JPH0354145Y2 - - Google Patents

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JPH0354145Y2
JPH0354145Y2 JP1985133047U JP13304785U JPH0354145Y2 JP H0354145 Y2 JPH0354145 Y2 JP H0354145Y2 JP 1985133047 U JP1985133047 U JP 1985133047U JP 13304785 U JP13304785 U JP 13304785U JP H0354145 Y2 JPH0354145 Y2 JP H0354145Y2
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weft insertion
valves
water
valve
weft
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、水噴射式織機の複数緯糸選択緯入れ
装置における緯入れ用圧力液体の供給装置の改良
に関するものである。
〔従来の技術〕
第2図は水噴射式織機における従来の複数緯糸
選択緯入れ装置の一例である二色自由交換装置を
示すもので、図中1は緯入れ用圧力水の供給源で
あるポンプである。このポンプ1の吐出口から
は、二つのノズル2a,2bへと分岐した配管A
およびBが設けられており、これらの配管A,B
の途中には所定のノズルへのみ緯入れ用圧力水を
供給するように選択的に開閉作動される切換弁と
しての電磁バルブ3a,3bがそれぞれ介装され
ている。従来この切換弁は例えば実開昭59−
61285号公報に記載されているような機械式のも
のが一般的であつたが、近年の織機の電子化とい
う風潮により、これらの弁も電磁バルブが用いら
れ、織機の自動化が図られている。この場合に用
いられる電磁バルブは、1回の緯入れ時間が3/10
0秒程度と極めて短時間であるため、応答性の良
好なもの、すなわち短時間でおおきな弁開度が得
られるものが必要である。したがつて第3図に示
すようなポペツトタイプの電磁バルブが用いられ
る。
図中10はボデイ、10aは弁座、11は弁、
12はアーマチヤ、13はコイル、15はリター
ンスプリング、16は0リングである。第3図a
は非通電時の閉弁状態を示すものであり、同図b
は通電時の開弁状態を示すものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかして上述したような二色自由交換方式の緯
入れ装置に限らず、複数緯糸選択緯入れ装置にあ
つては、1つの緯糸が数ピツクあるいは数十ピツ
ク連続して緯入れされ、他の緯糸はその間待機し
ている場合がある。例えば第2図の装置で、配管
A側のノズル2aに挿通された緯糸が連続して緯
入れされている際、ポンプ1の吸入行程において
ポンプ1内に内装されている逆止弁(図示せず)
が緯入れ終了後完全に閉じるまでの短時間ではあ
るが、閉止中の電磁バルブ3bの入口側に負圧が
かかり、これが閉止状態に電磁バルブ3bのリタ
ーンスプリング15の力のみによつて弁座10a
に押し付けられている弁11とアーマチヤ12を
若干ではあるが持ち上げる作用する。したがつて
管路B内に満ちていた水が逆流し、これが数ピツ
クあるいは数十ピツクの間繰り返されて累積する
結果、ノズル2bから電磁バルブ3b間の管路の
水が減少してしまい、次のノズル2bから緯入れ
が行なわれる際に緯入れ用圧力液体の量が不足し
て緯入れ不良が発生するという問題点があつた。
本考案は上述した待機中における水の逆流現象
を防止することにより緯入れの切換時における緯
入れ不良の発生を防止することを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するため本考案においては、
各ノズルとそれに対応する弁との間にノズル方向
へのみ水の流動を許す逆止弁を設け、ポンプの吸
入行程における水の逆流現象の発生を防止するよ
うに構成する。
(作用) 上述のように本考案装置においては、前記逆止
弁によつて、ポンプの吸入行程において弁に作用
する負圧がなくなるから水の逆流が起こらなくな
る。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示すもので、第2
図に示した従来装置と同じ部分には同一の符号を
付してあるから説明は省略する。
本実施例においては、弁としての電磁バルブ3
a,3bからノズル2a,2bに至る管路A,B
に、ノズル2a,2b方向にのみ水の流動を許す
逆止弁4a,4bをそれぞれ設ける。これらの逆
止弁4a,4bは図示した逆止弁に限らずパイロ
ツト操作逆止弁でも良く、また本考案の主旨に添
う逆流を防止できるものであればどのような逆止
弁でも良い。尚、絞り弁5a,5bおよび逆止弁
6a,6bを有する管路Cは、逆止弁4a,4b
とノズル2a,2b間に水道水を注入し、もし水
の減少が起こつてもそれを補充するものである。
本考案装置は上述のように構成したから、第1
図の装置で、配管A側のノズル2aに挿通された
緯糸が連続して緯入れされている間に、閉止中の
電磁バルブ3bの入口側に負圧がかかり、これが
閉止状態にある電磁バルブ3bのリターンスプリ
ング15(第3図参照)の力のみによつて弁座1
0aに押し付けられている弁11とアーマチヤ1
2を持ち上げる結果、管路B内に満ちていた水が
逆流しようとしても、逆止弁4bによつて阻止さ
れるため、管路B内の水が減少することはない。
またたとえわずかでも管路B内の水が減少して
も、第1図の装置では水道水が管路Cを介して補
充されることになる。したがつて本考案によれ
ば、次のノズル2bから緯入れが行なわれる際に
緯入れ用圧力水の量が不足して緯入れ不良が発生
するということがなくなる。
(考案の効果) 上述の通りであるから本考案装置によれば、水
噴射式織機における緯入れ待機中のノズルへの配
管内の水の減少を防止して、次の緯入れの際にお
ける緯入れミスを確実に防止することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案装置の説明図、第2図は従来
装置の説明図、第3図aはポペツト型電磁バルブ
の閉弁状態を示す断面図、同図bはその開弁状態
を示す断面図である。 1……ポンプ、2a,2b……緯入れ用ノズル
(ノズル)、3a,3b……電磁バルブ(弁)、4
a,4b……逆止弁、A,B……配管(管路)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 単一の緯入れ用圧力水供給ポンプ1から供給さ
    れる圧力水を、複数の緯入れ用ノズル2a,2b
    へ各々供給する管路A,Bの途中に電磁弁3a,
    3bを設け、該電磁弁3a,3bを選択的に開閉
    することにより、複数の緯入れ用ノズル2a,2
    bのうちの一つに前記圧力水を供給して緯入れを
    行なうようにした水噴射式織機において、前記電
    磁弁3a,3bを弾性体による常閉弁とし、これ
    らの電磁弁3a,3bから各々ノズル2a,2b
    へ至る管路A,Bの途中にノズル側へのみ液体の
    流動を許す逆止弁4a,4bを設けたことを特徴
    とする水噴射式織機の複数緯糸選択緯入れ装置。
JP1985133047U 1985-09-02 1985-09-02 Expired JPH0354145Y2 (ja)

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JPS6244080U JPS6244080U (ja) 1987-03-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6039443A (ja) * 1983-08-15 1985-03-01 伊藤 晃 無杼織機の緯入用ノズル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59193882U (ja) * 1983-06-07 1984-12-22 津田駒工業株式会社 流体噴射織機の多色よこ入れ調圧装置

Patent Citations (1)

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JPS6039443A (ja) * 1983-08-15 1985-03-01 伊藤 晃 無杼織機の緯入用ノズル

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JPS6244080U (ja) 1987-03-17

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