JPH0690325B2 - カラ−フイルタ - Google Patents

カラ−フイルタ

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JPH0690325B2
JPH0690325B2 JP60095941A JP9594185A JPH0690325B2 JP H0690325 B2 JPH0690325 B2 JP H0690325B2 JP 60095941 A JP60095941 A JP 60095941A JP 9594185 A JP9594185 A JP 9594185A JP H0690325 B2 JPH0690325 B2 JP H0690325B2
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JP
Japan
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polyimide
colored
color filter
film body
color
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JP60095941A
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JPS61254905A (ja
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康男 三浦
叔 平本
敏司 広野
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はカラーフィルタに関するものである。
(従来技術) 従来、カラーフィルタとしてはゼラチンを染色したもの
や、ポリイミドに顔料を分散したものが知られ、カラー
の固体撮像管やカラー液晶テレビに利用されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、かかる従来のカラーフィルタのうち、セ
ラチンを染色したものは耐久性、信頼性に劣るという問
題があり、またポリイミドに顔料を分散したものは光線
透過率が低いという欠点を有していた。
本発明の目的は上記欠点を解消せしめ、耐久性、信頼
性、光線透過率ともに優れるとともに、着色力が大きく
しかも高精度の色パターンを備えたカラーフィルタを提
供せんとするものである。
(問題を解決するための手段) かかる本発明は、基板と、該基板上に形成された着色膜
体と、該着色膜体上に形成された非着色ポリイミドから
な膜体とを備えたカラーフィルタであって、前記着色膜
体は有機顔料含有ポリイミド膜からなり、かつフォトリ
ソグラフィ技術によって形成された複数の色パターンを
備えてなり、しかも上記非着色ポリイミドおよび有機顔
料含有ポリイミドがそれぞれ下記一般式 (ここで、R1は芳香族環または芳香族複素環を含有し、
かつ炭素数6〜30の3価または4価の基であり、R2はシ
ロキサン構造を有する脂肪族性の基1〜5モル%と次式 で示される構造を有するもののうち少なくとも1種とか
ら主としてなる。) で示されるポリマから主としてなることを特徴とするカ
ラーフィルタにより達成される。
本発明における基板とは、透明ガラス、透明プラスチッ
クフィルム、又はこれらの上にSiO2膜やIn2O3等による
透明電極膜を形成したものを言う。
本発明にかかるカラーフィルタは、このような基板上に
有機顔料を分散して着色したポリイミドからなり、かつ
フォトリソグラフィ技術によって形成された複数の色パ
ターンを備えてなる着色膜体と、有機顔料で着色してい
ないポリイミドからなる膜体をこの順に形成せしめたも
のである。
ここでポリイミドとは、一般式 で示されるポリマを主たる構成単位として含有するもの
を言う。
上記一般式中、R1は芳香族環または芳香族複素環を含有
し、かつ炭素数6〜30の3価または4価の基である。
R1のより好ましい具体例としては、 (式中、結合手はポリマ主鎖のカルボニル基との結合を
表わし、COは結合手に対してオルト位に位置するが、こ
の結合手は上記構造式には記載していない。)などが挙
げられるが、これらに限定されない。
またポリイミドは、一般式中のR1がこれらのうちただ1
種から構成されていてもよいし、2種以上から構成され
る共重合体であってもよい。
R1として特に望ましいのは である(ただし、式中の結合手の定義については前述と
同様である)。
上記一般式中、R2はシロキサン構造を有する脂肪族性の
基1〜5モル%と次式 で示される構造を有するもののうち少なくとも1種とか
ら主としてなる。
シロキサン構造を有する脂肪族ジアミンの好ましい具体
例としては、 などが挙げられる。
ジアミノジフェニルスルホン基が99%を越え、シロキサ
ン構造を有する脂肪族性の基が1%未満であると接着性
が低下する。逆にジアミノジフェニルスルホン基が95%
未満でシロキサン構造を有する脂肪族性の基が5%を越
えると耐熱性が低下する。
さらに接着性を向上させるために、カラーフィルタとし
ての性能、耐熱性を著しく損なわない範囲で「SH6020」
(東レシリコーン(株)製)や「KBE−903」(信越シリ
コーン(株)製)のアミノシランを添加することも可能
である。
ポリイミドの具体的な例としては、3,3′,4,4′−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と3,3′(または
4,4′−)ジアミノジフェニルスルホンおよびビス(3
−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、 などから合成されるポリイミド酸を加熱などによりポリ
イミドとしたものが好ましく用いられる。
ポリイミドは、前記一般式で示されるもののみから成る
ものであってもよいし、他の構造単位との共重合体であ
ってもよい。共重合に用いられる構造単位の量は、最終
加熱処理によって得られるポリイミド系ポリマの耐熱性
及び透明性等を著しく損なわない範囲、好ましくは0〜
20モル%で選択するのが望ましい。共重合に用いられる
構造単位の種類としては、ポリエーテルアミド酸、ポリ
エステルアミド酸の構造単位が典型的な例として挙げら
れるが、これらには限定されない。
有機顔料を含有せしめるポリイミドと非着色ポリイミド
は上述した範囲から選択使用されるものであり、両者は
同一でもよく、異なっていてもよい。
本発明において、有機顔料としては、光の三原色である
R(赤)、G(緑)、B(青)いずれかの着色性能を有
し、ポリイミドの溶液に添加し、基板上に塗布、300℃
で10分間熱処理した際、分解、発泡、著しい変色を引き
起こさないような耐熱性にすぐれたものを言う。顔料の
粒径としては1ミクロン以下が好ましい。
有機顔料の例としては、たとえばR(赤)としては、Co
lor Index NO 73905 Pigment Red 209、46500 Pigment
Violet 19で示されるキナクリドン系顔料、G(緑)と
しては、Color Index NO 74160 Pigment Green 36、742
60 Pigment Green 7で示されるフタロシアニングリーン
系顔料、B(青)としては、Color Index NO 74160 Pig
ment Blue 15−3、Color Index NO(74160 Pigmen Blu
e 15−4で示されるフタロシアニンブルー系顔料等が挙
げられる。
有機顔料は、ポリイミド100gに対し、10〜300g、好まし
くは30〜200gの割合で混合するのが望ましい。10g未満
ではカラーフィルタとしての性能が出ず、300gを越えて
添加すると顔料の均一分散が困難となり、膜形成能が損
われる。
以上、基体、顔料含有ポリイミドからなる膜体、非着色
ポリイミドからなる膜体から成る3つの構成要素以外
に、カラーフィルタとしての性能、耐熱性を著しく損な
わない範囲で、In2O3等による透明電極膜、反射防止膜
等を構成要素として加えてもよい。
次に本発明のカラーフィルタの製造方法としては、ガラ
ス等の基板上にR、G、B三色のうち、いずれか一つの
顔料をポリアミド酸溶液中に均一分散したペーストをス
ピナー、ロールコーター等の塗布装置で塗布し、キュア
する。これをポジまたはネガのレジストを使って、フォ
トリソグラフィによりパターン化する。
次に残りの2色の顔料をそれぞれ1色ずつ同様に用いた
カラーペーストを上記と同様に塗布、キュア、パターン
化を行ない、R、G、B三原色のパターンを基板上に形
成する。この上に有機顔料を含まないポリイミド酸溶液
を塗布し、80℃で30分程度熱処理した後、150℃、300℃
で各30分程度熱処理することにより所望のカラーフィル
タを得ることができる。
(発明の効果) 本発明のカラーフィルタは、上述したように、基板上に
設けた着色膜体を有機顔料を分散して着色したポリイミ
ドからなり、かつフォトリソグラフィ技術によって色パ
ターンを形成せしめたもので構成するとともに、この着
色膜体の上に、有機顔料で着色していないポリイミドか
らなる保護膜体を設けるようにしたので、信頼性、耐
久性および光線透過性などが極めて優れている。パタ
ーンニングを高精度で行なうことができる、現像時の
着色剤の離脱がないため着色力が大きく、広い面積にわ
たり均一な着色ができ、小型のみならず大型のカラーフ
ィルタをも容易に得ることができるなど顕著な実用効果
を奏するものである。さらに、本願発明によれば、有機
顔料含有ポリイミド膜からなり、かつフォトリソグラフ
ィ技術によって形成された複数の色パターンを備えてな
る着色膜体の上に着色されていないポリイミドからなる
保護膜体を形成しているため該非着色ポリイミド膜体上
に例えば蒸着方式により透明電極膜を形成する場合にも
下層の各色パターンを確実に保護することができ、高品
位で信頼性および耐久性の優れたカラーフィルタとなす
ことができる。
なお、本発明の効果は次の基準により評価したものであ
る。
(1) 光線禿過率 1.5cm×7cm、厚さ1mmの透明ガラス板上に作成したR、
G、Bそれぞれのカラーフィルタについて、自記分光光
度計(日立製323型)で吸光度を測定し、R、G、B各
ピークの位置での光線透過率を測定した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−36625(JP,A) 特開 昭58−224329(JP,A) 特開 昭59−222819(JP,A) 特開 昭60−78401(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、該基板上に形成された着色膜体
    と、該着色膜体上に形成された非着色ポリイミドからな
    る膜体とを備えたカラーフィルタであって、前記着色膜
    体は有機顔料含有ポリイミド膜からなり、かつフォトリ
    ソグラフィ技術によって形成された複数の色パターンを
    備えてなり、しかも上記非着色ポリイミドおよび有機顔
    料含有ポリイミドがそれぞれ下記一般式 (ここで、R1は芳香族環または芳香族複素環を含有し、
    かつ炭素数6〜30の3価または4価の基であり、R2はシ
    ロキサン構造を有する脂肪族性の基1〜5モル%と次式 で示される構造を有するもののうち少なくとも1種とか
    ら主としてなる。) で示されるポリマから主としてなることを特徴とするカ
    ラーフィルタ。
JP60095941A 1985-05-08 1985-05-08 カラ−フイルタ Expired - Lifetime JPH0690325B2 (ja)

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JPS61254905A JPS61254905A (ja) 1986-11-12
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