JPS6223823Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6223823Y2
JPS6223823Y2 JP8107982U JP8107982U JPS6223823Y2 JP S6223823 Y2 JPS6223823 Y2 JP S6223823Y2 JP 8107982 U JP8107982 U JP 8107982U JP 8107982 U JP8107982 U JP 8107982U JP S6223823 Y2 JPS6223823 Y2 JP S6223823Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
control device
passage
valve
fluid control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8107982U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58184580U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8107982U priority Critical patent/JPS58184580U/ja
Publication of JPS58184580U publication Critical patent/JPS58184580U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6223823Y2 publication Critical patent/JPS6223823Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Looms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は織機における電磁石を用いた流体制御
装置に関するものである。
従来技術 一般に、流体噴射式織機においては緯糸が緯入
れタイミングに同期して主ノズルから噴射される
圧力流体に乗つて同ノズルから噴出され、スレイ
上に多数並設されたガイド片によつて形成される
緯糸案内通路内に緯入れされる。さらに、この緯
糸を織布の反緯入れ側布端まで確実に到達させる
ために、前記多数のガイド片間に複数の補助ノズ
ルを配設し、同ノズルから噴射される圧力流体に
よつて緯入れ最中の緯糸を助勢させることが行わ
れている。
流体を用いて所望の織布を得るには、主ノズル
あるいは補助ノズルから噴射される流体の制御を
確実に行う必要がある。
従来、流体を制御する方式としては第1図に示
すように、流体通路を開閉するバルブ1がクラン
ク軸に連係して回転されるカム2によつて動作さ
れる機械方式の流体制御装置が一般に使われてい
る。この機械方式の流体制御装置は主ノズルある
いは補助ノズルから噴射される流体の噴射圧が設
定された噴射圧になるまでに要する時間(以下、
応答時間という)が短いという利点を有している
反面、カム2の周面に付着する風綿によつてバル
ブ1が流体通路を確実に遮閉することができない
というおそれがあつた。又、織布の織幅変更等に
対応して主ノズルあるいは補助ノズルから噴射さ
れる流体の噴射タイミングや噴射時間を調整する
には直接カム2の交換あるいはカム2の取付調整
をしなければならないが、このような調整は非常
に難しくかつ面倒なものであつた。
この機械方式の流体制御装置が有する欠点を解
消するために、第2図に示すように、電磁石3に
よつてバルブ1の開閉を行う電磁方式の流体制御
装置も用いられている。ところが、従来使用され
ている電磁方式の流体制御装置は1つのバルブの
みによつて流体通路を開閉し、かつ同バルブを1
つの電磁石のみによつて動作させるようになつて
いるため、機械方式の流体制御装置の有する欠点
を解消する(すなわち、風綿によるトラブルを解
消し、流体の噴射タイミング調整を容易化する)
反面、機械方式の流体制御装置に比べて応答時間
が長くなるという欠陥があつた。従つて、緯糸を
織布の反緯入れ側布端まで確実に到達させて緯入
れミスをなくすには主ノズルあるいは補助ノズル
からの噴射圧を所定時間設定噴射圧に保つ必要が
あり、そのため、応答時間の長さを考慮して流体
を多めに消費しなければならず、かつ流体の消費
ロスに付随して緯糸が必要以上に噴射流体にさら
され、同緯糸がしごかれて解撚が増すおそれがあ
つた。
目 的 本考案は従来の機械方式及び電磁方式の流体制
御装置が有していた欠陥を解消するためになされ
たものであつて、その目的は分流した流体の分流
通路の開閉を行う各バルブに対し、電磁石によつ
て吸引される吸引部材をそれぞれ連結し、同吸引
部材が前記バルブの開放方向に吸引されるよう
に、各吸引部材に対応する電磁石を配設すること
により、応答時間の短縮化を図ることができ、ひ
いては流体の消費を押えることができる織機にお
ける流体制御装置を提供することにある。
実施例 以下、本考案を具体化した一実施例を第3〜6
図に基づいて説明すると、11は流体供給源(図
示略)から主ノズル(図示略)に至る流体通路1
2の途中に配設された中空の流体通路開閉部であ
つて、その隔壁11aには第1連通孔11bと、
複数の第2連通孔11cが設けられている。第1
連通孔11bは流体通路開閉部11の右側壁を貫
通する非磁性体からなるロツド13に固着された
バルブ14によつて隔壁11aの右側から密接カ
バーされるようになつているとともに、流体通路
開閉部11の左側壁を貫通する非磁性体からなる
ロツド15に固着されたバルブ16によつて隔壁
11aの左側から密接カバーされるようになつて
いる。
両バルブ14,16は常にはバネ17,18に
よつて第1連通孔11bを密接カバーしている
が、バルブ14が第1連通孔11bを密接カバー
していないときには、前記流体供給源側の流体通
路12(第3〜5図の下側の通路12)を通つて
供給された流体は流体通路開閉部11の右室、第
1連通孔11b、バルブ16及びロツド15内に
形成された案内通路19を通つて前記主ノズル側
の流体通路12(第3〜5図の上側の通路12)
に導かれるようになつている。又、両バルブ1
4,16が第1連通孔11bを密接カバーしてい
ないときには、前記流体供給源側の流体通路12
を通つて供給された流体は流体通路開閉部11の
右室、第1連通孔11b及び流体通路開閉部11
の左室によつて構成される第1分流通路と、流体
通路開閉部11の右室、第2連通孔11c及び流
体通路開閉部11の左室によつて構成される第2
分流通路とに分流し、再び案内通路19に合流し
て前記主ノズル側の流体通路12に導かれるよう
になつている。
20はロツド13に止着された強磁性体からな
る吸引部材、21は吸引部材20がバルブ14の
開放方向(第3図において、バルブ14が右側へ
移動する方向)に吸引されるように、吸引部材2
0に近接して配設された第1電磁石、22はロツ
ド15に止着された強磁性体からなる吸引部材、
23は吸引部材22がバルブ16の開放方向(第
3図において、バルブ16が左側へ移動する方
向)に吸引されるように、吸引部材22に近接し
て配設された第2電磁石である。
両電磁石21,23はそれぞれ緯入れタイミン
グに同期して制御部(図示略)から発せられる信
号電流に基づいて作動されるようになつており、
第2電磁石23は織機の1回転(すなわち、クラ
ンク軸が360゜回転する)の間に第6図aに示す
信号電流S1に基づいて作動され、第1電磁石21
は第6図bに示す信号電流S2に基づいて作動され
る。すなわち、第2電磁石23はバルブ16の起
動及び保持を行い、第1電磁石21はバルブ14
の起動のみを行うようになつている。
さて、緯入れタイミングに同期して前記制御部
から第1電磁石21に信号電流S2が送られ、かつ
第2電磁石23に信号電流S1が送られると、第4
図に示すように、第1電磁石21が吸引部材20
を吸引し、バネ17の押圧力に抗してバルブ14
を開放方向に移動させるとともに、第2電磁石2
3が吸引部材22を吸引し、バネ18の押圧力に
抗してバルブ16を開放方向に移動させる。従つ
て、供給源側の流体は前記第1分流通路及び第2
分流通路を分流通過し、案内通路19に合流して
主ノズル側の流体通路12へ流入する。このと
き、主ノズルから噴射される流体の噴射圧は第6
図cの曲線C1で示す立上りを見せて設定噴射圧
Pに到達する。
その後、信号電流S2が停止されて第1電磁石2
1が消磁され、従つて、第5図に示すように、バ
ルブ14がバネ17の押圧力によつて第1連通孔
11bを密接カバーするが、バルブ16が第2電
磁石23によつて開放保持されているので流体供
給源側の流体は第2連通孔11cを通つて案内通
路19から主ノズル側の流体通路12へ流入す
る。そのため、主ノズルから噴射される流体の噴
射圧は設定噴射圧Pに保たれる。そして、信号電
流S1が停止されたとき、第2電磁石23が消磁さ
れ、吸引部材22が吸引されなくなると、バネ1
8の押圧力によつてバルブ16が第1連通孔11
bを密接カバーする。このとき、主ノズルから噴
射される流体の噴射圧は第6図cの曲線C2で示
す減少を見せて0に至る。
従来構成の電磁方式の流体制御装置は本実施例
における第1電磁石21を作動させない場合に相
当するが、第2電磁石23のみを作動させたとき
には流体の噴射圧は第6図cの曲線C3で示す立
上りを見せて設定噴射圧Pに到達する。
両曲線C1,C3を比較すれば明らかなように、
曲線C1の立上りは曲線C3よりも急激である。す
なわち、本実施例の電磁方式の流体制御装置は従
来構成の電磁方式の流体制御装置に比較して、主
ノズルから噴射される流体の噴射圧が設定噴射圧
になるまでに要する時間(応答時間)が短いので
ある。従来構成の電磁方式の流体制御装置におけ
る応答時間はほぼ10〜15ミリ秒(回転数が
500rpmの高速織機においては回転角30゜〜45゜
に等しい)であるが、本実施例の電磁方式の流体
制御装置においてはほぼ半分程度に短縮すること
ができる。
この応答時間短縮化の原因は2つの電磁石2
1,23によつて2つのバルブ14,16を起動
し、流体の通過断面積が時間的に増大する割合を
大きくしたことによる。
従来構成の電磁方式の流体制御装置(第2図参
照)において、バルブ1の開放速度を速くして流
体の通過断面積が時間的に増大する割合を大きく
する方法としては電磁石3の代わりに例えば同電
磁石3の2倍の吸引力を有する電磁石を用いるこ
とも考えられる。しかし、電磁石の特性として単
位時間当りの消費電力を2倍にしても2倍の吸引
力を得ることができず、従つて、この方法では消
費電力が多くなるという欠陥がある。さらに、1
つの電磁石のみを使用するために、単位時間当り
の電力消費の大きい電磁石によつてバルブ1の保
持を行う必要があるが、これは一層大きな動力損
失につながるものである。従つて、1つの電磁石
のみを用いた流体制御装置は動力消費の観点から
本実施例の流体制御装置よりも劣るということが
できる。
なお、曲線C2はできるだけ急激に減少するこ
とが望ましい(すなわち、緯糸が必要以上に噴射
流体にさらされることを防止する)が、これはバ
ネ18の弾性係数を大きくし、かつ第2電磁石2
3の吸引力を大きくすることによつて解決するこ
とができる。
このように、本実施例においては、分流し、再
び合流する流体の分流通路を開閉する2つのバル
ブ14,16の起動を2つの電磁石21,23に
よつて行なつたことにより、従来構成の電磁方式
の流体制御装置に比較して応答時間を短縮するこ
とができ、ひいては流体の消費を押えることがで
きる。又、本実施例においては第2電磁石23に
よつてバルブ16を開放保持し、同バルブ16の
開放のみによつて流体の噴射圧を設定噴射圧Pに
保つたが、このようにすれば動力損失を押えるこ
とができる。
又、本考案は電磁方式にしたことにより、機械
方式の流体制御装置が有している風綿トラブル及
びバルブの開閉タイミング調整や流体噴射時間調
整の困難性を解消することができ、かつ織機の自
動化を一層促進することができる。
なお、本考案は前記実施例のみに限定されるも
のではなく、例えば第1電磁石21によつてバル
ブ14の開放保持を行なつたり、第7図に示すよ
うに、隔壁11aに設けられた2つの連通孔24
をそれぞれ開閉する2つのバルブ25を2つの電
磁石26によつて起動するようにしたり、本考案
を補助ノズルからの噴射流体の制御あるいはエア
方式の緯糸貯留装置に具体化したりする等、本考
案の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更具体化す
ることも可能である。
効 果 以上詳述したように、本考案は分流した流体の
分流通路の開閉を行う各バルブに対し、電磁石に
よつて吸引される吸引部材をそれぞれ連結し、同
吸引部材が前記バルブの開放方向に吸引されるよ
うに、各吸引部材に対応する電磁石を配設したこ
とにより、応答時間の短縮化を図ることができ、
ひいては流体の消費を押えることができる効果を
有するので、織機における流体制御装置として産
業利用上優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の機械方式の流体制御装置を示す
縦断面図、第2図は従来の電磁方式の流体制御装
置を示す縦断面図、第3図は本考案を具体化した
一実施例を示す縦断面図、第4,5図は同じく作
用を説明する縦断面図、第6図aは前記実施例に
おける第2電磁石に発せられる信号電流を示すグ
ラフ、第6図bは同じく第1電磁石に発せられる
信号電流を示すグラフ、第6図cは主ノズルから
噴射される流体の噴射圧を示すグラフ、第7図は
本考案の別例を示す縦断面図である。 ロツド13,15、バルブ14,16、電磁石
21,23。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 流体供給源から供給される流体が分流し、か
    つ再び合流する流体制御装置において、前記分
    流した流体の分流通路の開閉を行う各バルブに
    対し、電磁石によつて吸引される吸引部材をそ
    れぞれ連結し、同吸引部材が前記バルブの開放
    方向に吸引されるように、各吸引部材に対応す
    る電磁石を配設したことを特徴とする織機にお
    ける流体制御装置。 2 分流通路は流体通路開閉部の隔壁に形成され
    た第1連通孔を通る第1分流通路と、同隔壁に
    形成された第2連通孔を通る第2分流通路とで
    ある実用新案登録請求の範囲第1項に記載の織
    機における流体制御装置。 3 第1分流通路を構成する第1連通孔は2つの
    バルブによつてそれぞれ両側から密接カバーさ
    れるようになつている実用新案登録請求の範囲
    第2項に記載の織機における流体制御装置。 4 第1連通孔を密接カバーする一方のバルブが
    止着されたロツド内には、分流した流体が再び
    合流される案内通路が設けられている実用新案
    登録請求の範囲第3項に記載の織機における流
    体制御装置。
JP8107982U 1982-06-01 1982-06-01 織機における流体制御装置 Granted JPS58184580U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8107982U JPS58184580U (ja) 1982-06-01 1982-06-01 織機における流体制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8107982U JPS58184580U (ja) 1982-06-01 1982-06-01 織機における流体制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58184580U JPS58184580U (ja) 1983-12-08
JPS6223823Y2 true JPS6223823Y2 (ja) 1987-06-17

Family

ID=30090208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8107982U Granted JPS58184580U (ja) 1982-06-01 1982-06-01 織機における流体制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58184580U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58184580U (ja) 1983-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6223823Y2 (ja)
JP5874696B2 (ja) 燃料噴射弁
JPS632462Y2 (ja)
US5597013A (en) Electromagnetic control ball valve
JPH0583649B2 (ja)
JPS6228442A (ja) 流体噴射式織機の補助ノズル装置
JPH01168941A (ja) 水噴射式織機の複数緯糸選択緯入れ装置
JPH0342061Y2 (ja)
JPH0247335A (ja) 空気噴射式織機の緯入れ方法
JPH0124152Y2 (ja)
JPH0435900A (ja) 超高圧水噴射ノズル
JPS61201048A (ja) ジェットルームにおける流体噴射制御装置
JPH11152651A (ja) 水流噴射式織機の圧力水供給装置
JPH0583648B2 (ja)
TW202331040A (zh) 空氣噴射式織機的引緯方法及引緯裝置
JPH0354143Y2 (ja)
JPH0258379B2 (ja)
KR830000799B1 (ko) 제트직기의 보조노즐 급기방법
JPS6017147A (ja) 流体噴射式織機における流体切換装置
JPH02127542A (ja) 多色ジェットルームにおける緯入れ方法及びエア配管構造
JPH02269839A (ja) ジェットルームにおける緯入れ方法
JPH073018B2 (ja) ジェットルームにおける緯入れ方法
JPS5925893Y2 (ja) 空気噴射式織機の緯入れ装置
JP2527726Y2 (ja) 多色ジェットルームにおけるエア配管構造
JPH0345751A (ja) 流体噴射式織機のよこ糸切断装置