JPH06220908A - 弁操作回路 - Google Patents
弁操作回路Info
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- JPH06220908A JPH06220908A JP3275993A JP3275993A JPH06220908A JP H06220908 A JPH06220908 A JP H06220908A JP 3275993 A JP3275993 A JP 3275993A JP 3275993 A JP3275993 A JP 3275993A JP H06220908 A JPH06220908 A JP H06220908A
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- pilot
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁操作順序の間違いがないように、弁操作順
序を自動化すること。 【構成】 水ポンプ23の吐出側と水タンク30の間に
第1弁24を設け、水噴射用の2個の第1ノズル21と
第2ノズル22を設け、前記水ポンプの吐出側と第1ノ
ズルの間に第2弁25を設け、前記水ポンプの吐出側と
第2ノズルの間に第3弁26を設け、これらの第1弁、
第2弁、第3弁を夫々パイロット油圧により開閉を制御
されるパイロット操作型の2方ポペット弁とし、これら
第1弁、第2弁、第3弁の各パイロット室33、43、
43aと油圧源50の間に、第1弁、第2弁、第3弁の
一つを開弁状態もしくは入口水圧によって開弁可能な状
態とし他の弁を閉弁状態とする3種類の切換位置27
n、27a、27bを有する油圧切換弁27を設け、第
1弁を閉弁する油圧パイロット通路中に第1弁の閉弁を
他の弁の閉弁よりも遅らせる速度調整弁59を設けたこ
とを特徴とする。
序を自動化すること。 【構成】 水ポンプ23の吐出側と水タンク30の間に
第1弁24を設け、水噴射用の2個の第1ノズル21と
第2ノズル22を設け、前記水ポンプの吐出側と第1ノ
ズルの間に第2弁25を設け、前記水ポンプの吐出側と
第2ノズルの間に第3弁26を設け、これらの第1弁、
第2弁、第3弁を夫々パイロット油圧により開閉を制御
されるパイロット操作型の2方ポペット弁とし、これら
第1弁、第2弁、第3弁の各パイロット室33、43、
43aと油圧源50の間に、第1弁、第2弁、第3弁の
一つを開弁状態もしくは入口水圧によって開弁可能な状
態とし他の弁を閉弁状態とする3種類の切換位置27
n、27a、27bを有する油圧切換弁27を設け、第
1弁を閉弁する油圧パイロット通路中に第1弁の閉弁を
他の弁の閉弁よりも遅らせる速度調整弁59を設けたこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に高圧洗浄車におい
て水噴射ノズルに供給する加圧水の供給通路に設けられ
る弁の操作回路に関する。
て水噴射ノズルに供給する加圧水の供給通路に設けられ
る弁の操作回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭61−68191号公報、
実開平3−53972号公報等に見られるように、水ポ
ンプで加圧された加圧水を、ホースの先端に付けたノズ
ルから噴射して下水道管等の洗浄を行う高圧洗浄車があ
る。この種の高圧洗浄車に設けられている加圧水供給装
置は、水圧ポンプの吐出側を洗浄時にノズルへ接続し、
洗浄しない時にはタンクへ帰還させるようになってい
る。例えば図3に示すように、手動操作されるボールバ
ルブ1、2、3を用いた水圧回路とされ、第1ノズル4
から噴射させるときは小容量第1ノズル4のバルブ2を
開けておいてから水タンク6へのバルブ1を閉じ、ま
た、大容量第2ノズル5から噴射させるときは第2ノズ
ル5のバルブ3を開けておいてから水タンク6へのバル
ブ1を閉じる操作がなされ、噴射を停止させるときは水
タンク6へのバルブ1を開けておいてから第1ノズル4
のバルブ2(もしくは第2ノズル5のバルブ3)を閉じ
る操作がなされる。
実開平3−53972号公報等に見られるように、水ポ
ンプで加圧された加圧水を、ホースの先端に付けたノズ
ルから噴射して下水道管等の洗浄を行う高圧洗浄車があ
る。この種の高圧洗浄車に設けられている加圧水供給装
置は、水圧ポンプの吐出側を洗浄時にノズルへ接続し、
洗浄しない時にはタンクへ帰還させるようになってい
る。例えば図3に示すように、手動操作されるボールバ
ルブ1、2、3を用いた水圧回路とされ、第1ノズル4
から噴射させるときは小容量第1ノズル4のバルブ2を
開けておいてから水タンク6へのバルブ1を閉じ、ま
た、大容量第2ノズル5から噴射させるときは第2ノズ
ル5のバルブ3を開けておいてから水タンク6へのバル
ブ1を閉じる操作がなされ、噴射を停止させるときは水
タンク6へのバルブ1を開けておいてから第1ノズル4
のバルブ2(もしくは第2ノズル5のバルブ3)を閉じ
る操作がなされる。
【0003】バルブの開閉操作がこのような順序で行わ
れるのは、水ポンプ7の吐出側の通路が閉じられた状態
になると、急激な負荷の増大により高圧リリーフバルブ
8が開く前にエンジンEが停止したり、あるいはエンジ
ンが停止しない場合でも動力の無駄な消費となるからで
ある。なお、同図において、9は油圧モータで駆動され
る第1ホースリール、10は低圧リリーフバルブ(第1
ノズル4が手持ち式の小容量の洗浄ガンとしてあるため
に設けてある)、11は油圧モータで駆動される第2ホ
ースリール、12、13はホースリールの油圧モータへ
油圧ポンプ14からの圧油を供給する方向切換弁であ
る。
れるのは、水ポンプ7の吐出側の通路が閉じられた状態
になると、急激な負荷の増大により高圧リリーフバルブ
8が開く前にエンジンEが停止したり、あるいはエンジ
ンが停止しない場合でも動力の無駄な消費となるからで
ある。なお、同図において、9は油圧モータで駆動され
る第1ホースリール、10は低圧リリーフバルブ(第1
ノズル4が手持ち式の小容量の洗浄ガンとしてあるため
に設けてある)、11は油圧モータで駆動される第2ホ
ースリール、12、13はホースリールの油圧モータへ
油圧ポンプ14からの圧油を供給する方向切換弁であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の高圧洗浄車に用
いられている前記加圧水供給装置においては、2個のノ
ズル4、5からの噴射水を制御するために、3個のバル
ブ1、2、3の夫々の操作部を選択操作する必要があ
り、操作が煩雑であり、操作順序を間違えるとエンジン
が停止する場合があり、その時は改めてエンジン始動か
ら操作をやり直す手間がかかる問題がある。本発明は、
バルブ操作順序の間違いが起こらないように、バルブ操
作順序を自動化することを目的とする。
いられている前記加圧水供給装置においては、2個のノ
ズル4、5からの噴射水を制御するために、3個のバル
ブ1、2、3の夫々の操作部を選択操作する必要があ
り、操作が煩雑であり、操作順序を間違えるとエンジン
が停止する場合があり、その時は改めてエンジン始動か
ら操作をやり直す手間がかかる問題がある。本発明は、
バルブ操作順序の間違いが起こらないように、バルブ操
作順序を自動化することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、水ポン
プの吐出側と水タンクの間に第1弁を設け、水噴射用の
2個の第1ノズルと第2ノズルを設け、前記水ポンプの
吐出側と第1ノズルの間に第2弁を設け、前記水ポンプ
の吐出側と第2ノズルの間に第3弁を設け、これらの第
1弁、第2弁、第3弁を夫々パイロット油圧により開閉
を制御されるパイロット操作型の2方ポペット弁とし、
これら第1弁、第2弁、第3弁の各パイロット室と油圧
源の間に、第1弁、第2弁、第3弁の一つを開弁状態も
しくは入口水圧によって開弁可能な状態とし他の弁を閉
弁状態とする3種類の切換位置を有する油圧切換弁を設
け、第1弁を閉弁する油圧パイロット通路中に第1弁の
閉弁を他の弁の閉弁よりも遅らせる速度調整弁を設けた
ことを特徴とする。
プの吐出側と水タンクの間に第1弁を設け、水噴射用の
2個の第1ノズルと第2ノズルを設け、前記水ポンプの
吐出側と第1ノズルの間に第2弁を設け、前記水ポンプ
の吐出側と第2ノズルの間に第3弁を設け、これらの第
1弁、第2弁、第3弁を夫々パイロット油圧により開閉
を制御されるパイロット操作型の2方ポペット弁とし、
これら第1弁、第2弁、第3弁の各パイロット室と油圧
源の間に、第1弁、第2弁、第3弁の一つを開弁状態も
しくは入口水圧によって開弁可能な状態とし他の弁を閉
弁状態とする3種類の切換位置を有する油圧切換弁を設
け、第1弁を閉弁する油圧パイロット通路中に第1弁の
閉弁を他の弁の閉弁よりも遅らせる速度調整弁を設けた
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】前記手段によれば、油圧切換弁の切換位置が第
1弁を開弁状態もしくは入口水圧によって開弁可能な状
態とし他の第2、第3弁を閉弁状態とする切換位置であ
る時は、水ポンプからの加圧水は第1弁を通って水タン
クに戻る。これは水噴射しない切換位置である。油圧切
換弁の切換位置が第2弁を開弁状態もしくは入口水圧に
よって開弁可能な状態とし他の第1、第3弁を閉弁状態
とする切換位置である時は、水ポンプからの加圧水は第
2弁を通って第1ノズルから噴射する。これは第1ノズ
ル作動切換位置である。油圧切換弁の切換位置が第3弁
を開弁状態もしくは入口水圧によって開弁可能な状態と
し他の弁すなわち第1、第2弁を閉弁状態とする切換位
置である時は、水ポンプからの加圧水は第3弁を通って
第2ノズルから噴射する。これは第2ノズル作動切換位
置である。そして、第1弁がパイロット油圧によって閉
弁するときはそのパイロット通路中の速度調整弁が閉弁
時間を遅らせるので、常に第2弁又は第3弁が開弁した
後で閉弁する。従って、一個の油圧切換弁のみを切換操
作することによって、第1弁、第2弁、第3弁が所定の
順序で開閉する。また、この順序は水ポンプに急激な負
荷の増大を生じさせない。
1弁を開弁状態もしくは入口水圧によって開弁可能な状
態とし他の第2、第3弁を閉弁状態とする切換位置であ
る時は、水ポンプからの加圧水は第1弁を通って水タン
クに戻る。これは水噴射しない切換位置である。油圧切
換弁の切換位置が第2弁を開弁状態もしくは入口水圧に
よって開弁可能な状態とし他の第1、第3弁を閉弁状態
とする切換位置である時は、水ポンプからの加圧水は第
2弁を通って第1ノズルから噴射する。これは第1ノズ
ル作動切換位置である。油圧切換弁の切換位置が第3弁
を開弁状態もしくは入口水圧によって開弁可能な状態と
し他の弁すなわち第1、第2弁を閉弁状態とする切換位
置である時は、水ポンプからの加圧水は第3弁を通って
第2ノズルから噴射する。これは第2ノズル作動切換位
置である。そして、第1弁がパイロット油圧によって閉
弁するときはそのパイロット通路中の速度調整弁が閉弁
時間を遅らせるので、常に第2弁又は第3弁が開弁した
後で閉弁する。従って、一個の油圧切換弁のみを切換操
作することによって、第1弁、第2弁、第3弁が所定の
順序で開閉する。また、この順序は水ポンプに急激な負
荷の増大を生じさせない。
【0007】
【実施例】本発明の第1実施例を図1を用いて説明す
る。この実施例は高圧洗浄車における小ノズル21と大
ノズル22に対してエンジンで駆動される水ポンプ23
からの加圧水を切換供給するようにしたものであり、第
1弁24、第2弁25、第3弁26と、これらの弁を操
作する油圧切換弁27等とで構成されている。
る。この実施例は高圧洗浄車における小ノズル21と大
ノズル22に対してエンジンで駆動される水ポンプ23
からの加圧水を切換供給するようにしたものであり、第
1弁24、第2弁25、第3弁26と、これらの弁を操
作する油圧切換弁27等とで構成されている。
【0008】水ポンプ23は、圧力180Kgf/cm2 で2
50l/min の加圧水を供給できるものである。第1弁2
4は、水ポンプ23の吐出側と水タンク30の間に設け
てあり、パイロット圧により閉弁するパイロット操作型
の2方ポペット弁である。第1弁24の概略の構造は、
図1に略図で示すように、ポペット弁体31、そのポペ
ット弁体を背後から押圧するピストン32、そのピスト
ンを収容したパイロット室33、そのパイロット室内に
配置されポペット弁体31にプリロドードを与えるばね
34等を有し、35は入口ポート、36は出口ポート、
37は大気開放部でポペット弁体31とピストン32の
間の空間を大気に連通させているものである。入口ポー
ト35は水ポンプ23の吐出側に接続している加圧水の
通路38に接続し、出口ポート36は水タンク30に接
続している。この第1弁24は、パイロット室33に油
圧が供給されているときは閉弁状態を維持し、パイロッ
ト圧がないときばね34によって閉弁状態となり、この
状態で入口ポート35に作用する水圧が上昇すると開弁
して入口ポート35と出口ポート36が連通する。この
第1弁24のクラッキング圧は0.5Kgf/cm2 としてあ
る。
50l/min の加圧水を供給できるものである。第1弁2
4は、水ポンプ23の吐出側と水タンク30の間に設け
てあり、パイロット圧により閉弁するパイロット操作型
の2方ポペット弁である。第1弁24の概略の構造は、
図1に略図で示すように、ポペット弁体31、そのポペ
ット弁体を背後から押圧するピストン32、そのピスト
ンを収容したパイロット室33、そのパイロット室内に
配置されポペット弁体31にプリロドードを与えるばね
34等を有し、35は入口ポート、36は出口ポート、
37は大気開放部でポペット弁体31とピストン32の
間の空間を大気に連通させているものである。入口ポー
ト35は水ポンプ23の吐出側に接続している加圧水の
通路38に接続し、出口ポート36は水タンク30に接
続している。この第1弁24は、パイロット室33に油
圧が供給されているときは閉弁状態を維持し、パイロッ
ト圧がないときばね34によって閉弁状態となり、この
状態で入口ポート35に作用する水圧が上昇すると開弁
して入口ポート35と出口ポート36が連通する。この
第1弁24のクラッキング圧は0.5Kgf/cm2 としてあ
る。
【0009】第2弁25、第3弁26は、パイロット圧
により閉弁するパイロット操作型の2方ポペット弁であ
り、同じ構造で第2弁25よりも第3弁26の方が流量
が大きい点のみが相違している。第2弁25の概略の構
造は、図1に略図で示すように、ポペット弁体41、そ
のポペット弁体を背後から押圧するピストン42、その
ピストンを収容したパイロット室43、そのパイロット
室内に配置されポペット弁体41にプリロドードを与え
るばね44等を有し、45は入口ポート、46は出口ポ
ート、47は大気開放部でポペット弁体41とピストン
42の間の空間を大気に連通させているものである。入
口ポート45は水ポンプ23の吐出側に接続している加
圧水の通路38に接続し、出口ポート46は小ノズル2
1に接続している。なお、出口ポート46と小ノズル2
1の間の加圧水の通路には、小ノズルを手動操作するこ
とを考慮して低圧に設定されたリリーフ弁48を設けて
ある。この第2弁25は、パイロット室43に油圧が供
給されているときは閉弁状態を維持し、パイロット圧が
ないときばね44によって閉弁状態となり、このばね4
4のみによる閉弁状態で入口ポート45に作用する水圧
が上昇すると開弁して入口ポート45と出口ポート46
が連通する。ポペット弁体41の受ける水圧による開弁
作用力は閉弁状態よりも開弁状態のほうが大きくなるよ
うに受圧面積を異ならせてある。この第2弁25のクラ
ッキング圧は5Kgf/cm2 としてある。
により閉弁するパイロット操作型の2方ポペット弁であ
り、同じ構造で第2弁25よりも第3弁26の方が流量
が大きい点のみが相違している。第2弁25の概略の構
造は、図1に略図で示すように、ポペット弁体41、そ
のポペット弁体を背後から押圧するピストン42、その
ピストンを収容したパイロット室43、そのパイロット
室内に配置されポペット弁体41にプリロドードを与え
るばね44等を有し、45は入口ポート、46は出口ポ
ート、47は大気開放部でポペット弁体41とピストン
42の間の空間を大気に連通させているものである。入
口ポート45は水ポンプ23の吐出側に接続している加
圧水の通路38に接続し、出口ポート46は小ノズル2
1に接続している。なお、出口ポート46と小ノズル2
1の間の加圧水の通路には、小ノズルを手動操作するこ
とを考慮して低圧に設定されたリリーフ弁48を設けて
ある。この第2弁25は、パイロット室43に油圧が供
給されているときは閉弁状態を維持し、パイロット圧が
ないときばね44によって閉弁状態となり、このばね4
4のみによる閉弁状態で入口ポート45に作用する水圧
が上昇すると開弁して入口ポート45と出口ポート46
が連通する。ポペット弁体41の受ける水圧による開弁
作用力は閉弁状態よりも開弁状態のほうが大きくなるよ
うに受圧面積を異ならせてある。この第2弁25のクラ
ッキング圧は5Kgf/cm2 としてある。
【0010】第3弁26は、第2弁25と同じ構造であ
るので、同等部分を同一符号に添字aを付して示し、説
明を省略する。なお、入口ポート45aは通路38に接
続し、出口ポート46aは大ノズル22に接続してお
り、この第3弁26のクラッキング圧は第2弁25のそ
れと同じ5Kgf/cm2 としてある。
るので、同等部分を同一符号に添字aを付して示し、説
明を省略する。なお、入口ポート45aは通路38に接
続し、出口ポート46aは大ノズル22に接続してお
り、この第3弁26のクラッキング圧は第2弁25のそ
れと同じ5Kgf/cm2 としてある。
【0011】油圧切換弁27は、油圧ポンプ50からの
圧油をパイロット通路51、52、53を介して前記各
弁のパイロット室33、43、43aに給排するもの
で、給排ポート54、55を有し、中立位置27n、小
ノズル作動位置27a、大ノズル作動位置27bの切換
位置を有する。中立位置27nでは、油圧ポンプ50の
吐出側がタンクTに接続され、給排ポート54、55が
タンクTに接続される。小ノズル作動位置27aでは、
ポンプ50の吐出側がポート55に接続され、ポート5
4がタンクTに接続される。大ノズル作動位置27bで
は、ポンプ50の吐出側がポート54に接続され、ポー
ト55がタンクに接続される。
圧油をパイロット通路51、52、53を介して前記各
弁のパイロット室33、43、43aに給排するもの
で、給排ポート54、55を有し、中立位置27n、小
ノズル作動位置27a、大ノズル作動位置27bの切換
位置を有する。中立位置27nでは、油圧ポンプ50の
吐出側がタンクTに接続され、給排ポート54、55が
タンクTに接続される。小ノズル作動位置27aでは、
ポンプ50の吐出側がポート55に接続され、ポート5
4がタンクTに接続される。大ノズル作動位置27bで
は、ポンプ50の吐出側がポート54に接続され、ポー
ト55がタンクに接続される。
【0012】パイロット通路51、52は、一端が油圧
切換弁27の異なる給排ポート54、55に接続され、
夫々の他端が高圧選択弁56に接続され、高圧選択弁5
6を介して選択された高圧側がパイロット通路53に接
続するようになっている。パイロット通路51は絞りと
逆止め弁を並列に設けた速度調整弁57を介してパイロ
ット室43に接続され、パイロット通路52は速度調整
弁58を介してパイロット室43aに接続され、パイロ
ット通路53は速度調整弁59を介してパイロット室3
3に接続されている。速度調整弁57、58の逆止め弁
は対応するパイロット室に向かう方向を順方向として設
けられ、速度調整弁59は高圧選択弁56に向かう方向
を順方向として設けられている。
切換弁27の異なる給排ポート54、55に接続され、
夫々の他端が高圧選択弁56に接続され、高圧選択弁5
6を介して選択された高圧側がパイロット通路53に接
続するようになっている。パイロット通路51は絞りと
逆止め弁を並列に設けた速度調整弁57を介してパイロ
ット室43に接続され、パイロット通路52は速度調整
弁58を介してパイロット室43aに接続され、パイロ
ット通路53は速度調整弁59を介してパイロット室3
3に接続されている。速度調整弁57、58の逆止め弁
は対応するパイロット室に向かう方向を順方向として設
けられ、速度調整弁59は高圧選択弁56に向かう方向
を順方向として設けられている。
【0013】図において、60は油圧モータ、61は油
圧モータに対して圧油を給排する方向切換弁であり、油
圧モータ60は、図示していないが、前記ノズル21、
22に加圧水を供給するホースを巻いてあるリールを回
転駆動するためのものであり、この弁操作回路を適用す
る高圧洗浄車に通常設けられているものである。
圧モータに対して圧油を給排する方向切換弁であり、油
圧モータ60は、図示していないが、前記ノズル21、
22に加圧水を供給するホースを巻いてあるリールを回
転駆動するためのものであり、この弁操作回路を適用す
る高圧洗浄車に通常設けられているものである。
【0014】このように構成された弁操作回路は、水ポ
ンプ23が作動している状態で、油圧切換弁27が中立
位置27nにある時、パイロット通路51、52、53
はタンクに接続されており、パイロット室33、43、
43aには圧油が供給されていないから、夫々のポペッ
ト弁体31、41、41aには対応するばね34、4
4、44aの押圧力が作用しているのみであり、従って
クラッキング圧の低い第1弁24のみが水ポンプ23か
らの加圧水により開弁している。この状態では水はノズ
ル21、22から噴射されないで、タンク30に戻され
ている。
ンプ23が作動している状態で、油圧切換弁27が中立
位置27nにある時、パイロット通路51、52、53
はタンクに接続されており、パイロット室33、43、
43aには圧油が供給されていないから、夫々のポペッ
ト弁体31、41、41aには対応するばね34、4
4、44aの押圧力が作用しているのみであり、従って
クラッキング圧の低い第1弁24のみが水ポンプ23か
らの加圧水により開弁している。この状態では水はノズ
ル21、22から噴射されないで、タンク30に戻され
ている。
【0015】油圧切換弁27を中立位置27nから小ノ
ズル作動位置27aに操作すると、パイロット通路51
がタンクTに接続され、パイロット通路52が油圧ポン
プ50の吐出側に接続され、これによって高圧選択弁5
6がパイロット通路52をパイロット通路53に接続
し、第1弁24のパイロット室33と第3弁26のパイ
ロット室43aに油圧が作用するようになる。これによ
って開弁状態にあった第1弁24は速度調整弁59の絞
りの作用により徐々に閉弁し、閉弁状態にあった第3弁
は速度調整弁58の逆止弁が順方向でもあり直ちに閉弁
力が増大し、閉弁状態にあった第2弁25は第1弁24
が閉弁する前に出口が絞られて通路38の水圧が上昇し
その水圧が第2弁25のクラッキング圧を越えるように
なると速度調整弁57の絞りによる制限を受けながら徐
々に開弁する。この結果、小ノズル21から加圧水が噴
出するようになる。
ズル作動位置27aに操作すると、パイロット通路51
がタンクTに接続され、パイロット通路52が油圧ポン
プ50の吐出側に接続され、これによって高圧選択弁5
6がパイロット通路52をパイロット通路53に接続
し、第1弁24のパイロット室33と第3弁26のパイ
ロット室43aに油圧が作用するようになる。これによ
って開弁状態にあった第1弁24は速度調整弁59の絞
りの作用により徐々に閉弁し、閉弁状態にあった第3弁
は速度調整弁58の逆止弁が順方向でもあり直ちに閉弁
力が増大し、閉弁状態にあった第2弁25は第1弁24
が閉弁する前に出口が絞られて通路38の水圧が上昇し
その水圧が第2弁25のクラッキング圧を越えるように
なると速度調整弁57の絞りによる制限を受けながら徐
々に開弁する。この結果、小ノズル21から加圧水が噴
出するようになる。
【0016】油圧切換弁27を小ノズル作動位置27a
から中立位置27nに戻すと、パイロット通路51、5
2、53がタンクTに接続されるから、先ず第1弁24
がパイロット室33の油圧がなくなり通路38の水圧で
開弁し、第2弁25は開弁状態であったから通路83の
水圧の低下にしたがってばね44の作用で閉弁し、第3
弁26は閉弁状態を維持する。この結果、小ノズル21
からの加圧水の噴射が止まり、加圧水は第1弁24から
タンク30に戻るようになる。
から中立位置27nに戻すと、パイロット通路51、5
2、53がタンクTに接続されるから、先ず第1弁24
がパイロット室33の油圧がなくなり通路38の水圧で
開弁し、第2弁25は開弁状態であったから通路83の
水圧の低下にしたがってばね44の作用で閉弁し、第3
弁26は閉弁状態を維持する。この結果、小ノズル21
からの加圧水の噴射が止まり、加圧水は第1弁24から
タンク30に戻るようになる。
【0017】油圧切換弁27を中立位置27nから大ノ
ズル作動位置27bに操作すると、パイロット通路52
がタンクTに接続され、パイロット通路51が油圧ポン
プ50の吐出側に接続され、これによって高圧選択弁5
6がパイロット通路51をパイロット通路53に接続
し、第1弁24のパイロット室33と第2弁25のパイ
ロット室43に油圧が作用するようになる。これによっ
て開弁状態にあった第1弁24は速度調整弁59の絞り
の作用により徐々に閉弁し、閉弁状態にあった第2弁2
5は速度調整弁57の逆止弁が順方向でもあり直ちに閉
弁力が増大し、閉弁状態にあった第3弁26は第1弁2
4が閉弁する前に出口が絞られて通路38の水圧が上昇
し第3弁26のクラッキング圧を越えるようになると速
度調整弁58の絞りによる制限を受けながら徐々に開弁
する。この結果、大ノズル22から加圧水が噴出するよ
うになる。
ズル作動位置27bに操作すると、パイロット通路52
がタンクTに接続され、パイロット通路51が油圧ポン
プ50の吐出側に接続され、これによって高圧選択弁5
6がパイロット通路51をパイロット通路53に接続
し、第1弁24のパイロット室33と第2弁25のパイ
ロット室43に油圧が作用するようになる。これによっ
て開弁状態にあった第1弁24は速度調整弁59の絞り
の作用により徐々に閉弁し、閉弁状態にあった第2弁2
5は速度調整弁57の逆止弁が順方向でもあり直ちに閉
弁力が増大し、閉弁状態にあった第3弁26は第1弁2
4が閉弁する前に出口が絞られて通路38の水圧が上昇
し第3弁26のクラッキング圧を越えるようになると速
度調整弁58の絞りによる制限を受けながら徐々に開弁
する。この結果、大ノズル22から加圧水が噴出するよ
うになる。
【0018】油圧切換弁27を大ノズル作動位置27b
から中立位置27nに戻すと、パイロット通路51、5
2、53がタンクTに接続されるから、先ず第1弁24
がパイロット室33の油圧がなくなり通路83の水圧で
開弁し、第3弁26は開弁状態であったから通路38の
水圧の低下にしたがってばね44aの作用で閉弁し、第
2弁26は閉弁状態を維持する。この結果、大ノズル2
2からの加圧水の噴射が止まり、加圧水は第1弁24か
らタンク30に戻るようになる。
から中立位置27nに戻すと、パイロット通路51、5
2、53がタンクTに接続されるから、先ず第1弁24
がパイロット室33の油圧がなくなり通路83の水圧で
開弁し、第3弁26は開弁状態であったから通路38の
水圧の低下にしたがってばね44aの作用で閉弁し、第
2弁26は閉弁状態を維持する。この結果、大ノズル2
2からの加圧水の噴射が止まり、加圧水は第1弁24か
らタンク30に戻るようになる。
【0019】本考案の第2実施例を図2に示す。この第
2実施例は、第1実施例における第2弁25、第3弁2
6とそのパイロット回路が異なる構成になっている。す
なわち、第2弁25のプリロドードばね44に代えてば
ね72によって押圧されるピストン71を設けるととも
にそのピストン71をパイロット圧で後退させてプリロ
ドードを解除する解除パイロット室70を設けた構成の
第2弁25aとし、同様に第3弁26のプリロドードば
ね44aに代えてばね72aによって押圧されるピスト
ン71aを設けるとともにそのピストン71aをパイロ
ット圧で後退させてプリロドードを解除する解除パイロ
ット室70aを設けた構成の第2弁25aとしてある。
なお、ばね72、72aによるプリロドードは第1実施
例と同様に開弁のクラッキング圧が5Kgf/cm2 となるよ
うにしてある。そして、パイロット回路は第1実施例の
速度調整弁57、58を省き、前記解除パイロット室7
0にパイロット通路52から分岐した通路を接続し、前
記解除パイロット室70aにパイロット通路51から分
岐した通路を接続してある。この他の点は第1実施例と
同じであり、同等部分を同一図面符号で示して説明を省
略する。
2実施例は、第1実施例における第2弁25、第3弁2
6とそのパイロット回路が異なる構成になっている。す
なわち、第2弁25のプリロドードばね44に代えてば
ね72によって押圧されるピストン71を設けるととも
にそのピストン71をパイロット圧で後退させてプリロ
ドードを解除する解除パイロット室70を設けた構成の
第2弁25aとし、同様に第3弁26のプリロドードば
ね44aに代えてばね72aによって押圧されるピスト
ン71aを設けるとともにそのピストン71aをパイロ
ット圧で後退させてプリロドードを解除する解除パイロ
ット室70aを設けた構成の第2弁25aとしてある。
なお、ばね72、72aによるプリロドードは第1実施
例と同様に開弁のクラッキング圧が5Kgf/cm2 となるよ
うにしてある。そして、パイロット回路は第1実施例の
速度調整弁57、58を省き、前記解除パイロット室7
0にパイロット通路52から分岐した通路を接続し、前
記解除パイロット室70aにパイロット通路51から分
岐した通路を接続してある。この他の点は第1実施例と
同じであり、同等部分を同一図面符号で示して説明を省
略する。
【0020】この第2実施例の弁操作回路は、水ポンプ
23が作動している状態で、油圧切換弁27が中立位置
27nにある時、パイロット通路51、52、53はタ
ンクに接続されており、パイロット室33、43、43
a、解除パイロット室70、70aには圧油が供給され
ていないから、夫々のポペット弁体31、41、41a
には対応するばね34、72、72aの押圧力が作用し
ているのみであり、従ってクラッキング圧の低い第1弁
24のみが水ポンプ23からの加圧水により開弁して他
の第2弁25a、第3弁26aは閉弁している。この状
態では水はノズル21、22から噴射されないで、タン
ク30に戻されている。
23が作動している状態で、油圧切換弁27が中立位置
27nにある時、パイロット通路51、52、53はタ
ンクに接続されており、パイロット室33、43、43
a、解除パイロット室70、70aには圧油が供給され
ていないから、夫々のポペット弁体31、41、41a
には対応するばね34、72、72aの押圧力が作用し
ているのみであり、従ってクラッキング圧の低い第1弁
24のみが水ポンプ23からの加圧水により開弁して他
の第2弁25a、第3弁26aは閉弁している。この状
態では水はノズル21、22から噴射されないで、タン
ク30に戻されている。
【0021】油圧切換弁27を中立位置27nから小ノ
ズル作動位置27aに操作すると、パイロット通路51
がタンクTに接続され、パイロット通路52が油圧ポン
プ50の吐出側に接続され、これによって高圧選択弁5
6がパイロット通路52をパイロット通路53に接続
し、第1弁24のパイロット室33と第2弁25aの解
除パイロット室70と第3弁26aのパイロット室43
aに油圧が作用するようになる。これによって開弁状態
にあった第1弁24は速度調整弁59の絞りの作用によ
り徐々に閉弁し、閉弁状態にあった第3弁26aは直ち
に閉弁力が増大し、閉弁状態にあった第2弁25aはプ
リロドードを解除されて第1弁24が閉弁する前の絞り
作用で通路38の水圧が上昇するとその水圧で開弁す
る。この結果、小ノズル21から加圧水が噴出するよう
になる。
ズル作動位置27aに操作すると、パイロット通路51
がタンクTに接続され、パイロット通路52が油圧ポン
プ50の吐出側に接続され、これによって高圧選択弁5
6がパイロット通路52をパイロット通路53に接続
し、第1弁24のパイロット室33と第2弁25aの解
除パイロット室70と第3弁26aのパイロット室43
aに油圧が作用するようになる。これによって開弁状態
にあった第1弁24は速度調整弁59の絞りの作用によ
り徐々に閉弁し、閉弁状態にあった第3弁26aは直ち
に閉弁力が増大し、閉弁状態にあった第2弁25aはプ
リロドードを解除されて第1弁24が閉弁する前の絞り
作用で通路38の水圧が上昇するとその水圧で開弁す
る。この結果、小ノズル21から加圧水が噴出するよう
になる。
【0022】油圧切換弁27を小ノズル作動位置27a
から中立位置27nに戻すと、パイロット通路51、5
2、53がタンクTに接続されるからパイロット圧がな
くなり、先ず第1弁24が通路38の水圧で開弁し、第
2弁25aは開弁状態であったから通路83の水圧の低
下にしたがってばね72の作用で閉弁し、第3弁26a
は閉弁状態を維持する。この結果、小ノズル21からの
加圧水の噴射が止まり、加圧水は第1弁24からタンク
30に戻るようになる。
から中立位置27nに戻すと、パイロット通路51、5
2、53がタンクTに接続されるからパイロット圧がな
くなり、先ず第1弁24が通路38の水圧で開弁し、第
2弁25aは開弁状態であったから通路83の水圧の低
下にしたがってばね72の作用で閉弁し、第3弁26a
は閉弁状態を維持する。この結果、小ノズル21からの
加圧水の噴射が止まり、加圧水は第1弁24からタンク
30に戻るようになる。
【0023】油圧切換弁27を中立位置27nから大ノ
ズル作動位置27bに操作すると、パイロット通路52
がタンクTに接続され、パイロット通路51が油圧ポン
プ50の吐出側に接続され、これによって高圧選択弁5
6がパイロット通路51をパイロット通路53に接続
し、第1弁24のパイロット室33と第2弁25aのパ
イロット室43、第3弁26aの解除パイロット室70
aに油圧が作用するようになる。これによって開弁状態
にあった第1弁24は速度調整弁59の絞りの作用によ
り徐々に閉弁し、閉弁状態にあった第2弁25aは直ち
に閉弁力が増大し、閉弁状態にあった第3弁26aは第
1弁24が閉弁する前の絞り作用により通路38の水圧
が上昇するとその水圧で開弁する。この結果、大ノズル
22から加圧水が噴出するようになる。
ズル作動位置27bに操作すると、パイロット通路52
がタンクTに接続され、パイロット通路51が油圧ポン
プ50の吐出側に接続され、これによって高圧選択弁5
6がパイロット通路51をパイロット通路53に接続
し、第1弁24のパイロット室33と第2弁25aのパ
イロット室43、第3弁26aの解除パイロット室70
aに油圧が作用するようになる。これによって開弁状態
にあった第1弁24は速度調整弁59の絞りの作用によ
り徐々に閉弁し、閉弁状態にあった第2弁25aは直ち
に閉弁力が増大し、閉弁状態にあった第3弁26aは第
1弁24が閉弁する前の絞り作用により通路38の水圧
が上昇するとその水圧で開弁する。この結果、大ノズル
22から加圧水が噴出するようになる。
【0024】油圧切換弁27を大ノズル作動位置27b
から中立位置27nに戻すと、パイロット通路51、5
2、53がタンクTに接続されるから、パイロット圧が
なくなり先ず第1弁24が通路83の水圧で開弁し、第
2弁25aは閉弁状態を維持し、第3弁26aは開弁状
態であったから通路38の水圧の低下にしたがってばね
72aの作用で閉弁する。この結果、大ノズル22から
の加圧水の噴射が止まり、加圧水は第1弁24からタン
ク30に戻るようになる。
から中立位置27nに戻すと、パイロット通路51、5
2、53がタンクTに接続されるから、パイロット圧が
なくなり先ず第1弁24が通路83の水圧で開弁し、第
2弁25aは閉弁状態を維持し、第3弁26aは開弁状
態であったから通路38の水圧の低下にしたがってばね
72aの作用で閉弁する。この結果、大ノズル22から
の加圧水の噴射が止まり、加圧水は第1弁24からタン
ク30に戻るようになる。
【0025】上述したように、第1、第2実施例は、い
ずれも1個の油圧切換弁27のみを操作することによっ
て第1弁24、第2弁25または25a、第3弁26ま
たは26aの3個の弁を開閉制御して、ポンプ23から
の加圧水をタンクに戻す状態と、小ノズル21から噴出
させる状態と、大ノズル22から噴出させる状態とに変
更できる。従って、間違いなく操作できる。そして第2
弁25または25a、第3弁26または26aの双方が
閉じた状態から一方が開く前に第1弁24が閉じてしま
うことがなく、また第2弁25または25a、第3弁2
6または26aの一方が開いている状態から双方が閉弁
状態となる前に第1弁24が開弁するようになっている
から、加圧水通路38の水圧が極端に急上昇することは
ない。従って水ポンプ23の負荷の急激な増大によるエ
ンジンの停止が起こらない。
ずれも1個の油圧切換弁27のみを操作することによっ
て第1弁24、第2弁25または25a、第3弁26ま
たは26aの3個の弁を開閉制御して、ポンプ23から
の加圧水をタンクに戻す状態と、小ノズル21から噴出
させる状態と、大ノズル22から噴出させる状態とに変
更できる。従って、間違いなく操作できる。そして第2
弁25または25a、第3弁26または26aの双方が
閉じた状態から一方が開く前に第1弁24が閉じてしま
うことがなく、また第2弁25または25a、第3弁2
6または26aの一方が開いている状態から双方が閉弁
状態となる前に第1弁24が開弁するようになっている
から、加圧水通路38の水圧が極端に急上昇することは
ない。従って水ポンプ23の負荷の急激な増大によるエ
ンジンの停止が起こらない。
【0026】第2実施例において、第2、第3弁が、夫
々前記パイロット室に加えて解除パイロット室を有して
おり、プリロードをプリロードピストンを介して与える
構成は、解除パイロット室にパイロット圧があって第2
弁、第3弁が開弁している状態は、プリロードピストン
がプリロードを与えていない状態であり、従って閉弁方
向作用ばねによる圧力損失がない点で優れている。
々前記パイロット室に加えて解除パイロット室を有して
おり、プリロードをプリロードピストンを介して与える
構成は、解除パイロット室にパイロット圧があって第2
弁、第3弁が開弁している状態は、プリロードピストン
がプリロードを与えていない状態であり、従って閉弁方
向作用ばねによる圧力損失がない点で優れている。
【0027】第1、第2実施例において、第1弁のばね
34は、省略することができる。これは第1弁が、開弁
を加圧水通路38の水圧で行い、閉弁をパイロット圧で
行うからである。これによって第2、第3弁の閉弁方向
のプリロドードをより低いものに設定できる。また、第
2実施例において、第2弁、第3弁のポペット弁体4
1、41a、ピストン42、42a、71、71aを互
いに当接する別々のものに形成したが、これらを各弁で
一体のものに形成したときは、解除パイロット室にパイ
ロット圧を作用させると開弁させることができるので、
パイロット回路を双方のノズルから水を噴射させない油
圧切換弁の切換位置で閉弁用のパイロット室にパイロッ
ト圧が作用するように構成すれば、プリロドード用のば
ね72、72aを省略できる。この場合もプリロドード
がないから圧力損失がない。
34は、省略することができる。これは第1弁が、開弁
を加圧水通路38の水圧で行い、閉弁をパイロット圧で
行うからである。これによって第2、第3弁の閉弁方向
のプリロドードをより低いものに設定できる。また、第
2実施例において、第2弁、第3弁のポペット弁体4
1、41a、ピストン42、42a、71、71aを互
いに当接する別々のものに形成したが、これらを各弁で
一体のものに形成したときは、解除パイロット室にパイ
ロット圧を作用させると開弁させることができるので、
パイロット回路を双方のノズルから水を噴射させない油
圧切換弁の切換位置で閉弁用のパイロット室にパイロッ
ト圧が作用するように構成すれば、プリロドード用のば
ね72、72aを省略できる。この場合もプリロドード
がないから圧力損失がない。
【0028】
【発明の効果】本発明の弁操作回路は、アンロード弁と
しての第1弁、各ノズル用の第2、第3弁を夫々パイロ
ット制御するようにして、これらを一つの油圧切換弁で
操作するようにしたから、操作を間違えることがなく、
しかも第1弁の閉弁のタイミングを速度調整弁によって
制御するようにしたから、水ポンプに急激に大負荷が作
用せず、エンジンの停止が起こらず、従って作業を円滑
に行うことができる効果を奏する。
しての第1弁、各ノズル用の第2、第3弁を夫々パイロ
ット制御するようにして、これらを一つの油圧切換弁で
操作するようにしたから、操作を間違えることがなく、
しかも第1弁の閉弁のタイミングを速度調整弁によって
制御するようにしたから、水ポンプに急激に大負荷が作
用せず、エンジンの停止が起こらず、従って作業を円滑
に行うことができる効果を奏する。
【図1】本発明の第1実施例をこれに使用する2方弁の
概略の弁構造とともに示す水圧及び油圧回路図である。
概略の弁構造とともに示す水圧及び油圧回路図である。
【図2】本発明の第2実施例をこれに使用する2方弁の
概略の弁構造とともに示す水圧及び油圧回路図である。
概略の弁構造とともに示す水圧及び油圧回路図である。
【図3】従来の弁操作回路を示す回路図である。
21 小ノズル(第1ノズル) 22 大ノズル(第2ノズル) 23 水ポンプ 24 第1弁 25 第2弁 26 第3弁 27 油圧切換弁 27n 中立位置 27a 小ノズル作動位置 27b 大ノズル作動位置 30 水タンク 31 ポペット弁体 33 パイロット室 41 ポペット弁体 43 パイロット室 41a ポペット弁体 43a パイロット室 50 油圧ポンプ(油圧源) 51 パイロット通路 52 パイロット通路 53 パイロット通路 59 速度調整弁
Claims (1)
- 【請求項1】 水ポンプの吐出側と水タンクの間に第1
弁を設け、水噴射用の2個の第1ノズルと第2ノズルを
設け、前記水ポンプの吐出側と第1ノズルの間に第2弁
を設け、前記水ポンプの吐出側と第2ノズルの間に第3
弁を設け、これらの第1弁、第2弁、第3弁を夫々パイ
ロット油圧により開閉を制御されるパイロット操作型の
2方ポペット弁とし、これら第1弁、第2弁、第3弁の
各パイロット室と油圧源の間に、第1弁、第2弁、第3
弁の一つを開弁状態もしくは入口水圧によって開弁可能
な状態とし他の弁を閉弁状態とする3種類の切換位置を
有する油圧切換弁を設け、第1弁を閉弁する油圧パイロ
ット通路中に第1弁の閉弁を他の弁の閉弁よりも遅らせ
る速度調整弁を設けたことを特徴とする弁操作回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3275993A JPH06220908A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 弁操作回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3275993A JPH06220908A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 弁操作回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220908A true JPH06220908A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=12367776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3275993A Withdrawn JPH06220908A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 弁操作回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06220908A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008261206A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-30 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 高圧洗浄車 |
JP2009113945A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | ホースリール装置およびこれを備えた高圧洗浄車 |
JP2009196765A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 高圧洗浄車およびホースリール回転駆動装置 |
KR101346278B1 (ko) * | 2012-08-10 | 2014-01-03 | 삼성중공업 주식회사 | 잠수정 시스템 |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP3275993A patent/JPH06220908A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008261206A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-30 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 高圧洗浄車 |
JP2009113945A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | ホースリール装置およびこれを備えた高圧洗浄車 |
JP2009196765A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 高圧洗浄車およびホースリール回転駆動装置 |
KR101346278B1 (ko) * | 2012-08-10 | 2014-01-03 | 삼성중공업 주식회사 | 잠수정 시스템 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |