JP2000356294A - ベンド管の製造方法 - Google Patents
ベンド管の製造方法Info
- Publication number
- JP2000356294A JP2000356294A JP11169847A JP16984799A JP2000356294A JP 2000356294 A JP2000356294 A JP 2000356294A JP 11169847 A JP11169847 A JP 11169847A JP 16984799 A JP16984799 A JP 16984799A JP 2000356294 A JP2000356294 A JP 2000356294A
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- JP
- Japan
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- pipe
- vertex
- bend pipe
- bent pipe
- peripheral wall
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価なベンド管の製造方法を提供すること。
【解決手段】 ベンド管10を製造するため、管材11
の周壁12の内面13に頂点14が位置して所定の拡が
り角度を有する三角形状の切欠き部15を形成する。次
に、切欠き部15の両側の管材部分を頂点14の近傍の
点18を中心として互いに近付くように折曲して三角形
状の切欠き部の辺部16と辺部17とを溶接する。
の周壁12の内面13に頂点14が位置して所定の拡が
り角度を有する三角形状の切欠き部15を形成する。次
に、切欠き部15の両側の管材部分を頂点14の近傍の
点18を中心として互いに近付くように折曲して三角形
状の切欠き部の辺部16と辺部17とを溶接する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベンド管に係り、
特に、自動車用の配管等に用いるベンド管に関する。
特に、自動車用の配管等に用いるベンド管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のベンド管としては図3に示すよう
なものが知られている。このベンド管1は鍛造材よりな
り、内部の流路2は90°折曲され、一方の端部にはフ
ランジ3が一体的に形成されている。
なものが知られている。このベンド管1は鍛造材よりな
り、内部の流路2は90°折曲され、一方の端部にはフ
ランジ3が一体的に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ベンド管1は、鍛造材を切削し、仕上げることにより内
径流路2及びフランジ3等を形成しているので、切削及
び仕上げに時間がかかり、したがって、高価なベンド管
1になる等の課題があった。
ベンド管1は、鍛造材を切削し、仕上げることにより内
径流路2及びフランジ3等を形成しているので、切削及
び仕上げに時間がかかり、したがって、高価なベンド管
1になる等の課題があった。
【0004】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、安価で信頼性のあるベ
ンド管の製造方法を提供することを目的とする。
解決するためになされたもので、安価で信頼性のあるベ
ンド管の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術の課題を
解決するため、本発明のベンド管の製造方法は、管材の
周壁の内面に頂点が位置して所定の拡がり角度を有する
三角形状の切欠き部を管材の周壁に形成し、この切欠き
部の両側の管材部分を前記頂点の近傍の点を中心として
互いに近付くように折曲して三角形状の切欠き部の辺部
と辺部とを接合することを特徴とするものである。そし
て、管材の端部にはフランジを固着してもよい。
解決するため、本発明のベンド管の製造方法は、管材の
周壁の内面に頂点が位置して所定の拡がり角度を有する
三角形状の切欠き部を管材の周壁に形成し、この切欠き
部の両側の管材部分を前記頂点の近傍の点を中心として
互いに近付くように折曲して三角形状の切欠き部の辺部
と辺部とを接合することを特徴とするものである。そし
て、管材の端部にはフランジを固着してもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明のベンド管の製造方
法の一つの実施の形態を図1及び図2を参照して説明す
る。
法の一つの実施の形態を図1及び図2を参照して説明す
る。
【0007】ベンド管10の素材は、図2に示すよう
に、引抜鋼管等の直管状管材11よりなる。この管材1
1の周壁12の内面13に、まず、頂点14が位置して
例えば90°の角度を有する三角形状の切欠き部15が
プレス等により形成される。次いで、図2に示すよう
に、この切欠き部15の辺部16と辺部17とを互いに
近付けるように頂点14の近傍部18を中心として管材
11を折曲し、次に辺部16と辺部17とを溶接等によ
り接合する。そして、図1に示すように管材11の端部
は、その管厚を外側から削って段部19を形成し、一方
の端部の段部19にはフランジ20を固着する。他方の
端部は、例えば、エンジンケースに固着されるようにな
っている。
に、引抜鋼管等の直管状管材11よりなる。この管材1
1の周壁12の内面13に、まず、頂点14が位置して
例えば90°の角度を有する三角形状の切欠き部15が
プレス等により形成される。次いで、図2に示すよう
に、この切欠き部15の辺部16と辺部17とを互いに
近付けるように頂点14の近傍部18を中心として管材
11を折曲し、次に辺部16と辺部17とを溶接等によ
り接合する。そして、図1に示すように管材11の端部
は、その管厚を外側から削って段部19を形成し、一方
の端部の段部19にはフランジ20を固着する。他方の
端部は、例えば、エンジンケースに固着されるようにな
っている。
【0008】ベンド管10は、このように構成されるの
で、既存の管材のプレス成形、折曲げ加工および接合の
みですみ、切削加工及び仕上げの工程を必要としない。
したがって、加工コストが低減される。
で、既存の管材のプレス成形、折曲げ加工および接合の
みですみ、切削加工及び仕上げの工程を必要としない。
したがって、加工コストが低減される。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のベンド管
の製造方法は、管材の周壁の内面に頂点が位置して所定
の拡がり角度を有する三角形状の切欠き部を管材に形成
し、この切欠き部の両側の管材部分を前記頂点の近傍の
点を中心として互いに近付くように折曲して三角形状の
切欠き部の辺部と辺部とを接合するので、接合のための
溶接等の工数が加わるものの、鍛造材を切削し、仕上げ
を行なう工程は省略できる。したがって、本発明はコス
トの安いベンド管を提供することができる。
の製造方法は、管材の周壁の内面に頂点が位置して所定
の拡がり角度を有する三角形状の切欠き部を管材に形成
し、この切欠き部の両側の管材部分を前記頂点の近傍の
点を中心として互いに近付くように折曲して三角形状の
切欠き部の辺部と辺部とを接合するので、接合のための
溶接等の工数が加わるものの、鍛造材を切削し、仕上げ
を行なう工程は省略できる。したがって、本発明はコス
トの安いベンド管を提供することができる。
【図1】本発明のベンド管製造方法により得られるベン
ド管の一例を示す断面図。
ド管の一例を示す断面図。
【図2】本発明のベンド管製造方法の一工程を示す断面
図。
図。
【図3】従来のベンド管の断面図。
10 ベンド管 11 管材 14 頂点 15 切欠き部 16,17 辺部 18 頂点近傍の点 20 フランジ
Claims (2)
- 【請求項1】管材の周壁の内面に頂点が位置して所定の
拡がり角度を有する三角形状の切欠き部を管材の周壁に
形成し、この切欠き部の両側の管材部分を前記頂点近傍
の点を中心として互いに近付くように折曲して三角形状
切欠き部の辺部と辺部とを接合することを特徴とするベ
ンド管の製造方法。 - 【請求項2】管材の端部にフランジを固着することを特
徴とする請求項1記載のベンド管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11169847A JP2000356294A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | ベンド管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11169847A JP2000356294A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | ベンド管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000356294A true JP2000356294A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15894047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11169847A Pending JP2000356294A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | ベンド管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000356294A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006058218A1 (de) * | 2006-12-11 | 2008-06-12 | Witzenmann Gmbh | Verfahren und vorbearbeitetes Rohr zum Herstellen eines Rohrs mit abknickendem Verlauf oder mit als Polygonzug ausgeführter Biegung |
CN102390012A (zh) * | 2011-08-12 | 2012-03-28 | 三花丹佛斯(杭州)微通道换热器有限公司 | 一种折弯换热器及其加工方法 |
WO2014042419A1 (ko) * | 2012-09-12 | 2014-03-20 | 라성산업 주식회사 | 라운드 형상의 모서리를 형성하는 방법 |
US8793850B2 (en) | 2006-12-11 | 2014-08-05 | Witzenmann Gmbh | Method for producing a tube with a bent progression as a transverse progression |
KR101510160B1 (ko) * | 2009-01-29 | 2015-04-08 | 한라비스테온공조 주식회사 | 차량 공조장치의 냉매파이프용 조인트 플랜지 |
WO2015169231A1 (zh) * | 2014-05-06 | 2015-11-12 | 杭州三花微通道换热器有限公司 | 折弯式换热器 |
CN107497882A (zh) * | 2017-09-22 | 2017-12-22 | 浙江春风动力股份有限公司 | 一种方管弯曲方法和一种预制弯曲方管 |
JP2018127219A (ja) * | 2015-07-02 | 2018-08-16 | イースト アイランド アビエーション サービスィズ インコーポレイテッド | 航空機に搭乗したり降りたりするための廊下 |
US11585609B2 (en) | 2014-05-06 | 2023-02-21 | Sanhua (Hangzhou) Micro Channel Heat Exchanger Co., Ltd. | Bent heat exchanger |
-
1999
- 1999-06-16 JP JP11169847A patent/JP2000356294A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006058218A1 (de) * | 2006-12-11 | 2008-06-12 | Witzenmann Gmbh | Verfahren und vorbearbeitetes Rohr zum Herstellen eines Rohrs mit abknickendem Verlauf oder mit als Polygonzug ausgeführter Biegung |
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JP2018127219A (ja) * | 2015-07-02 | 2018-08-16 | イースト アイランド アビエーション サービスィズ インコーポレイテッド | 航空機に搭乗したり降りたりするための廊下 |
CN107497882A (zh) * | 2017-09-22 | 2017-12-22 | 浙江春风动力股份有限公司 | 一种方管弯曲方法和一种预制弯曲方管 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010109 |