JP2581637Y2 - 保温材カバーの端面板 - Google Patents

保温材カバーの端面板

Info

Publication number
JP2581637Y2
JP2581637Y2 JP1992052224U JP5222492U JP2581637Y2 JP 2581637 Y2 JP2581637 Y2 JP 2581637Y2 JP 1992052224 U JP1992052224 U JP 1992052224U JP 5222492 U JP5222492 U JP 5222492U JP 2581637 Y2 JP2581637 Y2 JP 2581637Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
ear
cover
along
folded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992052224U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0614688U (ja
Inventor
昭司 吉村
Original Assignee
株式会社 ツカサ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ツカサ filed Critical 株式会社 ツカサ
Priority to JP1992052224U priority Critical patent/JP2581637Y2/ja
Publication of JPH0614688U publication Critical patent/JPH0614688U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2581637Y2 publication Critical patent/JP2581637Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、保温を要する配管設備
において、配管機器類に纒装する保温材に対し、これに
外装する鏡板と云われる板金カバーに係わり、より具体
的には、保温材が纒装される配管のカバー部分と、フラ
ンジやバルブ等の機器類の同様のカバー部分との接続部
に生じる段差面を閉塞する為に使用される端面板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、保温を要する配管設備等におい
ては、配管機器類に纒装される保温材を外装する板厚0.
3mm 程度の薄鋼板製(ステンレス鋼板を含む)板金カバ
ーが用いられるが、配管とフランジ、バルブ等配管機器
類のカバーの形状は、概ね、図6に示されるようなもの
となっている。図6に示されるように、保温材60が纒
装された配管62には、直管カバー64が外側より更に
被せられる。例えば、フランジ周りに仕上げられた保温
材65を外装するには、2つ割のカバー66,68が用
いられ、これらにより外側面より保温材65を抱くよう
にして覆い、衝き合わされた縁辺70を結合できるよう
に、一方の縁部をZ状の3つ折りに折畳んだ隙間に他方
の縁部を圧入させ、更に図7に示すような、板金カバー
がその両側端面から装着され、所定の形状が得られるよ
うにしている。
【0003】この場合の板金カバーの折畳み結合部の形
状は図7で示されるようなものである。ここで図7
(a)は、2つ割りの鏡板を結合した状態を示す斜視図
であり、図7(b)は、図7(a)のB−B線に沿った
断面図である。通常は、外装すべき板金部分は、図7
(a)の状態で工場から作業現場に供給され、配管62
に纒装される保温材60またはこれを覆う直管カバー6
挿通する開口部72の加工は、鏡板の中央部分を配
管保温材の外形寸法に合わせて、金鋏のような手工具を
使って現場で行なわれていた。従って、この場合、図7
(b)に示されるように、折畳み結合部74では、3枚
分の板厚による厚さの折畳み結合部74を金鋏で同時に
裁断しなければならず、その作業は容易でなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】0.3mm 程度の薄鋼板か
ら成る板金カバーを金鋏による手作業で切断加工する
は、2枚の板厚以下であれば同時切断も容易である
が、板厚3枚分が重なっている折畳み部分を円形に切断
するには相当な力を要し、特にステンレス鋼板では、か
なり熟練を積んだ板金職人にとっても良好な仕上げを得
るのは困難な作業となっていた。本考案の目的は、鏡板
としての板金カバーに対し、円形刳り抜き加工が容易に
できるような保温材カバーの端面板を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案においては、配管機器類に纏装される保温
材を外装する為に、2分割された一方の半円状半片の直
径方向に沿う折畳み部分に対し、他方の半円状半片の直
径方向縁部を挿し込み、相互に結合させる薄鋼板製カバ
ーの端面形成用の鏡板に対し、鏡板の一方の半片に設け
られる折畳み代を、分割された直径方向の略境界線に沿
う第1の折目により折畳んだ耳部と、この耳部に沿う概
ね中間で、同様直径方向に沿う第2の折目から折返した
耳部とで構成するとともに、これら耳部と耳部との間
に、相対する他方の半片の直径部に沿った部分を挟着す
るように形成しておき、而もこれら各耳部による折畳
部分における折返した耳部の内側部分を予め切除してお
この切除により、配管に纏装される任意寸法の保温
材またはその外側を覆う直管カバーに挿通する為に後加
工される刳り抜き円形開口部の周縁に対応する部分の部
分的板厚が2枚以下となるように板取りした。
【0006】
【作用】本考案の構成によれば、現場における後続加工
による挿通開口部の切断予定部分を、第2の折目より折
返した耳部の外側に位置する両側端を所定幅だけ残し
て、内側を切除したので、折畳まれた結合部の切断予定
部分が2枚分の板厚となり、切断作業が容易となり、良
好な仕上りを期待できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、本考案に係わる保温材カバーの端面板の第
1実施例における板取りを示す立面図である。図中、1
0は2つ割りされた鏡板の半片で、これが折畳み結合部
を構成している。12は、鏡板の半片10に結合される
他方の半片である。鏡板の半片10の2箇所に2点鎖線
で示した第1の折目14と、第2の折目16に従って半
片10は互に反方向に折畳まれる。即ち、半片10に
は、第1の折目14によって折畳まれた長い耳部15
と、第2の折目16によって折返された短い複数の耳部
17とが形成され、鏡板の半片12は、ハッチングを施
した直径方向に沿う部分18が、折畳まれた長い耳部1
5と短い耳部17との面間に挿入されて半片相互の折畳
み結合が構成される。
【0008】図2(a)には、折畳み結合部20を有す
鏡板の半片10を斜視図で示してある。折返された
耳部17は、外側端部分を残し、開口部の切断線が通
過する近傍切除して形成される。図2(b)には、鏡
板の半片10と鏡板の半片12とを折畳み結合した工場
出荷状態の本考案に係る端面板を斜視図で示してある。
この場合、22は、結合された鏡板の中心に打たれたポ
ンチ孔である。図2(c)は、図2(b)のC−C線に
沿った断面図である。保温材60の纒装が完了した配管
設備現場において、保温材60またはその外部を直管カ
バー64で覆った配管に挿通する開口を設ける為に、図
2(b)において2点鎖線で示すように、ポンチ孔22
を中心とする円形切取線24を、現場で配管類の外径寸
法に従って罫書いた後、鏡板の半片10と鏡板の半片1
2との折畳み結合を分離して、これら半片10と半片1
2との夫々について、この円形切取線24の罫書きに沿
って金鋏による裁断が行なわれる。円形切取線24が通
過する部分に板厚が3枚となる箇所は存在しないか
ら、裁断は円滑かつ容易に行なわれる。
【0009】図3は、第2実施例としての保温材カバー
の端面板について、折畳み結合部を構成する半片30を
示すもので、図4は、第3実施例の保温材カバーの端面
板の折畳み結合部を構成する半片40を示すものであ
る。何れも第1実施例と共通する部分には、同一符号が
用いてある。図3(a)は、第2実施例における保温材
カバーの端面板の折畳み結合部を構成する半片30に関
する板取りを示す平面図であり、図4(a)は、第3実
施例における保温材カバーの端面板の折畳み結合部を構
成する半片40の板取りを示す平面図である。図3
(b)は、第1実施例と同様の作業を経て、折目14,
16に従って長い耳部15及び両端に位置する短い耳部
17が折畳まれた状態された斜視図であり、折返
された短い耳部17は、外側端部分を残して、内側とな
る部分が切除されて形成され、円形切り取り線22の罫
書きに沿って、金鋏による裁断が行なわれる。また図4
(b)は、第1実施例及び第2実施例と同様の作業によ
り、折目14,16に従って耳部15の基部とこれに連
なる耳部17の途中が折畳まれた状態された斜視図
であって、折畳まれた耳部15及び折返された耳部17
の何れもそれらの内側となる部分が切除されており、
の切除部分の辺縁の延長線上で耳部15を折込み、更に
耳部15に連なる耳部17の途中で折返し、これら耳部
15,17間に挿し込まれる他方の鏡板の半片12上の
ポンチ孔22を中心に画いた円形切取線24の罫書きに
沿って、金鋏による裁断が行なわれる。図5には、配管
用の円形開口部26が形成された後の折畳み結合された
保温材カバーを斜視図で示した。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係わる保
温材カバーの端面板では、これを保温材またはその外側
に直管カバーを纒装した配管に挿通する為に、後加工さ
れる折畳み結合部における刳り抜き円形開口部の周縁に
対応する折畳み箇所の板厚が2枚分以下(第1,第2実
施例では2枚、第3実施例では1枚)となるように板取
りして構成したので、金鋏による手作業での円形切断作
業が非熟練者であっても容易に行なうことができ、良好
な仕上りを得ることができる。従って、加工経費を節減
する上で寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる保温材カバーの端面板の板取り
を示す立面図である。
【図2】本考案に係わる保温材カバーの端面板の第1実
施例における折畳み結合を説明する図で、(a)は、折
畳み結合部を形成した鏡板の半片を示す斜視図、(b)
は、折畳み結合した鏡板を示す斜視図であり、(c)
は、(b)図のC−C線に沿った断面図である。
【図3】本考案に係わる保温材カバーの端面板の第2実
施例における折畳み結合部を形成する鏡板の半片を示す
もので、(a)は、板取りを示す立面図、(b)は、結
合部の折畳んだ状態を示す斜視図である。
【図4】本考案に係わる保温材カバーの端面板の第3実
施例を示すもので、折畳み結合部を形成する鏡板の半片
を示し、(a)は、板取りを示す平面図、(b)は、結
合部が折畳まれた状態を示す斜視図である。
【図5】本考案に係わる保温材カバーの端面板に円形の
開口部を形成し、各半片が折畳み結合された外観を示す
斜視図である。
【図6】配管設備に対し、保温材カバーを施した使用状
態を説明する斜視図である。
【図7】従来の保温材カバーの鏡板の結合部を説明する
図で、(a)は、内側より見た斜視図であり、(b)
は、(a)図に示されたB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 鏡板の半片 12 鏡板の半片 14 折目15 耳部 16 折目17 耳部 24 円形切取線 26 円形開口部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管機器類に纏装される保温材を外装す
    る為に、2分割された一方の半円状半片の直径方向に沿
    う折畳み部分に対し、他方の半円状半片の直径方向縁部
    を挿し込み、相互に結合させる薄鋼板製カバーの端面形
    成用の鏡板において、 この鏡板の一方の半片10,30,40に設けられる折畳み代
    が、 分割された直径方向の略境界線に沿う第1の折目14によ
    り折畳んだ耳部15と、 この耳部15に沿う概ね中間で、同様直径方向に沿う第2
    の折目16から折返した耳部17とから成り、 これら耳部15と耳部17との間に、相対する他方の半片12
    の直径部に沿った部分18を挟着するように形成されてお
    り、且つこれら各耳部15,17 による折畳み部分の折返
    べき耳部17の内側部分を予め切除しておきこの切除により、 配管62に纏装される任意寸法の保温材
    60またはその外側を覆う直管カバー64に挿通する為に後
    加工される刳り抜き円形開口部26の周縁に対応する部分
    の部分的板厚が2枚以下となるように板取りして構成さ
    れていることを特徴とする保温材カバーの端面板。
JP1992052224U 1992-07-24 1992-07-24 保温材カバーの端面板 Expired - Lifetime JP2581637Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992052224U JP2581637Y2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 保温材カバーの端面板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992052224U JP2581637Y2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 保温材カバーの端面板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0614688U JPH0614688U (ja) 1994-02-25
JP2581637Y2 true JP2581637Y2 (ja) 1998-09-24

Family

ID=12908777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992052224U Expired - Lifetime JP2581637Y2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 保温材カバーの端面板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2581637Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2526384Y2 (ja) * 1990-08-01 1997-02-19 有限会社鈴木工業所 バルブの断熱材取付カバー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0614688U (ja) 1994-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW200539965A (en) Sheet material with bend controlling displacements and method for forming the same
JPH09206963A (ja) 超音波接合方法
JP2581637Y2 (ja) 保温材カバーの端面板
JP4787121B2 (ja) 管体の屈曲部保護カバー
JP3316122B2 (ja) フランジ付パイプ及びフランジ付パイプの成形方法
JP2000356294A (ja) ベンド管の製造方法
US6446322B1 (en) Method and apparatus for sealing canisters
JP2004245398A (ja) エルボ保護カバー
JP4227705B2 (ja) 排気管用遮熱材の固定方法
JP2854530B2 (ja) 巻鉄心変圧器及びその製造方法
JPH0711460Y2 (ja) 巻鉄心変圧器
JPH0311357Y2 (ja)
JPH0246938A (ja) オウム形ロック装置用ケーシング及びその製法
US3439863A (en) Flat coil carton
JPS6280316A (ja) クラツチフエ−シング装置
JPH1118341A (ja) 電動機用固定子
JP2767525B2 (ja) ファン保持用包装材
JPS6233282Y2 (ja)
JPH0397352U (ja)
JP2739543B2 (ja) 電子装置の外装ケース
JPS60228780A (ja) 密閉ケ−ス
JPS635212Y2 (ja)
JPH0731066Y2 (ja) 梁貫通用スリーブ
JPS60165706A (ja) 静止誘導機器の鉄心
KR200178564Y1 (ko) 지철구가 구비된 바인더