JPH0583650B2 - - Google Patents

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JPH0583650B2
JPH0583650B2 JP59121125A JP12112584A JPH0583650B2 JP H0583650 B2 JPH0583650 B2 JP H0583650B2 JP 59121125 A JP59121125 A JP 59121125A JP 12112584 A JP12112584 A JP 12112584A JP H0583650 B2 JPH0583650 B2 JP H0583650B2
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fluid
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diameter rod
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Kinpei Mitsuya
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は経糸開口内に緯糸を緯入れするための
噴射流体の供給を電磁バルブ機構により制御する
流体噴射式織機における噴射流体制御装置に関す
るものである。
(従来の技術) 近年、織機の高速化指向に伴い流体噴射式織機
が多用される傾向にある。
このような織機においては、緯入れ用メインノ
ズルあるいは同ノズルから経糸開口内に射出され
た緯糸の飛走を助勢するための補助ノズルにおけ
る流体噴射の制御が重要となる。この制御は流体
供給源から前記各ノズルに至る流体通路を開閉す
るバルブの開閉動作を制御することにより行われ
る。従来、一般的にバルブの開閉動作はその駆動
力を織機の駆動源から機械的手段(歯車機構ある
いはカム機構等)を介して得ることにより行われ
ていた。しかし、この制御手段による場合には織
布の織幅、緯糸の種類等の製織条件に応じた流体
の噴射開始及び停止時の調整は非常に面倒なもの
となる。
そこで、バルブの開閉動作を電磁ソレノイドに
より行う電磁バルブ機構を採用する手段が提案さ
れている。この制御手段によれば流体の噴射開始
及び停止時の調整は前記ソレノイドへの通電開始
及び停止時の変更によつて行われるため、流体噴
射の制御は非常に容易に行われ得る。又、電磁バ
ルブ機構の使用は織機の自動化に容易に対処し得
ることを意味する。
従来、電磁バルブ機構としては第8,9図に示
すものが用いられている。収容筒1内のソレノイ
ド2が励磁され、プランジヤ3がコア4に吸引さ
れると、第2図に示すようにバルブ体7のバルブ
ロツド7aに当接しているプランジヤピン3aが
ハウジング5内のスプリング6に抗してバルブ体
7を押圧し、流体通路孔Tが開放される。そし
て、噴射流体が同図に示す矢印に沿つて入力口5
aから出力口5bに流れる。ソレノイド2が消磁
されると、バルブ体7がスプリング6により押圧
復帰され、流体通路孔Tが閉じられる。
この機構においては、流体通路孔Tの断面積を
S1、バルブロツド7aの断面積をS2、噴射流体
の圧力をPとすると、第8図に示すようにバルブ
体7が流体通路孔Tを閉成しているときには、噴
射流体圧による力P・(S1−S2)がバルブ体7に
対して流体通路孔Tを開放する方向に作用する。
一方、第9図に示すように流体通路孔Tが開放し
ているときには、噴射流体圧による力P・S2が
流体通路孔Tを閉成する方向へ作用する。すなわ
ち、バルブ体7の開閉動作は電磁ソレノイドの性
能及びばね特性以外にも噴射流体圧の影響を受け
る。
(発明が解決しようとする問題点) バルブ体の開閉動作が噴射流体圧により影響を
受けるという電磁バルブ機構を流体噴射式織機に
採用した場合、次に述べるような問題が生ずる。
流体噴射式織機においては、流体噴射によつて緯
入れされる緯糸の種類に応じて噴射流体の圧力の
調整が行われる。そのため、噴射流体圧を調整す
る毎に噴射流体によつてバルブ体7に作用する力
の値が異なり、同バルブ体7の開閉動作が変化す
る。このようなバルブ体7の開閉動作の変化は緯
糸の種類毎に噴射ノズルにおける噴射立上がり及
び立下がり特性を変えてしまい、安定した緯入れ
を阻害するおそれがある。
又、織機の製造上のばら付きに伴つて同一種類
の緯糸に対しても各織機毎に最適の緯入れ性能に
対応する噴射流体圧が異なり、各織機毎に最適の
噴射流体圧が設定される。そのため、各織機毎に
同一種類の緯糸に対しても噴射流体圧が異なり、
各織機に使用されている電磁バルブ機構毎にその
開閉動作が異なり、同一種類の緯糸を用いた織布
の品質が各織機毎にばら付くおそれがある。
さらに、第8図に示す流体通路孔T閉成時には
前記した力P・(S1−S2)がバルブ体7に対して
流体通路孔Tを開放する方向へ作用しているの
で、スプリング6には流体通路孔Tを閉成してお
くだけの力(前記のP・(S1−S2)以上である)
が備えられていなければならない。そのため、ス
プリング6のばね力が必然的に大きくなり、これ
に応じて電磁ソレノイドにおける出力を高めなけ
ればならず、同ソレノイドにおける電力消費が増
大するという問題がある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するため本発明では、経糸
開口内へ緯糸を緯入れするために噴射流体の供給
を電磁バルブ機構により制御する流体噴射式織機
において、前記電磁バルブ機構のバルブ体は、大
径ロツド部と、小径ロツド部と、同小径ロツド部
に固着され、流体通路孔を開閉するバルブと、小
径ロツド部に固着された受圧体とから構成されて
おり、大径ロツド部、小径ロツド部、流体通路
孔、バルブ及び受圧体の各断面積S3,S4,S5,
S7及びS6をそれぞれS4<S3=S5=S6<S7の関係
を持つて構成した。
(作用) すなわち、バルブ体が閉じている状態では、同
バルブ体を境として噴射流体入力側においてのみ
噴射流体圧がバルブ体に作用しており、その受圧
面積はバルブ体の開放方向及び閉成方向において
同一である。従つて、バルブ体の開放動作に対す
る噴射流体圧の影響は全くない。又、バルブ体が
開放状態にあるときには、噴射流体入力側及び出
力側のいずれにおいても噴射流体圧がバルブ体に
作用しており、その受圧面積はバルブ体の開閉両
方向において同一である。このように本発明にお
いては、バルブ体が開閉いずれの状態においても
作用する噴射流体圧は相殺されるので、バル体の
開閉作動時に噴射流体圧の影響は一切排除され
る。
(実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を第1〜4
図に基づいて説明すると、スレイ11上には筬1
2と対向して多数の緯糸ガイド部材13が並設さ
れており、同じくスレイ11上に装着された緯入
れ用メインノズル14から射出される緯糸Yが緯
糸ガイド部材13の案内孔13aの列により形成
される緯糸案内通路S内に緯入れされる。筬12
と緯糸ガイド部材13との間には緯糸案内通路S
の方向に所定間隔をおいて複数の補助ノズル15
が立設されており、緯糸案内通路S内に緯入れさ
れた緯糸Yの飛走を助勢するようになつている。
緯糸ガイド部材13及び補助ノズル15はそれぞ
れ所定個数ずつベースブロツク16上に支持され
ており、このようなベースブロツク16がスレイ
11上に複数装着されている。
スレイ11の下方にはメインノズル14用のサ
ブタンク17及び補助ノズル15用のサブタンク
18(図面では4つ示す)が配設されている。そ
して、サブタンク17とメインノズル14との間
には電磁バルブ機構19が介在されており、サブ
タンク17内の噴射流体が入力側供給パイプ2
0、電磁バルブ機構19及び出力側供給パイプ2
1を介してメインノズル14に供給されるように
なつている。同様に、サブタンク18と補助ノズ
ル15との間には前記電磁バルブ機構19と同様
の構成をなす電磁バルブ機構22がベースブロツ
ク16と対応して介在されており、サブタンク1
8内の噴射流体が入力側供給パイプ23、電磁バ
ルブ機構22、及び補助ノズル15に連通された
ベースブロツク16内の流体通路Lに連通された
出力側供給パイプ24を介して補助ノズル15に
供給されるようになつている。電磁バルブ機構2
2は緯糸Yの飛走タイミングに同期してメインノ
ズル14側から順次リレー的に開閉制御され、補
助ノズル15がベースブロツク16単位でメイン
ノズル14側から順次リレー噴射するようになつ
ている。
電磁バルブ機構19,22はいずれも同一構造
を有しているので、ここではメインノズル14用
の電磁バルブ機構19についてその構造を説明す
る。
この実施例では電磁ソレノイド部25は第8,
9図に示す従来装置と同一構造をなしているの
で、同一部分には同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。第3図において収容筒1の右端に
はハウジング26が固着されており、同ハウジン
グ26内にはプランジヤピン3aと当接した状態
でバルブ体27がプランジヤ3と同一方向にスラ
イド可能に収容されており、ハウジング26内の
流体通路を開閉できるようになつている。バルブ
体27はプランジヤピン3aと当接する大径ロツ
ド部27aと、小径ロツド部27bと、同ロツド
部27bに固着されたバルブ27cと、小径ロツ
ド部27bの右端に固着された受圧体27dとか
ら構成されており、受圧体27dがハウジング2
6の右端に嵌入止着されたキヤツプ28の円柱状
の収容溝28a内に嵌入収容されている。そし
て、収容溝28a内において受圧体27dとキヤ
ツプ28との間にはスプリング29が介在されて
おり、バルブ体27が同スプリング29の作用に
より左方へ押圧付勢され、バルブ27cが流体通
路孔Tを閉じるようになつている。
なお、キヤツプ28には収容溝28aと連通す
る空気抜孔28bが設けられている。同様に、図
示されていないがプランジヤ3とハウジング26
にも空気抜孔が設けられている。
そして、本実施例では、大径ロツド部27aの
断面積をS3、小径ロツド部27bの断面積をS4、
流体通路孔Tの断面積をS5、受圧体27dの断
面積をS6、バルブ27cの断面積をS7とすると、
これらの間には次に示す関係がある。
S4<S3=S5=S6<S7 さて、非緯入れ時期にはソレノイド2は非通電
状態にあり、プランジヤ3及びバルブ体27がス
プリング29の作用により第3図において左方へ
押圧付勢され、バルブ27cが流体通路孔Tを閉
じている。流体通路孔Tが閉成されている状態で
は、バルブ27cを境として噴射流体入力側(供
給パイプ20側)において噴射流体圧がバルブ体
27に作用する。噴射流体圧をPとすると、大径
ロツド部27aには力P・(S3−S4)が作用し、
バルブ27cには力P・(S5−S4)すなわちP・
(S3−S4)が作用する。従つて、バルブ体27に
作用する噴射流体圧はバルブ体27の開閉動作方
向(第3図において左右方向)において相殺さ
れ、バルブ体27はスプリング29の押圧力のみ
によつて流体通路孔Tを閉成している。
緯入れタイミングに同期してソレノイド2に通
電開始されると、プランジヤ3がスプリング29
の押圧力に抗してコア4側へ吸引付勢される。そ
して、第4図に示すように流体通路孔Tが開放さ
れた状態では、噴射流体入力側及び噴射流体出力
側(供給パイプ21側)のいずれにおいても噴射
流体圧がバルブ体27に作用し、大径ロツド部2
7aに対しては閉成方向においてP・(S3−S4)、
バルブ27cに対してはその開放方向において
P・(S7−S4)及び閉成方向においてP・(S7−
S4)、受圧体27dに対しては開放方向において
P・(S6−S4)すなわちP・(S3−S4)の各力が
作用する。従つて、バルブ体27に作用する噴射
流体圧はバルブ体27の開閉動作方向において相
殺される。
すなわち、バルブ体27に作用する噴射流体圧
は同バルブ体27の開閉動作方向において流体通
路孔Tの開閉いずれの状態においても相殺され、
バルブ体27の開閉動作は電磁ソレノイド部25
における出力特性及びスプリング29の特性のみ
に左右される。
従つて、緯糸の種類に応じて噴射流体圧が設定
変更された場合にもその流体圧変化はバルブ体2
7の開閉動作に何等影響を及ぼさず、開閉タイミ
ングが変わつてしまうおそれはない。これにより
緯糸の種類に応じた最適の緯入れ状態を常に確保
することができ、高品質の織布を得ることができ
る。
同様に、製造上のばらつきに基づいて織機毎に
圧力調整をする場合にもその調整は電磁バルブ機
構19,22における開閉動作性能に影響を与え
ず、織機間における織布品質のばらつきは抑えら
れる。
本実施例の電磁バルブ機構19,22によれ
ば、噴射流体圧が結果的にはバルブ体27に作用
しないことと同等であるため、第3図に示す流体
通路孔Tの閉成状態においてスプリング29には
わずかの押圧力が備えられていればよい。そのた
め、バルブ体27の開閉動作速度を考慮した上で
スプリング29の押圧力を可能な限り小さくする
ことができ、これに応じて電磁ソレノイド部25
における出力を抑えることができる。その結果、
電磁ソレノイド部25における電力消費量を大幅
に低減することができる。
高速織機である流体噴射式織機における流体噴
射の立上がり特性及び立下がり特性は緯糸の緯入
れ状態を大きく左右する。例えば、複数の補助ノ
ズル15における噴射タイミングを短時間でリレ
ー制御しなければならず、電磁バルブ機構におけ
る高い応答性が要求される。本実施例の電磁バル
ブ機構20,22によればこの要求に確実に対応
できる。すなわち、バルブ体27の開閉動作速度
は電磁ソレノイド部25の出力とスプリング29
の特性のみに依存し、スプリング29の押圧力を
小さくした場合でも従来の電磁バルブ機構と同程
度の応答性を得ることができるので、スプリング
29の押圧力及び電磁ソレノイド部25の出力を
適宜高めることによりバルブ体27の開閉動作速
度を容易に高めることができ、メインノズル14
あるいは補助ノズル15における立上がり及び立
下がり時間を短縮することができる。
本発明は前記実施例以外にも例えば次に述べる
実施例が可能である。
第5図に示す実施例ではキヤツプ28の収容溝
28a内においてバルブ体27を押圧付勢するス
プリング29の一端を受け止めるバネ受30が収
容溝28aの底面に設けた調整溝28c内にスラ
イド可能に収容されており、キヤツプ28の外側
から調整溝28c内に貫通螺着されたネジ31が
バネ受30に当接されている。従つて、ネジ31
の螺入量を調整することによりスプリング29の
押圧力が変化し、バルブ体27の開閉動作速度を
調整することができる。例えば、ネジ31の螺入
量を小さくすればスプリング29の押圧力が小さ
くなるため、バルブ体27の開放動作速度は速く
なり、メインノズル14あるいは補助ノズル15
における流体噴射の立上がり時間が短縮される。
従つて、ノズル14,15における流体噴射時間
を短縮することができ、流体消費量を低減するこ
とができる。特に、メインノズル14においては
立上がり時間の短縮により緯糸把持用のグリツパ
による緯糸把持開放前から同緯糸が噴射流体に不
必要にさらされるおそれはなくなり、メインノズ
ル14内において糸強力の弱い緯糸の噴射切れ現
象が防止される。逆に、ネジ31の螺入量を多く
すれば、スプリング29の押圧力が高まり、バル
ブ体27の閉成動作速度が速くなる。従つて、ノ
ズル14,15における流体噴射の立下がり時間
が短縮され、噴射流体の消費量が低減可能であ
る。
なお、この実施例において可変電圧電源を採用
すれば電磁ソレノイド部25における出力を調整
することができ、バルブ体27の開閉動作速度を
一層広範囲に調整することができる。
又、このようなスプリング特性の調整により電
磁バルブ機構19,22における製作誤差の吸収
ができる。
前記両実施例ではバルブ体27の閉成方向への
復帰動作はスプリング29の押圧力により行われ
たが、第6,7図に示すようにスプリング力を利
用しない電磁バルブ機構が可能であり、このよう
な電磁バルブ機構にも本発明を具体化することが
できる。
第6,7図に示す電磁バルブ機構32について
説明すると、収容筒33内には一対のソレノイド
34,35が直列的に対向配置され、両ソレノイ
ド34,35間においてマグネツト36が軸受3
7,38により左右方向にスライド可能に支持さ
れたシヤフト39に止着されている。両ソレノイ
ド34,35は同一の巻線にて電気的に接続され
ているが、各ソレノイド34,35におけるコイ
ルの巻方向は互いに逆向きに設定されており、両
ソレノイド34,35に通電されたとき両ソレノ
イド34,35の対向側には同一の磁極が生ず
る。
収容筒33の右端にはハウジング40が固着さ
れており、同ハウジング40内には前記シヤフト
39に連結固定されたバルブ体41が同シヤフト
39と同一方向にスライド可能に収容されてお
り、ハウジング40内の流体通路を開閉できるよ
うになつている。同バルブ体は前記両実施例の場
合と同様に大径ロツド部41aと、小径ロツド部
41bと、同ロツド部41bに固着されたバルブ
41cと、小径ロツド部41bに固着された受圧
体41dとから構成されており、受圧体41dが
ハウジング40の右端に嵌入止着されたキヤツプ
42の収容溝42a内にスライド可能に収容され
ている。そして、大径ロツド部41a、小径ロツ
ド部41b、バルブ41c、受圧体41d及び流
体通路孔Tの断面積が第3,4図に示す実施例の
場合と同様の関係をもつて設定されており、バル
ブ体41の開閉動作は噴射流体圧の影響を受けな
いようになつている。第6図に示す状態では負電
圧がソレノイド34,35に印加されており、マ
グネツト36がソレノイド34側に吸引保持さ
れ、バルブ41cが流体通路孔Tを閉じている。
前記負電圧が正電圧に切替えられると、ソレノイ
ド34,35の対向側の磁極が反転し、マグネツ
ト36がソレノイド34側から反発されるととも
に、ソレノイド35側へ吸引される。そのため、
マグネツト36はソレノイド35側へ移動し、流
体通路孔Tが開放される。正負電圧の切替えに伴
つて行われるバルブ体41の開閉動作は前記両実
施例の場合と同様に噴射流体圧の影響を全く受け
ず、緯糸の種類あるいは織機毎に最適の緯入れ性
能が発揮される。
本発明は、受圧面積の設定によりバルブ体の開
閉動作時に流体圧の影響をなくすという本発明の
主旨の範囲内において、種々の公知のバルブ体に
採用することが可能である。
発明の効果 以上詳述したように、本発明の前記したように
大径ロツド部、小径ロツド部、流体通路孔、バル
ブ及び受圧体の各断面積S3,S4,S5,S7及びS6
をそれぞれS4<S3=S5=S6<S7の関係を持つて
構成したので、開閉いずれの場合でもバル体に作
用する噴射流体圧と相殺され、作用しないと同じ
状態となるので、緯糸の種類毎あるいは織機毎に
行われる噴射流体圧の調整によつてもバルブ体の
開閉動作速度が変わるおそれはなく、これにより
安定した緯入れ状態を実現することができる。
又、バルブ体の開閉動作速度を一層高速化してメ
インノズルあるいは補助ノズルにおける流体噴射
の立上がり及び立下がり特性の向上を図ることが
でき、さらには電力消費量の低減化を図り得ると
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明を具体化した一実施例を示
し、第1図はスレイ付近を示す斜視図、第2図は
スレイの縦断面図、第3図は閉成状態の電磁バル
ブ機構を示す縦断面図、第4図は開放状態の電磁
バルブ機構を示す縦断面図、第5図は本発明の別
例を示す縦断面図、第6,7図はさらに別例を示
す縦断面図、第8,9図は従来の電磁バルブ機構
を示す縦断面図である。 電磁バルブ機構…19,22,32、バルブ体
…27,41、大径ロツド部…27a,41a、
小径ロツド部…27b,41b、バルブ…27
c,41c、受圧体…27d,41d、緯糸…
Y。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 経糸開口内へ緯糸を緯入れするために噴射流
    体の供給を電磁バルブ機構により制御する流体噴
    射式織機において、前記電磁バルブ機構のバルブ
    体は、大径ロツド部と、小径ロツド部と、同小径
    ロツド部に固着され、流体通路孔を開閉するバル
    ブと、小径ロツド部に固着された受圧体とから構
    成されており、大径ロツド部、小径ロツド部、流
    体通路孔、バルブ及び受圧体の各断面積S3,S4,
    S5,S7及びS6をそれぞれS4<S3=S5=S6<S7の
    関係を持つて構成したことを特徴とする流体噴射
    式織機における噴射流体制御装置。
JP12112584A 1984-06-12 1984-06-12 流体噴射式織機における噴射流体制御装置 Granted JPS61647A (ja)

Priority Applications (1)

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JPS61647A JPS61647A (ja) 1986-01-06
JPH0583650B2 true JPH0583650B2 (ja) 1993-11-29

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JPS513264U (ja) * 1974-06-22 1976-01-10
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