JPH08113355A - 洗浄篭受け渡し装置 - Google Patents
洗浄篭受け渡し装置Info
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- JPH08113355A JPH08113355A JP24934794A JP24934794A JPH08113355A JP H08113355 A JPH08113355 A JP H08113355A JP 24934794 A JP24934794 A JP 24934794A JP 24934794 A JP24934794 A JP 24934794A JP H08113355 A JPH08113355 A JP H08113355A
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- Japan
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- conveyor
- cleaning basket
- basket
- conveyor means
- cleaning
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- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 洗浄篭受け渡し装置は、洗浄篭を洗浄室の直
前まで移送するための第1のコンベヤ手段と、第1のコ
ンベヤ手段から洗浄篭を受け取って洗浄室内へと移送す
るための第2のコンベヤ手段とを備え、第2のコンベヤ
手段には、第1のコンベヤ手段から送られてくる洗浄篭
の側部に設けられた引掛け部に係合して洗浄篭を洗浄室
内へと移送できるようにする引掛け手段が設けられてい
る。第1のコンベヤ手段と第2のコンベヤ手段との間に
は、第1のコンベヤ手段によって送られてくる洗浄篭に
よって係合されて第1のコンベヤ手段による洗浄篭の移
送を一時的に停止させるように作用するスイッチ手段が
設けられている。 【効果】 連続洗浄の場合にも、洗浄篭のつまり等を生
ずることはなく、したがって、そのようなつまりによる
洗浄篭内に収納された食器類の破損を生ずることもな
く、また、洗浄篭自体の破損を生ずるようなことがな
い。
前まで移送するための第1のコンベヤ手段と、第1のコ
ンベヤ手段から洗浄篭を受け取って洗浄室内へと移送す
るための第2のコンベヤ手段とを備え、第2のコンベヤ
手段には、第1のコンベヤ手段から送られてくる洗浄篭
の側部に設けられた引掛け部に係合して洗浄篭を洗浄室
内へと移送できるようにする引掛け手段が設けられてい
る。第1のコンベヤ手段と第2のコンベヤ手段との間に
は、第1のコンベヤ手段によって送られてくる洗浄篭に
よって係合されて第1のコンベヤ手段による洗浄篭の移
送を一時的に停止させるように作用するスイッチ手段が
設けられている。 【効果】 連続洗浄の場合にも、洗浄篭のつまり等を生
ずることはなく、したがって、そのようなつまりによる
洗浄篭内に収納された食器類の破損を生ずることもな
く、また、洗浄篭自体の破損を生ずるようなことがな
い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器類の洗浄装置に関
し、特に、洗浄すべき食器類を収納した洗浄篭を洗浄室
内へと移送するのに使用する洗浄篭受け渡し装置に関
し、さらに、洗浄篭を洗浄室外へと移送することもでき
るような洗浄篭受け渡し装置に関するものである。
し、特に、洗浄すべき食器類を収納した洗浄篭を洗浄室
内へと移送するのに使用する洗浄篭受け渡し装置に関
し、さらに、洗浄篭を洗浄室外へと移送することもでき
るような洗浄篭受け渡し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、学校給食所、大型食堂等において
は、大量に出てくる使用後の食器類を、作業員の手をほ
とんど煩わすことなく、自動的に洗浄するための自動食
器洗浄装置が開発され使用されてきている。
は、大量に出てくる使用後の食器類を、作業員の手をほ
とんど煩わすことなく、自動的に洗浄するための自動食
器洗浄装置が開発され使用されてきている。
【0003】この種の自動食器洗浄装置においては、食
器類の引掛け部を分散配置したベルトコンベヤ上に作業
員が手で一つ一つ載置していくことにより、洗浄室内へ
と洗浄すべき食器類を移送していき、そこで自動的に洗
浄を行わせるようにした形式のものがあった。しかし、
このような形式の装置では、大量に出てくる食器類を一
つ一つ、移動しているベルトコンベヤの引掛け部へと作
業員が手で載置しなければならず、また、洗浄されて洗
浄室から出てくる食器類を、今度はそのベルトコンベヤ
の引掛け部から一つ一つ外す作業を作業員が行わなけれ
ばならず、このような作業は作業員にとってかなり大変
な労力を要するものであった。そして、このようにして
洗浄された食器類を保管しておくために、また、再び一
つ一つ保管室内へと収納していく作業も必要であり、こ
の作業もまた、作業員へのかなりの負担となっていた。
また、このように移動していくベルトコンベヤの上に一
つ一つ食器類を載置していく形式では、単位時間当たり
に洗浄できる食器類の数にも限界があった。その上、ベ
ルトコンベヤ上にこのように直に食器類を載置する形式
のものでは、洗浄室内において噴射される洗浄水等によ
って食器類がベルトコンベヤから脱落させられてしまう
ような問題を避けるために、押えネット等の特別な手段
を講ずる必要もあった。
器類の引掛け部を分散配置したベルトコンベヤ上に作業
員が手で一つ一つ載置していくことにより、洗浄室内へ
と洗浄すべき食器類を移送していき、そこで自動的に洗
浄を行わせるようにした形式のものがあった。しかし、
このような形式の装置では、大量に出てくる食器類を一
つ一つ、移動しているベルトコンベヤの引掛け部へと作
業員が手で載置しなければならず、また、洗浄されて洗
浄室から出てくる食器類を、今度はそのベルトコンベヤ
の引掛け部から一つ一つ外す作業を作業員が行わなけれ
ばならず、このような作業は作業員にとってかなり大変
な労力を要するものであった。そして、このようにして
洗浄された食器類を保管しておくために、また、再び一
つ一つ保管室内へと収納していく作業も必要であり、こ
の作業もまた、作業員へのかなりの負担となっていた。
また、このように移動していくベルトコンベヤの上に一
つ一つ食器類を載置していく形式では、単位時間当たり
に洗浄できる食器類の数にも限界があった。その上、ベ
ルトコンベヤ上にこのように直に食器類を載置する形式
のものでは、洗浄室内において噴射される洗浄水等によ
って食器類がベルトコンベヤから脱落させられてしまう
ような問題を避けるために、押えネット等の特別な手段
を講ずる必要もあった。
【0004】本発明者等は、先に、このような従来形式
の洗浄装置の問題にかんがみ、洗浄すべき食器類をまと
めて収納しうる洗浄篭を開発し、このような食器類を収
納した洗浄篭を洗浄室へと送り込むことにより、押えネ
ット等の手段を必要とせず、しかも、短時間に大量の食
器類を洗浄できる洗浄装置の開発に成功した。このよう
な洗浄篭を使用する場合には、作業員は、使用により汚
れていて洗浄しなければならない食器類の入った洗浄篭
が載せられたいるワゴン車を洗浄室へのベルトコンベヤ
の近くまで移動させて、そのワゴン車の上から洗浄篭
を、そのベルトコンベヤの上に載せ、洗浄されて洗浄室
から出てくる洗浄篭をベルトコンベヤ上から降ろすだけ
で、一度にまとまった食器類の洗浄作業を終了でき、そ
のまま洗浄篭を保管室へと収納しておくこともできるの
で、その労力は、前述した形式のものに比べて、著しく
軽減される。
の洗浄装置の問題にかんがみ、洗浄すべき食器類をまと
めて収納しうる洗浄篭を開発し、このような食器類を収
納した洗浄篭を洗浄室へと送り込むことにより、押えネ
ット等の手段を必要とせず、しかも、短時間に大量の食
器類を洗浄できる洗浄装置の開発に成功した。このよう
な洗浄篭を使用する場合には、作業員は、使用により汚
れていて洗浄しなければならない食器類の入った洗浄篭
が載せられたいるワゴン車を洗浄室へのベルトコンベヤ
の近くまで移動させて、そのワゴン車の上から洗浄篭
を、そのベルトコンベヤの上に載せ、洗浄されて洗浄室
から出てくる洗浄篭をベルトコンベヤ上から降ろすだけ
で、一度にまとまった食器類の洗浄作業を終了でき、そ
のまま洗浄篭を保管室へと収納しておくこともできるの
で、その労力は、前述した形式のものに比べて、著しく
軽減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように洗浄篭の使
用は、作業員の労力を軽減し、単位時間当りに洗浄でき
る食器類の数を著しく増大させることができるのである
が、特に、連続洗浄の場合等には、食器類を収納した洗
浄篭を洗浄室内を通して移送させていく手段に工夫をこ
らす必要がある。何故ならば、清浄室内への送り込みコ
ンベヤ上に、洗浄すべき食器類を収納した洗浄篭をどん
どん積み込む場合には、洗浄室内を通していく洗浄ライ
ンにおいて洗浄篭がつまってしまい、洗浄篭の破損や収
納された食器類の破損が生じてしまう。
用は、作業員の労力を軽減し、単位時間当りに洗浄でき
る食器類の数を著しく増大させることができるのである
が、特に、連続洗浄の場合等には、食器類を収納した洗
浄篭を洗浄室内を通して移送させていく手段に工夫をこ
らす必要がある。何故ならば、清浄室内への送り込みコ
ンベヤ上に、洗浄すべき食器類を収納した洗浄篭をどん
どん積み込む場合には、洗浄室内を通していく洗浄ライ
ンにおいて洗浄篭がつまってしまい、洗浄篭の破損や収
納された食器類の破損が生じてしまう。
【0006】そこで、清浄室内への送り込みコンベヤ上
に洗浄篭を次々と載置していっても、洗浄室内を通して
の洗浄ラインにおいては、洗浄に最適な速度でスムース
に洗浄篭が移送されていくような手段を講ずる必要があ
る。また、洗浄室内へ送り込まれた洗浄篭を作業員の手
を煩わせることなく自動的に洗浄室外へと移送できるな
らば非常に便利であり、作業員の労力を軽減する上で好
都合である。
に洗浄篭を次々と載置していっても、洗浄室内を通して
の洗浄ラインにおいては、洗浄に最適な速度でスムース
に洗浄篭が移送されていくような手段を講ずる必要があ
る。また、洗浄室内へ送り込まれた洗浄篭を作業員の手
を煩わせることなく自動的に洗浄室外へと移送できるな
らば非常に便利であり、作業員の労力を軽減する上で好
都合である。
【0007】本発明の目的は、このような必要に応えう
るような、洗浄すべき食器類を収納した洗浄篭を洗浄室
内へと移送し、また、洗浄室外へと移送するのに使用す
る洗浄篭受け渡し装置を提供することである。
るような、洗浄すべき食器類を収納した洗浄篭を洗浄室
内へと移送し、また、洗浄室外へと移送するのに使用す
る洗浄篭受け渡し装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による洗浄篭受け
渡し装置は、洗浄すべき食器類を収納した洗浄篭を洗浄
室の直前まで移送するための第1のコンベヤ手段と、該
第1のコンベヤ手段から洗浄篭を受け取って洗浄室内へ
と移送するための第2のコンベヤ手段とを備えており、
該第2のコンベヤ手段には、前記第1のコンベヤ手段か
ら送られてくる洗浄篭の側部に設けられた引掛け部に係
合して該洗浄篭を洗浄室内へと移送できるようにする引
掛け手段が設けられており、前記第1のコンベヤ手段と
前記第2のコンベヤ手段との間には、その第1のコンベ
ヤ手段によって送られてくる洗浄篭によって係合されて
その第1のコンベヤ手段による洗浄篭の移送を一時的に
停止させるように作用するスイッチ手段が設けられてお
り、該スイッチ手段と前記第2のコンベヤ手段における
前記引掛け手段との配置関係は、前記第1のコンベヤ手
段による洗浄篭の移送が一時的に停止させられる時と、
前記引掛け手段が前記洗浄篭の前記引掛け部に係合し始
める時とが、ほぼ一致するようなものとされていること
を特徴とする。
渡し装置は、洗浄すべき食器類を収納した洗浄篭を洗浄
室の直前まで移送するための第1のコンベヤ手段と、該
第1のコンベヤ手段から洗浄篭を受け取って洗浄室内へ
と移送するための第2のコンベヤ手段とを備えており、
該第2のコンベヤ手段には、前記第1のコンベヤ手段か
ら送られてくる洗浄篭の側部に設けられた引掛け部に係
合して該洗浄篭を洗浄室内へと移送できるようにする引
掛け手段が設けられており、前記第1のコンベヤ手段と
前記第2のコンベヤ手段との間には、その第1のコンベ
ヤ手段によって送られてくる洗浄篭によって係合されて
その第1のコンベヤ手段による洗浄篭の移送を一時的に
停止させるように作用するスイッチ手段が設けられてお
り、該スイッチ手段と前記第2のコンベヤ手段における
前記引掛け手段との配置関係は、前記第1のコンベヤ手
段による洗浄篭の移送が一時的に停止させられる時と、
前記引掛け手段が前記洗浄篭の前記引掛け部に係合し始
める時とが、ほぼ一致するようなものとされていること
を特徴とする。
【0009】本発明による洗浄篭受け渡し装置は、さら
に、前記第2のコンベヤ手段に対して、前記第1のコン
ベヤ手段とは反対の側に設けられ、該第2のコンベヤ手
段によって移送されてくる洗浄篭を受け取って洗浄室外
へと移送するための第3のコンベヤ手段を備えることも
でき、この場合において、該第3のコンベヤ手段の移送
速度および配置レベルは、前記第2のコンベヤ手段の移
送速度および配置レベルに対して、該第3のコンベヤ手
段が該第2のコンベヤ手段から洗浄篭を受け取るとき
に、該第2のコンベヤ手段の引掛け手段がその洗浄篭の
引掛け部から自動的に外されるように、それぞれ選定さ
れている。
に、前記第2のコンベヤ手段に対して、前記第1のコン
ベヤ手段とは反対の側に設けられ、該第2のコンベヤ手
段によって移送されてくる洗浄篭を受け取って洗浄室外
へと移送するための第3のコンベヤ手段を備えることも
でき、この場合において、該第3のコンベヤ手段の移送
速度および配置レベルは、前記第2のコンベヤ手段の移
送速度および配置レベルに対して、該第3のコンベヤ手
段が該第2のコンベヤ手段から洗浄篭を受け取るとき
に、該第2のコンベヤ手段の引掛け手段がその洗浄篭の
引掛け部から自動的に外されるように、それぞれ選定さ
れている。
【0010】本発明の好ましい実施態様によれば、前記
第1のコンベヤ手段の移送速度と前記第2のコンベヤ手
段の移送速度とは、互いに異ならされており、第1のコ
ンベヤ手段は、前記洗浄篭を載置して移送するエンドレ
ス状フラットコンベヤを備えており、前記第2のコンベ
ヤ手段は、前記洗浄篭の両側部を間に挟む程度に離間さ
れた1対のエンドレス状チェーンコンベヤを備えてお
り、該各エンドレス状チェーンコンベヤには、前記引掛
け手段としての引掛け爪が適当な間隔を置いて設けられ
ている。また、第2のコンベヤ手段の移送速度は、洗浄
に適したものとされており、第1のコンベヤ手段の移送
速度は、第2のコンベヤ手段の移送速度よりも速いもの
とされる。
第1のコンベヤ手段の移送速度と前記第2のコンベヤ手
段の移送速度とは、互いに異ならされており、第1のコ
ンベヤ手段は、前記洗浄篭を載置して移送するエンドレ
ス状フラットコンベヤを備えており、前記第2のコンベ
ヤ手段は、前記洗浄篭の両側部を間に挟む程度に離間さ
れた1対のエンドレス状チェーンコンベヤを備えてお
り、該各エンドレス状チェーンコンベヤには、前記引掛
け手段としての引掛け爪が適当な間隔を置いて設けられ
ている。また、第2のコンベヤ手段の移送速度は、洗浄
に適したものとされており、第1のコンベヤ手段の移送
速度は、第2のコンベヤ手段の移送速度よりも速いもの
とされる。
【0011】本発明の別の実施態様によれば、前記エン
ドレス状チェーンコンベヤには、前記各引掛け爪の両側
に、洗浄篭の引掛け部を乗せる篭保持安定板が設けられ
ている。
ドレス状チェーンコンベヤには、前記各引掛け爪の両側
に、洗浄篭の引掛け部を乗せる篭保持安定板が設けられ
ている。
【0012】本発明のさらに別の実施態様によれば、前
記洗浄篭の引掛け部は、篭把手部である。
記洗浄篭の引掛け部は、篭把手部である。
【0013】
【実施例】次に、添付図面に基づいて、本発明の実施例
について、本発明をより詳細に説明する。
について、本発明をより詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例としての洗浄篭
受け渡し装置の全体の構成を示す概略斜視図である。図
1に略示されているように、この実施例の洗浄篭受け渡
し装置は、洗浄すべき食器類を収納した洗浄篭1を洗浄
室の直前まで移送するための第1のコンベヤ手段10
は、エンドレス状フラットコンベヤ12を備えている。
このフラットコンベヤ12は、電気モータのような適当
な駆動手段(図示していない)によって回転駆動させら
れる駆動プーリ11に掛けられていて、洗浄室(図示し
ていない)の方へと洗浄篭1を載置して適当な送り込み
速度にて移動させられるようになっている。また、フラ
ットコンベヤ12の両側部には、その上に載置されて移
送されていく洗浄篭1が落下したりしないように案内す
るためのガイド壁13が設けられている。図1において
は、一方のガイド壁13は省略されている。
受け渡し装置の全体の構成を示す概略斜視図である。図
1に略示されているように、この実施例の洗浄篭受け渡
し装置は、洗浄すべき食器類を収納した洗浄篭1を洗浄
室の直前まで移送するための第1のコンベヤ手段10
は、エンドレス状フラットコンベヤ12を備えている。
このフラットコンベヤ12は、電気モータのような適当
な駆動手段(図示していない)によって回転駆動させら
れる駆動プーリ11に掛けられていて、洗浄室(図示し
ていない)の方へと洗浄篭1を載置して適当な送り込み
速度にて移動させられるようになっている。また、フラ
ットコンベヤ12の両側部には、その上に載置されて移
送されていく洗浄篭1が落下したりしないように案内す
るためのガイド壁13が設けられている。図1において
は、一方のガイド壁13は省略されている。
【0015】この洗浄篭受け渡し装置は、さらに、第1
のコンベヤ手段10のフラットコンベヤ12から洗浄篭
を受け取って洗浄室内へと移送するための第2のコンベ
ヤ手段20を備えており、この第2のコンベヤ手段20
は、1対のエンドレス状チェーンコンベヤ22を備えて
いる。このチェーンコンベヤ22は、電気モータのよう
な適当な駆動手段(図示していない)によって回転駆動
させられるラチェットホイール21に掛けられていて、
洗浄室(図示していない)内を通して、洗浄篭1を引掛
け保持して、洗浄に適した速度にて移動させられるよう
になっている。
のコンベヤ手段10のフラットコンベヤ12から洗浄篭
を受け取って洗浄室内へと移送するための第2のコンベ
ヤ手段20を備えており、この第2のコンベヤ手段20
は、1対のエンドレス状チェーンコンベヤ22を備えて
いる。このチェーンコンベヤ22は、電気モータのよう
な適当な駆動手段(図示していない)によって回転駆動
させられるラチェットホイール21に掛けられていて、
洗浄室(図示していない)内を通して、洗浄篭1を引掛
け保持して、洗浄に適した速度にて移動させられるよう
になっている。
【0016】これらチェーンコンベヤ22には、フラッ
トコンベヤ12から送られてくる洗浄篭1の側部に設け
られた引掛け部3に係合してこの洗浄篭1を洗浄室内へ
と移送できるようにする引掛け手段としての引掛け爪2
3が適当間隔を置いて設けられている。また、これら引
掛け爪23の両側に、洗浄篭1の引掛け部3を乗せる篭
保持安定板24が設けられている。
トコンベヤ12から送られてくる洗浄篭1の側部に設け
られた引掛け部3に係合してこの洗浄篭1を洗浄室内へ
と移送できるようにする引掛け手段としての引掛け爪2
3が適当間隔を置いて設けられている。また、これら引
掛け爪23の両側に、洗浄篭1の引掛け部3を乗せる篭
保持安定板24が設けられている。
【0017】第1のコンベヤ手段10のフラットコンベ
ヤ12と第2のコンベヤ手段20のチェーンコンベヤ2
2との間には、そのフラットコンベヤ12によって送ら
れてくる洗浄篭1によって係合されてそのフラットコン
ベヤ12による洗浄篭1の移送を一時的に停止させるよ
うに作用するスイッチ手段30が設けられている。この
実施例では、このスイッチ手段30は、フラットコンベ
ヤ12から送られてくる洗浄篭1の前端底部を受けて一
時的に支える支えローラ31と、この支えローラ31を
下部から支える弾性バネ部材32と、支えローラ31と
弾性バネ部材32との間に挟持されるようにして設けら
れた洗浄篭検知バー33と、固定接触ローラ34とを備
えている。弾性バネ部材32は、洗浄篭1の受け渡しを
できるだけスムースに行えるようにするために、洗浄篭
1の若干の上下移動が自由に行えるようにする作用とと
もに、洗浄篭検知バー33が支えローラ31の回りで弾
性的に回動移動しうるようにする作用を果たすものであ
る。
ヤ12と第2のコンベヤ手段20のチェーンコンベヤ2
2との間には、そのフラットコンベヤ12によって送ら
れてくる洗浄篭1によって係合されてそのフラットコン
ベヤ12による洗浄篭1の移送を一時的に停止させるよ
うに作用するスイッチ手段30が設けられている。この
実施例では、このスイッチ手段30は、フラットコンベ
ヤ12から送られてくる洗浄篭1の前端底部を受けて一
時的に支える支えローラ31と、この支えローラ31を
下部から支える弾性バネ部材32と、支えローラ31と
弾性バネ部材32との間に挟持されるようにして設けら
れた洗浄篭検知バー33と、固定接触ローラ34とを備
えている。弾性バネ部材32は、洗浄篭1の受け渡しを
できるだけスムースに行えるようにするために、洗浄篭
1の若干の上下移動が自由に行えるようにする作用とと
もに、洗浄篭検知バー33が支えローラ31の回りで弾
性的に回動移動しうるようにする作用を果たすものであ
る。
【0018】この実施例の洗浄篭受け渡し装置の全体構
成は、前述したようなものであるが、以下に、本装置の
動作について理解するに必要なそれら各部の詳細構成に
ついて、図2から図5を特に参照して、説明する。
成は、前述したようなものであるが、以下に、本装置の
動作について理解するに必要なそれら各部の詳細構成に
ついて、図2から図5を特に参照して、説明する。
【0019】先ず、図2は、チェーンコンベヤ22の部
分を示す平面図であり、図3は、その側面図であり、図
4は、その正面図である。これら図2から図4によく示
されているように、チェーンコンベヤ22の各チェーン
軸の外側端には、回転ローラ22Aが設けられており、
これら回転ローラ22Aは、このチェーンコンベヤ22
の移動方向にそって延長するようにして配設された直線
状の支えガイドチャンネル25(図1には示されていな
い)内に配置されている。このような構成により、チェ
ーンコンベヤ22は、ラチェットホイール21によって
駆動されるとき、回転ローラ22Aが支えガイドチャン
ネル25に沿って転がることにより、水平に支持された
状態にてスムースに、洗浄室を通して移送されうる。
分を示す平面図であり、図3は、その側面図であり、図
4は、その正面図である。これら図2から図4によく示
されているように、チェーンコンベヤ22の各チェーン
軸の外側端には、回転ローラ22Aが設けられており、
これら回転ローラ22Aは、このチェーンコンベヤ22
の移動方向にそって延長するようにして配設された直線
状の支えガイドチャンネル25(図1には示されていな
い)内に配置されている。このような構成により、チェ
ーンコンベヤ22は、ラチェットホイール21によって
駆動されるとき、回転ローラ22Aが支えガイドチャン
ネル25に沿って転がることにより、水平に支持された
状態にてスムースに、洗浄室を通して移送されうる。
【0020】また、チェーンコンベヤ22には、引掛け
爪23と、その両側に篭保持安定板24とが設けられて
おり、1対のチェーンコンベヤ22の間隔は、対応する
引掛け爪23の離間距離が、洗浄篭1の両側に設けられ
た引掛け部3の離間距離に等しくなるような寸法に設定
されている。また、引掛け爪23の諸寸法は、洗浄篭1
の引掛け部3に形成された引掛け開口4内へとスムース
に挿入されうるようなものとされている。さらにまた、
各引掛け爪23の両側に設けられた篭保持安定板24の
離間距離は、後述するように、洗浄篭1の引掛け部3の
引掛け開口4に各引掛け爪23が挿入された状態におい
て、それら篭保持安定板24がその引掛け部3の両端部
を下から安定に支えて保持しうるようなものとされてい
る。
爪23と、その両側に篭保持安定板24とが設けられて
おり、1対のチェーンコンベヤ22の間隔は、対応する
引掛け爪23の離間距離が、洗浄篭1の両側に設けられ
た引掛け部3の離間距離に等しくなるような寸法に設定
されている。また、引掛け爪23の諸寸法は、洗浄篭1
の引掛け部3に形成された引掛け開口4内へとスムース
に挿入されうるようなものとされている。さらにまた、
各引掛け爪23の両側に設けられた篭保持安定板24の
離間距離は、後述するように、洗浄篭1の引掛け部3の
引掛け開口4に各引掛け爪23が挿入された状態におい
て、それら篭保持安定板24がその引掛け部3の両端部
を下から安定に支えて保持しうるようなものとされてい
る。
【0021】次に、図5は、この実施例において使用す
る洗浄篭1の詳細構造を斜視図にて示している。この洗
浄篭1は、線状材を組み付けて形成した篭枠体2を備え
ており、篭枠体2の両側上部には、作業員が手でつかん
で、この洗浄篭1を持ち運べるようにするための篭把手
部3が設けられている。この実施例では、この篭把手部
を引掛け部3として利用しており、篭把手部3には、開
口部4が形成されており、この実施例では、この開口部
を引掛け開口4として利用するものである。篭枠体2の
底面部には、洗浄すべき食器類40を収納保持するため
の食器保持枠5が設けられており、篭枠体2の上面に
は、両開きするような押え蓋6が設けられている。図5
には、片側の押え蓋6のみを示しており、反対側の押え
蓋については省略されている。この押え蓋6は、そこに
収納された食器類40が洗浄室内にて受ける洗浄噴射水
等の力を受けて篭から飛び出すようなことがないように
作用するものである。
る洗浄篭1の詳細構造を斜視図にて示している。この洗
浄篭1は、線状材を組み付けて形成した篭枠体2を備え
ており、篭枠体2の両側上部には、作業員が手でつかん
で、この洗浄篭1を持ち運べるようにするための篭把手
部3が設けられている。この実施例では、この篭把手部
を引掛け部3として利用しており、篭把手部3には、開
口部4が形成されており、この実施例では、この開口部
を引掛け開口4として利用するものである。篭枠体2の
底面部には、洗浄すべき食器類40を収納保持するため
の食器保持枠5が設けられており、篭枠体2の上面に
は、両開きするような押え蓋6が設けられている。図5
には、片側の押え蓋6のみを示しており、反対側の押え
蓋については省略されている。この押え蓋6は、そこに
収納された食器類40が洗浄室内にて受ける洗浄噴射水
等の力を受けて篭から飛び出すようなことがないように
作用するものである。
【0022】次に、前述したような構成を有する洗浄篭
受け渡し装置の全体動作について、図6から図9を特に
参照して説明する。
受け渡し装置の全体動作について、図6から図9を特に
参照して説明する。
【0023】図6は、洗浄すべき食器類を収納した洗浄
篭1がフラットコンベヤ12に乗せられて洗浄室の直前
まで移送されてきたところを示す概略側面図である。こ
の状態においては、支えローラ31と弾性バネ部材32
との間に挟持された洗浄篭検知バー33の可動接触部3
3Bは、固定接触ローラ34から離れた位置に保持され
ている。このように可動接触部33Bが固定接触ローラ
34に接触していない状態では、フラットコンベヤ12
の駆動プーリ11を駆動する電気モータの如き駆動手段
は、付勢され続けているので、フラットコンベヤ12が
移送され続けるので、その上の洗浄篭1はさらに洗浄室
に近づく方向に送られる。
篭1がフラットコンベヤ12に乗せられて洗浄室の直前
まで移送されてきたところを示す概略側面図である。こ
の状態においては、支えローラ31と弾性バネ部材32
との間に挟持された洗浄篭検知バー33の可動接触部3
3Bは、固定接触ローラ34から離れた位置に保持され
ている。このように可動接触部33Bが固定接触ローラ
34に接触していない状態では、フラットコンベヤ12
の駆動プーリ11を駆動する電気モータの如き駆動手段
は、付勢され続けているので、フラットコンベヤ12が
移送され続けるので、その上の洗浄篭1はさらに洗浄室
に近づく方向に送られる。
【0024】すると、図7に略示するように、洗浄篭1
の前端部が支えローラ31の上に弾性的に受け取られる
と同時に、洗浄篭検知バー33の篭係合作動部33Aが
洗浄篭1の前端部によって係合されて、その洗浄篭1の
さらに洗浄室へ近づく方向への移動につれて、弾性バネ
部32の弾性偏移力に抗して、支えローラ31の回りに
回動させられる。一方、チェーンコンベヤ22も、電気
モータの如き駆動手段によって回転駆動させられるラチ
ェットホイール21の回転により、洗浄室を通して移送
させられている。そして、そのチェーンコンベヤ22に
設けられた対応する引掛け爪23が、フラットコンベヤ
12によって移送されてくる洗浄篭1の引掛け部3の引
掛け開口4内へ下方から挿入される直前の位置に来てい
る。図7は、この状態を示している。
の前端部が支えローラ31の上に弾性的に受け取られる
と同時に、洗浄篭検知バー33の篭係合作動部33Aが
洗浄篭1の前端部によって係合されて、その洗浄篭1の
さらに洗浄室へ近づく方向への移動につれて、弾性バネ
部32の弾性偏移力に抗して、支えローラ31の回りに
回動させられる。一方、チェーンコンベヤ22も、電気
モータの如き駆動手段によって回転駆動させられるラチ
ェットホイール21の回転により、洗浄室を通して移送
させられている。そして、そのチェーンコンベヤ22に
設けられた対応する引掛け爪23が、フラットコンベヤ
12によって移送されてくる洗浄篭1の引掛け部3の引
掛け開口4内へ下方から挿入される直前の位置に来てい
る。図7は、この状態を示している。
【0025】図7の状態からさらにフラットコンベヤ1
2が移送されると、洗浄篭1の前端部によって洗浄篭検
知バー33がさらに支えローラ31の回りに弾性偏移さ
せられて、その可動接触部33Bが固定接触ローラ34
の下面に接触させられるようになる。このように可動接
触部33Bが固定接触ローラ34に接触すると、フラッ
トコンベヤ12を駆動する駆動プーリ11を回転駆動す
る電気モータの如き駆動手段の付勢が一時的に停止され
るようになっている。したがって、フラットコンベヤ1
2の移送は停止され、洗浄篭1の洗浄室への方向の移送
も停止される。これと同時に、ラチェットホイール21
によって移送されているチェーンコンベヤ22の対応す
る引掛け爪23がその洗浄篭1の対応する引掛け部3の
引掛け開口4内へ挿入される。このように引掛け爪23
が引掛け部3の引掛け開口4内に挿入された状態にて、
さらにチェーンコンベヤ22が移送されるので、その引
掛け爪23が引掛け部3に引っ掛かった状態にて、その
洗浄篭1は、フラットコンベヤ12のレベルから上方へ
と持ち上げられ、チェーンコンベヤ22によって、洗浄
室の方へと運ばれるようになる。この間は、まだ、洗浄
篭検知バー33の篭係合作動部33Aが洗浄篭1の前端
部によって係合されていて、その可動接触部33Bが固
定接触ローラ34に接触させられており、フラットコン
ベヤ12の移送は停止されているので、次の洗浄篭が続
いて送られてくるようなことはない。
2が移送されると、洗浄篭1の前端部によって洗浄篭検
知バー33がさらに支えローラ31の回りに弾性偏移さ
せられて、その可動接触部33Bが固定接触ローラ34
の下面に接触させられるようになる。このように可動接
触部33Bが固定接触ローラ34に接触すると、フラッ
トコンベヤ12を駆動する駆動プーリ11を回転駆動す
る電気モータの如き駆動手段の付勢が一時的に停止され
るようになっている。したがって、フラットコンベヤ1
2の移送は停止され、洗浄篭1の洗浄室への方向の移送
も停止される。これと同時に、ラチェットホイール21
によって移送されているチェーンコンベヤ22の対応す
る引掛け爪23がその洗浄篭1の対応する引掛け部3の
引掛け開口4内へ挿入される。このように引掛け爪23
が引掛け部3の引掛け開口4内に挿入された状態にて、
さらにチェーンコンベヤ22が移送されるので、その引
掛け爪23が引掛け部3に引っ掛かった状態にて、その
洗浄篭1は、フラットコンベヤ12のレベルから上方へ
と持ち上げられ、チェーンコンベヤ22によって、洗浄
室の方へと運ばれるようになる。この間は、まだ、洗浄
篭検知バー33の篭係合作動部33Aが洗浄篭1の前端
部によって係合されていて、その可動接触部33Bが固
定接触ローラ34に接触させられており、フラットコン
ベヤ12の移送は停止されているので、次の洗浄篭が続
いて送られてくるようなことはない。
【0026】このようにして、両側の引掛け部3に各対
応する引掛け爪23が引っ掛けられた状態で、洗浄篭1
は、さらにチェーンコンベヤ22によって、洗浄室内へ
と且つフラットコンベヤ12上の載置レベルより若干高
いレベルへと移送されていく。そして、洗浄篭1の前端
部が、洗浄篭検知バー33の篭係合作動部33Aから離
れると、洗浄篭検知バー33は、弾性バネ部材32の弾
性復帰力により、元の位置へ回動復帰して、可動接触部
33Bが固定接触ローラ34から離される。図8は、こ
のような洗浄篭受け渡しの途中の状態を示している。こ
の状態では、洗浄篭1は、チェーンコンベヤ22の引掛
け爪23によって、フラットコンベヤ12のレベルから
引き上げられていて、フラットコンベヤ12上の次の洗
浄篭がその位置へ送り込まれてきても邪魔とならないよ
うな位置にまで移送させられている。可動接触部33B
が固定接触ローラ34から離れると、再び、駆動プーリ
11の電気モータ等の駆動手段による回転駆動が開始さ
れ、フラットコンベヤ12による次の洗浄篭1の洗浄室
の方への移送が行われる。
応する引掛け爪23が引っ掛けられた状態で、洗浄篭1
は、さらにチェーンコンベヤ22によって、洗浄室内へ
と且つフラットコンベヤ12上の載置レベルより若干高
いレベルへと移送されていく。そして、洗浄篭1の前端
部が、洗浄篭検知バー33の篭係合作動部33Aから離
れると、洗浄篭検知バー33は、弾性バネ部材32の弾
性復帰力により、元の位置へ回動復帰して、可動接触部
33Bが固定接触ローラ34から離される。図8は、こ
のような洗浄篭受け渡しの途中の状態を示している。こ
の状態では、洗浄篭1は、チェーンコンベヤ22の引掛
け爪23によって、フラットコンベヤ12のレベルから
引き上げられていて、フラットコンベヤ12上の次の洗
浄篭がその位置へ送り込まれてきても邪魔とならないよ
うな位置にまで移送させられている。可動接触部33B
が固定接触ローラ34から離れると、再び、駆動プーリ
11の電気モータ等の駆動手段による回転駆動が開始さ
れ、フラットコンベヤ12による次の洗浄篭1の洗浄室
の方への移送が行われる。
【0027】一方、チェーンコンベヤ22の引掛け爪2
3によって吊り上げられた洗浄篭1は、チェーンコンベ
ヤ22のさらに続く回転移動につれて、図8の若干傾け
られた状態から、図9に示すような水平状態へと移行さ
せられる。このような移行は、チェーンコンベヤ22の
回転移送と、食器類を収納した洗浄篭1の自重との相互
作用によってスムースに行われるようになっている。図
9に示すように洗浄篭1が水平状態とされたときには、
洗浄篭1の両側の引掛け部3の両端は、その引掛け爪2
3の両側に設けられた篭保持安定板24によって下から
安定に支え保持されるようになる。そして、このように
引掛け部3の引掛け開口4内に引掛け爪23が挿入され
且つ引掛け部3の両端が篭保持安定板24によって支え
られた状態で、洗浄篭1は、チェーンコンベヤ22によ
って、洗浄室を通して移送されていき、そこで洗浄作用
を受けて、収納した食器類の洗浄がなされ、洗浄室から
送り出されていくのである。
3によって吊り上げられた洗浄篭1は、チェーンコンベ
ヤ22のさらに続く回転移動につれて、図8の若干傾け
られた状態から、図9に示すような水平状態へと移行さ
せられる。このような移行は、チェーンコンベヤ22の
回転移送と、食器類を収納した洗浄篭1の自重との相互
作用によってスムースに行われるようになっている。図
9に示すように洗浄篭1が水平状態とされたときには、
洗浄篭1の両側の引掛け部3の両端は、その引掛け爪2
3の両側に設けられた篭保持安定板24によって下から
安定に支え保持されるようになる。そして、このように
引掛け部3の引掛け開口4内に引掛け爪23が挿入され
且つ引掛け部3の両端が篭保持安定板24によって支え
られた状態で、洗浄篭1は、チェーンコンベヤ22によ
って、洗浄室を通して移送されていき、そこで洗浄作用
を受けて、収納した食器類の洗浄がなされ、洗浄室から
送り出されていくのである。
【0028】同様にして、フラットコンベヤ12におい
て次に送られてくる洗浄篭1もチェーンコンベヤ22へ
と受け渡され、この受け渡し動作の間は、フラットコン
ベヤ12の移送は一時的に停止させられているのであ
る。したがって、スイッチ手段30とチェーンコンベヤ
22における引掛け爪23との配置関係を、フラットコ
ンベヤ12による洗浄篭1の移送が一時的に停止させら
れる時と、引掛け爪23が洗浄篭1の引掛け部3に係合
し始める時とが、ほぼ一致するように、設計しておけば
よく、フラットコンベヤ12の移送速度とチェーンコン
ベヤ22の移送速度とを比較的自由に選定することがで
きる。
て次に送られてくる洗浄篭1もチェーンコンベヤ22へ
と受け渡され、この受け渡し動作の間は、フラットコン
ベヤ12の移送は一時的に停止させられているのであ
る。したがって、スイッチ手段30とチェーンコンベヤ
22における引掛け爪23との配置関係を、フラットコ
ンベヤ12による洗浄篭1の移送が一時的に停止させら
れる時と、引掛け爪23が洗浄篭1の引掛け部3に係合
し始める時とが、ほぼ一致するように、設計しておけば
よく、フラットコンベヤ12の移送速度とチェーンコン
ベヤ22の移送速度とを比較的自由に選定することがで
きる。
【0029】例えば、洗浄室を通して洗浄篭を移送する
ための第2のコンベヤ手段としてのチェーンコンベヤの
移送速度は、洗浄に適した比較的にゆっくりとした速度
に選定しておき、一方、洗浄篭を洗浄室の方へと送り込
むための第1のコンベヤ手段としてのフラットコンベヤ
の移送速度は、洗浄すべき食器類を収納し終わった洗浄
篭をどんどんと洗浄室の方へと移送させてしまうように
比較的に速い速度に選定しておくことができる。
ための第2のコンベヤ手段としてのチェーンコンベヤの
移送速度は、洗浄に適した比較的にゆっくりとした速度
に選定しておき、一方、洗浄篭を洗浄室の方へと送り込
むための第1のコンベヤ手段としてのフラットコンベヤ
の移送速度は、洗浄すべき食器類を収納し終わった洗浄
篭をどんどんと洗浄室の方へと移送させてしまうように
比較的に速い速度に選定しておくことができる。
【0030】前述の実施例の洗浄篭受け渡し装置におい
ては、洗浄室を通して第2のコンベヤ手段20によって
移送され洗浄のすんだ洗浄篭1は、作業員がその洗浄篭
1の引掛け部3の引掛け開口4から引掛け爪23を外す
ようにして、一つ一つ洗浄室外へと運ぶようにしてもよ
い。しかし、本発明によれば、これを作業員の手を煩わ
すことなく、第2のコンベヤ手段20から洗浄篭を自動
的に外して洗浄室外へと移送することができるような装
置構成とすることも容易にできる。以下、このような装
置構成の一実施例について、図10および図11を特に
参照して説明する。
ては、洗浄室を通して第2のコンベヤ手段20によって
移送され洗浄のすんだ洗浄篭1は、作業員がその洗浄篭
1の引掛け部3の引掛け開口4から引掛け爪23を外す
ようにして、一つ一つ洗浄室外へと運ぶようにしてもよ
い。しかし、本発明によれば、これを作業員の手を煩わ
すことなく、第2のコンベヤ手段20から洗浄篭を自動
的に外して洗浄室外へと移送することができるような装
置構成とすることも容易にできる。以下、このような装
置構成の一実施例について、図10および図11を特に
参照して説明する。
【0031】図10および図11は、前述したような第
2のコンベヤ手段20から洗浄篭1を受け取って、洗浄
室外へと自動的に移送できるようにするために設けた第
3のコンベヤ手段50と第2のコンベヤ手段20との配
置関係およびその動作状態を示す概略図である。図10
は、第2のコンベヤ手段20によって移送されてきた洗
浄篭1が、その第2のコンベヤ手段20の反転部におい
てその自重により第3のコンベヤ手段50の上へと傾斜
し始めた状態を示している。
2のコンベヤ手段20から洗浄篭1を受け取って、洗浄
室外へと自動的に移送できるようにするために設けた第
3のコンベヤ手段50と第2のコンベヤ手段20との配
置関係およびその動作状態を示す概略図である。図10
は、第2のコンベヤ手段20によって移送されてきた洗
浄篭1が、その第2のコンベヤ手段20の反転部におい
てその自重により第3のコンベヤ手段50の上へと傾斜
し始めた状態を示している。
【0032】第3のコンベヤ手段50は、第2のコンベ
ヤ手段20に対して、第1のコンベヤ手段10とは反対
の側に設けられている。この実施例においては、この第
3のコンベヤ手段50は、第1のコンベヤ手段10と同
様に、エンドレス状フラットコンベヤ52を備えてい
る。このフラットコンベヤ52は、電気モータのような
適当な駆動手段(図示していない)によって回転駆動さ
せられる駆動プーリ51に掛けられていて、洗浄室(図
示していない)から外の方へと洗浄篭1を載置して適当
な移送速度にて移動させられるようになっている。
ヤ手段20に対して、第1のコンベヤ手段10とは反対
の側に設けられている。この実施例においては、この第
3のコンベヤ手段50は、第1のコンベヤ手段10と同
様に、エンドレス状フラットコンベヤ52を備えてい
る。このフラットコンベヤ52は、電気モータのような
適当な駆動手段(図示していない)によって回転駆動さ
せられる駆動プーリ51に掛けられていて、洗浄室(図
示していない)から外の方へと洗浄篭1を載置して適当
な移送速度にて移動させられるようになっている。
【0033】第2のコンベヤ手段20の引掛け爪23が
引掛け開口4に挿入され且つ引掛け部3の両端が篭保持
安定板24によって支えられた状態で、チェーンコンベ
ヤ22によって洗浄室を通して移送されてきた洗浄篭1
は、第2のコンベヤ手段20の反転部において、先ず前
側の篭保持安定板24による引掛け部3の支えが外れ出
すことにより、引掛け爪23を中心として、第3のコン
ベヤ手段50のフラットコンベヤ52の上の方へと傾斜
し始める。図10は、この状態を示している。
引掛け開口4に挿入され且つ引掛け部3の両端が篭保持
安定板24によって支えられた状態で、チェーンコンベ
ヤ22によって洗浄室を通して移送されてきた洗浄篭1
は、第2のコンベヤ手段20の反転部において、先ず前
側の篭保持安定板24による引掛け部3の支えが外れ出
すことにより、引掛け爪23を中心として、第3のコン
ベヤ手段50のフラットコンベヤ52の上の方へと傾斜
し始める。図10は、この状態を示している。
【0034】図10に示した状態から更に第2のコンベ
ヤ手段20のチェーンコンベヤ22が回転されるにつれ
て、洗浄篭1の前側の下縁が第3のコンベヤ手段50の
フラットコンベヤ52の上面に接触するようになる。そ
して、洗浄篭1のこの前側の下縁がフラットコンベヤ5
2の上面との摩擦接触により、洗浄室の外の方へと引っ
張られると同時に、第2のコンベヤ手段20のチェーン
コンベヤ22の回転によってさらに押されることによ
り、洗浄篭1の引掛け部3の引掛け開口4から引掛け爪
23が自動的に抜けるようにされる。図11は、この状
態を示している。この図11の示す状態から、洗浄篭1
は、第3のコンベヤ手段50のフラットコンベヤ52に
よってさらに引っ張られるようにされることにより、第
2のコンベヤ手段20から完全に外されて、その第3の
コンベヤ手段50のフラットコンベヤ52の上へと移さ
れて、そのフラットコンベヤ52の上面に載置された状
態で、洗浄室外へと移送されていくことになる。
ヤ手段20のチェーンコンベヤ22が回転されるにつれ
て、洗浄篭1の前側の下縁が第3のコンベヤ手段50の
フラットコンベヤ52の上面に接触するようになる。そ
して、洗浄篭1のこの前側の下縁がフラットコンベヤ5
2の上面との摩擦接触により、洗浄室の外の方へと引っ
張られると同時に、第2のコンベヤ手段20のチェーン
コンベヤ22の回転によってさらに押されることによ
り、洗浄篭1の引掛け部3の引掛け開口4から引掛け爪
23が自動的に抜けるようにされる。図11は、この状
態を示している。この図11の示す状態から、洗浄篭1
は、第3のコンベヤ手段50のフラットコンベヤ52に
よってさらに引っ張られるようにされることにより、第
2のコンベヤ手段20から完全に外されて、その第3の
コンベヤ手段50のフラットコンベヤ52の上へと移さ
れて、そのフラットコンベヤ52の上面に載置された状
態で、洗浄室外へと移送されていくことになる。
【0035】このように第2のコンベヤ手段20から第
3のコンベヤ手段50へと自動的に洗浄篭1が受け取ら
れるようにするには、その設計上、次の点に留意するこ
とが重要である。先ず、第2のコンベヤ手段20と第3
のコンベヤ手段50との配置レベルである。すなわち、
図10に示すように引掛け爪23が引掛け開口4から抜
け始める寸前において、傾斜した洗浄篭1の前側の下縁
が第3のコンベヤ手段50のフラットベルト52の上面
に乗ることができる程度に、第2のコンベヤ手段20と
第3のコンベヤ手段50との配置レベルに差を持たせて
おくことである。
3のコンベヤ手段50へと自動的に洗浄篭1が受け取ら
れるようにするには、その設計上、次の点に留意するこ
とが重要である。先ず、第2のコンベヤ手段20と第3
のコンベヤ手段50との配置レベルである。すなわち、
図10に示すように引掛け爪23が引掛け開口4から抜
け始める寸前において、傾斜した洗浄篭1の前側の下縁
が第3のコンベヤ手段50のフラットベルト52の上面
に乗ることができる程度に、第2のコンベヤ手段20と
第3のコンベヤ手段50との配置レベルに差を持たせて
おくことである。
【0036】次に、第2のコンベヤ手段の移送速度と第
3のコンベヤ手段の移送速度とは、任意に選定できるの
であるが、第3のコンベヤ手段50によって洗浄篭1が
引っ張られて、その引掛け開口4が引掛け爪23から積
極的に引き抜かされるようにするには、第3のコンベヤ
手段50の移送速度を、第2のコンベヤ手段20の移送
速度より若干速くしておくとよい。また、洗浄篭1の引
掛け開口4の形状および諸寸法と引掛け爪23の形状お
よび諸寸法との関係を、ある程度選定しておくことであ
る。この点に関しては引掛け爪23の形状および寸法が
重要であるので、図12を参照して、その一例について
以下説明しておく。
3のコンベヤ手段の移送速度とは、任意に選定できるの
であるが、第3のコンベヤ手段50によって洗浄篭1が
引っ張られて、その引掛け開口4が引掛け爪23から積
極的に引き抜かされるようにするには、第3のコンベヤ
手段50の移送速度を、第2のコンベヤ手段20の移送
速度より若干速くしておくとよい。また、洗浄篭1の引
掛け開口4の形状および諸寸法と引掛け爪23の形状お
よび諸寸法との関係を、ある程度選定しておくことであ
る。この点に関しては引掛け爪23の形状および寸法が
重要であるので、図12を参照して、その一例について
以下説明しておく。
【0037】図12は、第2のコンベヤ手段20に設け
られる引掛け爪23の形状例を示しており、この形状例
においては、寸法Wは、40mmであり、寸法Hは、45
mmであり、寸法C1 は、3mmであり、寸法C2 は、25
mmであり、寸法R1 は、半径12mmであり、寸法R
2 は、半径20mmである。
られる引掛け爪23の形状例を示しており、この形状例
においては、寸法Wは、40mmであり、寸法Hは、45
mmであり、寸法C1 は、3mmであり、寸法C2 は、25
mmであり、寸法R1 は、半径12mmであり、寸法R
2 は、半径20mmである。
【0038】
【発明の効果】本発明の洗浄篭受け渡し装置によれば、
連続洗浄の場合にも、洗浄篭のつまり等を生ずることは
なく、したがって、そのようなつまりによる洗浄篭内に
収納された食器類の破損を生ずることもなく、また、洗
浄篭自体の破損を生ずるようなことがない。
連続洗浄の場合にも、洗浄篭のつまり等を生ずることは
なく、したがって、そのようなつまりによる洗浄篭内に
収納された食器類の破損を生ずることもなく、また、洗
浄篭自体の破損を生ずるようなことがない。
【0039】洗浄室を通して洗浄篭を移送するための第
2のコンベヤ手段の移送速度は、洗浄に適した速度に設
定しておき、洗浄室の直前まで洗浄篭を移送するための
第1のコンベヤ手段の移送速度をそれより速く設定して
おくようなこともできるので、洗浄すべき食器類を収納
し終わった洗浄篭をどんどん第1のコンベヤ手段上に載
置して、洗浄のための手作業をすばやく済ますことがで
きるような装置設計とすることが自由にできる。第1の
コンベヤ手段上に載置された洗浄篭は、後は、つまりを
起こすことなく、自動的に次々と第2のコンベヤ手段へ
と首尾よく引き渡されていき、最適な洗浄作用を受ける
ことができる。
2のコンベヤ手段の移送速度は、洗浄に適した速度に設
定しておき、洗浄室の直前まで洗浄篭を移送するための
第1のコンベヤ手段の移送速度をそれより速く設定して
おくようなこともできるので、洗浄すべき食器類を収納
し終わった洗浄篭をどんどん第1のコンベヤ手段上に載
置して、洗浄のための手作業をすばやく済ますことがで
きるような装置設計とすることが自由にできる。第1の
コンベヤ手段上に載置された洗浄篭は、後は、つまりを
起こすことなく、自動的に次々と第2のコンベヤ手段へ
と首尾よく引き渡されていき、最適な洗浄作用を受ける
ことができる。
【0040】作業員は、洗浄し終わって洗浄室から出て
くる洗浄篭を、チェーンコンベヤの引掛け爪から外し
て、そのまま保管室へ移せばよいので、洗浄後の食器類
の保管作業も簡単化することができる。
くる洗浄篭を、チェーンコンベヤの引掛け爪から外し
て、そのまま保管室へ移せばよいので、洗浄後の食器類
の保管作業も簡単化することができる。
【0041】本発明の洗浄受け渡し装置の構成によれ
ば、洗浄し終わって洗浄室から出てくる洗浄篭を、チェ
ーンコンベヤの引掛け爪から自動的に外して洗浄室外へ
と移送するようにすることもできるので、この場合に
は、作業員の労力をさらに軽減することができる。
ば、洗浄し終わって洗浄室から出てくる洗浄篭を、チェ
ーンコンベヤの引掛け爪から自動的に外して洗浄室外へ
と移送するようにすることもできるので、この場合に
は、作業員の労力をさらに軽減することができる。
【図1】本発明の一実施例としての洗浄篭受け渡し装置
の全体の構成を示す概略斜視図である。
の全体の構成を示す概略斜視図である。
【図2】図1の洗浄篭受け渡し装置におけるチェーンコ
ンベヤの部分を示す平面図である。
ンベヤの部分を示す平面図である。
【図3】図2のチェーンコンベヤの部分の側面図であ
る。
る。
【図4】図2のチェーンコンベヤの部分の正面図であ
る。
る。
【図5】図1の洗浄篭受け渡し装置において使用できる
洗浄篭の一例を示す斜視図である。
洗浄篭の一例を示す斜視図である。
【図6】図1の洗浄篭受け渡し装置における洗浄篭の受
け渡し動作の始まる前の状態を示す概略側面図である。
け渡し動作の始まる前の状態を示す概略側面図である。
【図7】図1の洗浄篭受け渡し装置における洗浄篭の受
け渡し動作の開始直前の状態を示す側面図である。
け渡し動作の開始直前の状態を示す側面図である。
【図8】図1の洗浄篭受け渡し装置における洗浄篭の受
け渡し動作の途中の状態を示す側面図である。
け渡し動作の途中の状態を示す側面図である。
【図9】図1の洗浄篭受け渡し装置における洗浄篭の受
け渡し動作の完了直後の状態を示す側面図である。
け渡し動作の完了直後の状態を示す側面図である。
【図10】本発明の洗浄篭受け渡し装置の別の実施例に
おける洗浄室内から洗浄室外への受け渡し部分の動作を
説明するための概略図である。
おける洗浄室内から洗浄室外への受け渡し部分の動作を
説明するための概略図である。
【図11】図10に示した受け渡し部分のさらに進んだ
受け渡し状態を示す概略図である。
受け渡し状態を示す概略図である。
【図12】本発明の洗浄篭受け渡し装置の第2のコンベ
ヤ手段に設ける引掛け爪の形状寸法例を説明するための
図である。
ヤ手段に設ける引掛け爪の形状寸法例を説明するための
図である。
【符号の説明】 1 洗浄篭 3 篭把手部(引掛け部) 4 引掛け開口 10 第1のコンベヤ手段 11 駆動プーリ 12 フラットコンベヤ 13 ガイド壁 20 第2のコンベヤ手段 21 ラチェットホイール 22 チェーンコンベヤ 22A 回転ローラ22A 23 引掛け爪 24 篭保持安定板 25 支えガイドチャンネル 30 スイッチ手段 31 支えローラ 32 弾性バネ部材 33 洗浄篭検知バー 33A 篭係合作動部 33B 可動接触部 34 固定接触ローラ 40 食器類 50 第3のコンベヤ手段 51 駆動プーリ 52 フラットコンベヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 滋 東京都目黒区鷹番3−24−15 谷口工業株 式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 洗浄すべき食器類を収納した洗浄篭を洗
浄室の直前まで移送するための第1のコンベヤ手段と、
該第1のコンベヤ手段から洗浄篭を受け取って洗浄室内
へと移送するための第2のコンベヤ手段とを備えてお
り、該第2のコンベヤ手段には、前記第1のコンベヤ手
段から送られてくる洗浄篭の側部に設けられた引掛け部
に係合して該洗浄篭を洗浄室内へと移送できるようにす
る引掛け手段が設けられており、前記第1のコンベヤ手
段と前記第2のコンベヤ手段との間には、その第1のコ
ンベヤ手段によって送られてくる洗浄篭によって係合さ
れてその第1のコンベヤ手段による洗浄篭の移送を一時
的に停止させるように作用するスイッチ手段が設けられ
ており、該スイッチ手段と前記第2のコンベヤ手段にお
ける前記引掛け手段との配置関係は、前記第1のコンベ
ヤ手段による洗浄篭の移送が一時的に停止させられる時
と、前記引掛け手段が前記洗浄篭の前記引掛け部に係合
し始める時とが、ほぼ一致するようなものとされている
ことを特徴とする洗浄篭受け渡し装置。 - 【請求項2】 前記第2のコンベヤ手段に対して、前記
第1のコンベヤ手段とは反対の側に設けられ、該第2の
コンベヤ手段によって移送されてくる洗浄篭を受け取っ
て洗浄室外へと移送するための第3のコンベヤ手段を備
えており、該第3のコンベヤ手段の移送速度および配置
レベルは、前記第2のコンベヤ手段の移送速度および配
置レベルに対して、該第3のコンベヤ手段が該第2のコ
ンベヤ手段から洗浄篭を受け取るときに、該第2のコン
ベヤ手段の引掛け手段がその洗浄篭の引掛け部から自動
的に外されるように、それぞれ選定されている請求項1
記載の洗浄篭受け渡し装置。 - 【請求項3】 前記第1のコンベヤ手段の移送速度と前
記第2のコンベヤ手段の移送速度とは、互いに異ならさ
れている請求項1または2記載の洗浄篭受け渡し装置。 - 【請求項4】 前記第1のコンベヤ手段は、前記洗浄篭
を載置して移送するエンドレス状フラットコンベヤを備
えており、前記第2のコンベヤ手段は、前記洗浄篭の両
側部を間に挟む程度に離間された1対のエンドレス状チ
ェーンコンベヤを備えており、該各エンドレス状チェー
ンコンベヤには、前記引掛け手段としての引掛け爪が適
当な間隔を置いて設けられている請求項1または2また
は3記載の洗浄篭受け渡し装置。 - 【請求項5】 前記エンドレス状チェーンコンベヤに
は、前記各引掛け爪の両側に、洗浄篭の引掛け部を乗せ
る篭保持安定板が設けられている請求項4記載の洗浄篭
受け渡し装置。 - 【請求項6】 前記洗浄篭の引掛け部は、篭把手部であ
る請求項1または2または3または4または5記載の洗
浄篭受け渡し装置。
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JP24934794A JP2791862B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-10-14 | 洗浄篭受け渡し装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP6-196889 | 1994-08-22 | ||
JP19688994 | 1994-08-22 | ||
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JPH08113355A true JPH08113355A (ja) | 1996-05-07 |
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JP (1) | JP2791862B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108135432A (zh) * | 2015-07-28 | 2018-06-08 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 传送式洗碗机和操作传送式洗碗机的方法 |
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1994
- 1994-10-14 JP JP24934794A patent/JP2791862B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10835098B2 (en) | 2015-07-28 | 2020-11-17 | Illinois Tool Works Inc. | Conveyor dishwasher and method for operating a conveyor dishwasher |
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