JPH0332669Y2 - - Google Patents

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JPH0332669Y2
JPH0332669Y2 JP19165785U JP19165785U JPH0332669Y2 JP H0332669 Y2 JPH0332669 Y2 JP H0332669Y2 JP 19165785 U JP19165785 U JP 19165785U JP 19165785 U JP19165785 U JP 19165785U JP H0332669 Y2 JPH0332669 Y2 JP H0332669Y2
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flange
straight
curved
panel
edge
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JP19165785U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 鋼板パネルなかでも着色亜鉛鉄板と呼ばれる塗
装処理鋼板やラミネート鋼板すなわち樹脂フイル
ム又はシートの被覆処理鋼板(以下単に塗覆装鋼
板という)などに、フランジ曲げの如き2次加工
を施した成形体の改良に関してこの明細書には、
該塗覆装鋼板に予め施された塗膜や被覆膜の表面
損傷はもちろん、性状劣化を来すことのない周辺
フランジの曲げ加工を容易ならしめるとともに、
その製品を用いたパネル工における耐久性防水性
能などの改善向上を目指した開発研究の成果につ
いて以下に述べる。
(従来の技術) 実開昭59−6116号公報には、表面仕上金属板ウ
オールパネルに関し該パネルの四隅湾曲部を、上
部絞り曲げ成形部と、下部切欠若しくは切込み部
を有する非絞り部とからなるものとすることが開
示されているが、この下部切欠若しくは切込み部
はパネル工の施工後にはシーリング及びコーキン
グ材によつて覆い隠されるにしても、該湾曲部は
パネル工の目地交差部に当たることから、ここに
装填される目地体積は、目地平行部の相当長さ当
たりの体積と比べてはるかに大きいので、直射日
光の如きによるような激しい熱膨張を来したとき
など、シーリング材が切欠部に押出されて防水機
能が害されるうれいなしとしない不利がある。
(考案が解決しようとする問題点) パネル工の目地交差部となる、パネル隅丸部に
は、これに面した開口を生じることなしに、しか
もパネル成形のための2次加工が容易な、鋼板パ
ネルを与えることがこの考案の目的である。
(問題点を解決するための手段) この考案は、多角形を呈する面板の各縁辺に直
フランジ及び平フランジを有し、隣接縁辺相互間
にわたる隅丸部には、各縁辺の直フランジのみを
それと同等な幅で円弧状に連ねる湾曲フランジを
もち、この湾曲フランジとその両側の各直フラン
ジとの接合域でそれぞれ、湾曲フランジの縁端か
らかぎ形に直フランジの方へ切れ込んだ、一対の
スロツトを有することからなる、鋼板パネルであ
る。
この鋼板パネルは、建物類の外装はもちろん、
室内用の壁や床及び天井などの内装用としてもも
ちろん適合するが、かような使途の如何に応じて
次に示す塗覆装処理が前もつて施された素材から
2次的に形成加工されるので、いわゆる絞り加工
の如き、塗覆装表面層の性状を害するような、無
理な強加工は禁忌される。
塗装方式; 静電塗装、ロールコート、カーテンフロー、
電着塗装や浸漬塗装ないしはグラビヤ印刷など
(切板又はコイル) 下塗り; エポキシ樹脂糸、ポリエステル樹脂糸な
ど、 上塗り; アルキド系、熱硬化アクリル系、ポリエステ
ル系、塩化ビルニ系、シリコン系、ふつ素樹脂系
など また被覆鋼板としては、塩化ビニル、アクリ
ル、ポリエステル、ポリエチレン、ふつ素樹脂な
どのフイルムをラミネートしたものが適合する。
さて第1図にこの考案の鋼板パネルによる外装
パネル工の一例を示し、図中1は面板、2は直フ
ランジ、3は平フランジであり、また4は隅丸
部、5は湾曲フランジ、そして6,7がかぎ形の
スロツトである。
通常カーテンウオールと呼ばれるビルの外装パ
ネルでは、一般に鋼板厚みとして1.6mm程度で、
直フランジ2のフランジ幅つまり目地深さは約35
mm程度、また平フランジ3の張出し幅は約15mm程
度にして、平フランジ3を隣接パネルの相互間で
重ね合わせ、スタツドによる躯体との締結を行つ
てから目地にシール材8、コーキン材9を順次充
填し、防水に役立たせる。
ここにシール材8、コーキン材9には、一般に
よく知られているブチルゴム、ウレタン及びチオ
コールの如きを用いることができる。
次に第2図は、この考案による鋼板パネルの成
形要領を工程順に示し、同図aの10は図示例で
矩形に切揃えた素材であつて、もちろん亜鉛めつ
きを経た上で塗覆装処理が施されたものである。
この素材10の四隅にそれぞれ、同図bに斜線を
引いてあらわした切欠11を、たとえば打抜き加
工する。なお図中12は平フランジ3の曲げ加工
外曲げ線、また13は直フランジ2の曲げ加工内
曲げ線をそれぞれ示すが、切欠11は両曲げ線1
2,13間でこれらと平行にのびる角状の切込み
14と、それらに挟まれた舌状部15とを素材1
0の四隅に形成する。
次に外曲げ線12に沿う曲げ加工を素材10の
各縁辺に施し、その後内曲げ線13に沿う曲げ加
工を同様に施した状況を部分について第2図cに
示し、ここに舌状部15を残す以外の点で半途品
10′は、鋼板パネルとほぼ同様な外観となる。
最後に舌状部15を含む半途品10′に隅丸部
4を形成するのに適合する第3図のようなパンチ
16とダイ17との間に挟圧して、面板1の互い
に隣接する各縁辺の直フランジ2,2をそれと同
等の幅で円弧状に連ねる湾曲フランジ5の曲げ加
工を成就する。ここに湾曲フランジ5とその両側
の各直フランジとの接合域でそれぞれ湾曲フラン
ジ5の端縁からかぎ形に直フランジの方へ切込ん
だ一対のスロツト6,7が形成される。かくして
第2図dに示した隅丸部4の成形を半途品10′
の四隅で繰返し鋼板パネルの成品に仕上げる。
なおこの隅丸部4の形成に支障のない限度にお
いて、直フランジ2の方へ切れ込むスロツト6,
7の長さを短くしてもよい。
(作用) この考案で、直フランジ2、平フランジ3、さ
らには湾曲フランジ5も、主として曲げ応力下に
それぞれ個別的に加工するので、予め素材表面に
施された塗覆装処理の表面損傷や、性状劣化を来
すうれいなくして、任意のサイズの成品が得られ
るのであり、とくに湾曲フランジ5の独立の曲げ
加工を容易にするのに役立つた一対のスロツト
6,7が直フランジ2の方へ向いて、湾曲フラン
ジ5と直フランジ2との接合域に位置するのみな
ので、湾曲フランジ5自体が何らの開口を有せ
ず、それ故パネル工の目地交差部で、その余の目
地の相当長さでの比較の下に過大な、目地体積に
起因した熱膨張の影響によるシーリング材の流出
を来すうれいなしに、上記の2次加工を容易なし
めるのに寄与する。
(考案の効果) この考案による鋼板パネルの構造は、 1 直フランジ、平フランジ及び湾曲フランジと
も曲げによる2次加工が容易なこと、 2 湾曲フランジの独立した曲げ加工を導くのに
役立つたスロツトが湾曲フランジ面には開口し
ないので、目地の防水性能の耐久性劣化を来さ
ないこと。
点で独特の効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図はパネル工の部分外観図、第2図は鋼板
パネルの成形手順の説明図、第3図は湾曲フラン
ジの曲げ加工プレスの金型説明図である。 1…面板、2…直フランジ、3…平フランジ、
4…隅丸部、5…湾曲フランジ、6,7…スロツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多角形を呈する面板の各縁辺に直フランジ及び
    平フランジを有し、隣接縁辺相互間にわたる隅丸
    部には各縁辺の直フランジのみをそれと同等の幅
    で円弧状に連ねる湾曲フランジをもち、この湾曲
    フランジとその両側の各直フランジとの接合域で
    それぞれ、湾曲フランジの縁端からかぎ形に直フ
    ランジの方へ切れ込んだ一対のスロツトを有する
    ことから成る、鋼板パネル。
JP19165785U 1985-12-14 1985-12-14 Expired JPH0332669Y2 (ja)

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JP19165785U JPH0332669Y2 (ja) 1985-12-14 1985-12-14

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JP19165785U JPH0332669Y2 (ja) 1985-12-14 1985-12-14

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Publication Number Publication Date
JPS6299712U JPS6299712U (ja) 1987-06-25
JPH0332669Y2 true JPH0332669Y2 (ja) 1991-07-11

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