JPH0354143Y2 - - Google Patents

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JPH0354143Y2
JPH0354143Y2 JP1985179835U JP17983585U JPH0354143Y2 JP H0354143 Y2 JPH0354143 Y2 JP H0354143Y2 JP 1985179835 U JP1985179835 U JP 1985179835U JP 17983585 U JP17983585 U JP 17983585U JP H0354143 Y2 JPH0354143 Y2 JP H0354143Y2
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valve
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、空気噴射式織機において、補助ノズ
ルに空気を供給する空気供給装置に関する。
〈従来の技術〉 従来の空気噴射式織機として、例えば第7図に
示すようなものがある。
スレソードシヤフト1回りを揺動するスレー2
の上端に筬保持体3が固定されており、この筬保
持体3に筬4を取付けてある。筬4の筬羽5は織
前側に凹部6を有し、この凹部6を並べて緯入れ
通路としての緯糸案内溝7を形成している。
また、緯糸案内溝7に沿つて所定の間隔で補助
ノズル8が配設されており、これらの補助ノズル
8は筬保持体3のT字溝9に固定される補助ノズ
ルホルダー10に個別に取付けてある。補助ノズ
ルホルダー10はT字溝9に沿つて移動でき、任
意の取付位置に固定可能である。そして、補助ノ
ズル8には、回転軸11に固定したカム12によ
りカムローラ13を介して開閉弁14の弁棒15
を適宜のタイミングで開弁位置に作動させること
により、図示しない圧力空気供給源から開閉弁1
4を介し、更にパイプ16,分配器17,パイプ
18を介して圧力空気を供給するようになつてい
る。
こうして、図示しない主ノズルにより緯糸を緯
糸案内溝7に噴出し、その緯糸の先端部を補助ノ
ズル8から補助空気流により反緯入れ側へ次々と
吹送つて緯入れを行う。
また、特開昭54−55661号公報に示されている
ように、スレソードシヤフト内に空気タンクを有
し、このタンクに装着した開閉弁を介して補助ノ
ズルに圧力空気を供給するものもある。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、このような従来の補助ノズルへ
の空気供給装置にあつては、緯糸の種類や織機の
作動回転数に対応して補助ノズルのピツチを設定
できる反面、開閉弁から補助ノズルまでの圧力空
気供給路(配管)が長くなつてしまう。すなわ
ち、補助ノズルは揺動運動するため、パイプの揺
動量を可及的に小さくして耐久性を向上させるた
めには、その揺動中心近傍に支持部を配設しなけ
ればならないので、配管が長くなつてしまう。こ
のため、無駄な空気が後噴射され、不経済である
という問題点があつた。
また、配管が長いため、補助ノズルからの空気
噴射のタイミングは開閉弁の開弁よりも遅れ、そ
の遅れ時間を見込んで開閉弁の開閉タイミングを
設定しなければならず、設定作業が面倒であると
いう問題点もあつた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、前
記の無駄な空気噴射が少なく、かつ開閉弁のタイ
ミング調整を容易に行うことのできる空気供給装
置を提供することを目的とし、あわせて、開閉弁
の故障時の交換作業を容易にしかもに無駄なく行
うことができるようにすることを目的とする。
<問題点を解決するための手段> このため、本考案は、補助ノズルを筬保持体に
取付位置調整自在に固定した補助ノズルホルダー
に個別に取付け、各補助ノズルホルダーに圧力空
気供給源から補助ノズルへの弁室を形成してその
内部に別体の弁座を固定すると共に電磁石を内在
した電磁開閉弁の一部を固定し、前記電磁石によ
り移動される弁体を前記弁座に当接する位置と離
れた位置とに移動可能にして電磁開閉弁を構成
し、前記補助ノズルホルダーの前記弁室を圧力空
気供給源に接続する構成としたものである。
<作用> 上記の構成にあつては、補助ノズルホルダーに
電磁開閉弁が装着されるため、その開閉弁から補
助ノズルまでの圧力空気供給路が短くなる。この
ため、電磁開閉弁の開弁とほぼ同時に圧力空気が
補助ノズルから噴射し、電磁開閉弁の閉弁とほぼ
同時に噴射が終了し、無駄な空気噴射が少なくな
る。また、開閉タイミングを変更するには、電磁
開閉弁へ信号のタイミングを変えればよいので、
噴射タイミングの変更も容易である。さらに、電
磁開閉弁の電磁石の故障時は、電磁石を補助ノズ
ルホルダーの弁室から取外すことにより、電磁石
のみ容易に交換することができ、また、弁座につ
いても補助ノズルホルダーと別体にして弁室に固
定しているから、容易に交換することができる。
<実施例> 以下に本考案の実施例を説明する。尚、従来例
と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、
異なる部分を中心に説明する。
第1図及び第2図を参照し、20は補助ノズル
ホルダーであり、その貫通孔21に挿通したボル
ト22をT字溝9に嵌合してある駒23に螺合す
ることにより、筬保持体3に固定してある。した
がつて、ボルト22を緩めることにより、補助ノ
ズルホルダー22をT字溝9に沿つて緯入れ方向
に移動させることができ、任意の取付位置で固定
できる。
補助ノズル8は補助ノズルホルダー20の上面
に穿設した孔24に保持体25を螺合することに
より固定してある。孔24は弁室26に連通して
いる。弁室26の孔24との連通部には弁座27
を固定してある。そして、この弁座27に相対さ
せて電磁開閉弁28のアーマチユア29の上端に
形成した弁体30を設け、この弁体30をスプリ
ング31により弁座27に着座させてある。電磁
開閉弁28のコイル32は補助ノズルホルダー2
0に螺合してある。このコイル32が励磁される
と、アーマチユア29が下方に吸引され、弁体3
0を弁座27から引離すようになつている。
補助ノズルホルダー20にはまた弁室26の側
壁に開口させて圧力空気供給源から分配器33を
介して導かれたパイプ34を接続してある。
第3図には電磁開閉弁28の制御回路を示して
ある。40は織機の主軸に連動して回転する軸で
あり、山部41Aと谷部41Bとを有する作用片
41が固定されている。そして、この作用片41
の周面に相対させて作用片41の山部41Aと相
対しているときにHレベルの信号を出力する近接
スイツチ42が設けられている。43は近接スイ
ツチ42からのパルス信号の立上がりを検出して
パルス信号を発する立上がり検出回路、44,4
5は立上がり検出回路43からの信号をそれぞれ
所定の時間遅延して出力する遅延時間調整可能な
可変遅延回路、46は一方の可変遅延回路44か
らの信号を受けて電磁開閉弁28のコイル32に
通電し、他方の可変遅延回路45からの信号を受
けて通電を停止するスイツチング回路である。
次に作用を説明する。
作用片41の山部41Aが近接スイツチ42に
相対すると、近接スイツチ42はパルス信号を出
力する。このパルス信号の立上がりを検出して、
立上がり検出回路43はパルス信号を可変遅延回
路44,45に出力する。このパルス信号を受け
て設定された遅延時間の後、一方の可変遅延回路
44からパルス信号が出力されることにより、ス
イツチング回路46が導通状態となり、電磁開閉
弁28のコイル32が励磁される。これにより、
アーマチユア29が吸着され、弁体30が弁座2
7から引離されて開弁き、この開弁と同時に補助
ノズル8に圧力空気が供給されて補助空気が噴射
される。
この後、他方の可変遅延回路45から設定され
た遅延時間に基づいてパルス信号が出力されるこ
とにより、スイツチング回路46が非導通状態と
なり、電磁開閉弁28のコイル32が消磁され
る。これにより、弁体30がスプリング31によ
り弁座27に着座して閉弁し、この閉弁と同時に
補助ノズル8からの空気噴射が停止される。
電磁開閉弁28の開閉タイミングを調整する際
は、可変遅延回路44,45の遅延時間を調整す
ればよく、この調整に対応して補助ノズル8の噴
射タイミングを変えることができる。
第4図には他の実施例を示してある。
これは、筬保持体3に中空部を形成することに
より筬保持体3に一体に分配器50を設けた例で
ある。この分配器50は筬保持体3の長手方向全
長に亘つて形成し、両端部にて閉止してある。そ
して、この分配器50は圧力空気供給源に接続
し、また、補助ノズルホルダー20とはパイプ5
1により接続してある。
第5図及び第6図にはさらに他の実施例を示し
てある。
この実施例では、補助ノズルホルダー20を、
その本体20と、補助ノズル8の下端部に接続固
定される筒状の保持体60と、この保持体60の
下端部に固定されて弁室64aを形成するハウジ
ング64とから構成してある。尚、保持体60は
補助ノズルホルダー20本体の貫通孔61に挿通
してボルト62で固定してある。
そして、ハウジング64には複数の通孔65を
有する弁座66が固定され、これに対向させて電
磁開閉弁63のリング状の弁体67が設けられて
いる。この弁体67は弁座66の外縁66aによ
りその横方向の働きを規制されている。弁体67
の下方にはハウジング64に固定してコイル63
が設けられており、その中心部にはパイプ69が
設けられている。このパイプ69には図示しない
分配器からのパイプ34を接続してある。
したがつて、コイル68が励磁されると、弁体
67が下方に吸引されて弁座66から離れ、通孔
65が開放される。これにより、圧力空気がパイ
プ34,64から弁体67の中心部,通孔65を
通つて、補助ノズル8に達する。コイル68が消
磁されると、空気圧力によつて弁体67が弁座6
6に押付けられて通孔65が塞がれる。これによ
り、空気噴射が停止される。勿論、このコイル6
8は第3図のスイツチング回路46により通電を
制御される。
<考案の効果> 以上説明したように本考案によれば、補助ノズ
ル固定用のノズルホルダーに電磁開閉弁を装着す
るようにして、開閉弁から補助ノズルまでの圧力
空気供給路を短くしたので、無駄な空気噴射が無
くなり、また、開閉タイミングと噴射タイミング
とがほぼ一致し、しかも電磁式であるので、タイ
ミング調整も容易となる。さらに、電磁石を補助
ノズルホルダーの弁室に固定することにより、電
磁石のみ容易に交換することができ、、また、摩
耗の激しい弁座についても補助ノズルホルダーと
別体にして弁室に固定しているから、容易に交換
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は同上要部の側面断面図、第3図は同上の制御
回路図、第4図は他の実施例を示す正面図、第5
図はさらに他の実施例を示す正面図、第6図は第
5図の側面断面図、第7図は従来例を示す正面図
である。 3……筬保持体、4……筬、5……筬羽、6…
…凹部、7……緯糸案内溝、8……補助ノズル、
9……T字溝、20……補助ノズルホルダー、2
2……ボルト、23……駒、26,64a……弁
室、27,66……弁座、28,63……電磁開
閉弁、30,67……弁体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 緯入れ通路6に沿つて所定の間隔で配設される
    補助ノズル8を有する空気噴射式織機において、 前記補助ノズル8を、筬保持体3に緯入れ方向
    に取付位置調整自在に固定した補助ノズルホルダ
    ー20に個別に取付け、 各補助ノズルホルダー20に弁室26,64a
    を形成してその内部に別体の弁座27,66を固
    定すると共に電磁石を内在した電磁開閉弁28,
    63の一部を固定し、 前記電磁石により移動される弁体30,67を
    前記弁座27,66に当接する位置と離れた位置
    とに移動可能にして電磁開閉弁28,63を構成
    し、 前記補助ノズルホルダー20の前記弁室26,
    64aを圧力空気供給源に接続してなる空気噴射
    式織機の空気供給装置。
JP1985179835U 1985-11-25 1985-11-25 Expired JPH0354143Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985179835U JPH0354143Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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JP1985179835U JPH0354143Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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JPS6288778U JPS6288778U (ja) 1987-06-06
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JP2511072Y2 (ja) * 1989-04-14 1996-09-18 津田駒工業株式会社 流体噴射式織機用サブノズル

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JPS6228442A (ja) * 1985-07-25 1987-02-06 株式会社豊田自動織機製作所 流体噴射式織機の補助ノズル装置

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JPS6228442A (ja) * 1985-07-25 1987-02-06 株式会社豊田自動織機製作所 流体噴射式織機の補助ノズル装置

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