JPH0331858B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0331858B2
JPH0331858B2 JP11203082A JP11203082A JPH0331858B2 JP H0331858 B2 JPH0331858 B2 JP H0331858B2 JP 11203082 A JP11203082 A JP 11203082A JP 11203082 A JP11203082 A JP 11203082A JP H0331858 B2 JPH0331858 B2 JP H0331858B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
base material
decorative sheet
fixture
plate body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11203082A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS594752A (ja
Inventor
Tomio Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP11203082A priority Critical patent/JPS594752A/ja
Publication of JPS594752A publication Critical patent/JPS594752A/ja
Publication of JPH0331858B2 publication Critical patent/JPH0331858B2/ja
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  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は主として、建材、家具材等に用いら
れるL字型折曲部を有する造作材に関する。
従来、建材又は家具用材料として、板体の一側
又は両側に肉厚部を設けてL字型折曲部を形成
し、これをたとえば縁取り用又は枠体(たとえば
開閉部の)として用いている。これは施工上の便
宜を図るとともに、美観向上を図ることを目的と
したものである。
しかして、このようなL字型折曲部を有する造
作材の従来の製法としては、第1図に示すよう
に、比較的厚い板1の一部(斜線部)1aを切削
してL字型基材1bを形成し、ついでたとえば第
2図に示すようにその外側面に所望の化粧を施し
た化粧シート2を貼着する方法がとられていた。
なお、この化粧シート2の貼着法として、合板も
しくは板状基材に塩化ビニル等の化粧シートを貼
着したものをVカツト等を介してL字型に形成
し、これに上述のL字型基材1bを挿入、貼着す
る方法も知られている。
しかし、いずれにしても、上述の如き従来の方
法は切削部分1aが大きく、コスト高の原因とな
るとともに、化粧シートの貼着工程も平板上に単
に貼着する場合と異なり、複雑となるなどの問題
がある。また、上述の合板を介して化粧シートを
貼着する方法も基材1との接着が不十分となるお
それがある。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
つて、材料損失が少なく、しかも製造上簡単で、
かつ、機械的強度のすぐれたL字型折曲部を有す
る構造材を提供することを目的とする。
すなわち、この発明は第1の板体と、該第1の
板体より肉薄の第2の板体が直交してそれぞれ
90゜をなす外側角部と内側角部を形成して相互に
接着されてなる基材と、該基材の外側面に上記外
側角部を含めて連続的に貼着された化粧シートと
を具備してなるL字型折曲部を有する造作材にお
いて、 第1の板体と、第2の板体との接着が上記外側
角部を基点として45゜の角度をなす切断面を介し
てなされ、上記内側角部とその近傍が第2の板体
の一部として構成されていることを特徴とするL
字型折曲部を有する造作材を提供するものであ
る。
以下、この発明を図示の一実施例を参照して説
明する。
まず、基材11の一方の面および後述する第2
の板体を形成する側の基材側面11aに第3図の
ように化粧シート12を接着剤を介して積層させ
る。なお、この基材11の材質としては特に限定
されないが、一般的には木質系材料、たとえば合
板、集成板、スターウツド(商標)、ベストウツ
ド(商標)、パーチクルボード等が用いられる。
化粧シート12としてはポリ塩化ビニル、ポリオ
レフイン、ポリエステル等の合成樹脂からなるシ
ート、フイルム、織布、不織布あるいは紙等、比
較的柔軟なシート状のものの単層又は積層物を適
宜使用し得る。その厚みについても特に制限はな
いが、一般には0.1〜0.3mm程度のものが用いられ
る。
次に、第4図に示すように、化粧シート12の
被着表面と反対側表面の所定個所13を切削して
V溝14を形成する。このV溝14の深さは底部
が90゜をなし、かつ化粧シート12と基材11と
の接着面に接する程度又は近傍に位置する程度と
し、のちの工程において、この底部を介して基材
11が容易に矢線A方向に90゜折曲し得るように
する。このV溝13の形成と同時に、化粧シート
12を接着した側の基板側面11aとV溝14の
上線との間の一部15をその部分に位置する化粧
シート12とともに平らに切削し、段部16を形
成する。
ついで、V溝14の底部に適当な接着剤を塗布
したのち、その最深部を回転軸としてA方向に
90゜回転させれば第5図に示すように、恰かも化
粧シート12を被着した厚板(第1の板体)11
bと、これより薄い板(第2の板体)11cとが
直交して相互に接合したL字型形状の造作材とな
る。
このようにして得られるL字型折曲部を構造材
の特異な点は、第1の板体11bと、これより薄
肉の第2の板体11cとの接合の仕方、すなわ
ち、90゜をなす外側角部17を基点として45゜の角
度をなす切断面19を介して相互に接着され、し
たがつて内側角部18と、その近傍が第2の板体
11cの一部として構成されていることである。
そのため、このような造作材が仮りに外側角部1
7と内側角部18とを結ぶ直線(点線20)で接
合されている場合と比較して、この接着部の機械
的強度は著しく向上することとなる。なぜならば
第4図から明らかな如く点線20の距離と比較し
て切断面19の長さが必然的に大きくなりしたが
つて接着面積が大きくとれ、しかも、使用時にお
いて、このL字型折曲部を開く方向に作用する力
はこの内側角部に最も大きく集中するが、この内
側角部は接着されておらず、第2の板体11cの
一部を構成しているので、点線20で接合された
ものと比較して、その機械的強度は著るしく向上
することになる。さらに、第4図に示す如く、こ
の造作材を内側角部18に他部材21を介して固
定した場合、この機械的強度の向上効果は一層促
進される。
さらに、この発明においては化粧シート12は
最初に基材11の上面にのみ、あるいは第3図に
示すように側面の一部のみに貼着すればこの造作
材の製造完了時には露出する外表面の少なくとも
2面が完全に化粧シート12によつて被覆された
状態となるので、化粧シート12の貼着工程が極
めて簡単となる。
なお、上記実施例では造作材の一端のみをL字
型折曲させた場合について述べたが当然、同様に
して両端に同様のL字型折曲部を形成させること
もできる。また、この発明に係わる造作材は建材
用のほか家具用等、広い範囲で利用することがで
きよう。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のL字型折曲部を有
する造作材の製造工程を説明する平面図、第3図
ないし第5図は本発明に係わるL字型折曲部を有
する造作材の製造工程を説明する平面図である。 図中、1……板、1a……板の一部、1b……
L字型基材、2……化粧シート、11……基材、
11b……第1の板体、11c……第2の板体、
12……化粧シート、14……V溝、16……段
部、17……外側角部、18……内側角部、19
……切断面、21……他部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の板体と、該第1の板体より肉薄の第2
    の板体が直交してそれぞれ90゜をなす外側角部と
    内側角部を形成して相互に接着されてなる基材
    と、該基材の外側面に上記外側角部を含めて連続
    的に貼着された化粧シートとを具備してなるL字
    型折曲部を有する造作材において、 第1の板体と、第2の板体との接着が上記外側
    角部を基点として45゜の角度をなす切断面を介し
    てなされ、上記内側角部とその近傍が第2の板体
    の一部として構成されていることを特徴とするL
    字型折曲部を有する造作材。 2 第1の板体と第2の板体が、一方の面に予め
    化粧シートを貼着した同一基材の他方の面に設け
    られたV溝を介して90゜に折曲して形成されたも
    のであつて、第2の板体の厚みは上記基材のうち
    の相当する部分の切削によつて形成されたもので
    ある特許請求の範囲第1項記載の造作材。 3 基材が木質材料からなる特許請求の範囲第1
    項記載の造作材。 4 化粧シートが軟質ポリ塩化ビニルから形成さ
    れている特許請求の範囲第1項記載の造作材。 5 造作材が縁取り用のものである特許請求の範
    囲第1項記載の造作材。 6 化粧シートが外側角部を形成する外面のほ
    か、側面にも粘着されている特許請求の範囲第1
    項記載の造作材。
JP11203082A 1982-06-29 1982-06-29 L字型折曲部を有する造作材 Granted JPS594752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11203082A JPS594752A (ja) 1982-06-29 1982-06-29 L字型折曲部を有する造作材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11203082A JPS594752A (ja) 1982-06-29 1982-06-29 L字型折曲部を有する造作材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS594752A JPS594752A (ja) 1984-01-11
JPH0331858B2 true JPH0331858B2 (ja) 1991-05-08

Family

ID=14576240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11203082A Granted JPS594752A (ja) 1982-06-29 1982-06-29 L字型折曲部を有する造作材

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JP (1) JPS594752A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4706333B2 (ja) * 2005-05-27 2011-06-22 凸版印刷株式会社 四方巻き込み床材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS594752A (ja) 1984-01-11

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