JPH0688443B2 - 感熱転写型プリンタ - Google Patents
感熱転写型プリンタInfo
- Publication number
- JPH0688443B2 JPH0688443B2 JP59083707A JP8370784A JPH0688443B2 JP H0688443 B2 JPH0688443 B2 JP H0688443B2 JP 59083707 A JP59083707 A JP 59083707A JP 8370784 A JP8370784 A JP 8370784A JP H0688443 B2 JPH0688443 B2 JP H0688443B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- drum
- transfer film
- heat
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J17/00—Mechanisms for manipulating page-width impression-transfer material, e.g. carbon paper
- B41J17/28—Arrangements of guides for the impression-transfer material
Landscapes
- Common Mechanisms (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は感熱転写型プリンタに係り、特に転写フイルム
のしわとスキユーの発生の防止および転写フイルムの着
脱に好適な感熱ヘツドの移動装置を設けた感熱転写型プ
リンタに関するものである。
のしわとスキユーの発生の防止および転写フイルムの着
脱に好適な感熱ヘツドの移動装置を設けた感熱転写型プ
リンタに関するものである。
一般に感熱転写プリンタにおいては、例えば特開昭57−
38172号公報に開示されているように、感熱ヘツドをプ
ラテンローラから浮上させて転写フイルムを充てんし転
写フイルムが無くなるまで感熱ヘツドをプラテンローラ
に押し付ける機構となつていた。このため、転写フイル
ムのスキユーの除去および多湿時に顕著となる放置しわ
の除去が困難になつたり、また転写フイルムの着脱が簡
単に行えないというような欠点があつた。また搬送系内
のローラの傾きや位置を制御することによりスキユー、
しわを除去する例はあるが装置規模が大きくなり、複雑
なメカ構成になるという欠点があつた。
38172号公報に開示されているように、感熱ヘツドをプ
ラテンローラから浮上させて転写フイルムを充てんし転
写フイルムが無くなるまで感熱ヘツドをプラテンローラ
に押し付ける機構となつていた。このため、転写フイル
ムのスキユーの除去および多湿時に顕著となる放置しわ
の除去が困難になつたり、また転写フイルムの着脱が簡
単に行えないというような欠点があつた。また搬送系内
のローラの傾きや位置を制御することによりスキユー、
しわを除去する例はあるが装置規模が大きくなり、複雑
なメカ構成になるという欠点があつた。
本発明の目的は、転写フイルムスキユー、放置しわの発
生を防止するとともに、転写フイルムのプリンタ本体へ
の着脱を容易にすることができる感熱ヘツド支持装置を
特徴とする感熱転写型プリンタを提供することにある。
生を防止するとともに、転写フイルムのプリンタ本体へ
の着脱を容易にすることができる感熱ヘツド支持装置を
特徴とする感熱転写型プリンタを提供することにある。
感熱ヘツドとプラテンローラの間に転写フイルムと記録
紙（被転写紙）を挿入して感熱ヘツドをプラテンローラ
に押し付けたままでプラテンローラを回転すると、転写
フイルムのスキユーはプラテンローラの回転により蓄積
されてジヤムやしわの発生原因になる。そして、ジヤム
はしわが発生するとこれらが除去されないまま搬送され
たり、また頻繁に転写フイルムを着脱する場合の操作が
困難になったりする。
紙（被転写紙）を挿入して感熱ヘツドをプラテンローラ
に押し付けたままでプラテンローラを回転すると、転写
フイルムのスキユーはプラテンローラの回転により蓄積
されてジヤムやしわの発生原因になる。そして、ジヤム
はしわが発生するとこれらが除去されないまま搬送され
たり、また頻繁に転写フイルムを着脱する場合の操作が
困難になったりする。
そこで、本願発明は、熱により転写可能状態になる記録
材料を塗布した転写フイルムを送り出す送出しローラ
と、前記転写フイルムを巻き取る巻取りローラと、前記
ローラ間に配置され、記録紙を巻付けるドラムと、前記
転写フイルムに熱を印加し前記ドラムに巻付けた記録紙
に記録材料を転写させる感熱ヘツドと、記録紙を感熱ヘ
ツドまで搬送し記録終了後搬出する搬送手段と、前記感
熱ヘツドを支持する支持部材と感熱ヘツドを前記転写フ
イルムを介して前記ドラムに接離させるように前記支持
部材を駆動する駆動手段とを有する感熱ヘツド支持装置
と、前記送出しローラに設けられ、前記転写フイルムに
張力を付与する制動力付与機構と、前記巻取りローラに
連結された駆動力付与手段とを備えた感熱転写型プリン
タにおいて、前記駆動手段は前記ドラムの１回転毎に前
記支持部材をこの支持部材に支持される感熱ヘツドが前
記ドラムから離脱するように駆動構成され、前記巻取り
ローラと前記感熱ヘツドとの間に位置し、前記転写フイ
ルムと記録紙を前記ドラムに押圧するローラと、前記ロ
ーラを一端に備え、他端を前記支持部材に回転自在に取
付けた部材と、前記部材と前記支持部材との間に設けら
れ前記感熱ヘツドのドラムからの離脱時にも前記ローラ
が前記転写フイルムと前記記録紙を前記ドラムに押圧す
るように備える引張りばね、前記ローラ、前記制動力付
与機構及び前記駆動力付与手段とからなる張力付与機構
と、を備えた構成とした。
材料を塗布した転写フイルムを送り出す送出しローラ
と、前記転写フイルムを巻き取る巻取りローラと、前記
ローラ間に配置され、記録紙を巻付けるドラムと、前記
転写フイルムに熱を印加し前記ドラムに巻付けた記録紙
に記録材料を転写させる感熱ヘツドと、記録紙を感熱ヘ
ツドまで搬送し記録終了後搬出する搬送手段と、前記感
熱ヘツドを支持する支持部材と感熱ヘツドを前記転写フ
イルムを介して前記ドラムに接離させるように前記支持
部材を駆動する駆動手段とを有する感熱ヘツド支持装置
と、前記送出しローラに設けられ、前記転写フイルムに
張力を付与する制動力付与機構と、前記巻取りローラに
連結された駆動力付与手段とを備えた感熱転写型プリン
タにおいて、前記駆動手段は前記ドラムの１回転毎に前
記支持部材をこの支持部材に支持される感熱ヘツドが前
記ドラムから離脱するように駆動構成され、前記巻取り
ローラと前記感熱ヘツドとの間に位置し、前記転写フイ
ルムと記録紙を前記ドラムに押圧するローラと、前記ロ
ーラを一端に備え、他端を前記支持部材に回転自在に取
付けた部材と、前記部材と前記支持部材との間に設けら
れ前記感熱ヘツドのドラムからの離脱時にも前記ローラ
が前記転写フイルムと前記記録紙を前記ドラムに押圧す
るように備える引張りばね、前記ローラ、前記制動力付
与機構及び前記駆動力付与手段とからなる張力付与機構
と、を備えた構成とした。
このような構成により、記録時には記録紙と転写フイル
ムとを、感熱ヘツド支持部材に引張りばねを介在させて
配置した部材の一端に取に付けたローラと、感熱ヘツド
とによってドラムに押圧し、記録紙への転写を行い、１
色記録終了後には、感熱ヘツドをドラムから離脱させる
とともに、送出しローラ、巻取りローラに備えた制動力
付与機構を作動させて転写フイルムに張力を付与し、転
写フイルムを引っ張ることにより転写フイルムに生じて
いるスキユーやしわを容易に除去することができる。
ムとを、感熱ヘツド支持部材に引張りばねを介在させて
配置した部材の一端に取に付けたローラと、感熱ヘツド
とによってドラムに押圧し、記録紙への転写を行い、１
色記録終了後には、感熱ヘツドをドラムから離脱させる
とともに、送出しローラ、巻取りローラに備えた制動力
付与機構を作動させて転写フイルムに張力を付与し、転
写フイルムを引っ張ることにより転写フイルムに生じて
いるスキユーやしわを容易に除去することができる。
この時、部材に取り付けたローラは感熱ヘツドの離脱に
係らず転写フイルムを介しドラムに押圧しているが、感
熱ヘツド支持部材の離脱に伴って引張りばねは縮むため
ばねによる押圧力は、転写フイルムの張力付与による転
写フイルムのスキユーやしわの除去を容易とする程度に
弱くなっており、さらに部材に取り付けたローラのドラ
ムへの押圧により、転写フイルムのドラムへの巻き付け
を維持し、ドラムに巻き付けた記録紙がその剛性によっ
て浮き上がろうとするのを抑え、記録紙の浮き上がりに
よって生ずる記録位置ずれ、すなわち色ずれを防止する
ことができる。
係らず転写フイルムを介しドラムに押圧しているが、感
熱ヘツド支持部材の離脱に伴って引張りばねは縮むため
ばねによる押圧力は、転写フイルムの張力付与による転
写フイルムのスキユーやしわの除去を容易とする程度に
弱くなっており、さらに部材に取り付けたローラのドラ
ムへの押圧により、転写フイルムのドラムへの巻き付け
を維持し、ドラムに巻き付けた記録紙がその剛性によっ
て浮き上がろうとするのを抑え、記録紙の浮き上がりに
よって生ずる記録位置ずれ、すなわち色ずれを防止する
ことができる。
また、記録終了後には記録紙をドラムに係合するチヤツ
ク部の係合を解除し排出ローラに記録紙を送るが、この
際転写フイルムをドラムに巻き付けているため、記録紙
は転写フイルムにガイドされて容易に排出ローラに到達
し排出される。
ク部の係合を解除し排出ローラに記録紙を送るが、この
際転写フイルムをドラムに巻き付けているため、記録紙
は転写フイルムにガイドされて容易に排出ローラに到達
し排出される。
さらに、張力付与機構の転写フイルムと記録紙をドラム
に押し付ける部材を感熱ヘツド支持部材に連結している
ため、その転写フイルム押し付け部材が転写フイルムか
ら離れるまで感熱ヘツド支持装置の感熱ヘツド支持部材
を離すことにより、転写フイルムへの拘束を排除でき転
写フイルムの送出しローラ、巻取りローラへの着脱が容
易に行える。
に押し付ける部材を感熱ヘツド支持部材に連結している
ため、その転写フイルム押し付け部材が転写フイルムか
ら離れるまで感熱ヘツド支持装置の感熱ヘツド支持部材
を離すことにより、転写フイルムへの拘束を排除でき転
写フイルムの送出しローラ、巻取りローラへの着脱が容
易に行える。
以下、本発明の感熱転写型プリンタの一実施例を第１図
〜第３図により説明する。
〜第３図により説明する。
第１図は本発明のプリンタの一実施例としてフルカラー
プリンタの概略側面図を示すものである。
プリンタの概略側面図を示すものである。
カセツト１に収納された記録紙２は、分離ローラ３によ
つて分離された給紙ローラ４に搬送される。給紙ローラ
４に搬送された後、記録紙２は、先端がチヤツク部５に
チヤツクされてドラム６上に巻かれる。感熱ヘツド支持
装置７を構成する感熱ヘツド支持部材８は、その一端側
がピン９に上下に揺動可能に支持されており、その他端
側が感熱ヘツド10を支持している。またこの感熱ヘツド
支持部材８の一端側には駆動源例えばステツプモータ11
が連結されている。また、この感熱ヘツド支持部材８に
は、アーム12が回動自在に設けられ、このアーム12の先
端側には剥離ローラ13が設けられている。
つて分離された給紙ローラ４に搬送される。給紙ローラ
４に搬送された後、記録紙２は、先端がチヤツク部５に
チヤツクされてドラム６上に巻かれる。感熱ヘツド支持
装置７を構成する感熱ヘツド支持部材８は、その一端側
がピン９に上下に揺動可能に支持されており、その他端
側が感熱ヘツド10を支持している。またこの感熱ヘツド
支持部材８の一端側には駆動源例えばステツプモータ11
が連結されている。また、この感熱ヘツド支持部材８に
は、アーム12が回動自在に設けられ、このアーム12の先
端側には剥離ローラ13が設けられている。
この剥離ローラ13は、アーム12と感熱ヘツド支持部材８
の間に設けられた引張りばね14の作用により、常時下方
に押付力が作用している。
の間に設けられた引張りばね14の作用により、常時下方
に押付力が作用している。
前述の感熱ヘツド支持装置７は、ステツプモータ11の駆
動により上，下方向に揺動する。感熱ヘツド支持装置７
を、剥離ローラ13が転写フイルムから離れる位置までス
テツプモータ11を駆動させて離すことにより、転写フイ
ルムの拘束が除去され転写フイルムの送出しローラ及び
巻取りローラへの着脱が容易に行える。また、前述のド
ラム６に巻付けられた記録紙２と感熱ヘツド10の位置関
係は、ドラム６が１回転後再び同じ位置関係になるよう
に予め調整されている。本実施例では、記録紙２の記録
開始位置が感熱ヘツドの接触部に位置するように調整さ
れている。
動により上，下方向に揺動する。感熱ヘツド支持装置７
を、剥離ローラ13が転写フイルムから離れる位置までス
テツプモータ11を駆動させて離すことにより、転写フイ
ルムの拘束が除去され転写フイルムの送出しローラ及び
巻取りローラへの着脱が容易に行える。また、前述のド
ラム６に巻付けられた記録紙２と感熱ヘツド10の位置関
係は、ドラム６が１回転後再び同じ位置関係になるよう
に予め調整されている。本実施例では、記録紙２の記録
開始位置が感熱ヘツドの接触部に位置するように調整さ
れている。
転写フイルム15は、表面に熱により転写可能な顔料や染
料等の記録材料が塗布されている。カラープリンタの場
合、この転写フイルム15は、イエロー，マゼンタ，シア
ン，ブラツクの各色が面順次に配設されたものを用い
る。そして、この転写フイルム15は、感熱ヘツド10とド
ラム６の間において記録紙２が感熱ヘツド10との間に記
録時、重ねられた状態で位置するように送出しローラ16
と巻取りローラ17の間に配設されている。
料等の記録材料が塗布されている。カラープリンタの場
合、この転写フイルム15は、イエロー，マゼンタ，シア
ン，ブラツクの各色が面順次に配設されたものを用い
る。そして、この転写フイルム15は、感熱ヘツド10とド
ラム６の間において記録紙２が感熱ヘツド10との間に記
録時、重ねられた状態で位置するように送出しローラ16
と巻取りローラ17の間に配設されている。
前述の感熱ヘツド10に記録信号が送信されると、この感
熱ヘツド10から転写フイルム15に熱が加えられ、転写フ
イルム15上の記録材料が転写可能な状態になり、記録紙
２上に転写される。カラープリンタの場合、ドラム１が
１回転する間にイエロー，マゼンタ，シアン，ブラツク
のいずれかの色の記録が行われる。そしてドラム６を適
宜回転することにより各色が重ね合された状態で記録さ
れる。
熱ヘツド10から転写フイルム15に熱が加えられ、転写フ
イルム15上の記録材料が転写可能な状態になり、記録紙
２上に転写される。カラープリンタの場合、ドラム１が
１回転する間にイエロー，マゼンタ，シアン，ブラツク
のいずれかの色の記録が行われる。そしてドラム６を適
宜回転することにより各色が重ね合された状態で記録さ
れる。
一色記録後、ステツプモータ11の駆動により感熱ヘツド
10がドラム６から離脱し、また、送出しローラ16と巻取
りローラ17の間で、転写フイルム15に張力が加えられ、
転写フイルム15のしわ、スキユーの矯正が行われる。転
写フイルム15への張力付与機構は、送出しローラ16に連
結された制動力を作動させる電磁ブレーキ18と巻取りロ
ーラ17に連結されたトルクモータ19と、前述のアーム12
の先端側に設けられた剥離ローラ13と、剥離ローラ13を
ドラムに押圧させる引張りばね14によって構成されてい
る。上述したように、剥離ローラ13は引張りばね14によ
って常時下方に押付力を作用しており、一色記録毎の感
熱ヘツド10のドラム６からの離脱の有無にかかわらず押
し付けられているが、引張りばね14のドラムへの押付力
は感熱ヘツドの離脱によって弱くなっているため、転写
フイルム15への張力付与が効率よく行え、スキユーの蓄
積の除去と、しわの発生原因となる転写フイルム15の波
打ち状の変形を解除する。その後トルクモータ19と電磁
ブレーキ18を制御することにより転写フイルム15を張力
を付与した状態で搬送し、次の色の頭出しが行われる。
10がドラム６から離脱し、また、送出しローラ16と巻取
りローラ17の間で、転写フイルム15に張力が加えられ、
転写フイルム15のしわ、スキユーの矯正が行われる。転
写フイルム15への張力付与機構は、送出しローラ16に連
結された制動力を作動させる電磁ブレーキ18と巻取りロ
ーラ17に連結されたトルクモータ19と、前述のアーム12
の先端側に設けられた剥離ローラ13と、剥離ローラ13を
ドラムに押圧させる引張りばね14によって構成されてい
る。上述したように、剥離ローラ13は引張りばね14によ
って常時下方に押付力を作用しており、一色記録毎の感
熱ヘツド10のドラム６からの離脱の有無にかかわらず押
し付けられているが、引張りばね14のドラムへの押付力
は感熱ヘツドの離脱によって弱くなっているため、転写
フイルム15への張力付与が効率よく行え、スキユーの蓄
積の除去と、しわの発生原因となる転写フイルム15の波
打ち状の変形を解除する。その後トルクモータ19と電磁
ブレーキ18を制御することにより転写フイルム15を張力
を付与した状態で搬送し、次の色の頭出しが行われる。
転写フイルム15の矯正が完了した後、ドラム６は再度記
録開始位置まで回転する。次にステツプモータ11が駆動
して感熱ヘツド支持部材８を揺動し、感熱ヘツド10を、
転写フイルム15と記録紙２を介在した状態でドラム６に
押付ける。
録開始位置まで回転する。次にステツプモータ11が駆動
して感熱ヘツド支持部材８を揺動し、感熱ヘツド10を、
転写フイルム15と記録紙２を介在した状態でドラム６に
押付ける。
以上の工程の反復によりフルカラー記録が行なわれる。
記録が終了したら、チヤツク部５に係合されドラム６に
巻付けられた記録紙２は、チヤツク部５との係合が解除
され、ドラムに巻き付いている転写フイルムにガイドさ
れ排出ローラ20,ガイド21を介して装置外に排出され
る。第２図は感熱ヘツド支持部材の要部を拡大して示す
もので、第１図と同一符号のものは同一部分を示す。
記録が終了したら、チヤツク部５に係合されドラム６に
巻付けられた記録紙２は、チヤツク部５との係合が解除
され、ドラムに巻き付いている転写フイルムにガイドさ
れ排出ローラ20,ガイド21を介して装置外に排出され
る。第２図は感熱ヘツド支持部材の要部を拡大して示す
もので、第１図と同一符号のものは同一部分を示す。
感熱ヘツド10がドラム６から離れた後、巻取りローラ17
により転写フイルム15に張力が加えられて転写部におけ
る転写フイルム15のスキユーが補正され、しわの発生も
防止される。ドラム６が記録開始位置まで回転すると、
感熱ヘツド10は下降しドラム６を押圧する。
により転写フイルム15に張力が加えられて転写部におけ
る転写フイルム15のスキユーが補正され、しわの発生も
防止される。ドラム６が記録開始位置まで回転すると、
感熱ヘツド10は下降しドラム６を押圧する。
第３図は、転写フイルム15に巻取りローラ17と転写フイ
ルム15の送出しローラ16の間に張力が加えられ、転写部
分の転写フイルム15の矢印方向へのスキユー22としわ23
の発生が除去される様子を概略示したものである。
ルム15の送出しローラ16の間に張力が加えられ、転写部
分の転写フイルム15の矢印方向へのスキユー22としわ23
の発生が除去される様子を概略示したものである。
転写部分で転写フイルム15にスキユー22が発生した場
合、巻取りローラ17により転写フイルム15に張力が加え
られるとスキユー22は矯正される。一方、しわ23の発生
原因となる転写フイルム15の波打ち状の変形も解放され
る。
合、巻取りローラ17により転写フイルム15に張力が加え
られるとスキユー22は矯正される。一方、しわ23の発生
原因となる転写フイルム15の波打ち状の変形も解放され
る。
ドラム６と感熱ヘツド10と巻取りローラ17と送出しロー
ラ16の取付け寸法公差および各ローラの形状精度に基づ
いて発生する転写フイルム15のスキユー22は、感熱ヘツ
ド10とドラム６が接触していると蓄積していく性質があ
る。転写紙搬送系に作用させている張力の効果だけでこ
のスキユー22の蓄積をくい止めることができなくなれ
ば、転写フイルム15にしわが発生し、次いで搬送が不可
能にある。搬送が不可能にならないまでも、転写フイル
ム15のしわにより、画像に白抜けが発生し、価値の無い
記録になる。これはプリンタの基本的機能をまつたく満
たすに至らないのである。
ラ16の取付け寸法公差および各ローラの形状精度に基づ
いて発生する転写フイルム15のスキユー22は、感熱ヘツ
ド10とドラム６が接触していると蓄積していく性質があ
る。転写紙搬送系に作用させている張力の効果だけでこ
のスキユー22の蓄積をくい止めることができなくなれ
ば、転写フイルム15にしわが発生し、次いで搬送が不可
能にある。搬送が不可能にならないまでも、転写フイル
ム15のしわにより、画像に白抜けが発生し、価値の無い
記録になる。これはプリンタの基本的機能をまつたく満
たすに至らないのである。
そこで、本発明によれば、転写フイルムの搬送系の寸法
公差によつて発生するスキユー22は、蓄積して除去でき
なくなる前に、感熱ヘツド10をドラム６から浮上させ、
微小なスキユー量のうちに除去するのである。またドラ
ム６と転写フイルム15の送出しローラ16の間に発生する
転写フイルム15の波打ち状のしわ23についても、感熱ヘ
ツド10をドラム６から浮上させることにより除去できる
のである。
公差によつて発生するスキユー22は、蓄積して除去でき
なくなる前に、感熱ヘツド10をドラム６から浮上させ、
微小なスキユー量のうちに除去するのである。またドラ
ム６と転写フイルム15の送出しローラ16の間に発生する
転写フイルム15の波打ち状のしわ23についても、感熱ヘ
ツド10をドラム６から浮上させることにより除去できる
のである。
以上説明したように、本発明によれば、転写フイルムの
しわとスキユーの発生を防止し、転写フイルムの着脱を
容易に行うことができる。
しわとスキユーの発生を防止し、転写フイルムの着脱を
容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の感熱転写型プリンタの一実施例の概略
側面図、第２図は第１図における感熱ヘツド支持装置の
概略図、第３図は第１図のプリンタにおけるスキユーと
しわの発生が除去されるところの説明図である。 １……カセツト、２……記録紙、５……チヤツク部、６
……ドラム、７……感熱ヘツド支持装置、８……感熱ヘ
ツド支持部材、９……ピン、10……感熱ヘツド、11……
ステツプモータ、12……アーム、13……剥離ローラ、14
……ばね、15……転写フイルム、16……送出しローラ、
17……巻取りローラ、18……電磁ブレーキ、19……トル
クモータ、22……スキユー、23……しわ。
側面図、第２図は第１図における感熱ヘツド支持装置の
概略図、第３図は第１図のプリンタにおけるスキユーと
しわの発生が除去されるところの説明図である。 １……カセツト、２……記録紙、５……チヤツク部、６
……ドラム、７……感熱ヘツド支持装置、８……感熱ヘ
ツド支持部材、９……ピン、10……感熱ヘツド、11……
ステツプモータ、12……アーム、13……剥離ローラ、14
……ばね、15……転写フイルム、16……送出しローラ、
17……巻取りローラ、18……電磁ブレーキ、19……トル
クモータ、22……スキユー、23……しわ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ４１Ｊ 17/30 Ａ 9211−2Ｃ 33/52 9012−2Ｃ (72)発明者 吉田 雅志 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所東海工場内 (56)参考文献 特開 昭59−55778（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−211466（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−142888（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−48844（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】熱により転写可能状態になる記録材料を塗
布した転写フイルムを送り出す送出しローラと、前記転
写フイルムを巻き取る巻取りローラと、前記ローラ間に
配置され、記録紙を巻付けるドラムと、前記転写フイル
ムに熱を印加し前記ドラムに巻付けた記録紙に記録材料
を転写させる感熱ヘツドと、記録紙を感熱ヘツドまで搬
送し記録終了後搬出する搬送手段と、前記感熱ヘツドを
支持する支持部材と感熱ヘツドを前記転写フイルムを介
して前記ドラムに接離させるように前記支持部材を駆動
する駆動手段とを有する感熱ヘツド支持装置と、前記送
出しローラに設けられ、前記転写フイルムに張力を付与
する制動力付与機構と、前記巻取りローラに連結された
駆動力付与手段とを備えた感熱転写型プリンタにおい
て、前記駆動手段は前記ドラムの１回転毎に前記支持部
材をこの支持部材に支持される感熱ヘツドが前記ドラム
から離脱するように駆動構成され、前記巻取りローラと
前記感熱ヘツドとの間に位置し、前記転写フイルムと記
録紙を前記ドラムに押圧するローラと、前記ローラを一
端に備え、他端を前記支持部材に回転自在に取付けた部
材と、前記部材と前記支持部材との間に設けられ前記感
熱ヘツドのドラムからの離脱時にも前記ローラが前記転
写フイルムと前記記録紙を前記ドラムに押圧するように
備える引張りばね、前記ローラ、前記制動力付与機構及
び前記駆動力付与手段とからなる張力付与機構と、を備
えたことを特徴とする感熱転写型プリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59083707A JPH0688443B2 (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 感熱転写型プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59083707A JPH0688443B2 (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 感熱転写型プリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60228178A JPS60228178A (ja) | 1985-11-13 |
| JPH0688443B2 true JPH0688443B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=13809965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59083707A Expired - Lifetime JPH0688443B2 (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 感熱転写型プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0688443B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101987971B1 (ko) * | 2018-01-02 | 2019-06-11 | 한국생명공학연구원 | 방향족 케톤계 화합물, 이를 포함하는 삼차고 추출물 또는 이의 분획물을 포함하는 관절염의 예방 또는 치료용 조성물 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2516907B2 (ja) * | 1985-10-08 | 1996-07-24 | キヤノン株式会社 | シリアル型熱転写記録装置 |
| JPS63161850U (ja) * | 1987-04-11 | 1988-10-21 | ||
| JPH0162059U (ja) * | 1987-10-14 | 1989-04-20 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58211466A (ja) * | 1982-06-03 | 1983-12-08 | Ricoh Co Ltd | 熱転写記録装置 |
| JPS5955778A (ja) * | 1982-09-25 | 1984-03-30 | Ricoh Co Ltd | 記録装置 |
-
1984
- 1984-04-27 JP JP59083707A patent/JPH0688443B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101987971B1 (ko) * | 2018-01-02 | 2019-06-11 | 한국생명공학연구원 | 방향족 케톤계 화합물, 이를 포함하는 삼차고 추출물 또는 이의 분획물을 포함하는 관절염의 예방 또는 치료용 조성물 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60228178A (ja) | 1985-11-13 |
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