JP2929426B2 - 物品保管設備 - Google Patents

物品保管設備

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、倉庫等の平坦な棚板と
の間で物品の移載を行う物品保管設備に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、倉庫等の棚に物品を移載する
物品移載装置としては、物品の底面をフォーク部材です
くい上げる構造のものが種々開発されている。そして、
このような構造の物品移載装置のために、物品を収容す
る棚として、図14に示すように、支柱1に固定したL
形鋼2によって物品3の底面の両側端のみを支える構造
のものが開発されている。しかし、このような棚の構造
では、次のような問題が生じる。 (1)隣接するL形鋼2間の間隔Lよりも小さな幅寸法
の物品3を保管する場合には、隣接するL形鋼2間に跨
がる幅寸法のパレット4やバケットが別途に必要とな
り、また、バケットを用いた場合には、該バケットに物
品を出し入れするための特殊な装置が更に必要となる。 (2)物品3の幅寸法が隣接するL形鋼2間の間隔Lに
適合する場合には、パレット4やバケットを用いずに直
接L形鋼2上に物品3を載せることができるが、物品3
が段ボールケースに収容されているような場合には、保
管している間にケースの底部が変形したり、ケースの底
が抜ける危険性がある。 (3)隣接するL形鋼2間の間隔が固定で、物品3の大
小にかかわらず一定のスペースを使ってしまうため、ス
ペースの浪費が増える。
【0003】以上のような問題を解決すべく、最近で
は、物品を保管する棚は、平坦な棚板の上に物品を載置
する平棚構造とし、このような棚構造に適合するよう
に、物品移載装置を改良することが、種々になされてい
る。例えば、平棚用の物品移載装置として、物品の載置
台を有して棚板に沿って走行可能な台車部と、該台車部
に装備されて物品を把持する物品把持手段とを具備した
物品移載台車が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでに開
発された物品移載台車の物品把持手段は、いずれも、台
車部の所定位置に装備された係止腕(係止爪)によって
規定の大きさのバケットを把持可能にしたもので、移載
対象の物品は、カートンケースに梱包されているもので
あっても、あらかじめ、規定の大きさのバケットに移し
換える作業が必要になるという問題があった。また、移
載に用いるバケットの寸法は、移載対象となる物品の最
大寸法に合せて決定され、バケット単位で棚板上に保管
されることになるため、保管すべき物品が小型の場合に
は、バケットのために保管スペースの浪費が増大し、収
納効率が大きく低減するという問題が指摘されていた。
【0005】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、移載対象の物品は、カートンケース等に
梱包されていれば、特定の大きさのバケット等に移し換
える必要がなく、そのまま移載することができて作業効
率を向上させることができ、また、移載対象の物品の大
きさが特定の寸法に限定されず、多様な物品の移載に利
用することができると同時に、棚板上での保管スペース
の浪費をなくして収納効率を向上させることのできる物
品保管設備を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成により達成される。 物品(7)の載置台
(8)を有して棚板(10)に沿って走行可能な台車部
(9)と、前記載置台(8)の両側端部に装備される左
右一対の伸縮式のフォーク部材(13,14,23)
と、これらの左右一対のフォーク部材(13,14,2
3)相互の離間間隔を調整するフォーク幅調整機構(1
1)と、前記左右一対のフォーク部材(13,14,2
3)を前記台車部(9)上から棚板(10)上にほぼ水
平に伸縮させるフォーク伸縮機構(12)とを具備し、
前記左右一対のフォーク部材(13,14,23)によ
って物品(7)を挾持させ、更に、これら左右一対のフ
ォーク部材(13,14,23)を伸縮動作させること
で、前記載置台(8)及び棚板(10)の一方から他方
へ物品(7)を移動させる物品移載台車を用いて、前記
物品移載台車の載置台(8)及び棚板(10)の一方か
ら他方へ物品(7)を移載する物品保管設備であって、
前記棚板(10)が多階層に装備されると共に、各階層
毎に前記物品移載台車が装備され、 前記各棚板(10)
の長手方向中央に入出荷装置(45,46)を設けると
共に、前記棚板(10)の前記物品移載台車(6)の走
行側とは反対側に搬入コンベヤ(48)及び搬出コンベ
ヤ(50)を各一つずつ前記棚板(10)に並列に設
け、更に前記搬入コンベヤ(48)及び前記搬出コンベ
ヤ(50)と各階層の前記入出荷装置(45,46)と
の間に架け渡されるように傾動可能なチルトコンベヤ
(47,49)を設けたことを特徴とする物品保管設
備。
【0007】
【0008】
【作用】本発明の上記構成によれば、載置台及び棚板の
一方から他方への物品の移動は、前記左右一対のフォー
ク部材によって物品を挾持させ、更に、これら左右一対
のフォーク部材を伸縮動作させることで行うため、移載
対象の物品がカートンケース等に梱包されていれば、特
定の大きさのバケット等に移し換える必要がなく、その
まま移載することができて作業効率を向上させることが
でき、また、移載対象の物品の大きさが特定の寸法に限
定されず、多様な物品の移載に利用することができる。
【0009】更に、棚板上での保管スペースとしては、
物品の実際の幅寸法にフォーク部材を挿入可能にするた
めの間隙を確保するだけでよく、小型の物品は幅寸法が
小さくなる分だけ棚板上での保管スペースを低減させる
ことができるため、棚板上での保管スペースの浪費をな
くして収納効率を向上させることもできる。
【0010】また、棚板を多階層に設け、各階層毎に上
記の物品移載台車を装備することにより、各階層で同時
に入出庫作業を進めることができ、多量の物品の入出庫
を効率的に処理可能になる。更に、各棚板の長手方向中
央に入出荷装置を設けると共に、棚板の前記物品移載台
車の走行側とは反対側に搬入コンベヤ及び搬出コンベヤ
を各一つずつ前記棚板に並列に設け、更に前記搬入コン
ベヤ及び前記搬出コンベヤと各階層の前記入出荷装置と
の間に架け渡されるように傾動可能なチルトコンベヤを
設けることにより、物品移載台車の走行距離が短くな
り、物品の入出庫効率を更に向上することができる。ま
た、チルトコンベヤの傾動により物品移載対象の棚板を
選択するので、構成が簡単でありながら効率良く物品を
移載することができる。
【0011】
【実施例】図1〜図4は本発明に係る物品移載設備の
考例を示したもので、図1は参考例の物品移載設備5の
要部の斜視図、図2は参考例の物品移載設備5の平面
図、図3は同側面図、図4は参考例における物品移載台
車の要部の拡大斜視図である。
【0012】この参考例の物品移載設備5は、平棚式の
もので、棚板10が多階層(この例では、6階層)に装
備されると共に、前記棚板10に物品7を移載するため
の物品移載台車6が各階層毎に装備されている。また、
各階層の棚板10の両端部には、物品7を所定の階層に
昇降させるリフタ30と、該リフタ30に対して物品7
を乗り降りさせるとともに入出庫する物品7の一時貯留
部となるバッファコンベヤ31とが装備されている。ま
た、各リフタ30には物品7をリフタ30に積み込むた
めの入庫コンベヤ32または、物品7をリフタ30から
出荷ラインに降ろすための出庫コンベヤ33が接続され
ている。なお、奥行寸法の小さい物品7は、棚板10の
奥行方向に複数列(この例では、2列)に並べられる。
【0013】そして、前記物品移載台車6は、図4にも
示すように、物品7の載置台8を有する台車部9と、前
記載置台8の両側端部に装備された左右一対の伸縮式の
フォーク部材13,14と、これらの左右一対のフォー
ク部材13,14相互の離間間隔を調整するフォーク幅
調整機構11と、前記左右一対のフォーク部材13,1
4を前記台車部9上から棚板10上にほぼ水平に伸縮さ
せるフォーク伸縮機構12と、前記左右一対のフォーク
部材13,14間に前記物品7が位置する時に該物品7
の前方または後方に位置するように前記左右一対のフォ
ーク部材13,14の前後端に突出装備された前・後端
突出部材16,17とを具備した構成である。
【0014】ここに、この参考例の場合、前記載置台8
は、図4に示すように、左右に分割された2つの平板8
a,8bにより構成されており、それぞれの平板8a,
8bは対応するフォーク部材13,14の構成要素であ
るベースフォーク13a,14aと一体形成された構成
である。また、前記台車部9は、各棚板10の前端に沿
って敷設されたレール19上を走行することで、棚板1
0の任意の位置に移動可能にされている。
【0015】前記左右一対のフォーク部材13,14
は、図4に示すように、前記載置台8の各平板8a,8
bに一体成形された前記ベースフォーク13a,14a
と、該ベースフォーク13a,14a上に回転自在に支
持されたガイドローラ25を介して前記ベースフォーク
13a,14a上を棚板10側に進退移動可能に支持さ
れたセカンドフォーク22と、該セカンドフォーク22
の進退動作に連動してセカンドフォーク22上を進退移
動するトップフォーク23とを具備して、伸縮可能な構
成である。
【0016】そして、前記フォーク伸縮機構12は、前
記フォーク部材13,14を伸縮動作させることによっ
て前記トップフォーク23を前記棚板10側に進退させ
るもので、前記台車部9上に装備された駆動モータ20
と、該駆動モータ20により回転駆動されるスプライン
軸35と、前記ベースフォーク13a,14a上に回転
可能に支持されると共に前記スプライン軸35上の駆動
ギヤ36に噛合して前記スプライン軸35に連動回転す
るピニオンギヤ24と、前記セカンドフォーク22の下
端部に一体成形されて前記ピニオンギヤ24に噛合する
ラック歯車(図示略)と、前記ピニオンギヤ24の回転
によって前記セカンドフォーク22がベースフォーク1
3a,14aに対して進退動作するときに、前記セカン
ドフォーク22の進退動作に連動して該セカンドフォー
ク22上で前記トップフォーク23が進退動作するよう
に前記セカンドフォーク22とトップフォーク23とを
関連づけるワイヤー連結機構(図示略)とからなる。
【0017】前記セカンドフォーク22の進退動作に前
記トップフォーク23を連動させるための図示略のワイ
ヤー連結機構は、特開平4−112129号公報に記載
の伸縮構造を採用したもので、前記セカンドフォーク2
2が載置台8から最大限に伸び出した時には、トップフ
ォーク23がセカンドフォーク22から最大限に伸び出
した状態になり、一方、セカンドフォーク22が載置台
8上の初期位置に戻ったときには、前記トップフォーク
23がセカンドフォーク22内に収まった状態になる2
段式の伸縮構造を呈している。以上のフォーク伸縮機構
12により、トップフォーク23は、棚板10の奥行方
向(ハ)に沿ってほぼ水平に、載置台8上から棚板10
上に進退動作させられる。
【0018】前記フォーク幅調整機構11は、ボールね
じ軸37と、このボールねじ軸37を回転駆動する駆動
モータ38とを具備した構成である。前記ボールねじ軸
37は、図4に示すように、軸の両端に左ねじ39と右
ねじ40とを形成したものである。それぞれの左右ねじ
39,40は、それぞれの平板8a,8bに一体のブロ
ックに螺合しており、該ボールねじ軸37の回転方向に
応じて前記平板8a,8bに一体のベースフォーク13
a,14a相互の離間間隔の調整を達成する。
【0019】前記前・後端突出部材16,17は、この
参考例の場合は、トップフォーク23の前後端を内側に
折り曲げたものである。また、この参考例の場合、左右
のトップフォーク23の中間部には、中間突出部材15
が、装備されている。この中間突出部材15は、左右の
トップフォーク23に装備される前・後端突出部材1
6,17間の間隔を細分するように、前記トップフォー
ク23に突設されたもので、図4に示すように、上下方
向(ニ)に揺動可能に前記トップフォーク23に支持さ
れており、通常は自重によって下方に回動して先端部が
内方に突出した状態になっているが、左右一対のフォー
ク部材13,14によって物品7を挾持しようとした
際、もし該中間突出部材15の先端が物品7に当たれ
ば、図4及び図8に示したように、上方に回動して退避
し、トップフォーク23による物品7の挾持を妨げな
い。また、この中間突出部材15は、移載する物品7の
ケースを傷つけることのないように、図4に示すよう
に、先端部にローラ15aが装備されている。
【0020】以上の物品移載台車6では、物品7の移載
を図5〜図7に示すように行う。棚板10上の物品7を
物品移載台車6の載置台8上に移動させる場合には、ま
ず、図5の(a)に示すように、棚板10上の移載すべ
き物品7の前に、物品移載台車6を移動させる。次い
で、図5の(b)に示すように、フォーク幅調整機構1
1を作動させ、左右一対のフォーク部材13,14の離
間間隔を、移載対象の物品7(この場合は、棚板10の
奥行方向に2列に並べられた小型の物品7)の幅寸法よ
りも僅かに大きくなるように、調整する。
【0021】次いで、図5の(c)に示すように、前記
フォーク伸縮機構12によって、左右一対のフォーク部
材13,14を伸張させてトップフォーク23を移載対
象の物品7の両側の隙間Sに突入させる。次いで、図6
の(a)に示すように、左右一対のフォーク部材13,
14の離間間隔を狭めて、トップフォーク23で移載対
象の物品7,7を挾持させ、図6の(b)に示すよう
に、左右一対のフォーク部材13,14を縮長させて、
トップフォーク23,23で挾持している物品7,7
を、物品移載台車6の載置台8上に引き入れる。
【0022】図6に示すように、物品7が小型で棚板1
0の奥行方向に並べて配置されている場合には、前記中
間突出部材15は、奥行方向に並んでいる物品7,7間
の間隙S1に入り込み、移載時に間隙S1が乱れることを
防止するセパレータとして機能する。また、トップフォ
ーク23の前後端に装備された前・後端突出部材16,
17は、トップフォーク23,23によって挾持した物
品7,7が、フォーク部材13,14を伸縮させた際
に、トップフォーク23,23間から抜けることを防止
するストッパとして機能する。従って、前記トップフォ
ーク23による物品7の挾持は、フォーク部材13,1
4の伸縮時に挾持している物品7がガタつかずに棚板1
0上を滑る程度に押圧できればよく、物品7を持ち上げ
ることもできるほどの大きな挾持力は不要で、その分、
フォーク幅調整機構11の駆動源である駆動モータ38
を小型化することが可能になる。
【0023】棚板10上に1列に保管されている物品7
を物品移載台車6の載置台8に移す場合には、該物品7
を一対のトップフォーク23で挾持する際に、中間突出
部材15が物品7の側面に当接することになるが、その
場合に、物品7の側面に当接した中間突出部材15は、
図7,図8に示すように、上方に回動して退避し、前記
トップフォーク23,23による挾持を妨げない。
【0024】一方、物品移載台車6の載置台8上の物品
7を棚板10上に移載する場合には、棚板10上から物
品移載台車6に移すときとは逆の手順で行えばよい。
【0025】以上に説明したように、この参考例の物品
移載設備5では、物品移載台車6の載置台8及び棚板1
0の一方から他方への物品7の移動は、左右一対のフォ
ーク部材13,14によって物品7を挾持させ、更に、
これら左右一対のフォーク部材13,14を伸縮動作さ
せることで行うため、移載対象の物品7がカートンケー
ス等に梱包されていれば、特定の大きさのバケット等に
移し換える必要がなく、そのまま移載することができて
作業効率を向上させることができる。また、移載対象の
物品7の大きさが特定の寸法に限定されず、多様な物品
の移載に利用することができる。
【0026】更に、棚板10上での保管スペースとして
は、物品7の実際の幅寸法にフォーク部材13,14を
挿入可能にするための間隙を確保するだけでよく、小型
の物品は幅寸法が小さくなる分だけ棚板10上での保管
スペースを低減させることができるため、棚板10上で
の保管スペースの浪費をなくして収納効率を向上させる
こともできる。
【0027】更に、参考例の物品移載設備5は、各階層
毎に物品移載台車6を装備しているため、各階層で同時
に入出庫作業を進めることができ、多量の物品の入出庫
を効率的に処理可能になる。
【0028】図9及び図10は、本発明に係る物品移載
設備の実施例を示したもので、図9は全体の構成を示す
平面図、図10は同側面図である。この実施例の物品移
載設備42は、各階層に物品7を昇降させるリフタ30
を、棚板10の両端ではなく、棚板10の中間部に配備
したもので、その点以外は、図1〜図4に示した物品移
載設備5と全く同様である。このようにしても、前述の
参考例の効果を奏することができる。そして、更には、
リフタ30を棚板10の中間部に配置したことによっ
て、物品移載台車6の走行距離を短縮させることが可能
になり、入出庫作業に要する時間を短縮させることが可
能になる。 リフタ30を棚板10の中間部に配置する
ことで、このリフタ配置位置が物品移載台車6のホーム
ポジションとなるので、リフタ30から棚板10の端部
までの物品移載台車6の走行距離が棚板10の長さの約
半分になる。したがって、一回の物品移載に要する物品
移載台車6の走行距離が図3に示した前記参考例よりも
短くなり、物品7の入出庫能力が向上する。
【0029】図11〜図13は、本発明に係る物品移載
設備の他の実施例を示したもので、図11は全体の構成
を示す平面図、図12は同側面図、図13は同斜視図で
ある。この実施例の物品移載設備43は、棚板10の側
方に、入出庫用の搬送ライン44を装備したものであ
る。そして搬送ライン44は、入荷バッファコンベヤ4
5と出荷バッファコンベヤ46とからなる入出荷装置を
各階層の棚板10毎に装備し、更に、入荷チルトコンベ
ヤ47を介して前記入荷バッファコンベヤ45に物品7
を送る一つの搬入コンベヤ48を装備すると共に、出荷
チルトコンベヤ49を介して出荷バッファコンベヤ46
に貯留されている物品7を搬出する一つの搬出コンベヤ
50を装備すると共に、各棚板10とバッファコンベヤ
45,46との間の物品7の移載を、物品移載台車6で
行うようにしたものである。
【0030】前記物品移載台車6の構成自体は、参考例
及び一実施例のものと同じである。入出荷装置を構成す
る入荷バッファコンベヤ45と出荷バッファコンベヤ4
6が、棚板10の長手方向中央に配設されているので、
ここが物品移載台車6の入荷及び出荷のホームポジショ
ンとなる。図3に示すように、入庫コンベヤ32とリフ
タ30、出庫コンベヤ33とリフタ30を棚板10の両
端部に配設すると、棚板10の出庫側端部近傍に物品7
を入庫する場合や、棚板10の入庫側端部近傍に保管し
てある物品7を出庫する場合に、物品移載台車6の走行
距離が棚板10の全長にほぼ等しく、極めて長い。物品
移載台車6の平均走行距離は、全走行長の約半分である
が、この走行距離を短縮することは困難であるので、入
出庫能力を上げることができない。また、入出庫能力は
リフタ30の能力で決定される。しかし、リフタ30を
高能力にするには、移動速度や載置面積を増大する必要
があり、設備の複雑化及びコストアップを招いてしま
う。
【0031】これに対し、上記他の実施例の構成によれ
ば、入荷バッファコンベヤ45と出荷バッファコンベヤ
46が、棚板10の長手方向中央に配設され、物品移載
台車6のホームポジションが中央にあるので、物品移載
台車6が両端部近傍に移動するに際し走行距離が短く高
能力化が図れる。この場合、物品移載台車6の平均走行
距離は全走行長の約1/4となり、走行時間を短縮する
ことが可能で物品移載台車6の能力を上げることができ
る。また、リフタを用いずにチルトコンベヤ47,49
を傾動させることで、対象となる棚板10を選択するの
で、リフタに比べて構成が簡単であり入出庫能力も大幅
に向上する。更に、出庫要求の多い物品7は中央近傍に
保管し、出庫要求の少ない物品7は中央から離れた所に
保管することにより、入出庫能力を更に向上させること
ができる。このように、棚板10の物品移載台車6の走
行側と反対側に搬送ライン44を装備することで、更
に、入出庫時間の短縮を図ることが可能になる。
【0032】
【発明の効果】載置台及び棚板の一方から他方への物品
の移動は、前記左右一対のフォーク部材によって物品を
挾持させ、更に、これら左右一対のフォーク部材を伸縮
動作させることで行うため、移載対象の物品がカートン
ケース等に梱包されていれば、特定の大きさのバケット
等に移し換える必要がなく、そのまま移載することがで
きて作業効率を向上させることができ、また、移載対象
の物品の大きさが特定の寸法に限定されず、多様な物品
の移載に利用することができる。更に、棚板上での保管
スペースとしては、物品の実際の幅寸法にフォーク部材
を挿入可能にするための間隙を確保するだけでよく、小
型の物品は幅寸法が小さくなる分だけ棚板上での保管ス
ペースを低減させることができるため、棚板上での保管
スペースの浪費をなくして収納効率を向上させることも
できる。
【0033】また、棚板を多階層に設け、各階層毎に上
記の物品移載台車を装備することにより、各階層で同時
に入出庫作業を進めることができ、多量の物品の入出庫
を効率的に処理可能になる。更に、各棚板の長手方向中
央に入出荷装置を設けると共に、棚板の前記物品移載台
車の走行側とは反対側に搬入コンベヤ及び搬出コンベヤ
を各一つずつ前記棚板に並列に設け、更に前記搬入コン
ベヤ及び前記搬出コンベヤと各階層の前記入出荷装置と
の間に架け渡されるように傾動可能なチルトコンベヤを
設けることにより、物品移載台車の走行距離が短くな
り、物品の入出庫効率を更に向上することができる。ま
た、チルトコンベヤの傾動により物品移載対象の棚板を
選択するので、構成が簡単でありながら効率良く物品を
移載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物品移載設備の参考例の要部の斜
視図である。
【図2】本発明の参考例の物品移載設備の平面図であ
る。
【図3】本発明の参考例の物品移載設備の側面図であ
る。
【図4】本発明の参考例における物品移載台車の拡大斜
視図である。
【図5】本発明の参考例の物品移載設備の動作説明図で
ある。
【図6】本発明の参考例の物品移載設備の動作説明図で
ある。
【図7】本発明の参考例の物品移載設備の動作説明図で
ある。
【図8】図7のA−A線に沿う断面図である。
【図9】本発明に係る物品移載設備の実施例の平面図で
ある。
【図10】本発明に係る物品移載設備の実施例の側面図
である。
【図11】本発明に係る物品移載設備の他の実施例の平
面図である。
【図12】本発明に係る物品移載設備の他の実施例の側
面図である。
【図13】本発明に係る物品移載設備の他の実施例の斜
視図である。
【図14】従来の棚構造の説明図である。
【符号の説明】
5,42,43 物品移載設備 6 物品移載台車 7 物品 8 載置台 9 台車部 10 棚板 11 フォーク幅調整機構 12 フォーク伸縮機構 13,14 フォーク部材 15 中間突出部材 16 前端突出部材 17 後端突出部材 19 レール 20 駆動モータ 22 セカンドフォーク 23 トップフォーク 24 ピニオンギヤ 25 ガイドローラ 44 搬送ライン 45 入荷バッファコンベヤ 46 出荷バッファコンベヤ 47 入荷チルトコンベヤ 48 搬入コンベヤ 49 出荷チルトコンベヤ 50 搬出コンベヤ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品(7)の載置台(8)を有して棚板
    (10)に沿って走行可能な台車部(9)と、 前記載置台(8)の両側端部に装備される左右一対の伸
    縮式のフォーク部材(13,14,23)と、 これらの左右一対のフォーク部材(13,14,23)
    相互の離間間隔を調整するフォーク幅調整機構(11)
    と、 前記左右一対のフォーク部材(13,14,23)を前
    記台車部(9)上から棚板(10)上にほぼ水平に伸縮
    させるフォーク伸縮機構(12)とを具備し、 前記左右一対のフォーク部材(13,14,23)によ
    って物品(7)を挾持させ、更に、これら左右一対のフ
    ォーク部材(13,14,23)を伸縮動作させること
    で、前記載置台(8)及び棚板(10)の一方から他方
    へ物品(7)を移動させる物品移載台車を用いて、前記
    物品移載台車の載置台(8)及び棚板(10)の一方か
    ら他方へ物品(7)を移載する物品保管設備であって、 前記棚板(10)が多階層に装備されると共に、各階層
    毎に前記物品移載台車が装備され、 前記各棚板(10)の長手方向中央に入出荷装置(4
    5,46)を設けると共に、前記棚板(10)の前記物
    品移載台車(6)の走行側とは反対側に搬入コンベヤ
    (48)及び搬出コンベヤ(50)を各一つずつ前記棚
    板(10)に並列に設け、更に前記搬入コンベヤ(4
    8)及び前記搬出コンベヤ(50)と各階層の前記入出
    荷装置(45,46)との間に架け渡されるように傾動
    可能なチルトコンベヤ(47,49)を設けたことを特
    徴とする物品保管設備。
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