JPH043521B2 - - Google Patents

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JPH043521B2
JPH043521B2 JP59038785A JP3878584A JPH043521B2 JP H043521 B2 JPH043521 B2 JP H043521B2 JP 59038785 A JP59038785 A JP 59038785A JP 3878584 A JP3878584 A JP 3878584A JP H043521 B2 JPH043521 B2 JP H043521B2
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JP59038785A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L79/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon only, not provided for in groups C08L61/00 - C08L77/00
    • C08L79/04Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08L79/08Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、カラーフイルタ用の耐熱着色ペース
トに関するものである。
〔従来技術〕 従来、カラーフイルタ用の耐熱着色ペーストと
しては、たとえば特開昭58−46325に示されてい
るように、通常のポリイミドワニスに顔料を添加
したものが知られている。
通常のポリイミドワニスに顔料を添加したカラ
ーフイルタではポリイミドワニス自身が黄色に着
色しているため、赤、緑、青(以下R、G、Bと
略す)の光の三原色特に青(B)においては、色の濁
りが発生し、良好なカラーフイルタが得られなか
つた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上記欠点を解消せしめ、色の濁
りのない良好なカラーフイルタ用の耐熱着色ペー
ストを提供せんとするものである。
〔発明の構成〕
本発明は、上記目的を達成するため、次の構成
を有する。
すなわち、本発明は、極性溶媒から主としてな
る溶剤と、該溶剤に不溶な有機顔料〔〕とポリ
イミド前駆体からなるカラーフイルタ用の耐熱着
色ペーストにおいて、該ポリイミド前駆体が、一
般式 (ここで、R1は99〜95モル%の芳香族炭化水素
環または複素環と1〜5モル%のシロキサン構造
を有する脂肪族性の基とからなり、R2は水素ま
たは炭素数1〜10の炭化水素基である。)を主た
る構成単位として含有するポリマ〔〕で、有機
顔料〔〕がポリマ〔〕100gに対し10〜300g
の割合で混合されてなることを特徴とするカラー
フイルタ用の耐熱着色ペーストである。
本発明における一般式 を主たる構成単位として含有するポリマ〔〕と
は、前記一般式で示される構造を有し、加熱ある
いは適当な触媒によりイミド環や、その他の環状
構造を有するポリマ(以後ポリイミド系ポリマと
称する。)となり得るものである。
上記一般式中、R1は少なくとも2個以上の炭
素原子を有する2価の有機基であるが、ポリイミ
ド系ポリマとした時の耐熱性の面から、ポリマ主
鎖のアミド基との結合が芳香族環あるいは芳香族
複素環から直接行なわれる構造を有するものが好
ましい。したがつてR1としては芳香族環または
芳香族複数環を含有し、かつ炭素数6〜30の2価
の基が好ましい。
R1の好ましい具体的な例としては、 (式中、結合手は主鎖のアミド基との結合表す)
などが挙げられる。また、これらがポリイミド系
ポリマの耐熱性に悪影響を与えない範囲内でアミ
ノ基、アミド基、カルボキシル基、スルホンアミ
ド基などの核置換基を有していても差し支えな
い。これらの核置換基を有するものの内で特に好
ましい例として、 が挙げられる。
ポリマ〔〕は、R1がこれらのうちただ1種
から構成されていてもよいし、2種以上から構成
される共重合体であつてもよい。
さらに、ポリイミド系ポリマの接着性をさらに
向上させるため、耐熱性、透明性等を低下させな
い範囲で、−R1として、シロキサン構造を有する
脂肪族性の基を共重合することも可能である。好
ましい具体例として などが挙げられる。上記脂肪族ジアミンの共重合
量はジアミン成分の1〜5mol%が耐熱性の面か
ら好ましい。
上記一般式中、R2は水素または炭素数1〜10
の置換または無置換の炭化水素基である。R2
好ましい具体例としては、 −CH3、−C2H5、−C3H7、−CH2CH2OCH3、−
CH2CH2OC2H5、−C4H9 などが挙げられる。
ポリマ〔〕の具体的な例としては、 3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカルボン酸
二無水物と4,4′−ジアミノジフエニルエーテ
ル、 3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカルボン酸
二無水物と3,3′−(または4,4′−)ジアミノ
ジフエニルスルホン、 3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカルボン酸
二無水物と4,4′−ジアミノジフエニルエーテル
およびビス(3−アミノプロピル)テトラメチル
ジシロキサン、 3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカルボン酸
二無水物と3,3′−(または4,4′−)ジアシノ
ジフエニルスルホンおよびビス(3−アミノプロ
ピル)テトラメチルジシロキサン、 などから合成されたポリアミド酸が好ましく用い
られる。
ポリマ〔〕は、前記一般式で示されるものの
みからなるものであつてもよいし、他の構造単位
との共重合体であつてもよい。共重合に用いられ
る構造単位の量は最終加熱処理によつて得られる
ポリイミド系ポリマの耐熱性および透明性等を著
しく損なわない範囲、好ましくは0〜20モル%で
選択するのが望ましい。
共重合に用いられる構造単位の種類としては、
ポリエーテルアミド酸、ポリエステルアミド酸の
構造単位が典型的な例として挙げられるが、これ
らには限定されない。
また、ポリマ溶液にするための溶剤としては、
溶解性の面から主として極性溶媒が望ましい。極
性溶媒の例として、ジメチルスルホキシド、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−
メチル2−ピロリドン、ヘキサメチルホスホロア
ミドなどが好ましく用いられる。
有機顔料〔〕とは、光の三原色であるR
(赤)、G(緑)、B(青)いずれかの着色性能を有
し、ポリマ〔〕の溶液に添加し、基板上に塗
布、300℃で10分間熱処理した際、分解、発泡、
著しい変色を引き起こさない、耐熱性にすぐれた
ものを言う。顔料の粒系としては1ミクロン以下
が好ましい。
有機顔料〔〕の例としては、たとえば、R
(赤)としては、Color Index No.73905Pigment
Red209、46500Pigment Violet19で示されるキ
ナクリドン系顔料、G(緑)としては、Color
IndexNo.74160Pigment Green36、74260Pigment
Green7で示されるフタロシアニングリーン系顔
料、B(青)としては、Color Index No.
74160Pigment Blue 15−3、Color Index No.
74160Pigment Blue 15−4で示されるフタロシ
アニンブルー系顔料等が挙げられる。
有機顔料〔〕は、ポリマ〔〕100gに対し、
10〜300g、好ましくは30〜200gの割合で混合さ
れる。10g未満ではカラーフイルタとしての性能
が出ず、300gを越えて添加すると顔料の均一分
散が困難となり、膜形成能が損なわれる。
以上有機顔料〔〕、ポリマ〔〕からなる2
つの構成要素以外に、カラーフイルタとしての性
能、耐熱性を著しく損なわない範囲で、界面活性
剤、流動性改質剤等を少量添加してもよい。
次に本発明のカラーフイルタ用の耐熱着色ペー
ストの製造方法としては、約50℃前後に加熱した
溶媒中に撹拌しながら、たとえば4,4′ジアミノ
ジフエニルエーテル等のポリマを構成するための
一成分を添加溶解し、次に、3,3′,4,4′−ビ
フエニルテトラカルボン酸二無水物等のポリマを
構成するための別の一成分を添加し、ポリアミド
酸を重合する。これに有機顔料〔〕を三本ロー
ルを使用して混練し、所望のカラーフイルタ用の
耐熱着色ペーストを得る。
なお、本発明のカラーフイルタ用着色ペースト
における耐熱性とは、300℃以上、好ましくは300
℃で20分以上の熱処理が可能なことを言う。
〔発明の効果〕
本発明は上述したように、特定の透明性にすぐ
れたポリマ溶液と耐熱性にすぐれた有機顔料を添
加、混合したことにより、次のごときすぐれた効
果を得ることができる。すなわち、最も問題が発
生しやすいB(青)フイルタにおいて、色の濁り
のないフイタが作成できるようになる。
なお、本発明の効果は次の基準により評価した
ものである。
◎色の濁り 作成したカラーフイルタ用着色ペーストを5×
5cm、厚さ1mmの透明ガラス板上に少量滴下し、
スピナー(ミカサ製:1H−DS型)で6000rpm×
1分で塗布、150℃、200℃、300℃、各30分熱処
理したサンプルについて、目視により色の濁りの
有無を調べた。
次に実施例にもとづいて本発明の実施態様を説
明する。
実施例 1 N−メチル−2−ピロリドン(以下NMPと略
す)溶媒818.6gを3ツ口2フラスコに秤取す
る。これに4,4′ジアミノジフエニルエーテル
(以下4,4′−DAEと略す)80gを50℃で溶媒を
撹拌しながら加え、完全に溶解する。4,4′−
DAEが完溶したところで、3,3′,4,4′−ビフ
エニルテトラカルボン酸二無水物(以下BPDA
と略す)115.2gを少しずつ添加し、反応させる。
50℃で4時間反応させる。できたワニスは東京計
器(株)製のE型粘度計で粘度を測定した結果30ポイ
ズ/30℃であつた。このワニス100gを250c.c.ポリ
エチレン製の広口瓶に秤取し、これにフタロシア
ニンブルー粉末20gを添加混合し、三本ロールで
よく混練して、所望のカラーフイルタ用の耐熱着
色ペーストを得た。このワニスをガラス板上にス
ピナーで塗布し、150℃、200℃、300℃、各30分
熱処理し、膜厚1μの試験片をガラス板上に作成
した。このサンプルを目視観察した結果、色の濁
りがなく、鮮明なB(青)フイルタが得られた。
実施例 2 実施例1においてフタロシアニンブルーの代り
にフタロシアニングリーン20g添加して、カラー
フイルタ用の耐熱着色ペーストを作成した。これ
を実施例1と同様に熱処理し、膜厚1μの試験片
を作成した。このサンプルを目視観察した結果、
色の濁りがなく、鮮明なG(緑)フイルタが得ら
れた。
比較例 1 実施例1においてBPDA115.2gの代りにピロ
メリツト酸二無水物85.5gを添加重合し、フタロ
シアニンブルーを20g添加して、所望のカラーフ
イルタ用の耐熱着色ペーストを得た。このワニス
をガラス板上に塗布、熱処理して、膜厚1μの試
験片をガラス板上に作成した。このサンプルを目
視観察した結果、色の濁りがあり、鮮明なB(青)
フイルタが得られなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 極性溶媒から主としてなる溶剤と、該溶剤に
    不溶な有機顔料〔〕とポリイミド前駆体からな
    るカラーフイルタ用の耐熱着色ペーストにおい
    て、該ポリイミド前駆体が、一般式 (ここで、R1は99〜95モル%の芳香族炭化水素
    環または複素環と1〜5モル%のシロキサン構造
    を有する脂肪族性の基とからなり、R2は水素ま
    たは炭素数1〜10の炭化水素基である。)を主た
    る構成単位として含有するポリマ〔〕で、有機
    顔料〔〕がポリマ〔〕100gに対し10〜300g
    の割合で混合されてなることを特徴とするカラー
    フイルタ用の耐熱着色ペースト。
JP3878584A 1984-03-02 1984-03-02 カラ−フイルタ用の耐熱着色ペ−スト Granted JPS60184203A (ja)

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JPS60184203A JPS60184203A (ja) 1985-09-19
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