JPS5925893Y2 - 空気噴射式織機の緯入れ装置 - Google Patents

空気噴射式織機の緯入れ装置

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JPS5925893Y2
JPS5925893Y2 JP20980U JP20980U JPS5925893Y2 JP S5925893 Y2 JPS5925893 Y2 JP S5925893Y2 JP 20980 U JP20980 U JP 20980U JP 20980 U JP20980 U JP 20980U JP S5925893 Y2 JPS5925893 Y2 JP S5925893Y2
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JP
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weft
nozzle
guide
auxiliary nozzle
airflow
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JP20980U
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JPS56103073U (ja
Inventor
隆雄 高橋
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日産自動車株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は緯入れ方向に並べた案内孔と緯糸脱出用間隙と
を有する案内子の案内孔によって緯糸射出用ノズル(主
ノズル)からの空気を案内して緯糸を搬送させるように
した空気噴射式織機の緯入れ装置に関し、特に補助ノズ
ルを併用する緯入れ装置に関する。
この種の緯入れ装置として、本出願人により、適宜の案
内子間に1つのノズル口を開口させた補助ノズルを配設
し、そのノズル孔の噴出方向線を案内子の案内孔によっ
て形成される案内通路の軸線とノズル口の中心とを含む
平面内において該軸線と所定の交差角をもって斜交する
ように指向させたものが提案されている(特願昭54−
134242)。
これは、補助ノズルからの単一気流を案内通路内を流進
する主ノズルからの主気流に対し斜め方向から参加させ
ることにより主気流を偏向させつつこれを加勢し、更に
案内孔内面からの反射作用を利用して偏向した流線をい
ち早く正常の状態に整えるようにしたものである。
しかしながら、かかる緯入れ装置にあっては、補助ノズ
ルを案内通路の反織前側(流側)の側方に配してそこか
ら緯入れ方向で且つ織前側に斜めに噴出させるようにし
てあったため、次のような不具合があった。
即ち、反緯入れ側の補助ノズルのところへ緯糸が飛走し
て行く頃には、筬が前進し始めて案内子自体も織前側へ
高速度で移動しているため、緯糸は案内孔でガイドされ
る気流によって搬送されるとはいえ、気流の中心は相対
的に反織前側へずれる傾向があり、これにより緯糸も案
内孔の中心部ではなく、反織前側部を飛走するようにな
る。
しかも、緯入れ側の主ノズルの影響領域では緯糸の先端
部は振れるものの残りはほぼ直線状に飛走するのに対し
、反緯入れ側の補助ノズルの影響領域では蛇行しつつ飛
走し、特に緯糸が補助ノズルの噴出気流に引寄せられる
際は反織前側に引寄せられることとなり、このように緯
糸が反織前側に寄った状態でその先端部が振れていると
、これが案内子や補助ノズルに引掛がり、緯入れ不良を
生じる恐れがあるのである。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、補助
ノズルを案内子の案内孔によって形成される案内通路の
軸線よりも織前側で、がっ上下方向で見て緯糸脱出用間
隙側にノズル口が位置するように配設すると共に、ノズ
ル口の噴出方向を案内通路の軸線に指向させることによ
り、上記の不具合を解消することを目的としている。
以下に本考案を図示の一実施例に基づいて詳述する。
第1図、第2図及び第3図において、1は経糸、2は筬
、3は案内装置であって、この案内装置3は、直状部4
aとそれから分岐した湾曲部4bとでほぼ円形の案内孔
5とそれに連なる緯糸脱出用間隙6とを形成した案内子
4を所定の間隙をもって連設し、それらの基部をガイド
ホルダ7に固着してなり、案内孔5の列により緯糸搬送
用空気の案内通路5Aを形成している。
ガイドホルダ7は筬2の下枠と共に、回動軸8に固着さ
れて前後方向に揺動運動するスレーソード9の上端部に
固着されたリードホルダ10の溝内に挿入してポル1〜
11により固定しである。
12は織機のフレーム、13は主ノズル、14は緯糸、
15は織前、16は織布である。
ここで、反緯入れ側の案内子4の列間で、それらの案内
孔5により形成される案内通路5Aの織前15側の側方
に、本体がパイプ状をした補助ノズル18を設けである
即ち、リードホルダ10の前壁に形成した口線の溝19
にボルト20の頭部を挿入し、該ボルト20にナツト2
1で固定したノズルホルダ22に補助ノズル18の中間
部を保持させ、補助ノズル18の上端部を筬2側に傾倒
させて案内子4の湾曲部4b間に位置させてその一部を
案内通路5A内にわずかに臨ませである。
この補助ノズル18の下端部には可撓性パイプ23の一
端部を嵌合して接続してあり、該パイプ23は途中で゛
スレソード9にクランプ32により固定して他端部を前
記回動軸8近傍の支持部材24に固定された開閉弁25
の出口側に接続しである。
開閉弁25の入口側は圧力空気供給源Pに接続しである
この開閉弁25は、内蔵のスプリング(図示せず)によ
り弁体26を閉弁方向(図で下方)に付勢すると共に該
弁体26の外端により支点ピン27に回動自在に枢着さ
れた開閉レバー28を付勢してその先端のカムフォロワ
29を織機1回転(筬2の1往復動)につき1回転する
回転軸30に固着したカム31に当接させてあり、カム
31の高部31 aがカムフォロワ29に当接すると開
閉レバー28を介して弁体26が押込まれて開閉するよ
うになっている。
そして、カム31の高部31 aは緯糸14の先端が補
助ノズル18付近に到達したときにカムフォロワ29に
当接するように形成しである。
さらに、補助ノズル18の上端部は閉塞されると共に、
頂部にアールを附した円錐状に形成されその反緯入れ側
の側壁にノズル口35を開設しである。
このノズル口35は案内通路5Aの軸線Gと適宜の交差
角θ(例えば15°)をもって該軸線Gを指向しており
、したがってノズル口35の噴出方向線Nは案内社路5
Aの軸線Gと斜交してノズル口35よりも反緯入れ側に
ある案内子4の案内孔5内面の一点Bを指向している。
また、ノズル口35は上下方向で見て緯糸脱出用間隙6
側すなわち上側に配設され、下向きに空気を噴出するよ
うにもなっている。
次に作用を説明する。
筬2が後退する際、これと共に移動する案内子4は経糸
1を掻分けて経糸開口S中に進入し、これとほぼ同時に
補助ノズル18もその頂部で経糸1を掻分けて経糸開口
S中に進入する。
そして、筬2の最後退位置付近で案内子4の案内孔5が
主ノズル13と相対し、該ノズル13からの噴射空気を
案内孔5で案内して空気流の拡散を抑制しつつ、緯糸1
4をこの空気流に乗せて緯入れする。
そして、この緯糸14の先端が補助ノズル18付近に到
達する直前に、カム31の高部31 aがカムフォロワ
29に当接して、開閉レバー28を介して弁体26を押
込め、開閉弁25が開弁して、圧力空気がパイプ23か
ら補助ノズル18に供給され、そのノズル口35から噴
出する。
即ち、この噴出空気により主ノズル13からの気流を補
償し加勢しつつ緯入れを行なう。
緯入れが終わると、主ノズル13での空気噴射が停止さ
れると共に、カム31の低部31 bに開閉レバー28
のカムフォロワ29が当接するようになり、弁体26が
内蔵のスプリングにより押出されて、開閉弁25が閉弁
し、補助ノズル18のノズル口35からの空気の噴出も
停止する。
そして、引続く筬2の前進により、案内子4及び補助ノ
ズル18が経糸開口Sから退出し、この退出の際に、緯
糸14は該開口Sを形成する下側の経糸1に支えられて
案内孔5から緯糸脱出用間隙6を通って脱出し、筬2に
より織前15へ筬打されて織布17が製織される。
前記補助ノズル18からの噴出気流による緯入れの態様
について更に詳しく説明すれば、この噴出気流はその周
囲の気流を引きつけて前記噴出方向線Nの方向に偏向さ
せると共に、これを加速し、案内孔5内面での反射作用
並びに次位の補助ノズル18からの噴出気流により、以
降ジグザグ状に進行する。
そして、緯糸14は補助ノズル18付近に到達する直前
からその噴出気流に引寄せられて補助ノズル18に接近
してから、その噴出気流に乗ってその進行方向に搬送さ
れる。
ここで、緯糸14が補助ノズル18の噴出気流に引寄せ
られる際は蛇行するといえども補助ノズル18が案内通
路5Aの織前15側の側方に設けられている関係から織
前15側に引寄せられる。
従って、筬2が前進し始めて案内子4が織前15側へ移
動し始めることを考慮すると、緯糸14がさほど案内孔
5の内面に接近することばなく、案内子4や補助ノズル
18に引掛かることはない。
又、緯糸14が補助ノズル18の噴出気流に乗った状態
ではその気流は非常に強いので、気流の進行経路から外
れることはなく、案内子4等への引掛かりは問題ない。
以上説明したように本考案によれば、補助ノズルを案内
通路の織前側の側方に配設したので、絹糸が補助ノズル
に到達する頃に案内子が織前側に移動し始めても、緯糸
が補助ノズルの噴出気流に引寄せられる際は織前側に引
寄せられるので、この際の蛇行によって緯糸が案内子や
補助ノズルに引掛かることはなく、緯入れ不良の発生を
回避できる。
更に、補助ノズルを上下方向で見て緯糸脱出用間隙側に
ノズル口が位置するように配設し、ノズル口の噴出方向
を案内通路の軸線に指向させてより、ノズル口からの噴
出空気が緯糸脱出用間隙より遠い位置を指向しているの
で、緯糸が緯糸脱珪用間隙より飛出すことも防止できる
効果もある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は正面図、第2図
は側面縦断面図、第3図は要部の平面積は面図である。 4・・・・・・案内子、5・・・・・・案内孔、5A・
・・・・・案内通路、13・・・・・・主ノズル、14
緯糸、15、織前、18・・・・・補助ノズル、35・
・・・・・ノズル口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 緯糸の案内孔と緯糸脱出用間隙とを有する案内子を所定
    の間隔で緯入れ方向に列設し、該案内孔によって形成さ
    れる案内通路により案内される緯糸射出用ノズルからの
    気流を、適宜の案内子間に配設した補助ノズルの単数の
    ノズル口から案内通路内に斜めに空気を噴出して加勢し
    、その気流に緯糸を乗せて緯入れするようにした織機に
    おいて、前記補助ノズルを案内通路の軸線よりも織前側
    で、かつ上下方向で見て緯糸脱出用間隙側にノズル口が
    位置するように配設すると共に、ノズル口の噴出方向を
    案内通路の軸線に指向させたことを特徴とする空気噴射
    式織機の緯入れ装置。
JP20980U 1980-01-08 1980-01-08 空気噴射式織機の緯入れ装置 Expired JPS5925893Y2 (ja)

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JPS56103073U JPS56103073U (ja) 1981-08-12
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