JPH069165Y2 - 天井パネルの装着装置 - Google Patents

天井パネルの装着装置

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JPH069165Y2
JPH069165Y2 JP18380786U JP18380786U JPH069165Y2 JP H069165 Y2 JPH069165 Y2 JP H069165Y2 JP 18380786 U JP18380786 U JP 18380786U JP 18380786 U JP18380786 U JP 18380786U JP H069165 Y2 JPH069165 Y2 JP H069165Y2
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longitudinal
ceiling panel
edge
ceiling
piece
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JP18380786U
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JPS6389016U (ja
Inventor
俊彦 我妻
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建物の室内等における天井面を形成するため
の天井パネルを装着する装置の構造に関するものであ
る。
〔従来の技術とその問題点〕
従来から、室の天井面を形成する天井パネルの4側縁を
装着するために、横梁を縦横に略碁盤目状に配設し、こ
の各横梁の下面に天井パネルの側縁を固着する施工が行
われている。
そして、実公昭54−11379号公報では、断面上向
きコ字型で左右両側を下向きL字状に屈曲させてなる型
鋼板製の廻り縁や野縁等の縁部材を相互にT字状に連結
金具として、該縁部材の端部に差し込む連結金具の先端
に断面下向きコ字型の掛止め板を設け、この掛止め板を
相手側の縁部材における側部の下向きL字状部分に被嵌
係止させる構成が開示されている。
ところで、前記一対の長い縁部材を平行状に配設しない
と、天井パネルの左右両側縁を前記長い縁部材の下面に
対して確実に固着できないのであるから、前記一対の長
い縁部材の横方向の間隔寸法をこれと直角に連結すべき
縁部材にて規制すべきである。
しかしながら、前記先行技術によれば、連結金具の基部
は縁部材の端部に単に差し込んでいるだけであるから、
この連結金具は差し込みされた縁部材の長手方向に対し
て摺動する。従って、一対の長い縁部材間に前記連結金
具付きの縁部材を平面視H字状に連結するときには、前
記一対の長い縁部材の左右配置間隔が一定でない状態、
例えば長い縁部材の中途部が横に湾曲している状態でも
連結できる。
このことは、前記一対の長い縁部材の下面間の寸法と、
該下面に沿って装着すべき天井パネルの左右両側縁間の
寸法とが食い違う可能性を有することとなり、天井パネ
ルの左右両側縁を縁部材に装着するのに困難を伴うとい
う問題があった。
さらに、天井パネルはその4周側縁をその上面の縁部材
に対して確実に固着することは、強度上や天井面の仕上
がりの上からも好ましいものであるが、従来は天井パネ
ルにおける一対の平行な側縁に沿って当該天井パネルを
その方向に沿う縁部材の下面に略水平状に摺動自在に装
着する一方、それと直角方向に沿う縁部材とこれに平行
な方向の天井パネルの側縁部分とを、天井パネルの配設
後に縁部材に対して下側からねじ止めする等により固着
する施工を採用していた。
この作業は作業者の取る姿勢が上向きの不自然なもので
あるから困難であるし、ねじ止め箇所が多いので手間が
かかり過ぎると云う問題もあった。
本考案は前記の諸問題点を解決し、天井パネルの装着作
業を簡単にし且つ強固に取付けできるようにすることを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため本考案では、室内などの天井に適宜間隔で配設
した長手梁の各下面に、天井パネルの左右両側縁を係止
した状態でその縁の長手方向に沿って天井パネルが摺動
自在となる係止縁条部を設け、相隣合う長手梁間に直角
方向に配設する横梁の左右両側端には、先端に下向き係
止片を備えた連結金具を固着し、該左右両側の下向き係
止片を、長手梁の長手方向に沿って形成した係合突条部
に係合させた状態で横梁を長手梁の長手方向に沿って摺
動自在となるように構成し、この横梁には、その長手方
向に沿う下端側縁片と、該下端側縁片の上面と適宜隙間
隔てて横向き突出する上押圧片とを設け、該横梁の摺動
時に下端側縁片と上押圧片とにより、前記摺動方向の前
後に隣接する2枚の天井パネルの前後端における略水平
状の縁板を重ね状態で上下から挟持するように構成した
ものである。
〔考案の作用及び効果〕
この構成により、横梁の左右両側端部に連結金具が固着
されているから、横梁にて一対の長手梁の間隔を一定の
状態に保持しながら、横梁と長手梁とを相互に直角に連
結でき、しかも、左右両側における連結金具の先端の下
向きの係止片は長手梁の長手方向に沿って形成した係合
突条部に係合させるので、その状態で横梁を長手梁の長
手方向に沿って移動させることができる。
また、天井パネルの左右両側縁は長手梁の下面に設けた
係止縁条部に係止した状態で当該長手梁の長手方向に摺
動できる一方、各横梁にはその長手方向に沿って下端側
縁片と、該下端側縁片の上面と適宜隙間隔てて横向き突
出する上押圧片とを設けてあるから、この横梁を長手梁
の長手方向に沿って移動させると、天井パネルにおける
前記左右両側縁と直角方向の前後端の水平状の縁板を上
下2枚重ねにした状態で上下から挟持できる。
従って、一対の長手梁の下面に装着した天井パネルの移
動方向の前後端に前記横梁を介挿しつつ、その天井パネ
ルを長手梁の長手方向に沿って水平に移動させると、こ
の天井パネルの相隣接する前後端部は横梁に対して強固
に連結されることになり、しかもその連結作業は横梁の
移動により自動的に実現できるので、従来のようなねじ
止めの作業を一切省略できて天井パネルの張設作業が至
極簡単となるという顕著な効果を有する。
〔実施例〕
次に実施例について説明すると、符号1は断面上向きコ
字型の長手梁、2は長手梁1は直角方向に配設する横
梁、3,3は横梁2の左右両側端部に固着する連結金
具、4は天井パネルを各々示す。
長手梁1は左右に寸法(H)だけ隔てて互いに平行に配
設してあり、第2図に示すように各長手梁1の左右両側
縁にその長手方向に沿って内向きに屈曲した係合突条部
5,5を形成する。
また、各長手梁1の下面には、断面下向きコ字型の部材
7をスポット溶接等により固着し、該長手の部材7の左
右両側縁に内向きに屈曲させてなる一対の係止縁条部
6,6を設ける。この係止縁条部6,6は長手梁1と一
体的に押出し形材として成形しても良い。
第2図及び第6図に示すように、室の天井から吊支する
ボルト8に取付く吊り金具9の溝内に断面横向きコ字型
形材19を嵌挿して前記長手梁1と直角な水平方向に配
設し、該形材19に係合させたクリップ片10の左右両
側の上向き爪部11を、前記各長手梁1の左右両側係合
突条部5,5に係止させて吊持する。
天井パネル4の平面視偏平矩形状の金属板製表面板4a
の左右両側縁にはその長手方向に沿う断面半円弧状の縁
条部12,12を天井パネルの裏面側に屈曲形成させて
設け、これと直角方向の天井パネルの前後端には、前端
に天井パネル1の裏面側に内向きの縁板13を、また後
端には外向きの縁板14を各々天井パネルの表面と略平
行に水平状に長手に形成する。表面板4aの裏面には石
膏ボード等の耐火性及び防音性の裏張材15が張設して
ある。
前記相隣合う長手梁1,1間に直角方向に配設する横梁
2は第2図及び第7図に示すように、断面下向き略コ字
型で、その下端一側縁にはその長手方向に沿って水平状
の下端側縁片16を設け、該下端側縁片16の長手方向
端部を下向きに折曲げて垂直部17を形成してあり、ま
た、横梁2の長手方向中途部には、前記下端側縁片16
の上面と寸法(T)の隙間を隔てて上押圧片18を横向
き突出させる。
符号3,3は前記横梁2の左右両側端部に固着して長手
梁1と連結するための連結金具で、第3図から第5図に
示すように、断面下向きコ字型の基部21の左右両側垂
直板22には内向きに切り起した爪片23を設け、前記
基部21を横梁2の左右両側端に被嵌するとき、前記各
爪片23が横梁2の垂直片部に切欠いた窓孔24に嵌り
係合して抜け不能となし固着できるように構成している
が、溶接等により固着しても良い。
連結金具3の先端部には、長手梁1における左右両側縁
にその長手方向に沿って内向きに屈曲した係合突条部5
に上から嵌る下向き係止片25を設けるのであり、実施
例では、並列の3本の爪状に横向きに突出させてある
が、断面下向き略コ字型の長手部材にて構成しても良
い。
この構成により、予め定められた寸法(H)の間隔にて
配設された長手梁1,1の間に下側から天井パネル4を
配設してその左右両側縁の断面半円弧状の縁条部12,
12を長手梁1下面の係止縁条部6,6に被嵌係合さ
せ、その長手方向に沿って移動させて所定の位置、例え
ば室の横隅または中央部に固定する。次に前記天井パネ
ル4の移動後端側に横梁2を長手梁1と直角に配設し、
その左右両側端部の連結金具3,3先端部の並列の3本
の爪状の下向き係止片25を、長手梁1における内向き
に屈曲した係合突条部5に上から嵌て脱落不能となるよ
うに折曲げる(第8図の一点鎖線参照)。
これにより、相隣接する長手梁1,1間の配置間隔が
(H)となるように規制され、しかも、両長手梁1,1
の長手方向に沿って横梁2を摺動移動させることができ
る。
このとき第7図に示すように、横梁2の移動方向(矢印
A方向)の後部側に天井パネル4の外向き水平状の縁板
14があるように配置しておき、また前記横梁2におけ
る長手の下端側縁片16及び上押圧片18が、前記縁板
14に向かうように配設する。
そして前記天井パネル4の後端に隣接してもう一方の天
井パネル4をその前端の縁板13を下側から重ねた状態
にして前記と同様に長手梁1の下面に装着し、この前後
天井パネル4,4の縁板13,14の自由端縁を、摺動
する横梁2における下端側縁片16の上面と上押圧片1
8との隙間に嵌め入れて上下から挟持するのである。
このように、横梁2は連結金具3,3を介して長手梁1
に対してその長手方向に沿って摺動自在であると共に、
隣合う長手梁1,1の間隔を規制することができ、長手
梁1の長手方向に沿って摺動自在に装着された天井パネ
ル4の摺動作業及び係合状態も確実となる。
そして、横梁2の摺動時に下端側縁片16と上押圧片1
8とにより、前記摺動方向の前後に隣接する2枚の天井
パネル4,4の前後端における略水平状の縁板13,1
4を重ねた状態で上下から挟持するのであるから、その
部分を従来のように後にねじ止めする等の作業を一切不
要にして天井パネルの張設作業を簡単且つ迅速に行うこ
とができるのである。
なお、各天井パネル4における左右両側縁の縁条部1
2,12の隙間は断面上向きコ字状の合成樹脂製等の長
手目地条部材26を嵌挿して塞ぐと共に、長手梁1の下
面の部材7における係止縁条部6,6と天井パネル4の
縁条部12,12との係合状態を一層強固にするのであ
る。
本考案の横梁2における下端側縁片16は、横梁2の長
手方向に沿って長く形成していたが、その長手方向に部
分的に設けても良いのである。
第9図は、長手梁の変形例で、この実施例では長手梁3
0の断面形状を逆T字状に形成し、その水平部下面に前
記実施例におけると同断面形状の部材7から成る一対の
係止縁条部6,6を設け、長手梁30の垂直片30aの
上端に断面矢印型の係合突条部31を設け、この係合突
条部31に横梁2における連結金具3の先端下向き係止
片25を係止させるように構成しても良いのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は天井を下面から
見た図、第2図は装置の各部品の斜視図、第3図は横梁
の連結金具の側面図、第4図は第3図のIV−IV視側面
図、第5図は第3図のV−V視正面図、第6図は第1図
のVI−VI視要部拡大断面図、第7図は第1図のVII−VII
視要部拡大断面図、第8図は第7図のVIII−VIII視で示
す天井パネルを仮想線で示す側面図、第9図は第6図と
同じ方向から見た他の実施例の断面図である。 1,30……長手梁、2……横梁、3……連結金具、4
……天井パネル、5,5,31……係合突条部、6,6
……係止縁条部、12……縁板、14……縁板、16…
…下端側縁片、17……垂直部、18……上押圧片、2
1……基部、22……垂直板、23……爪片、24……
窓孔、25……下向き係止片、26……長手目地条部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内などの天井に適宜間隔で配設した長手
    梁の各下面に、天井パネルの左右両側縁を係止した状態
    でその縁の長手方向に沿って天井パネルが摺動自在とな
    る係止縁条部を設け、相隣合う長手梁間に直角方向に配
    設する横梁の左右両側端には、先端に下向き係止片を備
    えた連結金具を固着し、該左右両側の下向き係止片を、
    長手梁の長手方向に沿って形成した係合突条部に係合さ
    せた状態で横梁を長手梁の長手方向に沿って摺動自在と
    なるように構成し、この横梁には、その長手方向に沿う
    下端側縁片と、該下端側縁片の上面と適宜隙間隔てて横
    向き突出する上押圧片とを設け、該横梁の摺動時に下端
    側縁片と上押圧片とにより、前記摺動方向の前後に隣接
    する2枚の天井パネルの前後端における略水平状の縁板
    を重ね状態で上下から挟持するように構成して成る天井
    パネルの装着装置。
JP18380786U 1986-11-28 1986-11-28 天井パネルの装着装置 Expired - Lifetime JPH069165Y2 (ja)

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JPS6389016U JPS6389016U (ja) 1988-06-09
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