JP2907655B2 - 流体噴射式織機の流体圧力制御装置 - Google Patents

流体噴射式織機の流体圧力制御装置

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JP2907655B2 JP25546192A JP25546192A JP2907655B2 JP 2907655 B2 JP2907655 B2 JP 2907655B2 JP 25546192 A JP25546192 A JP 25546192A JP 25546192 A JP25546192 A JP 25546192A JP 2907655 B2 JP2907655 B2 JP 2907655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流体噴射式織機の流
体噴射ノズルから噴射される流体圧力を所定の設定圧力
にする流体噴射式織機の流体圧力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に流体噴射式織機は、緯入れ
時の緯糸搬送に最適な流体圧力を設定するために、流体
圧力供給側に圧力制御弁が設けられている。この圧力制
御弁として、自動制御により織機運転中に圧力制御を行
ない常時最適な緯糸搬送状態にする圧力センサ内蔵の電
気式圧力制御弁を用いるもの、あるいは機械式圧力制御
弁を用いるものが知られている。上記電気式圧力制御弁
は、圧力センサにより出力側圧力を検知して入力側の背
圧室にフィードバックし、入力側圧力と出力側圧力との
差を利用し、ダイヤフラムを介して弁の開度を調整し、
設定圧力値通りの出力側圧力を得ているものである。ま
た、機械式圧力制御弁は、ダイヤフラムの内側に掛る二
次側圧力が、弁棒を介して弁に作用し、設定された圧力
になるように弁の開度を調整するとともに、ダイヤフラ
ムの外側を押すスプリングの押圧力により二次側の圧力
設定値を所定の値にするものである。
【0003】また、特開昭61−152851号公報に
開示されているように、織機起動と同時に、緯糸が挿通
された緯入れ用ノズルから定常圧力で、緯入れ用流体を
緯入れ前に噴射させておく装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の前者
の電気式圧力制御弁を用いた場合、織機停止中は、緯入
れ用の流体が規則的に消費される織機運転中の定常状態
とは異なり、緯入れノズルからの流体の消費がない状態
で所定の設定圧力に緯入れ用の流体圧が維持されてい
る。この時、圧力制御弁は、流体消費がないので、ほと
んど閉じた状態に維持され、所定の設定圧力値を維持し
ている。この状態から織機が作動し、緯入れと同時に緯
入れ用の流体の消費が開始されるので、織機の起動時
は、一時的に緯入れ用の流体圧力が低下してしまうと言
う問題があった。即ち、緯入れと同時に流体消費が開始
されるが、弁の開度は狭く絞られているので、流体圧は
緯入れと同時に低下し始める。これに対して、電気式圧
力制御弁により流体圧をフィードバック制御していて
も、その流体圧の低下がセンサーに伝達されダイヤフラ
ムの背圧が高められ、弁の開度を徐々に大きくし、緯入
れ用の流体圧を上昇させるまでには、各部での圧力の伝
達時間等による応答遅れが存在し、その間、緯入れ回数
にして数ピック〜十数ピックの間、低い流体圧力で緯入
れされる。従って、この織機起動当初の緯入れに際して
は、緯入れ用の流体圧が低く緯入れミスが生じ易いもの
であった。
【0005】また、上記従来の技術の前者の機械式圧力
制御弁を用いたものの場合、織機停止中は緯入れノズル
からの流体消費がないので、圧力制御弁は閉じた状態に
なっており、圧力制御弁の出力側の圧力は、織機運転中
の圧力より高い値に維持されている。この後、緯入れが
開始され、緯入れ用の開閉弁が開くと、緯入れ用流体で
ある空気が消費され、空気タンク内の圧力が低下し始
め、圧力制御弁の開度が増し、徐々に所定の定常運転時
の設定圧力に近付いて行く。従って、織機起動直後一時
的に緯入れ用の流体圧は高い状態になっており、この間
の緯入れに際して、緯糸に過大な張力がかかり、緯切れ
や毛羽立ち等のために緯入れ不良が生じると言う問題が
あった。
【0006】また上記従来の技術の後者の緯入れに先だ
って緯入れ用流体を噴射させる場合(特開昭61−15
2851号公報)、緯入れ用ノズルに挿通された緯糸に
とっては、緯入れ前から長時間流体噴流にさらされるこ
とになり、ここで緯入れ用流体にされされた緯糸は、上
記と同様に緯糸切れや毛羽立ち等の問題が発生し、織り
物に欠陥が生じ易いと言う欠点があった。
【0007】この発明は上記従来の技術の問題点に鑑み
て成されたもので、織機運転開始後の最初の緯入れ時か
ら定常な流体圧力で緯入れされ、確実な緯入れが可能で
あり、織物の状態も良好な流体噴射式織機の流体圧力制
御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、織機の緯入
れ用ノズルに供給される緯入れ用流体の圧力を所定の設
定圧力値に制御する圧力制御手段と、この圧力制御手段
に接続されているとともに上記緯入れ用ノズルとは別に
設けられ緯糸がない空間に緯入れ用流体を噴射するダミ
ー噴射装置と、上記緯入れ用ノズルに供給される緯入れ
用流体を織機起動後の最初の緯入れに先立って上記ダミ
ー噴射装置から所定期間噴射させる噴射制御手段と、上
記ダミー噴射装置からの緯入れ用流体の噴射後に上記緯
入れ用ノズルに緯入れ用流体を供給する緯入れ制御手段
とを設けた流体噴射式織機の流体圧力制御装置である。
【0009】
【作用】この発明の流体噴射式織機の流体圧力制御装置
は、織機の起動後最初の緯入れ開始に先立って、緯入れ
用の圧力制御手段に接続されたダミー噴射装置から所定
期間緯入れ用流体を噴射させ、緯入れ用流体圧が緯入れ
用ノズル部で所定の設定圧力値になるようにし、織機起
動後の初期の緯入れに際しても、緯糸に適切な流体圧が
かかるようにし、緯入れミスが生じないようにしたもの
である。
【0010】
【実施例】以下この発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1,図2はこの発明の第一実施例を示
す。この実施例は、空気噴射式織機の流体圧力制御装置
についてのもので、図1に示すように、図示しない織機
に設けられ緯糸11が挿通された緯入れ用ノズル10
と、緯入れ用のエアー供給管路12を有し、このエアー
供給管路12の途中に、緯入れ毎に間欠的にエアー噴射
を行わせる緯入れ制御手段である電磁開閉弁14とエア
ータンク16が設けられている。さらに、エアー供給管
路12には、圧力制御手段である圧力制御弁18を介し
てエアー供給源20が接続されている。圧力制御弁18
は、公知の電気式圧力制御弁又は機械式圧力制御弁であ
り、その出力側圧力が所定の値となるように、出力側圧
力をセンサ等による電気的手段又は弁棒等の機械的手段
によりフィードバック制御するものである。この圧力制
御弁18には、圧力を所定の値に設定する図示しない圧
力制御回路が接続されている。
【0011】エアー供給管路12の電磁開閉弁14とエ
アータンク16との間には、分岐管路22が接続され、
この分岐管路22の途中には、噴射制御手段である電磁
開閉弁24が設けられ、その下流側に緯糸入れ用ノズル
10と同様の噴射孔を有したダミー噴射装置であるダミ
ーノズル26が取り付けられている。ダミーノズル26
は、緯糸や経糸を傷つけないように、糸の無い空間に向
かって取り付けられている。電磁開閉弁24には、織機
起動信号が入力している噴射制御手段である噴射制御回
路28が接続され、織機起動前の所定期間緯入れ用ノズ
ル10と同じ開閉タイミングで開閉される。
【0012】この実施例の空気噴射式織機の流体圧力制
御装置の動作作用は、図示しない運転開始ボタン等によ
り織機起動信号が出されると、図2に示すように、織機
モータの回転を指令するのに先立って、先ず、緯入れ用
のエアーをダミーノズル26から噴射するために、織機
運転中の実際の緯入れ時のエアー噴射信号と同様の周期
でON/OFFする噴射信号が、所定期間Tだけ噴射制
御回路28から開閉弁24に出力される。これによっ
て、エアータンク16内の空気は、ダミーノズル26か
ら織機運転中と同じ状態で間欠的に噴射される。
【0013】このように、ダミーノズル26からの流体
噴射を、機械運転中の実際の噴射状態と同じように制御
することにょり、流体噴射の単位時間あたりの平均流量
を運転中のそれと等しくすることができる。したがっ
て、ダミーノズル26の噴射によって、定常運転時の設
定圧力へ正確に移行させることができる。なお、噴射制
御回路28から出力される噴射信号のON/OFF周期
は、織機運転中の実際のエアー噴射信号のON/OFF
周期と等しくなるように、織機の回転数と、実際の緯入
れの噴射開始角度および噴射終了角度とを用いて演算に
より求められる。また、演算するのに代えて、予め、O
N/OFF周期を手動で設定するようにしても良い。
【0014】この時、緯入れ用ノズル10での実際のエ
アー圧力は、図2に示すように、圧力制御弁18が電気
式圧力制御弁である場合は、ダミーノズル26からの最
初のエアー噴射と同時に流体消費が開始されるが、弁の
開度は狭く絞られているので、エアータンク16内への
緯入れ用流体であるエアーの流入量が少なく、流体圧は
緯入れと同時に低下し始める。そして、制御弁の出力側
の流体圧がフィードバックされ、所定の設定圧力値P1
に戻るのは、各部での圧力の伝達時間等による応答遅れ
が存在するので、数回のエアー噴射期間、即ち、緯入れ
回数にして数ピック分のエアー噴射が行われた後であ
る。
【0015】また、圧力制御弁18が機械式圧力制御弁
の場合、図2に示すように、織機停止中は緯入れノズル
からの流体消費がないので、圧力制御弁18は閉じた状
態になっており、圧力制御弁18の出力側圧力は、織機
運転中の圧力より高い値P0に維持されている。この
後、ダミーノズル26でのエアー噴射が開始され、エア
ータンク16内の空気が消費されて圧力が低下し始め、
圧力制御弁18の開度が増し、ノズル10での圧力が徐
々に所定の定常運転時の設定圧力値P1に近付いて行
く。設定圧力値P1になるのは、緯入れ回数にして数ピ
ック後である。
【0016】このようにして、緯入れ用流体のノズル1
0での圧力が所定の設定圧力値P1に達し、さらに所定
期間Tが経過した後に、噴射制御回路28は噴射信号の
出力を停止し、電磁開閉弁24が閉じられる。同時に、
織機モータに対して回転指令が与えられ、織機起動され
る。従って、織機の回転に同期してエアー噴射信号が出
力され、電磁開閉弁14は所定のタイミングでの開閉動
作を開始し、実際の緯入れを開始する。これによって、
緯入れ用ノズル10の噴射エアー圧は、織機起動後最初
の緯入れ時から定常運転時の設定圧力値P1で緯入れが
なされる。
【0017】この実施例の空気噴射式織機の流体圧力制
御装置によれば、織機起動当初の緯入れに際して、噴射
エアー圧の低下や、過大な噴射エアー圧による緯入れミ
スが発生することがなくなり、最初の緯入れから常に良
好な製織が可能になるものである。特に、ダミーノズル
26に、実際の緯入れ用ノズル10と同様のものを用い
ているので、実際の緯入れ時と同じタイミングでエアー
噴射を行わせることにより容易に製織時と同じ条件にす
ることが出来、確実にエアー圧を定常運転時の設定圧力
値に持って行くことができる。
【0018】次にこの発明の第二実施例について図3,
図4に基づいて説明する。ここで上述の実施例と同様の
部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施例
は、上記第一実施例のダミーノズル26に替えて、ダミ
ー噴射装置として、絞り30を介して噴射孔32を設け
たものである。この場合、電磁開閉弁24は、織機起動
後の最初の緯入れに先立って、一定期間連続して開いて
おり、噴射孔32から噴射されるエアーは、織機運転中
に緯入れ用ノズル10から間欠的に噴射されるエアー
の、単位時間あたりの平均流量とほぼ等しい流量となる
ように絞り30によって設定されている。このため、絞
り30の絞り量は、絞り30の内の流量抵抗が緯入れ用
ノズル10のそれよりも大きくなるように設定されてい
る。これは、実際の緯入れ状態と同じエアー消費量にし
て、定常運転時の設定圧力値に移行させるためである。
なお、この電磁開閉弁24が閉じるタイミングは、織機
モータの回転開始に連動させても良く、実際のエアー噴
射信号の最初の立ち上がりに連動させても良い。
【0019】この実施例の空気噴射式織機の流体圧力制
御装置の動作作用も上記第一実施例と同様であり、圧力
制御弁の構成が電気式又は機械式の何れであっても同様
の効果を得ることが出来る。そして、この実施例の空気
噴射式織機の流体圧力制御装置によれば、さらに、電磁
開閉弁24を単に連続的に開放すれば足りるので、その
制御を比較的簡単に行うことが出来る。
【0020】なお、この実施例において、絞り30の流
量抵抗を、緯入れ用ノズル10のそれと同等か、あるい
はそれよりも小さくなるように設定することも可能であ
る。この場合、噴射孔32から噴射されるエアーの平均
流量を織機運転中のそれと等しくするためには、電磁開
閉弁24を、上記第一実施例同様、適当な周期で間欠的
に開閉制御することが必要である。
【0021】また、この実施例の絞り30を省略し、ダ
ミー噴射装置を、単に所定の小口径の噴射孔32のみで
構成してもよい。この場合、流量抵抗は、噴射孔32の
口径によって決定されるから、流量抵抗が緯入れ用ノズ
ル10のそれよりも大きくなるような、適当な小口径の
噴射孔32を設け、電磁開閉弁24を連続的に開放させ
ることにより、その平均流量を織機運転中のものと等し
くすることができる。あるいは、緯入れ用ノズル10の
流量抵抗と同等かそれよりも小さい流量抵抗を有する噴
射孔32を設け、電磁開閉弁24を、上記第一実施例同
様、適当な周期で間欠的に開閉制御することによって
も、その平均流量を織機運転中のものと等しくすること
ができる。
【0022】さらにこの発明の他の実施例として、織機
起動後の織機モータ回転数の立ち上がり時間を考慮し
て、最初の緯入れに先立つダミー噴射装置による緯入れ
用流体の噴射量を、定常運転時より多めに設定してお
き、最初の緯入れ時には、緯入れ用流体の圧力が定常運
転時よりわずかに低い状態になるようにしても良い。こ
れにより、織機モータが完全に立ち上がっていない状態
の緯入れに際しても、その遅い回転に対応して緯糸の飛
走速度も落とすことができ、より安定な緯入れが可能に
なるものである。
【0023】また、ダミー噴射装置による緯入れ用流体
の噴射期間Tは、実際の緯入れ用ノズルに供給される緯
入れ用流体圧力が定常運転時の圧力になるまでの所定期
間であればよく、タイマー等で一定期間に設定する他、
流体経路中に圧力検出器を設けて、緯入れ用ノズル部で
の圧力が所定の圧力に達した時にダミー噴射装置からの
噴射を中止するようにしても良い。特に、電気式圧力制
御弁の場合、定常運転時の圧力に達する前にダミー噴射
装置での噴射を中止し、織機モータの過渡的な遅い回転
に合わせて多少低い圧力で緯入れが開始されるようにし
ても良い。
【0024】尚、この発明が適用される流体噴射式織機
は、空気を噴射して緯入れするものの他、水を噴射して
緯入れするもでも良い。また、緯入れ用ノズルは、ノズ
ル内に緯糸が挿通されたいわゆるメインノズルの他、経
糸開口中で緯入れを補助するサブノズルをも含むもので
ある。さらに、サブノズルを対象とした場合、この発明
のダミー噴射装置のダミーノズルとしてサブノズルその
ものを用いても良いが、サブノズルから緯入れ用流体を
緯入れ前に噴射させると、経糸にその噴射流が当たるこ
とになり、経糸を傷つけることになるので好ましくはな
い。また、ダミー噴射装置を取りつける位置は、圧力制
御弁と緯入れ用ノズルとの間であれば良いが、緯入れ用
流体を収容するタンクより下流の方が好ましい。このタ
ンクより上流に設けると、実際の緯入れ時の流体圧力が
低下した状態になるおそれがあるからである。さらに、
ダミー噴射装置から噴射される流体を、例えば織機の周
囲の風綿除去に利用しても良いものである。
【0025】また、上記実施例は、織機起動信号の入力
後、所定期間Tの経過後に織機モータを回転させるよう
にしたが、これに代えて、織機起動信号の入力と同時
に、織機モータを回転させるようにしてもよい。ただ
し、織機起動信号入力後の所定期間Tの間は、ダミー噴
射装置から流体噴射させ実際の緯入れを停止させるもの
であるから、経糸送出装置および巻取装置は停止させ、
製織を行なわないいわゆる空打ち状態で織機運転させる
ことになる。この場合、所定期間Tの間でも、織機の回
転に同期してエアー噴射信号が出力されるので、噴射制
御回路28は、このエアー噴射信号をそのまま電磁開閉
弁24へ与えることにより、上記実施例のような格別の
演算叉は設定を行なうことなく、織機運転中のエアー噴
射信号と全く同一の噴射信号を出力することができる。
もちろん、この間は、エアー噴射信号が出力されても緯
入れ用の電磁開閉弁14は動作せず、実際の緯入れを停
止している。
【0026】
【発明の効果】この発明の流体噴射式織機の流体圧力制
御装置は、織機の起動後最初の緯入れ開始に先立って、
緯入れ用の圧力制御手段に接続されたダミー噴射装置か
ら所定期間緯入れ用流体を噴射させ、緯入れ用流体圧が
緯入れ用ノズル部で所定の設定圧力値になるようにした
ので、最初の緯入れ時から良好な緯入れが可能になり、
緯入れミスのない製織が織機起動当初から可能になり、
しかも、緯入れされる緯糸には何ら悪影響を与えること
がないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例の流体噴射式織機の流体
圧力制御装置のブロック線図である。
【図2】第一実施例の噴射エアー圧の変化を示すタイム
チャートである。
【図3】この発明の第二実施例の流体噴射式織機の流体
圧力制御装置のブロック線図である。
【図4】第二実施例の噴射エアー圧の変化を示すタイム
チャートである。
【符号の説明】
10 緯入れ用ノズル 11 緯糸 14,24 電磁開閉弁 18 圧力制御弁 26 ダミーノズル 28 噴射制御回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織機の緯入れ用ノズルに供給される緯入
    れ用流体の圧力を所定の設定圧力値に制御する圧力制御
    手段と、この圧力制御手段に接続されているとともに上
    記緯入れ用ノズルとは別に設けられ緯糸がない空間に緯
    入れ用流体を噴射するダミー噴射装置と、上記緯入れ用
    ノズルに供給される緯入れ用流体を織機起動後の最初の
    緯入れに先立って上記ダミー噴射装置から所定期間噴射
    させる噴射制御手段と、上記ダミー噴射装置からの緯入
    れ用流体の噴射後に上記緯入れ用ノズルに緯入れ用流体
    を供給する緯入れ制御手段とを設けた流体噴射式織機の
    流体圧力制御装置。
  2. 【請求項2】 上記噴射制御手段は、上記緯入れ用ノズ
    ルから定常運転時に噴射される緯入れ用流体の平均流量
    とほぼ等しい平均流量の緯入れ用流体を上記ダミー噴射
    装置から噴射させるとともに、この緯入れ用流体の圧力
    が所定の定常圧力値になるまでの期間緯入れ用流体を噴
    射させることを特徴とする請求項1記載の流体噴射式織
    機の流体圧力制御装置。
  3. 【請求項3】 上記ダミー噴射装置は、上記緯入れ用ノ
    ズルと等しい噴射孔を有したノズルを備え、上記噴射制
    御手段は、上記緯入れ用ノズルによる定常運転時の緯入
    れ用流体噴射と同様に間欠的に緯入れ用流体を上記ダミ
    ー噴射装置から噴射させることを特徴とする請求項1又
    は2記載流体噴射式織機の流体圧力制御装置。
JP25546192A 1992-08-31 1992-08-31 流体噴射式織機の流体圧力制御装置 Expired - Lifetime JP2907655B2 (ja)

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