JPS6059332B2 - 空気噴射式無ヒ織機における噴射制御方法と装置 - Google Patents

空気噴射式無ヒ織機における噴射制御方法と装置

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JPS6059332B2
JPS6059332B2 JP51083021A JP8302176A JPS6059332B2 JP S6059332 B2 JPS6059332 B2 JP S6059332B2 JP 51083021 A JP51083021 A JP 51083021A JP 8302176 A JP8302176 A JP 8302176A JP S6059332 B2 JPS6059332 B2 JP S6059332B2
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weft
injection
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loom
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博之 辻
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は空気噴射式無ヒ織機における噴射制御方法
に関するものである。
(従来技術及びそ問題点) 例えば圧力空気を用いた無ヒ織機においては、ノズル
から高速で噴射される圧力空気にのせて緯糸をヒ道内に
飛走させているが、適正な緯入れを行なうには圧力空気
の速度やそのタイミングが大きな鍵となることはよく知
られているところである。
尚、噴射速度を変える場合は、噴射ノズルの噴口断面
積が一定のとき、圧力を制御することにより量を、ひい
ては噴射速度を変えることになる。
ところで、従来の流体噴射式緯入れにあつては、緯入
れ全期間に亙つて一定速度で圧力空気を噴射したり、あ
るいは初期から後期に亙つて速度を漸減傾向に適宜変更
する等が行なわれていた。 しかし、このうな方式によ
ると、糸の種類、ヒ道の長さ、織物の種類如何によつて
緯入れの終期において緯糸の姿勢が崩れることがある。
また、例えば緯入れ中の緯糸加速期間である緯糸の自
由飛走から拘束飛走に移つた場合、その飛定速度は急激
に落ちる。
このような拘束飛走時にノズルから噴射圧を緯入れ略始
半期まて大とし、その後噴射量を漸減した場合には圧力
空気の噴射速度の方が拘束飛走中の緯糸飛走速度よりか
なり上回ることになる。そうすると拘束飛走に必要以上
の牽引力が拘束飛走している緯糸に働き、異常張力を与
える結果となつてなり、緯糸切れが発生したりし、適生
な緯入れをすることができない。緯入れ初期から後期に
至るまで噴射量を漸減させた場合には、自由飛走期間の
緯糸飛走速度より圧力流体の噴射速度の方が遅く、自由
飛走中の緯糸にブレーキを掛けることになる。そうする
と、ノズルからの糸送出し速度が低下し、適正な緯糸の
飛定速度が得られず、その結果ショートピックを招来し
たりして正常な緯入れが行なわれなくなる。(発明の目
的) この発明はかかる従来の流体噴射式無ヒ織機にお
ける流体の噴射制御の欠点に鑑みて提案されたもので、
拘束飛走中の緯糸が切断されたり、緯入れの終期におい
て緯糸の姿勢が崩れたりすることがなく適正な緯入れを
することができる空気噴射式無ヒ織機における噴射制御
方法を提供することを目的とする。
(発明の要旨) この発明は上記目的を達成するための基本的構成とする
ところは、飛走緯糸とこれを搬送する圧力ジェット噴気
流の状態の変化に対応させてノズルからの単位噴射量を
時間的段階的に変えてやるものである。
即ち、ノズルからの圧力空気の単位噴射量を加速必要期
間中においてはj大1とし、残余の期間中においてはj
小』とするように段階的に変化させるものである。そし
て、この単位噴射量の変化は、例えば定圧タンクの圧力
増減と、タンクとノズル間に介設した弁装置の開口量増
減との組み合わせによつて行なうものである。この場合
の該弁装置の開口量は織機に同期回転するカム機構によ
つて変化させるのであるが、この変化は3段階とし、第
1段階においてはノズルの最大単位噴射量(上記大なる
単位噴射量に当る。)を与え、第2段階ではこれより小
なる所定単位噴射量(上記小なる単位噴射量)を与え、
第3段階では弁装置が閉塞れるようにする。更に、弁装
置には上記所定単位噴射量を増減するための調節要素を
設け、一旦定圧タンクの圧力調節によつて最大単位噴射
量を設定すれば、その後該要素によつて前記所定単位噴
射量を増減させても設定された最大単位噴射量には影響
が及ばないように構成しておいてやる。
(発明の構成及ひ作用) 以下、添付の図面によつて更に詳細にこの発明の空気噴
射式無ヒ織機における噴射制御方法について説明する。
先にも述べたように、空気噴射式無ヒ織機にあつては、
圧力空気の供給源からの圧力空気をレギュレーターを介
して定圧タンク内に導入し、ここから緯入れ噴射ノズル
へど供給するのであるが、この発明にあつては、定圧タ
ンクと噴射ノズルとの間に制御弁装置を介設し、この弁
装置を開口させると定圧タンクから該弁装置を通つてノ
ズルへ圧力空気が送られて緯糸と共に噴射される。従つ
て、ノズルからの単位時間当りの圧力空気噴射量■(以
下1単位噴射量■ョという)は、第3図に示すように、
弁装置の開口量Sの増加に伴なつてほぼ比例的に増加す
る。しかし、ノズル有効口径は大体1T1r!!t位で
あるので、噴射量が増加するといつても、そこにはノズ
ルの構造上からくる限界があり、ある開口量Sを超える
とそれ以上は単位噴射量vは定常となつてしまう。しか
し、弁装置の開口量Sが同じであつても、定圧タンク内
の空気圧を増加させれば当然のことながら単位噴射量V
は増加する。
従つて、この発明においては単位噴射量vが弁装置の開
口量Sに比例する1比例領域ョにあつては、該開口量S
の増減によつて単位噴射量vを調節し、単位噴射量vが
弁装置の開口量Sに関係なく定常になる7定常領域ョに
おいてはレギュレーターによる定圧タンク内の圧力増減
によつて単位噴射量Vを調節し、以つて、単位噴射量V
に例えば第2図に示すように、段階的に時間的な変化を
与えようとするものである。
即ち、例えば第2図に示すように単位噴射量Vが時間(
t)的に変化する場合ならば、単位噴射量V1の部分は
レギュレーターによつて設定し、同じくV2の部分は上
述した弁装置によつて設定しようとするものである。
第1図に示すのは、この発明の空気噴射式無ヒ織機にお
ける噴射制御方法を実施するための制御弁装置の一例で
ある。
例えば織機のクランク軸1等に固定された弁制御カム2
にはセットボルト4等によつて調節カム3が固定されて
いる。
この調節カム3はセットボルト4をゆるめることにより
弁制御カム2の周りに沿つてその位置を変えることでき
る。さて、これらのカム2,3の周上に第2図に示す単
位噴射量■の時間変化に対応する点を符号て・示すと図
示のようになる。
尚、クランク軸1回転は図中矢印で示すように反時計方
向とする。即ち、これら組合わされたカム2,3の周上
には一番高い区間0と、次に高い区間DEと、一番低い
区間FAが配されている。l 区間?においては最大単
位噴射量V1が得られ、区附PEにおいてては単位噴射
量V2が得られ、区?Aにおいては弁装置は閉塞されて
不作用状態となる。
この点については後述する。これらのカム2,3に対応
して設けられた本体の上端にはレバー7の一軸が軸承さ
れており、該レバー7は他端にカムボール8を回転自在
に支承している。又、レバー7の中間には調節ボルト9
が上下方向に貫通してナット11により螺着固定されて
いる。尚、常時カムボール8をカム2,3の周面に弾性
押圧するために、本体に設けられた板バネ12が下側か
らこれを押上げている。本体6内には互いに上下に連通
してほぼ同軸心上に上の方から小径孔13、中径孔14
及び大径孔15が穿設されており、水平方向一端側には
導孔16が、他端側には導孔17が夫々穿設されている
。導孔16は内端において中径孔14に連通し、他端に
おいては螺着された導管18を介して噴射ノズル(図示
せず)に連通し、他の導孔17は内端において大径孔1
5に連通し、他端においては螺着された導管19を介し
て与えられた圧力空気の供給源(図示せず)に連通して
いる。
中径孔14の下端開口部は環状の鋭端に形成されており
、これにより弁座21を提供する。
上端を本体6上部に突出させて小径孔13に挿通された
ポペット22は大径孔15内に突出した弁シート23を
有しており、大径孔15の下端を封鎖すべく螺着された
蓋体24に一端を当接するバネ26がこの弁シート23
を弁座21に押出して弁装置を閉塞させている。さて、
以上においてカム2,3との周面接触によつてカムボー
ル8が押下げられるとレバー7が揺動し、調節ボルト9
がポペット22を押下げ、弁シート23がバネ26に抗
して押下げられて弁.座21から離れ、弁装置が開き、
この開口量に見合つた流量の圧力空気が導孔17から導
孔16に流れてノズルに送られる。
ここで、各部の寸法形状は次のようにとる。
区間院は前記のように第2図のグラフの区間?に.相当
する。従つて、その高さは最大単位噴射量を与える開口
量、即ちそれ以上開いても単位噴射量が増加しない開口
量を与える大きさとする。区間DEは第2図中の区間?
に相当する単位噴射量を与える高さとする。さて、以上
の構成において、いま単位噴射量Vの時間変化を第2図
に示ようなものに設定するには、次のようにすればよい
まず、最大単位噴射量■1を得るためにカムの区m憬C
にカムボール8を接触させた状態でレギュレーターで圧
力計を見ながら定圧タンク内の圧力をP1とする。
このときの弁装置の開口量をS。とする。それから圧力
P1を保つたまま単位噴射量V2を設定するために、カ
ムの区IlllDEにカムボール8を接触させた状態で
の弁装置の開口量をS。
とする。このときの単位噴射量は第3図から■。となり
設定すべき値■2より大である。a そこでアジヤスト
ボルト9を調節して開口量をQだけ減らしてS1とし、
比例領域における設定噴射量V2を得る。
これに伴なつて再びカムの区間ににおけるカムボール8
を接触させた状態にすると、定常領域における開口量も
Qだけ減つて開口量がS1となるがグラフから明らかな
ように、これに対応する単位噴射量は■1である。即ち
、比例領域における開口量調節は該領域内における単位
噴射量を変化させるが、定常領域内におけるそれには何
等影響を与えないのである。
第2図における?間の噴射時間の長さは、調節カム3の
取付け位置を調節することにより、増減できる。又、そ
の織成運動中におけるタイミングは、弁制御カム2のク
ランク軸1に対する取付け角度を変更することにより、
自由に変更することができる。(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、この発明によればノズ
ルの単位噴射量を緯糸の加速必要期間たる緯糸が自由飛
走している略始半期において大とし、残余の期間たる拘
束飛走をしている略終半期において小とすることから、
緯入れ中の緯糸が拘束飛走している場合でも該緯糸に拘
束飛走に必要以上の牽引力が作用しない。
その結果、拘束飛走中の緯糸に過度の張力が掛つて緯糸
切れが発生して適正な緯入れをすることができなくなる
といつたことが無く、緯入れ障害に起因する織物欠点も
無くなり製織上好ましいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図;この発明の空気噴射式無ヒ織機における噴射制
御方法を実施するための装置の一例を示す一部断面側面
図、第2図;この発明の方法による空気噴射態様の一例
を示すグラフ。 第3図;この発明の方法による空気噴射切換えの原理を
示すグラフ。1・・・・・・クランク軸、2・・・・・
・弁制御カム、3・・・調節カム、4・・・・・・セッ
トボルト、6・・・・・本体、7●●●ルバニ、811
●●カムボ―ル、9111調節ボルト、11・・・・・
・ナット、12・・・・・・板バネ、13・・小径孔、
14・・・・・中径孔、15・・・・・・大径孔、16
・・・・・導孔、17・・・・・・導孔、18・・・・
・導管、19・・・・・導管、21・・・・弁座、22
・・・・・・ポペット、23・・・・・・弁シート、2
4・・・・・・蓋体、26・・・・・・バネ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ノズルからの圧力空気流の単位噴射量を、緯入れ期
    間中の加速必要期間において大とし、残余の期間におい
    て小とすべく段階的に変化させることを特徴とする空気
    噴射式無ヒ織機における噴射制御方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の噴射制御方法であつて
    、段階的に変化させる方法が定圧タンクと噴射ノズルと
    の間に弁装置を介設し、比例領域においては該弁装置の
    開口量の増減によつて圧力流体の単位噴射量を調節し、
    定常領域においては定圧タンク内の圧力増減によつて単
    位噴射量を調節するようにした方法。
JP51083021A 1976-07-14 1976-07-14 空気噴射式無ヒ織機における噴射制御方法と装置 Expired JPS6059332B2 (ja)

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JPS5310757A JPS5310757A (en) 1978-01-31
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JPS6238306A (ja) * 1985-08-13 1987-02-19 Hitachi Ltd 噴流はんだの波高監視方法
JPS6238305A (ja) * 1985-08-13 1987-02-19 Hitachi Ltd フラツクスの波高監視方法
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138567A (en) * 1974-09-30 1976-03-31 Nissan Motor Ryutaishikishotsuki niokeru ryutaino funshaatsuchoseisochi

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