JPH07106761B2 - 塵芥収集車の積込制御装置 - Google Patents

塵芥収集車の積込制御装置

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JPH07106761B2
JPH07106761B2 JP63271383A JP27138388A JPH07106761B2 JP H07106761 B2 JPH07106761 B2 JP H07106761B2 JP 63271383 A JP63271383 A JP 63271383A JP 27138388 A JP27138388 A JP 27138388A JP H07106761 B2 JPH07106761 B2 JP H07106761B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塵芥収集車において塵芥収容箱内に塵芥を効
率よく供給するための積込制御装置に関する。
(従来の技術) 一般に、塵芥収集車には、塵芥収容箱内に排出シリンダ
を介して摺動可能な排出板が設けられ、塵芥収容箱への
塵芥押込時、積込まれる塵芥の圧縮力に抗して上記排出
板を保持し、かつ排出シリンダに作用する圧力が所定圧
力を越えると、この排出板を塵芥収容箱の後部から前部
に向かって移動させ、塵芥を圧縮しつつ積込むようにな
されている。
しかしながら、排出シリンダはそれぞれ径が異なるシリ
ンダを組込んだ多段式のシリンダが使用されるととも
に、所定圧力に達したときの圧油を解放させる圧力制御
弁(例えばリリーフ弁)のリリーフ圧が常に一定である
ため、排出シリンダの縮退時において、圧油の作用を受
ける排出シリンダの有効面積が変化すると、〔排出シリ
ンダの断面図〕×〔シリンダに加わる圧力〕で表わされ
る〔排出シリンダに加わる力〕、つまり、排出板が塵芥
の圧縮力に抗する力は、排出シリンダの縮退とともに増
大する。このため、積込む塵芥の圧縮力を均一に保持す
るような割合で排出板を前方へ移動させることができな
かった。
そこで、従来、上記問題を解決するものとして特公昭52
−43291号公報記載のものが提案されている。これは、
圧力制御弁が排出板の位置に応じてその設定圧を可変可
能になされたもので、バネ負荷されたプランジャが排出
シリンダの一端に当接配置され、排出シリンダの角度位
置に応じて圧力制御弁の設定圧を変えるものである。こ
れによって、積込む塵芥の圧縮力を均一に保持するよう
な割合で排出板を塵芥収容箱の前部に向かって移動させ
ていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のような排出シリンダの傾き角度に
よってプランジャを作動させて圧力制御弁の設定圧力を
変更させるものでは、n段目とn−1段目のように受圧
面積が不連続に変化した場合、その断面積の変化に追従
することはできない。具体的には、排出シリンダの単位
傾き角度に比例して設定圧力は変わるものの、受圧面積
の不連続な変化には追従できず、塵芥の圧縮を一定にし
て詰込むことができないという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、塵芥押込状
態を一定時間継続させるとともに、塵芥積込装置に作用
する圧力を利用して塵芥を一定の力で圧縮した後、排出
板を排出シリンダの受圧面積や受圧力に関係なく無理せ
ず前進させ、塵芥を効率よく積込むことができるように
した塵芥収集車の積込制御装置を提供するものである。
(問題点を解決するための技術的手段) 本発明は、車体上に搭載された塵芥収容箱と、該塵芥収
容箱の後方開口部に傾動自在に連接された塵芥投入箱
と、前記塵芥収容箱の内部に排出シリンダによって進退
自在に配設された排出板と、前記塵芥投入箱の内部に装
備され、複数の油圧アクチュエータによって駆動される
塵芥積込装置とよりなる塵芥収集車において、前記塵芥
積込装置による塵芥収容箱への塵芥押込時、塵芥積込装
置の押込工程終了後押込状態を一定時間継続させるとと
もに、この塵芥積込装置を駆動する油圧アクチュエータ
に作用する圧力を圧力スイッチを設けて検出し、一方、
前記排出シリンダ伸長時の高圧側回路に電磁切換弁を介
して圧油を解放させる分岐回路を設け、前記圧力スイッ
チの作動時、前記電磁切換弁を設定時間だけ排出シリン
ダの縮小が許容される解放側に切換制御させ、排出板を
塵芥積込装置の塵芥積込作動に関連して自動的に前進さ
せるように構成したことを特徴とするものである。
(作用) 塵芥積込装置によって塵芥を塵芥収容箱へ押込む際、排
出板に作用する塵芥の圧力は塵芥積込装置への反力とし
て検出され、この反力が所定圧力以上に達すると圧力ス
イッチが作動する。圧力スイッチが作動すると、排出板
を進退させる排出シリンダの圧油の流れを阻止していた
電磁切換弁が設定時間だけ解放側に切換制御されるた
め、排出シリンダに封入されていた圧油が解放され、そ
の間排出シリンダの縮小が許容されるため、排出シリン
ダの受圧面積が受圧力に関係なく排出板はその分だけ自
動的に前進する。そして、塵芥積込装置による塵芥押込
状態は一定時間継続され、塵芥のスプリングバックを吸
収した後、次の行程に移行する。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の実施例について説明する
と、第1図において、塵芥収集車の車体上には塵芥収容
箱1が搭載されており、その後方開口部3上端には枢軸
4によって塵芥投入箱2が傾動自在に連接されている。
塵芥投入箱2は、その前面が開放されて塵芥収容箱1の
後方開口部3に連通される他、背面下方に投入口5が開
口され、その下部に塵芥の貯留室6が形成されており、
この塵芥投入箱2内には塵芥を圧縮し、押潰して塵芥収
容箱1内に積込む塵芥積込装置Aが装備されている。
以下、この塵芥積込装置Aの構成について説明すると、
塵芥投入箱2の両側壁には溝型鋼で形成された案内溝部
材7が前方上端より後方下部に向って傾斜して敷設され
ており、その上端部には前記枢軸4が軸支されている。
一方、塵芥投入箱2内にはその横巾一杯にひろがる昇降
板8が収容され、この昇降板8の両側縁の上下には案内
ローラ9が軸着され、これらの案内ローラ9は前記案内
溝部材7の内壁に沿って転動自在に嵌合されている。前
記昇降板8の背面上部にはブラケットを介して枢軸16が
軸支されており、この枢軸16は前記案内溝部材7背面に
沿うとともに、昇降板8の摺動距離に合致するように塵
芥投入箱2の側壁に形成された切欠き10を越えて塵芥投
入箱2内側より外側に突出するようになっている。そし
て、外側に突出した枢軸16と塵芥投入箱2の下部外側間
に設けられる第一伸縮シリンダ(昇降シリンダ)11が案
内溝部材7の傾斜方向に沿って、かつその上方に偏位し
て連結され、この第一伸縮シリンダ11の伸縮作動によっ
て昇降板8を案内溝部材7に沿って往復摺動させること
ができる。
なお、昇降板8の背面上分に枢着された枢軸16に後述す
るように第二伸縮シリンダ15の一端も合わせて枢着され
るものである。
また、前記昇降板8の下端には、塵芥投入箱2の横幅方
向一杯にひろがる押込板12が前後に摺動自在に軸支13さ
れ、押込板12の背面に突設した突片14と前記摺動板8の
背面上分に枢着された枢軸16間には第二伸縮シリンダ
(押込シリンダ)15が連結され、この第二伸縮シリンダ
15の伸縮作動によって前記押込板12を軸支13部回りに前
後に揺動させることができるようになっている。
一方、前記塵芥収容箱1内には、前後方向に摺動自在な
排出板17が配設されている。この排出板17は、塵芥収容
箱1の内幅と略等しく、かつその高さが塵芥収容箱1の
底壁から頂壁までの高さと略等しく形成されている。そ
して、詳細には図示しないが、塵芥収容箱1の前部に固
設されたブラケットと排出板17下部との間には排出シリ
ンダ18が連結されており、この排出シリンダ18の伸縮作
動により排出板17が塵芥収容箱1内を往復進退するもの
である。
なお、前記排出シリンダ18は、それぞれ径の異なる3つ
のシリンダが組込まれた3段式シリンダであり(第2図
参照)、その大径シリンダ側が排出板17下部に、先端の
小径シリンダ側が前部ブラケットに、それぞれ連結され
ている。
次に、本発明の油圧回路について第2図により説明す
る。
Pは油圧ポンプ、Tはオイルリザーバ、V1は第一伸縮シ
リンダ11の電磁制御弁、V2は第二伸縮シリンダ15の電磁
制御弁、V3は排出シリンダ18の電磁制御弁で、電磁制御
弁V1はソレノイドSOLa,SOLbを、電磁制御弁V2はソレノ
イドSOLc,SOLdを、電磁制御弁V3はソレノイドSOLe,SOLf
をそれぞれ有している他、前記電磁制御弁V1,V2は油圧
ポンプPに対して直列に接続され、また前記電磁制御弁
V2,V3は油圧ポンプPに対して並列に接続されている。
PSは圧力スイッチで、前記第二伸縮シリンダ15のピスト
ン背圧側油室に連通する回路に接続されている。R1は第
二伸縮シリンダ15のピストン背圧側油室に作用する圧油
が所定圧力以上に達するとその圧油をオイルリザーバT
に解放する高圧リリーフ弁、R2は排出シリンダ18のピス
トン背圧側油室に作用する圧油が所定圧力以上に達する
とその圧油をオイルリザーブTに解放する高圧リリーフ
弁である。
一方、前記排出シリンダ18のピストン背圧側油室に接続
された管路は、絞り19及び通常その管路よりの圧油の流
れを阻止する中正位置に付勢された電磁切換弁Vを介し
てオイルリザーバTに至る分岐回路に接続されている。
そして、前記電磁切換弁VはソレノイドSOLgを有してい
る。
次に、第3図により電気回路図について説明すると、SW
1は塵芥積込作業あるいは塵芥排出作業を選択する選択
スイッチ、SW2は塵芥積込装置Aの始動スイッチ、SW3は
塵芥積込装置Aを連続して作動させるか、1サイクルだ
け作動させるかを選択する切換スイッチ、SW4は停止ス
イッチ、psは前述の圧力スイッチPSの接点である。
LS1は昇降板8の上昇限界位置を検出する電気接点、LS2
は昇降板8の下降限界位置を検出する電気接点、LS4は
押込板12の前方揺動限界位置を検出する電気接点、LS3
は後方揺動限界位置を検出する電気接点である。これら
の電気接点のうち、LS1,LS2は塵芥投入箱2と昇降板8
との間において、一方に作動体が、他方に電気接点が配
設されている。また、電気接点LS3,LS4は昇降板8背面
に配置され、押込板12の前後揺動をリンク機構により導
いて切換制御される。
R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R9はリレーであって、それぞれ
接点r1,r2,r3,r4,r5,r6,r7,r9を有している。また、T1,
T2,T3,T5はタイマーリレーであって、それぞれ接点t1,t
2,t3,t4を有している。
次に、第1図によって本発明の実施例の作動行程につい
て説明すると、第1図実線(a)には塵芥の押込行程の
終了が示されており、この状態では第一、第二伸縮シリ
ンダ11,15は何れも伸長され、昇降板8は上昇位置にあ
って電気接点LS1を作動させ、さらに押込板12は前方揺
動限界位置にあって電気接点LS4を作動させている。こ
の状態で投入口5より塵芥を塵芥投入箱2の貯留室6に
投入し、切換スイッチSW3を連動位置(第3図に示され
る位置)に切り換えて始動スイッチSW2を押圧操作する
と、リレーR1とR2及びタイマーリレーT3を励磁し、常開
接点(以下a接点という)r1とr2を介してリレーR1,R2
を自己保持する。この結果、タイマーリレーT3の設定時
間が経過すると、そのa接点t3を介してソレノイドSOLd
に通電する。
したがって、電磁制御弁V2を上方位置に切り換えて第二
伸縮シリンダ15のみを収縮作動させ、第1図鎖線(b)
に示すように押込板12をその両面が略水平位置になるま
で反転させる。
押込板12が反転限界位置に至ると電気接点LS3が作動
し、リレーR3がそのa接点r3を介して自己保持されると
同時に、その常閉接点(以下b接点という)r3を介して
リレーR2への通電を解除する。この結果、電磁制御弁V2
を中正位置に戻すと同時に、ソレノイドSOLaに通電し、
電磁制御弁V1を下方位置に切り換える。このため、第一
伸縮シリンダ11を収縮作動させて塵芥の押潰し行程に入
り、昇降板8は案内溝部材7に沿って下降し、これに連
結される押込板12は第1図鎖線(b)より(c)に示す
ようにその前面が略水平状態が保持したまま平行に下降
し、押込板12と塵芥投入箱2底面の円弧面間で投入塵芥
を押潰すことができる。
押込板12が下降限界位置に至ると電気接点LS2が作動
し、リレーR4をそのa接点r4を介して自己保持すると同
時に、b接点r4を介してリレーR3への通電が解除され
る。したがって、電流はソレノイドSOLcに通電し、電磁
制御弁V1を中正位置に戻すと同時に、電磁制御弁V2を下
方位置に切り換える。この結果、第1図鎖線(c)に示
す塵芥の押潰し終了状態より第二伸縮シリンダ15は伸長
作動し、押込板12は軸支13部を支点として第1図鎖線
(d)に示すようにその前面が略垂直状態になるまで時
計方向に揺動して圧縮行程に入り、前行程で一次的に押
潰された塵芥は押込板12と塵芥投入箱2の底面の平坦面
間で二次的に圧縮される。押込板12が圧縮限界位置に達
すると、リンク機構の作用により電気接点LS4が作動
し、リレーR5がそのa接点r5を介して自己保持されると
同時に、b接点r5を介してリレーR4への通電が解除され
る。したがって、電流はソレノイドSOLbに通電し、電磁
制御弁V2を中正位置に戻すと同時に、電磁制御弁V1を上
方位置に切り換える。この結果、第1図鎖線(d)に示
す圧縮行程の終了状態より第一伸縮シリンダ11が伸長作
動して塵芥の押込行程に入り、押込板12はその前面が略
垂直状態を保持したまま平行に上昇し、前行程にて圧縮
した塵芥を塵芥収容箱1内に押込むことができる。
なお、第1図(b)に示される反転終了状態より(c)
に至る押潰し行程において、反転終了を検出する電気接
点LS3の作動により前述したようにリレーR3を自己保持
することになるが、同時にタイマーリレーT2にも通電を
継続する。このため、昇降板8が下降を開始して設定時
間が経過すると、a接点t2が閉成し、リレーR7を作動さ
せる。
このため、a接点r7を介してリレーR4に通電し、そのb
接点r4を介してリレーR3への通電を断って昇降板8の下
降を停止させ、さらにa接点r4を介して前述したように
押込板12による圧縮行程に移行させる。このように、昇
降板8が塵芥によって下降が阻止され、押潰し限界位置
に達することができなくても一定時間が経過すれば次の
圧縮行程に移行することができる。
また、リレーR4への通電によって圧縮行程に移行する
と、電気接点LS3が切り換わってR7への通電が断たれる
ことから、b接点r7を介してタイマーリレーT1に通電を
継続する。このため、設定時間経過後、a接点t1を介し
てリレーR6を作動させ、さらにa接点r6を介してリレー
R5に通電し、それを自己保持する。この結果、リレーR4
への通電を断つことから押込板12による圧縮行程が中止
され、摺動板8の上昇、すなわち、押込行程に移行す
る。このように、押込板12が塵芥によって圧縮が阻止さ
れ、圧縮限界位置に達することができなくても次の押込
行程に移行することができる。
ところで、前述したように塵芥の押込行程においては、
第二伸縮シリンダ15が完全に伸長した状態で電磁制御弁
V2は中正位置にあり、第二伸縮シリンダ15の両油室はポ
ートブロックされている。そして、電磁制御弁V1が上方
位置に切り換えられて第一伸縮シリンダ11は伸長するも
のである。したがって、塵芥の押込行程において、押込
板12に作用する塵芥の反力は、この押込板12を枢支部13
回りに反時計回り方向に回動させようとする結果、第二
伸縮シリンダ15を圧縮し、その封入圧を上昇させる。こ
こで、押込まれる塵芥からの反力が一定以上に達する
と、圧力スイッチPSが切換え作動し、電流はその接点ps
を介してリレーR9、タイマーリレーT4に流れる。このた
め、そのb接点t4が開放するまでの設定時間、電流はa
接点r5,r9,a接点t4を介してソレノイドSOLgに流れ、電
磁切換弁Vを解放側回路の右方位置に切り換える。する
と、塵芥からの圧力によって圧縮され、排出シリンダ18
のピストン背圧側油室に封入されている圧油は、絞り1
9、電磁切換弁Vを経てオイルリザーバTに解放される
結果、その縮小が許容され、排出板17が若干前進する。
したがって、塵芥収容箱1の排出板17で形成される塵芥
収容空間が増大され、その空間に塵芥積込装置Aによる
塵芥の供給がその押込行程において圧力スイッチPSが再
び作動する迄高密度で行なわれる。この際、排出シリン
ダ18が若干縮小すると、すなわち、排出板17が自動的に
前進すると、排出シリンダ18に封入されていた圧力が緩
和され、同様に第二伸縮シリンダ15に作用する反力も軽
減される。この結果、圧力スイッチPSが開放されると、
その接点psを介してのリレーR9、タイマーリレーT4の励
磁が遮断され、電磁切換弁Vを中正位置に復帰させる。
また、タイマーリレーT4の設定時間に達した場合にもそ
のb接点t4が開放されることから電磁切換弁Vは中正位
置に復帰される。
一方、圧縮行程においては、リレーR5が励磁されないこ
とから、そのa接点r5が開放されており、電磁励磁弁V
を切換作動させることはない。
塵芥積込装置Aにより押込行程が終了すると、すなわ
ち、摺動板8が上昇限界位置に達すると、電気接点LS1
が切換作動し、リレーR2及びタイマーリレーT3を励磁す
る。この結果、前述したようにa接点r2を介してリレー
R2を自己保持する一方、タイマーリレーT3の設定時間が
経過するまではソレノイドSOLdに通電することはないか
ら、その間塵芥積込装置Aは押込状態を継続して塵芥の
スプリングバックを吸収する。そして、タイマーリレー
T3の設定時間が経過すると、そのa接点t3を介してソレ
ノイドSOLdに通電し、電磁制御弁v1を中正位置に戻すと
同時に、電気制御弁v2を上方位置に切り換えて第二伸縮
シリンダ15のみを収縮作動させ、第1図鎖線(b)に示
すように押込板12を反転作動させる。この際、押込行程
において一定時間押込状態を継続していたことから、押
込板12の反転作動に伴なって塵芥収容箱1内に押込まれ
た塵芥が貯留室6へ落下するのを防止することになる。
以下、前述したように、塵芥積込装置Aは押潰し行程、
圧縮行程、押込行程の順に連続して作動させ、その塵芥
積込作動は停止スイッチSW4を操作するまで続行され
る。
なお、切換スイッチSW3を下方側に切り換えた場合に
は、始動スイッチSW2の操作によって前述同様に塵芥積
込装置Aは反転、押潰し、圧縮、押込の順に作動する
が、押込行程が終了すると(押込行程はリレーR5の励磁
によって開始されている)、電気接点LS1が切り換わ
り、b接点r5及び電気接点LS1のいずれもが開放される
ことから、リレーR1の励磁が断たれ、a接点r1を介して
の以下への電源電圧の供給が遮断される。この結果、塵
芥積込装置Aの塵芥積込作動は1サイクルで停止する。
なお、本実施例では塵芥積込装置を昇降板と押込板とで
構成したが、回転板と押込板とで構成することもでき、
その構造を特に限定するものではない。
また、圧力スイッチは、塵芥積込装置を駆動する油圧ア
クチュエータの圧力を検出すればよく、本実施例のよう
に押込板作動用油圧シリンダにその配設位置を限定する
ものではない。
(効果) 以上のように本発明にあっては、塵芥積込装置によって
塵芥を塵芥収容箱に供給する際、塵芥積込装置に作用す
る反力を圧力スイッチで検出し圧力スイッチの作動時電
磁切換弁を設定時間解放側に切換制御し、排出板をその
間自動的に前進するように構成したことから、塵芥を常
に一定の力で圧縮し、その後、排出板を低圧で無理なく
前進させることが可能となり、塵芥収容箱に対する塵芥
供給量を従来のものに比べて大幅に増量させることがで
きると同時に、塵芥収容箱から塵芥投入箱への落下を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を例示するもので、第1図は塵芥
収集車を示す断面側面図、第2図は油圧回路図、第3図
は電気回路図、第4図は電気接点、スイッチ類の取付状
態図である。 1……塵芥収容箱、2……塵芥投入箱、8……摺動板、
11……第一伸縮シリンダ、12……押込板、15……第二伸
縮シリンダ、PS……圧力スイッチ、V1,V2……電磁制御
弁、V……電磁切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−209406(JP,A) 特開 昭59−69301(JP,A) 特開 昭62−269802(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体上に搭載された塵芥収容箱と、該塵芥
    収容箱の後方開口部に傾動自在に連接された塵芥投入箱
    と、前記塵芥収容箱の内部に排出シリンダによって進退
    自在に配設された排出板と、前記塵芥投入箱の内部に装
    備され、複数の油圧アクチュエータによって駆動される
    塵芥積込装置とよりなる塵芥収集車において、前記塵芥
    積込装置による塵芥収容箱への塵芥押込時、塵芥積込装
    置の押込工程終了後押込状態を一定時間継続させるとと
    もに、この塵芥積込装置を駆動する油圧アクチュエータ
    に作用する圧力を圧力スイッチを設けて検出し、一方、
    前記排出シリンダ伸長時の高圧側回路に電磁切換弁を介
    して圧油を解放させる分岐回路を設け、前記圧力スイッ
    チの作動時、前記電磁切換弁を設定時間だけ排出シリン
    ダの縮小が許容される解放側に切換制御させ、もって排
    出板を塵芥積込装置の塵芥積込作動に関連して自動的に
    前進させるように構成したことを特徴とする塵芥収集車
    の積込制御装置。
JP63271383A 1988-10-27 1988-10-27 塵芥収集車の積込制御装置 Expired - Lifetime JPH07106761B2 (ja)

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