JPH045603B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動倉庫に於ける入出庫用走行クレ
ーンに使用される移載装置、即ち、昇降台とこの
昇降台に水平横方向に出退横動自在に支持された
移載用荷支持台とを備え、前記荷支持台の出限位
置での昇降運動により荷を棚と当該荷支持台との
間で乗り移らせるようにした移載装置に関するも
のである。

（従来の技術及びその問題点） 前記移載装置は一般にスライドフオークと呼称
されており、一般的なスライドフオークはその荷
支持面が平坦であるからロール状物をその円周面
に於いて支持することは出来ない。従つてロール
状物を取り扱う場合には、スライドフオーク上で
ロール状物が転動するのを防止する手段を講じる
必要がある。

従来このような手段としては、ロール状物を安
定的に支持する受け座によつて各ロール状物を支
持させておき、この受け座ごとロール状物を移載
する方法や、スライドフオーク上に前記受け座を
取り付けておく方法、或いはロール状物の側面を
クランプしたりロール状物の側面から突出する芯
棒を受ける特殊なスライドフオークを使用する方
法等が知られている。

ロール状物に受け座をセツトしておく方法は数
多くの受け座を必要とするので不経済であり、し
かも受け座とロール状物とをセツトしたり切り離
したりするための作業が必要となる。又、受け座
付きスライドフオークを使用する方法ではスライ
ドフオークの昇降ストロークが大きくなるため、
ラツク側に於ける上下のロール状物収納空間の間
のスライドフオーク挿入昇降空間を広げなければ
ならず、ラツクの収納効率が低下する。更に、こ
の受け座付きスライドフオークを使用する方法や
ロール状物の側部を支持する特殊フオークを使用
する方法はロール状物専用となり、一般のパレタ
イズされた荷を入出庫するための移載装置として
は活用することが出来ない。

又、例えば特公昭49−13182号公報等に開示さ
れているように、スライドフオークの荷支持台に
相当する出退自在な可動体の前後両端に起伏自在
な突起を設け、棚側の荷の下側に前記可動体を進
出させると共に前記両突起を荷の前後両側に突出
させ、以て、前記可動体の後退移動により前記突
起で棚側の荷を引き出すようにした移載装置が知
られている。

このような移載装置は、前記可動体を荷支持台
として一般的なスライドフオークに応用すること
により、ロール状物の転動を前記両突起により防
止することが出来るので、ロール状物の移載装置
として活用することが出来そうであるが、前記公
報に開示された従来のこの種の移載装置では、可
動体が進出限位置に達したときに自動的に両突起
を起立させるように構成されているため、前記突
起を突出させないで、底面がフラツトな一般の荷
（パレタイズされた荷等）を取り扱うことが出来
ない。更に、前記突起を任意の時期に出没させ得
るように駆動用モーターを設けようとすると、横
動する荷支持台に前記モーターを配設しなければ
ならないので、荷支持台の重量が大きくなつて当
該荷支持台の出退駆動用モーターを大型化しなけ
ればならないばかりでなく、当該モーターへの給
電及び制御用配線を横動する荷支持台と当該荷支
持台を支持する昇降台側との間に設けなければな
らず、コスト高になる。

（問題点を解決するための手段） 本発明は以上のような従来の問題点を解決し得
る移載装置を提案するものであつて、その特徴を
後述する実施例の参照符号を付して述べると、昇
降台１１とこの昇降台１１に水平横方向に出退横
動自在に支持された移載用荷支持台１２とを備
え、前記荷支持台１２の出限位置での昇降運動に
より荷を棚３と当該荷支持台１２との間で乗り移
らせるようにした移載装置であつて、前記移載用
荷支持台１２に、当該荷支持台の荷支持面１５ａ
に対し上下出退自在なロール状物位置決め用スト
ツパー１４ａ，１４ｂと、往復移動により前記ス
トツパー１４ａ，１４ｂを出退駆動する往復移動
体２１ａとを設け、前記昇降台１１に配設したモ
ーター２９の正逆回転を前記往復移動体２１ａの
往復移動に変換するチエン２３等の巻き掛け伝動
具を、前記荷支持台１２と昇降台１１との間に、
前記荷支持台１２の横動により巻き掛け経路長さ
が変化しないように掛張させて成るものである。

（実施例） 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明する。

第１図及び第２図に於いて、１は入出庫用走行
クレーンであつて、ロール状物２を収納する棚３
にそつて走行することが出来、本発明の移載装置
４を備えている。前記棚３は各ロール状物収納空
間５に於いて左右一対の荷受具６，７を備え、こ
の荷受具６，７上には、水平横向きに支持される
ロール状物２がラツク奥行き方向に転動するのを
阻止して一定位置に位置決めする一対のストツパ
ー８ａ，８ｂ及び９ａ，９ｂが設けられている。
前記移載装置４は、クレーン１に設けられた走行
方向一対の支柱１０間で当該支柱１０にそつて昇
降する昇降台１１と移載用荷支持台１２とを備え
ている。

前記移載用荷支持台１２は前記昇降台１１に中
間可動台１３を介して支持され、従来のスライド
フオークと同様に、昇降台１１に対して前記中間
可動台１３を出退往復移動させると、当該中間可
動台１３に対し荷支持台１２が同一方向に出退往
復移動するように構成されており、昇降台１１の
中心位置と棚３のロール状物収納空間５内の位置
との間を水平に往復移動することが出来る。又、
この移載用荷支持台１２は、前記ロール状物収納
空間５内の左右一対の荷受具６，７間を昇降移動
することが出来る巾に構成されている。

第１図及び第２図では図示省略しているが、第
３図及び第４図に示すように前記移載用荷支持台
１２のスライド方向の両端近傍部には一対のロー
ル状物位置決め用ストツパー１４ａ，１４ｂが設
けられている。この両ストツパー１４ａ，１４ｂ
は、移載用荷支持台１２の荷支持板１５より下側
で当該荷支持台巾方向の水平支軸１６により内端
部が軸支され、この支軸１６を中心に前記荷支持
板１５に設けられた開口部１７を通じて上方へ揺
動突出することが出来る。

１８は前記一対のストツパー１４ａ，１４ｂを
前記荷支持台１２の荷支持面１５ａに対し上下出
退移動させる駆動手段であつて、前記支軸１６と
平行で荷支持台１２の移動方向にのみ往復移動可
能に支持された一対の可動軸１９ａ，１９ｂ、各
可動軸１９ａ，１９ｂとストツパー１４ａ，１４
ｂの中間位置とを連結する夫々一対のリンク２０
ａ，２０ｂ、前記各可動軸１９ａ，１９ｂに外端
を夫々連結され且つ前記荷支持台１２の移動方向
にのみ往復移動可能に支持された一対の往復移動
体（ラツクギヤ）２１ａ，２１ｂ、両往復移動体
２１ａ，２１ｂのラツクギヤ部に同時に咬合して
回転により両往復移動体２１ａ，２１ｂを互いに
逆方向に移動させるピニオンギヤ２２、及び両端
２３ａ，２３ｂを一方の往復移動体２１ａの両端
に結合され且つ昇降台１１に設けられた駆動歯輪
２４と咬合するチエン（巻き掛け伝動具、チエン
に限定されず、ベルトやワイヤーでも良い）２３
から構成されている。

２５ａ，２５ｂは前記可動軸１９ａ，１９ｂの
両端を夫々ローラー２６ａ，２６ｂを介して移動
可能に支持するガイドレールである。又、前記チ
エン２３は、駆動歯輪２４を挟む２箇所に於いて
昇降台１１に軸支された案内歯輪２７ａ，２７
ｂ、及び中間可動台１３のスライド方向両端部に
軸支された案内歯輪２８ａ，２８ｂに第３図に示
すようにジグザグ状に掛張され、昇降台１１に対
し中間可動台１３が移動し且つ中間可動台１３に
対し移載用荷支持台１２が同方向に移動してもチ
エン２３の掛張経路長さが変化しないように構成
されている。従つて駆動歯輪２４がフリーな状態
であれば、中間可動台１３を介して移載用荷支持
台１２を昇降台１１に対し出退移動させても、チ
エン２３が遊動するだけで往復移動体２１ａに対
しては何れ方向にも張力が作用しない。２９は駆
動歯輪２４を正逆任意の方向に回転駆動させるた
めのモーターである。

モーター２９により駆動歯輪２４を第３図に於
いて時計方向に回転させ、チエン２３の一端２３
ａに張力を作用させて一方の往復移動体２１ａを
第３図及び第４図に於いて右方に移動させると、
ピニオンギヤ２２を介して他方の往復移動体２１
ｂは左方へ移動する。これら往復移動体２１ａ，
２１ｂの移動により可動軸１９ａ，１９ｂが互い
に接近するように内方へ移動し、リンク２０ａ，
２０ｂを介して各ストツパー１４ａ，１４ｂが引
き降ろされる結果、両ストツパー１４ａ，１４ｂ
は、支軸１６を中心に夫々下方に揺動して開口部
１７から移載用荷支持台１２の荷支持面１５ａよ
り下側に退入する。

係る状態からモーター２９により駆動歯輪２４
を反時計方向に逆転させ、チエン２３の他端２３
ｂに張力を作用させて一方の往復移動体２１ａを
第３図及び第４図に於いて左方に移動させると、
ピニオンギヤ２２を介して他方の往復移動体２１
ｂは右方へ移動する。これら往復移動体２１ａ，
２１ｂの移動により可動軸１９ａ，１９ｂが互い
に離間するように外方へ移動し、リンク２０ａ，
２０ｂを介して各ストツパー１４ａ，１４ｂが押
し上げられる結果、両ストツパー１４ａ，１４ｂ
は、第５図及び第６図に示すように支軸１６を中
心に夫々上方に揺動して、開口部１７から移載用
荷支持台１２の荷支持面１５ａより斜めに起立す
る。

可動軸１９ａ，１９ｂが行程限位置（ガイドレ
ール２５ａ，２５ｂの外端ストツパー３０ａ，３
０ｂにローラー２６ａ，２６ｂが当接する位置）
に達したとき、図示のようにリンク２０ａ，２０
ｂがストツパー押し上げ行程途中にあるときの姿
勢から垂直姿勢を越えて若干逆方向に倒れた状態
となるように構成すれば、ストツパー１４ａ，１
４ｂに作用する荷重を前記ガイドレール２５ａ，
２５ｂの外端ストツパー３０ａ，３０ｂによつて
受け止めることが出来、駆動歯輪２４の駆動を解
除してチエン２３をフリーな状態に戻しても、ス
トツパー１４ａ，１４ｂを起立姿勢で安定的に保
持することが出来る。

第３図及び第４図に示す倒伏退入姿勢、又は第
５図及び第６図に示す起立突出姿勢への両ストツ
パー１４ａ，１４ｂの切り換えは、移載用荷支持
台１２が昇降台１１に対して如何なる位置にある
場合でも、前記のように駆動歯輪２４を介してチ
エン２３を強制回動させることにより行える。第
５図及び第６図は、移載用荷支持台１２を昇降台
１１に対して進出行程限位置まで進出移動させた
状態でチエン２３を回動させ、両ストツパー１４
ａ，１４ｂを倒伏退入姿勢から起立突出姿勢に切
り換えた状態を示している。そしてこのように姿
勢を切り換えた後は、先に説明したように駆動歯
輪２４を遊転可能な状態に戻しておくことによ
り、両ストツパー１４ａ，１４ｂの姿勢を変える
ことなく移載用荷支持台１２を昇降台１１に対し
自由に出退往復移動させることが出来る。

従つて、棚３からロール状物２を移載装置４に
より搬出する場合、第３図及び第４図に示すよう
に両ストツパー１４ａ，１４ｂを移載用荷支持台
１２の荷支持面１５ａより下側に倒伏退入させて
ある状態で、第１図及び第２図に示すように移載
用荷支持台１２を棚３内のロール状物２の下側に
進入させ、次に第５図及び第６図に示すように両
ストツパー１４ａ，１４ｂを起立突出させた後、
昇降台１１により移載用荷支持台１２を上昇させ
ることにより、移載用荷支持台１２で持ち上げら
れるロール状物２は起立突出姿勢にある一対のス
トツパー１４ａ，１４ｂにより前後から挟まれ、
移載用荷支持台１２上の所定位置に位置決めされ
る。

ロール状物２が荷受具６，７のストツパー８ａ
〜９ｂより高レベルまで持ち上げられたならば、
昇降台１１の上昇を停止し、移載用荷支持台１２
を昇降台１１の中央位置まで後退移動させること
により、棚３のロール状物収納空間５内からのロ
ール状物２の搬出が完了する。

棚３内へロール状物２を移載装置４により搬入
する作業は、上記搬出作業とは逆の手順で行われ
る。

上記のロール状物搬入搬出作業に於いて、ロー
ル状物２を移載用荷支持台１２で支持するときは
当該移載用荷支持台１２から起立突出する一対の
ストツパー１４ａ，１４ｂによりロール状物２を
位置決めし、当該ロール状物２が移載用荷支持台
１２上から転動落下する事故を防止し得るが、棚
３内のロール状物２の下側に移載用荷支持台１２
を進入させるとき、又はロール状物２の下側から
移載用荷支持台１２を後退させるときは、前記ス
トツパー１４ａ，１４ｂを倒伏退入させておくこ
とにより、このようなストツパー１４ａ，１４ｂ
を持たない従来のフラツトな移載用荷支持台を使
用する場合と同様に、移載用荷支持台１２を荷支
持面１５ａがロール状物２の下端周面に極接近す
る高さで出退移動させることが出来、上下のロー
ル状物２間に確保しなければならない移載用荷支
持台出退空間を狭めることが出来る。

又、パレタイズされた一般の荷（フラツトな底
面を持つ荷）を取り扱う場合は、両ストツパー１
４ａ，１４ｂを第３図及び第４図に示す倒伏退入
姿勢に切り換えておけば、移載用荷支持台１２の
全面で当該荷を支持して搬入搬出作業を行うこと
が出来る。

尚、ロール状物位置決め用ストツパーとして起
伏揺動自在に軸支されたストツパー１４ａ，１４
ｂを使用したが、垂直に昇降移動するストツパー
等、他のストツパーを利用することも出来る。

第７図は、ロール状物２を移載用荷支持台１２
の出退移動方向と平行な向きで、当該ロール状物
２の芯管２ａに内嵌する片持ち状の支持杆３１を
介して支持するように構成された棚３２を示して
いる。このような棚３２に収納されるロール状物
２を取り扱う場合には、第８図乃至第１０図に示
すように移載用荷支持台１２の左右巾方向両側に
出退自在なロール状物位置決め用ストツパー３
３，３４を設けることが出来る。

この実施例のストツパー３３，３４は、移載用
荷支持台１２の移動方向両端近傍２箇所に支承し
た左右巾方向の回転軸３５ａ，３５ｂの各両端に
取り付けられ、両回転軸３５ａ，３５ｂの回転に
より、移載用荷支持台１２の荷支持面１５ａから
開口部１７を経由して垂直に起立突出する姿勢と
荷支持面１５ａの下側に倒伏退入した姿勢とに切
り換えられる。

両回転軸３５ａ，３５ｂは、各々から突設され
たレバー３６ａ，３６ｂと往復移動体（リンク）
３７とによつて連動連結され、この往復移動体３
７を前記チエン２３によつて正逆任意の方向に移
動させることにより、両回転軸３５ａ，３５ｂが
連動回転してストツパー３３，３４の姿勢切り換
えが行われるように構成している。このようなス
トツパー３３，３４には、前記両姿勢に於いてス
トツパー３３，３４を位置決めすることの出来る
スプリングを併用するのが望ましい。

（発明の作用及び効果） 以上のように本発明の移載装置によれば、棚か
らロール状物を搬出する場合には、前記ロール状
物位置決め用ストツパーを荷支持台の荷支持面下
に退入させた状態でロール状物下に当該荷支持台
を進入させ、前記ストツパーを突出させた後に昇
降台により前記荷支持台を上昇させてロール状物
を掬い取らせ、棚にロール状物を搬入する場合に
は、ロール状物が棚側に支持された後に前記スト
ツパーを荷支持台の荷支持面下に退入させ、この
後、当該荷支持台をロール状物下から引き抜くよ
うに荷支持台を後退移動させることにより、棚側
の上下に隣接するロール状物収納空間の間に確保
しなければならない荷支持台進入昇降空間は従来
のフラツトな荷支持台（スライドフオーク）を使
用する場合と同一の大きさで良く、従つて棚のロ
ール状物収納効率を低下させないで済む。

しかもロール状物には専用の受け座をセツトし
ておく必要はなく、荷支持台上でのロール状物の
転動は当該荷支持台の荷支持面から突出させたロ
ール状物位置決め用ストツパーにより確実に阻止
し、安全確実にロール状物の移載作業を行うこと
が出来る。又、前記ストツパーを荷支持台の荷支
持面下に退入させておけば、パレタイズされた一
般的な荷を入出庫するための移載装置としても活
用することが出来、その経済的効果は甚大であ
る。

上記の作用効果は、前記ストツパーをモーター
で任意の時期に出退移動させることが出来るよう
に構成した結果であるが、特に本発明によれば、
前記モーターは横動する荷支持台ではなく、昇降
台側に配設し、当該モーターの正逆回転を、前記
ストツパーを出退駆動する荷支持台側の往復移動
体の往復移動に変換する、チエン等の巻き掛け伝
動具を、前記荷支持台と昇降台との間に、前記荷
支持台の横動により巻き掛け経路長さが変化しな
いように掛張したので、横動する荷支持台にモー
ターを搭載する場合と比較して当該荷支持台を軽
量に構成し、以て、当該荷支持台を従来通り小型
のモーターで横動させることが出来る。又、荷支
持台の横動位置に全く関係なく、前記昇降台側の
モーターにより前記荷支持台上のロール状物位置
決め用ストツパーを出退駆動させることが出来る
ので、当該ストツパーをタイミング良く機能させ
ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は入出庫用走行クレーン上の移載装置と
棚内のロール状物との関係を示す縦断側面図、第
２図は同一部切り欠き平面図、第３図は本発明移
載装置の一実施例を示す縦断側面図、第４図は同
一部切り欠き平面図、第５図はロール状物位置決
め用ストツパーを起立突出させた状態での縦断側
面図、第６図は同一部切り欠き平面図、第７図は
ロール状物の支持方法の異なる棚と入出庫用走行
クレーン上の移載装置との関係を示す縦断側面
図、第８図は同移載装置に於けるロール状物の支
持状態を示す正面図、第９図は同移載装置の平面
図、第１０図は同移載装置の概略縦断側面図であ
る。 １……入出庫用走行クレーン、２……ロール状
物、３，３２……棚、４……移載装置、５……ロ
ール状物収納空間、６，７……荷受具、８ａ〜９
ｂ……荷受具上のロール状物位置決め用ストツパ
ー、１１……昇降台、１２……移載用荷支持台、
１３……中間可動台、１４ａ，１４ｂ，３３，３
４……出退自在なロール状物位置決め用ストツパ
ー、１５ａ……荷支持面、１８……駆動手段、１
９ａ，１９ｂ……可動軸、２０ａ，２０ｂ，３７
……リンク、２１ａ，２１ｂ……往復移動体（ラ
ツクギヤ）、２２……ピニオンギヤ、２３……チ
エン（巻き掛け伝動具）、２４……駆動歯輪、２
５ａ，２５ｂ……ガイドレール、２６ａ，２６ｂ
……ローラ、２７ａ〜２８ｂ……案内歯輪、２９
……モーター、３０ａ，３０ｂ……ガイドレール
外端ストツパー、３１……支持杆、３５ａ，３５
ｂ……回転軸、３６ａ，３６ｂ……レバー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 昇降台とこの昇降台に水平横方向に出退横動
   自在に支持された移載用荷支持台とを備え、前記
   荷支持台の出限位置での昇降運動により荷を棚と
   当該荷支持台との間で乗り移らせるようにした移
   載装置であつて、前記移載用荷支持台に、当該荷
   支持台の荷支持面に対し上下出退自在なロール状
   物位置決め用ストツパーと、往復移動により前記
   ストツパーを出退駆動する往復移動体とを設け、
   前記昇降台に配設したモーターの正逆回転を前記
   往復移動体の往復移動に変換するチエン等の巻き
   掛け伝動具を、前記荷支持台と昇降台との間に、
   前記荷支持台の横動により巻き掛け経路長さが変
   化しないように掛張させて成るロール状物移載装
   置。