JP2533696B2 - 塵埃収集車の塵埃積込制御装置 - Google Patents

塵埃収集車の塵埃積込制御装置

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JP2533696B2
JP2533696B2 JP3101568A JP10156891A JP2533696B2 JP 2533696 B2 JP2533696 B2 JP 2533696B2 JP 3101568 A JP3101568 A JP 3101568A JP 10156891 A JP10156891 A JP 10156891A JP 2533696 B2 JP2533696 B2 JP 2533696B2
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宏 徳永
真一 広兼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は塵埃収集車の塵埃積込制
御装置に係り、特に、初期の塵埃詰込み時における塵埃
の落下防止対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平2―11750
2号公報に開示される如く、車体上に塵埃収容箱と、該
塵埃収容箱に塵埃積込口を介して連通する塵埃投入箱と
を連設し、塵埃投入箱内に塵埃投入口から投入された塵
埃を塵埃積込口を介して上記塵埃収容空間に積込む塵埃
積込み装置を設ける一方、塵埃収容箱内にその内部空間
を塵埃が詰込まれる塵埃収容空間とその奥方の空間とに
区画する車軸方向に移動自在な排出板を設け、排出シリ
ンダで排出板を車軸方向に移動させることにより塵埃収
容空間の容積を増減調節させるように構成した塵埃収集
車の塵埃詰込制御装置として、塵埃収容箱への塵埃詰込
作業時、排出シリンダの背圧側油室を常時高圧に維持す
る一方、塵埃の詰込みに伴ない塵埃積込装置に作用する
圧力が所定値以上に達すると排出シリンダの背圧側油室
を一定時間の間オイルリザ―バに連通させるよう電磁式
切換弁を切換えて、排出板を塵埃の詰込に応じて自動的
に奥方に移動させて塵埃収容空間の容積を拡大させるこ
とにより、塵埃を圧縮しながら塵埃収容空間に収容させ
るようにしたものは公知の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにおいて、塵埃の詰込み初期には以下のような
問題があった。すなわち、塵埃収容空間内に塵埃量が多
いときには、積込装置により塵埃が塵埃収容空間に詰め
込まれると、塵埃が圧縮され、それに応じて塵埃積込装
置に圧力が作用して排出シリンダが自動的に奥方に移動
して塵埃収容空間の容積が拡大されるので、塵埃が円滑
に塵埃収容空間内に収容されることになるが、塵埃の詰
込み初期には詰込まれる塵埃量が少ないので、塵埃収容
空間内で塵埃により詰込圧力を緩衝する作用がほとんど
得られない。したがって、塵埃の詰込圧力の反力によっ
て塵埃が戻され、塵埃ののみこみが悪く、詰込み作業に
手間取るという問題があった。
【0004】本考案は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は塵埃詰込み初期における排出板の移動
動作を改善する手段を講ずることにより、塵埃ののみこ
みを改善し、もって、塵埃詰込時間の短縮を図ることに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の解決手段は、車体上に搭載され、後壁に塵
埃積込口を有する塵埃収容箱と、該塵埃収容箱の塵埃積
込口に傾動自在に連設される塵埃投入箱と、該塵埃投入
箱の内部に装備され、塵埃を上記塵埃積込口を介して上
記塵埃収容箱に詰込む塵埃積込装置と、上記塵埃収容箱
の内部に車軸方向に移動自在に設けられ、塵埃収容箱の
内部空間を上記塵埃積込装置により塵埃が詰込まれる塵
埃収容空間とその奥方の空間とに区画する排出板と、該
排出板を車軸方向に移動させて塵埃収容空間の容積を変
化させる排出シリンダとを備えた塵埃収集車を前提とす
る。
【0006】そして、塵埃収集車の塵埃積込制御装置と
して、上記塵埃収容箱内で排出板が塵埃積込口に近接す
る塵埃詰込みの初期位置から一定距離だけ奥方に移動し
た所定位置を検出する位置検出手段と、上記排出シリン
ダの油圧回路に配設され、排出シリンダの背圧側油室が
上記オイルリザ―バに所定の抵抗を介して連通される低
圧位置を有する電磁式切換弁と、上記塵埃積込装置によ
る塵埃詰込作業時、上記位置検出手段の出力を受け、上
記排出板が上記所定位置に達するまでの間上記電磁式切
換弁を低圧位置に位置付けるよう制御する切換制御手段
とを設ける構成としたものである。
【0007】
【作用】以上の構成により、本考案では、塵埃積込装置
により、塵埃積込口を介して塵埃収容箱の塵埃収容空間
に塵埃が詰込まれる詰込初期において、位置検出手段に
より排出板が初期位置から塵埃収容箱の奥方に一定距離
だけ移動したことが検出されるまでの間、切換制御手段
により、電磁式切換弁が低圧位置に位置付けられ、排出
シリンダの背圧側油室が所定の抵抗を介してオイルリザ
―バに連通されるので、塵埃積込装置による塵埃の詰込
に応じて排出板が自動的に塵埃収容箱奥方に移動し、塵
埃収容空間の容積が拡大される。したがって、塵埃量が
少ない塵埃の詰込み初期においても、塵埃積込装置によ
る塵埃の詰込圧力に対して大きな反力を受けることなく
塵埃の詰込作業が行われ、塵埃ののみこみが向上し、詰
込に要する時間が短縮されることになる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面に基づ
き説明する。
【0009】図1において、塵芥収集車の車体上には、
車体後方側に塵埃を詰込むための塵埃積込口3が開口さ
れてなる塵埃収容箱1が搭載されており、さらに、その
塵埃積込口3上端に、枢軸4によって塵埃投入箱2が傾
動自在に連設されている。
【0010】該塵芥投入箱2は、その車体前方側が開放
されて塵埃収容箱1の塵埃積込口3に連通されるととも
に、背面下方に塵埃を投入する投入口5が開口され、そ
の下部に塵埃の貯留室6が形成されており、この塵埃投
入箱2内には、塵埃を圧縮し、押し潰して塵埃収容箱1
内に積込む塵埃積込み装置Aが装備されている。
【0011】この塵埃積込み装置Aは、塵埃投入箱2の
両側壁に沿って敷設され、車体の後方下部に向って傾斜
する溝形鋼よりなる案内溝部材7を備えており、該案内
溝部材7の上端部に上記枢軸4が枢支されている。一
方、塵埃投入箱2内には、その全幅に亘って形成された
昇降板8が収納されていて、この昇降板8の上下には、
上記案内溝部材7の内壁に沿って転動自在に嵌合される
案内ロ―ラ9が軸着されている(図中破線で示す部
位)。また、昇降板8の背面上部には、ブラケットを介
して枢軸16が軸支されており、この枢軸16は上記案
内溝部材7背面に沿うとともに、昇降板8の摺動距離に
合致するように塵埃投入箱2の側壁に形成された切欠1
0を越えて塵埃投入箱2内側より外側に突出するように
なされている。そして、図中破線で示すごとく、外側に
突出した枢軸16と塵埃投入箱2の下部外側間には、一
対の昇降シリンダ11が案内溝部材7の傾斜方向に沿っ
て設けられていて、この昇降シリンダ11の伸縮作動に
より、上記昇降板8を案内溝部材7に沿って往復動させ
るようになされている。
【0012】また、上記昇降板8の下端には、塵埃投入
箱2の幅方向全体に亘って延設された押込板12が前後
に揺動自在に軸支されるとともに、該押込板12の背面
突出した支持片14と上記昇降シリンダ11先端の枢軸
16との間には一対の押込シリンダ15が連結されてい
て、該押込シリンダ15の伸縮作動により、押込板12
をその軸支部13の回りに前後に揺動させるようになさ
れている。
【0013】次に、塵埃収容箱1は、その横断面全体に
亘って設けられた排出板17によって、上記塵埃積込装
置Aから塵埃積込口3を介して詰込まれた塵埃を収容す
る塵埃収容空間1aとその奥方空間1bとに区画されて
おり、該奥方空間1bの下部には、排出板17を車軸方
向に移動させるための排出シリンダ18が設けられてい
る。該排出シリンダ18は、基部18aと、該基部18
aに対して伸縮自在な第1ピストン18bと、該第1ピ
ストン18bに対して伸縮自在な第2ピストン18c
と、該第2ピスtン18cに対して伸縮自在な第3ピス
トン18dとからなる3段式シリンダである。そして、
上記基部18aの基端は排出板17の下方に設けられた
支持部材21により回動自在に軸支され、上記第3ピス
トン18dの先端は奥方空間1bの最奥部に取付けられ
た軸部材22により回動自在に軸支されており、この排
出シリンダ18が伸長したときには排出板17を塵埃収
容箱1の塵埃積込口3に近接させて、塵埃収容空間1a
の容積を最小にする一方、排出シリンダ18が縮退する
ことにより、塵埃収容空間1aの容積を増大変更するよ
うになされている。
【0014】一方、第3ピストン18dの先端には連結
部材23を介してレバ―部材24が固着されていて、該
レバ―部材24は排出シリンダ18と一体的に軸部材2
2回りに回動するようになされている。また、上記レバ
―部材24の先端側には、その軸部材22回りの回動に
伴ない、レバ―部材24と接触,非接触してオン・オフ
作動する動作切換スイッチLS12が設けられている。
【0015】ここで、上記排出シリンダ18の移動によ
る動作切換スイッチLS12の切換作用について説明す
る。図2は排出シリンダ18の先端付近の詳細を示し、
塵埃の詰込初期である排出シリンダ18の伸長時(図中
の実線位置)には、排出シリンダ18が水平に近い角度
で傾斜しており、レバ―部材24の先端が動作切換スイ
ッチLS12を押圧して、動作切換スイッチLS12は
オン状態にある。一方、排出シリンダ18が縮退する
と、排出シリンダ18の基部18aが支持部材21や排
出板17と共に前進し、それに伴ない排出シリンダ18
が軸部材22回りに図中時計回りに回動して垂直方向に
傾斜を強めると同時に、レバ―部材24が一体的に回動
し、排出シリンダ18の全縮状態(図中の二点鎖線参
照)では、レバ―部材24が動作切換スイッチLS12
から完全に離れて動作切換スイッチLS12はオフ状態
にある。そして、この動作切換スイッチLS12は排出
板17が初期位置から所定距離(例えば500mm程度の
距離)だけ奥方に移動した位置でオンからオフに切換わ
るように設定されている。ずなわち、上記動作切換スイ
ッチLS12により、本考案にいう位置検出手段が構成
されている。
【0016】次に、上記各シリンダの油圧回路について
説明する。図3は油圧回路の配管系統を示し、Pは油圧
ポンプ、Tはオイルリザ―バ、V1は上記昇降シリンダ
11,11を作動させるための第1切換弁、V2は上記
押込シリンダ15,15を作動させるための第2切換
弁、V3は排出シリンダ18を作動させるための第3切
換弁であって、上記第1切換弁V1はソレノイドSOL
c,SOLdを、第2切換弁V2はソレノイドSOL
e,SOLfを、第3切換弁V3はソレノイドSOL
g,SOLhをそれぞれ有している。そして、上記第
1,第2切換弁V1,V2は油圧ポンプPに対して直列
に接続され、第2,第3切換弁V2,V3は油圧ポンプ
Pに対して並列に接続されている。
【0017】また、PSは上記押込シリンダ15のピス
トン背圧側油室に連通する回路に接続される圧力スイッ
チ、RV1は押込シリンダ15のピストン背圧側油室に
作用する圧油が所定圧以上に達するとその圧油をオイル
リザ―バTに開放する高圧リリ―フ弁、RV2は排出シ
リンダ18のピストン背圧側油室に作用する圧力が所定
圧力以上に達するとその圧油をオイルリザ―バTに開放
する高圧リリ―フ弁である。一方、上記排出シリンダ1
8の第3ピストン18d先端及び連結部材23を介して
排出シリンダ18のピストン背圧側油室に接続された管
路(図1参照)は、絞り19及び通常その管路よりの圧
油の流れを阻止する中正位置に付勢された第4切換弁V
4を介してオイルリザ―バTに接続されており、上記第
4切換弁V4はソレノイドSOLmを有している。
【0018】次に、電気回路について図4に基づき説明
する。
【0019】図4において、32は電源供給ライン、3
3はア―スラインであって、この電源供給ライン32と
ア―スライン33とに跨って、上記塵埃収集車の各機器
の作動を制御するための回路が設けられている。図中、
30aは上記塵埃積込装置Aに塵埃を積込む動作を行わ
せるための積込制御回路であって、該積込制御回路30
aには、積込動作を開始させる積込スイッチSW3と、
左右の停止スイッチSW4,SW15のb接点と、第1
リレーコイルR1とが直列に接続されているとともに、
該第1リレーコイルR1のa接点が上記電源供給ライン
32に設けられている。そして、積込制御回路30aの
上記積込スイッチSW3と停止スイッチSW15との間
から分岐路30a1 が設けられていて、該分岐路30a
1 には、上記昇降板8の上限位置を検出する上限スイッ
チLS1のb接点と、後述する第5リレ―コイルR5の
b接点と、塵埃積込装置Aを連続して動作させるか1サ
イクルだけ動作させるかを切換える切換スイッチSW1
6(連動側端子が通電側となっている)とが並列に接続
されており、その端部は第1リレ―スイッチR1に対し
て積込スイッチSW3とは逆の端子側に接続されてい
る。
【0020】30bは反転制御回路であって、該反転制
御回路30bは、上記上限スイッチLS1のa接点と第
3リレーコイルR3のb接点と第2リレーコイルR2と
が直列に接続されると共に、第2リレースイッチR2
(a接点)が上限スイッチLS1と並列に接続されて成
り、昇降板4が上昇限界位置まで移動すると、第2切換
弁V4のソレノイドSOLfが通電されて(回路は省略
する)、第2切換弁V2が切換わり押込板12が反転す
るようにしている。
【0021】30dは押潰し制御回路であって、該押潰
し制御回路30dは、押込板12の後方揺動限界位置を
検出する後方スイッチLS3のa接点と後述の第4リレ
―コイルR4のb接点と第3リレーコイルR3とが直接
に接続され、第3リレースイッチR3(a接点)が上記
後方スイッチLS3と並列に接続されると共に、第2タ
イマT2が第4リレースイッチR4及び第3リレーコイ
ルR3と並列に接続され、該第2タイマT2と並列に第
2限時リレーコイルX2と第2タイマスイッチT2の限
時動作のa接点との直接回路が接続されて構成されてい
る。また、31dは押潰し駆動回路であって、該押潰し
駆動回路31dには、第3リレ―スイッチR3(a接
点)と第1切換弁V1のソレノイドSOLdとが直列に
接続されている。
【0022】すなわち、上記反転制御回路30bの制御
により押込板12が反転し、その限界位置に至ると後方
スイッチLS3が作動するので、上記押潰し制御回路3
0dが通電状態となり、第3リレ―R3が自己保持され
ると同時に、反転制御回路30bにおいて、第3リレ―
スイッチ(b接点)R3を開いて反転制御回路30bの
通電を遮断する。この結果、第2切換弁V2を中正位置
に戻すと同時に、押潰し駆動回路31dにおいてソレノ
イドSOLdに通電し、第1切換弁V1を図中右側に切
換えて昇降板8を下降させて、それに連結される押込板
12を水平位置に保持したまま下方の塵埃を押し潰すよ
うに構成されている。
【0023】30eは圧縮制御回路であって、該圧縮制
御回路30eは、下限スイッチLS2のa接点と第5リ
レースイッチR5(b接点)と第4リレーコイルR4と
が直列に接続されると共に、第4リレースイッチR4
(a接点)と第2限時リレースイッチX2(a接点)と
がそれぞれ下限スイッチLS2のa接点と並列に接続さ
れ、第1タイマT1が第5リレースイッチR5及び第4
リレーコイルR4に並列に接続され、該第1タイマT1
と並列に第1限時リレーコイルX1と第1タイマスイッ
チT1の限時動作のa接点との直列回路が接続されて構
成されている。一方、31eは圧縮駆動回路であって、
該圧縮駆動回路31eには、第4リレ―スイッチR4
(a接点)と上記第2切換弁V2のソレノイドSOLe
とが直列に接続されている。
【0024】すなわち、上記押潰し制御回路30dの制
御により押込板12が下降して、下降限界位置に達する
と、下限スイッチLS2が作動してそのa接点が閉じ、
第4リレ―コイルR4をそのa接点を介して自己保持す
ると同時に、押潰し回路30dの第4リレ―スイッチR
4(b接点)を開いて、第3リレ―コイルR3への通電
を遮断する。この結果、第1切換弁V1が中正位置に戻
されるとともに、圧縮駆動回路31eのソレノイドeに
通電し、押込シリンダ15を伸長させて、押込板12を
軸支部13回りに図1の時計方向に揺動させ、前行程で
一次的に押し潰された塵埃を押込板12と塵埃投入箱2
の底面の平端面との間で二次的に圧縮するようになされ
ている。
【0025】30cは詰込制御回路であって、該詰込制
御回路30cには、押込板12の前方揺動限界位置を検
出する前方スイッチLS4のa接点と、第2リレースイ
ッチR2のb接点と、第3リレースイッチのb接点と、
第5リレーコイルR5とが直列に接続されると共に、第
5リレースイッチR5のa接点と第1限時リレースイッ
チX1のa接点とがそれぞれ前方スイッチLS4のa接
点と並列に接続されており、さらに、上記下限スイッチ
LS2のb接点と第4リレースイッチR4のb接点との
直列回路が上記前方スイッチLS4のa接点と並列に接
続されている。一方、31cは詰込駆動回路であって、
該詰込駆動回路31cには、第5リレ―スイッチR5
(a接点)と第1切換弁V1のソレノイドSOLcとが
直列に接続されているとともに、第5リレ―スイッチR
5(a接点)−ソレノイドSOLc間と上記圧縮駆動回
路31eの第4リレ―スイッチR4−ソレノイドSOL
e間は、直列に配置された後述の第9リレ―スイッチR
9のa接点と第5リレ―スイッチR5のb接点とを介し
て接続されている。
【0026】すなわち、上記圧縮制御回路30eの制御
により押込板12が前方に揺動して前方揺動限界位置に
達すると、前方スイッチLS4が作動し、第5リレ―コ
イルR5が通電状態に自己保持されると同時に、上記圧
縮制御回路30eにおいて第4リレ―コイルR4への通
電を遮断する。そして、第2切換弁V2を中正位置に戻
すととともに、第1切換弁V1を図中の左方位置に切換
えて、昇降シリンダ11を伸長させ、押込板12を垂直
状態に保持したままで昇降板8を上昇させて、前行程で
圧縮した塵埃を塵埃積込口3を介して塵埃収容箱1に詰
込むようになされている。
【0027】ここで、本考案の特徴部分について説明す
る。
【0028】図4において、30mは自動後退制御回路
であって、該自動後退制御回路30mには、上記圧力ス
イッチPSのa接点と第9リレ―コイルR9とが直列に
接続されている。また、31mは自動後退駆動回路であ
って、該自動後退駆動回路31mには、上記第5リレ―
スイッチR5のa接点と第9リレ―スイッチR9のa接
点と後述の第3タイマスイッチT3のb接点と第4切換
弁V4のソレノイドSOLmとが直列に接続されるとと
もに、上記動作切換スイッチLS12のa接点が第9リ
レ―スイッチR9と並列に配置され、さらに、動作切換
スイッチLS12のb接点と第3タイマスイッチT3と
が上記第3タイマスイッチT3のb接点及びソレノイド
SOLmに対して並列に接続されている。
【0029】すなわち、上記詰込制御回路30cの制御
による塵埃の詰込行程中において、上記動作切換スイッ
チLS12がオフ状態のときには、押込シリンダ15の
ピストン背圧側油室に連通する管路に配置された圧力ス
イッチPSの検出圧が所定値(160kg/cm2 )に達す
ると、上記自動後退制御回路30mの圧力スイッチPS
のa接点が閉じて第9リレ―コイルR9を通電状態に
し、自動後退駆動回路31mにおいて第4切換弁V4の
ソレノイドSOLmに通電して第4切換弁V4を図3の
左方位置に切り換えると同時に、第3タイマスイッチT
3に通電する。この結果、排出シリンダ18の背圧側油
室がオイルリザ―バTに連通状態となり、絞り19を介
して圧油がオイルルザ―バTに流れ、排出シリンダ18
つまり上記排出板17の塵埃積込装置Aの塵埃詰込に応
じた塵埃収容箱1奥方への自動後退が可能になって、塵
埃収容箱1の塵埃収容空間1aの容積が拡大される。そ
して、第3タイマスイッチT3の設定時間(例えば1分
間程度の時間)が経過すると、第3タイマスイッチT3
のb接点の開作動に応じて第4切換弁V4のソレノイド
SOLmの通電が遮断され、第4切換弁V4は通常位置
に復帰するので、排出シリンダ18の背圧側が高圧状態
に保持される。その後、圧力スイッチR9が所定圧以下
を検出していったんそのa接点が開かれた後ふたたび圧
力スイッチPSが作動するまでこの状態が維持される。
つまり、圧力スイッチPSが所定圧以上の圧力を検出す
る毎に1分間だけ排出シリンダ18の背圧側油室を低圧
側に連通し、排出板17を開口部3から奥方に自動後退
させて、塵埃収容室1aの容積を徐々に拡大させ、ほぼ
一定の圧力で塵埃を収容していくようになされている。
【0030】一方、塵埃積込装置Aによる塵埃の積込初
期の上記動作切換スイッチLS12がオン状態のとき
(排出板17が初期位置から所定距離(500mm)に達
するまでの間)には、自動後退駆動回路31mにおい
て、動作切換スイッチLS12のa接点が閉じ、b接点
が開くので、第3タイマスイッチT3は作動せず第4切
換弁V4のソレノイドSOLmは、圧力スイッチPSの
検出値如何に拘らず通電され、排出シリンダ18の背圧
が低圧状態に維持される。この結果、塵埃積込装置Aに
よる塵埃詰込に応じて排出板17が開口部3の奥方に自
動的に後退し、塵埃収容室1aの容積を拡大していくよ
うになされている。
【0031】上記作動切換スイッチLS12の作用によ
り、排出板17が上記所定位置に達するまでの間第4切
換弁V4を低圧位置に位置付けるよう制御する切換制御
手段が構成されている。
【0032】なお、図4において、31hは排出シリン
ダ18を開口部3から奥方に後退させるための後退駆動
回路、31gは排出シリンダ18を塵埃積込口3側に前
進させるための前進駆動回路であって、手動スイッチS
W10の切換により、第3切換弁V3のソレノイドSO
Lh又はソレノイドSOLgを交互に通電して、排出シ
リンダ18を前進,後退させるようにしている。ここ
で、SW1は、塵埃積込作業或いは塵埃排出作業を選択
する選択スイッチである。
【0033】したがって、上記実施例では、塵埃詰込装
置Aにより、塵埃積込口3を介して塵埃収容箱1の塵埃
収容空間1aに塵埃が詰込まれるとき、通常は排出シリ
ンダ18の背圧が高圧側に維持され、押込板12に作用
する塵埃詰込のための圧力が所定値(上記実施例では1
60(Kg/cm2 )に達した時のみ排出シリンダ18の背
圧が低圧に一定時間切換えられて、排出板17の奥方へ
の後退が許容され、塵埃収容空間1aの容積が拡大され
る。そのとき、塵埃の積込初期においては、塵埃収容空
間1aに収容されている塵埃量が少ないために、押込板
12による塵埃の詰込圧力を緩衝する作用が不十分で押
込板12を介して詰込まれる塵埃が詰込圧力に対する反
力によって塵埃積込口3側に戻り、塵埃ののみこみが悪
く詰込作業時間が長く掛かる虞れがある。
【0034】ここで、上記実施例では、動作切換スイッ
チLS12(位置検出手段)により排出板17が初期位
置から塵埃収容箱1の奥方に一定距離だけ移動した所定
位置に達したことが検出されるまでの間、切換制御手段
により第4切換弁V4が低圧位置に位置付けられ、排出
シリンダ18の背圧側油室が絞り19を介してオイルリ
ザ―バTつまり低圧側に連通するように保持されるの
で、押込板12による塵埃詰込に応じて排出板18が自
動的に塵埃収容箱1奥方に移動し、塵埃収容空間1aの
容積が拡大される。したがって、塵埃の詰込圧力に対す
る反力をほとんど受けることなく塵埃の詰込作業が行わ
れ、塵埃ののみこみが向上することになる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本考案によれば、
車体上に塵埃収容箱を搭載し、その後壁に設けられた塵
埃積込口に塵埃投入箱を揺動自在に連設するとともに、
投入箱の内部に塵埃を塵埃積込口から塵埃収容箱に詰込
む塵埃積込装置を配設し、排出シリンダで車軸方向に移
動される排出板によって塵埃収容箱を塵埃収容空間とそ
の奥方の空間とに区画するようにした塵埃収集車の積込
制御装置の構成として、排出シリンダの油圧回路に排出
シリンダの背圧側油室をオイルリザ―バに連通させる低
圧位置を有する電磁式切換弁を設け、塵埃の詰込初期に
おいて、排出板が初期位置から塵埃収容箱の奥方に一定
距離だけ移動するまでの間、電磁式切換弁を低圧位置に
位置付けるようにしたので、塵埃積込装置による塵埃詰
込に応じて排出板を自動的に塵埃収容箱奥方に移動させ
て、塵埃量が少ない塵埃の詰込初期においても、塵埃積
込装置による塵埃の詰込圧力に対して大きな反力を受け
ることがなく、塵埃ののみこみが向上し、よって、作業
時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る塵埃収集車の後部側の構造を示す
縦断面図である。
【図2】排出シリンダの先端側の構成を示す図である。
【図3】油圧回路の配管系統図である。
【図4】電気回路の配線図である。
【符号の説明】
A 塵埃積込装置 1 塵埃収容箱 1a 塵埃収容空間 1b 奥方空間 2 塵埃投入箱 3 塵埃積込口 17 排出板 18 排出シリンダ V4 第4切換弁 LS12 動作切換スイッチ T オイルリザ―バ
フロントページの続き (72)発明者 小田原 利明 横浜市鶴見区尻手3丁目2番43号 新明 和工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−220001(JP,A) 実開 昭57−169709(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に搭載され、後壁に塵埃積込口を
    有する塵埃収容箱と、該塵埃収容箱の塵埃積込口に傾動
    自在に連設される塵埃投入箱と、該塵埃投入箱の内部に
    装備され、塵埃を上記塵埃積込口を介して上記塵埃収容
    箱に詰込む塵埃積込装置と、上記塵埃収容箱の内部に車
    軸方向に移動自在に設けられ、塵埃収容箱の内部空間を
    上記塵埃積込装置により塵埃が詰込まれる塵埃収容空間
    とその奥方の空間とに区画する排出板と、該排出板を車
    軸方向に移動させて塵埃収容空間の容積を変化させる排
    出シリンダとを備えた塵埃収集車において、上記塵埃収
    容箱内で排出板が塵埃積込口に近接する塵埃詰込みの初
    期位置から一定距離だけ奥方に移動した所定位置を検出
    する位置検出手段と、上記排出シリンダの油圧回路に配
    設され、排出シリンダの背圧側油室が上記オイルリザ―
    バに所定の抵抗を介して連通される低圧位置を有する電
    磁式切換弁と、上記塵埃積込装置による塵埃詰込作業
    時、上記位置検出手段の出力を受け、上記排出板が上記
    所定位置に達するまでの間上記電磁式切換弁を低圧位置
    に位置付けるよう制御する切換制御手段とを備えたこと
    を特徴とする塵埃収集車の塵埃積込制御装置。
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