JPH0756244Y2 - 塵芥収集車の排出制御装置 - Google Patents

塵芥収集車の排出制御装置

Info

Publication number
JPH0756244Y2
JPH0756244Y2 JP10268790U JP10268790U JPH0756244Y2 JP H0756244 Y2 JPH0756244 Y2 JP H0756244Y2 JP 10268790 U JP10268790 U JP 10268790U JP 10268790 U JP10268790 U JP 10268790U JP H0756244 Y2 JPH0756244 Y2 JP H0756244Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
box
storage box
cylinder
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10268790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0460908U (ja
Inventor
修明 兼光
治雄 錦織
宏 徳永
嘉宏 長尾
利明 小田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP10268790U priority Critical patent/JPH0756244Y2/ja
Publication of JPH0460908U publication Critical patent/JPH0460908U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0756244Y2 publication Critical patent/JPH0756244Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は塵芥収集車の排出制御装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 一般に、塵芥収容箱の後方開口部に、内部に適宜の塵芥
積込装置を装備する塵芥投入箱を傾動可能に連接した塵
芥収集車は公知である。
このような塵芥収集車において、塵芥投入箱が塵芥収容
箱に対し連接状態にある場合のみ塵芥投入箱側に設けた
始動スイッチの操作によって前述の塵芥積込装置を制御
装置を介して作動できるように構成している。したがっ
て、塵芥排出時、塵芥投入箱を傾動させた場合には塵芥
積込装置を作動することができず、この結果、塵芥投入
箱の貯留室に塵芥が一部残留している場合、その塵芥を
掻き出すことができなかった。
このため、出願人は塵芥排出時、塵芥投入箱を傾動させ
た状態で掻出スイッチの操作により塵芥積込装置を1サ
イクルだけ作動させ、塵芥投入箱の貯留室に一部残留す
る塵芥を掻き出すことができる塵芥収集車を提案してい
る(特公平01-21042号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このような塵芥の掻出排出は、作業者による
掻出スイッチ操作によってのみ行われることから、その
スイッチ操作を失念した場合には塵芥投入箱内に塵芥が
一部残留したままとなる。この結果、塵芥収容箱に収容
された塵芥を塵芥収容箱の傾動によって排出する塵芥収
集車において、塵芥投入箱に塵芥が残留した状態のまま
塵芥収容箱を傾動させると、塵芥投入箱内に残留した塵
芥は転倒モーメントとして作用するため、埋立地などの
不整地で塵芥を排出しなければならない場合には転倒す
るおそれがある。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、塵芥排出時
において、塵芥投入箱の貯留室に一部残留する塵芥を塵
芥積込装置によって自動的に掻き出して排出できるよう
にした塵芥収集車の排出制御装置を提供するものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、車体上にダンプシリンダを介して傾動自在に
搭載された塵芥収容箱と、この塵芥収容箱の後方開口部
に昇降シリンダを介して傾動自在に連接され、内部に塵
芥積込装置を装備した塵芥投入箱と、前記塵芥積込装置
の油圧アクチュエータを作動制御せしめる電磁制御弁お
よび前記ダンプシリンダ、昇降シリンダを作動制御せし
める電磁制御弁と、これらの電磁制御弁を切換制御せし
める制御装置とよりなる塵芥収集車において、塵芥収容
箱を傾動させるダンプスイッチと、塵芥投入箱を傾動さ
せる開閉スイッチと、塵芥収容箱の伏倒状態を検出する
電気接点と、塵芥収容箱に対する塵芥投入箱の一定傾動
状態を検出する電気接点とを設け、前記開閉スイッチを
介して塵芥投入箱を傾動させる際、塵芥投入箱が設定さ
れた傾動状態に達すると前記制御装置を介して塵芥積込
装置を1サイクルだけ作動させ、この塵芥積込装置の作
動後にのみダンプスイッチによる塵芥収容箱の傾動を可
能に制御することを特徴とするものである。
(作用) 塵芥収集車が塵芥を収集して中継基地などに帰還し、収
容塵芥を排出する場合、まず開閉スイッチを操作して塵
芥投入箱を傾動させる。塵芥投入箱が塵芥収容箱に対し
設定角度傾動すると塵芥積込装置が1サイクルだけ作動
を自動的に開始し、塵芥投入箱に残留する塵芥を掻き出
して確実に外部に排出させる。この際、塵芥収容箱を傾
動させようとダンプスイッチを操作しても塵芥収容箱は
傾動することはない。
塵芥投入箱内に残留する塵芥が掻き出された後、ダンプ
スイッチを操作すれば塵芥収容箱は傾動し、収容されて
いる塵芥が排出される。
(実施例) 以下、図面により本考案の実施例を説明すると、1は塵
芥収集車で、車体2上に塵芥収容箱3が載置されてお
り、該塵芥収容箱3は車体2と塵芥収容箱3との間に装
設されたダンプシリンダ4により枢支5部回りに適宜傾
動自在である。この塵芥収容箱3の後方開口部3aには、
その上方で枢着6された塵芥投入箱7が連接されてお
り、この塵芥投入箱7は、後述するように、塵芥収容箱
3と塵芥投入箱7との間に装設された昇降シリンダ(ラ
ムシリンダ)16(第6図参照)により枢着6部回りに適
宜傾動自在に構成されている。さらに、塵芥投入箱7の
後部には投入口8が開口されるとともに、その内部には
塵芥積込装置Aが装備されている。
この塵芥積込装置Aは、塵芥投入箱7内の塵芥を圧縮
し、押し潰して塵芥収容箱3内に詰め込むもので、以
下、この塵芥積込み装置Aの構成について説明する。
塵芥投入箱7の両側壁には溝型鋼で形成された案内溝部
材9が補強枠を兼ねて前方上部より後方下部に向かって
敷設されている。
また、塵芥投入箱7内にはその横幅一杯に広がる摺動板
10が収容され、この摺動板10の両側縁の上下には案内ロ
ーラ11が軸着され、これらの案内ローラ11は前記案内溝
部材9の内壁にそって摺動自在に嵌合されている。前記
摺動板10の背面上部にはブラケットを介して枢軸12が軸
支されており、この枢軸12は前記案内溝部材9の背面に
沿うとともに、摺動板10の摺動距離に合致して塵芥投入
箱7の側壁に形成された図示しない切欠きを越えて塵芥
投入箱7の内側より外側に突出するようになっている。
そして、塵芥投入箱7の側壁を越えて外側に突出した枢
軸12と塵芥投入箱7の下部間には、塵芥投入箱7の外側
に設けられる第一伸縮シリンダ13が案内溝部材9の傾斜
方向に沿って、かつ、その上方に偏位して連結され、こ
の第一伸縮シリンダ13の伸縮作動によって摺動板10を案
内溝部材9に沿って往復移動させることができる。
また、前記摺動板10の下端には、塵芥投入箱7の横幅一
杯に広がる押込板15が前後に揺動自在に軸支され、この
押込板15の先端は前方に向かって屈曲されている。そし
て、押込板15の背面に突設した突片15aと前記摺動板10
の背面上部に設けられた枢軸12間には、第二伸縮シリン
ダ14が連結され、この第二伸縮シリンダ14の伸縮作動に
よって前記押込板15を前後に揺動させることができる。
一方、塵芥収容箱3の裏面後部には一端を枢支された固
縛シリンダ17が配設されており、その他端は塵芥収容箱
3の下部に枢支した固縛爪18に連結されている。そし
て、通常固縛シリンダ17を介して固縛爪18を塵芥投入箱
7の前面に固設したUボルト19に係合させ、塵芥投入箱
7を塵芥収容箱3に対して固縛している。
次に、油圧回路について第2図により説明すると、Pは
油圧ポンプ、Tはオイルリザーバ、V1はダンプシリンダ
4を制御する電磁制御弁、V2は第二伸縮シリンダ14を制
御する電磁制御弁、V3は第一伸縮シリンダ13を制御する
電磁制御弁、14は昇降シリンダ16および固縛シリンダ17
を制御する電磁制御弁であり、これらの電磁制御弁V1,V
2,V3,V4はスプール操作用ソレノイドSOLg,SOLh,SOLe,SO
Lf,SOLc,SOLd,SOLa,SOLjをそれぞれ備えている。
そして、油圧ポンプPの吐出管路に対し、前記電磁制御
弁V1とV2およびV3とV4はそれぞれ並列に接続され、さら
に、電磁制御弁V2とV3は直列に接続されている。
さらに、V5,V6は通常昇降シリンダ16から油圧の流出、
すなわち、縮小作動を阻止し、昇降シリンダ16への圧油
の流入、すなわち、伸長作動を許容する位置に付勢され
た電磁開閉弁で、スプール操作用ソレノイドSOLk,SOLl
を備えている。
そして、前記昇降シリンダ16は、塵芥収容箱3に対する
固縛を解除する際、固縛シリンダ17の、高圧側となるピ
ストン背圧側油室に接続される供給管路から分岐する供
給管路を介して接続されている。
さらに、本発明の制御装置を構成する電気回路図を第3
図により説明すると、SW1は塵芥積込作業あるいは塵芥
排出作業を選択する切換スイッチ、SW2は塵芥積込装置
Aの始動スイッチ、SW3およびSW4は塵芥積込装置Aの作
動を停止させる停止スイッチ、SW5は塵芥投入箱7を傾
動、伏倒させる開閉スイッチ、SW6は塵芥収容箱3を傾
動、伏倒させるダンプスイッチである。
これらの各種スイッチのうち、塵芥収集車1の運転室側
には切換スイッチSW1、開閉スイッチSW5、ダンプスイッ
チSW6が配設され、一方、塵芥投入箱7側には始動スイ
ッチSW2、停止スイッチSW3およびSW4が配置されてい
る。
また、LS1は摺動板10の上昇限界位置の検出する電気接
点、LS2は摺動板10の下降限界位置を検出する電気接
点、LS4は押込板15の前方揺動限界位置を検出する電気
接点、LS3は押込板15の後方揺動限界位置を検出する電
気接点、LS51およびLS52は塵芥投入箱7が塵芥収容箱3
に対し一定角度以上傾倒状態にあることを検出する電気
接点、LS6は塵芥収容箱3が車体2上に伏倒状態にある
ことを検出する電気接点であり、これらの電気接点は実
施例ではリミットスイッチで構成されている。
R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8,X1はリレーであって、それぞ
れ接点r1,r2,r3,r4,r5,r6,r7,r8,x1を有している。T1は
タイマーリレーであって、接点t1を有している。Bは電
源である。
このように、前述した塵芥積込装置Aの作動状態を検出
する電気接点、塵芥収容箱3および塵芥投入箱7の作動
状態を検出する電気接点、複数のリレーおよびその接
点、さらには電磁制御弁のソレノイドなどによって制御
装置を構成しており、この制御装置を介して塵芥積込装
置Aおよび排出装置を作動制御するものである。
なお、この制御装置は従来周知のマイコンなどを用いて
もよく、その構成は本実施例に限定するものではない。
次に、第1図および第5図(a)乃至第5図(d)によ
って塵芥積込装置Aの作動工程について説明すると、第
1図には塵芥の詰込工程の終了あるいは塵芥の投入行程
が示されており、この状態では第一,第二伸縮シリンダ
13,14は何れも伸長され、摺動板10は上昇位置にあって
電気接点LS1を作動させ、さらに押込板15は前方揺動位
置にあって電気接点LS4を作動させている。この状態で
投入口8を通して塵芥を塵芥投入箱7の貯留室7aに投入
し、切換スイッチSW1を第3図に示す上方位置に切り換
え、始動スイッチSW2を操作すると、電流はタイマーリ
レーT1を励磁させ、設定時間が経過すると、その接点t1
が閉成してリレーX1を励磁する。この結果、その接点x1
を介してリレーR1が励磁し、その接点r1およびリレー接
点r5,r6を介してリレーR1が自己保持される。
なお、始動スイッチSW2の押圧操作がタイマーリレーT1
の設定時間に満たない場合には、その接点t1が閉成せ
ず、リレーX1、すなわち、リレーR1が励磁しないことか
ら、以下に説明する塵芥積込装置Aの作動は行われるこ
とはない。
ところで、リレーR1が励磁されると、その接点r1を介し
てソレノイドSOLjに通電し、電磁制御弁V4を下方位置に
切り換える結果、圧油は固縛シリンダ17のピストンロッ
ド側油室に供給され、塵芥投入箱7を固縛する方向、す
なわち、固縛爪18をUボルト19と係合する方向に付勢す
る。さらに、そのリレー接点r1,電気接点LS1を介してリ
レーR2が励磁され、その接点r2を介して自己保持される
と同時にソレノイドSOLfに通電し、電磁制御弁V2を上方
位置に切り換える。
この結果、第1図に示す詰込終了状態より第二伸縮シリ
ンダ14のみを縮小作動させ、第5図(a)に示すように
押込板15をその前面が略水平状態になるまで反転させ
る。
押込板15が限界反転位置に達すると電気接点LS3が接作
動し、リレーR3が自己保持されると同時にリレーR2の自
己保持を解除する。このため、電磁制御弁V2を中正位置
に戻すと同時にソレノイドSOLdに通電し、電磁制御弁V3
を上方位置に切り換える。
この結果、第5図(a)に示す反転終了状態より第一伸
縮シリンダ13を縮小作動させ、摺動板10は案内溝部材9
に沿って下降し、これに連結される押込板15はその前面
が略水平状態を保持したまま平行に下降し、押込板15を
塵芥投入箱7底面の円弧面間で塵芥を押潰すことができ
る。
摺動板10が下降限界位置に至ると、電気接点LS2が作動
することからリレーR4を自己保持すると同時にリレーR3
の自己保持を解除する。すると、電流はソレノイドSOLe
に通電し、電磁制御弁V3を中正位置に戻すと同時に電磁
制御弁V2を下方位置に切り換える。
この結果、第5図(b)に示す塵芥押潰し終了状態より
第二伸縮シリンダ14は伸長作動し、押込板15は第5図
(c)に示すようにその前面が略垂直状態になるまで時
計方向に回動して圧縮工程に入り、前工程で一次的に押
潰された塵芥は押込板15と塵芥投入箱7の底面の平坦面
間で二次的に圧縮される。
その時、電気接点LS4が切換作動し、リレーR5が自己保
持されると同時にリレーR4の自己保持が解除される。こ
のため、電磁制御弁V2を中正位置に戻した後ソレノイド
SOLcに通電するから、電磁制御弁V3を下方位置に切り換
える。
この結果、第5図(c)に示す圧縮終了状態より第一伸
縮シリンダ13が伸長作動し、押込板15はその前面が略垂
直状態を保持したまま平行に上昇し、前工程にて圧縮し
た塵芥を塵芥収容箱3内に詰め込むことができる。
前述の詰込工程が終了すれば第5図(d)あるいは第1
図の状態に戻る。この際、詰込工程の開始によってリレ
ー接点r5が開成し、詰込工程の終了によって電気接点LS
1が開成することから、リレーR1の自己保持は解除され
る。この結果、塵芥積込装置Aは反転、押潰し、圧縮、
詰込みの1サイクルを終了する。
なお、塵芥積込装置Aによる塵芥収集作業が行われてい
る際、停止スイッチSW3もしくはSW4を操作すると、リレ
ーR1の自己保持が解除され、塵芥積込装置Aの作動は停
止する。
このようにして塵芥収容箱3が満杯状態になると、塵芥
の排出作業に移る。すなわち、塵芥収集車1を中継基地
などの塵芥処理場に移動させた後、切換スイッチSW1を
下方位置に切り換え、さらに開閉スイッチSW5を上方位
置に投入する。
この結果、電流はブザーBZを発鳴させると同時に、電気
接点LS52を介してソレノイドSOLaに流れ、さらに、リレ
ー接点r6,r2を介してソレノイドSOLfに流れる。したが
って、電磁制御弁V2が上方位置に、電磁制御弁V4が上方
位置にそれぞれ切り換えられる。この場合、まず負荷の
軽い第二収縮シリンダ14が縮小作動して押込板15が反転
する。第二伸縮シリンダ14が全縮小して押込板15が後退
限界位置に達すると、次に負荷の軽い固縛シリンダ17が
伸長作動する結果、固縛爪18は時計回りに回動してUボ
ルト19より離脱する。このため、塵芥投入箱7の、塵芥
収容箱3に対する固縛は解除される。固縛シリンダ17が
全伸長すると、圧油は固縛シリンダ17への供給管路から
分岐して電磁開閉弁V5,V6を経て昇降シリンダ16のピス
トン背圧側油室に供給される。この結果、昇降シリンダ
16が伸長し、塵芥収容箱3に対して塵芥投入箱7は枢着
6部を中心に開放する方向に傾動する。
さらに、開閉スイッチSW5の継続操作により昇降シリン
ダ16が伸長して塵芥投入箱7が塵芥収容箱3に対して一
定角度傾動すると(第6図実線状態)、電気接点LS51,L
S52は切り換えられる。
そして、前記電気接点LS51,LS52の切換操作によってリ
レー接点r7を介してリレーR8が励磁される。さらに、塵
芥収容箱3が伏倒状態にあることを検出する電気接点LS
6、リレー接点r8を介してリレーR6,R7を励磁し、リレー
R6を自己保持すると同時にリレーR8を消磁する。リレー
R7の励磁はその接点r7を開成してダンプスイッチSW6に
よる塵芥収容箱3の傾動を不能としている。この状態で
は、押込板15は反転位置にあって電気接点LS3が切り換
わっている他、摺動板10が上昇位置にあって電気接点LS
1は切り換えられていることから、電流は切換スイッチS
W1、電気接点LS51,LS6、リレー接点r6,r2、電気接点LS3
を介してリレーR3を励磁し、ソレノイドSOLdに通電す
る。この結果、電磁制御弁V3を上方位置に切り換えて第
一伸縮シリンダ13を縮小させ、摺動板10の下降が開始さ
れる。
以下、前述したように塵芥積込装置Aの押潰し(第7図
(a))、圧縮(第7図(b))、詰込(第7図
(c))を順次行ない、反転作動の開始によってリレー
R2が励磁してリレー接点r2が開成し、さらに反転作動の
終了によって電気接点LS3が切り換えることによりリレ
ーR6の自己保持およびリレーR7の励磁が解除されて塵芥
積込装置Aの作動が停止する(第6図実線状態)。この
結果、塵芥投入箱7に一部残留する塵芥は確実に掻き出
し排出される。
そして、塵芥投入箱7が一定角度傾動した後、ダンプス
イッチSW6を上方位置に操作すれば、リレー接点r7を介
してソレノイドSOLhに電流が流れ、電磁制御弁V1を上方
位置に切り換え、ダンプシリンダ4を伸長作動させて塵
芥収容箱3を傾動させることから、塵芥を排出すること
ができる。
塵芥の排出が終了した後、ダンプスイッチSW6を下方位
置に操作すればソレノイドSOLgに通電し、電磁制御弁V1
を下方位置に切り換えることから、ダンプシリンダ4は
縮小作動し、塵芥収容箱3を伏倒させる。
塵芥収容箱3が走行位置に復帰した後、開閉スイッチSW
5を下方位置に操作すると、電流はブザーBZを発鳴さ
せ、さらに、ソレノイドSOLk,SOLlに流れ、電磁開閉弁V
5,V6を上方位置に切り換える結果、昇降シリンダ16のピ
ストン背圧側油室は電磁開閉弁V5,V6、中正位置にある
電磁制御弁V4を経てオイルリザーバTに連通するため、
昇降シリンダ16は塵芥投入箱7の自重によって縮小作動
し、塵芥投入箱7が降下を開始する。なお、油圧ポンプ
Pよりの圧油は電磁制御弁V4,V3,V2,V1を経てオイルリ
ザーバTに帰還する。
塵芥投入箱7が塵芥収容箱3に対して連接状態に達する
と、図示しない電気接点を介してソレノイドSOLjおよび
ソレノイドSOLgに通電し、電磁制御弁V1およびV4をそれ
ぞれ下方位置に切り換える。このため、油圧ポンプPよ
りの圧油は固縛シリンダ17のピストンロッド側油室およ
びダンプシリンダ4のピストンロッド側油室に連通され
る。このとき、ダンプシリンダ4は既に塵芥収容箱3を
伏倒して全縮小しており、このダンプシリンダ4によっ
て阻止された圧油は、固縛シリンダ17を縮小作動させ
る。この結果、固縛爪18は連接状態にある塵芥投入箱7
のUボルト19を係合することになる。
そして、走行状態に復帰すれば再び塵芥収集作業に出発
することができる。
なお、本実施例の塵芥積込装置Aは、押込板が上下に摺
動すると同時に前後に揺動するものを示したが、本実施
例に限定するものではない。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、塵芥投入箱が設定角度を
傾動した際、自動的に塵芥積込装置を作動できることか
ら、塵芥投入箱内に一部残留する塵芥を確実に排出する
ことができ、しかも、この排出作動が終了する迄塵芥収
容箱の傾動が許容されないことから、塵芥収容箱を傾動
させて塵芥を排出する塵芥収集車の転倒を確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の塵芥収集車の排出制御装置の実施例を例
示するもので、第1図は塵芥収集車を示す断面側面図、
第2図は油圧回路図、第3図は電気回路図、第4図は第
3図に示された電気接点、スイッチの取付位置を示す側
面図、第5図(a)乃至第5図(d)は塵芥積込装置の
作動工程を示す概略図、第6図は塵芥投入箱を設定角度
に傾動した状態を示す断面側面図、第7図(a)乃至第
7図(c)は塵芥積込装置による塵芥掻き出し工程を示
す概略図である。 1……塵芥収集車 3……塵芥収容箱 4……ダンプシリンダ 7……塵芥投入箱 A……塵芥積込装置 16……昇降シリンダ SW5……開閉スイッチ SW6……ダンプスイッチ LS51,LS52……電気接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 長尾 嘉宏 神奈川県横浜市鶴見区尻手3丁目2番43号 新明和工業株式会社特装車事業部内 (72)考案者 小田原 利明 神奈川県横浜市鶴見区尻手3丁目2番43号 新明和工業株式会社特装車事業部内 (56)参考文献 特開 昭63−247203(JP,A) 実開 昭63−175605(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体上にダンプシリンダを介して傾動自在
    に搭載された塵芥収容箱と、この塵芥収容箱の後方開口
    部に昇降シリンダを介して傾動自在に連接され、内部に
    塵芥積込装置を装備した塵芥投入箱と、前記塵芥積込装
    置の油圧アクチュエータを作動制御せしめる電磁制御弁
    および前記ダンプシリンダ、昇降シリンダを作動制御せ
    しめる電磁制御弁と、これらの電磁制御弁を切換制御せ
    しめる制御装置とよりなる塵芥収集車において、塵芥収
    容箱を傾動させるダンプスイッチと、塵芥投入箱を傾動
    させる開閉スイッチと、塵芥収容箱の伏倒状態を検出す
    る前記接点と、塵芥収容箱に対する塵芥投入箱の一定傾
    動状態を検出する電気接点とを設け、前記開閉スイッチ
    を介して塵芥投入箱を傾動させる際、塵芥投入箱が設定
    された傾動状態に達すると前記制御装置を介して塵芥積
    込装置を1サイクルだけ作動させ、この塵芥積込装置の
    作動後にのみダンプスイッチによる塵芥収容箱の傾動を
    可能に制御することを特徴とする塵芥収集車の排出制御
    装置。
JP10268790U 1990-09-28 1990-09-28 塵芥収集車の排出制御装置 Expired - Lifetime JPH0756244Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10268790U JPH0756244Y2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 塵芥収集車の排出制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10268790U JPH0756244Y2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 塵芥収集車の排出制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0460908U JPH0460908U (ja) 1992-05-26
JPH0756244Y2 true JPH0756244Y2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=31847144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10268790U Expired - Lifetime JPH0756244Y2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 塵芥収集車の排出制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0756244Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057154A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Shin Meiwa Ind Co Ltd 塵芥収集車
CN102431753B (zh) * 2011-09-20 2013-11-20 中联重科股份有限公司 压缩式垃圾车及其滑板位置控制方法、装置与系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0460908U (ja) 1992-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5122025A (en) Multiple compartment body for waste products and the like
US6146079A (en) Dual blade packer system for refuse collection vehicle
US3071264A (en) Refuse collection system
US2826318A (en) Hydraulic packer body
US4260316A (en) Refuse collection vehicle
WO2004048704A1 (en) Attachment for small loader
US4067470A (en) Self loading refuse vehicle with a discharge gate in the loading means
JPH0756244Y2 (ja) 塵芥収集車の排出制御装置
US2832488A (en) Refuse vehicle
JPS61502674A (ja) ごみ等を運搬するための車両
JPH0121042B2 (ja)
AU637599B2 (en) Apparatus for loading material into a storage compartment
US3351222A (en) Trash hauling truck
US3771675A (en) Refuse collecting vehicle
JPH0694281B2 (ja) 塵芥収集車における塵芥投入箱の昇降安全装置
JP3751184B2 (ja) コンテナ荷役車両における安全装置
JPH0512242B2 (ja)
JP2558547Y2 (ja) 塵芥収集車の塵芥積込装置
JPH0630727Y2 (ja) 塵芥車における排出制御装置
JPH062521B2 (ja) 塵芥収集車の塵芥排出制御装置
JP2556512Y2 (ja) 塵芥収集車の塵芥積込装置
JP2023049621A (ja) 塵芥収集車
JPH0620733Y2 (ja) 塵芥収集車の安全装置
JPH01122803A (ja) 麈芥収集車における麈芥投入箱の昇降安全装置
JPH07106761B2 (ja) 塵芥収集車の積込制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term