動ピニオン、33…ラック、34…
スプロケットホイール、35…チェン、36…ローラ、37…
ガイドレール、38…フック駆動モータ、39…スプロケッ
トホイール、40…駆動チェン、41…旋回軌跡円。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−80780(JP,A) 特開 平1−117102(JP,A) 特開 平4−20405(JP,A) 実開 昭50−39981(JP,U) 実開 昭50−39982(JP,U) 実開 昭61−101508(JP,U) 特公 昭61−25602(JP,B2)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収納したコンテナを棚小間にその
    奥行方向に沿い2個並べて格納するようにし、該棚小間
    へのコンテナの搬出入を、昇降荷台を備え棚間口面に沿
    って走行するコンテナ搬送機により行うコンテナ格納装
    置において、 前記棚小間および昇降荷台には、前記コンテナを奥行方
    向に沿い往復摺動可能に支持する支持部材がそれぞれ設
    けられ、 前記コンテナの少なくとも棚間口側端面に取手が上下に
    所要間隔を存して2個設けられ、 前記昇降荷台に、該昇降荷台上で収縮した状態と前記
    棚小間の奥に格納されたコンテナまで達する伸長状態と
    の間で伸縮可能なアーム装置と、前記コンテナの上下2
    個の取手のいずれかに選択的に係脱しうるフックとから
    なる移載装置が設けられ、 前記アーム装置は、前記支持部材に対し平行して前記昇
    降荷台に装着されたアーム支持部材と、該アーム支持部
    材に対しその長手方向に沿い摺動して伸縮自在に設けら
    れた摺動アーム部材とで構成され、 前記フックは最先端摺動アーム部材に往復可能に設けら
    たことを特徴とするコンテナ格納装置。
  2. 【請求項2】 前記アーム装置の摺動アーム部材は、前
    記アーム支持部材上を摺動する第1摺動アーム部材と、
    該第1摺動アーム部材の摺動に応じて該第1摺動アーム
    部材上を該第1摺動アームの摺動量と同じ量と同方向に
    摺動する第2摺動アーム部材とで構成されたことを特徴
    とする前記請求項1記載のコンテナ格納装置。
  3. 【請求項3】 前記アーム支持部材には、前記摺動アー
    ム部材を駆動するアーム駆動モータが設けられ、前記最
    先端摺動アーム部材に前記フックを駆動するフック駆動
    モータが設けられたことを特徴とする前記請求項1また
    は請求項2記載のコンテナ格納装置。
  4. 【請求項4】 前記コンテナ搬送機を挟んで棚小間が配
    設され、前記昇降荷台に鉛直軸を中心として旋回可能に
    旋回台が設けられ、該旋回台に前記移載装置が設置され
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記
    載のコンテナ格納装置。
  5. 【請求項5】 前記昇降荷台に、前記旋回台および移載
    装置からなるコンテナ移載場所を2所設けたことを特
    徴とする前記請求項4記載のコンテナ格納装置。
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