JPH0732749Y2 - 内装用縁材 - Google Patents

内装用縁材

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JPH0732749Y2
JPH0732749Y2 JP1987171247U JP17124787U JPH0732749Y2 JP H0732749 Y2 JPH0732749 Y2 JP H0732749Y2 JP 1987171247 U JP1987171247 U JP 1987171247U JP 17124787 U JP17124787 U JP 17124787U JP H0732749 Y2 JPH0732749 Y2 JP H0732749Y2
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JP
Japan
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ceiling
ceiling plate
sheet
edge
shaped
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裕志 三品
幸一 中村
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、建築物の室内において、天井板、壁板等の端
部を支持したり、端部に化粧を施すために使用される内
装用縁材に関するもので、特に天井板や壁板等の表面に
壁紙、壁クロスと称する化粧シートを張付ける際に適し
た内装用縁材に関するものである。
(従来の技術) 建築物の室内においては、天井板や壁板等の支持や化粧
のために各種の部材が使用されている。例えば、第3図
に示すものは、底目地天井部分を示す断面図であるが、
建築物の躯体側に固定されている野縁10の表面に天井板
11が、その端部を壁面12から若干離すようにして釘打ち
され、天井板11と壁面12との間に溝状の凹部13が底目地
として形成されるものである。
そして、上記のようにして天井板11の支持と底目地13の
形成を行った後は、天井板11の表面から底目地13の表面
にかけて、壁紙や壁クロス等の化粧シート14を張付けて
天井面と底目地部分の化粧を行っている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記のような底目地を形成する場合、壁紙や
壁クロス等の化粧シートは、デキストリンを主体とした
デンプン糊やそれに酢酸ビニル樹脂を混入した接着剤に
よって、天井板に糊付けされるのが一般的である。この
場合、天井板は表面を紙で覆った石膏ボード等が使用さ
れているので、デンプン糊等によっても容易に糊付けが
可能であるが、野縁10の露出部分は糊が利かず、剥がれ
易いという問題があった。
このような問題は、上記の底目地天井用見切縁に限ら
ず、壁板の出隅、入り隅部分に化粧として設けられる他
の部材、木材と紙、紙と合成樹脂等の組合せについても
同様で、異種材料の存在により、壁紙等の化粧シートの
糊付けが難しく、剥がれの原因となっていた。
本考案の目的は、上記ような従来技術の問題点を解決
し、通常使用されるデンプン糊等を使用して、異種材料
の表面にも化粧用シートを強固に張付けることのできる
内装用縁材を提供することにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案の内装用縁材は、建物の天井部分に設けられた野
縁表面に重ね合わされる平面状の固定部と、この固定部
下面にL字形に一体形成され、天井板の端部並びに表面
部を覆う天井板支持部と、前記固定部における前記天井
板支持部よりも建物の壁面側であって、天井板に覆われ
ることなく表面が外部に露出している釘打ち部とを、一
体化してなる合成樹脂製の底目地天井用見切り縁を備
え、 前記固定部の天井板支持部よりも壁面側の表面と、L字
形の天井板支持部外面とに、糊付け可能シートが固定さ
れ、前記糊付け可能シートはL字形の天井板支持部外面
の水平部分と垂直部分とに連続して設けられていること
を特徴とする。
(作用) 上記のような構成を有する本考案においては、天井板や
壁板等とは異なった材質の合成樹脂製縁材表面に予め和
紙等の糊付け可能シートが固定されているので、この糊
付け可能シート上に通常使用されているデンプン糊等の
接着剤を用いて化粧シートを糊付けすることが可能とな
り、化粧シートの剥がれが解消される。
特に、本考案は、固定部に設けられた釘打ち部に釘を打
つことにより、天井板に釘打ちすることなく、縁材およ
びこれに支持された天井板を野縁に固定することができ
る。また、固定部によって底目地幅の規制ができるの
で、天井板のサイズに多少の誤差があっても、底目地幅
が揃った外観の良い天井を得ることができる。
さらに、本考案は、糊付け可能シートがL字形の天井板
支持部外面の水平部分と垂直部分とに連続して設けられ
ている。このため、化粧シートを貼った場合に、水平部
分と垂直部分とによって形成される角部分に化粧シート
が密着して、通常、シート状のものを角部分に貼った場
合に生じやすいシートの浮きが防止される。したがっ
て、化粧シートが、水平部分と垂直部分とによって構成
される角部分においてシャープな仕上がりとなり、下方
から見て縁線が真っ直ぐな外観のよい天井を得ることが
できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に従って具体的に説明す
る。
*第1実施例 第1図は、本考案を底目地天井用見切縁に使用した実施
例を示すものである。
この見切縁1は、建築物の躯体側に固定されている野縁
10の表面に釘打ち2される平板状の固定部1aと、この固
定部1aの下面中央にL字形に一体形成された支持部1bと
から構成されている。この見切縁1においては、天井板
11の端部をL字形支持部1bによって抱え込むように支持
させると、L字形支持部1bの背面と壁面12との間に、溝
状の凹部13が底目地として形成されるものである。
上記のような構成を有する本実施例において、L字形を
した天井板支持部1bの外面および固定部1aの支持部1bよ
りも壁面側の表面には、糊付け可能シート3が固定され
ている。
この糊付け可能シート3としては、デンプン糊や酢酸ビ
ニル混入デンプン糊によって壁紙や壁クロスを接着でき
るシート、例えば和紙、合成紙、布等が使用される。ま
た、この糊付け可能シートを合成樹脂製の見切縁1の表
面に固定するには、粘着材4或いは両面接着テープを使
用すること望ましいが、合成紙を使用した場合には見切
縁を構成する合成樹脂と合成紙の構成材料とを接着する
ことのできる接着剤やヒートシール(熱溶着や高周波加
熱)等の手段も採用できる。
このような構成を有する本実施例によれば、天井用見切
縁1が持つ、 天井の端部を隠す。
天井板を支持する。
固定部を壁面に当てることで、底目地の幅の定規と
なる。
という利点に加え、化粧シート14を天井板11および底目
地13部分の表面にしっかりと張付けることが可能とな
る。
なお、本実施例と同形状の見切縁の表面に細かな溝を切
ったり、粗面加工して化粧シートを糊付けたものと本実
施例とを比較したが、本実施例の方がはるかに優れた糊
付け強度を得ることができた。また、合成樹脂製縁材の
表面に両面接着テープを張っておき、化粧シートの端部
は両面粘着テープで縁材張付けたものとも比較したが、
デンプン糊等の接着剤は、現場で水を使用して張付ける
ことから、水や糊が付いた化粧シートを粘着テープでは
固定できず、これも本実施例の糊付け可能シートを張っ
たものに劣るものであった。
*第2実施例 第2図に示すものは、本考案の第2実施例であって、第
1実施例と同じく底目地天井用見切縁1に本考案を適用
したものである。この見切縁は、固定部1aが第1実施例
よりも短く、その端部にL字形の天井板支持部1bが一体
に形成されている。
この形状の見切縁においても、L字形支持部の外面およ
び天井板支持部1bの表面に和紙等の糊付け可能シート3
が粘着材4等によって固定されているので、その表面に
化粧シート1が糊付けすることが可能である。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、合成樹脂製の内装用縁材
の表面に糊付け可能シートを固定するという簡単な手段
により、通常使用されているデンプン糊等の接着剤を用
いて、内装用シートを縁材表面にしっかりと接着するこ
とが可能となり、施工後の剥がれ等の不都合が解消する
効果がある。
特に、本考案を第1図および第2図に示すような底目地
天井用見切縁に適用すれば、一つの部材で、天井板の支
持と端部の処理、底目地の幅の規制、化粧シートの張付
けという多数の作用を一挙に果たすことが可能となり、
底目地天井の施工が格段に容易になる利点がある。
さらに、本考案によれば、糊付け可能シートをL字形の
天井板支持部外面の水平部分と垂直部分とに連続して設
けるという簡単な手段によって、これに貼られる化粧シ
ートの仕上がりを、水平部分と垂直部分とによって構成
される角部分においてシャープなものとし、縁線が真っ
直ぐな外観のよい天井を得ることができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の内装用縁材を底目地天井用見切縁に適
用した実施例を示す断面図、第2図は同じく他の形状の
天井用見切縁に適用した実施例の断面図、第3図は従来
の底目地天井の一例を示す断面図である。 1……見切縁、1a……固定部、1b……支持部、2……釘
打ち、3……糊付け可能シート、4……粘着材、5……
壁板用縁材、10……野縁、11……天井板、12……壁面、
13……底目地、14……化粧シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の天井部分に設けられた野縁表面に重
    ね合わされる平面状の固定部と、この固定部下面にL字
    形に一体形成され、天井板の端部並びに表面部を覆う天
    井板支持部と、前記固定部における前記天井板支持部よ
    りも建物の壁面側であって、天井板に覆われることなく
    表面が外部に露出している釘打ち部とを、一体化してな
    る合成樹脂製の底目地天井用見切り縁を備え、 前記固定部の天井板支持部よりも壁面側の表面と、L字
    形の天井板支持部外面とに、糊付け可能シートが固定さ
    れ、 前記糊付け可能シートはL字形の天井板支持部外面の水
    平部分と垂直部分とに連続して設けられていることを特
    徴とする内装用縁材。
JP1987171247U 1987-11-11 1987-11-11 内装用縁材 Expired - Lifetime JPH0732749Y2 (ja)

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JPH0175533U JPH0175533U (ja) 1989-05-22
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