JPH01168941A - 水噴射式織機の複数緯糸選択緯入れ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は水噴射式織機において、複数本の緯糸のうちの
いずれか１つを選択して緯入れする装置に関する。

従来の技術 この種の複数緯糸選択緯入れ装置の中には、ｌっのウォ
ータポンプに複数本の緯入れノズルを分岐配管し、この
分岐配管の分岐点に、ウォータポンプを接続する１つの
一次側ポート（入口）と緯入れノズルそれぞれを接続す
る複数の二次側ポート（出口）とを有するバルブを介装
し、バルブの弁体に形成した通水路を介して１つの一次
側ポートを二次側ポートのうちのいずれか１つに選択的
に切り替えるようにしたものがある（例えば、実開昭６
１−７５０８３号公報参照）。

発明が解決しようとする問題点 弁体を回転して通水路を順次周方向へ移動し、１つの一
次側ポートを複数の二次側ポートのうちの１つに選択的
に切り替えねばならず、応答性に欠ける。特に二次側ポ
ートが３個以上の多数になると、通水路が移動する途中
で連通不要な二次側ポートを一次側ポートに連通させる
恐れがあり、選択の自由度が奪われてしまう。

そこでｌっのウォータポンプに複数本の緯入れノズルを
分岐配管し、これらの分岐配管それぞれに電磁駆動型の
バルブを介装し、これらのバルブを選択的に開弁作動し
て前記複数本の緯入れノズルのうちのいずれか１つから
ウォータジェットを噴射する構造が提案されている。し
かし、複数本の緯入れノズルのうちのいずれか１つの緯
入れノズルから緯糸を緯入れしている際に、振動によっ
て、緯入れを停止している緯入れノズル先端から水が少
量ずつ流出し、この緯入れノズルと閉弁作動しているバ
ルブとの間の分岐配管内の水が減少し、大きな空洞が形
成されてしまう。すると、今まで停止していた緯入れノ
ズルから緯入れをしようとして、バルブを開弁作動した
初期に、緯入れ用水量が不足して、緯入れ不良が発生す
るということが指摘されている。

したがって本発明は緯入れ選択の自由度に支障を招くこ
となく、前記問題点を克服することができろ水噴射式織
機の複数緯糸選択緯入れ装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 １つのウォータポンプから複数本の緯入れノズルを分岐
して配管する分岐配管それぞれに介装した電磁駆動型の
バルブの弁部に、−次側ポートと二次側ポートとを連通
ずる小孔を設けである。

作用　　　　′ 閉弁作動しているバルブから緯入れを停止している緯入
れノズルに向けて緯入れ用水が補充される。

実施例 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて詳述する。

第１．２図に示すように、１つのウォータポンプｌに複
数本の緯入れノズル２．３を分岐配管４゜５し、これら
分岐配管４．５それぞれに電磁駆動型のバルブ６．７を
介装し、これらのバルブ６゜７を選択的に開弁作動して
前記複数本の緯入れノズル２．３のうちのいずれか１つ
からウォータジェットを噴射する点、各バルブ６．７は
一次側ポート１０（ウォータポンプ１のアウトレットポ
ートに接続される）と二次側ポート１１（Ｉ−１入れノ
ズル２または３に接続される）とを有するバルブボディ
１２を備え、このバルブボディ１２の一次側ポート１０
と二次側ポート１１との中間部分に弁体１３と弁座１４
とからなる弁部１５を設けであるとともに、弁体１３に
固定したアーマチュア１６を電磁力で吸引して弁体１３
を弁Ｅ１４より離間（バルブ６または７の開弁作動）さ
せるソレノイド！７と、アーマチュア１６の中抜孔１８
に通してヨーク１９と弁体１３とに跨って架設されて弁
体１３を弁座１４に密接（バルブ６または７の閉弁作動
）させるリターンスプリング２０とを備えている点等の
基本的な構造は従来のポペットタイプの電磁駆動自己復
帰型のバルブとして公知の構造である。

ここで、前述のバルブ６．７は同一構造になっているこ
とから、一方のバルブ６について第１図を参照しながら
説明する。バルブ６の弁部１５には一次側ポート１０と
二次側ポートＩＩとを弁部１５の開弁、閉弁とは無関係
に連通する小孔２１を設けである。この小孔２Ｉは、こ
のバルブ６の二次側ポートＩＩに接続される緯入れノズ
ル２が偉人れを停止しているときに振動によって緯入れ
ノズル２の先端から流出する量の緯入れ用水を補給する
のに必要かつ十分な孔径になっており、具体的には弁体
１３に形成されている。

以上の実施例構造によれば、第２図に示す状態において
、一方のバルブ６を開弁作動し、このハルプロに接続さ
れた緯入れノズル２からウォータジェットを噴射して、
この緯入れノズル２から図外の緯糸を緯入れする場合を
仮定すると、他方の閉弁作動しているバルブ７の一次側
ポート１０にらウォータポンプｌから加圧された緯入れ
用水が供給されており、この−次側ポート１０の緯入れ
用水が小孔２１を通って閉弁作動しているバルブ７の二
次側ポート１１に供給される。よって緯入れを停止して
いる緯入れノズル３にも振動で流失オろ量に見合ったｍ
の緯入れ用水がウォータポンプ！から補給される。

一方、ウォータポンプｌとしてプランジャポンプを使用
した場合には、その吸入行程時に綿入れを停止して緯入
れノズル３系統の二次側ポートＩ■から一次側ポート１
０に小孔２１を通って緯入れ用水が流れるが、吸入行程
よりも緯入れ行程の方が圧力が大きいので、小孔２Ｉを
通る流量は一次側ポート１０から二次側ボー）１１に流
れる方が多い。この結果、緯入れを停止している緯入れ
ノズル３からバルブ７までの間に、緯入れ開始初期に不
都合な空洞が発生することはない。

なお本発明は前記実施例に限定されるものではなく、例
えば第３図に示すように、小孔２１Ａを弁座に設けたり
、あるいは図示を省略するけれども、弁体１３と弁座１
４との両方に小孔２１，２１Ａを設けたりすることもで
きる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、１つのウォータポンプと
複数本の緯入れノズルとの分岐配管に設けた個々のバル
ブを開閉させることによる緯入れ選択の自由度に支障を
招くことなく、緯入れを停止している緯入れノズルに緯
入れ用水を十分に満たしておくことができ、もって緯入
れ不良を未然に防止することができるという新規な効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に使用するバルブの断面図、
第２図は同実施例を示す概略構成図、第３図は本発明の
異なる例を示すバルブの断面図である。 ｌ・・・ウォータポンプ、２．３・・・緯入れノズル、
４．５−分岐配管、６，７・・・バルブ、１３・・・弁
体、１４・・・弁座、１５・・・弁部、２］、２１Ａ・
・・小孔。 外２名 第１図 第２ト（

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １つのウォータポンプに複数本の緯入れノズルを分岐配
   管し、これら分岐配管それぞれに電磁駆動型のバルブを
   介装し、これらのバルブを選択的に開弁作動して前記複
   数本の緯入れノズルのうちのいずれか１つからウォータ
   ジェットを噴射するようにした水噴射式織機の複数緯糸
   選択緯入れ装置において、前記バルブの弁部に一次側ポ
   ートと二次側ポートとを連通する小孔を設けたことを特
   徴とする水噴射式織機の複数緯糸選択緯入れ装置。