JPS5910252Y2 - 採光用窓付建築ブロツク - Google Patents

採光用窓付建築ブロツク

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JPS5910252Y2
JPS5910252Y2 JP1980035269U JP3526980U JPS5910252Y2 JP S5910252 Y2 JPS5910252 Y2 JP S5910252Y2 JP 1980035269 U JP1980035269 U JP 1980035269U JP 3526980 U JP3526980 U JP 3526980U JP S5910252 Y2 JPS5910252 Y2 JP S5910252Y2
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JP
Japan
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heat insulating
concrete
window hole
block
peripheral edge
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JP1980035269U
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JPS56136021U (ja
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雍治 飯田
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、採光用窓を有しかつ断熱、遮音性を向上した
採光用窓付建築ブロックに関する。
従来の建築用コンクリート製ブロックで構築した壁体に
は採光性が全くないため、この壁体に採光性を付与する
には、これにガラス窓を取付けねばならず施工費が著し
く嵩むばかりか遮音性が低下することにもなり、しかも
コンクリートは断熱効果に乏しく夏季においては室内の
温度が高くなり、冬季においては室内の壁内面に露が発
生するなどの欠点があった。
本考案は、この種のコンクリート製ブロックを、断熱材
を挾んだ積層体に構威して断熱性を付与する一方、この
積層体に窓孔を穿設し、該窓孔内に少なくとも2枚の透
光体を、それらの透孔体間に適宜の空間をあけて嵌挿、
固着することにより、当該窓孔個所における断熱性及び
遮音性を損なわず採光性を付与した採光用窓付建築ブロ
ックの提供を目白勺とする。
次に本考案の一例を実施例図面について説明すると、1
aはセメント、パーライト、砂等を適宜量配合し水で凝
固させたコンクリート製ブロック基板で、該基板1aの
表裏両面に接着剤を介して発泡ポリスチレン、発泡ポリ
ウレタン等からなる断熱材2を各々貼着すると共に、該
両断熱材2表面に更に接着剤を介してコンクリート製表
装板1b,lbを各々貼着して建築用積層ブロック体1
に構威し、この積層ブロック体1には、表面側Aから裏
面側Bまで貫通する窓孔3を穿設する。
この窓孔3は、第2図に示すように、コンクリート製ブ
ロック基板1aの中央部から前記表面側A及び裏面側B
の両方に向って各々末広がりのテーパー状に形戊する。
第4図は、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の
熱硬化性合威樹脂又はアクリル樹脂、AS樹脂等の熱可
塑性樹脂、さらに無機ガラス等の無着色又は着色した透
孔体で、該透孔体4は、本実施例では皿状を有し、かつ
外周に前記窓孔3の軸方向に適宜広幅状の外周縁5の一
体的に備え、この透光体4を、前記建築用ブロック1の
窓孔3内の表面側A及び裏面側B近傍にそれぞれ1枚づ
つ、合計2枚嵌挿し、両透孔体4,4間に適宜寸法lの
空間をあけると共に、それらの透光体4,4の外周縁5
を、両断熱材2,2の個所において、前記窓孔3の内壁
面6に接当して、コンクリート製ブロック基板1a、断
熱材2及びコンクリート製表装板1bの三者に各々接着
してなるものである。
このように構或された採光用窓付建築ブロック1は、従
来のコンクリートブロックと同様に、各ブロックの間に
鉄筋7と目地10とを充填しつつ複数個積み重ねること
により、建物の部屋の外装壁等を構築するのであり、こ
の構築された外壁は、各ブロック1の窓孔3から採光さ
れるから、従来のようにガラス窓を取付ける必要がない
のである。
以上の通り本考案の採光用窓付建築ブロックは、コンク
リート製ブロック基板の表裏両面に接着剤を介して断熱
材を貼着し更にそれらの断熱材表面に接着剤を介して各
々コンクリート製表装板を貼着した積層体に構威したか
らその断熱、遮音効果は、コンクリニト単体の場合より
も向上する一方、この積層体に窓孔を穿設し、該窓孔内
に、少なーくとも2枚の透孔体を、それらの透光体間に
空間をあけて嵌挿しているため該窓孔個所の断熱・遮音
効果も損なわれず結局該建築用ブロックの断熱・遮音性
が向上する。
又、コンクリート製ブロック基板と断熱材、及びコンク
リート製表装板と断熱材との−各々の接着面積は大きく
、前記ブロック基板、断熱材及びコンクリート製表装板
が一体的に強固に固着されると共に透孔体の外周縁の面
積を大に、即ち接着面積を大にした透孔体を、建築用ブ
ロックの窓孔内の断熱材の個所で、コンクリート製ブロ
ック基板、断熱材及びコンクリート製表装板の三者に一
体的に強固に接着するため断熱材の介装による該建築用
ブロックの機械的強度の低下が阻止される他、窓孔内で
、透光体、コンクリート製表装板、コンクリート製ブロ
ック基板及び断熱材の四者を一体に固着するため、その
接着部の密封度が優れ、特に透光体と断熱材との熱膨張
率の差が小さくかつ接着強度が大である等の理由により
その剥離が阻止されて密封度は著しく向上され、建物の
部屋における外壁に使用した場合おける雨水の侵入を確
実に防止できる。
しかも、建築用ブロックの窓孔の形状を任意に形威した
該窓孔に透光体を嵌挿して接着剤で涸着することにより
該建築ブロックの用途に応じた好適な採光を可能にしう
ると共に装飾的にも美麗となり、また製作も簡単になし
うるのであり、更に、両断熱材の表面がコンクリート製
表装板で覆われていることにより、火災に際して断熱材
が火災に直接触れず耐火性をも有するのである。
なお、窓孔3個所における断熱性及び遮音性を更に向上
するには、前記両透光体4,4に、各々、不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性合戊樹脂又はア
クリル樹脂、AS樹脂等の熱可塑性樹脂、さらに無機ガ
ラス等の無着色又は着色した透光体8,8を、その間に
適宜の中空部9,9を設けて重ね合せて一体的に接着し
た二重構造にすればよく、また実施例図面のように、建
築用積層ブロック体1の窓孔3を、コンクリート製ブロ
ック基板1aの中央部から表面側A及び裏面側Bの両方
に向って各々末広がりのテーパ一孔に形戊する一方、前
記透光体4.4における外周縁5を、前記テーパ一孔の
内壁面6と略平行のテーパ−面に形戊してコンクリート
製ブロック基板1a、断熱材2及びコンクリート製表装
板1bに接着すれば透光体4のテーパー状外周縁5がコ
ンクリート製表装板1bを押圧するので、コンクリート
製表装板1bと透光体4との剥離が防止されて接合状態
がより強固になると共に、窓孔3の型抜きが容易になり
、しかも透光体4の窓孔3内での位置決めが、窓孔3が
平行孔である場合よりも簡単に且つ正確にできるのであ
り、更に、本考案の採光用窓付建築ブロックを積み上げ
て壁体を形戊する際、ブロック間の目地部10にも紐状
の断熱材2′を埋め込むことにより、この壁体の断熱・
遮音効果は一層向上する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の採光用窓付建築ブロックの実施例を示し、
第1図は、本考案の採光用窓付建築ブロックの斜視図、
第2図は第1図のII − II線視拡大断面図である
。 1・・・・・・採光用窓付建築ブロック、1a・・・・
・・コンクリート製ブロック基板、1b・・・・・・コ
ンクリート製表装板、2・・・・・・断熱材、A・・・
・・・表面側、B・・・・・・裏面側、3・・・・・・
窓孔、4・・・・・・透孔体、5・・・・・・透光体の
外周縁。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)コンクリート製ブロック基板の表裏両面に接着剤
    を介して断熱材を各々貼着すると共に、該両断熱材表面
    に更に接着剤を介してコンクリート製表装板を各々貼着
    した建築用積層ブロック体に構威し、この積層ブロック
    体には表面側から裏面側まで貫通する窓孔を穿設し、該
    窓孔内には、外周に前記窓孔の軸方向に適宜広幅状の外
    周縁を一体的に備えた少なくとも2枚の透光体を、それ
    らの透孔体間に適宜の空間をあけて嵌挿し、該透光体の
    外周縁を、前記窓孔内における両断熱材の個所において
    、コンクリート製ブロック基板、断熱材及びコンクリー
    ト製表装板の三者に各々接着してなる採光用窓付建築ブ
    ロック。
  2. (2)前記窓孔を、コンクリート製ブロック基板の中央
    部から建築用積層ブロック体の表面側及び裏面側に向っ
    て各々末広がりのテーパ一孔に形或する一方、前記透光
    体における外周縁を前記テーパ一孔の内壁面と略平行の
    テーパー面に形或してなる実用新案登録請求の範囲第1
    項の採光用窓付建築ブロック。
JP1980035269U 1980-03-17 1980-03-17 採光用窓付建築ブロツク Expired JPS5910252Y2 (ja)

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JP1980035269U JPS5910252Y2 (ja) 1980-03-17 1980-03-17 採光用窓付建築ブロツク

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JPS56136021U JPS56136021U (ja) 1981-10-15
JPS5910252Y2 true JPS5910252Y2 (ja) 1984-03-31

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ID=29630906

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JP1980035269U Expired JPS5910252Y2 (ja) 1980-03-17 1980-03-17 採光用窓付建築ブロツク

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4989934A (ja) * 1972-12-29 1974-08-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4989934A (ja) * 1972-12-29 1974-08-28

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JPS56136021U (ja) 1981-10-15

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