JPH0614688U - 保温材カバーの端面板 - Google Patents

保温材カバーの端面板

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JPH0614688U
JPH0614688U JP5222492U JP5222492U JPH0614688U JP H0614688 U JPH0614688 U JP H0614688U JP 5222492 U JP5222492 U JP 5222492U JP 5222492 U JP5222492 U JP 5222492U JP H0614688 U JPH0614688 U JP H0614688U
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folded
plate
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中央で折畳み結合される鏡板に配管用の円形
くりぬき加工が容易にできるような折畳み結合部を提供
する。 【構成】 配管機器類に被装された保温材を外装するた
めに、2つ割にして折畳み結合するように構成される板
厚0.3mm 程度の薄鋼板製カバーの端面を形成する鏡板1
0において、任意寸法の配管を挿通するために後加工さ
れる折畳み結合部における円形開口部24の折畳み箇所
を2枚分の板厚となるように切り欠いて板取りした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、保温を要する配管設備において、配管機器類に被装される保温材を 外装する板金カバーに係わり、より具体的には配管のカバーと、フランジやバル ブ等の機器類のカバーとの接続部に生じる段差面を閉塞する端面板に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
一般に、保温を要する配管設備の、配管機器類に被装される保温材を外装する 板厚0.3mm 程度の薄鋼板製(ステンレス鋼板を含む)板金カバーにおいて、配管 とフランジ、バルブ等配管機器類のカバーの形状は、おおむね、図6に示される ようなものとなる。保温材60が被装され配管62には直管カバー64を外側よ り被装し、例えばフランジ周りに仕上げられた保温材65を外装するには、2つ 割のカバー66,68を構成し、外側面より保温材65を抱くようにして覆い、 分割された縁辺70で結合できるように、一方の縁部をZ状の3つ折りに折畳み 、他方を折畳まれた隙間に強制的に押入させたとき所定の形状が得られるように なっている。
【0003】 この場合の折畳み結合部の形状を図7に示す。ここで図7(a)は2つ割りの 鏡板を結合した状態を示す斜視図で、図7(b)は図7(a)のB−B線に沿っ た断面図である。通常は外装の板金部分は図7(a)の状態で工場から現場に供 給され、配管が挿通する開口部72の加工は、鏡板の中央部分を配管保温材の外 形寸法に合わせて金鋏のような手工具を使って現場で行なわれる。図7(b)に 図示されるように折畳み結合部74では3枚分の板厚を同時に裁断しなければな らない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、0.3mm 程度の薄鋼板の金鋏による手作業での切断加工は、2枚 の板厚以下であれば同時切断も可能であるが、板厚3枚分重なっている折畳み部 分を円形に沿って切断するには相当な力を要し、特にステンレス鋼板ではかなり 熟練を積んだ板金職人にとっても良好に仕上げるのは困難な作業となっている。 本考案の目的は鏡板に円形くりぬき加工が容易にできるような折畳み結合部を提 供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案においては、保温材を被装された配管機 器類の、保温材を外装するために2つ割に構成されて折畳み結合する板厚0.3mm 程度の薄鋼板製カバーの端面を形成する鏡板において、半片を折畳みしろを2つ 割のほぼ境界線に沿う第1の折目より折畳んだみみと、このみみのおおむね中間 の第2の折目より折返したみみとの間で相対する半片を挟持するように形成した 折畳み結合部分の折返したみみの外周に位置する両側を所定幅だけ残して内側を 切除し、任意寸法の配管を挿通するために後加工される円形くり抜き部分の折畳 み結合部の板厚が2枚以下となるように板取りして構成した。
【0006】
【作用】
本考案の構成によれば、鏡板に折りしろを設ける板取りにおいて、現場後加工 による配管挿通開口部の切断予定部分を第2の折目より折返したみみの外周に位 置する両側を所定幅だけ残して内側を切除したので、折畳まれた切断予定部分が 2枚分の板厚となり、切断作業は容易で良好な仕上りが期待できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係わる保温材 カバーの端面板部材の第1実施例の板取り平面図である。図中、10は2つ割り された鏡板の半片で折畳み結合部を構成する。12は鏡板10に結合される他の 半片である。鏡板10の2箇所に2点鎖線で示した第1折目14、第2折目16 に従って折畳まれる。すなわち第1折目14によって折畳まれたみみ15と、第 2折目16によって折返されたみみ17が形成される。鏡板12に図示されたハ ッチング箇所18が折畳まれたみみの面間に押入されて折畳み結合を構成する。
【0008】 図2(a)に折畳み結合部20を設けた鏡板10を斜視図で示す。折返された みみ17は外周に沿った部分を残し、開口部の切断線が通過する近傍が切除され ている。図2(b)は鏡板10と鏡板12とを折畳み結合した工場出荷状態を斜 視図で示す。22は結合された鏡板の中心に打たれたポンチである。図2(c) は図2(b)のC−C線に沿った断面図である。保温材の被装が完了した配管設 備現場において、配管を挿通する開口を設けるため、図2(b)に2点鎖線で示 すように、ポンチ22を中心とする円形切取線24を現場配管寸法に従って罫書 いたのち、鏡板10と鏡板12との折畳み結合を分解して、鏡板10と鏡板12 とのそれぞれについて、この円形切取線24の罫書きに沿って金鋏による裁断が 行なわれる。円形切取線24が通過する部分に板厚が3枚となる箇所は存在しな いから、裁断は円滑かつ容易に行なわれる。
【0009】 図3は第2実施例の保温材カバーの端面板の折畳み結合部を構成する半片30 で、図4は第3実施例の保温材カバーの端面板の折畳み結合部を構成する半片4 0であり、いずれも第1実施例と共通するものには同一符号が用いてある。図3 (a)は第2実施例の保温材カバーの端面板の折畳み結合部を構成する半片30 の板取りの平面図で、図4(a)は第3実施例の保温材カバーの端面板の折畳み 結合部を構成する半片40の板取りの平面図である。図3(b)は第1実施例と 同様に折目14,16に従って折畳まれた状態を示す斜視図で、折返されたみみ 17は外周に沿った部分を残して内側となる部分が切除されており、円形切り取 り線22の罫書きに沿って金鋏による裁断が行なわれる。また図4(b)は第1 実施例および第2実施例と同様に、折目14,16に従って折畳まれた状態を示 す斜視図で、折畳まれたみみ15および折返されたみみ17のいずれも外周に沿 った部分を残して内側となる部分が切除されており、円形切り取り線22の罫書 きに沿って金鋏による裁断が行なわれる。図5に配管用の円形開口26が形成さ れて、折畳み結合された保温材カバーの端面板の外観を斜視図で示した。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係わる保温材カバーの端面板は、配管を挿通する ために後加工される折畳み結合部における円形くり抜き部分の折畳み箇所の板厚 が2枚分以下となるように板取りして構成したので、金鋏による手作業での円形 切断作業が非熟練者であっても容易に行なわれ、良好な仕上りを得ることができ る。従って、加工経費節減に対する寄与大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる保温材カバーの端面板の板取り
を示す平面図である。
【図2】本考案に係わる保温材カバーの端面板の第1実
施例における折畳み結合を説明する図で、(a)は折畳
み結合部を形成した鏡板の半片を示す斜視図で、(b)
は折畳み結合した鏡板を示す斜視図であり、(c)は
(b)のC−C線に沿った断面図である。
【図3】本考案に係わる保温材カバーの端面板の第2実
施例において折畳み結合部を形成する鏡板の半片を示
し、(a)は板取りを示す平面図で、(b)は結合部の
折畳んだ状態を示す斜視図である。
【図4】本考案に係わる保温材カバーの端面板の第3実
施例において折畳み結合部を形成する鏡板の半片を示
し、(a)は板取りを示す平面図で、(b)は結合部の
折畳んだ状態を示す斜視図である。
【図5】本考案に係わる保温材カバーの端面板に円形の
開口部を形成して折畳み結合した外観を示す斜視図であ
る。
【図6】配管設備の保温材カバーの使用状態を説明する
斜視図である。
【図7】従来の保温材カバーの鏡板の結合部を説明する
図で、(a)は内側より見た斜視図で、(b)は(a)
に示されたB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 鏡板 12 鏡板 14 折目 16 折目 20 折畳み結合部 24 円形切取線 26 円形開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保温材を被装された配管機器類の、保温
    材を外装するために2つ割に構成されて折畳み結合する
    板厚0.3mm 程度の薄鋼板製カバーの端面を形成する鏡板
    において、半片に設けられる折畳みしろが、2つ割のほ
    ぼ境界線に沿う第1の折目より折畳んだみみと、このみ
    みのおおむね中間の第2の折目より折返したみみとの間
    で相対する半片を挟持するように形成されており、折畳
    み結合部分の折返したみみの外周に位置する両側を所定
    幅だけ残して内側部分を切除し、任意寸法の配管を挿通
    するために後加工される円形くり抜き部分の折畳み結合
    部の板厚が2枚以下となるように板取りして構成した保
    温材カバーの端面板。
JP1992052224U 1992-07-24 1992-07-24 保温材カバーの端面板 Expired - Lifetime JP2581637Y2 (ja)

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JPH0614688U true JPH0614688U (ja) 1994-02-25
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04113397U (ja) * 1990-08-01 1992-10-02 有限会社鈴木工業所 バルブの断熱材取付カバ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04113397U (ja) * 1990-08-01 1992-10-02 有限会社鈴木工業所 バルブの断熱材取付カバ−

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JP2581637Y2 (ja) 1998-09-24

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