JPH0513855Y2 - - Google Patents

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JPH0513855Y2
JPH0513855Y2 JP1989011160U JP1116089U JPH0513855Y2 JP H0513855 Y2 JPH0513855 Y2 JP H0513855Y2 JP 1989011160 U JP1989011160 U JP 1989011160U JP 1116089 U JP1116089 U JP 1116089U JP H0513855 Y2 JPH0513855 Y2 JP H0513855Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、建物などの構造物において、その隅
部、すなわち出隅部または内隅部に取付ける隅部
の下地材に関する。
従来の技術 建物の壁面に凹凸があると、布または合成樹脂
シートなどの壁装材を張付けるに先立つ、凹凸の
ある下地面を平坦に仕上げておかなければなら
ず、このことは壁面の出隅部または入隅部におい
ても同様な作業を必要とする。先行技術では、出
隅部または入隅部である隅部に、金属性薄板を張
り付けている。
また、他の先行技術(実公昭40−7570号)で
は、所要の形状に弯曲させた芯部材の表側に、合
成樹脂のような弾靭性のある材料で形成した表皮
部材を重合したコーナービードが示されている。
考案が解決すべき課題 前記第1の先行技術では、金属製薄板の部材が
錆を発生し、これによつて壁面から剥がれたり、
仕上り不良を生じる。
また、上記他の先行技術では、芯部材は弯曲状
の一体物であるから、出隅部にしか使用できな
い。すなわち、入隅部に使用したときは、芯部材
がその張力により折損したり、芯部材の両端部が
その支持部からはみ出したりして、使用できな
い。
また、表皮部材の厚みは一定で芯部材の両端を
蔽うものであるから、上からシートを張付けると
シート表面に段差ができる、という問題があつ
た。
本考案の目的は、出隅部、入隅部の両方に利用
でき、隅部の角度が変わっても使用でき、上から
布、シートの壁装材を張付けたとき表面を滑らか
に段差を少なく美麗にできる隅部の下地材を提供
することである。
課題を解決するための手段 本考案は、厚みが一定であり、硬質合成樹脂製
であり、幅方向に相互に間隔d1をあけて平行に
配置される一対の第1板部材1,2と、 前記第1板部材1,2の表面に連続して一体成
形され、両側部が薄く形成され、該両側部の端部
は第1板部材1,2の両端部よりも外方に突出し
ていない軟質合成樹脂製の第2板部材3とを含
み、 第2板部材3が一体形成されていない側の第1
板部材1,2の表面を隅部に接着固定し、出隅部
および入隅部に利用可能なことを特徴とする隅部
の下地材である。
また本考案は、第1板部材1,2の相互間に、
第2板部材3と一体的に突起20を形成すること
を特徴とする。
作 用 本考案に従えば、第1板部材は硬質合成樹脂製
であり、その厚みが一定であり、幅方向に相互に
間隔をあけて平行に配置される。この第1板部材
の表面には、連続して軟質合成樹脂製の第2板部
材が一体成形される。
第1板部材の第2板部材が一体成形されていな
い側の表面を接着材などによつて壁面の出隅部ま
たは入隅部に接着材を用いて、またはその他の手
段によつて固定する。第2板部材の一対の第1板
部材の相互間にある部分は、その第2板部材が軟
質合成樹脂製であるので、ヒンジ状に屈曲するこ
とができ、こうして、隅部を平坦にすることがで
きる。
第2板部材は、その両側部が薄く形成されてい
るので、本件下地材が固定される壁面との段差量
を小さくすることができる。
この第2板部材は、前述のように軟質合成樹脂
製であるので、硬質合成樹脂製の第1板部材が割
れるのを防ぎ、またその第1板部材がひびの発生
するのを防ぐ。
また、この第2板部材は上述のように軟質であ
るため、その第2板部材上に接着される布または
合成樹脂製シートの皺が発生することが防がれ
る。
実施例 第1図は本考案の一実施例の断面図であり、第
2図はその平面図である。第1板部材1,2は、
塩化ビニルなどの硬質合成樹脂製であり、その厚
みdは一定であり、たとえばd=0.5mmである。
一対の第1板部材1,2は、幅方向(第1図の左
右方向)に相互に間隔をあけて、第1図の紙面に
垂直方向、および第2図の上下方向に平行に配置
される。
第2板部材3は、2つの第1板部材1,2の表
面に形成される傾斜部4,5と、第1板部材1,
2の相互の間隔d1に位置し、傾斜部4,5を連
結する連結部6とを有し、塩化ビニルなどの軟質
合成樹脂製である。傾斜部4,5は、第2板部材
3の両側部(第1図の左右の側部)になるにつれ
て、連結部6から徐々に薄くなるように傾斜して
構成される。第1板部材1,2と第2板部材3と
は、一体成形されかつ、前記第2板部材3の両側
部の端部は、第1板部材1,2の両側部より外方
に突出しないよう構成される。傾斜部4,5の連
結部6寄りの最大厚みd2は、たとえば0.3mmで
あり、その第2板部材3の両側部では、厚みが零
となつている。本考案の他の実施例として、傾斜
部4,5はその両側部付近でのみ、薄くなるよう
に傾斜して形成されてもよい。
第1板部材1および第2板部材3の傾斜部4,
5には、複数の穴7が点在して形成される。これ
らの穴7は、同一の内径を有する。
第1図および第2図に示される本件下地材8
は、第3図に示されるように、建物の壁9の出隅
部に、接着剤10によつて固定される。接着剤1
0が多量に塗布されているときには、その余分の
接着剤10が穴7から外表面にはみ出してくる。
そのため、本件下地材8を出隅部に平坦に張付け
ることが可能となる。壁9の本件下地材8と、壁
9の下地材8が設けられていない表面には接着剤
を塗布し、その上に布または合成樹脂製シートな
どの壁装材28を張付ける。
第4図は、本考案に従う下地材8を壁12の内
隅部に接着剤13を用いて固定した状態を示す断
面図である。下地材8は、このような内隅部にも
また設けることができる。
第5図は、本考案の他の実施例の下地材14の
平面図である。前述の実施例の対応する部分に
は、同一の参照符を付す。第1板部材1とその上
の第2板部材3の傾斜部4を貫通して穴15,1
6,17が形成される。穴16は、穴15,17
に比べて大きい内径を有する。大きい内径を有す
る穴16は、第1板部材1の幅方向(第5図の左
右方向)の中央にあり、それよりも小さい内径を
有する穴15,17は、第1板部材1の幅方向の
両側部にある。こうして前述の第3図および第4
図のように、接着剤10,13を用いて隅部に接
着される際に、余分な接着剤は穴15,16,1
7からはみ出される。第1板部材1の両側部にお
ける余分な接着剤は壁9,12と、第2板部材3
の連結部6とによつて形成される空間にはみ出す
ので、穴17は小径でよい。また余分な接着剤
は、第1板部材1の左方(第3図および第4図の
下方)にはみ出すので、穴15の内径は小さくて
よい。
このような構成は、もう1つの第1板部材2と
第2板部材3の傾斜部5に関しても同様である。
第6図は、本考案のさらに他の実施例の断面図
である。この実施例は、前述の実施例に類似する
けれども、注目すべきは、第2板部材3の連結部
6において第1板部材1,2の相互間に一体的に
先細状の突起20が形成される。この突起20の
幅d4は0.2mmであり、その高さh1は0.3mmであ
つてもよい。このような突起20は、第1および
第2板部材1,2,3の長手方向(第6図の紙面
に垂直方向)に全長に亘つて形成されていてもよ
く、あるいはまた間隔をあけて間欠的に形成され
ていてもよい。このような第6図に示される下地
材21を、第7図に示すように壁9の外隅部に接
着剤10を用いて接着したとき突起20は空間1
8内に存在し、したがつて連結部6が外方から矢
符22の方向に力が作用しても、その連結部6が
空間18内に大きく撓んで凹むことが防がれる。
これによつて、壁装材の変形が防がれる。
また、第8図に示されるように壁9の内隅部に
本件下地材21を接着剤13によつて張付けたと
き、空間19に突起20が存在し、そのため第2
板部材3の連結部6が空間19内に大きく撓んで
へこむことが防がれる。このようにして、隅部の
壁装材の仕上がり状態の美観を向上することがで
きる。
第9図は、本考案の他の実施例の軸直角断面図
である。この実施例では、接着剤10,13を用
いる代わりに、第1板部材1,2の第2板部材3
が一体形成される表面とは反対側(第9図の上
方)に両面テープ24,25が貼着され、これら
の両面テープ24,25の表面に容易に剥離可能
な可撓性を有する保護シート26が張付けられ
る。両面テープ24,25は、薄い可撓性合成樹
脂製シートの両表面に貼着材が塗布されて構成さ
れる。
両面テープ24,25に代えて粘着材が第1板
部材1,2に直接に塗布されてもよい。
上述の各実施例では、下地材8,21は、建物
の室内の壁9,12に張付けられたけれども、本
考案の他の実施例として建物の外壁の出隅部また
は入隅部に張付けられてもよい。このとき壁9,
12はコンクリート製であつてもよく、その表面
が粗面であるコンクリートの外壁の隅部に本考案
に従う下地材8,21を張付けて固定した後、そ
のコンクリートの全面に亘つてモルタルを塗布し
て仕上げを行う。
本考案は、建物だけでなくその他の構造物の隅
部に関連して広範囲に実施することができる。
考案の効果 本考案によれば、第1板部材1,2の幅方向に
間隔1,2をあけるとともに、第2板部材3の形
成されていない側の第1板部材1,2の表面を隅
部に接着固定するようにしたから、本考案の下地
材を建物の壁の出隅部、入隅部の両方に利用でき
るとともに、隅部の角度が変わつても使用でき
る。
また、第2板部材3の両側部が薄く形成され、
該両側部の端部は第1板部材1,2の両側部より
も外方に突出しないように構成したから、本考案
の下地材を隅部に固着し、その上から布、シート
の壁装材を張付けたとき、壁装材にしわが発生せ
ず、その表面を滑らかに段差を少なく美麗にでき
る。
さらに硬質合成樹脂製の第1板部材1,2の表
面に、軟質合成樹脂製の第2板部材3を連続して
一体成型したから、第1板部材1,2に割れ、ひ
びが発生するのを防止できる。
また、第1板部材1,2の相互間に第2板部材
3と一体的に突起20を形成すれば、第2板部材
の連結部が撓んで凹むことがなく、下地材のコー
ナ部表面を一層滑らかに形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の軸直角断面図、第
2図は第1図に示される実施例の下地材8の平面
図、第3図は下地材8の壁9の出隅部に張付けた
状態を示す断面図、第4図は下地材8を壁12の
内隅部に張付けて固定した状態を示す断面図、第
5図は本考案の他の実施例の下地材14の平面
図、第6図は本考案の他の実施例の下地材21の
軸直角断面図、第7図は第6図に示される下地材
21を出隅部に接着して固定した状態を示す断面
図、第8図は下地材21を内隅部に接着して固定
した状態を示す断面図、第9図は本考案のさらに
他の実施例の下地材27の断面図である。 1,2……第1板部材、3……第2板部材、
4,5……傾斜部、6……連結部、7,15,1
6,17……穴、8,14,21,27……下地
材、20……突起、24……両面テープ、26…
…保護シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 厚みが一定であり、硬質合成樹脂製であり、
    幅方向に相互に間隔d1をあけて平行に配置さ
    れる一対の第1板部材1,2と、 前記第1板部材1,2の表面に連続して一体
    成形され、両側部が薄く形成され、該両側部の
    端部は第1板部材1,2の両端部よりも外方に
    突出していない軟質合成樹脂製の第2板部材3
    とを含み、 第2板部材3が一体形成されていない側の第
    1板部材1,2の表面を隅部に接着固定し、出
    隅部および入隅部に利用可能なことを特徴とす
    る隅部の下地材。 (2) 第1板部材1,2の相互間に、第2板部材3
    と一体的に突起20を形成することを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の隅部の
    下地材。
JP1989011160U 1989-01-31 1989-01-31 Expired - Lifetime JPH0513855Y2 (ja)

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JPH02101931U JPH02101931U (ja) 1990-08-14
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