JP2023007847A - 天井ルーバー取付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 建物の天井部に取り付けられる天井ルーバーの取付け構造に関し、天井の美観に寄与するなど意匠性に優れ、また取り付け作業が簡単で施工性が良く、経済性にも優れた天井ルーバー取付け構造を提供することを課題とする。【解決手段】建物の天井部に横向きに配置された長尺状の受け材6と、この受け材6に所定間隔をおいて取り付けられ、下部には係止部が形成されたクリップ部材と、長尺状のルーバー材10と、長尺材からなり、上部には縁部が形成されたバー材12と、を有し、ルーバー材10の上部にバー材12を配置固定し、これらを一体化した結合ルーバー材14を形成し、結合ルーバー材14を受け材6の下側に配置し、クリップ部材の係止部を、結合ルーバー材14の上部に配置されたバー材12の縁部に係止させ、併せてクリップ部材の上部を受け材6に取り付け、受け材6に結合ルーバー材14を支持させ、天井部にルーバー材を取り付けた構成である。【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の天井部に取り付けられる天井ルーバーの取付け構造に関する。
建物の天井部において、目隠し或いはデザイン性、美観の向上のため、長尺状のルーバー材を並列状に配置する構造が採用されている。
例えば、図8に示すように、特許文献1には、断面リップ溝形材の多数のルーバー材80を、上階スラブ82から吊りボルト84により吊り下げた棒状材86に、クリップ等の係止具88を介して、この棒状材86と直行するように且つ一定の間隔を有して並設係止したルーバー天井構造が記載されている。
また、特許文献2に記載のルーバー材用取付部材は、建築物の躯体側に固定する嵌合受部と、ルーバー材に固定できるとともに、嵌合受部に嵌合可能な嵌合部とを備え、嵌合受部は、対面する一対の側面部、この内面に一対の突条を対向させて形成した係止受部を備え、嵌合部は、対面する一対の側面部を有し、側面部の先端部付近に、係止受部に係止する係止部を備えるというものである。
実開昭56-139717号公報 特開2020-26698号公報
さて、前記特許文献1のルーバー天井構造は、全体的にルーバー材の印象が薄くまた意匠的にも悪く、また特許文献2のルーバー材用取付部材は、複雑かつ長尺の部材を多く用いていることからコストが高く経済性に欠けるという問題がある。
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであり、天井の美観に寄与するなど意匠性に優れ、また取り付け作業が簡単で施工性が良く、経済性にも優れた天井ルーバー取付け構造を提供することを課題とする。
以上の技術的課題を解決するため、本発明に係る天井ルーバー取付け構造は図1等に示すように、建物の天井部に横向きに配置された長尺状の受け材6と、この受け材6に所定間隔をおいて取り付けられ、下部には係止部42が形成されたクリップ部材8と、長尺状のルーバー材10と、長尺材からなり、上部には縁部40が形成されたバー材12と、を有し、前記ルーバー材10の上部に前記バー材12を配置固定し、これらを一体化した結合ルーバー材14を形成し、前記結合ルーバー材14を前記受け材6の下側に配置し、前記クリップ部材8の係止部42を、前記結合ルーバー材14の上部に配置された前記バー材12の縁部40に係止させ、併せて前記クリップ部材8の上部を前記受け材6に取り付け、前記受け材6に前記結合ルーバー材14を支持させ、前記天井部4に前記ルーバー材10を取り付けた構成である。
また、本発明に係る天井ルーバー取付け構造は、建物の天井躯体から吊り下げられた吊り部材18と、この吊り部材18に横向きに支持された長尺状の受け材6と、この受け材6に所定間隔をおいて取り付けられ、下部の両側にそれぞれ係止部42が形成されたクリップ部材8と、断面矩形状又は断面コの字状の長尺材からなるルーバー材10と、断面C字状の長尺材からなり、開口部34の両側にそれぞれ縁部40が形成されたバー材12と、を有し、前記ルーバー材10の上部に、前記バー材12をその開口部34を上向きにして配置固定し、これらを一体化した結合ルーバー材14を形成し、前記結合ルーバー材14を前記受け材6の下側に配置し、前記クリップ部材8の両係止部42を、前記結合ルーバー材14の上部の前記バー材12の縁部40にそれぞれ係止させ、併せて前記クリップ部材8の上部を前記受け材6に取り付け、前記受け材6に前記結合ルーバー材14を支持させ、前記天井部4に前記ルーバー材10を取り付けた構成である。
また、本発明に係る天井ルーバー取付け構造は、前記クリップ部材8として、二枚の板状材46を有し、当該板状材46の上部にそれぞれ孔部50が設けられ、また中央部に前記受け材6を保持可能な保持部52が形成され、下端部の左右部にはそれぞれ外側に突出した前記係止部42a(42)が設けられた第一のクリップ部材8aを用い、前記第一のクリップ部材8aの両係止部42aを、前記結合ルーバー材14の上部の前記バー材12の縁部40にそれぞれ係止させ、併せて前記板状材46を互いに向い合せに配置して、これら板状材46の前記保持部52間に前記受け材6を挟み、この状態で、前記孔部50に締結具54を取り付けて両板状材46を前記受け材6に保持させ、前記第一のクリップ部材8aを用いて、前記受け材6に前記結合ルーバー材14を支持させる構成である。
また、本発明に係る天井ルーバー取付け構造は、前記クリップ部材8として、上部には、横向きに屈曲形成された掛着片56が形成され、下端部の左右部にはそれぞれ外側に突出した前記係止部42b(42)が設けられた第二のクリップ部材8bを用い、前記第二のクリップ部材8bの両係止部42bを、前記結合ルーバー材14の上部の前記バー材12の縁部40にそれぞれ係止させ、併せて前記掛着片56を屈曲して前記受け材6に掛着させ、前記第二のクリップ部材8bを用いて、前記受け材6に前記結合ルーバー材14を支持させる構成である。
本発明に係る天井ルーバー取付け構造は、前記天井ルーバー取付け構造において、前記第一のクリップ部材8aを用いて、前記結合ルーバー材14を順次前記受け材6に並設して取り付ける場合、最後に取り付けられる前記結合ルーバー材14については、前記第二のクリップ部材8bを用い、当該結合ルーバー材14を、前記受け材6の決められた正規の取り付け箇所から右又は左の位置に偏移させて取り付け、取り付けた後に、当該第二のクリップ部材8bとともに当該結合ルーバー材14を前記正規の位置まで、前記受け材6に沿って摺動移動させ、前記正規の位置で支持させる構成である。
本発明に係る天井ルーバー取付け構造は、前記天井ルーバー取付け構造において、前記第二のクリップ部材8bを用いて、前記結合ルーバー材14を順次前記受け材6に並べて取り付ける場合、後に取り付けられる前記結合ルーバー材14については、前記受け材6に対する前記第二のクリップ部材8bの掛着片56の掛着の向きを、先に結合ルーバー材14を取り付けた前記第二のクリップ部材8bの掛着片56の向きとは逆向きに反転させ、前記受け材6に掛着させ、この状態で前記結合ルーバー材14を支持させる構成である。
本発明に係る天井ルーバー取付け構造は、前記バー材12の下板部と、前記ルーバー材10の上面部とを、前記バー材12の上から止着具41で止着して両者を固定し、前記結合ルーバー材14として一体化した構成である。
また、前記ルーバー材10の両端部を、蓋部材30を用いて閉塞した構成である。
本発明に係る天井ルーバー取付け構造によれば、結合ルーバー材を受け材の下側に配置し、クリップ部材の係止部を、結合ルーバー材の上部に配置されたバー材の縁部に係止させ、併せてクリップ部材の上部を受け材に取り付け、受け材に結合ルーバー材を支持させ、天井部にルーバー材を取り付けた構成を採用したから、ルーバー材の上部にバー材を配置したことでルーバー材が目立つようになって意匠性が高まり、天井の美観に寄与し、また作業が簡単で施工性に優れ、経済性にも優れるという効果を奏する。
本発明に係る天井ルーバー取付け構造によれば、ルーバー材の上部に、バー材をその開口部を上向きにして配置固定し、これらを一体化した結合ルーバー材を形成し、結合ルーバー材を受け材の下側に配置し、クリップ部材の両係止部を、結合ルーバー材の上部のバー材の縁部にそれぞれ係止させ、併せてクリップ部材の上部を受け材に取り付け、受け材に結合ルーバー材を支持させ、天井部にルーバー材を取り付けた構成を採用したから、意匠性が高まり、天井の美観に寄与し、また作業が簡単で施工性に優れ、経済性にも優れるという効果を奏する。
本発明に係る天井ルーバー取付け構造によれば、第一のクリップ部材の両係止部を、結合ルーバー材の上部のバー材の縁部にそれぞれ係止させ、併せて板状材を互いに向い合せに配置して、これら板状材の保持部間に受け材を挟み、この状態で、孔部に締結具を取り付けて両板状材を受け材に保持させ、第一のクリップ部材を用いて、受け材に結合ルーバー材を支持させる構成としたから、第一のクリップ部材による結合ルーバー材の取り付けが強固に行え、また取り付けが簡単で施工性にも優れるという効果がある。
本発明に係る結合構造によれば、第二のクリップ部材の両係止部を、結合ルーバー材の上部のバー材の縁部にそれぞれ係止させ、併せて掛着片を屈曲して受け材に掛着させ、第二のクリップ部材を用いて、受け材に結合ルーバー材を支持させる構成を採用したから、第二のクリップ部材による結合ルーバー材の取り付けが簡単で作業性に優れるという効果がある。
本発明に係る結合構造によれば、第一のクリップ部材を用いて、結合ルーバー材を順次受け材に並設して取り付ける場合、最後に取り付けられる結合ルーバー材については、請求項4に記載の第二のクリップ部材を用いて当該結合ルーバー材を、受け材の決められた正規の取り付け箇所から右又は左の位置に偏移させて取り付け、取り付けた後に、当該第二のクリップ部材とともに当該結合ルーバー材を正規の位置まで、受け材に沿って摺動させ、正規の位置で支持させる構成を採用したから、結合ルーバー材の取り付けが全体にわたって支障なく良好に行え、施工性にも寄与するという効果がある。
本発明に係る結合構造によれば、第二のクリップ部材を用いて、結合ルーバー材を順次受け材に並べて取り付ける場合、後に取り付けられる結合ルーバー材については、受け材に対する第二のクリップ部材の掛着片の掛着の向きを、先に結合ルーバー材を取り付けた第二のクリップ部材の掛着片の向きとは逆向きに反転させ、受け材に掛着させ、この状態で結合ルーバー材を支持させる構成を採用したから、第二のクリップ部材による結合ルーバー材の取り付けの強度のバランスが保て、安定性が良いという効果がある。
実施の形態に係る天井ルーバー取付け構造を示す図である。 吊り部材による受け材の支持構造を示す図である。 実施の形態に係るルーバー材を示す図である。 実施の形態に係るバー材及びルーバー材を示す図(a)、及び結合ルーバー材を示す図(b)である。 第一のクリップ部材を示す図(a)、及び第二のクリップ部材を示す図(b)である。 第一のクリップ部材を用いた結合ルーバー材の取付け構造を示す図である。 第二のクリップ部材を用いた結合ルーバー材の取付け構造を示す図である。 従来例に係るルーバー天井構造を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は実施の形態に係る天井ルーバー取付け構造を示すものである。
この天井ルーバー取付け構造は、鉄骨、RC,木造等の建物の天井部等に取り付けて使用される。
この天井ルーバー取付け構造では、主に、天井部4に配置される受け材6、クリップ部材8、長尺状のルーバー材10(羽板)、及びバー材12等を有している。そして、ここでは特にルーバー材10の上部にバー材12を取り付け、これらを一体化した結合ルーバー材14を用いている。
図2に示すように、受け材6は、基板15、上下の横板17、及びこれら横板17により開口部16が形成された断面コの字状かつ長尺状の鋼材である。受け材6は、開口部16を横向きにして、天井の躯体から吊り下げられた吊り部材18に取り付けたハンガー20の受け部21に支持され、横向き水平に配置される。
図3に示すように、ルーバー材10は、断面矩形状又は断面コの字状の長尺材からなる。このルーバー材10には、断面が正方形状のもの、断面が上下に長い長方形状のもの、或いは下部が開放されたものがある。ルーバー材10は、上面部22、左右の側面部24及び下面部26(開放形状もある)を有している。
ルーバー材10は、ここではコストの安い角型鋼板を用いているが、他にアルミニウム等の軽金属、合成樹脂材を用いることができる。ルーバー材10の表面は、例えば木目調のカラー(ブラウン、ダークブラウン、ライトブラウン)塗装を施している。
また、ルーバー材10には蓋部材30が用いられており、この蓋部材30によりルーバー材10の両端部を閉塞し、併せて意匠性を高めるようにしている。
蓋部材30は、断面矩形状であり、一方向には括れた挿入部位32が形成されている。この挿入部位32をルーバー材10の端部から内部に挿入し、ルーバー材10の端部を閉塞する。蓋部材30の材質、表面塗装等はルーバー材10と同様である。
図4(a)(b)に示すように、バー材12は、上部が開放された開口部34を有する断面C字状の長尺材である。バー材12は、下板部36、左右の側板部38、及びこれら側板部38の上部は、それぞれ内向きかつ下方に屈曲形成された縁部40,40が形成されている。バー材12は、軽量鋼材、アルミニウム等の軽金属、或いは合成樹脂材等からなる。
さらにここでは、ルーバー材10とバー材12とを一体化して使用する。この場合、ルーバー材10とバー材12との長さは略同じとし、ルーバー材10の上部にバー材12を取り付けて一体化し、結合ルーバー材14とする。そして、ルーバー材10の上部にバー材12を重ねて配置し、ビス等の止着具41を用いて、バー材10の下板部36とルーバー材10の上面部22とを固定する。止着具41は、所定の間隔をおいて複数個所取り付ける。止着具41として、ここでは下穴のいらないワンタッチビス(シルタップビス)を用いている。
ルーバー材10とバー材12とは、予めルーバーの配置に必要な長さ、かつ同程度の長さに切断し、両者を一体化した結合ルーバー材14として準備しておく。
結合ルーバー材14とすることで、ルーバー材10の上部のバー材12を用いて、ルーバー材10を天井部4に取り付け配置する。つまり、結合ルーバー材14のバー材12を、クリップ部材8を用いて受け材6に取り付ける。
そして、クリップ部材8の両係止部42,42を、それぞれ結合ルーバー材14に係るバー材12の縁部40,40に係止させ、クリップ部材8の上部を受け材6に取り付け、結合ルーバー材14を支持させる。クリップ部材8は、受け材6と結合ルーバー材14とを連結するものである。
図5(a)(b)に示すように、クリップ部材8は、上部側には受け材6を保持するための屈曲した部位が形成され、下部にはバー材12を係止する係止部42が設けられている。
さらにここでは、クリップ部材8として、第一のクリップ部材8a及び第二のクリップ部材8bの2種類のものを用いている。
同図(a)に示す第一のクリップ部材8aは、二枚の板状材46,46を有し、当該板状材46の上部にそれぞれ固定片48が形成され、その中央部にはそれぞれ孔部50が設けられている。また、中央部に前記受け材6を保持できる保持部52が形成され、下端部の左右部をそれぞれ外側に突出させた係止部42a(42)が設けられている。
この第一のクリップ部材8aは、その係止部42aを、結合ルーバー材14の上部のバー材12の縁部40にそれぞれ係止させ、同時に前記板状材46を互いに向い合せに配置する。そして、これら板状材46の各保持部52間に受け材6を挟み、この状態で、孔部50にボルトナット等からなる締結具54を取り付けて両板状材46を、前記受け材6に締結し、バー材12とともに結合ルーバー材14を支持させる。
同図(b)に示す第二のクリップ部材8bは、その上部に直角に屈曲形成された掛着片56が形成されている。また、第二のクリップ部材8bの中央部には受け面部58が形成され、下端部の左右部にはそれぞれ外側に突出した係止部42b(42)が設けられている。
この第二のクリップ部材8bは、その両係止部42bを、結合ルーバー材14の上部のバー材12の縁部40にそれぞれ係止させる。そして、第二のクリップ部材8bの掛着片56を屈曲(略90度)して受け材6に掛着させ、受け材6に結合ルーバー材14を支持させる。
次に、天井部4に結合ルーバー材14を取り付ける施工手順について説明する。
先ず、天井躯体から吊り部材18を吊り下げる。各吊り部材18の下部には、ハンガー20がその上下部位に配置されたナット19により上下移動可能に取り付けられている。
吊り部材18は、受け材6を支持できる間隔、かつ受け材6を、所定間隔をおいて平行に並べて配置できる位置に取り付ける。
そして、ハンガー20の受け部21に受け材6を支持させ、受け材6を天井部4に横向き且つ水平に配置する。受け材6は、これと交差(直交)する方向に結合ルーバー材14が取り付けられるよう配置する。
続いて、結合ルーバー材14を取り付ける。天井のルーバー形成に必要な結合ルーバー材14は、予め工場等で準備しておいてもよく、また現場でルーバー材10、バー材12を切断しこれらを止着し、一体化しておいてもよい。結合ルーバー材14は、クリップ部材8を用いて受け材6に取り付ける。
図6に示すように、ここでは先ず、第一のクリップ部材8aを用いた取り付けについて説明する。
結合ルーバー材14は、通常作業者は受け材6の下方で取り付けの作業を行う。このため、受け材6或いは先に取り付けた結合ルーバー材14等の下から、上方の受け材6に対してクリップ部材8の取り付け作業を行う。
最初に、結合ルーバー材14を受け材6の下側に配置し、第一のクリップ部材8aの板状材46の一方について、その両係止部42aを結合ルーバー材14に固定したバー材12の開口部34から内部に差し込み、両係止部42aをそれぞれバー材12の両縁部40に係止させる。第一のクリップ部材8aの板状材46の他方についても、同様にして係止させる。
そして、第一のクリップ部材8aの各板状材46を向い合せにして、それぞれの保持部52で受け材6を挟む状態に配置する。このとき、第一のクリップ部材8aの上部の固定片48が受け材6の上部で向き合い、当接可能な状態となる。そして、両固定片48の孔部50に締結具54としてのボルトの軸部を挿通し、他方から軸部をナットで締め付け、第一のクリップ部材8aを受け材6に取り付ける。これにより、結合ルーバー材14を第一のクリップ部材8aに係止させた状態で、受け材6に支持させる。
なお、第一のクリップ部材8aの固定片48を、締結具54を用いて先に受け材6に緩く取り付けておき、この状態でその係止部42aをそれぞれ結合ルーバー材14のバー材12の縁部40に係止させ、後に固定片48の締結具54を締め付け固定することも可能である。
結合ルーバー材14は、通常、この長尺材の左右の二箇所を第一のクリップ部材8aを用いて受け材6に固定する。このため、結合ルーバー材14の他の箇所についても同様にして受け材6に支持させる。このようにして、結合ルーバー材14を順次受け材6に取り付ける。
次に、図7に示すように、第二のクリップ部材8bを用いた取り付けについて説明する。この場合も、作業者は受け材6の下方で結合ルーバー材14の取り付けの作業を行う。
結合ルーバー材14を受け材6の下側に配置し、第二のクリップ部材8bの両係止部42bを結合ルーバー材14に固定したバー材12の開口部34から内部に差し込み、両係止部42bをそれぞれバー材12の両縁部40に係止させる。
そして、第二のクリップ部材8bの掛着片56を受け材6の上部に配置し、第二のクリップ部材8bの受け面部58で受け材6の側部を保持する状態にして、第二のクリップ部材8bの掛着片56を略90度屈曲して受け材6に掛着させる。こうして、第二のクリップ部材8bを用いて、結合ルーバー材14を受け材6に支持させる。
なお、第二のクリップ部材8bの掛着片56を先に受け材6に緩く取り付けておき、この状態でその係止部42bをそれぞれ結合ルーバー材14におけるバー材12の縁部40に係止させ、後に掛着片56を受け材6に強く掛着して取り付けることも可能である。結合ルーバー材14の他の箇所についても、同様にして受け材6に支持させる。
このようにして、結合ルーバー材14を順次取り付ける。この場合、ここでは受け材6に対する第二のクリップ部材8bの掛着片56の掛着の向きを交互に逆向きに取り付ける。つまり、先に取り付けた第二のクリップ部材8bの掛着片56の向きを、受け材6の基板15から開口部16方向に向けて取り付けた場合、この後(作業者の手前)に取り付ける第二のクリップ部材8bは掛着片56の向きを反転させ、掛着片56を受け材6の開口部16側から基板15方向に向けて配置し、掛着させる。
第二のクリップ部材8bは、掛着片56を一方向から受け材6に掛着させる形態であるため、受け材6に対する取り付け強度が偏る。このため、この強度のバランスをとり全体的に安定した掛着を確保するため、前記交互に第二のクリップ部材8bの向きを変えて取り付けることとした。
さて、第一のクリップ部材8aを用いて結合ルーバー材14を取り付ける場合、結合ルーバー材14は、受け材6の一方側から順に並べて取り付けるが、他方側に壁部60があり、また壁部60の近傍に吊り部材18のハンガー20が受け材6に取り付けられている場合がある。
この場合、最後に取り付ける予定の結合ルーバー材14は、他の結合ルーバー材14がじゃまになって、作業者の手が第一のクリップ部材8aの上部及び受け材6まで届きにくくなり、作業に支障を生じる。
例えば、図1に示すように、最後に取り付ける(右から2番目)結合ルーバー材14については、その左側の結合ルーバー材14、及び右側のハンガー20及び右側の壁部60際の結合ルーバー材14が邪魔になる。このため、当該(最後の)結合ルーバー材14をそのまま取り付けようとした場合、この結合ルーバー材14を連結する第一のクリップ部材8aを受け材6に取り付ける際、締結具54としてのボルトナットの締結が困難となる。
そこで、ここでは前記最後の結合ルーバー材14の取り付けに際しては、第一のクリップ部材8aに替えて第二のクリップ部材8bを使用する。そして、この第二のクリップ部材8bを用い、先ず結合ルーバー材14を前記左側の結合ルーバー材14の取り付け位置寄り(殆ど接触状態で)に取り付ける。この位置であれば、右側のハンガー20、結合ルーバー材14が邪魔にならず、第二のクリップ部材8bを受け材6に掛着させ、結合ルーバー材14を取り付けることができる。
つまり、第二のクリップ部材8bは、その上部に直角に屈曲形成された掛着片56が形成されており、下端部の両係止部42bを、結合ルーバー材14のバー材12の縁部40にそれぞれ係止させた後、掛着片56を屈曲して受け材6に掛着させる形態である。
このため、第二のクリップ部材8bは、これを受け材6に取り付けた後、上部の掛着片56は受け材6に掛着された状態(完全な固定ではない)であるため、そのまま当該掛着片56を受け材6に沿って移動させることが可能である。
そこで、前記第二のクリップ部材8bを、前記前記左側の結合ルーバー材14の取り付け位置寄りに偏移させて取り付けた後、この第二のクリップ部材8bを結合ルーバー材14とともに正規の位置(右側)まで摺動移動させる方法を採用する。これにより、当該結合ルーバー材14を楽に正規の位置に取り付けることが可能となる。
なお、第一のクリップ部材8aの保持部52に、緩く(遊びをもたせて)受け材6を保持させる形態を採用した場合であっても、前記第二のクリップ部材8bと同様に、受け材6に沿って摺動移動が可能となり、前記と同様の作用効果が得られる。
天井のルーバー施工として、天井部4に結合ルーバー材14の形態でルーバー材10を配置することで、天井部のデザイン性、意匠的な美観等を改善し高めることができる。
従って、前記実施の形態に係る天井ルーバー取付け構造によれば、ルーバー材の上部にバー材を結合する構成を採用したことで、全体的にルーバー材が目立つようになって意匠性が高まり、またルーバー材に木目調の塗装を施すことにより天井部の美観にも寄与し、また作業が簡単で施工性に優れ、経済性にも優れるという効果がある。
4 天井部
6 受け材
8 クリップ部材
8a 第一のクリップ部材
8b 第二のクリップ部材
10 ルーバー材
12 バー材
14 結合ルーバー材
18 吊り部材
30 蓋部材
34 開口部
40 縁部
41 止着具
42、42a、42b 係止部
46 板状材
50 孔部
52 保持部
54 締結具
56 掛着片

Claims (8)

  1. 建物の天井部に横向きに配置された長尺状の受け材と、
    この受け材に所定間隔をおいて取り付けられ、下部には係止部が形成されたクリップ部材と、
    長尺状のルーバー材と、
    長尺材からなり、上部には縁部が形成されたバー材と、を有し、
    前記ルーバー材の上部に前記バー材を配置固定し、これらを一体化した結合ルーバー材を形成し、
    前記結合ルーバー材を前記受け材の下側に配置し、前記クリップ部材の係止部を、前記結合ルーバー材の上部に配置された前記バー材の縁部に係止させ、併せて前記クリップ部材の上部を前記受け材に取り付け、前記受け材に前記結合ルーバー材を支持させ、前記天井部に前記ルーバー材を取り付けたことを特徴とする天井ルーバー取付け構造。
  2. 建物の天井躯体から吊り下げられた吊り部材と、
    この吊り部材に横向きに支持された長尺状の受け材と、
    この受け材に所定間隔をおいて取り付けられ、下部の両側にそれぞれ係止部が形成されたクリップ部材と、
    断面矩形状又は断面コの字状の長尺材からなるルーバー材と、
    断面C字状の長尺材からなり、開口部の両側にそれぞれ縁部が形成されたバー材と、を有し、
    前記ルーバー材の上部に、前記バー材をその開口部を上向きにして配置固定し、これらを一体化した結合ルーバー材を形成し、
    前記結合ルーバー材を前記受け材の下側に配置し、前記クリップ部材の両係止部を、前記結合ルーバー材の上部の前記バー材の縁部にそれぞれ係止させ、併せて前記クリップ部材の上部を前記受け材に取り付け、前記受け材に前記結合ルーバー材を支持させ、前記天井部に前記ルーバー材を取り付けたことを特徴とする天井ルーバー取付け構造。
  3. 前記クリップ部材として、二枚の板状材を有し、当該板状材の上部にそれぞれ孔部が設けられ、また中央部に前記受け材を保持可能な保持部が形成され、下端部の左右部にはそれぞれ外側に突出した前記係止部が設けられた第一のクリップ部材を用い、
    前記第一のクリップ部材の両係止部を、前記結合ルーバー材の上部の前記バー材の縁部にそれぞれ係止させ、併せて前記板状材を互いに向い合せに配置して、これら板状材の前記保持部間に前記受け材を挟み、この状態で、前記孔部に締結具を取り付けて両板状材を前記受け材に保持させ、前記第一のクリップ部材を用いて、前記受け材に前記結合ルーバー材を支持させることを特徴とする請求項2記載の天井ルーバー取付け構造。
  4. 前記クリップ部材として、上部には、横向きに屈曲形成された掛着片が形成され、下端部の左右部にはそれぞれ外側に突出した前記係止部が設けられた第二のクリップ部材を用い、
    前記第二のクリップ部材の両係止部を、前記結合ルーバー材の上部の前記バー材の縁部にそれぞれ係止させ、併せて前記掛着片を屈曲して前記受け材に掛着させ、前記第二のクリップ部材を用いて、前記受け材に前記結合ルーバー材を支持させることを特徴とする請求項2記載の天井ルーバー取付け構造。
  5. 請求項3に記載の天井ルーバー取付け構造において、前記第一のクリップ部材を用いて、前記結合ルーバー材を順次前記受け材に並設して取り付ける場合、
    最後に取り付けられる前記結合ルーバー材については、前記第一のクリップ部材に替えて、請求項4に記載の前記第二のクリップ部材を用い、当該結合ルーバー材を、前記受け材の決められた正規の取り付け箇所から右又は左の位置に偏移させて取り付け、取り付けた後に、当該第二のクリップ部材とともに当該結合ルーバー材を前記正規の位置まで、前記受け材に沿って摺動移動させ、前記正規の位置で支持させることを特徴とする天井ルーバー取付け構造。
  6. 請求項4に記載の天井ルーバー取付け構造において、前記第二のクリップ部材を用いて、前記結合ルーバー材を順次前記受け材に並べて取り付ける場合、
    後に取り付けられる前記結合ルーバー材については、前記受け材に対する前記第二のクリップ部材の掛着片の掛着の向きを、先に結合ルーバー材を取り付けた前記第二のクリップ部材の掛着片の向きとは逆向きに反転させ、前記受け材に掛着させ、この状態で前記結合ルーバー材を支持させることを特徴とする天井ルーバー取付け構造。
  7. 前記バー材の下板部と、前記ルーバー材の上面部とを、前記バー材の上から止着具で止着して両者を固定し、前記結合ルーバー材として一体化したことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の天井ルーバー取付け構造。
  8. 前記ルーバー材の両端部を、蓋部材を用いて閉塞したことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の天井ルーバー取付け構造。
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