JPH06972U - 車載用電子機器の取付構造 - Google Patents
車載用電子機器の取付構造Info
- Publication number
- JPH06972U JPH06972U JP3820892U JP3820892U JPH06972U JP H06972 U JPH06972 U JP H06972U JP 3820892 U JP3820892 U JP 3820892U JP 3820892 U JP3820892 U JP 3820892U JP H06972 U JPH06972 U JP H06972U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- wireless device
- top plate
- electronic device
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子機器のブラケットへの着脱作業を簡略化
する。 【構成】 無線機21を保持して、ダッシュボード30
の下部に取付けるブラケット22は、その天板22cに
形成された長孔32内を挿通したボルト23が、ダッシ
ュボード30の下部の所定のねじ孔にねじ止めされて固
定される。天板22cからは、案内溝24が形成された
一対の側板22a,22bが垂下して形成されている。
案内溝24からは、上方に分岐して大略的に逆J字状の
係合溝25が形成されており、作業者が一旦無線機21
の前部21eを持上げた後前方に引出すことによって、
案内ピン36が係合溝25に嵌り込む。このとき、無線
機21の天板21cは上部保持用ばね部材26によって
下方に押圧されており、したがって車体振動などに対し
て、がたつきなく無線機21が保持され、ドライバなど
の特別な工具を用いることなく、簡便に無線機21を着
脱することができる。
する。 【構成】 無線機21を保持して、ダッシュボード30
の下部に取付けるブラケット22は、その天板22cに
形成された長孔32内を挿通したボルト23が、ダッシ
ュボード30の下部の所定のねじ孔にねじ止めされて固
定される。天板22cからは、案内溝24が形成された
一対の側板22a,22bが垂下して形成されている。
案内溝24からは、上方に分岐して大略的に逆J字状の
係合溝25が形成されており、作業者が一旦無線機21
の前部21eを持上げた後前方に引出すことによって、
案内ピン36が係合溝25に嵌り込む。このとき、無線
機21の天板21cは上部保持用ばね部材26によって
下方に押圧されており、したがって車体振動などに対し
て、がたつきなく無線機21が保持され、ドライバなど
の特別な工具を用いることなく、簡便に無線機21を着
脱することができる。
Description
【0001】
本考案は、無線機などの車載用電子機器を車体に取付けるための構造に関する 。
【0002】
車載用の電子機器において、特に無線機は、法律で許可された送信出力以内で 使用されているか否か、すなわち不法な改造が行われていないかが予め定める期 間、たとえば1年毎に検査される。したがって、前記予め定める期間毎に無線機 を車体から取外し、検査終了後に車体に取付ける作業が必要となる。
【0003】 図3は、典型的な従来技術の取付構造を示す斜視図である。この従来技術では 、無線機1は、自動車の車体のダッシュボード下などに予めボルトなどによって ねじ止め固定されているブラケット2に、ビス3を用いて取付けられる。すなわ ち、ブラケット2は、前記ダッシュボード下にねじ止め固定される天板2cと、 該天板2cの両側端部から垂下して形成される一対の側板2a,2bとが、いわ ゆる板金加工などによって一体で形成されて構成されている。天板2cには複数 の長孔4が形成されており、この長孔4内で車体のねじ孔に対応した位置にボル トが挿通され、そのボルトが車体に螺着されることによってブラケット2が車体 に固定される。こうして固定されたブラケット2の側板2a,2bに形成された 挿通孔を挿通したビス3が、無線機1の側板1a,1bに形成されているねじ孔 に螺着されることによって、無線機1がブラケット2に保持される。
【0004】 図4は、他の従来技術の取付構造を説明するための分解斜視図である。この従 来技術では、ブラケット12の天板12cから垂下して形成される両側板12a ,12bの下端部が相互に対向する方向に曲折されて案内部材13a,13bが 形成されている。また、各側板12a,12bの前方側端部には、ねじ孔15a ,15bが形成された係止片14a,14bがそれぞれ形成されている。
【0005】 これに対応して、無線機11の側板11a,11bには、奥行方向に延びる案 内溝16a,16bが形成されるとともに、前方側端部に係止突起17a,17 bが形成される。したがって、案内部材13a,13bがそれぞれ案内溝16a ,16b内に嵌り込んだ状態で無線機11が摺動変位されて、係止突起17a, 17bに形成された挿通孔18a,18bを挿通したビス3が、係止片14a, 14bに形成されたねじ孔15a,15bに螺着されることによって、無線機1 1はブラケット12に保持される。
【0006】
上述の図3で示される従来技術では、前述のように無線機1がダッシュボード 下などに取付けられるときには、無線機1のブラケット2への取付作業を手探り で行う必要があり、したがって無線機1の側板1a,1bに形成されたねじ孔を ブラケット2の側板2a,2bの挿通孔と一致させることが困難であり、作業性 に劣る。
【0007】 また図3および図4で示される従来技術は、ともにビス3によるねじ止め作業 が必要であり、したがって前記検査毎に行われる無線機1,11のブラケット2 ,12への着脱作業にもドライバなどの工具が必要となる。
【0008】 本考案の目的は、特別な工具などを用いることなく、電子機器のブラケットへ の着脱作業を容易に行うことができる車載用電子機器の取付構造を提供すること である。
【0009】
本考案は、電子機器を保持して車体に取付けるためのブラケットであって、 車体に取付けられる天板と、 前記天板の両側端部から垂下して形成され、奥行方向に延びる案内溝と、該 案内溝の入口付近から上方に分岐して前方側に屈曲してゆき、かつ前方側になる につれて下方に屈曲してゆく係合溝とを有する一対の側板と、 前記天板に取付けられ、電子機器を下方に押圧するばね部材とを備えるその ようなブラケットと、 電子機器の両側板において、前記奥行方向に相互に間隔をあけて立設される一 対の案内ピンとを含むことを特徴とする車載用電子機器の取付構造である。
【0010】
本考案に従えば、電子機器を保持して車体に取付けるためのブラケットは、天 板と、一対の側板と、ばね部材とを含んで構成されている。前記天板は、車体の ダッシュボード下などにねじ止めなどによって固定されている。この天板の両側 端部からは、それぞれ側板が垂下して形成されている。各側板には、奥行方向に 延びる案内溝と、該案内溝の入口付近において上方に分岐して立上がる係合溝と が形成されている。前記係合溝は、前方側に屈曲してゆき、かつ前方側になるに つれて下方に屈曲してゆくように形成されている。また天板には、電子機器を下 方に押圧するばね部材が取付けられている。前記案内溝および係合溝に対応して 電子機器の両側板には、奥行方向に相互に間隔をあけて一対の案内ピンが立設さ れている。
【0011】 したがって、作業者が電子機器をブラケットの前方側から差込むと、案内ピン が案内溝内を摺動して電子機器はブラケット内に嵌り込んでゆく。やがて、前方 側の案内ピンが係合溝の入口に臨んだ状態で該電子機器の前面側を一旦持上げて 前方に引出すと、前方側の案内ピンが係合溝内を案内されてゆき、係合溝の終端 に嵌り込む。このとき、電子機器の天面はばね部材によって下方に押圧されてお り、したがって車体振動などに対しても電子機器はブラケットにがたつきなく確 実に保持される。また、電子機器の前面側を一旦持上げて後方に押込み、前方側 の案内ピンが係合溝から脱出した後電子機器を前方側に引出すことによって、該 電子機器を取外すことができる。
【0012】 このようにして、特別な工具などを用いることなく、電子機器のブラケットへ の着脱作業を容易に行うことがきる。
【0013】
図1は、本考案の一実施例の取付構造を説明するための分解斜視図である。電 子機器である無線機21は、車体のダッシュボード30の下部にブラケット22 によって着脱自在に保持される。ブラケット22は、大略的に、天板22cと、 該天板22cの両側端部から垂下して形成される一対の側板22a,22bと、 両側板22a,22bの後端部において、相互に近接する方向に延びてそれぞれ 形成される背面板31a,31bとを含んで構成されている。前記天板22cに は複数の長孔32が形成されており、ブラケット22をダッシュボード30の下 部の所定の取付位置に臨ませた状態で、前記長孔32で車体に形成されたねじ孔 に対応する部分にボルト23が挿通され、このボルト23が前記ねじ孔に螺着さ れることによって、該ブラケット22はダッシュボード30の下部の所定の取付 位置に取付けられる。
【0014】 また、ブラケット22の両側板22a,22bには、それぞれ奥行方向に延び て案内溝24が形成されている。なお、この案内溝24の入口付近において、図 1の上方に分岐して係合溝25が形成されている。この係合溝25は、大略的に 逆J字状に形成されて、すなわち前記案内溝24から分岐した直後は上方に立上 がり、その後ブラケット22の前方側に屈曲してゆき、かつ前方側になるにつれ て下方に屈曲してゆく。また、前記案内溝24を挟んで側板22a,22bの外 方側には、補強部材27が取付けられている。この補強部材27によって、側板 22a,22bの前記案内溝24よりも下方側の方に加えられる無線機21の荷 重を、側板22a,22bの上方側の部分へ伝播することができる。
【0015】 また前記ブラケット22において、天板22cには無線機21の天板21cを 後述するようにして図1の下方に押圧する上部保持用ばね部材26が設けられる とともに、背面板31a,31bには後述するようにして無線機21の背面板2 1dを矢符33で示される挿入方向とは反対方向、すなわち前方側へ押圧する後 部保持用ばね部材29が設けられている。これらのばね部材26,29は板ばね などによって実現され、それぞれ天板22cおよび背面板31a,31bにスポ ット溶接などによって固定される。なおこれらのばね部材26,29は、この図 1で示される実施例ではそれぞれ2つ設けられているけれども、少なくとも1つ 設けられていればよい。
【0016】 一方、前記案内溝24および係合溝25に対応して無線機21の両側板21a ,21bには、相互に間隔をあけて配置される案内ピン35,36がそれぞれ立 設されている。案内ピン35,36は、それぞれ図2で示されるように、案内溝 24および係合溝25の幅W1よりも僅かに狭い外径D1を有する嵌入部35a ,36aと、前記幅W1よりも大きい外径D2を有する案内部35b,36bと を含んで形成されている。
【0017】 したがって、ブラケット22がダッシュボード30の下部にねじ止め固定され た状態で、無線機21が矢符33方向から挿入されてゆくと、図2(1)で示さ れるようにように、案内ピン35,36の嵌入部35a,36aが案内溝24上 を摺動してゆく。やがて無線機21の前方側の案内ピン36が係合溝25に臨む と、作業者は、一旦無線機21の前部21eを矢符40で示される上方に持上げ つつ、矢符33方向で示される挿入方向とは反対側の前方側に引出す。
【0018】 この状態で、前記矢符40方向への変位を解除すると、図2(2)で示される ように無線機21の天板21cは、上部保持用ばね部材26によって矢符40方 向とは反対方向の下方に押圧されて案内ピン36は確実に係合溝25に嵌り込む 。またこのとき、無線機21の背面板21dは、後部保持用ばね部材29によっ て前記矢符33方向とは反対側の前方側に押圧されている。さらにまた、このよ うに案内ピン35,36の嵌入部35a,36aがそれぞれ溝24,25にそれ ぞれ嵌り込んでいる状態では、案内部35b,36bによって抜止めが行われて いる。したがって無線機21は、車体振動などに対しても、ブラケット22から 脱落することなく、確実に保持される。
【0019】 また無線機21の取外し時には、該無線機21の前部21eを一旦持上げて後 方に押込み、前方側の案内ピン36が係合溝25から脱出した後、該無線機21 を矢符33方向とは反対方向の前方側に引出すことによって、容易に取外すこと ができる。
【0020】 このように本考案に従う取付構造では、ドライバなどの特別な工具を用いるこ となく、無線機21をブラケット22へ容易に着脱することができる。
【0021】 なお係合溝25は、案内溝24の途中から設けられるのではなく、案内溝24 とは個別に、側板22a,22bの前面側から該案内溝24と平行に導入溝が形 成され、この導入溝から前記係合溝25が立上がるようにしてもよい。
【0022】
以上のように本考案によれば、電子機器をブラケット内に押込んだ後、前面側 を一旦持上げて前方に引出すだけで、該電子機器をブラケットに取付けることが でき、また前記前面側を一旦持上げて後方に押込んだ後、前方側に引出すことに よって、該電子機器をブラケットから取外すことができる。したがって、特別な 工具などを用いることなく、電子機器のブラケットへの着脱作業を容易に行うこ とができる。
【図1】本考案の一実施例の取付構造を説明するための
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】取付け手順を説明するための側面図である。
【図3】典型的な従来技術の取付構造を説明するための
斜視図である。
斜視図である。
【図4】他の従来技術の取付構造を説明するための分解
斜視図である。
斜視図である。
21 無線機 22 ブラケット 21a,21b;22a,22b 側板 22c 天板 24 案内溝 25 係合溝 26 上部保持用ばね部材 29 後部保持用ばね部材 30 ダッシュボード 35,36 案内ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 電子機器を保持して車体に取付けるため
のブラケットであって、 車体に取付けられる天板と、 前記天板の両側端部から垂下して形成され、奥行方向に
延びる案内溝と、該案内溝の入口付近から上方に分岐し
て前方側に屈曲してゆき、かつ前方側になるにつれて下
方に屈曲してゆく係合溝とを有する一対の側板と、 前記天板に取付けられ、電子機器を下方に押圧するばね
部材とを備えるそのようなブラケットと、 電子機器の両側板において、前記奥行方向に相互に間隔
をあけて立設される一対の案内ピンとを含むことを特徴
とする車載用電子機器の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3820892U JPH06972U (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 車載用電子機器の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3820892U JPH06972U (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 車載用電子機器の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06972U true JPH06972U (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=12518910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3820892U Withdrawn JPH06972U (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 車載用電子機器の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06972U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015526328A (ja) * | 2012-06-18 | 2015-09-10 | ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company | ブラケットアセンブリに使用するスプリングクリップ |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP3820892U patent/JPH06972U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015526328A (ja) * | 2012-06-18 | 2015-09-10 | ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company | ブラケットアセンブリに使用するスプリングクリップ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002303386A (ja) | ライン保持具 | |
JP5724115B2 (ja) | 車両用艤装部品及びその取り付け構造 | |
JP4473154B2 (ja) | 窓ガラス等を車体等に取付ける取付装置 | |
JP3698092B2 (ja) | 自動車のコクピットモジュール把持構造および把持方法 | |
JPH06972U (ja) | 車載用電子機器の取付構造 | |
JPH07368Y2 (ja) | 車載用音響機器の取付装置 | |
JPH0625049U (ja) | 車載用電子機器の取付構造 | |
US4120189A (en) | Pulling hook apparatus | |
CN110030252B (zh) | 车身部件的紧固连结结构及车身部件安装用的垫圈 | |
KR100377143B1 (ko) | 자동차의 보조매트 고정구 | |
JP4124282B2 (ja) | 自動車用ルームランプ装置の取付構造 | |
US5911468A (en) | Clamp and method for providing a clamp formed from a vehicle body or door panel | |
JP4400561B2 (ja) | 車載機器の取付け構造及びその取付け方法 | |
JP2002235714A (ja) | 車両用部品等の部品を車体等の被取付部材に固定する固定具 | |
JP2019153508A (ja) | コネクタの固定構造及びブラケット | |
JP4259702B2 (ja) | 車内部品の取付構造 | |
JP2001301521A (ja) | ランプの取付構造 | |
CN211456604U (zh) | 一种汽车线束固定装置及汽车 | |
JP2564248Y2 (ja) | 電子機器の取付構造 | |
JPH0613955U (ja) | 物体の取付構造 | |
JPH055368U (ja) | クリツプ取外治具 | |
JPH064411U (ja) | 物体の取付構造 | |
JP3128995U (ja) | 小型車両牽引用連結器 | |
JPS644575Y2 (ja) | ||
JPH0635506Y2 (ja) | 車載用電子機器の取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961003 |