JPH0694613B2 - 流体噴射式織機の補助ノズル装置 - Google Patents

流体噴射式織機の補助ノズル装置

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JPH0694613B2
JPH0694613B2 JP60164529A JP16452985A JPH0694613B2 JP H0694613 B2 JPH0694613 B2 JP H0694613B2 JP 60164529 A JP60164529 A JP 60164529A JP 16452985 A JP16452985 A JP 16452985A JP H0694613 B2 JPH0694613 B2 JP H0694613B2
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裕之 金山
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流体噴射式織機の補助ノズル装置に関する。よ
り詳しくは、本発明は織機の緯糸ガイドまたは緯糸通過
部を有する変形筬に対向配置され、緯入れメインノズル
により緯入れされる緯糸に空気を噴射して緯糸の飛走を
助けるようにした補助ノズル装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の流体噴射式織機の補助ノズル装置においては、複
数本の補助ノズルをグループ化し、各グループの補助ノ
ズルを1つのバルブにより制御している。すなわち、第
9図に示すように、エアータンクAからエアーチューブ
TによりバルブVへ空気を供給し、バルブVから複数本
の細いエアーチューブT′で配管して複数本の補助ノズ
ルNに空気を供給するようにしている。
この装置では、バルブと補助ノズルの間を細いエアーチ
ューブにより連結しているので圧力損失が大きく、応答
性も悪い。その様子を第10図に示している。第10図
(a)に示すバルブタイミングに対し、立上りでは、
t′−t1だけ遅れ、立下りではt′−t2だけ遅れる
上、その変化はシャープではない。
このようにエアー応答性が悪く、そのため空気が有効に
使われないので空気消費効率が悪い上、立下がりの遅さ
がエアーマーク等を生じ布品質に悪影響を及ぼす。しか
も、圧力損失が大きい。また1バルブで複数本の補助ノ
ズルを制御せざるを得ないので、グループ制御となり、
理想的な空気噴射を実現し得ない。
1つのバルブにより複数の補助ノズルを作動させること
に起因する問題を解決するために、特公昭39−29651号
公報には、最大開口時の上下の経糸位置の付近にサブノ
ズルを配置し、同サブノズルの水平部を貫通した弁棒が
織機と連動したカムで駆動されるようにすることが開示
されている。
また、特開昭54−55661号公報には、スレー上に立設さ
れるサブノズルの開閉弁およびその駆動カムを同スレー
上に配置することが開示されている。
更に、特開昭55−62241号公報の第3図に示された実施
例では、スレー上に固設したホルダー7内に同じくスレ
ー上に配置したカムにより上下摺動させるノズルが嵌装
され、ノズルの上動時に通路が接続されて圧力流体が供
給されるようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これらの従来技術では全て緯入れ方向に多数並設したサ
ブノズル数に見合うカムを配設しなければならず、ま
た、開閉弁を駆動するカムがスレー上に配置されるもの
であるため、その駆動軸を必要とし、構成が複雑になる
ばかりでなく、カム重量によりスレーの重量が増加し、
織機の高速化に向かない。
また、カムによりサブノズルからの噴射タイミングを設
定するので、個々のサブノズルからの噴射タイミングを
安定に調整することが難しく、各サブノズルから同一状
態で噴射することができない。特に変形筬に対向設置し
たサブノズルにあっては、このように噴射タイミングの
設定が難しいと、サブノズルが経糸間を通過する間に流
体を噴射することがあり、この場合には噴射流体により
下経糸に損傷を与えることがある。
特に、特開昭55−62241号公報に開示された発明では、
補助流体を噴射するノズル自体が上下摺動する構成であ
るため、エア通路が接続する位置とサブノズルの噴射孔
の位置、即ち補助流体噴射タイミングを適正に設定する
ことが難しく、構成も複雑にならざるを得ない。
〔発明の目的〕
本発明は、構成が複雑でなく、個々のサブノズルからの
噴射タイミングを安定に調整でき、噴射流体により下経
糸に損傷を与えることがない流体噴射式織機の補助ノズ
ルを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明においては、緯入れ時に上下経糸間の緯糸通過部
に臨ませた補助ノズルの噴射穴から空気を噴射し、緯糸
を飛走する流体噴射式織機において、前記補助ノズルの
噴射穴を有する小径部の下端に大径部を形成し、該大径
部内に前記補助ノズルの噴射穴からの空気噴射を制御す
るバルブピストンコアを可動状態で内装するとともに同
バルブピストンコアを作動する電磁石を配設したことを
特徴とする流体噴射式織機の補助ノズル装置により、上
述した問題を解決する。
〔作用〕
本発明においては、補助ノズルの噴射穴を有する小径部
の下端に大径部を形成し、該大径部内に前記補助ノズル
の噴射穴からの空気噴射を制御するバルブピストンコア
を可動状態で内装するとともに同バルブピストンコアを
作動する電磁石を配設したので、補助ノズルから噴射す
る空気制御用のバルブ機構を補助ノズルに直結し、一体
化することができる。そして、本発明では、補助ノズル
に配設したバルブ機構を電磁石によって作動させるの
で、各補助ノズルの応答遅れがなく、また各補助ノズル
を個別に制御することができ、またバルブ機構を電磁石
によって作動させるので、作動装置が簡単化し、しかも
電磁石の励磁タイミングを調整することによりサブノズ
ルの噴射タイミングを容易に設定することができる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例を参照して本発明を詳細に説明す
る。
本発明の流体噴射式織機の補助ノズル装置1は織機の緯
糸ガイド(図示せず)に対向配置され、または第8図に
示すように、スレー10に固定設置され緯糸通過部を有す
る変形筬11に対向配置され、緯入れメインノズルにより
上下の経糸12の間の杼口に緯入れされる緯糸に空気を噴
射して緯糸の飛走を助ける。
第1図において、本発明の補助ノズル本体1は寸法の小
さい小径筒部1fと該小径筒部1fに連なる大径筒部1gから
なっている。小径筒部1fの側面に噴射穴1aが形成されて
いる。大径筒部1gは空気流入口3に連なり、内部にはバ
ルブピストンコア6が上下に摺動可能に装着されてい
る。バルブピストンコア6の下端には鍔6aが形成され、
内部には軸方向に延びる導管およびポート6bが穿され、
上部側面に開口している。バルブピストンコア6の頭部
は半球状の弁体となっており、バルブピストンコア6は
大径筒部1g内に固定設置された電磁石5の中空部を嵌挿
している。バルブピストンコア6の鍔6aを復帰用の圧縮
スプリング4により付勢し、バルブピストンコア6の弁
体を大小径筒部1f、1g間に形成された弁座1cに押圧して
いる。図中2はシール部材である。大径筒部1gの内部の
室1e、1dは空気溜めを形成している。
以上の構成からなる第1図の実施例においては、空気流
入口3から圧縮空気が供給され、空気溜め1e、1dおよび
バルブピストンコア6に設けられ導管内に1度の噴射に
必要十分な空気が準備される。エアー噴射タイミングに
なると、コイル5に電流が流れ励磁され、バルブピスト
ンコア6が下方に移動される。同時に空気溜め1e、1dに
貯えられていた空気が噴射穴1aから噴射される。噴射開
の時間が経過すると、コイル5への電流が切れ、磁力も
消える。すると、スプリング4の回復力でバルブピスト
ンコア6が元の位置へ復帰し、エアーの噴射が停止す
る。
他の実施例を第2図に示す。第1図に示した実施例では
バルブピストンコア6の頭部と弁座1cとの係合、離脱に
よりエアの噴射を制御しているが、第2図の実施例では
小径筒部1fに対してバルブピストンコア6が軸方向に移
動して噴射穴1aの開口を制御し、空気の噴射を制御して
いる。
第3図から第5図に示した実施例においては、空気噴射
穴を複数個持つことで、それぞれの噴射穴でそれぞれの
目的に応じて、空気を吹き分けられる。小径筒部1fには
噴射穴1a、1′aが緯糸搬送用に適した穴位置に、ま
た、噴射穴1b、1′bが緯糸張力付与用に適した穴位置
に設けられている。
バルブピストンコア6には、補助ノズル本体1の噴射穴
1a、1′a、1b、1′bに対応する位置にポート6b、
6′b、6c、6′cが形成されており、またバルブピス
トンコア6の中間部に鍔6dが形成され、鍔6dと大径筒部
間にバルブピストンコア6を押下げる圧縮ばね7が装着
されている。
コイル5へ流す電流の方向を逆向きにスイッチングして
バルブピストンコア6を上方または下方に移動させる。
例えば、緯糸搬送時にバルブピストンコア6を上方に移
動して、第5図(b)に示すように噴射穴1a、1′aを
オンして、しかる後、第5図(c)に示すように、バル
ブピストンコア6を下方に移動して緯糸張力付与のた
め、全噴射するときに反緯入れ側のみ噴射穴1b、1′b
をオンするといった使い分けが可能となる。
上述の説明では、用途別に考えたが、通常の緯入れ、多
色緯入れまたはミキシングに応じ緯糸の種類によって吹
き分けることも考えられる。特に、変形筬タイプのサブ
ノズルは糸種によって設定角度を変えることがあり、こ
のような場合に有効である。更に、糸番手に応じてサブ
ノズルの使用本数を変え、緯糸搬送が行い難い細糸では
サブノズル本数を増加する場合にも有効である。
上述の実施例では電磁石(電磁ソレノイド)5によりバ
ルブピストンコア6を上下に移動させていたが、サブノ
ズル本体1中に、励磁時に軸まわりに回動するロータリ
ソレノイド(図示せず)等を設け、該ロータリソレノイ
ドを軸まわりに回動可能に支持したバルブピストンコア
に連結することも可能である。
第6図に示す実施例では1種類の噴射穴1aを形成し、バ
ルブピストンコア6を回動してその噴射穴1aを第6図
(b)に示すようにオンし、第6図(a)に示すように
オフしている。
また、第7図に示す実施例では2種類の噴射穴1a、1bを
形成し、バルブピストンコア6を回動し、第7図(a)
に示すように両噴射穴1a、1bをオフしたり、第7図
(b)に示すように噴射穴1aをオンしたり、または第7
図(c)に示すように噴射穴1bをオンするようにしてい
る。
〔発明の効果〕
本発明においては補助ノズルの噴射穴を有する小径部の
下端に大径部を形成し、該大径部内に前記補助ノズルの
噴射穴からの空気噴射を制御するバルブピストンコアを
可動状態で内装するとともに同バルブピストンコアを作
動する電磁石を配設したので補助ノズルから噴射する空
気制御用のバルブ機構を補助ノズルに直結し、一体化す
ることができる。
本発明では、従来のようなサブノズルと別体のバルブ装
置が不必要になり、バルブ機能をコンパクト化できると
同時に、メカニカルなバルブ駆動力が不必要となるた
め、動力が低減できる。別設置したバルブ部が不必要と
なることから、各補助ノズルをエアータンク直結型のノ
ズルタイプにでき、チューブ等の配管やそれに伴う作動
不良等も防げる。
本発明では、補助ノズルに電磁石により作動するバルブ
機構を配設したので、バルブと補助ノズルとの間に細い
エアーホースがなく、エアーの応答性が向上し、最適タ
イミングを実現でき、エアー圧力損失を低減できる。ま
た、補助ノズルを1本毎に噴射制御が可能になり、理想
的な緯糸搬送エアーブローを実現できる。以上の結果と
して、空気消費量が低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図はそれぞれ異なる実施例の断面側面
図、第4図は第3図の部分正面図、第5図(a)から
(c)は第3図の横断面図、第6図(a)(b)および
第7図(a)から(c)は他の実施例の横断面図、第8
図は本発明の実施例の使用状態を示す側面図、第9図は
従来装置の配管図、第10図(a)(b)は従来装置の動
作線図である。 1…補助ノズル、 1a、1′a、1b、1′b、1c、1′c…噴射穴、 4、7…圧縮スプリング、 5…コイル、 6…バルブピストンコア。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯入れ時に上下経糸間の緯糸通過部に臨ま
    せた補助ノズルの噴射穴から空気を噴射し、緯糸を飛走
    する流体噴射式織機において、前記補助ノズルの噴射穴
    を有する小径部の下端に大径部を形成し、該大径部内に
    前記補助ノズルの噴射穴からの空気噴射を制御するバル
    ブピストンコアを可動状態で内装するとともに同バルブ
    ピストンコアを作動する電磁石を配設したことを特徴と
    する流体噴射式織機の補助ノズル装置。
JP60164529A 1985-07-25 1985-07-25 流体噴射式織機の補助ノズル装置 Expired - Lifetime JPH0694613B2 (ja)

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