JP2564248Y2 - 電子機器の取付構造 - Google Patents

電子機器の取付構造

Info

Publication number
JP2564248Y2
JP2564248Y2 JP1992046615U JP4661592U JP2564248Y2 JP 2564248 Y2 JP2564248 Y2 JP 2564248Y2 JP 1992046615 U JP1992046615 U JP 1992046615U JP 4661592 U JP4661592 U JP 4661592U JP 2564248 Y2 JP2564248 Y2 JP 2564248Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
electronic device
bracket
housing
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992046615U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH069175U (ja
Inventor
孝司 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP1992046615U priority Critical patent/JP2564248Y2/ja
Publication of JPH069175U publication Critical patent/JPH069175U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2564248Y2 publication Critical patent/JP2564248Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、無線機などの電子機器
を自動車の車体などの固定位置に取付けるための構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】車載用の電子機器において、特に無線機
は、法律で許可された送信出力以内で使用されているか
否か、すなわち不法な改造が行われていないかが、予め
定める期間、たとえば1年毎に検査される。したがっ
て、前記予め定める期間毎に無線機を車体から取外し、
検査終了後に車体に取付ける作業が必要となる。また、
盗難防止上、車載用電子機器を駐車時に取外す場合があ
る。
【0003】図3は、典型的な従来技術の取付構造を示
す斜視図である。この従来技術では、無線機1は、固定
位置である自動車の車体のダッシュボード下などに予め
ボルトなどによってねじ止め固定されているブラケット
2に、ビス3を用いて取付けられる。すなわち、ブラケ
ット2は、前記ダッシュボード下にねじ止め固定される
天板2cと、該天板2cの両側端部から垂下して形成さ
れる一対の側板2a,2bとが、いわゆる板金加工など
によって一体で形成されて構成されている。天板2cに
は複数の長孔4が形成されており、この長孔4内で車体
のねじ孔に対応した位置にボルトが挿通され、そのボル
トが車体に螺着されることによってブラケット2が車体
に固定される。こうして固定されたブラケット2の側板
2a,2bに形成された挿通孔を挿通したビス3が、無
線機1の側板1a,1bに形成されているねじ孔に螺着
されることによって、無線機1がブラケット2に保持さ
れる。
【0004】図4は、他の従来技術の取付構造を説明す
るための分解斜視図である。この従来技術では、ブラケ
ット12の天板12cから垂下して形成される両側板1
2a,12bの下端部が相互に対向する方向に曲折され
て案内部材13a,13bが形成されている。また、各
側板12a,12bの前方側端部には、ねじ孔15a,
15bが形成された係止片14a,14bがそれぞれ形
成されている。
【0005】これに対応して、無線機11の側板11
a,11bには、奥行方向に延びる案内溝16a,16
bが形成されるとともに、前方側端部に係止突起17
a,17bが形成される。したがって、案内部材13
a,13bがそれぞれ案内溝16a,16b内に嵌り込
んだ状態で無線機11が摺動変位されて、係止突起17
a,17bに形成された挿通孔18a,18bを挿通し
たビス3が、係止片14a,14bに形成されたねじ孔
15a,15bに螺着されることによって、無線機11
はブラケット12に保持される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述の図3で示される
従来技術では、前述のように無線機1がダッシュボード
下などに取付けられるときには、無線機1のブラケット
2への取付作業を手探りで行う必要があり、したがって
無線機1の側板1a,1bに形成されたねじ孔をブラケ
ット2の側板2a,2bの挿通孔と一致させることが困
難であり、作業性に劣る。
【0007】また図3および図4で示される従来技術
は、ともにビス3によるねじ止め作業が必要であり、し
たがって前記検査毎に行われる無線機1,11のブラケ
ット2,12への着脱作業にもドライバなどの工具が必
要となる。
【0008】本考案の目的は、特別な工具などを用いる
ことなく、電子機器のブラケットへの着脱作業を容易に
行うことができる車載用電子機器の取付構造を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、電子機器の筺
体の側面に設けられ、該電子機器に関連するコネクタが
筺体の前面に設けられたコネクタ孔に嵌着されたときに
突出するとともにコネクタが取外されたときに後退する
係止片と、固定位置に取付けられ、前記係止片が突出し
た状態で係止する係止部を有し、前記筺体を外囲して保
持するブラケットとを含むことを特徴とする電子機器の
取付構造である。
【0010】
【作用】本考案に従えば、無線機などの電子機器は、ブ
ラケットに保持されて、自動車の車体などの固定位置に
保持される。前記電子機器の筺体の側部には、係止片が
取付けられている。該係止片は、前記電子機器に関連す
るハンドセットなどの電子部材のコネクタの着脱に連動
している。電子機器の筐体の前面には、コネクタ孔が形
成される。この前面のコネクタ孔に、該コネクタが装着
されたときは筺体から外方へ突出し、取外されたときは
後退して筺体内に収納される。
【0011】一方、前記電子機器の筺体を外囲して保持
するブラケットは、係止部を含んで構成され、該係止部
は、前記係止片が突出した状態で係止する。
【0012】したがって、電子機器をブラケットに係止
状態にするにはコネクタを装着するだけでよく、解除す
るにはコネクタを取外すだけでよい。このようにして、
特別な工具などを用いることなく、電子機器のブラケッ
トへの着脱作業を容易に行うことができる。
【0013】
【実施例】図1は、本考案の一実施例の取付構造を示す
斜視図である。電子機器である無線機21は、固定位置
である自動車の車体のダッシュボードの下部などに固定
されるブラケット22に着脱自在に保持される。前記ブ
ラケット22は、大略的に、天板22cと、該天板22
cの側方向両端部からそれぞれ垂下して形成される一対
の側板22a,22bと、該側板22a,22bの遊端
部から相互に近接する方向に延びる案内部材23a,2
3bとを含んで構成され、板金加工などで作成される。
前記天板22cには、複数の長孔25が形成されてお
り、この長孔25の前記ダッシュボードの下部に形成さ
れたねじ孔に対応する位置に、ボルトが挿通された後、
該ボルトが螺着されることによって、ブラケット22は
ダッシュボードの下部に固定される。
【0014】また、前記側板22aには、その前方側に
係止孔24が形成されている。一方、これに対応して、
前記無線機21の筺体33の側板33a,33bには、
該側板33a,33bの後端部から前方側に向けて、前
記案内部材23a,23bが嵌り込む案内溝26が形成
される。前記案内溝26の終端付近には、前記係止孔2
4に嵌り込む係止片27が形成されている。
【0015】図2は、係止片27付近を拡大して示す水
平断面図である。筺体33の一方の側板33aには、前
記係止孔24に対応して透孔41が穿設されており、こ
の透孔41に臨んで前記係止片27が配置されている。
係止片27にはばね部材32が取付けられており、該係
止片27は軸37の軸線まわりで矢符29方向とは反対
方向にばね付勢されて、筺体33内に収納されている。
【0016】車体に固定されたブラケット22に、無線
機21が取付けられるときは、作業者は、該無線機21
をブラケット22の前方側から差込んでゆく。これによ
って、前記ブラケット22の案内部材23a,23b
は、前記無線機21の案内溝26を摺動してゆく。その
後、案内溝26の終端部26aまで案内部材23a,2
3bが嵌り込むと、作業者は、前記無線機21に関連す
る電子部材であるハンドセット30のコネクタ31を、
筺体33の前面33cに形成されたコネクタ孔40に嵌
着する。
【0017】図2(1)は、コネクタ31を取付ける前
の状態を示す水平断面図である。前記コネクタ31内の
ソケット端子34と、無線機21内に設けられているコ
ネクタ38のピン端子35とは、該コネクタ31,38
が相互に嵌着された状態で電気的に導通する。これによ
って、前記ハンドセット30はケーブル36からコネク
タ31,38を介して、無線機21内の送受信回路など
と電気的に接続され、送受信が可能となる。
【0018】また、コネクタ31が矢符28で示される
ように前方側から挿入されるにつれて、筺体33内に収
納されている係止片27は、ばね部材32の弾発力に抗
して矢符29方向に揺動変位して、図2(2)で示され
るように筺体33から外方へ突出し、ブラケット22の
側板22aに形成された係止孔24に嵌入して係止され
る。こうして無線機21は、車体振動などに対してもが
たつきなく、ブラケット22に保持される。
【0019】また、無線機21の取外し時には、コネク
タ31が取外されると、係止片27がばね部材32の弾
発力によって筺体33内に収納され、無線機21は引出
すだけで取外すことができる。
【0020】このようにして、ドライバなどの特別な工
具を用いることなく、無線機21のブラケット22への
着脱作業を容易に行うことができる。
【0021】なお、前記係止片27と係止孔24との係
止構造は、本考案の他の実施例として、ハンドセット3
0の他に、筺体33の裏面33d側に形成され、バッテ
リやアンテナなどからのケーブルと接続される図示しな
いコネクタなどに関連して実施されてもよい。また前記
係止構造は、ブラケット22の天板22cや、該ブラケ
ット22に底板が形成されているときには、その底板に
関連して設けられてもよい。さらにまた本考案は、車載
用の電子機器に限らず、工場などで使用される制御装置
や計測装置などの他の電子機器に関しても好適に実施す
ることができる。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、電子機器
の筺体の側部に、該電子機器に関連する電子部材のコネ
クタの着脱に連動して突出/後退する係止片を設け、こ
れに対応して、固定位置に取付けられ、前記筺体を外囲
して保持するブラケットには、前記係止片が筺体から外
方へ突出した状態で係止する係止部が設けられるので、
電子機器をブラケットに係止状態にするには、コネクタ
を装着するだけでよく、解除するにはコネクタを取外す
だけでよい。
【0023】したがって、特別な工具などを用いること
なく、電子機器のブラケットへの着脱作業を容易に行う
ことができる。特に本考案によれば、電子機器の筐体の
前面には、コネクタ孔が形成され、このコネクタ孔に、
電子機器に関連するコネクタが嵌着されることによっ
て、コネクタの電気的接続が行われると同時に、係止片
が筐体の側面から突出し、係止部に係止する。またコネ
クタ孔からコネクタを取り外すことによって、係止片が
筐体の側面から後退して、係止部との係止が解除され
る。このようにコネクタの着脱に応じて、係止片と係止
部との係止、解除が行われるので、操作が簡単であり、
取扱いがきわめて容易であるという優れた効果が達成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の取付構造を示す斜視図であ
る。
【図2】コネクタ31付近を拡大して示す水平断面図で
ある。
【図3】典型的な従来技術の取付構造を示す斜視図であ
る。
【図4】他の従来技術の取付構造を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
21 無線機 22 ブラケット 22a,22b;33a,33b 側板 22c 天板 23a,23b 案内部材 24 係止孔 26 案内溝 27 係止片 30 ハンドセット 31 コネクタ 32 ばね部材 33 筐体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の筺体の側面に設けられ、該電
    子機器に関連するコネクタが筺体の前面に設けられたコ
    ネクタ孔に嵌着されたときに突出するとともにコネクタ
    が取外されたときに後退する係止片と、 固定位置に取付けられ、前記係止片が突出した状態で係
    止する係止部を有し、前記筺体を外囲して保持するブラ
    ケットとを含むことを特徴とする電子機器の取付構造。
JP1992046615U 1992-07-03 1992-07-03 電子機器の取付構造 Expired - Fee Related JP2564248Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992046615U JP2564248Y2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 電子機器の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992046615U JP2564248Y2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 電子機器の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH069175U JPH069175U (ja) 1994-02-04
JP2564248Y2 true JP2564248Y2 (ja) 1998-03-04

Family

ID=12752210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992046615U Expired - Fee Related JP2564248Y2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 電子機器の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2564248Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60111087U (ja) * 1983-12-28 1985-07-27 パイオニア株式会社 車載用機器の取付構造
JP3057151U (ja) * 1998-08-31 1999-03-30 三ツ星ベルト株式会社 自動車の小物入れ兼用カードホルダー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH069175U (ja) 1994-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS623904Y2 (ja)
JPS60117797A (ja) ネジ止め無しで、前部適用部材により自動車前面パネルに自動車ラジオを装着するための装置
JP2010272265A (ja) 盗電防止装置および盗電防止機能付きコンセント
JP2564248Y2 (ja) 電子機器の取付構造
JPH11111386A (ja) コネクタの嵌脱構造
JP4677437B2 (ja) 部品ホルダ
JPH05238324A (ja) 車載用機器の取付け装置
JPH11284371A (ja) 直方体状の電子記録装置を解離可能に固定するための装置
JPH06132869A (ja) 携帯無線機の保持構造
JPH064411U (ja) 物体の取付構造
JPH0711494Y2 (ja) 車載用機器のブラケット
JP3276311B2 (ja) コネクタの嵌脱構造
JPS58131686U (ja) 車載用機器の取付装置
WO2003097406A3 (en) Universal accessory support assembly
JPH0783536B2 (ja) 電気接続箱の車体等への取付構造
JPH1167346A (ja) コネクタの嵌脱構造
JPS622861Y2 (ja)
JPH0635506Y2 (ja) 車載用電子機器の取付構造
JP3852519B2 (ja) ユニット型電子機器
JPH02246195A (ja) 電子機器筐体の取付装置
JPS633187Y2 (ja)
KR100521949B1 (ko) 자동차용 도어의 아우터 핸들 컨넥팅 구조
JPH0416759Y2 (ja)
JPH0244159B2 (ja) Denshikikikyotainotoritsukesochi
JP2919410B2 (ja) 埋込型情報コンセント

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971104

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees