JPS5930558Y2 - キヤビネツト - Google Patents

キヤビネツト

Info

Publication number
JPS5930558Y2
JPS5930558Y2 JP2576680U JP2576680U JPS5930558Y2 JP S5930558 Y2 JPS5930558 Y2 JP S5930558Y2 JP 2576680 U JP2576680 U JP 2576680U JP 2576680 U JP2576680 U JP 2576680U JP S5930558 Y2 JPS5930558 Y2 JP S5930558Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
cabinet body
base material
exterior material
cabinet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2576680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56129775U (ja
Inventor
誠一 原
Original Assignee
東芝工芸株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東芝工芸株式会社 filed Critical 東芝工芸株式会社
Priority to JP2576680U priority Critical patent/JPS5930558Y2/ja
Publication of JPS56129775U publication Critical patent/JPS56129775U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5930558Y2 publication Critical patent/JPS5930558Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Assembled Shelves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビ、ラジオ又は音響製品等に用いられる
キャビネットに係り、特にキャビネット本体が丸味を帯
びているコーナ部を有して形成されて、この本体外表面
に外装材を被着しであるキャビネットに関する。
従来、この種のキャビネットにおける外装材には、塩化
ビニル樹脂の薄いシートが一枚用いられているだけであ
り、これはキャビネット本体の外表面に接着されている
したがって、キャビネット本体を構成する基材の木目等
が表面に浮き出るだけでなく、シートと基材との熱膨張
率の差により基材の吸湿・乾燥に伴う膨張・収縮現象の
影響を直接受けて、コーナ部での基材相互の合わせ面に
おいて、シートがこの合わせ面に沿って膨出又は陥没し
て筋を発生し、外観を損う不都合があった。
本考案は上記の事情にもとづいて案出したもので、その
目的とするところは、構造簡単にして丸味を帯びたコー
ナ部での筋の発生を防止して長期間にわたって良好な外
観を維持できるとともに、強度を向上できるようにした
キャビネットを提供することにある。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
図中1は例えばテレビ用の筒状キャビネット本体を示し
、これは複数の基材、つまり次の説明に限るものではな
いが本実施例では、上側基材2、下側基材3、左右縦基
材4,4、上側左右隅部材5,5、下側窓右隅基材6,
6および左右の補助縦基材7,7相互を、コーナ部で接
合して形成しである。
上側および下側の左右隅部材5,5.6,6は必ずしも
必要とされるものではないが、本実施例ではこれらの部
材によってキャビネット本体1のコーナ部に必要な丸味
を帯びさせるようにしである。
そして、これら基材2〜7は木材、パーティクルボード
、合板および硬質合成樹脂又はこれらの複合材等から成
形してあり、本実施例の場合には基材2〜4および7を
パーティクルボートから成形するとともに、基材5゜6
を硬質スチロール樹脂から成形した例を示している。
また下側基材3にはテレビ用のキャビネット本体1であ
るために通気孔3aを開設しである。
なお、第1図中8・・・・・・は上側左右隅部材5,5
に設けた係止部5aに係止する係止部材で、基材2゜4
.4に一体に固着されていてこれら隅部材5に対する位
置決めをなすためのものであり、また9・・・・・・は
基材3と基材4,4にわたって釘10、木ねじ11およ
び接着剤(図示しない)等を介して固定された下側隅部
補強のための補強材を示す。
そして、このキャビネット本体1の外表面にはそのコー
ナ部に沿って屈曲可能な外装材12を被着しである。
なお、本実施例では下側基材3に通気(L3aを設けで
ある関係で、外装材12はこの下側基材3を除く外表面
に被着しである。
この外装材12は、外側に位置する半硬質の塩化ビニル
樹脂製の外側シート13と、この外側シート13よりも
硬質(なお、その硬さは屈曲を可能とする程度であるこ
とは勿論である。
)で、この外側シート13と上記キャビネット本体1と
の間に介在してこれらに接着した内側シート14とから
形成しである。
そして、外側シート13は適宜な色をなしているか又は
色彩による模様(図示しない)が印刷されており、言う
までもなくその表面は透明な保護層で被っであるととも
に、その厚みは数百ミクロンに設定しである。
さらに、内側シート14は、紙にポリエステル樹脂(例
えばジアシル・フタレート樹脂)を含浸させたシート、
フェノール・フォルム・アルデヒド樹脂シート又はファ
イバーシート等から成形しである。
これらは上記外側シート13よりも硬くかつ必ずしも必
要とはされないが熱伝導を減衰する性質を有したもので
、本実施例ではジアシル・フタレート樹脂を含浸させた
シートを用いた例を示している。
そして、この内側シート14の厚みは数百ミクロンに設
定しであるとともに、外側シート13より厚くする方が
熱伝導減衰性能等をより高める上で好ましいものであり
、本実施例では外側シート13よりも厚くかつ内外シー
) 13.14合わせて約1000μ以下に外装材12
の厚みを設定しである。
この外装材12は本実施例の場合、予め基材2,4゜4
.7.7およびこれらを繋ぐ薄肉部15〜18に一体に
重ね付けて設けてあり、なお、これらは本実施例の場合
にはパーティクルボード製の基板表面に外装材12を一
体に被着した状態から、裏面所定個所(第3図、第4図
A−Dで示す。
)を切削加工によって除去することにより得るようにな
っている。
また、本実施例において基材2〜7相互の接合面は接着
しであるが、図示しない接着剤又は接着材には液状又は
ペースト状の接着剤或は両面接着テープ等を用いて行う
ものである。
しかして、上記構成のキャビネットは、まず第3図、第
4図に示すように加工した基材2,4,4,7.7およ
び薄肉部15〜18と外装材12の一体物と、上下の左
右隅部材5,5,6.6とを用意して、隅部材5゜5.
6.6の円弧状面に薄肉部15〜18が各別に沿う如く
、第4図中矢印方向に上記一体物を屈曲させて、その各
接合面を接着し、その後に下側基板3を取付けることで
形成する。
なお、左右の補助縁基材7.7は上記屈曲により左右縦
基材4,4の裏面に添接する如く位置されて釘10で縦
基材4,4に固定されて、外装材12の納まりを良好と
しているとともに、下側基板3はこの左右補助縁基材7
,7間に補強材9・・・・・・および木ねじ等を介して
固定される。
そして、この組立てにおいて、薄肉部15〜18は極め
て薄く、かつ外装材12も極めて薄いために、キャビネ
ット本体1のコーナ部外表面に沿う屈曲を容易に行える
とともに、外側シート13が半硬質であるのでその伸び
変形によって可成り急激な曲げにも適応でき、内側シー
ト14又は薄肉部の組織に微細な割れを生じた場合にも
その割れに伴う白化現象の表出を防止することができる
なお、本実施例では薄肉部15〜18を切削加工して得
るが、その場合切削に伴う摩擦熱(約50℃)の発生に
も拘らず、内側シート14による熱伝導減衰作用によっ
て外側シート13への伝熱を抑えることができるから、
上記摩擦熱が直接外側シート13に作用してこれを熱変
形させることを防止でき、したがってコーナ部表面が平
滑な外装材12とできるものである。
さらに上記構成のキャビネットはキャビネット本体1と
外側シート13との間に、このシート13よりも硬い内
側シート14を介在させであるから、基材2〜7(なお
、下側基材3を除く)の吸湿・乾燥に伴う膨張・収縮現
象の外側シート13への影響を有効に減殺できる。
即ち、内側シート14により外側シート13における筋
の発生を防止して、同シート13の滑らかなコーナ部曲
面を長期間にわたって維持できるものである。
しかも、本実施例では内側シート14を外側シート13
より厚くしであるから、その効果がより大きいばかりで
なく、薄肉部15〜18が内側シート14内面に重ね付
けであるので、これら薄肉部15〜18によって一層上
述の効果を大きくできる。
また、この内側シート14を設けたことから、基材2〜
7(下側基材3を除く)の接合部以外の部分におけるこ
れら基材外表面の影響が外装材12の表面に浮き出るこ
とを防止でき、したがって特に基材が木材である場合に
おいてもその木目等が外装材12の表面に出ることを防
止できる。
さらにまた、外装材12を内外二重のシート13.14
で形成したことと相まって、内側シート14を外側シー
ト13より硬くしであることから、外装材12の強度が
向上し、よってキャビネット本体1の保護性能を向上で
きる。
なお、本考案においてキャビネット本体の全周にわたっ
て外装材を被着してもよいことは勿論、キャビネット本
体は隅基材を用いずに上下基材と左右縦基材とを直接突
合わせた所謂留め接合によって枠状として形成したもの
でもよいとともに、外装材は予め組立てたキャビネット
本体の外周に被着して設けてもよい。
即ち、これらの変形例を含めて本考案の実施に当っては
本考案の要旨に反しない限り、キャビネット本体におけ
る複数の基材およびこれらが形成するコーナ部、外装材
の内側シートおよび外側シート等の具体的な構造、形状
、位置、接合関係および材質等は上記一実施例に制約さ
れることなく種々構成して実施できることは勿論である
本考案は以上説明したように、丸味を帯びたコーナ部を
有するキャビネット本体の外表面に被着した外装材を、
外側の半硬質の塩化ビニル樹脂製外側シートと、この外
側シートより硬い内側シートとの二層構造としたことを
特徴とするものである。
したがって、本考案によれば、コーナ部を形成する基材
相互の膨張・収縮に拘らずこのコーナ部での筋の発生を
防止できるとともに、基材が木材等の場合にもその木目
等が浮き出ることを防止できる。
よって、長期間にわたって良好な外観を維持できる。
さらに、二層構造と内側シートの硬さにより強度を向上
したキャビネットとすることか“できる等の実用上優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は一部を省略し
て示すテレビ用キャビネットの略縦断面図、第2図は第
1図中矢印IIで示すコーナ部の拡大図、第3図は下側
基材および隅基材を除いた構体を展開した状態の下面図
、第4図は同状態の側面図である。 1・・・・・・キャビネット本体、2,4,5,6.7
・・・・・・基材、3・・・・・・下側の基材、12・
・・・・・外装材、13・・・・・・外側シート、14
・・・・・・内側シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の基材相互をコーナ部で接合して形成されかつコー
    ナ部が丸味を帯びているキャビネット本体の外表面に、
    上記コーナ部に沿って屈曲可能な外装材を被着してなる
    ものにおいて、上記外装材を、外側に位置した半硬質の
    塩化ビニル樹脂製の外側シートと、この外側シートより
    も硬質でこの外側シートと上記キャビネット本体との間
    に介在してこれらに接着した内側シートとから形成した
    ことを特徴とするキャビネット。
JP2576680U 1980-02-29 1980-02-29 キヤビネツト Expired JPS5930558Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2576680U JPS5930558Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29 キヤビネツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2576680U JPS5930558Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29 キヤビネツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56129775U JPS56129775U (ja) 1981-10-02
JPS5930558Y2 true JPS5930558Y2 (ja) 1984-08-31

Family

ID=29621792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2576680U Expired JPS5930558Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29 キヤビネツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5930558Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56129775U (ja) 1981-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5930558Y2 (ja) キヤビネツト
JPS62342Y2 (ja)
JPH0745293Y2 (ja) コーナ用装飾部材
JPS5856259Y2 (ja) 建築用板
JPH057371Y2 (ja)
JPS6030750A (ja) フラツシユパネル
JPS63957Y2 (ja)
JPH073898A (ja) 結露防止壁面構造
JPS6032315Y2 (ja) 出隅用千切り
JPH0513855Y2 (ja)
JPS5845372Y2 (ja) パネル接続部の断熱構造
JP3330111B2 (ja) 扉の構造
JPH0219148Y2 (ja)
JPH05149060A (ja) タブ形の外側パネルを備えた家具用扉
JPS6127379Y2 (ja)
JPS6141869Y2 (ja)
JPH0714614Y2 (ja) 化粧開口枠の取付構造
JPH0732749Y2 (ja) 内装用縁材
JP2782318B2 (ja) 窓枠用部材
JPS6238007Y2 (ja)
JPS63894Y2 (ja)
JP2577535B2 (ja) フラッシュ構造パネル
JPS628260Y2 (ja)
JPS628258Y2 (ja)
JPS5935715Y2 (ja) 壁面材