JPH0694281B2 - 塵芥収集車における塵芥投入箱の昇降安全装置 - Google Patents
塵芥収集車における塵芥投入箱の昇降安全装置Info
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- JPH0694281B2 JPH0694281B2 JP63271384A JP27138488A JPH0694281B2 JP H0694281 B2 JPH0694281 B2 JP H0694281B2 JP 63271384 A JP63271384 A JP 63271384A JP 27138488 A JP27138488 A JP 27138488A JP H0694281 B2 JPH0694281 B2 JP H0694281B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、塵芥収集車における塵芥投入箱の昇降安全装
置に関するものである。
置に関するものである。
（従来の技術） 一般に、塵芥収容箱の後方開口部に、内部に塵芥処理装
置を装備した塵芥投入箱を傾動自在に連接した塵芥収集
車は周知である。そして、塵芥排出などで前記塵芥投入
箱を傾動した際には投入箱が不意に落下するのを防止す
るため、塵芥収容箱との間の適所に安全棒を張設できる
ようにしたものが知られている（特公昭56−15361号公
報参照）。
置を装備した塵芥投入箱を傾動自在に連接した塵芥収集
車は周知である。そして、塵芥排出などで前記塵芥投入
箱を傾動した際には投入箱が不意に落下するのを防止す
るため、塵芥収容箱との間の適所に安全棒を張設できる
ようにしたものが知られている（特公昭56−15361号公
報参照）。
（本発明が解決しようとする問題点） 前記塵芥収集車においては、塵芥投入箱を開放するため
に昇降シリンダが設けられているが、さらに安全を別設
しなければならず、その収納スペースを確保するのが困
難である他、製作にも手間取るものであった。
に昇降シリンダが設けられているが、さらに安全を別設
しなければならず、その収納スペースを確保するのが困
難である他、製作にも手間取るものであった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、塵芥投入箱
の開放保持を簡単かつ安全に遂行できるようにした塵芥
収集車を提供するものである。
の開放保持を簡単かつ安全に遂行できるようにした塵芥
収集車を提供するものである。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、車体上に搭載された塵芥収容箱と、該塵芥収
容箱の後方開口部に昇降シリンダを介して傾動自在に連
接された塵芥投入箱と、該塵芥投入箱の内部に装備され
た塵芥処理装置とよりなる塵芥収集車において、前記塵
芥投入箱の昇降シリンダを制御する開閉スイッチと、該
開閉スイッチが設けられた塵芥投入箱開閉回路に直列に
接続され、開閉スイッチの作動を不能にする安全スイッ
チと、前記開閉スイッチに直列に接続された警報ブザー
とを設け、前記安全スイッチの操作時、少なくとも開閉
スイッチを操作すると警報ブザーが発鳴するように構成
したものである。
容箱の後方開口部に昇降シリンダを介して傾動自在に連
接された塵芥投入箱と、該塵芥投入箱の内部に装備され
た塵芥処理装置とよりなる塵芥収集車において、前記塵
芥投入箱の昇降シリンダを制御する開閉スイッチと、該
開閉スイッチが設けられた塵芥投入箱開閉回路に直列に
接続され、開閉スイッチの作動を不能にする安全スイッ
チと、前記開閉スイッチに直列に接続された警報ブザー
とを設け、前記安全スイッチの操作時、少なくとも開閉
スイッチを操作すると警報ブザーが発鳴するように構成
したものである。
（作用） 塵芥排出時、開閉スイッチを操作して塵芥投入箱を塵芥
収容箱に対し開放させた後、前記開閉スイッチと直列に
接続された安全スイッチを操作して開閉スイッチを作動
不能とし、かつこれをパイロットランプで確認できるよ
うにする。
収容箱に対し開放させた後、前記開閉スイッチと直列に
接続された安全スイッチを操作して開閉スイッチを作動
不能とし、かつこれをパイロットランプで確認できるよ
うにする。
この際、誤操作などにより開閉スイッチを操作すると警
報ブザーが鳴り、安全スイッチを操作中であることを作
業者に報知する。
報ブザーが鳴り、安全スイッチを操作中であることを作
業者に報知する。
（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、１
は塵芥収集車で、車枠２上に塵芥収容箱３が載置されて
おり、該塵芥収容箱３は車枠２と塵芥収容箱３との間に
装設されたダンプシリンダ４により枢支５部回りに傾動
自在である。
は塵芥収集車で、車枠２上に塵芥収容箱３が載置されて
おり、該塵芥収容箱３は車枠２と塵芥収容箱３との間に
装設されたダンプシリンダ４により枢支５部回りに傾動
自在である。
この塵芥収容箱３の後方開口部3aには、その上方で枢支
６された塵芥投入箱７が連接されており、該塵芥投入箱
７は前記塵芥収容箱３と塵芥投入箱７との間に装設され
た昇降シリンダ14により枢支６部回りに傾動自在であ
る。
６された塵芥投入箱７が連接されており、該塵芥投入箱
７は前記塵芥収容箱３と塵芥投入箱７との間に装設され
た昇降シリンダ14により枢支６部回りに傾動自在であ
る。
さらに、この塵芥投入箱７にはその後部に投入口８が開
口されるとともに、その内部には塵芥処理装置９が装備
されている。
口されるとともに、その内部には塵芥処理装置９が装備
されている。
前記塵芥処理装置９は、押込板10と、回転板11と、それ
らを駆動するための油圧アクチュエータである押込シリ
ンダ12と、油圧モータ13（第２図参照）とからなり、従
来周知のように押込板10と回転板11の協同作用により塵
芥投入箱７の貯留部18に投棄された塵芥を塵芥収容箱３
内に押込むものである。
らを駆動するための油圧アクチュエータである押込シリ
ンダ12と、油圧モータ13（第２図参照）とからなり、従
来周知のように押込板10と回転板11の協同作用により塵
芥投入箱７の貯留部18に投棄された塵芥を塵芥収容箱３
内に押込むものである。
一方、塵芥収容箱３裏面後部には一端を枢支された固縛
シリンダ15が配設されており、その他端は塵芥収容箱３
下部に枢支した固縛爪16に連結され、通常固縛シリンダ
15を介して固縛爪16を塵芥収容箱７前面に固設したＵボ
ルト17に係合させ、塵芥投入箱７を塵芥収容箱３に対し
て固縛している。
シリンダ15が配設されており、その他端は塵芥収容箱３
下部に枢支した固縛爪16に連結され、通常固縛シリンダ
15を介して固縛爪16を塵芥収容箱７前面に固設したＵボ
ルト17に係合させ、塵芥投入箱７を塵芥収容箱３に対し
て固縛している。
次に、油圧回路について第２図により説明すると、Ｐは
油圧ポンプ、Ｔはオイルリザーバ、V1はダンプシリンダ
４を制御する電磁制御弁、V2は押込シリンダ12を制御す
る電磁制御弁、V3は油圧モータ13を制御する電磁制御
弁、V4は昇降シリンダ14及び固縛シリンダ15を制御する
電磁制御弁であり、前記固縛シリンダ15は前記塵芥投入
箱７を傾動したとき、昇降シリンダ14が高圧となる側に
並列に接続され、これらの電磁制御弁V1,V2,V3,V4はス
プール操作用ソレノイドSOLc,SOLd,SOLe,SOLf,SOLg,SOL
h,SOLa,SOLjを備えている。
油圧ポンプ、Ｔはオイルリザーバ、V1はダンプシリンダ
４を制御する電磁制御弁、V2は押込シリンダ12を制御す
る電磁制御弁、V3は油圧モータ13を制御する電磁制御
弁、V4は昇降シリンダ14及び固縛シリンダ15を制御する
電磁制御弁であり、前記固縛シリンダ15は前記塵芥投入
箱７を傾動したとき、昇降シリンダ14が高圧となる側に
並列に接続され、これらの電磁制御弁V1,V2,V3,V4はス
プール操作用ソレノイドSOLc,SOLd,SOLe,SOLf,SOLg,SOL
h,SOLa,SOLjを備えている。
そして、前記電磁制御弁V1,V2,V3,V4のうち、前述の電
磁制御弁V1,V2,V3は油圧ポンプＰの吐出管路に対し直列
に配置され、一方、電磁制御弁V1,V2,V3は前記電磁制御
弁群V4と並列に配置されている。V5,V6は通常昇降シリ
ンダ14の縮小を阻止し、昇降シリンダ14の伸長を許容す
る位置に付勢された電磁開閉弁で、スプール操作用ソレ
ノイドSOLk,SOLlを備えている。
磁制御弁V1,V2,V3は油圧ポンプＰの吐出管路に対し直列
に配置され、一方、電磁制御弁V1,V2,V3は前記電磁制御
弁群V4と並列に配置されている。V5,V6は通常昇降シリ
ンダ14の縮小を阻止し、昇降シリンダ14の伸長を許容す
る位置に付勢された電磁開閉弁で、スプール操作用ソレ
ノイドSOLk,SOLlを備えている。
次に、電気回路について第３図及び第４図により説明す
る。
る。
Ｂはバッテリー等の電源、SW1は積込作業もしくは排出
作業を選択する選択スイッチ、SW10は塵芥収容箱２を傾
動させるダンプスイッチ、SW11は塵芥投入箱７を開閉さ
せる開閉スイッチ、SW12,SW13は運転席からの排出作業
を不能にする安全スイッチで、前記選択スイッチSW1か
ら開閉スイッチSW11までの塵芥投入箱開閉回路に直列に
接続されている。これらのスイッチ群のうち、選択スイ
ッチSW1、ダンプスイッチSW10及び開閉スイッチSW11は
運転室内に配設され、安全スイッチSW12、SW13はそれぞ
れ塵芥収容箱３後部の左舷，右舷に配設されている。
作業を選択する選択スイッチ、SW10は塵芥収容箱２を傾
動させるダンプスイッチ、SW11は塵芥投入箱７を開閉さ
せる開閉スイッチ、SW12,SW13は運転席からの排出作業
を不能にする安全スイッチで、前記選択スイッチSW1か
ら開閉スイッチSW11までの塵芥投入箱開閉回路に直列に
接続されている。これらのスイッチ群のうち、選択スイ
ッチSW1、ダンプスイッチSW10及び開閉スイッチSW11は
運転室内に配設され、安全スイッチSW12、SW13はそれぞ
れ塵芥収容箱３後部の左舷，右舷に配設されている。
また、LS4は塵芥収容箱３が走行伏倒位置にあるとき作
動する電気接点、LS5は塵芥投入箱７が所定角度を傾動
した位置で作動する電気接点、LS6は塵芥投入箱７が開
放すると作動する電気接点、LS7は図示しない動力取出
装置を接操作したとき作動する電気接点である。
動する電気接点、LS5は塵芥投入箱７が所定角度を傾動
した位置で作動する電気接点、LS6は塵芥投入箱７が開
放すると作動する電気接点、LS7は図示しない動力取出
装置を接操作したとき作動する電気接点である。
R7,R8,R11はリレーで、接点r7,r8,r11を備えている。PL
はパイロットランプで、前述の安全スイッチSW12,SW13
が切換作動すると連動して点灯するようになっており、
パイロットランプPLは運転室に設けられている。BZ1,BZ
2は警報ブザーで、該警報ブザーBZ1は塵芥収集車１の後
方に設けられ、一方、警報ブザーBZ2は運転室に配設さ
れている。
はパイロットランプで、前述の安全スイッチSW12,SW13
が切換作動すると連動して点灯するようになっており、
パイロットランプPLは運転室に設けられている。BZ1,BZ
2は警報ブザーで、該警報ブザーBZ1は塵芥収集車１の後
方に設けられ、一方、警報ブザーBZ2は運転室に配設さ
れている。
次に、本発明の作用について説明すると、まず、図示し
ない動力取出装置を接操作すれば電気接点LS7が閉成
し、リレーR7を励磁する。リレーR7の励磁はその常開接
点（以下ａ接点という）r7を介して以後の回路へ通電を
継続する。
ない動力取出装置を接操作すれば電気接点LS7が閉成
し、リレーR7を励磁する。リレーR7の励磁はその常開接
点（以下ａ接点という）r7を介して以後の回路へ通電を
継続する。
ここで、選択スイッチSW1を積込作業側である上方位置
に切り換えた後、塵芥投入箱７に投入口８より塵芥を投
棄して図示しない始動スイッチを押圧操作すると、詳細
には説明しないが押込板10と回転板11よりなる塵芥処理
装置９が適宜作動し、塵芥を塵芥収容箱３に押込む。
に切り換えた後、塵芥投入箱７に投入口８より塵芥を投
棄して図示しない始動スイッチを押圧操作すると、詳細
には説明しないが押込板10と回転板11よりなる塵芥処理
装置９が適宜作動し、塵芥を塵芥収容箱３に押込む。
塵芥収容箱３内への塵芥の積込みを終えると指定の処理
場まで運行し、塵芥を排出する。この排出にはまず選択
スイッチSW1を排出作業側である下方位置に切り換えた
後、開閉スイッチSW11を上方位置に投入する。
場まで運行し、塵芥を排出する。この排出にはまず選択
スイッチSW1を排出作業側である下方位置に切り換えた
後、開閉スイッチSW11を上方位置に投入する。
その結果、電流は選択スイッチSW1、安全スイッチSW12,
SW13、開閉スイッチSW11を経てソレノイドSOLaに流れ、
さらに途中より分岐して常閉接点（以下ｂ接点という）
r2を経てソレノイドSOLfに流れることから電磁制御弁V2
を下方位置に、電磁制御弁V4を上方位置にそれぞれ切り
換える。この際、安全スイッチSW12,SW13を経た電流は
ｂ接点r11を介して警報ブザーBZ1を発鳴させ、作業者に
塵芥投入箱７の開放操作を行なうことを報知する。そし
て、油圧ポンプＰよりの圧油は、押込シリンダ12のピス
トンロッド側油室、固縛シリンダ15のピストン背圧側油
室及び電磁開閉弁V5,V6を経て昇降シリンダ14のピスト
ン背圧側油室に流れるが、この場合負荷の軽い押込シリ
ンダ12がまず縮小する。
SW13、開閉スイッチSW11を経てソレノイドSOLaに流れ、
さらに途中より分岐して常閉接点（以下ｂ接点という）
r2を経てソレノイドSOLfに流れることから電磁制御弁V2
を下方位置に、電磁制御弁V4を上方位置にそれぞれ切り
換える。この際、安全スイッチSW12,SW13を経た電流は
ｂ接点r11を介して警報ブザーBZ1を発鳴させ、作業者に
塵芥投入箱７の開放操作を行なうことを報知する。そし
て、油圧ポンプＰよりの圧油は、押込シリンダ12のピス
トンロッド側油室、固縛シリンダ15のピストン背圧側油
室及び電磁開閉弁V5,V6を経て昇降シリンダ14のピスト
ン背圧側油室に流れるが、この場合負荷の軽い押込シリ
ンダ12がまず縮小する。
押込シリンダ12の縮小によって押込板10が後退し、その
後退限界位置に達すると、油圧ポンプＰよりの圧油は固
縛シリンダ15のピストン背圧側油室に供給され、その圧
力が一定以上に達すると、ピストンロッド側油室がパイ
ロットチェック弁を介してオイルリザーバＴに連通し、
固縛シリンダ15が伸長して固縛爪16を時計回りに回動さ
せ、Ｕボルト17より離脱する。
後退限界位置に達すると、油圧ポンプＰよりの圧油は固
縛シリンダ15のピストン背圧側油室に供給され、その圧
力が一定以上に達すると、ピストンロッド側油室がパイ
ロットチェック弁を介してオイルリザーバＴに連通し、
固縛シリンダ15が伸長して固縛爪16を時計回りに回動さ
せ、Ｕボルト17より離脱する。
したがって、塵芥収容箱３に対する塵芥投入箱７の固縛
は解除される。
は解除される。
このように固縛シリンダ15の伸長に先立って押込板10を
後退作動させることから、押込板10に作用する塵芥の圧
力を軽減させ、固縛シリンダ15の負担を軽減する。
後退作動させることから、押込板10に作用する塵芥の圧
力を軽減させ、固縛シリンダ15の負担を軽減する。
固縛シリンダ15が全伸長すると、次いで、昇降シリンダ
14のピストン背圧側油室に供給されて昇降シリンダ14を
伸長させる結果、枢支６部を中心に塵芥投入箱７を塵芥
収容箱３に対して開放させる。そして、塵芥投入箱７が
一定角度開放すると電気接点LS5が切り換わることか
ら、この後ダンプスイッチSW10を上方位置に切換操作す
るとソレノドSOLcに電流が流れ、電磁制御弁V1が上方位
置に切り換わり、ダンプシリンダ４が伸長作動して塵芥
収容箱２を傾動させ、塵芥を排出する。
14のピストン背圧側油室に供給されて昇降シリンダ14を
伸長させる結果、枢支６部を中心に塵芥投入箱７を塵芥
収容箱３に対して開放させる。そして、塵芥投入箱７が
一定角度開放すると電気接点LS5が切り換わることか
ら、この後ダンプスイッチSW10を上方位置に切換操作す
るとソレノドSOLcに電流が流れ、電磁制御弁V1が上方位
置に切り換わり、ダンプシリンダ４が伸長作動して塵芥
収容箱２を傾動させ、塵芥を排出する。
塵芥の排出が終了した後、ダンプスイッチSW10を下方位
置に切り換えればｂ接点r11を介してソレノイドSOLdに
通電し、電磁制御弁V1を下方位置に切り換えることか
ら、ダンプシリンダ４は縮小作動し、塵芥収容箱３を伏
倒させる。
置に切り換えればｂ接点r11を介してソレノイドSOLdに
通電し、電磁制御弁V1を下方位置に切り換えることか
ら、ダンプシリンダ４は縮小作動し、塵芥収容箱３を伏
倒させる。
塵芥収容箱３が走行位置に復帰すると電気接点LS4が切
り換わることから、その後、開閉スイッチSW11を下方位
置に切換操作すると、電流はソレノイドSOLk,SOLlに流
れ、電磁開閉弁V5,V6を下方位置に切り換えると同時
に、ｂ接点r11、開閉スイッチSW11、ｂ接点r11を経て警
報ブザーBZ1を鳴らし、作業者に報知する（この場合、
塵芥投入箱７は開放しており、電気接点LS6の閉成によ
ってリレーR8は励磁されている。このため、そのｂ接点
r8は開放されており、ソレノイドSOLjへの通電は阻止さ
れている）。
り換わることから、その後、開閉スイッチSW11を下方位
置に切換操作すると、電流はソレノイドSOLk,SOLlに流
れ、電磁開閉弁V5,V6を下方位置に切り換えると同時
に、ｂ接点r11、開閉スイッチSW11、ｂ接点r11を経て警
報ブザーBZ1を鳴らし、作業者に報知する（この場合、
塵芥投入箱７は開放しており、電気接点LS6の閉成によ
ってリレーR8は励磁されている。このため、そのｂ接点
r8は開放されており、ソレノイドSOLjへの通電は阻止さ
れている）。
したがって、昇降シリンダ14のピストン背圧側油室は電
磁開閉弁V5,V6、中正位置にある電磁制御弁V4を経てオ
イルリザーバＴに連通し、昇降シリンダ14は塵芥投入箱
７の自重によって縮小し、塵芥投入箱７は閉鎖される。
磁開閉弁V5,V6、中正位置にある電磁制御弁V4を経てオ
イルリザーバＴに連通し、昇降シリンダ14は塵芥投入箱
７の自重によって縮小し、塵芥投入箱７は閉鎖される。
この場合、油圧ポンプＰよりの圧油は昇降シリンダ14に
作用することはなく、電磁制御弁V2,V1,V3を経てオイル
リザーバＴに帰還する他、昇降シリンダ14の縮小に伴な
ってオイルリザーバＴよりそのピストンロッド側油室に
は圧油が補給される。
作用することはなく、電磁制御弁V2,V1,V3を経てオイル
リザーバＴに帰還する他、昇降シリンダ14の縮小に伴な
ってオイルリザーバＴよりそのピストンロッド側油室に
は圧油が補給される。
塵芥投入箱７が塵芥収容箱３に対し連接状態に達すると
電気接点LS6は開放され、リレーR8の励磁は断たれるこ
とから、そのｂ接点r8,r1を介してソレノイドSOLjに通
電すると同時に、ｂ接点r8、ダイオードを経てソレノイ
ドSOLdに通電し、電磁制御弁V1及びV4を下方位置に切り
換えるため、油圧ポンプＰよりの圧油は固縛シリンダ15
のピストンロッド側油室及びダンプシリンダ４のピスト
ンロッド側油室に供給される。この際、ダンプシリンダ
４は既に全縮小していることから、このダンプシリンダ
４によって阻止された圧油は、固縛シリンダ15を縮小さ
せ、固縛爪16を連接状態にある塵芥投入箱７のＵボルト
17に係合させる。
電気接点LS6は開放され、リレーR8の励磁は断たれるこ
とから、そのｂ接点r8,r1を介してソレノイドSOLjに通
電すると同時に、ｂ接点r8、ダイオードを経てソレノイ
ドSOLdに通電し、電磁制御弁V1及びV4を下方位置に切り
換えるため、油圧ポンプＰよりの圧油は固縛シリンダ15
のピストンロッド側油室及びダンプシリンダ４のピスト
ンロッド側油室に供給される。この際、ダンプシリンダ
４は既に全縮小していることから、このダンプシリンダ
４によって阻止された圧油は、固縛シリンダ15を縮小さ
せ、固縛爪16を連接状態にある塵芥投入箱７のＵボルト
17に係合させる。
このようにして、走行状態に復帰すれば再び塵芥収集作
業に出発することができる。
業に出発することができる。
なお、塵芥投入箱７が開放された際、安全スイッチSW1
2,SW13を第３図の下方位置に切り換えておけば電流はリ
レーR11を励磁するとともに、パイロットランプPLを点
灯させ、運転室内の作業者に報知する。そして、リレー
R11の励磁によりその接点を切り換えることから、運転
室内の作業者が誤って開閉スイッチSW11を閉鎖側に投入
しても電流はソレノイドSOLk,SOLlまで流れることはな
く、安全である。と同時に、ａ接点r11を介して警報ブ
ザーBZ2に流れ、運転室内の作業者に安全スイッチSW12,
SW13を切換操作中であることを報知する。同様に安全ス
イッチSW12,SW13の切換操作中にダンブスイッチSW10を
操作しても警報ブザーBZ2を介して作業者に報知するも
のである。
2,SW13を第３図の下方位置に切り換えておけば電流はリ
レーR11を励磁するとともに、パイロットランプPLを点
灯させ、運転室内の作業者に報知する。そして、リレー
R11の励磁によりその接点を切り換えることから、運転
室内の作業者が誤って開閉スイッチSW11を閉鎖側に投入
しても電流はソレノイドSOLk,SOLlまで流れることはな
く、安全である。と同時に、ａ接点r11を介して警報ブ
ザーBZ2に流れ、運転室内の作業者に安全スイッチSW12,
SW13を切換操作中であることを報知する。同様に安全ス
イッチSW12,SW13の切換操作中にダンブスイッチSW10を
操作しても警報ブザーBZ2を介して作業者に報知するも
のである。
なお、本発明の実施例においては塵芥処理装置を回転板
と押込板とで構成したが、塵芥処理装置はこの実施例に
限定するものではない。
と押込板とで構成したが、塵芥処理装置はこの実施例に
限定するものではない。
さらに塵芥収容箱に収容された塵芥は排出板の後退によ
って排出させるようにしてもよい。
って排出させるようにしてもよい。
（発明の効果） 以上のように本発明にあっては、塵芥投入箱を傾倒した
際、昇降シリンダを制御する開閉スイッチを塵芥投入箱
開閉回路に直列に接続した安全スイッチにより作動不能
とすることにより、安全棒を別設する必要がなく、また
誤操作により安全スイッチの切換操作時に、開閉スイッ
チやダンプスイッチを操作した場合、ブザーを鳴らして
安全スイッチを切換操作していることを報知することが
できるなど、既存の回路に安全スイッチを付加するだけ
の簡単な構成で、より確実な安全を達成することができ
る。
際、昇降シリンダを制御する開閉スイッチを塵芥投入箱
開閉回路に直列に接続した安全スイッチにより作動不能
とすることにより、安全棒を別設する必要がなく、また
誤操作により安全スイッチの切換操作時に、開閉スイッ
チやダンプスイッチを操作した場合、ブザーを鳴らして
安全スイッチを切換操作していることを報知することが
できるなど、既存の回路に安全スイッチを付加するだけ
の簡単な構成で、より確実な安全を達成することができ
る。
図面は本発明の実施例を例示するもので、第１図は塵芥
収集車後部の側面図、第２図は油圧回路図、第３図は電
気回路図、第４図は電気接点と各スイッチの配置図であ
る。 ３……塵芥収容箱、７……塵芥投入箱、９……塵芥処理
装置、14……昇降シリンダ、SW10……ダンプスイッチ、
SW11……開閉スイッチ、SW12,SW13……安全スイッチ、P
L……パイロットランプ、BZ1,BZ2……警報ブザー。
収集車後部の側面図、第２図は油圧回路図、第３図は電
気回路図、第４図は電気接点と各スイッチの配置図であ
る。 ３……塵芥収容箱、７……塵芥投入箱、９……塵芥処理
装置、14……昇降シリンダ、SW10……ダンプスイッチ、
SW11……開閉スイッチ、SW12,SW13……安全スイッチ、P
L……パイロットランプ、BZ1,BZ2……警報ブザー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−208402（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−82202（ＪＰ，Ａ) 実願 昭61−161388号（実開 昭63− 65606号）の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム（Ｊ Ｐ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】車体上に搭載された塵芥収容箱と、該塵芥
収容箱の後方開口部に昇降シリンダを介して傾動自在に
連接された塵芥投入箱と、該塵芥投入箱の内部に装備さ
れた塵芥処理装置とよりなる塵芥収集車において、前記
塵芥投入箱の昇降シリンダを制御する開閉スイッチと、
該開閉スイッチが設けられた塵芥投入箱開閉回路に直列
に接続され、開閉スイッチの作動を不能にする安全スイ
ッチと、前記開閉スイッチに直列に接続された警報ブザ
ーとを設け、前記安全スイッチの操作時、少なくとも開
閉スイッチを操作すると警報ブザーが発鳴するように構
成したことを特徴とする塵芥収集車における塵芥投入箱
の昇降安全装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63271384A JPH0694281B2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 塵芥収集車における塵芥投入箱の昇降安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63271384A JPH0694281B2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 塵芥収集車における塵芥投入箱の昇降安全装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02117503A JPH02117503A (ja) | 1990-05-02 |
| JPH0694281B2 true JPH0694281B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=17499321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63271384A Expired - Lifetime JPH0694281B2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 塵芥収集車における塵芥投入箱の昇降安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0694281B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2602893Y2 (ja) * | 1993-01-07 | 2000-01-31 | 富士重工業株式会社 | 塵芥収集車の安全装置 |
| JPH10206640A (ja) * | 1997-01-28 | 1998-08-07 | Nec Corp | 光固定減衰装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6382202A (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-13 | 新明和工業株式会社 | 塵芥収集車の安全制御装置 |
| JPS6365606U (ja) * | 1986-10-20 | 1988-04-30 | ||
| JPH0512163Y2 (ja) * | 1986-12-19 | 1993-03-29 | ||
| JPS63208402A (ja) * | 1987-02-19 | 1988-08-29 | 新明和工業株式会社 | 塵芥収集車の安全装置 |
-
1988
- 1988-10-27 JP JP63271384A patent/JPH0694281B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02117503A (ja) | 1990-05-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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