JP2010272265A - 盗電防止装置および盗電防止機能付きコンセント - Google Patents

盗電防止装置および盗電防止機能付きコンセント Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な作業でコンセントに取り付けることができると共に、差込みプラグの着脱を簡単に行うことができる盗電防止装置を提供する。
【解決手段】差込みプラグPの差込み口231を備えたコンセント部232と、差込み口231を露出させてコンセント部232を収納保持するハウジング233とを有するコンセント200に取り付けられ、コンセント200が無断使用されることを防止する盗電防止装置1において、後面が開放していると共に底面部10eに開口13が形成され、且つハウジング233に外嵌する形状になされた箱状のカバー部材10と、カバー部材10の底面部10eの開口13の左右両側の縁部に形成されたガイドレール14と、ガイドレール14にスライド自在に挿入されて開口13を開閉する第1板状部材20とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンセントの無断使用を防止するための盗電防止装置および盗電防止機能付きコンセントに関し、例えば、電気機器や電気自動車等の装置への電力供給のために屋外に設置されたコンセントの無断使用を防止するための盗電防止装置および盗電防止機能付きコンセントに関する。
従来から、自動販売機等の装置に電力を供給するコンセントを無断で使用して、モバイル機器等の充電を行う所謂盗電行為が問題となっていた。
そして、上記の問題対策として、特許文献1には、屋外コンセントの無断使用を防止するための盗電防止装置が提案されている。
以下、特許文献1に記載されている盗電防止装置について、図8に基づいて説明する。
図8は、従来技術による屋外コンセント用の盗電防止装置の構成を示した模式図である。
図示するように、盗電防止装置100は、屋外用のコンセント200に取り付けられ、コンセント200の無断使用を防止するようになされている。
なお、盗電防止装置100が取り付けられる対象のコンセント200は、屋外壁面等の構造物Wに固定される取付プレート210と、取付プレート210を覆う防水部材220と、コンセント本体230とを備えている。
なお、コンセント本体230は、差込みプラグ用の差込み口231を備えたコンセント部232と、差込み口231を下方に露出させてコンセント部232を収納・保持するハウジング233と備え、ネジにより取付プレート210に固定されている。
また、盗電防止装置100は、差込み口231に差し込まれた差込みプラグPを包囲する盗電防止カバー110と、取付プレート210に設けられたねじ孔216を利用して盗電防止カバー110をコンセント200に着脱自在に止着するカバー止着手段120とを備えている。
また、カバー止着手段120は、コンセント本体230と盗電防止カバー110との間に介在される棒状スペーサ部材122と、棒状スペーサ部材122の後端部に螺合する押さえネジ124とを備えている。また、棒状スペーサ部材122の前端には、前記ネジ孔216に螺合するネジ部123が形成されている。
なお、押さえネジ124は、その頭部が専用工具(ねじ回し工具)にだけ嵌合する形状になされている。
また、盗電防止カバー110をコンセント200に取り付ける場合、先ず、コンセント200の取付プレート210のネジ孔216に螺合されているネジ(図示せず)を外し、そのネジ孔216に、棒状スペーサ部材122の前端のネジ部123を螺合させ固定する。
次に、押さえネジ124により、コンセント200に固定された棒状スペーサ部材122に盗電防止カバー110を固定し、盗電防止カバー110を屋外コンセント200に止着する。
そして、上記のようにコンセント200に盗電防止装置100を装着することにより、専用工具により押さえネジ124を外さない限り、差込み口231に差込みプラグPを差し込むことができなくなるため、盗電行為を防止することができる。
特開2005−259411号公報
しかしながら、上述した従来技術の盗電防止装置は、コンセントに取り付ける作業が面倒であり、工事が不慣れなユーザにとり利用しづらいという技術的課題を有している。
具体的には、従来技術の盗電防止装置をコンセントに取り付ける場合、コンセントの取付プレートのネジ孔に棒状スペーサ部材を螺合させ、さらに、専用工具を用意して、押さえネジにより、当該棒状スペーサ部材に、盗電防止カバーを固定させる必要があり、その作業が面倒であった。特に、従来技術の盗電防止装置は、工事が不慣れなユーザにとり、利用しづらかった。
また、従来技術の盗電防止装置を取り付けたコンセントから、差込みプラグを引き抜いたり、或いは、新たに差込みプラグを差し込んだりする場合、コンセントから盗電防止装置を取り外す作業が必要となり面倒であった。例えば、コンセントで電気自動車等の装置を充電する場合に上記の盗電防止装置を利用すると、コンセントに差込みプラグを着脱する度に、盗電防止装置の着脱作業が発生していた。
本発明は、上記技術的課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、簡単な作業でコンセントに取り付けることができると共に、差込みプラグの着脱を簡単に行うことができる盗電防止装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、簡単な取り付け作業で盗電行為を防止できると共に、差込みプラグの着脱を簡単に行うことができる盗電防止機能を備えたコンセントを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明は、差込みプラグの差込み口を備えたコンセント部と、該差込み口を露出させて該コンセント部を収納保持するハウジングとを有するコンセントに取り付けられ、該コンセントが無断使用されることを防止する盗電防止装置であって、後面が開放していると共に底面部に開口が形成され、且つ前記ハウジングに外嵌する形状になされた箱状のカバー部材と、前記カバー部材の底面部の開口の縁部に形成されたガイドレールと、前記ガイドレールにスライド自在に挿入され、前記開口を開閉する板状部材とを備え、前記カバー部材は、前記ハウジングに外嵌された場合に、前記底面部の開口が前記コンセント部の差し込み口に相対向するように形成され、前記カバー部材が接着剤により前記ハウジングに接着固定され、前記板状部材が前記ガイドレールに挿入されることにより、前記差込み口が、該カバー部材および該板状部材で覆われるようになされていることを特徴としている。
本発明の盗電防止装置は、上記構成を採用することにより、カバー部材を接着材によりコンセントのハウジングに接着固定させ、そのカバー部材のガイドレールに板状部材を挿入するという簡単な作業により、コンセントに取り付けることができる。
すなわち、本発明の盗電防止装置は、工具(ドライバーやレンチ等)を使った作業が必要ないため、工事などに不慣れなユーザであっても、コンセントに簡単に取り付けることができ、コンセントが無断使用される所謂盗電行為を防止することができる。
また、本発明によれば、工具(ドライバーやレンチ等)を使った面倒な作業をすることなく、ガイドレールの板状部材をスライドさせることで、カバー部材の底面部の開口を開放して差込みプラグを着脱することができるため、使い勝手のよい盗電防止装置が提供される。
また、前記カバー部材には、第1の貫通孔を有する第1フック部が形成され、前記板状部材には、第2の貫通孔を有する第2フック部が形成され、前記第1板状部材が前記ガイドレールに挿入されて前記開口を塞いだ場合に、前記カバー部材の第1フック部の第1の貫通孔と、前記板状部材の第2フック部の第2の貫通孔とが相対向して配置されるようになされていることが望ましい。
この構成により、板状部材がガイドレールに挿入された場合、例えば、カバー部材の第1フック部の第1の貫通孔と、板状部材の第2フック部の第2の貫通孔とに鍵(例えば、南京鍵)を係止してロックすることができる。その結果、鍵を開けない限り、カバー部材から板状部材を取り外すことができなくなるため、コンセントが無断使用されることを防止することができる。
また、前記板状部材には、前記コンセントの差込み口に差し込まれた差し込みプラグに接続された電源コードを挿通させるための切り欠きが形成されていることが望ましい。
このように、板状部材に切り欠きを設けることにより、板状部材をガイドレールに挿入してカバー部材の開口を塞ぐ場合に、コンセントの差込み口に差し込まれた差込みプラグの電源コードの経路を確保することができる。
また、前記カバー部材は、前記コンセントに外嵌された際に、該コンセントを固定しているネジに相対向する位置に工具を挿通させるための作業用孔が設けられていることが望ましい。
このようにカバー部材に作業用孔を形成することにより、カバー部材をコンセントに接着固定した場合であっても、作業用孔に工具(例えば、ドライバー)を挿通させ、ネジを緩めて、コンセントを取り外すことができる(この場合、コンセントは、カバー部材が接着された状態で取り外される)。
また、上記課題を解決するためになされた本発明は、差込みプラグの差込み口を備えたコンセント部と、該差込み口を露出させて該コンセント部を収納保持するハウジングとを有する盗電防止機能付きのコンセントであって、前記ハウジングは、前記差込み口の前方および左右両側を取り囲み、且つ下端が開口している庇部と、前記庇部の開口の縁部に形成されたガイドレールと、前記ガイドレールにスライド自在に挿入され、前記開口を開閉する板状部材とを備え、前記ガイドレールに前記板状部材を挿入することで、前記差込み口が、前記庇部および該板状部材で覆われるようになされていることを特徴としている。
このように、本発明の盗電防止機能付きのコンセントは、上記構成を採用することにより、工具(ドライバーやレンチ等)を使った面倒な作業をすることなく、ガイドレールに板状部材を挿入して取り付けることにより、コンセントからの盗電行為を防止することができる。
本発明によれば、簡単な作業でコンセントに取り付けることができると共に、差込みプラグの着脱を簡単に行うことができる盗電防止装置を提供することができる。
また、本発明によれば、簡単な取り付け作業により盗電行為を防止できると共に、差込みプラグの着脱を簡単に行うことができる盗電防止機能を備えたコンセントを提供することができる。
本発明の第1実施形態の盗電防止装置と、盗電防止装置が取り付けられるコンセントとを示した斜視図である。 本発明の第1実施形態の盗電防止装置を構成するカバー部材の斜視図である。 図2に示すカバー部材の断面を示した模式図である。 本発明の第1実施形態の盗電防止装置が装着されたコンセントの断面を示した模式図である。 本発明の第1実施形態の盗電防止装置をコンセントに取り付ける作業の手順を示した模式図である。 本発明の第1実施形態の盗電防止装置の変形例を示した模式図である。 本発明の第2実施形態の盗電防止機能を備えたコンセントを示した斜視図である。 従来技術による屋外コンセント用の盗電防止装置の構成を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
先ず、本発明の第1実施形態のコンセント用の盗電防止装置の構成について図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の盗電防止装置と、盗電防止装置が取り付けられるコンセントとを示した斜視図である。また、図2は、本発明の第1実施形態の盗電防止装置を構成するカバー部材の斜視図である。
また、図3は、図2に示すカバー部材の断面を示した模式図であり、図3(a)は、図2のA‐A断面を示した模式図であり、図3(b)は、図2のB‐B断面を示した模式図である。また、図4は、本発明の第1実施形態の盗電防止装置が装着されたコンセントの断面を示した模式図である。
なお、第1実施形態の盗電防止装置を取り付ける対象となるコンセントには、上述した図8に示した周知の構造の屋外用のコンセントと同様のものを用いることとする。そのため、以下では、前記コンセントの構成には、図8と同じ符号を付して説明する。
具体的には、第1実施形態の盗電防止装置1は、差込みプラグP用の差込み口231を有するコンセント部232と、差込み口231を下方に露出させてコンセント部232を収納・保持するハウジング233と備えたコンセント200に取り付けられて利用される。
具体的には、図1〜図4に示すように、盗電防止装置1は、後面が開放していると共に底面部10eに開口13が形成され、且つコンセント200のハウジング233に外嵌する形状になされた箱状のカバー部材10と、カバー部材10の底面部10eの開口13の左右両側の開口縁部に形成されたガイドレール14と、ガイドレール14にスライド自在に挿入され、前記開口13を開閉する第1板状部材20とを備えている。
また、カバー部材10は、接着材により、コンセント200のハウジング233に接着固定されることにより、コンセント200に取り付けられるようになされている。
なお、第1板状部材20には、切り欠き21a、21bが形成されており、コンセント200の差込み口231に差し込まれた差込みプラグPに接続された電源コードPaの配線経路が確保できるようになされている。
また、第1実施形態では、コンセント200を利用しない場合を想定し、第1板状部材20に代えて、切り欠きが形成されていない第2板状部材30をガイドレール14に挿入して取り付けることができるようになされている。
そして、カバー部材10が、接着剤により、コンセント200のハウジング233に接着固定され、且つ第1板状部材20(又は第2板状部材30)がガイドレール14に挿入されて開口13が塞がれることにより、コンセント200の差込み口231の周囲が、カバー部材10および第1板状部材20(又は第2板状部材30)により覆われるようになされている。
なお、盗電防止装置1は、どのような材料で形成されていてもかまわないが、例えば、合成樹脂により形成されている。
以下、盗電防止装置1を構成する各部の構造について詳細に説明する。
先ず、カバー部材10の構造について説明する。
図1〜図4に示すように、カバー部材10は、後面が開放していると共に、前面部10a、左右の側面部10b、10c、上面部10d、および底面部10eを備えた箱状に形成され、底面部10eには、矩形状の開口13が貫通している。
また、カバー部材10の前面部10a、両側面部10b、10c、および上面部10dは、その内側面が、コンセント200のハウジング233(図1参照)の外周面に嵌合する形状になされている。
また、カバー部材10は、ハウジング233に外嵌された場合、その底面部10eがハウジング233の下端部より下側に配置されると共に、底面部10eの開口13が、差込み口231に相対向するようになされている。
さらに、カバー部材10の前面部10aには、工具(ドライバー等)を挿通させるための作業用孔11、12が貫通している。
また、カバー部材10に形成された開口13の左右両側の開口縁部には、カバー部材10の前面部10aから後方に向けて延びるガイドレール14が形成されている。また、ガイドレール14は、第1板状部材20(又は第2板状部材30)の両側端部をスライド自在に支持するようになされている。
また、カバー部材10の前面部10aの下端には、前方に向けて(底面部10eと平行方向)に延びる板状の舌片(第1フック部)15が形成されている。また、舌片15には、孔16が貫通している。
なお、上述の説明では、ガイドレール14は、開口13の左右両側の開口縁部に形成されているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、ガイドレール14は、開口13の前後両側の開口縁部に形成されていてもかまわない。この場合、板状部材20は、ガイドレール14により、左右方向にスライド自在に支持され、開口13を開閉するようになされる。
そして、図4に示すように、カバー部材10がハウジング233に取り付けられた場合、前面部10aの作業用孔11(又は作業用孔12)が、コンセント本体230(図1参照)に取り付けられたネジ241(又はネジ242)に相対向するようになされている。
なお、コンセント本体230は、ネジ241およびネジ242により、取付プレート210に固定されている。
このようにカバー部材10の前面部10aに作業用孔11、12を設けることにより、カバー部材10をコンセント200に接着固定した場合であっても、作業用孔11、12にドライバーを挿通させてネジ241、242を緩めて取り外すことができる。
すなわち、カバー部材10の前面部10aに作業用孔11、12を設けることにより、カバー部材10をコンセント200に接着固定した後においても、ネジ241、242を緩めて、取付プレート210からコンセント本体230を取り外すことができる(この場合、コンセント本体230は、カバー部材10が接着された状態で取り外される)。
次に、第1板状部材20について説明する。
図1に示すように、第1板状部材20は、前端部に板状の舌片(第2フック部)22が形成され、その舌片22には、カバー部材10の舌片15の孔16と同様の大きさ寸法の孔23が貫通している。
また、第1板状部材20の舌片22の孔23は、図4に示すように、第1板状部材20の後端部がガイドレール14の後端部まで差し込まれた場合に、カバー部材10の舌片15の孔16と相対向するようになされている。
この構成により、カバー部材10の舌片15の孔16と、第1板状部材20の舌片22の孔23とを利用して、例えば、鍵Rなどで係止してロックすることができる。その結果、鍵Rを開けない限り、カバー部材10から板状部材20を取り外すことができなくなるため、コンセント200の無断使用を防止することができる。
また、第1板状部材20は、後端部に長孔状の切り欠き21a、21bが形成されている。
このように、第1板状部材20に切り欠き21a、21bを設けることにより、第1板状部材20をガイドレール14に挿入して、カバー部材10の開口13を塞ぐ場合に、コンセント200の差込み口231に差し込まれた差込みプラグPの電源コードPaの経路を確保することができる。
次に、第2板状部材30について説明する。
図1に示すように、第2板状部材30は、切り欠きが設けられていない板状になされ、その前端部に第1板状部材の舌片22と同様の舌片32が形成されている。また、舌片32には、舌片22の孔23と同様の孔33が貫通している(なお、第2板状部材30は、切り欠きが設けられていない以外は、第1板状部材20と同様の形状に構成されている)。
そのため、第2板状部材30をガイドレール14に挿入して取り付けることにより、開口13を完全に塞ぐことができる。
次に、構造物Wに設置されているコンセント200に盗電防止装置1を取り付ける作業手順について、図5を用いて説明する。
図5は、本発明の第1実施形態の盗電防止装置をコンセントに取りつける作業手順を示した模式図であり、図5(a)は、コンセント200にカバー部材10が取り付けられる前の状態を示した模式図であり、図5(b)は、コンセント200にカバー部材10が接着固定された状態を示した模式図であり、図5(c)は、コンセント200に接着固定したカバー部材10に第1板状部材20が取りつけられる前の状態を示した模式図であり、図5(d)は、コンセント200に接着固定したカバー部材10に第1板状部材20が取り付けられた状態を示した模式図である。
具体的には、図5(a)に示すように、ユーザ(作業者)は、コンセント200のハウジング233(或いは、カバー部材10の裏面)に接着剤Zを付け、カバー部材10をハウジング233に外嵌させ、コンセント200のハウジング233にカバー部材10を接着固定させる。
そして、図5(b)に示すように、カバー部材10が接着固定されたコンセント200の差込み口231(図1参照)に、差込みプラグPを差し込む。
次に、図5(c)に示すように、差込みプラグPが差し込まれたコンセント200に接着固定されているカバー部材10のガイドレール14に第1板状部材20を挿入し、カバー部材10に第1板状部材20を取り付ける。この場合、切り欠き21a、21b(図1参照)が形成されている後端部からガイドレール14に挿入すると共に、差込みプラグPに接続された電源ケーブルPaを切り欠き21a(又は切り欠き21b)に挿通させる。
これにより、カバー部材10と、第1板状部材20とにより、コンセント200の差込み口231が取り囲まれる。
次に、図5(d)に示すように、カバー部材10に形成された舌片15の孔16(図1、図4参照)と、第1板状部材20の舌片22の孔23(図1、図4参照)とに鍵(例えば、図示するような南京鍵)Rを取り付けて、鍵Rを閉めて作業を終了する。
これにより、鍵Rを開けて取り外さない限り、カバー部材10から第1板状部材20を取り外すことができなくなるため、コンセント200が無断使用されることを防止することができる。
なお、第1実施形態では、鍵Rにより、カバー部材10に第1板状部材20をロックしているが、あくまでもこれは一例に過ぎない。カバー部材10と第1板状部材20とをロックできるものであれば、どのようなものでもかまわない。
このように、本発明の第1実施形態の盗電防止装置1は、カバー部材10を接着材によりコンセント200のハウジング233に接着固定させ、そのカバー部材10のガイドレール14に第1板状部材10を挿入するという簡単な作業により、コンセント200に盗電防止装置1を取り付けることができる。
すなわち、第1実施形態の盗電防止装置1は、工具(ドライバーやレンチ等)を使った作業が必要ないため、工事を使う作業に不慣れなユーザであっても、コンセント200に取り付けることができる。
また、本発明の第1実施形態では、例えば、鍵Rを取り付けることにより、カバー部材10から第1板状部材20を取り外すことができなくなるため、コンセント200の無断使用する盗電行為を効果的に防止することができる。
また、盗電防止装置1を取り付けたコンセント200から、差込みプラグPを引き抜く場合、鍵Rを外して、第1板状部材20を前方にスライドさせることで、コンセント200の差込み口231の下側を開放させて差込みプラグPを引き抜くことができる。
また、盗電防止装置1が取り付けられたコンセント200に差込みプラグPを差し込む場合についても、鍵Rの開閉操作と、第1板状部材20のスライド操作という簡単な作業を行うだけで差込みプラグPを差し込むことができる。
すなわち、第1実施形態によれば、工具(ドライバーやレンチ等)を使った面倒な作業をすることなく、コンセント200への差込みプラグPの着脱ができるため、使い勝手のよい盗電防止装置1が提供される。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態によれば、簡単な作業でコンセント200に取り付けることができると共に、差込みプラグPの着脱を簡単に行うことができる盗電防止装置1を提供することができる。
なお、本発明の第1実施形態は、上述した構造に限定されるものではなく、その要旨の範囲内のおいて種々の変形が可能である。
例えば、図6に示すように、盗電防止装置1のカバー部材10の構造を変形するようにしてもかまわない。
図6は、本発明の第1実施形態の盗電防止装置の変形例を示した模式図である。
なお、図6に示す第1実施形態の変形例において、上述した第1実施形態のカバー部材10と同じ構造については同じ符号を付し、その説明を簡略化する。
図6に示すように、第1実施形態の変形例のカバー部材40は、後端にフランジ部41が形成されている。また、カバー部材40のフランジ部41の上方の左右両側にそれぞれ、ビス用の孔41a、41cが形成され、下方の左右両側にそれぞれ、ビス用の孔41b(左側の孔は図示せず)が形成されている。
この構成により、コンセント200(図1参照)のハウジング233にカバー部材40を外嵌して、その後、フランジ部41の孔41a、41b、41cにビス(図示せず)を挿通させ、構造物Wにビス止めすることにより、カバー部材40をハウジング233に固定することができる。
なお、カバー部材40は、フランジ部41が形成されている以外は、第1実施形態のカバー部材10と同じである。
このように第1実施形態の変形例においても、コンセント200にカバー部材40を取り付けると、その後は、工具(ドライバーやレンチ等)を使った面倒な作業をすることなく、コンセント200への差込みプラグPの着脱ができるため、使い勝手のよい盗電防止装置1が提供される。
次に、本発明の第2実施形態について図7を用いて説明する。
図7は、本発明の第2実施形態の盗電防止機能を備えたコンセントを示した斜視図である。
なお、図7に示す第2実施形態において、上述した第1実施形態と同じ構造については同じ符号を付し、その説明を簡略化する。
具体的には、本発明の第2実施形態は、コンセント50のハウジング51に、上述した第1実施形態の盗電防止装置1のカバー部材10と同様の構造を設けることにより、コンセント50自体に盗電防止機能を持たせるようにしたものである。
具体的には、図7に示すように、コンセント50は、差込みプラグP用の差込み口231を有するコンセント部232と、差込み口231を下方に露出させてコンセント部232を収納・保持するハウジング51と、ハウジング51に着脱自在に取り付けられる第1板状部材20とを備えている。
また、ハウジング51は、差込み口231の前方および左右両側を取り囲み且つ下端に開口13が形成している庇部52と、その庇部52の開口13の左右両側の縁部に形成されたガイドレール14とを備えている。そして、ガイドレール14に第1板状部材20を挿入してスライドさせることにより、前記開口13を開閉できるようになされている。
なお、庇部52は、前壁部52aと、前壁部52aの両端が直角に折り曲げられた側壁部52bとを有し、断面視状でほぼコの字状に形成されている。
また、庇部52の下端は、第1実施形態のカバー部材10と同様、開口13を介して、差込みプラグPを差込み口231に挿入できるようになされている。
なお、庇部52の前壁部52aには、孔16が形成された舌片15が設けられ、ガイドレール14に第1板状部材20が挿入されて取り付けられた場合に、孔16および孔23に鍵R(図4参照)を取り付けることができるようになされている。
このように、本発明の第2実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様、ガイドレール14に第1板状部材20を挿入して取り付けることにより、コンセント200の無断使用を防止することができる。
また、第2実施形態のコンセント50によれば、上述した第1実施形態と同様、工具(ドライバーやレンチ等)を使った面倒な作業をすることなく、ガイドレール14に、第1板状部材20をスライド自在に着脱させるという簡単な作業により、コンセント200に差込みプラグPを挿入したり、コンセント200から差込みプラグPを取り外したりすることができる。
すなわち、第2実施形態によれば、差込みプラグPの着脱を簡単に行うことができる盗電防止機能を備えたコンセント50を提供することができる。
なお、本発明の第2実施形態は、上述した構造に限定されるものではなく、その要旨の範囲内のおいて種々の変形が可能である。
例えば、第2実施形態においても、第1実施形態と同様、ガイドレール14に図1に示す第2板状部材30を挿入して取り付けるようにしてもかまわない。
W 構造物
P 差込みプラグ
Pa 電源コード
R 鍵
1 盗電防止装置
10 カバー部材(盗電防止装置)
10a 前面部(カバー部材(盗電防止装置))
10b 側面部(カバー部材(盗電防止装置))
10c 側面部(カバー部材(盗電防止装置))
10d 上面部(カバー部材(盗電防止装置))
10e 底面部(カバー部材(盗電防止装置))
11、12 作業用孔(カバー部材(盗電防止装置))
13 開口(カバー部材(盗電防止装置))
14 ガイドレール(カバー部材(盗電防止装置))
15 舌片(カバー部材(盗電防止装置))
16 孔(カバー部材(盗電防止装置))
20 第1板状部材(盗電防止装置)
21a、21b 切り欠き(第1板状部材(盗電防止装置))
22 舌片(第1板状部材(盗電防止装置))
23 孔(第1板状部材(盗電防止装置))
30 第2板状部材(盗電防止装置)
32 舌片(第2板状部材(盗電防止装置))
33 孔(第2板状部材(盗電防止装置))
40 カバー部材
41 フランジ部
41a、41b、41c 孔
50 コンセント
51 ハウジング
52 庇部(ハウジング)
52a 前壁部(庇部(ハウジング))
52b 側壁部(庇部(ハウジング))
200 コンセント
210 取付プレート
220 防水部材
230 コンセント本体
231 差込み口
232 コンセント部
233 ハウジング
241、242 ネジ

Claims (5)

  1. 差込みプラグの差込み口を備えたコンセント部と、該差込み口を露出させて該コンセント部を収納保持するハウジングとを有するコンセントに取り付けられ、該コンセントが無断使用されることを防止する盗電防止装置であって、
    後面が開放していると共に底面部に開口が形成され、且つ前記ハウジングに外嵌する形状になされた箱状のカバー部材と、
    前記カバー部材の底面部の開口の縁部に形成されたガイドレールと、
    前記ガイドレールにスライド自在に挿入され、前記開口を開閉する板状部材とを備え、
    前記カバー部材は、前記ハウジングに外嵌された場合に、前記底面部の開口が前記コンセント部の差し込み口に相対向するように形成され、
    前記カバー部材が接着剤により前記ハウジングに接着固定され、前記板状部材が前記ガイドレールに挿入されることにより、前記差込み口が、該カバー部材および該板状部材で覆われるようになされていることを特徴とする盗電防止装置。
  2. 前記カバー部材には、第1の貫通孔を有する第1フック部が形成され、
    前記板状部材には、第2の貫通孔を有する第2フック部が形成され、
    前記第1板状部材が前記ガイドレールに挿入されて前記開口を塞いだ場合に、前記カバー部材の第1フック部の第1の貫通孔と、前記板状部材の第2フック部の第2の貫通孔とが相対向して配置されるようになされていることを特徴とする請求項1に記載の盗電防止装置。
  3. 前記板状部材には、前記コンセントの差込み口に差し込まれた差し込みプラグに接続された電源コードを挿通させるための切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の盗電防止装置。
  4. 前記カバー部材は、前記コンセントに外嵌された際に、該コンセントを固定しているネジに相対向する位置に工具を挿通させるための作業用孔が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載の盗電防止装置。
  5. 差込みプラグの差込み口を備えたコンセント部と、該差込み口を露出させて該コンセント部を収納保持するハウジングとを有する盗電防止機能付きのコンセントであって、
    前記ハウジングは、
    前記差込み口の前方および左右両側を取り囲み、且つ下端が開口している庇部と、
    前記庇部の開口の縁部に形成されたガイドレールと、
    前記ガイドレールにスライド自在に挿入され、前記開口を開閉する板状部材とを備え、
    前記ガイドレールに前記板状部材を挿入することで、前記差込み口が、前記庇部および該板状部材で覆われるようになされていることを特徴とする盗電防止機能付きのコンセント。
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