JP3250370B2 - 自動車の排気系の構造。 - Google Patents

自動車の排気系の構造。

Info

Publication number
JP3250370B2
JP3250370B2 JP08534994A JP8534994A JP3250370B2 JP 3250370 B2 JP3250370 B2 JP 3250370B2 JP 08534994 A JP08534994 A JP 08534994A JP 8534994 A JP8534994 A JP 8534994A JP 3250370 B2 JP3250370 B2 JP 3250370B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inlet pipe
pipe
exhaust system
condensed water
baffle plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08534994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07269336A (ja
Inventor
茂 青山
啓之 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP08534994A priority Critical patent/JP3250370B2/ja
Publication of JPH07269336A publication Critical patent/JPH07269336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3250370B2 publication Critical patent/JP3250370B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関、特に自動車
の排気ガスを大気中に放出するための排気系の内、消音
室内のパイプの位置決めするための自動車の排気系構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンの排気ガスは、一般的
に前部のエンジンから後部に向けて排気管を通して放出
されるが、図6に示されるように、その際に排気管のフ
ロントパイプ1、触媒コンバ−タ2、センタ−パイプ
3、消音室4、テ−ルパイプ5等を通過する過程で、排
気ガスが冷却されるので凝縮水を生じる。
【0003】この凝縮水は、排気管内を流れ、その量が
多くなったりすると、排気ガスの排出を阻害し、ひいて
は排圧の上昇から内燃機関の出力低下、消音器の効果が
低下したり、冬期には停車後に凝縮水の凍結を生じる等
の弊害があった。
【0004】凝縮水の滞留は、排気系の最後の方、例え
ば消音室近くで多くなる。消音室4は、例えば図7に示
すようにインレットパイプ41とアウトレットパイプ4
2がバッフルプレ−ト43を介して接続されているが、
消音室4がセンタ−パイプ3に対して傾けられて、かつ
インレットパイプ41が下部に設置されたとき、冬期に
消音室の内部に凝縮水Wが滞留して凍結すると、始動時
に障害を生じることがある。また、図7で示すように、
凝縮水Wが消音室4からセンタ−パイプ3内に逆流して
滞留し、冬期に凍結した場合にも同様な不都合があっ
た。
【0005】この凝縮水Wがセンタ−パイプ3に滞留す
る排気系の構造的な原因の一つとして、インレットパイ
プの構造がある。図8に示すように、インレットパイプ
41は鉄板にパンチング穴45を設けたものを、板金に
より円筒状に丸めて作られているが、その接合部(合わ
せ部)は製造コストの関係から部分的な溶接部Mで構成
されている。そのため、合わせ部が下向きになると、エ
ンジン始動後、時間の経過とともに消音室4に滞留した
凝縮水が下向きの部分を通じてセンタ−パイプ3の方向
に逆流し、センタ−パイプ3内に滞留する原因にもなっ
ていた。
【0006】一般に排気系における凝縮水の排除のため
に、デュアル型の排気消音装置においては、長いテ−ル
パイプの消音器内の開口部を、短いテ−ルパイプの消音
器の開口部よりも高い位置になるように構成し、長いテ
−ルパイプに設けた開口部から短いテ−ルパイプヘ凝縮
水が流れるようにして、長いテ−ルパイプ内に流入する
凝縮水を低減する構造が採用されている(実公平3−6
808号公報)。また、水抜きパイプを設ける代わり
に、マフラ−の下部に主排気パイプを、また、上部に副
排気パイプを設け、主排気パイプの径を副排気パイプの
径よりも大きく設定するものがある(実公平2−182
78号公報)。
【0007】また、マフラ−において、排気管の回りに
周方向に所定の間隔をおいて互いに係合する複数の突起
部を一体に形成し、バ−リング加工された隔板に該排気
管を固定するものがある(実公昭62−1385号公
報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これら先行技術に示さ
れる排気ガスの凝縮水の処理は、構造的に解決しようと
するものであるが、その構造はやや複雑であった。ま
た、インレットパイプの合わせ部によって、センタ−パ
イプ内への凝縮水の滞留を防止するためには、その取り
付け時に、合わせ部が下向きにならないように目視によ
り確認することでも可能であるが、それは生産工程では
煩わしく、また能率上望ましいことではない。そして、
組み立て工程からみて、一般的にはできるだけ不必要な
部品は設けないことが望ましい。そこで本発明は、簡単
な構造により、特に排気系における凝縮水の冬期におけ
る凍結による不都合を防止するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため請求項1に記載
した発明は、消音室が傾斜して設けられる自動車の排気
系において、バッフルプレ−トのインレットパイプとの
結合部分の形状が、該インレットパイプの非円形部分と
嵌合するように構成し、該インレットパイプが前記消音
室に組み立てられたとき、インレットパイプの合わせ部
が上向きになるように、非円形部分の形状が作られてい
自動車の排気系構造とする。
【0010】また、請求項2に記載された発明は、前記
インレットパイプの非円形部分の形状は、インレットパ
イプの合わせ部に対して対称となっていることを特徴と
する。
【0011】更に、請求項3に記載された発明では、前
記インレットパイプの凹部と前記バッフルプレ−トの突
起とを嵌合させることを特徴とする。
【0012】
【作用】このように構成すると、請求項1ないし3の発
明にあっては、バッフルプレ−トとインレットパイプと
の結合部分の形状の特徴により、両者の嵌め合いが容易
になる。また、組立時には必然的にインレットパイプの
合わせ部が上向きになる。
【0013】また、請求項2の発明にあっては、インレ
ットパイプの非円形部分の形状を、インレットパイプの
合わせ部に対して対称とすることにより、合わせ部の位
置の規定が容易になる。
【0014】
【実施例】図において、本発明の実施例を説明する。な
お、従来と同じ部品については同一符号を用いて説明す
る。本発明において、組立時、車体に排気系が設置され
たとき、インレットパイプ50が、最終的に上向きにな
るようにすることが望ましい。そのため図1に示すよう
に、インレットパイプ50の端部に合わせ部51を中心
に対称的に平坦部分Eを形成し、該部分Eと断面が同一
形状の部分E1をバッフルプレ−ト53に形成して平坦
部分Eの嵌合部とすると、インレットパイプ50が組立
時にバッフルプレ−ト53のE1に嵌め合いされた時、
決められた方向にのみ嵌合することになる。バッフルプ
レ−ト52、53は消音室4に取りつけられるとき、消
音室4の両端部の端板とセンタ−パイプ3及びテ−ルパ
イプ5によりその接合位置が規定されるので、バッフル
プレ−ト52,53に嵌合されたインレットパイプ50
は、その合わせ部51が上向きに取りつけられるように
なる。
【0015】組み立て工程では、通常バッフルプレ−ト
52,53は平面上に並べられており、そこに作業者あ
るいは自動機械によりインレットパイプ50が嵌め合い
後、溶接されるが、合わせ部51の向きを気にしないで
結合できることは、作業性が格段に改善されることにな
る。
【0016】図2は別の実施例である。インレットパイ
プ60には、その端部を斜めに形成した部分64を設け
ると共に、バッフルプレ−ト63の結合側の合わせ部6
1の端部に凹部である切欠部Cが設けられており、ま
た、バッフルプレ−ト63のインレットパイプ60の挿
入部には、切欠部Cと結合する位置決め用突起C1が設
けられている。したがって、組立時にインレットパイプ
60の先端部がとがっているのでバッフルプレ−ト6
2,63に結合し易く、嵌め合いされると切欠部Cが位
置決め用突起C1に結合し、インレットパイプ60の合
わせ部61の位置が規定され、消音室4にとりつけられ
たときには、合わせ部61が上向きに取りつけられる。
【0017】この場合、両者の嵌め合いが容易になり、
組立時の作業性の改善等については、図1の場合と同様
である。また、インレットパイプ60とバッフルプレ−
ト63についての上記位置決め用突起C1と切欠部Cの
関係は、互いに逆であってもよい。
【0018】図3は、図2に示すインレットパイプ60
の展開図であり、鉄板Fにパンチング穴45を開け、斜
め部分64に切断したものを図4のように円筒型に形成
するものである。
【0019】また、インレットパイプ50の非円形部分
の形状を、図1のようにインレットパイプ50の合わせ
部51に対して対称とした場合には、組立時に合わせ部
51の位置の規定が容易になることから、消音室4から
の凝縮水のセンタ−パイプ3の方向への流れを予防しや
すくなる。
【0020】なお、上記にはインレットパイプ50,6
0とバッフルプレ−ト53,63との嵌合の例を示した
が、必要な場合には、アウトレットパイプ42とバッフ
ルプレ−トとの嵌合の場合にも適用できる。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、格
別、他の部品を設けることを必要とせずに、インレット
パイプとバッフルプレ−トの形状の組み合わせにより、
容易にインレットパイプの位置合わせが可能となる。そ
の結果、組み立て工程における作業能率が向上し、自動
化する場合にも容易となる。
【0022】また、エンジン始動後、消音室に凝縮水が
滞留してもインレットパイプの接合部が上向きになり、
消音室の下部に溜まった凝縮水を吸い込むことがないの
で、接合部からセンタ−パイプの方向へ凝縮水が頻繁に
流れることはなく、したがってセンタ−パイプが凝縮水
によって満たされるようなことはなくなり、特に冬期に
おけるエンジン停止後に起こる凝縮水の凍結によって、
エンジンの始動ができなくなるという不都合等がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による端部を非円形としたインレットパ
イプとバッフルプレ−トとを示す斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すもので、インレット
パイプの先端を斜めに切断した例を示す図である。
【図3】図2におけるインレットパイプの展開図を示
す。
【図4】図2におけるインレットパイプの先端を斜めに
切断した斜視図である。
【図5】図4の側面図を示す。
【図6】排気系の全体を示す図である。
【図7】従来の消音室及びセンタ−パイプに凝縮水が滞
留した図である。
【図8】従来のインレットパイプ及びバッフルプレ−ト
を示す図である。
【符号の説明】
3 センタ−パイプ 4 消音室 50 インレットパイプ W 凝縮水 E 平坦部分 E1 平坦部分Eと同一形状の部分 C 凹部 C1 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−1385(JP,U) 実開 昭62−156121(JP,U) 実願 昭63−39867号(実開 平1− 142512号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 7/00 F01N 1/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消音室が傾斜して設けられる自動車の排
    気系において、バッフルプレ−トのインレットパイプと
    の結合部分の形状が、該インレットパイプの非円形部分
    と嵌合するように構成し、該インレットパイプが前記消
    音室に組み立てられたとき、インレットパイプの合わせ
    部が上向きになるように、非円形部分の形状が作られて
    いることを特徴とする自動車の排気系構造。
  2. 【請求項2】 インレットパイプの非円形部分の形状
    は、インレットパイプの合わせ部に対して対称となって
    いることを特徴とする請求項1記載の自動車の排気系の
    構造。
  3. 【請求項3】 インレットパイプの凹部とバッフルプレ
    −トの突起とを嵌合させることを特徴とする請求項1記
    載の自動車の排気系の構造。
JP08534994A 1994-03-30 1994-03-30 自動車の排気系の構造。 Expired - Fee Related JP3250370B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08534994A JP3250370B2 (ja) 1994-03-30 1994-03-30 自動車の排気系の構造。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08534994A JP3250370B2 (ja) 1994-03-30 1994-03-30 自動車の排気系の構造。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07269336A JPH07269336A (ja) 1995-10-17
JP3250370B2 true JP3250370B2 (ja) 2002-01-28

Family

ID=13856209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08534994A Expired - Fee Related JP3250370B2 (ja) 1994-03-30 1994-03-30 自動車の排気系の構造。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3250370B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6137683B2 (ja) * 2013-08-08 2017-05-31 株式会社ユタカ技研 エンジン用排気マフラ
JP6981848B2 (ja) 2017-11-08 2021-12-17 トヨタ自動車株式会社 排気消音装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07269336A (ja) 1995-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4360076A (en) Muffler
CN100516474C (zh) 消声器
JP2002276356A (ja) 車載用エンジンの排気構造
JP2004176554A (ja) エンジンのegr装置
JP3331266B2 (ja) 不等長の2本の上流排気管の下流排気管との接続用コネクタ
JP3250370B2 (ja) 自動車の排気系の構造。
JPH04318269A (ja) 吸気消音装置
US6134886A (en) Exhaust manifold
JPS5857017A (ja) 自動車の排気装置
KR0134560Y1 (ko) 자동차의 배기 매니폴드
JPH06117242A (ja) 内燃機関における排気系の接続構造
JP3932852B2 (ja) 自動車の排気系構造
JPH0724581Y2 (ja) 排気管の集合部構造
JP3666733B2 (ja) 排気ガス冷却装置
KR200149116Y1 (ko) 자동차의 배기 파이프와 주소음기의 연결부
JPH037534Y2 (ja)
JPH0223775Y2 (ja)
JPS6143938Y2 (ja)
CN217440131U (zh) 一种共用型消声包装置
CN210660258U (zh) 一种消声器
JP4077599B2 (ja) マニホールドコンバータ
JPS6115210Y2 (ja)
JP2934573B2 (ja) 自動車用マフラ
JPS6245045Y2 (ja)
JPH0144731Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees