JPS6115210Y2 - - Google Patents

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JPS6115210Y2
JPS6115210Y2 JP2759081U JP2759081U JPS6115210Y2 JP S6115210 Y2 JPS6115210 Y2 JP S6115210Y2 JP 2759081 U JP2759081 U JP 2759081U JP 2759081 U JP2759081 U JP 2759081U JP S6115210 Y2 JPS6115210 Y2 JP S6115210Y2
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JP
Japan
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pipe
exhaust
branch
small
diameter pipe
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JP2759081U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、設置スペースの繁雑化に適応する
ことができるなど、自動車の装備品として要求さ
れる種々の条件に応えうる消音装置に関する。
周知のように、近時、自動車は冷暖房設備、エ
アコンなどの附設をする一方、操縦性や車内空間
の拡大、更にはスタイリングの漸新化の追求を余
儀なくされており、この状況は益々高まる趨勢に
ある。
このような実情の中で、それらの皺寄せとな
り、特にエンジン・ルームやシヤーシ回りなど
益々繁雑する様相を呈しているが、シヤーシ部分
に設置する排気装置では、その複雑な凹凸面に組
み込まなくてはならないために、非常に設置が困
難な状況に置かれている。
排気装置の設置において何よりも難題となるの
は構成要素の一つである、メイン・マフラやプ
リ・マフラの如き消音器を如何に納めるかの点に
ある。すなわち、消音器は単にエキゾースト・シ
ステムの中に組み込めば良いものではなく、効果
的な位置(日本音響学会誌35巻6号P322〜332掲
載の「膨張形消音器の最適装着位置と必要消音性
能の予測」参照)に組み込まなくてはならない
が、大径、長尺に構成されているために、複雑な
凹凸面に納めることは困難であり、従つて、効果
的な位置への組み込みは不可能となり、勢い設置
可能な位置に組み込まれることになる。
一方、上記設置の問題から、組み込み位置にお
いて最大限消音性能を高めようとするため、消音
器構造は複雑化し、軽量化、コスト・ダウン、コ
ンパクト化の趨勢に逆流する実情にある。
そこでこの考案は、簡単な構造によつて、上述
の如き問題を一挙に解決することのできる排気装
置を提供するものである。
以下、この考案の実施例を第1図に基づき説明
する。
ここで示す排気装置1は、先端部に配置され、
エンジンのエキゾースト・マニホールドに接続す
る分岐形排気管2と、この分岐形排気管2に接続
短管3を介して接続する前部合流排気管4と、こ
の前部合流排気管4に接続する分岐管併設部5
と、この分岐管併設部5に接続され、後方にテー
ル・マフラ6を備えている後部合流排気管7とか
ら構成している。
前記分岐管併設部5は、排気管本管8と、この
排気管本管8に併設される分岐管9から構成さ
れ、分岐管9はその始端及び終端を、排気管本管
8の始端及び終端と同位置に置くように設定され
ている。
分岐形排気管2、前部合流排気管4、排気管本
管8、分岐管9及び後部合流排気管7は、何れも
公知の排気管と同一の鋼管が使用されるが、分岐
形排気管2及び前部合流排気管4の、接続短管3
との接続は、第2図に示す如く嵌入後、全周溶接
10を施して固定される。この際、分岐形排気管
2の接続端部は、第3図に示す如く、重ね合わさ
れる各管の内側半分を潰して、両管を重ね合わせ
た外周面が接続短管3の内周面に略密嵌状態とな
る形状並びに大きさに設定してある。
また、分岐管併設部5の、前部合流排気管4及
び後部合流排気管7の各拡管端部11,12との
接続は、上記分岐形排気管2の接続短管3との接
続と同様に、第4図に示す如く、重ね合てされる
各管の内側半分を潰して、両管を重ね合わせた外
周面が前記拡管端部11,12の内周面に略密嵌
状態となる形状並びに大きさに設定し、それらの
接続端部を嵌入後、拡管端部11,12の端面部
分に全周溶接13を施すことで固定する。
そして、分岐管併設部5の分岐管9の内部には
第5図に示す如く、分岐管9内に流入する排気ガ
スGを縮小流通せしめる短尺の細径管14と、こ
の細径管14に一部を嵌入した状態で設置されて
細径管14からの排気ガスGを膨張流通せしめる
長尺の中径管15が装置されている。
前記中径管15は、細径管14への嵌入端を開
口16とされていると共に、細径管14の外周面
及び分岐管9の内周面に対し、夫々間隙a,bを
有するように配置されている。
なお、前記細径管14及び中径管15は、夫々
分岐管9と同様に鋼管によつて構成され、何れ
も、端部に形成した拡管部17,18の外周面を
分岐管9の内周面に圧入して設置される。
上記の如く構成されている実施例の排気装置に
よると、エンジンのエキゾースト・マニホールド
を経て分岐形排気管2内に流入する排気ガスG
は、接続短管3に合流する際に膨張減圧(第1次
減圧)をされて前部合流排気管4に流れ込み、そ
の拡管端部11において膨張減圧(第2次減圧)
をされ、引き続いて縮小減圧(第3次減圧)をさ
れ乍ら、排気管本管8並びに分岐管9へと流れ込
む。
排気管本管8へと流入した排気ガスGはそのま
ま後部合流排気管7へと向うが、分岐管9へと流
入した排気ガスGは、細径管14→中径管15を
経て後部合流排気管7へと移動する過程におい
て、細径管14からの導出時に縮小減圧(第4次
減圧)をされると共に、分岐管9はレゾネータ室
を形成しているから、これにより、特定周波数域
にある音が共鳴減衰され、また、排気ガスGを導
通せしめる細径管14と中径管15は、分岐管9
とにおいて一定の空間を隔てて配置されているこ
とによつて、干渉減衰も同時に行なわれる。
このようにして、分岐管9内を流れる過程にお
いて種々の消音作用を受けた排気ガスGは、排気
管本管8からの排気ガスGと共に、後部合流排気
管7に流入する際に、その拡管端部12において
膨張減圧(第5次減圧)をされ、更にテール・マ
フラ6によつて、公知と同様に反射音などが吸音
減衰されて外部へと排出される。
従つて、排気装置全体が消音機能を有すること
になるので、従来のように、メイン・マフラやポ
リ・マフラの如き消音器をエキゾースト・システ
ムに組み込む必要がない。
以上要するに、この考案に係る排気装置は、排
気管の始端から終端までの適所に、排気管本管か
ら分岐して排気管本管に並列し、排気管本管に合
流する分岐管併設部分を適数設けると同時に、前
記分岐管のうちの一部又は全部の内部に、流入す
る排気ガスを縮小流通せしめる細径管と、この細
径管に一部を嵌入した状態で設置されて細径管か
らの排気ガスを膨張流通せしめる中径管とを備
え、前記中径管は、細径管への嵌入端を開口され
ていると共に、細径管及び分岐管に対し、夫々間
隙を有するように配置されている構成としたもの
であるから、実施例で述べたように、排気装置全
体が消音機能を有することになるので、従来のよ
うに、メイン・マフラやプリ・マフラの如き消音
器をエキゾースト・システムに組み込む必要がな
く、同等の消音性能を上げることができる。
しかも、排気装置を構成する各管は消音器に比
し、非常にコンパクト化された小径のものであ
り、かつ、自由に折り曲げることが可能であるか
ら、複雑な凹凸面となつている設置部分に容易に
設置することが可能となり、自動車の排気装置と
して実用上の価値大なるものである。
なお、この考案に係る排気装置は、上記のよう
に、自動車の排気装置として有用であるが、他の
排気系にも巾広く用いることができる。
また、その構成も実施例のものに限らず、実用
新案登録請求の範囲に記載の技術思想を逸脱しな
い範囲内において種々設計的変更可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の一部を切欠した
正面図、第2図は同接続短管部分の拡大縦断正面
図、第3図は同接続短管部分の拡大縦断側面図、
第4図は同前部合流排気管並びに後部合流排気管
と分岐管併設部の接続端部との接続部分を示す拡
大縦断正面図、第5図は分岐管の要部拡大縦断正
面図である。 1……排気装置、5……分岐管併設部、6……
テール・マフラ、8……排気管本管、9……分岐
管、14……細径管、15……中径管、16……
開口部、a,b……間隙部、G……排気ガス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 排気管の始端から終端までの適所に、排気管
    本管から分岐して排気管本管に並列し、排気管
    本管に合流する分岐管併設部分を適数設けると
    同時に、前記分岐管のうちの一部又は全部の内
    部に、流入する排気ガスを縮小流通せしめる細
    径管と、この細径管に一部を嵌入した状態で設
    置されて細径管からの排気ガスを膨張流通せし
    める中径管とを備え、前記中径管は、細径管へ
    の嵌入端を開口されていると共に、細径管及び
    分岐管に対し夫々間隙を有するように配置され
    ていることを特徴とする排気装置。 (2) 排気管は、その終端附近にテール・マフラを
    備えていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の排気装置。
JP2759081U 1981-02-28 1981-02-28 Expired JPS6115210Y2 (ja)

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JP2759081U JPS6115210Y2 (ja) 1981-02-28 1981-02-28

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JP2759081U JPS6115210Y2 (ja) 1981-02-28 1981-02-28

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Publication Number Publication Date
JPS57142119U JPS57142119U (ja) 1982-09-06
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ID=30039488

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WO2017126083A1 (ja) 2016-01-21 2017-07-27 フタバ産業株式会社 消音器

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