JPH0756429Y2 - 笠木などのコーナー部材 - Google Patents

笠木などのコーナー部材

Info

Publication number
JPH0756429Y2
JPH0756429Y2 JP1989096075U JP9607589U JPH0756429Y2 JP H0756429 Y2 JPH0756429 Y2 JP H0756429Y2 JP 1989096075 U JP1989096075 U JP 1989096075U JP 9607589 U JP9607589 U JP 9607589U JP H0756429 Y2 JPH0756429 Y2 JP H0756429Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
adhesive
shaped
side wall
side walls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989096075U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0335127U (ja
Inventor
広昭 須藤
英樹 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP1989096075U priority Critical patent/JPH0756429Y2/ja
Publication of JPH0335127U publication Critical patent/JPH0335127U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0756429Y2 publication Critical patent/JPH0756429Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、断面逆チャンネル形となる笠木、あるいは手
摺りパイプなどにおけるコーナー部材に関するものであ
る。
(従来の技術) 建築物の笠木や手摺りなどで、そのコーナー部材で円弧
状の曲線に沿った湾曲したコーナー部材や所定角度で折
曲されたコーナー部材が必要になってくる。そこで、逆
チャンネル形断面の笠木などの部材を3本組の矯正ロー
ルなどを通してコーナー部分の曲率にあわせた湾曲が得
られるように圧延すること、又は現場で、所定角度につ
き合されたコーナー部材を溶接することがなされてい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来の、湾曲又は溶接による構造は、設
備と手間がかかるだけでなく、溶接後に表面処理を行う
ので、納期およびコストがかかり、溶接による跡が残っ
て美観が良くないなどの問題がある。
(考案の目的) 本考案は上記事情にもとづいてなされたもので、容易に
湾曲又は折曲した逆チャンネル形断面のコーナー部材を
安価に提供できるようにしようとするものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するための手段を実施例を対応する図面
を参照して説明する。
すなわち、請求項1の考案は、第1図乃至第3図に示さ
れるように、両側壁(1,1′)上縁に頂板(2)を設け
て、逆チャンネル形断面を持つ笠木などのコーナー部材
において、上記頂板(2)は所定曲率半径で描かれ2つ
の円弧で裁断される円環板であり、上記両側壁(1,
1′)は、上縁が対向内方に直角に折り曲げ状に形成さ
れ、その上面が接着面(1c,1c′)となっているととも
に該接着面(1c,1c′)の対向内縁には鋸歯状に連続す
る切込み(1d,1d′)が形成され、且つ、上記円弧に対
応して、湾曲外側の側壁(1)は、その切込み(1d)が
閉じる方向に、湾曲内側の側壁(1′)は、その切込み
(1d′)が開く方向に湾曲された板部材であり、上記頂
板(2)はその側縁を上記接着面に接着剤を介して接着
されていることを特徴とする笠木などのコーナー部材に
ある。
また、請求項2の考案は、第4図乃至第6図に示される
ように、両側壁(11,11′)上縁に頂板(12)を設け
て、逆チャンネル形断面を持つ笠木などのコーナー部材
において、上記両側壁(11,11′)は、上縁が対向内方
に直角に折り曲げ状に形成され、その上面が接着面(11
c,11c′)となっているとともに該接着面(11c,11c′)
の対向内縁にはV形切込み(11d,11d′)が形成され、
且つ、折曲外側の側壁(11)は、そのV形切込み(11
d)が閉じる方向に、折曲内側の側壁(11′)は、その
V形切込み(11d′)が開く方向に所定角度で平行に折
曲された板部材であり、上記頂板(12)が上記接着面に
接着剤を介して接着されていることを特徴とする笠木な
どのコーナー部材にある。
(作用) したがって、それぞれ各別に形成された側壁および頂板
は、側壁の構成部分である接着面において、接着剤によ
り接着することで、容易に湾曲又は折曲した逆チャンネ
ル形断面のコーナー部材に構成できる。このため、現場
組立ても容易であり、またプレハブするにも、作業コス
トを低減できるなどの実用上の利益がある。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら具体的に
説明する。ここでは笠木の構造として、コーナー部材が
示されている。第1図乃至第3図は、第1の実施例を示
し、この第1の実施例に係るコーナー部材は、両側壁1,
1′を構成する2枚の板部材と、天井部分を構成する頂
板2とから構成される。上記板部材はそれぞれ頂板2を
はめ込む段差1a,1a′を有し、その段差1a,1a′の下に位
置して直角に曲げられているフランジ部1b,1b′が形成
してあってこのフランジ部1b,1b′の上面を接着面1c,1
c′として用いる。この接着面1c,1c′には鋸歯状の切込
み1d,1d′が形成されている。
上記頂板2は所定曲率半径R1,R2で描かれる両側縁2a,2b
を有し、この2つの円弧で裁断される截切円環板であ
る。そして、上記側壁1,1′はそれぞれ上記円弧(半径R
1,R2)に対応して湾曲されると、この時、切込み1d,1
d′が拡縮されて、接着面1c,1c′に加わる応力を吸収す
るので、容易にその直角状態を維持したまま、全体とし
て湾曲された形になる。このように成形した後、接着面
1c,1c′に接着剤を塗布し、段差1a,1a′を頂板2の側縁
2a,2bに沿わせつつ、頂板2の両側縁下面を上記接着面1
c,1c′に接着すると、何の苦もなく、逆チャンネル形断
面形状でかつ所定曲率で湾曲されたコーナー部材が構成
されるのである。
第4図乃至第6図は、第2の実施例を示し、この第2の
実施例に係るコーナー部材は、両側壁11,11′を構成す
る2枚の板部材と、天井部分を構成する頂板12とから構
成される。上記板部材はそれぞれ頂板12をはめ込む段差
11a,11a′を有し、その段差11a,11a′の下に位置して直
角に曲げられているフランジ部11b,11b′が形成してあ
ってこのフランジ部11b,11b′の上面を接着面11c,11c′
として用いる。この接着面11c,11c′の中間にはV形の
切込み11d,11d′が形成されている。
上記頂板12は所定角度でつき合される2枚の板体により
形成されている。尚頂板には1枚の板体を打ち抜くなど
して形成しても良い。そして、上記側壁11,11′はそれ
ぞれ所定角度で折曲されると、この時、切込み11d,11
d′が拡縮されて、接着面11c,11c′に加わる応力を吸収
するので、容易にその直角状態を維持したまま、全体と
して折曲された形になる。このように成形した後、接着
面11c,11c′に接着剤を塗布し、段差11a,11a′を頂板12
の側縁12a,12bに沿わせつつ、頂板12の両側縁下面を上
記接着面11c,11c′に接着すると、現場での溶接作業を
行うことなく、逆チャンネル形断面形状でかつ所定角度
で折曲されたコーナー部材が構成されるのである。
なお、上記第1及び第2実施例には笠木の構造について
説明したが、逆チャンネル形断面形状の手摺り部材にお
ける湾曲コーナー部材としての構成にも、本考案は適用
できることは勿論である。
(考案の効果) 本願の請求項1及び2の考案に係る笠木などのコーナー
部材によれば、上面に折り曲げ状の接着面を有する両側
壁板を、現場加工により、鋸歯状連続切込み(1d,1
d′)又はV形切込み(1d,11d′)を拡縮させることに
よって所定湾曲度又は折曲度で簡単に湾曲又は折曲する
とともに、該湾曲又は折曲に合わせて頂板の内外縁部を
簡単に切断加工し、該頂板を両側壁板上面の接着面に上
方から押しつけるようにして接着させるだけの簡単な作
業により、コーナー部に合わせた笠木などのコーナー部
材を得ることができ、従来のように圧延手段又は現場で
の溶接などを駆使した成形加工をしなくてもよいから、
作業上のコストを大幅に低減でき、また、コーナー部材
を多種、用意するなどの在庫管理を必要とせず、さら
に、部品点数も少なくて済むという実用上優れた効果が
得られる。
また、このように接着によって全体を構成するために、
部材の表面処理は、この加工前に行なえ、施工性がよ
く、納期の短縮もはかれるなどの実用上の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す一部切断した斜視
図、第2図は同縦断側面図、第3図は同素材状態を示す
分解斜視図、第4図は第2の実施例を示す斜視図、第5
図は同端面図、第6図(A),(B),(C)は同側壁
の正面図、側面図、平面図である。 1,1′,11,11′……側壁、1b,1b′,11b,11b′……フラン
ジ部、1c,1c′,11c,11c′……接着面、1d,1d′,11d,11
d′……切込み、2,12……頂板、2a,2b,12a,12b……側
縁。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側壁(1,1′)上縁に頂板(2)を設け
    て、逆チャンネル形断面を持つ笠木などのコーナー部材
    において、上記頂板(2)は所定曲率半径で描かれ2つ
    の円弧で裁断される円環板であり、上記両側壁(1,
    1′)は、上縁が対向内方に直角に折り曲げ状に形成さ
    れ、その上面が接着面(1c,1c′)となっているととも
    に該接着面(1c,1c′)の対向内縁には鋸歯状に連続す
    る切込み(1d,1d′)が形成され、且つ、上記円弧に対
    応して、湾曲外側の側壁(1)は、その切込み(1d)が
    閉じる方向に、湾曲内側の側壁(1′)は、その切込み
    (1d′)が開く方向に湾曲された板部材であり、上記頂
    板(2)はその側縁を上記接着面に接着剤を介して接着
    されていることを特徴とする笠木などのコーナー部材。
  2. 【請求項2】両側壁(11,11′)上縁に頂板(12)を設
    けて、逆チャンネル形断面を持つ笠木などのコーナー部
    材において、上記両側壁(11,11′)は、上縁が対向内
    方に直角に折り曲げ状に形成され、その上面が接着面
    (11c,11c′)となっているとともに該接着面(11c,11
    c′)の対向内縁にはV形切込み(11d,11d′)が形成さ
    れ、且つ、折曲外側の側壁(11)は、そのV形切込み
    (11d)が閉じる方向に、折曲内側の側壁(11′)は、
    そのV形切込み(11d′)が開く方向に所定角度で平行
    に折曲された板部材であり、上記頂板(12)が上記接着
    面に接着剤を介して接着されていることを特徴とする笠
    木などのコーナー部材。
JP1989096075U 1989-08-18 1989-08-18 笠木などのコーナー部材 Expired - Fee Related JPH0756429Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989096075U JPH0756429Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18 笠木などのコーナー部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989096075U JPH0756429Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18 笠木などのコーナー部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0335127U JPH0335127U (ja) 1991-04-05
JPH0756429Y2 true JPH0756429Y2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=31645300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989096075U Expired - Fee Related JPH0756429Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18 笠木などのコーナー部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0756429Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231531U (ja) * 1985-08-12 1987-02-25
JPH0328661Y2 (ja) * 1985-11-28 1991-06-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0335127U (ja) 1991-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6022165A (en) Rigid internal connector
USRE34547E (en) Wall board joint reinforcing system
US20030126827A1 (en) Box beam and method for fabricating same
JP2688441B2 (ja) フランジ締結クリップ
CA2275292C (en) Joining metal members
US4685839A (en) Fishplate
JPH0756429Y2 (ja) 笠木などのコーナー部材
US4149346A (en) Building construction, and method
EP0750708B1 (en) Body structure
US4172167A (en) One piece peripherally ribbed sheet metal door
JPS639483Y2 (ja)
JPH0314341Y2 (ja)
JPH0620252Y2 (ja) ルーバー用構成材
JPH0830367B2 (ja) 枕材と芯材との接合構造
JPS5934654Y2 (ja) 外壁パネルの枠体
JPH0649698Y2 (ja) 可撓性パネル柱状体
JPH02292443A (ja) パイプ材
JPH0825173B2 (ja) 湾曲集成材における肩材の湾曲形成方法
JP2804368B2 (ja) 管状壁部材
JPH0531150Y2 (ja)
JPH0234330Y2 (ja)
JPH053608Y2 (ja)
JPH0332669Y2 (ja)
JPS5853890Y2 (ja) 雨樋エルボ
JPH07214305A (ja) 角パイプ部材の溶接結合構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees