JPH0687615U - 共鳴型消音器 - Google Patents

共鳴型消音器

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JPH0687615U
JPH0687615U JP3036593U JP3036593U JPH0687615U JP H0687615 U JPH0687615 U JP H0687615U JP 3036593 U JP3036593 U JP 3036593U JP 3036593 U JP3036593 U JP 3036593U JP H0687615 U JPH0687615 U JP H0687615U
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JP
Japan
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pipe
resonator
muffler
muffler pipe
resonator pipe
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Application number
JP3036593U
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English (en)
Inventor
信泰 横田
Original Assignee
カルソニック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、自動車の排気系に装着される共鳴
型消音器に関し、詳しくは、マフラーパイプとレゾネー
タパイプの一体化構造に関し、マフラーパイプに平面部
を形成することなく、且つ、レゾネータパイプを単純な
形状に構成して異音の発生を防止することを目的とす
る。 【構成】 マフラーパイプ2を素材として該マフラーパ
イプ2の外方に所定の寸法だけ突出して成形されたバー
リング孔を、前記レゾネータパイプ21の一部または全
部として構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の排気系に装着される共鳴型消音器に関し、詳しくは、マフ ラーパイプとレゾネータパイプの一体化構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、例えば、プリマフラとして使用される共鳴型消音器1では 、マフラーパイプ2にレゾネータパイプ3が設けられている。
【0003】 マフラーパイプ2とレゾネータパイプ3の固定は、溶接によりなされるが、図 5は、マフラーパイプとレゾネータパイプの一体化構造の一例を示す。図におい て、マフラーパイプ2に取付孔2Aが形成され、この取付孔2Aにレゾネータパ イプ3の端部3Aが嵌合して取り付けられ、レゾネータパイプ3の端部3Aの外 周面3Bと、マフラーパイプ2の取付孔2Aの周辺部を溶接で結合することによ り、レゾネータパイプ3がマフラーパイプ2に固着されている。
【0004】 また、図6は、マフラーパイプ4にレゾネータパイプ5が斜めに取り付けられ た例を示す。図において、マフラーパイプ4に取付孔4Aが形成され、この取付 孔4Aにレゾネータパイプ5の端部5Aが嵌合して取り付けられ、レゾネータパ イプ5の端部5Aの外周面5Bと、マフラーパイプ4の取付孔4Aの周辺部を溶 接で結合することにより、レゾネータパイプ5がマフラーパイプ4に固着されて いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図5,図6に示すレゾネータパイプ3,5のマフラーパイプ2,4 に対する取付構造では、マフラーパイプ2,4を気流として流れる排気ガスが、 レゾネータパイプ3,5のエッジ状になっている端面3C,5C,5Dに衝突し 、いわゆる鳴き音が発生することが実験により確められている。
【0006】 そこで、実開平4−1615号公報に示すように、レゾネータパイプに平面部 を形成し、このレゾネータパイプの平面部に斜めの切り口を有するレゾネータパ イプを突き合わせ溶接する構造が考えられるが、突き合わせ加工になっているの で溶接接合が困難となる問題がある。また、図7はこの種のレゾネータパイプの 取付構造の1例を示す。図において、円筒状のマフラーパイプ6の所定位置を潰 して平面部7が形成され、この平面部7に貫通孔7Aが穿設されている。この平 面部7にレゾネータパイプ8が嵌合して取り付けられている。排気ガスは、矢印 で示すように、マフラーパイプ6と平面部7の段差9によって、気流れの向きが 変えられる。従って、排気ガスは、レゾネータパイプ8のエッジ状となっている 端面8Cに衝突せず、鳴き音の発生が防止されている。ところが、マフラーパイ プ6を潰して平面部7を成形する工程が必要になり、そのため、複雑な潰し型を 必要とし、型費用が高価になるという問題がある。
【0007】 なお、上記レゾネータパイプ3,5,8の端部3A,5A,8A等をR形状に すれば(例えば実開平1−145923号公報にも示されている)、それらの端 面3C,5C,8Cとマフラーパイプ2,4,6は滑らかに接合され、音的には 良くなるものの、レゾネータパイプ3,5,8の成形が面倒で、依然として接合 のための溶接作業を省力することができないという問題がある。
【0008】 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、マフ ラーパイプに平面部を形成することなく、且つ、レゾネータパイプを単純な形状 に構成して異音の発生を防止できる共鳴型消音器を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、マフラーパイプにレゾネータパイプを設けてなる共鳴型消音器にお いて、マフラーパイプを素材として該マフラーパイプの外方に所定の寸法だけ突 出して成形されたバーリング孔を、前記レゾネータパイプの一部または全部とし て構成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案において、マフラーパイプを素材として該マフラーパイプの外方に所定 の寸法だけ突出して成形されたバーリング孔を、前記レゾネータパイプの一部ま たは全部として構成したので、レゾネータパイプのマフラーパイプに対する取付 部がバーリング孔の曲り部に相当し、該取付部は、従来の如きいわゆるエッジ状 に形成されておらず、曲面となっている。
【0011】 従って、マフラーパイプ内を流れる排気ガスは、レゾネータパイプの取付部で 音的に影響を受け難くなっている。
【0012】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。 図1は本考案の第1実施例に係わる共鳴型消音器の要部縦断面図を示す。共鳴 型消音器の全体構造は従来と同様で図4に示される。
【0013】 図1,図4において、プリマフラとして使用される共鳴型消音器1では、マフ ラーパイプ2にレゾネータパイプ21が設けられている。 マフラーパイプ2を素材として該マフラーパイプ2の外方に所定の寸法だけ突 出して成形されたバーリング孔が、前記レゾネータパイプ21の全部として構成 されている。レゾネータパイプ21の断面は円形状となっている。マフラーパイ プ2の軸線とレゾネータパイプ21の軸線は直角になっている。レゾネータパイ プ21の長さの限界は、レゾネータパイプ21の開口面積と材料の伸び限界より 決定される。
【0014】 上記のバーリング孔からなるレゾネータパイプ21は、マフラーパイプ2内に 挿入された金型のポンチで、マフラーパイプ2を打ち抜くことにより成形される 。
【0015】 しかして、本実施例においては、マフラーパイプ2を素材として該マフラーパ イプ2の外方に所定の寸法だけ突出して成形されたバーリング孔を、前記レゾネ ータパイプ21の全部として構成したので、レゾネータパイプ21のマフラーパ イプ2に対する取付部がバーリング孔の曲り部21Aに相当し、該取付部は、従 来の如きいわゆるエッジ状に形成されておらず、曲面となっている。
【0016】 従って、排気ガスは、マフラーパイプ2内を流れるとき、レゾネータパイプ2 1の取付部で音的に影響を受け難く、異音の発生を少なくできる効果を奏するこ とが実験により確認されている。
【0017】 また、マフラーパイプ2自体を加工してレゾネータパイプ21の全部を形成し ているので、従来例のようにマフラーパイプ2に平面部を形成する必要がなく、 レゾネータパイプ21自体の加工を不要にし、接合のための溶接作業を省力する ことができ、また、従来例の異音の発生を防ぐレゾネータパイプの付け根部分の R形状の如き形状にする必要がなくなってレゾネータパイプ21を単純な形状に 構成して異音の発生を少なくできる。
【0018】 なお、本実施例においては、レゾネータパイプ21の断面は円形状となってい るが、かかる形状に限定されることなく、例えば楕円形状でも良い。 図2は本考案の第2実施例に係わる共鳴型消音器の要部縦断面図を示す。共鳴 型消音器の構造は従来と同様で図4に示される。
【0019】 図2,図4において、共鳴型消音器1では、マフラーパイプ2にレゾネータパ イプ31が設けられている。 マフラーパイプ2を素材として該マフラーパイプ2の外方に所定の寸法だけ突 出して成形されたバーリング孔が、前記レゾネータパイプ31の全部として構成 されている。マフラーパイプ2の軸線とレゾネータパイプ31の軸線は傾斜して いる。
【0020】 第2実施例によれば、第1実施例と同様の作用,効果を奏する。 図3は本考案の第3実施例に係わる共鳴型消音器の要部縦断面図を示す。共鳴 型消音器の構造は従来と同様で図4に示される。
【0021】 図3,図4において、共鳴型消音器1では、マフラーパイプ2にレゾネータパ イプ41が設けられている。 マフラーパイプ2を素材として該マフラーパイプ2の外方に所定の寸法だけ突 出してバーリング孔42が成形され、バーリング孔42の外周に短管43が嵌合 して外挿され、この短管43の外周面がバーリング孔42の外周部に溶接で固着 されている。即ち、バーリング孔42が、前記レゾネータパイプ41の一部とし て構成されている。
【0022】 第2実施例によれば、第1実施例と同様の作用,効果を奏する。 また、かかる構成によれば、短管43の長さを任意に選定することにより、レ ゾネータパイプ41の長さを任意に調整することができ、例えば、車型に応じて 低減すべき排気騒音の共鳴周波数を選択できる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、レゾネータパイプのマフラーパイプに 対する取付部がバーリング孔の曲り部に相当し、該取付部は、従来の如きいわゆ るエッジ状に形成されておらず、曲面となっている。
【0024】 従って、マフラーパイプ内を流れる排気ガスは、レゾネータパイプの取付部で 音的に影響を受けず、異音の発生を少なくできる効果を奏する。 また、マフラーパイプ自体を加工してレゾネータパイプの一部または全部を形 成しているので、レゾネータパイプだけの特別な加工がなく、従来例のようにマ フラーパイプに平面部を形成する必要がなく、レゾネータパイプも単純な形状に 構成して異音の発生を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係わる共鳴型消音器の要
部縦断面図である。
【図2】本考案の第2実施例に係わる共鳴型消音器の要
部縦断面図である。
【図3】本考案の第3実施例に係わる共鳴型消音器の要
部縦断面図である。
【図4】従来における共鳴型消音器の断面図である。
【図5】従来の共鳴型消音器のレゾネータパイプの第1
の例を示す要部縦断面図である。
【図6】従来の共鳴型消音器のレゾネータパイプの第2
の例を示す要部縦断面図である。
【図7】従来の共鳴型消音器のレゾネータパイプの第2
の例を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 共鳴型消音器 2 マフラーパイプ 21 レゾネータパイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マフラーパイプ(2)にレゾネータパイ
    プ(21)を設けてなる共鳴型消音器において、 マフラーパイプ(2)を素材として該マフラーパイプ
    (2)の外方に所定の寸法だけ突出して成形されたバー
    リング孔を、前記レゾネータパイプ(21)の一部また
    は全部として構成したことを特徴とする共鳴型消音器。
JP3036593U 1993-06-07 1993-06-07 共鳴型消音器 Pending JPH0687615U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3036593U JPH0687615U (ja) 1993-06-07 1993-06-07 共鳴型消音器

Applications Claiming Priority (1)

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JP3036593U JPH0687615U (ja) 1993-06-07 1993-06-07 共鳴型消音器

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Publication Number Publication Date
JPH0687615U true JPH0687615U (ja) 1994-12-22

Family

ID=12301846

Family Applications (1)

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JP3036593U Pending JPH0687615U (ja) 1993-06-07 1993-06-07 共鳴型消音器

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JP (1) JPH0687615U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20060110744A (ko) * 2005-04-19 2006-10-25 유나이티드 테크놀로지스 코포레이션 음향 댐퍼
KR20150114164A (ko) * 2014-04-01 2015-10-12 (주)엔하이코리아 복합 절단장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20060110744A (ko) * 2005-04-19 2006-10-25 유나이티드 테크놀로지스 코포레이션 음향 댐퍼
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