JPS594752A

JPS594752A - Ｌ字型折曲部を有する造作材

Info

Publication number: JPS594752A
Application number: JP11203082A
Authority: JP
Inventors: 富雄高橋
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1982-06-29
Filing date: 1982-06-29
Publication date: 1984-01-11
Also published as: JPH0331858B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は主として、建材、家具材等に用いられるＬ字
型折曲部を有する造作材に関する。

従来、建材又は家具用材料として、板体の一側又は両側
に肉厚部を設けてＬ字型折曲部全形Ｊ成し、これをたとえば縁取り用又枠体（たとえば開閉部
の）として用いている。これは施工上の便宜を図る２と
もに、美観向上を図ることを目的としたものである。

しかして、このようｉＬ字型折曲部を有する造作材の従
来の製法としては、第１図に示すように、比較的厚い板
１の一部（斜線部）Ｊａ’ｉ切削してＬ字型基材１ｂｆ
形成し、ついでたとえば第２図に示すようにその外側面
に所望の化粧音節した化粧シート２を貼着する方法がと
られていた。なお、この化粧シート２の貼着法として、
合板もしくは板状基材に塩化ビニル等の化粧シートを貼
着したものをｖカット等を介してＬ字型に形成し、これ
に上述のＬ字型基材１ｂを挿入、貼着する方法も知られ
ている。

しかし、いずれにし・でも、上述の如き従来の方法は切
削部分１１Ｌが大きく、コスト高の原因となるとともに
、化粧シートの貼着工程も平板上に単に貼着する場合と
異なり、複雑となるなどの問題がある。また、上述の合
板を介して化粧シートを貼着する方法も基材１との接着
が不十分となるおそれがある。

この発明は上記事情に鑑みてなされたものでで、かつ、
機械的強度のすぐれたＬ字型折曲部を有する構造材を提
供することを目的とする。

すなわち、この発明は第１の板体と、該第１の板体よシ
肉薄の第２の板体が直交してそれぞれ９０°をなす外側
角部と内側角部全形成して相互に接着されてなる基材と
、該基材の外側面に上記外側角部を含めて連続的に貼着
された化粧シートと全具備してなるＬ字型折曲部を有す
る造作′材において、第１の板体と、第２の板体との接着が上記外側角部全基
点として４５°の角度をなす切断面を介してなされ、上
記内側角部とその近傍が第２の板体の一部として構成さ
れていること全特徴とするＬ字型折曲部を有する造作材
全提供するものである。

以下、この発明を図示の一実施例全参照して説明する。

１ず、基材１１の一方の面および後述する第２の板体音
形成する側の基材側面１１１Ｌに第３図のように化粧シ
ート１２を接着剤を介して積層させる。なお、この基材
１１の材質としては特に限定されないが、一般的には木
質系材料、たとえば合板、集成板、スターウッド（商標
）、ベストウッド（商標）、／４１−チクルが一部等が
用いられる。化粧シート１２としてはポリ塩化ビニル、
？リオレフィン、ポリエステル等の合成樹脂からなるシ
ート、フィルム、織布、不織布あるいは紙等、比較的柔
軟なシート状のものの単層又は積層物を適宜使用し得る
。その厚みについても特に制限はないが、一般には０．
１〜０、３　ｔ＋Ｉ＋！程度のものが用いられる。

次に、第４図に示すように、化粧シート１２の被着表面
と反対側表面の所定個所１３全切削してＶ溝１４′：ｒ
：形成する。このＶ溝１４の深さは底部が９０°をなし
、かつ化粧シート１２と基材１１との接着面に接する程
度又は近傍に位置する程度とし、のちの工程において、
この底部を介して基材１１が容易に矢扇Ａ方向に９０°
折曲し得るようにする。このＶ溝１３の形成と同時に、
化粧シート１２を接着した側の基板側面１１ａとＶ溝１
４の上縁との間の一部１５をその部分に位置する化粧シ
ート１２とともに平らに切削し、段部１６を形成する。

ついで、■溝１４の底部に適当な接着剤を塗布したのち
、その最深部を回転軸としてＡ方向に９０°回転させれ
ば第５図に示すように１、恰かも化粧シート１２を被着
した厚板（第１の板体）１１ｂと、これよシ薄い板（第
２の板体）１１Ｃとが直交して相互に接合したＬ字型形
状の造作材となる。

このようにして得られるＬ字型折曲部を構造材の特異な
点は、第１の板体１１ｂと、これより薄肉の第２の板体
１１ｃとの接合の仕方、すなわち、９０６ｔなす外側角
部１１を基点として４５°の角度上なす切断面１９會介
して相互に接着され、したがって内側角部１８と、その
近傍が第２の板体１１ｃの一部として構成されているこ
とである。そのため、このような造作材が仮りに外側角
部１７と内側角部１８とを結ぶ直＃ｉ１（点線２θ）で
接合されている場合と比較し１纂て、この接着部の機械的強度特著しく向上することとな
る。なぜならば第４図から明らかな如く点１ｆ１１２θ
の距離と比較して切断面１９の長さが必然的に大きくな
りしたがって接着面積が大きくとれ、しかも、使用時に
おいて、このＬ字型折曲部を開く方向に作用する力はこ
の内側角部に最も太きく集中するが、この内側角部＃′
ｉ接着されておらず、第２の板体１１ｃの一部全構成し
ているので、点線２０で接合されたものと比較して、そ
の機械的強度は著るしく向上することになる。さらに、
第４図に示す如く、この造作材全内側角部１８に他部材
２１を介して固定した場合、この機械的強度の向上効果
は一層促進される。

さらに、この発明においては化粧シート１２は最初に基
材１１の上面にのみ、あるいは第３図に示すように側面
の一部のみに貼着すればこの造作材の製造完了時には露
出する外表面の少なくとも２而が完全に化粧シート１２
によって被覆された状態となるので、化粧シート１２の
貼着工程が極めて簡単となる。

なお、上記実施例では造作材の一端のみヲＬ字型折曲さ
せた場合について述べたが当然、同様にして両端に同様
のＬ字型折曲部を形成させることもできる。また、この
発明に係わる造作材は建材用のほか家具用等、広い範囲
で利用することができよう。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来のＬ字型折曲部を有する造作
材の製造工程全説明する平面図、第３図ないし第５図は
本発明に係わるＬ字型折曲部を有する造作材の製造工程
を説明する平面図である。図中、１・・・板１．１ａ・・・板の一部、１ｂ・・・
Ｌ字型基材、２・・・化粧シート、１１・・・基材、１
１ｂ・・・第１の板体、Ｉｌｃ・・・第２の板体、１２
・・・化粧シート、１４・・・Ｖ溝、１６・・・段部、
１７・・・外側角部、１８・・・内側角部、１９・・・
切断面、２１・・・他部材。

Claims

【特許請求の範囲】（リ　第１の板体と、該第１の板体よシ肉薄の第２の板
体が直交してそれぞれ９０°をなす外側角部と内側角部
全形成して相互に接着されてなる基材と、該基材の外側
面に上記外側角部全台めて連続的に貼着された化粧シー
トとを具備してなるＬ字型折曲部を有する造作材におい
て、第１の板体と、第２の板体との接着が上記外側角部
全基点として４５°の角度全なす切断面を介してなされ
、上記内側角部とその近傍が第２の板体の一部として構
成されていることを特徴とするＬ字型折曲部を有する造
作材。（２）第１の板体と第２の板体が、一方の面に予め化粧
シートを貼着した同一基材の他方の面に設けられた■溝
を介して９０°に折曲して形成されたものであって、第
２の板体の厚みは上記基材のうちの相当する部分の切削
によって形成されたものである特許請求の範囲第１項記
載の造作材。（３）基材が木質材料からなる特許請求の範囲第１項記
載の造作材。（４）化粧シートが軟質ポリ塩化ビニルから形成されて
いる特許請求の範囲第１項記載の造作材。（５）造作材が縁取シ用のものである特許請求の範囲第
１項記載の造作材。（６）化粧シートが外側角部を形成する外面のほか、側
面にも粘着されている特許請求の範囲第１項記載の造作
材。